JP2010177159A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動接点が固定接点から開離する時に発生するアークを確実に遮断させる。
【解決手段】固定接点14、15と可動接点24、25との間に発生するアークにローレンツ力を作用させる磁石26、27を備える電磁継電器において、ケース11におけるローレンツ力作用向きF1、F2に引き伸ばされたアークが衝突する部位に、衝突後のアークがローレンツ力作用向きF1、F2とは異なる向きに引き伸ばされるようにアークを案内するガイド部111、112を形成して、アークを充分に引き伸ばすようにする。また、ケース11におけるガイド部111、112とベース10との間に設けたケース隔壁113、114にて、ガイド部に対向する固定接点保持部材12、13の挿入板部端面125、135を覆うことにより、挿入板部端面125、135とガイド部111、112内のアークとの短絡を防止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気回路を開閉する電磁継電器に関する。
特許文献1に示された従来の電磁継電器は、固定接点保持部材にて固定接点を所定位置に位置決め保持し、可動接点が装着された可動部材を電磁コイルの電磁力により駆動して、可動接点と固定接点とを接離させることにより、電気回路を開閉するようになっている。そして、可動接点と固定接点の近傍に磁石を配置し、可動接点が固定接点から開離する時に発生するアークにローレンツ力を作用させることにより、アークを引き伸ばして遮断するようにしている。
特開2006−351240号公報
しかしながら、従来の電磁継電器のように、可動接点と固定接点の近傍に磁石を配置しただけでは、アークを充分に引き伸ばすことができず、アークを確実に遮断できない場合があった。特に、高電圧用(例えば、電圧400Vのハイブリッド車用)の電磁継電器においては、アーク長が長くなるため、アークを確実に遮断することが困難であった。
本発明は上記点に鑑みて、アークを確実に遮断可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、有底筒状のケース(11)と、ケース(11)の開口部を覆う板状のベース(10)と、ケース(11)とベース(10)とによって形成された内部空間(10a)に配置されて、通電時に電磁力を発生する電磁コイル(16)と、内部空間(10a)に配置されて、電磁コイル(16)の電磁力により駆動される可動部材(20、23)と、可動部材(20、23)の一端側に装着された可動接点(24、25)と、内部空間(10a)に配置されて、可動接点(24、25)と接離する固定接点(14、15)と、ベース(10)を貫通した状態でベース(10)に固定され、内部空間(10a)内に位置する一端側に固定接点(14、15)が装着されるとともに、外部空間に突出する負荷回路端子(121、131)に外部ハーネスが接続される固定接点保持部材(12、13)と、固定接点(14、15)および可動接点(24、25)の側方に配置され、固定接点(14、15)と可動接点(24、25)との間に発生するアークにローレンツ力を作用させる磁石(26、27)とを備える電磁継電器において、固定接点(14、15)と可動接点(24、25)とが対向する領域でのローレンツ力の作用向きをローレンツ力作用向き(F1、F2)としたとき、ケース(11)におけるローレンツ力作用向き(F1、F2)に引き伸ばされたアークが衝突する部位に、衝突後のアークがローレンツ力作用向き(F1、F2)とは異なる向きに引き伸ばされるようにアークを案内するガイド部(111、112)が形成され、さらに、ケース(11)におけるガイド部(111、112)とベース(10)との間に設けられたケース隔壁(113、114)により、固定接点保持部材(12、13)におけるガイド部(111、112)に対向するガイド部対向部位(125、135)が覆われていることを特徴とする。
これによると、アークはガイド部(111、112)に沿って伸びるため、アークを充分に引き伸ばすことができ、アークを確実に遮断することができる。
また、固定接点保持部材(12、13)のガイド部対向部位(125、135)がケース隔壁(113、114)により覆われているため、ガイド部対向部位(125、135)とガイド部(111、112)内のアークとの短絡を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電磁継電器において、ガイド部(111、112)は、ケース(11)のうちアークが衝突する部位からケース(11)の底部側に向かって延びていることを特徴とする。
これによると、ケース(11)内の狭い空間内でもアークを充分に引き伸ばすことができ、アークを確実に遮断することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る電磁継電器を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 (a)は図1の固定接点保持部材の正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の右側面図である。
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る電磁継電器は、樹脂よりなる板状のベース10と、樹脂よりなる有底筒状で直方体のケース11とを備えている。そして、ケース11の開口部を塞ぐようにしてベース10がケース11に嵌合されており、ベース10とケース11とによって内部に空間(以下、内部空間という)10aが形成されている。
ベース10には、導電金属製の2つの固定接点保持部材12、13が固定されている。2つの固定接点保持部材12、13は、ベース10を貫通していて、一端側が内部空間10a内に位置し、他端側が外部空間に位置し、中間部がベース10の貫通孔内に位置している。
2つの固定接点保持部材12、13における内部空間10a側の端部には、導電金属製の固定接点14、15がそれぞれかしめ固定されている。そして、2つの固定接点14、15は、2つの固定接点保持部材12、13により所定位置に位置決め保持される。
2つの固定接点保持部材12、13の外部空間側には、外部ハーネス(図示せず)と接続される負荷回路端子121、131が形成されている。そして、第1固定接点保持部材12の第1負荷回路端子121は、外部ハーネスを介して電源(図示せず)に接続され、第2固定接点保持部材13の第2負荷回路端子131は、外部ハーネスを介して電気負荷(図示せず)に接続される。
2つの固定接点保持部材12、13は、負荷回路端子121、131と連なりベース10の貫通孔内に位置する挿入板部124、134を備えている。2つの固定接点保持部材12、13は、内部空間10a側からベース10の貫通孔に圧入して組み付けられる。そして、挿入板部124、134における反負荷回路端子側の端面である挿入板部端面125、135は、ベース10から露出している。なお、挿入板部端面125、135は、本発明のガイド部対向部位に相当する。
また、ベース10には、それぞれ電磁コイル16に接続された2つのコイル端子17(一方のみ図示)、およびヨーク18が圧入等にて固定されている。
電磁コイル16は、樹脂製のボビン161と、ボビン161に巻かれたコイルワイヤ162とを有し、通電時に電磁力を発生する。ボビン161の中心穴部には、磁性体金属材料よりなる固定鉄心19が配置されている。
ヨーク18は、磁性体金属材料よりなり、コ字状に曲げられており、電磁コイル16により誘起された磁束の磁路を構成する。電磁コイル16はヨーク18に固定されている。
固定鉄心19に対向する位置に、磁性体金属製の可動鉄片20が配置されており、可動鉄片20は、コイル通電時に固定鉄心19側に吸引される。また、可動鉄片20は、略L字状に曲げられた金属製の連結板21によってヨーク18に連結されている。連結板21は、コイル非通電時に可動鉄片20が固定鉄心19から離れる向きの弾性力を可動鉄片20に作用させる。
可動鉄片20には、樹脂製の連結部材22によって、コ字状の導電金属製の板バネ23が連結されている。板バネ23の両端には、導電金属製の可動接点24、25がかしめ固定されており、第1可動接点24は第1固定接点14に対向して配置され、第2可動接点25は第2固定接点15に対向して配置されている。なお、可動鉄片20および板バネ23は、本発明の可動部材を構成する。
第1固定接点14および第1可動接点24の側方には、第1可動接点24が第1固定接点14から離れる際に発生するアークに対してローレンツ力を作用させる第1永久磁石26が配置されている。また、第2固定接点15および第2可動接点25の側方には、第2可動接点25が第2固定接点15から離れる際に発生するアークに対してローレンツ力を作用させる第2永久磁石27が配置されている。これらの永久磁石26、27は、円柱状に形成されており、ケース11の側壁に形成された凹部に挿入されている。
ベース10には、内部空間10a内に突出するベース隔壁101が形成されている。そして、このベース隔壁101により、第1固定接点14および第1可動接点24が配置された空間と第2固定接点15および第2可動接点25が配置された空間とが分離されている。
ここで、第1固定接点14の中心と第1可動接点24の中心とを通る線の方向を、第1接点並び方向D1とする。この第1接点並び方向D1に対して直交し且つ第1永久磁石26を通る線の方向を第1磁石配置方向E1とする。また、第1固定接点14と第1可動接点24とが対向する領域においてアークに作用するローレンツ力の向きを、第1ローレンツ力作用向きF1とする。
そして、第1固定接点保持部材12は、第1固定接点14が装着された側の端面122が第1永久磁石26に対向している。また、第1固定接点保持部材12は、第1固定接点14の近傍部位が第1磁石配置方向E1に沿って第1永久磁石26から遠ざかる向きに延びた後に、第2固定接点保持部材13から遠ざかる向きに延びている。
板バネ23は、第1可動接点24が装着された側の端面231が第1永久磁石26に対向するとともに、第1可動接点24の近傍部位が、第1磁石配置方向E1に沿って第1永久磁石26から遠ざかる向きに延びている。
第1ローレンツ力作用向きF1が、第1接点並び方向D1および第1磁石配置方向E1に対して直交し、且つ、第2固定接点15および第2可動接点25から遠ざかる向きになるように、第1固定接点14と第1可動接点24との間の電流の向き、および第1固定接点14と第1可動接点24とが対向する領域での磁束の向きが、設定されている。
第1永久磁石26における第1ローレンツ力作用向きF1側の端部261は、第1固定接点保持部材12の第1固定接点14装着部における第1ローレンツ力作用向きF1側の側面123、および板バネ23の第1可動接点24装着部における第1ローレンツ力作用向きF1側の側面232よりも、第1ローレンツ力作用向きF1にさらに延びている。
第1永久磁石26における第1ローレンツ力作用向きF1とは反対側の端部262は、第1固定接点14における第1ローレンツ力作用向きF1とは反対側の端部141、および第1可動接点24における第1ローレンツ力作用向きF1とは反対側の端部241よりも、第1ローレンツ力作用向きF1とは反対向きにさらに延びている。
ケース11の内壁部のうち、第1固定接点14および第1可動接点24から見て第1ローレンツ力作用向きF1の対向位置に、換言すると、第1ローレンツ力作用向きF1に引き伸ばされたアークが衝突する部位に、凹部または溝状の第1ガイド部111が形成されている。第1ガイド部111は、第1接点並び方向D1と平行な方向に延びていて、第1ガイド部111に衝突したアークを第1接点並び方向D1と略平行な方向に(すなわち、ローレンツ力作用向きF1とは異なる向きに)案内するようになっている。
換言すると、第1ガイド部111は、ケース11の内壁部のうちアークが最初に衝突する部位からケース11の底部側に向かって延びていて、第1ガイド部111に衝突したアークをケース11の開口部側から底部側に向かって案内するようになっている。
さらに、ケース11のうち第1ガイド部111とベース10との間には、第1ケース隔壁113が形成されている。そして、この第1ケース隔壁113により、第1固定接点保持部材12の第1挿入板部端面125が覆われている。
次に、第2固定接点15の中心と第2可動接点25の中心とを通る線の方向を、第2接点並び方向D2とする。この第2接点並び方向D2に対して直交し且つ第2永久磁石27を通る線の方向を第2磁石配置方向E2とする。また、第2固定接点15と第2可動接点25とが対向する領域においてアークに作用するローレンツ力の向きを、第2ローレンツ力作用向きF2とする。
そして、第2固定接点保持部材13は、第2固定接点15が装着された側の端面132が第2永久磁石27に対向している。また、第2固定接点保持部材13は、第2固定接点15の近傍部位が第2磁石配置方向E2に沿って第2永久磁石27から遠ざかる向きに延びた後に、第1固定接点保持部材12から遠ざかる向きに延びている。
板バネ23は、第2可動接点25が装着された側の端面233が第2永久磁石27に対向するとともに、第2可動接点25の近傍部位が、第2磁石配置方向E2に沿って第2永久磁石27から遠ざかる向きに延びている。
第2ローレンツ力作用向きF2が、第2接点並び方向D2および第2磁石配置方向E2に対して直交し、且つ、第1固定接点14および第1可動接点24から遠ざかる向きになるように、第2固定接点15と第2可動接点25との間の電流の向き、および第2固定接点15と第2可動接点25とが対向する領域での磁束の向きが、設定されている。
第2永久磁石27における第2ローレンツ力作用向きF2側の端部271は、第2固定接点保持部材13の第2固定接点15装着部における第2ローレンツ力作用向きF2側の側面133、および板バネ23の第2可動接点25装着部における第2ローレンツ力作用向きF2側の側面234よりも、第2ローレンツ力作用向きF2にさらに延びている。
第2永久磁石27における第2ローレンツ力作用向きF2とは反対側の端部272は、第2固定接点15における第2ローレンツ力作用向きF2とは反対側の端部151、および第2可動接点25における第2ローレンツ力作用向きF2とは反対側の端部251よりも、第2ローレンツ力作用向きF2とは反対向きにさらに延びている。
ケース11の内壁部のうち、第2固定接点15および第2可動接点25から見て第2ローレンツ力作用向きF2の対向位置に、換言すると、第2ローレンツ力作用向きF2に引き伸ばされたアークが衝突する部位に、凹部または溝状の第2ガイド部112が形成されている。第2ガイド部112は、第2接点並び方向D2と平行な方向に延びていて、第2ガイド部112に衝突したアークを第2接点並び方向D2と略平行な方向に(すなわち、ローレンツ力作用向きF2とは異なる向きに)案内するようになっている。
換言すると、第2ガイド部112は、ケース11の内壁部のうちアークが最初に衝突する部位からケース11の底部側に向かって延びていて、第2ガイド部112に衝突したアークをケース11の開口部側から底部側に向かって案内するようになっている。
さらに、ケース11のうち第2ガイド部112とベース10との間には、第2ケース隔壁114が形成されている。そして、この第2ケース隔壁114により、第2固定接点保持部材13の第2挿入板部端面135が覆われている。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の作動を説明する。まず、電磁コイル16に通電すると、その電磁力により可動鉄片20が固定鉄心19側に吸引され、第1可動接点24が第1固定接点14に当接するとともに、第2可動接点25が第2固定接点15に当接し、2つの固定接点14、15間が板バネ23によって接続されて電気回路が閉じられる。一方、電磁コイル16への通電が遮断されると、連結板21の弾性力により可動接点24、25が固定接点14、15から離され、電気回路が開かれる。
そして、可動接点24、25が固定接点14、15から離れる際に発生するアークは、以下のようにして遮断される。
まず、第1固定接点14と第1可動接点24との間に発生したアークは、図3に白抜き矢印で示すように、ローレンツ力により第1ローレンツ力作用向きF1に引き伸ばされつつ、第1永久磁石26における第1ローレンツ力作用向きF1側の端部261側に向かって曲がりながら引き伸ばされる。すなわち、アークは、第1固定接点保持部材12や板バネ23から遠ざかる向きに引き伸ばされる。
ここで、第1永久磁石26における第1ローレンツ力作用向きF1側の端部261は、第1固定接点保持部材12における第1ローレンツ力作用向きF1側の側面123、および板バネ23における第1ローレンツ力作用向きF1側の側面232よりも、第1ローレンツ力作用向きF1にさらに延びているため、アークを従来よりも長く引き伸ばすことができる。したがって、低電圧用の電磁継電器のようにアーク長が短い場合は、アークが第1ガイド部111の内壁面に衝突する以前にアークが遮断される。
また、高電圧用の電磁継電器のようにアーク長が長い場合は、図4に示すように、そのアークは第1ガイド部111の内壁面に衝突した後、第1ガイド部111に案内されてケース11の底部側に向かって引き伸ばされて遮断される。このように、アークは第1ガイド部111に沿って伸びることができるため、ケース11内の狭い空間内でもアークを充分に引き伸ばすことができ、アークをより確実に遮断することができる。
また、第1固定接点保持部材12の第1挿入板部端面125が第1ケース隔壁113により覆われているため、第1挿入板部端面125と第1ガイド部111内のアークとの短絡を防止することができる。
一方、第2固定接点15と第2可動接点25との間に発生したアークは、図3に白抜き矢印で示すように、ローレンツ力により第2ローレンツ力作用向きF2に引き伸ばされつつ、第2永久磁石27における第2ローレンツ力作用向きF2側の端部271側に向かって曲がりながら引き伸ばされる。すなわち、アークは、第2固定接点保持部材13や板バネ23から遠ざかる向きに引き伸ばされる。
ここで、第2永久磁石27における第2ローレンツ力作用向きF2側の端部271は、第2固定接点保持部材13における第2ローレンツ力作用向きF2側の側面133、および板バネ23における第2ローレンツ力作用向きF2側の側面234よりも、第2ローレンツ力作用向きF2にさらに延びているため、アークを従来よりも長く引き伸ばすことができる。したがって、低電圧用の電磁継電器のようにアーク長が短い場合は、アークが第2ガイド部112の内壁面に衝突する以前にアークが遮断される。
また、高電圧用の電磁継電器のようにアーク長が長い場合は、図4に示すように、そのアークは第2ガイド部112の内壁面に衝突した後、第2ガイド部112に案内されてケース11の底部側に向かって引き伸ばされて遮断される。このように、アークは第2ガイド部112に沿って伸びることができるため、ケース11内の狭い空間内でもアークを充分に引き伸ばすことができ、アークをより確実に遮断することができる。
また、第2固定接点保持部材13の挿入板部端面135が第2ケース隔壁114により覆われているため、第2挿入板部端面135と第2ガイド部112内のアークとの短絡を防止することができる。
また、本実施形態では、第1固定接点14と第1可動接点24との間の電圧、および第2固定接点15と第2可動接点25との間の電圧は、分圧により半分となり、アーク長が短くなるため、アークをより確実に遮断することができる。
また、第1固定接点保持部材12は、第1固定接点14の近傍部位が第1磁石配置方向E1に沿って第1永久磁石26から遠ざかる向きに延びた後に、第2固定接点保持部材13から遠ざかる向きに延びており、第2固定接点保持部材13は、第2固定接点15の近傍部位が第2磁石配置方向E2に沿って第2永久磁石27から遠ざかる向きに延びた後に、第1固定接点保持部材12から遠ざかる向きに延びているため、第1固定接点保持部材12と第2固定接点保持部材13との間の絶縁性を高めることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、接点間電圧を分圧により半分にするために接離する接点を2組設けたが、接点間電圧を下げる必要がなければ接離する接点を1組にしてもよい。
10 ベース
11 ケース
12 第1固定接点保持部材
13 第2固定接点保持部材
14 第1固定接点
15 第2固定接点
16 電磁コイル
20 可動鉄片(可動部材)
23 板バネ(可動部材)
24 第1可動接点
25 第2可動接点
26 第1磁石
27 第2磁石
111 第1ガイド部
112 第2ガイド部
113 第1ケース隔壁
114 第2ケース隔壁
121 第1負荷回路端子
131 第2負荷回路端子
125 第1挿入板部端面(ガイド部対向部位)
135 第2挿入板部端面(ガイド部対向部位)

Claims (2)

  1. 有底筒状のケース(11)と、
    前記ケース(11)の開口部を塞ぐ板状のベース(10)と、
    前記ケース(11)と前記ベース(10)とによって形成された内部空間(10a)に配置されて、通電時に電磁力を発生する電磁コイル(16)と、
    前記内部空間(10a)に配置されて、前記電磁コイル(16)の電磁力により駆動される可動部材(20、23)と、
    前記可動部材(20、23)の一端側に装着された可動接点(24、25)と、
    前記内部空間(10a)に配置されて、前記可動接点(24、25)と接離する固定接点(14、15)と、
    前記ベース(10)を貫通した状態で前記ベース(10)に固定され、前記内部空間(10a)内に位置する一端側に前記固定接点(14、15)が装着されるとともに、外部空間に突出する負荷回路端子(121、131)に外部ハーネスが接続される固定接点保持部材(12、13)と、
    前記固定接点(14、15)および前記可動接点(24、25)の側方に配置され、前記固定接点(14、15)と前記可動接点(24、25)との間に発生するアークにローレンツ力を作用させる磁石(26、27)とを備える電磁継電器において、
    前記固定接点(14、15)と前記可動接点(24、25)とが対向する領域でのローレンツ力の作用向きをローレンツ力作用向き(F1、F2)としたとき、
    前記ケース(11)における前記ローレンツ力作用向き(F1、F2)に引き伸ばされたアークが衝突する部位に、衝突後のアークが前記ローレンツ力作用向き(F1、F2)とは異なる向きに引き伸ばされるようにアークを案内するガイド部(111、112)が形成され、
    さらに、前記ケース(11)における前記ガイド部(111、112)と前記ベース(10)との間に設けられたケース隔壁(113、114)により、前記固定接点保持部材(12、13)における前記ガイド部(111、112)に対向するガイド部対向部位(125、135)が覆われていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記ガイド部(111、112)は、前記ケース(11)のうちアークが衝突する部位から前記ケース(11)の底部側に向かって延びていることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
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