JP2010182355A - チャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置 - Google Patents

チャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置 Download PDF

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Toshihide Sonoda
俊秀 園田
Haruhiko Ito
晴彦 伊藤
Takuya Yamane
拓也 山根
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Shigeo Kawamura
茂雄 河邑
Hisatoshi Motomochi
久寿 元持
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Abstract

【課題】樹脂成型によりコーンを安価に得つつ、コーンのディスク支持面でディスクを安定に支持できるチャッキング装置を提供。
【解決手段】ターンテーブル42の上側に配置され、ディスクの内縁部を支持するディスク支持面43a及び前記ディスク支持面43aの下側に形成された外縁面43iを有するコーンを備え、前記コーンは樹脂成型品であり、前記コーンの樹脂成型の際に可動側金型と静止側金型とが接触していた箇所に形成されるパーティングラインが、前記外縁面43iに形成されている。コーンのディスク支持面43aの面内にパーティングラインが位置しないため、パーティングラインによりディスク支持面43aの寸法精度が低下してしまうことを回避できる。したがって、コーンのディスク支持面43aでディスクを安定に支持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置に関する。
光ディスク装置等のディスク駆動装置には、ディスクを回転させるためのブラシレスモータが搭載されている。ブラシレスモータは、回転部とともに回転するチャッキング装置を有する。ディスク駆動装置は、チャッキング装置とその上方に設けられたクランパとの間にディスクを保持しつつ、ブラシレスモータを駆動させることにより、ディスクを回転させる。
チャッキング装置として、従来、ディスクを載置するターンテーブル部と、ディスクの内縁部を支持するためのコーン部と、クランパを引き付けるためのクランプマグネットとを有するものが知られている。例えば、特開2008−210421号公報には、シャフトに沿って移動可能なコーン部を有するチャッキング装置が開示されている。
特開2008−210421号公報
特開2008−210421号公報の段落0069には、コーン部を樹脂材料にて形成することが記載されている。しかしながら、例えば、金型を使用した樹脂成型によりコーン部を作製すると、コーン部の表面のうち一対の金型の境界が位置していた部分に、パーティングラインが形成される。パーティングラインは、コーン部の表面に、僅かな突起又は窪みとして現れる。このようなパーティングラインにより、コーン部に支持されるディスクの位置や姿勢が不安定となる虞がある。
本発明の目的は、樹脂成型によりコーンを安価に得つつ、コーンのディスク支持面でディスクを安定に支持できるチャッキング装置を提供することである。
本願の第1発明は、中心軸に沿って上下方向に配置されたシャフトと、前記シャフトに固定され、中央に円孔を有する円板状のディスクを載置するディスク載置面を有するターンテーブルと、前記ターンテーブルの上側に配置され、前記ディスクの内縁部を支持するディスク支持面及び前記ディスク支持面の下側に形成された外縁面を有するコーンと、を備え、前記コーンは樹脂成型品であり、前記コーンの樹脂成型の際に可動側金型と静止側金型とが接触していた箇所に形成されるパーティングラインが、前記外縁面に形成されているチャッキング装置である。
本願の第1発明によれば、樹脂成型によりコーンを安価に得ることができる。また、コーンのディスク支持面の面内にパーティングラインが位置しないため、パーティングラインによりディスク支持面の寸法精度が低下してしまうことを回避できる。したがって、コーンのディスク支持面でディスクを安定に支持することができる。
図1は、チャッキング装置を概念的に示した図である。 図2は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図3は、ブラシレスモータの縦断面図である。 図4は、チャッキング装置及びクランパの縦断面図である。 図5は、コーンの作製手順を示したフローチャートである。 図6は、コーンの作製する様子を示した縦断面図である。 図7は、コーンの作製する様子を示した縦断面図である。 図8は、コーンの作製する様子を示した縦断面図である。 図9は、コーンの作製する様子を示した縦断面図である。 図10は、コーンの縦断面図である。 図11は、コーンの上面図である。 図12は、コーンの下面図である。 図13は、変形例に係る静止側金型及び可動側金型の縦断面図である。 図14は、変形例に係る静止側金型及び可動側金型の縦断面図である。 図15は、変形例に係る静止側金型及び可動側金型の縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、例えば図1において、中心軸9に沿った方向を上下方向とし、ターンテーブル42に対してコーン43側を上として、各部材の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明のチャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置が実際の機器に搭載されたときの設置姿勢を限定するものではない。
<1.一実施形態に係るチャッキング装置>
図1は、本発明の一実施形態に係るチャッキング装置4を概念的に示した図である。このチャッキング装置4は、中央に円孔を有する円板状のディスク90を保持するための装置である。図1に示したように、チャッキング装置4は、中心軸9に沿って上下方向に配置されたシャフト41と、シャフト41に固定され、ディスク90を載置するディスク載置面42bを有するターンテーブル42と、ターンテーブル42の上側に配置されたコーン43と、を備えている。コーン43は、ディスク90の内縁部を支持するディスク支持面43aと、ディスク支持面43の下側に形成された外縁面43iとを有する。
コーン43は、樹脂成型品であり、安価に得ることができる。コーン43の表面のうち、樹脂成型の際に可動側金型と静止側金型とが接触していた箇所には、パーティングライン43dが形成されている。本実施形態では、コーン43の外縁面43iに、パーティングライン43dが形成されている。すなわち、コーン43のディスク支持面43aの面内には、パーティングライン43dが位置しない。このため、パーティングライン43dによりディスク支持面43aの寸法精度が低下してしまうことを回避できる。したがって、コーン43のディスク支持面43aでディスク90を安定に支持することができる。
<2.より具体的な実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
続いて、本発明のより具体的な好ましい実施形態について説明する。
図2は、ディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、中心軸9を中心として光ディスク90(以下、単に「ディスク90」という)を回転させつつ、ディスク90に対して情報の読み出し又は書き込みを行う装置である。図2に示したように、ディスク駆動装置1は、装置ハウジング11、トレイ12、ブラシレスモータ13、クランパ14、及び記録再生部15を備えているのが好ましい。
装置ハウジング11は、トレイ12、ブラシレスモータ13、クランパ14、及び記録再生部15を内部に収容する筐体である。トレイ12は、装置ハウジング11の外部とブラシレスモータ13との間で、ディスク90を搬送するための機構である。ブラシレスモータ13は、装置ハウジング11の内部に設けられたシャーシ16に固定されている。また、ブラシレスモータ13は、その上部にディスク90を保持するチャッキング装置4を有する。トレイ12からチャッキング装置4へ移動されたディスク90は、チャッキング装置4とクランパ14との間に保持され、ブラシレスモータ13により中心軸9を中心として回転する。記録再生部15は、ブラシレスモータ13により回転するディスク90の記録面に沿って光ピックアップ部151を移動させて、ディスク90に対する情報の読み出し又は書き込みを行う。
なお、記録再生部15の光ピックアップ部151は、ディスク90に対して情報の読み出し及び書き込みの双方を行うものであってもよい。
<2−2.ブラシレスモータの構成>
続いて、上記のブラシレスモータ13の構成について説明する。図3は、ブラシレスモータ13の縦断面図である。図3に示したように、ブラシレスモータ13は、静止部2、回転部3、及びチャッキング装置4を備えている。静止部2は、ディスク駆動装置1のシャーシ16に固定されている。回転部3は、静止部2に対して回転自在に支持されている。チャッキング装置4は、回転部3の上側において、ディスク90を保持しつつ回転部3とともに回転する。
静止部2は、ベース部材21と、ベース部材21に固定された静止軸受ユニット22と、磁束発生部23とを有するのが好ましい。静止軸受ユニット22は、シャフト41を回転可能な状態で支持する機構である。磁束発生部23は、複数本のティース部23aを有するステータコア231と、各ティース部23aに巻回されたコイル232とを有する。
回転部3は、シャフト41と、ロータホルダ31と、ロータマグネット32とを有するのが好ましい。シャフト41は、中心軸9に沿って上下方向に配置された略円柱形状の部材である。ロータホルダ31は、シャフト41に固定されてシャフト41とともに回転する部材である。ロータマグネット32は、ロータホルダ31に固定されている。ロータマグネット32は、円環形状をなしており、その内周面は、ステータコア231のティース部23aの端面に対向する磁極面となっている。
静止部2のコイル232に駆動電流を与えると、ステータコア231の複数のティース部23aに径方向(中心軸9に直交する方向。以下同じ)の磁束が発生する。そして、ティース部23aとロータマグネット32との間の磁束の作用により周方向のトルクが発生し、静止部2に対して回転部3が中心軸9を中心として回転する。
チャッキング装置4は、回転部3と共通のシャフト41を有する。また、チャッキング装置4は、ターンテーブル42、コーン43、ヨーク44、及びコイルばね45を有する。
ターンテーブル42は、ディスク90を載置するための部材である。ターンテーブル42は、ロータホルダ31の上側においてシャフト41に固定される円板部421と、円板部421の径方向外側に位置する台部422とを有するのが好ましい。台部422の上面42aは、円板部421の上面よりも高い位置に形成されている。ターンテーブル42は、例えば、射出成型により得られた樹脂製の部材である。
ターンテーブル42の台部422の上面42aには、円環形状の環状部材423が固定されている。ディスク90は、その下面を環状部材423の上面42bに接触させた状態で、ターンテーブル42上に載置される。すなわち、本実施形態では、ターンテーブル42と環状部材423とが、一体としてディスク載置部を構成し、環状部材423の上面42bがディスク載置面となっている。
コーン43は、ディスク90の中央に形成された円孔の縁、すなわちディスク90の内縁部、を支持するための部材である。コーン43は、ターンテーブル42の円板部421の上側において、シャフト41に対して軸方向(中心軸9に沿った方向。以下同じ)に摺動可能な状態で取り付けられている。本実施形態のコーン43は、射出成型により得られた樹脂製の部材である。
コーン43は、円環状の摺動部431と、平板部432と、円筒部433と、ガイド部434と、を備えるのが好ましい。摺動部431は、シャフト41の外周面に微小な隙間(例えば、数10μm程度)を介して対向する内周面43bを有している。平板部432は、摺動部431から径方向外側に広がっている。円筒部433は、平板部432の外縁部から上方へのびている。ガイド部434は、円筒部433の上端部から径方向外側かつ下方へ向けて広がっている。コーン43のガイド部434には、ディスク90の内縁部を支持する支持面43aと、支持面43aの下側に位置する外縁面43iとが、形成されている。また、コーン43の円筒部433とガイド部434との間には、コイルばね45の上端部に当接する複数のリブ435が形成されている。
コーン43を樹脂成型により作製するときの手順、及び、コーン43のより細部の形状については、後述する。
ヨーク44は、磁性体により形成された磁性部材である。ヨーク44は、コーン43の摺動部431の上側において、シャフト41に固定されている。ヨーク44は、中央に円孔を有する円板部441と、円板部441の内縁部から下方へのびる円筒部442とを有する。ヨーク44は、クランパ14に設けられたクランプマグネット144(図4参照)との間に磁気的な吸引力を発生させ、これにより、クランパ14をターンテーブル42側へ引き付ける役割を果たす。
本実施形態のヨーク44は、金属板をプレス成形することにより得られるプレス成形品である。このため、本実施形態のヨーク44は、他の加工方法(例えば、焼結)により得られるものと比較して、安価に得ることができる。ただし、ヨーク44の表面は、金属板のプレスや打ち抜きにより形成された面であるため、例えばシャフト41の外周面と比較して、面粗度の大きい、すなわち、粗い面となっている。
コイルばね45は、コーン43をヨーク44側へ付勢するための弾性部材である。コイルばね45は、軸方向に伸縮する姿勢で、かつ、自然長よりも圧縮された状態で、ターンテーブル42とコーン43との間に介挿されている。このため、コイルばね45は、コーン43に対して上向きの付勢力を与える。ディスク90及びクランパ14がコーン43に当接していないときには、図3に示したように、コイルばね45の付勢力によりコーン43がヨーク44に押し付けられる。このとき、ヨーク44の円筒部442の下面44aは、コーン43の摺動部431の上面43cに当接し、コーン43の上方への移動を規制する。
図4は、ディスク90を保持した状態におけるチャッキング装置4及びクランパ14の縦断面図である。図4に示したように、クランパ14は、略円板形状の蓋部141と、凸部142と、袖部143と、を備えるのが好ましい。凸部142は、蓋部141の中央から下方へ向けて突出している。袖部143は、蓋部141の外縁部から径方向外側かつ下方へ向けて広がっている。また、蓋部141には、ヨーク44のほぼ上方にあたる位置に、クランプマグネット144が固定されている。
ディスク90を保持するときには、クランプマグネット144とヨーク44との間に発生する磁気的な吸引力により、クランパ14がヨーク44側へ引き付けられる。そして、クランパ14の袖部143の下面がディスク90の上面に当接し、袖部143の下面と環状部材423の上面42bとの間にディスク90が挟持される。このとき、コーン43の支持面43aは、ディスク90の円孔の径に応じた箇所でディスク90の内縁部に当接する。コーン43は、ディスク90の内縁部に押圧され、コイルばね45の付勢力に抗して下降する。
コーン43の支持面43aは、ディスク90の内縁部に当接することにより、ディスク90の中心が中心軸9上に位置するように、ディスク90の径方向の位置を規制する。また、環状部材423の上面42a及びクランパ14の袖部143の下面は、それぞれ、ディスク90の下面及び上面に当接することにより、ディスク90の軸方向の位置及び姿勢を規制する。
<2−3.コーンの作製手順について>
続いて、上記のコーン43を樹脂の射出成型により作製するときの手順について、図5のフローチャート及び図6〜図9を参照しつつ、説明する。
コーン43を作製するときには、まず、静止側金型51と可動側金型52とを接触させて、両金型51,52の間に、コーン43の形状に対応した閉空間であるキャビティ53を形成する(ステップS1,図6の状態)。
静止側金型51及び可動側金型52は、それぞれ、キャビティ53を規定する離型面を有する。特に、可動側金型52は、コーン43の支持面43aの全面に対応する第1離型面52aと、コーン43の内周面43bの全面に対応する第2離型面52bと有する。
ステップS1が完了すると、続いて、キャビティ53内に溶融樹脂を流入させる(ステップS2,図7の状態)。溶融樹脂は、静止側金型51に形成されたゲート511を介して、キャビティ53内へ流入される。そして、キャビティ53内の全体に溶融樹脂が行き渡ると、キャビティ53内の溶融樹脂を、冷却して固化させる(ステップS3,図8の状態)。
その後、静止側金型51に対して可動側金型52を移動させてキャビティ53を開き、可動側金型52の離型面から離型ピン521を突き出すことにより、固化後のコーン43を押し出して離型させる(ステップS4,図9の状態)。
このように、コーン43は、樹脂の射出成型により作製される。このため、多数のコーンを迅速かつ安価に得ることができる。
<2−4.コーンの細部の形状について>
図10は、上記の手順により作製されたコーン43の縦断面図である。また、図11及び図12は、コーン43の上面図及び下面図である。なお、図10は、図11及び図12のX−X位置から見た縦断面図に相当する。
コーン43の表面のうち、上記の射出成型の際に、静止側金型51と可動側金型52との境界に面していた箇所には、パーティングライン43d,43eが形成されている。本実施形態では、外縁面43iの下端部と、摺動部431の内周面43bの下端部とに、パーティングライン43d,43eがそれぞれ形成されている。
本実施形態では、このように、支持面43a及び内周面43bの面内にパーティングライン43d,43eが位置しない。このため、パーティングライン43d,43eにより支持面43a及び内周面43bの寸法精度が低下してしまうことを防止できる。従って、コーン43の支持面43aでディスク90を安定に支持することができるとともに、シャフト41の外周面に対して、摺動部431の内周面43bを良好に摺動させることができる。
図10では、パーティングライン43dは下方へ向けて僅かに突出した形状となっており、パーティングライン43eは僅かに窪んだ形状となっている。特に、内周面43bの下端部に形成されるパーティングライン43eは、図10のように僅かに窪んだ形状となっていると、シャフト41に対するより良好な摺動性を得ることができるので好ましい。ただし、本発明のパーティングラインは、これらの形状に限定されるものではない。例えば、パーティングライン43dが窪んだ形状となっていてもよく、パーティングライン43eが突出した形状となっていてもよい。また、パーティングライン43d,43eは、近傍の面と曲率の異なる曲面であってもよい。
また、コーン43の摺動部431は、内周面43bの上端部から径方向外側に広がる上面43cを有する。パーティングライン43eは、このような摺動部431の上面43cとの境界部分である内周面43bの上端部ではなく、内周面43bの下端部に形成されていることが好ましい。このようにすれば、パーティングライン43eにより摺動部431の上面43cの寸法精度が低下してしまうことも防止できる。したがって、摺動部431の上面43cとヨーク44の円筒部442の下面44aとを、良好に面接触させることができる。
また、本実施形態のコーン43は、支持面43aと、摺動部431の内周面43bとが、パーティングライン43d,43eに対していずれも上側に位置している。これは、上記の射出成型時に、第1離型面52a及び第2離型面52bが、いずれも可動側金型52に形成されていたためである。このように、支持面43aと摺動部431の内周面43bとは、1つの金型により形成されることが好ましい。このようにすれば、内周面43bに対する支持面43aの相対位置を、高精度に仕上げることができる。その結果、ディスク90を、中心軸9に対してより高精度に位置決めすることができる。
上記の射出成型では、静止側金型51と可動側金型52とを引き離すときに、ゲート511内の樹脂が切断される。このとき、コーン43の表面には、ゲート511内の樹脂が切断されることにより、ゲートカット部43fが形成される。ゲートカット部43fは、コーン43の表面に形成された第1凹部43gの内部に形成される。これにより、ゲートカット部43fがコーン43の表面から突出してしまうことが防止される。図10及び図12に示したように、本実施形態では、ゲートカット部43f及び第1凹部43gは、平板部432の下面に形成されている。
また、上記の射出成型において、可動側金型52からコーン43を離型させるときには、コーン43の表面に離型ピン521が当接することにより、第1凹部43gより浅い第2凹部43hが形成される。図10及び図11に示したように、本実施形態では、第2凹部43hは、平板部432の上面に形成されている。
このように、ゲートカット部43f、第1凹部43g、及び第2凹部43hは、支持面43a及び摺動部431の内周面43b以外の面に形成されていることが好ましい。このようにすれば、ゲートカット部43f、第1凹部43g、及び第2凹部43hにより支持面43a及び内周面43bの寸法精度が低下してしまうことを防止できる。
<3.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、静止側金型51と可動側金型52とが、パーティングライン43d,43eの高さ位置で接触していたが、図13のように、静止側金型51と可動側金型52とを、パーティングライン43d,43eと異なる高さ位置で接触させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、コーン43の外縁面43iの下端部にパーティングライン43dが形成されていたが、パーティングライン43dは、コーン43の外縁面43iの上端部から下端部まで任意の位置に形成されていればよい。また、上記の実施形態では、摺動部431の内周面43bの下端部にパーティングライン43eが形成されていたが、パーティングライン43dは、内周面43bの上端部に形成されていてもよい。例えば、静止側金型51及び可動側金型52を、図14や図15のような形状とすれば、コーン43の外縁面43iの上端部にパーティングライン43dが形成され、摺動部431の内周面43bの上端部にパーティングライン43eが形成されることとなる。
上記の実施形態では、静止側金型51と可動側金型52とが、それぞれ単一の金型として構成されていたが、静止側金型51及び可動側金型52は、それぞれ複数の金型を組み合わせて構成されたものであってもよい。
また、上記の実施形態では、シャフト41に沿ってコーン43が摺動可能となっていたが、コーン43は、シャフト41に対して固定されていてもよい。
また、上記の実施形態では、クランパ14にクランプマグネット144が固定されていたが、クランプマグネット144は、ヨーク44側に設けられていてもよい。ただし、チャッキング装置4を小型化、軽量化、及び低価格化するという観点においては、上記の実施形態のように、クランパ14側にクランプマグネット144を設ける方が望ましい。
また、上記の実施形態では、光ディスク90用のチャッキング装置4、ブラシレスモータ13、及びディスク駆動装置1について説明したが、本発明は、磁気ディスク等の他のディスク用のチャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置にも適用することができる。
本発明は、ディスクを保持するチャッキング装置、当該チャッキング装置を備えたブラシレスモータ、及び、当該ブラシレスモータを備えたディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2 静止部
3 回転部
4 チャッキング装置
9 中心軸
13 ブラシレスモータ
14 クランパ
15 記録再生部
41 シャフト
42 ターンテーブル
43 コーン
43a 支持面
43b 内周面
43c 上面
43d,43e パーティングライン
43f ゲートカット部
43g 第1凹部
43h 第2凹部
43i 外縁面
44 ヨーク
44a 下面
45 コイルばね
51 静止側金型
52 可動側金型
52a 第1離型面
52b 第2離型面
53 キャビティ
90 ディスク
144 クランプマグネット
511 ゲート
521 離型ピン

Claims (9)

  1. 中心軸に沿って上下方向に配置されたシャフトと、
    前記シャフトに固定され、中央に円孔を有する円板状のディスクを載置するディスク載置面を有するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの上側に配置され、前記ディスクの内縁部を支持するディスク支持面及び前記ディスク支持面の下側に形成された外縁面を有するコーンと、
    を備え、
    前記コーンは樹脂成型品であり、
    前記コーンの樹脂成型の際に可動側金型と静止側金型とが接触していた箇所に形成されるパーティングラインが、前記外縁面に形成されているチャッキング装置。
  2. 請求項1に記載のチャッキング装置において、
    前記コーンは、前記シャフトの外周面に対して軸方向に摺動可能に対向する内周面を更に有し、
    前記パーティングラインは、前記内周面の下端部又は上端部に更に形成されているチャッキング装置。
  3. 請求項2に記載のチャッキング装置において、
    前記ディスク支持面と前記内周面とは、前記パーティングラインに対して同一側に位置しているチャッキング装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のチャッキング装置において、
    前記コーンは、前記ディスク支持面及び前記内周面以外の面に、樹脂成型の際に樹脂の流入口であった箇所を含む第1凹部を有するチャッキング装置。
  5. 請求項4に記載のチャッキング装置において、
    前記コーンは、前記ディスク支持面及び前記内周面以外の面に、前記第1凹部よりも浅く、樹脂成型の際に離型ピンが当接した箇所に形成される第2凹部を有するチャッキング装置。
  6. 請求項5に記載のチャッキング装置において、
    前記コーンは、
    中心軸に対して径方向に広がる平板部と、
    前記ディスク支持面を有するガイド部と、
    を有し、
    前記平板部の下面に前記第1凹部が形成されているとともに、前記平板部の上面に第2凹部が形成されているチャッキング装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のチャッキング装置において、
    前記コーンの上側において前記シャフトに固定された磁性部材と、
    前記コーンを上方へ付勢する弾性部材と、
    を更に備え、
    前記コーンは、前記内周面の上端部から径方向外側に広がる上面を有し、
    前記磁性部材は、プレス成形品であるとともに、前記コーンの前記上面に当接することにより前記弾性部材による前記コーンの上方への移動を規制する下面を有し、
    前記コーンの前記パーティングラインは、前記内周面と前記上面との境界部以外の領域に形成されているチャッキング装置。
  8. 静止部と、
    前記静止部に対して前記中心軸を中心として回転自在に支持された回転部と、
    前記静止部と前記回転部との間に前記中心軸を中心とするトルクを発生させるトルク発生部と、
    前記回転部とともに回転する請求項1から請求項7までのいずれかに記載のチャッキング装置と、
    を備えたブラシレスモータ。
  9. 請求項8に記載のブラシレスモータと、
    前記ディスクを前記ディスク載置面側へ押圧するクランパと、
    前記チャッキング装置に保持されたディスクに対し、情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を行う記録再生部と、
    を備えたディスク駆動装置。
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