JP2010176908A - 照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】振動の影響を受けやすい環境下において、人体検知センサの人に対する検知性能を確保すると共に、誤検知することを防止した照明制御システムを提供する。
【解決手段】照明器具1と、所定領域を移動する人体2を検知する人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bが一体に設けられ、人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bの検知信号出力の差分信号に基づいて照明器具1を点灯制御する制御手段を有するセンサブロック3とを備え、前記人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bは、検知領域が少なくとも互いに接する。
【選択図】図1
【解決手段】照明器具1と、所定領域を移動する人体2を検知する人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bが一体に設けられ、人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bの検知信号出力の差分信号に基づいて照明器具1を点灯制御する制御手段を有するセンサブロック3とを備え、前記人体検知センサ31A及び人体検知センサ31Bは、検知領域が少なくとも互いに接する。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明制御システムに関するものである。
従来から、図9に示すように照明器具1と、所定領域を移動する人体2を検知する人体検知センサ31、及び当該人体検知センサ31の検知信号出力に基づいて照明器具1を点灯制御する制御手段を有し、給電線7によって照明器具1とバス接続されるセンサブロック13A、13Bとを備えた照明制御システムBが提供されている(例えば特許文献1参照)。
センサブロック13Aは、図10(a)に示すように、電源部32と人体検知センサ31と制御部34と照明制御ドライブ部33と通信部35とを備え、センサブロック13Bは、図10(b)に示すように、電源部32と人体検知センサ31と制御部34と通信部35とを備えている。そして、センサブロック13Aの通信部35とセンサブロック13Bの通信部35とは、電源線7を介して互いに通信可能に接続されている。なお、センサブロック13A、13Bを区別しない時はセンサブロック13と称し、人体検知センサ31A,31Bを区別しない時は人体検知センサ31と称す。
電源部32は、IPD(Intelligent Power Device)を用いたスイッチング電源が好適であり、商用電源から供給される電源電圧をセンサブロック13内で使用する所定のDC電圧へ変換を行う。
人体検知センサ31は、焦電型IRセンサ等のパッシブセンサが好適に用いられ、所定領域を移動する人体2を検知して検知信号を出力する。
制御部34は、マイコンを中心に構成され、人体検知センサ31から受信する検知信号に基づいて制御信号を出力する。
照明制御ドライブ部33は、リレーやパワートランジスタなどの接点素子が好適に用いられ、制御部34から受信した検知信号に基づいて接点を開閉することで、商用電源5から照明器具1への電源供給の入/切を切り替える。
上記構成からなる従来例における照明制御システムBを、例えばビニルハウス4内の照明器具1の点灯制御に用いた場合の動作について説明を行う。ここで、照明器具1は、ビニルハウス4の天井に設けられ、下方の農作物6に向けて紫外線を常時照射することで病害防除効果を得るUV−B照明器具である。
まず、ビニルハウス4には、2箇所の出入り口が設けられており、一方の出入り口には、センサブロック13Aが設けられ、他方の出入り口には、センサブロック13Bが設けられる。そして、ビニルハウス4の一方の出入り口を通る人体2をセンサブロック13Aの人体検知センサ31Aが検知すると、当該人体検知センサ31Aの検知信号出力に基づいて制御部34が照明器具ドライブ部33へ接点を開くための制御信号を出力する。すると、照明器具ドライブ部33の接点が開いて照明器具1への電源供給が遮断されて照明器具1が消灯する。
また、ビニルハウス4の他方の出入り口を通る人体2をセンサブロック13Bの人体検知センサ31Bが検知すると、当該人体検知センサ31Bの検知信号出力に基づいて制御部34Bが、照明器具ドライブ部33の接点を開くための制御信号を出力する。そして、当該制御信号が、センサブロック13Bの通信部35から電源線7を介してセンサブロック13Aの通信部35に伝達する。その後、センサブロック13Aの制御部34が通信部35から当該制御信号を受信して照明制御ドライブ部33へ出力することで、照明器具ドライブ部33の接点が開き、照明器具1への電源供給が遮断されて照明器具1が消灯する。
従って、ビニルハウス4内において、人体2が、照明器具1から照射される紫外線に曝されることを防止できる。
しかしながら、風雨に曝される屋外や屋側、或いは工場などの振動が発生しやすい場所で上記照明制御システムBを利用し、人体検知センサ31として焦電型IRセンサを用いた場合には、振動の影響によって検知領域がずれることで、人体検知センサ31に入射する赤外線量の変化による誤検知が発生し、当該人体検知センサ31の検知領域内に人体2が存在しない状態であっても検知信号を出力することで、照明制御システムBが所望の動作を行わない虞がある。
また、人体検知センサ31として超音波センサを用いた場合には、振動の影響によって受信する超音波の強度や周波数、超音波を送信してから受信を行うまでにかかる時間が変化することによって誤検知が発生し、当該人体検知センサ31の検知領域内に人体2が存在しない状態であっても検知信号を出力することで、照明制御システムBが所望の動作を行わない虞がある。
そのため、例えば上記ビニルハウス4に紫外線を照射する照明制御システムBを適用した場合、風雨等によって人体検知センサ31が振動して誤検知を起こすことにより、人体2がビニルハウス4に入っていない場合であっても照明器具1が消灯してしまい、農作物6が病害防除効果を適切に得られない虞がある。
また、照明器具1を消灯してビニルハウス4内に人がいる状態で、人体検知センサ31が振動して誤検知を起こすことにより、照明器具1が点灯して人体2が紫外線に曝される虞もある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動の影響を受けやすい環境下において、人体検知センサの人体に対する検知性能を確保すると共に、誤検知することを防止した照明制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、照明器具と、所定領域を移動する人体を検知する複数の人体検知センサが一体に設けられ、各人体検知センサの検知信号出力の差分信号に基づいて照明器具を点灯制御する制御手段を有するセンサブロックとを備え、前記複数の人体検知センサは、検知領域が少なくとも互いに接することを特徴とする。
この発明によれば、屋外、屋側、工場など振動が起こりやすい環境であっても、人体検知センサの人に対する検知性能を確保すると共に、誤検知することを防止できる。
請求項2の発明は、前記複数の人体検知センサは、検知領域の一部が互いに重なることを特徴とする。
この発明によれば、人体検知センサが誤検知することを更に防止することができる。
以上説明したように、本発明では、風雨に曝される屋外や屋側、或いは工場など振動の影響を受けやすい環境下において、人体検知センサの人に対する検知性能を確保すると共に、誤検知することを防止できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の照明制御システムAについて図1〜5を用いて説明を行う。但し、図9に示す従来技術と共通する構造については、共通の符号を付して説明を省略する
本実施形態における照明制御システムAと従来例で示した照明制御システムBとで異なる点は、照明制御システムBのセンサブロック13A,13Bが、各々1つの人体検知センサ31を備えているのに対して、本実施形態で示す照明制御システムAのセンサブロック3A,3Bは、図1、2で示すように、検知領域D1を有する人体検知センサ31Aと、検知領域D3を有する人体検知センサ31Bとの2つの焦電型IRセンサを一体に備えると共に、検知領域D1の一部と検知領域D3の一部とが重なる領域D2を有している点である。なお、人体検知センサ31A、31Bは、検知性能及び特性が略同一であるものとする。なお、センサブロック3A、3Bを区別しない時はセンサブロック3と称し、人体検知センサ13A,13Bを区別しない時は人体検知センサ13と称す。
本実施形態の照明制御システムAについて図1〜5を用いて説明を行う。但し、図9に示す従来技術と共通する構造については、共通の符号を付して説明を省略する
本実施形態における照明制御システムAと従来例で示した照明制御システムBとで異なる点は、照明制御システムBのセンサブロック13A,13Bが、各々1つの人体検知センサ31を備えているのに対して、本実施形態で示す照明制御システムAのセンサブロック3A,3Bは、図1、2で示すように、検知領域D1を有する人体検知センサ31Aと、検知領域D3を有する人体検知センサ31Bとの2つの焦電型IRセンサを一体に備えると共に、検知領域D1の一部と検知領域D3の一部とが重なる領域D2を有している点である。なお、人体検知センサ31A、31Bは、検知性能及び特性が略同一であるものとする。なお、センサブロック3A、3Bを区別しない時はセンサブロック3と称し、人体検知センサ13A,13Bを区別しない時は人体検知センサ13と称す。
センサブロック3Aは、図3(a)に示すように、電源部32と人体検知センサ31A、31Bと制御部34と照明制御ドライブ部33と通信部35とを備え、センサブロック3Bは、図9(b)に示すように、電源部32と人体検知センサ31A、31Bと制御部34と通信部35とを備えている。そして、センサブロック3Aの通信部35とセンサブロック3Bの通信部35とは、電源線7を介して互いに通信可能に接続されている。
上記構成からなる本実施形態の照明制御システムAの動作について図4を用いて説明を行う。なお、センサブロック3Aが人体2を検知する場合について例示している。
まず、制御部34が人体検知センサ31Aの検知信号を取得し(ステップS1)、次に人体検知センサ31Bの検知信号を取得する(ステップS2)。そして、ステップS1で取得した人体検知センサ31Aの検知信号から、ステップS2で取得した人体検知センサ31Bの検知信号を減算することで得られる差分信号の絶対値(差分絶対値信号)を演算し(ステップS3)、当該差分絶対値信号に対して図示しないローパスフィルタを通すことで微小時間の信号を取り除く(ステップS4)。更に、ステップ4で得られた差分絶対値信号に一定時間以上の連続検知が存在するかを判断し(ステップS5)、連続検知が存在する場合には検知有りと判断して照明器具ドライブ部33へ接点部を開閉する制御信号を出力し(ステップ6)、連続検知が無い場合には検知無しと判断して制御信号を出力せず、ステップS1に戻る(ステップS7)。
そして、照明器具ドライブ部33は、ステップS6において接点部を開閉する制御信号を受信すると、当該制御信号に基づいて接点を開閉し、商用電源5から電源線7を介した照明器具1への電源供給を導通/遮断する。これによって、照明器具1の点灯制御がなされる。
次に、本実施形態における照明制御システムAを、例えばビニルハウス4内の照明器具1の点灯制御に用いた場合について説明を行う。ここで、照明器具1は、ビニルハウス4の天井に設けられ、通常下方に向けて紫外線(UV−B)を照射することで農作物6の病害防除効果を図っている。
まず、ビニルハウス4には、2箇所の出入り口が設けられており、一方の出入り口には、センサブロック3Aが設けられ、他方の出入り口には、センサブロック3Bが設けられる。
センサブロック3Aは、ビニルハウス4の出入り口の天井部に設けられ、人体検知センサ31Aと人体検知センサ31Bとが、ビニルハウス4の出入り口を通る人体2を検知する。ここで、図2,5に示すように、人体検知センサ31Aの検知領域D1をビニルハウス4の外側寄りに設定し、人体検知センサ31Bの検知領域D3をビニルハウス4の内側寄りに設定する。そして、検知領域D1と検知領域D3とが重なる領域を検知領域D2とする。
また、図5は、検知領域D1〜D3を移動する人体2の動きを示し、図6(a)は、人体検知センサ31Aの検知信号波形、図6(b)は、人体検知センサ31Bの検知信号波形、図6(c)は、人体検知センサ31Aの検知信号から人体検知センサ31Bの検知信号を減算した差分信号の絶対値(差分絶対値信号)の波形、図6(d)は、ローパスフィルタ通過後の差分絶対値信号の波形を示す。また、図6(a)〜(d)において、期間T1では、センサブロック3が振動を受けた際の信号波形、期間T2では、人体2が検知領域D1を通る際の信号波形、期間T3では、人体2が検知領域D2を通る際の信号波形、期間T4では、人体2が検知領域D3を通る際の信号波形を示す。
まず、人体2が、ビニルハウス4内へ入るために、センサブロック3Aが設けられたビニルハウス4の一方の出入り口の検知領域D1を通る際には、図6(a)、(b)の期間T2に示すように、人体検知センサ31Aのみが人体2を検知してハイレベルの検知信号W1を出力し、人体検知センサ31Bは、検知領域D3に人体2が存在しないため人体2を検知せず、検知信号を出力しない。
従って、期間T2における、人体検知センサ31A、31Bの各検知信号の差分絶対値信号W11は、図6(c)の期間T2に示すように、一定時間以上連続したハイレベルな検知信号W1と略同様の波形を有する。ここで、制御部34は、差分絶対値信号が予め定められた一定時間以上連続したハイレベルの信号となった場合に検知有りと判断することから、差分絶対値信号W11により、検知領域D1において人体2を検知したと判断する。
次に、人体2が、検知領域D1を通り過ぎて検知領域D2を通る際には、図6(a)、(b)の期間T3に示すように、人体検知センサ31A、31Bの両方が人体2を検知し、波形の略等しいハイレベルの検知信号W2、W3を各々出力する。その際、人体検知センサ31Aの検知領域D1と、人体検知センサ31Bの検知領域D3との各位置がずれていることから、検知信号W2,W3が出力される際に僅かな時間差が生じることで、図6(c)の期間T3に示すように、検知信号W2、W3の差分信号は略相殺されるものの、微小時間の差分絶対値信号W5が残る。そして、差分絶対値信号W5は、図6(d)の期間T3に示すように、ローパスフィルタを通過することによって取り除かれ、制御部34は人体2を非検知と判断する。
更に、人体2が、検知領域D2を通り過ぎて検知領域D3を通る際には、図6(a)、(b)の期間T4に示すように、人体検知センサ31Aが、検知領域D1に人体2が存在しないため人体2を検知せず、検知信号を出力しない。そして、人体検知センサ31Bのみが人体2を検知して、ハイレベルの検知信号W4を出力する。
従って、期間T4における人体検知センサ31A、31Bの検知信号の差分絶対値信号W14は、図6(c)の期間T4に示すように、一定時間以上連続したハイレベルな検知信号W4と略同様の波形を有する。そのため、制御部34は、絶対値W14が一定時間以上連続したハイレベルの信号を維持することから、人体2を検知したと判断する。
そして、制御部34は、差分絶対値信号W11を受信した後、一定時間経過前に差分絶対値信号W14を受信した場合、人体2のビニルハウス4への入室を検知して照明器具ドライブ部33へ接点を開く制御信号を送信する。すなわち、差分絶対値信号を所定期間内に連続して受信した場合に、人体検知有りと判断する。そして、当該制御信号によって照明器具ドライブ部33の接点部が開き、商用電源5から電源線7を介した照明器具1への電源供給が遮断され、照明器具1は消灯する。従って、人体2が、ビニルハウス4内に入室する場合に、自動的に照明をOFFすることができるので人体2が紫外線に曝されることがなく、安全性を確保することができる。
次に、照明器具1を再度点灯させるには、人体2がビニルハウス4から出た後に図示しないスイッチ等を操作することで行う。
なお、本実施形態では、人体2が、センサブロック3Aが設けられたビニルハウス4の一方の出入口からビニルハウス4内に入室する場合について説明をしているが、ビニルハウス4の他方の出入り口から入室してもよく、その場合にはセンサブロック3Bの人体検知センサ31A,31Bが人体2の検知を行う。
まず、センサブロック3Bの制御部34Bが、センサブロック3Aと同様に、人体検知センサ31A,31Bの差分絶対値信号に基づいて人体検知した場合には、制御信号を通信部35に出力する。そして、当該制御信号が、センサブロック3Bの通信部35から電源線7を介してセンサブロック3Aの通信部35に伝達する。その後、センサブロック3Aの制御部34が、通信部35から当該制御信号を受信して照明制御ドライブ部33に出力することで、当該照明制御ドライブ部33の接点部が開き、商用電源5から電源線7を介した照明器具1への電源供給が遮断され、照明器具1は消灯する。
また、センサブロック3が取り付けられたビニルハウス4が、風等の影響によって振動した場合には、センサブロック3に一体に設けられた人体検知センサ31A、31Bも振動することで、図6(a)、(b)の期間T1に示すように、人体検知センサ31A,31Bは、検知領域D1〜D3に人体2が存在しない状態であっても、受信する赤外線量の変化によって検知信号W6,W7を各々誤って出力する。
しかし、人体検知センサ31A、31Bは、センサブロック3に一体に設けられているため、センサブロック3が振動すると人体検知センサ31A,31Bには互いに略同様の振動が起こり、検知信号W6,W7の波形は略等しいものとなる。
そして、人体検知センサ31Aの検知領域D1と、人体検知センサ31Bの検知領域D3との各位置がずれていることから、図6(c)の期間T1に示すように、検知信号W6,W7の差分信号は略相殺されるものの、微小時間の差分絶対値信号W8が残る。そして、差分絶対値信号W8は、図6(d)の期間T1に示すようにローパスフィルタによって取り除かれて検出信号無しとなり、照明制御システムAは、照明器具1を誤って消灯することがない。
よって、センサブロック3は、振動した場合であっても誤検知することを防止でき、人体2に対する検知性能を確保すると共に、農作物6の育成効果を保つことができる。
なお、本実施形態では、人体検知センサ31A、31Bとして焦電型IRセンサ等のパッシブセンサを用いているが、超音波センサやミリ波センサ等のアクティブセンサであっても上記同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、人体検知センサ31Aの検知領域D1の一部と、人体検知センサ31Bの検知領域D3の一部とが重なっているが、検知領域D1と検知領域D3とが少なくとも接していればよい。
(実施形態2)
本実施形態の照明制御システムは、実施形態1における照明制御システムAと制御部34の動作のみが異なる。なお、実施形態1の照明制御システムAと共通する構造については共通の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の照明制御システムは、実施形態1における照明制御システムAと制御部34の動作のみが異なる。なお、実施形態1の照明制御システムAと共通する構造については共通の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、制御部34が、人体検知センサ31A,31Bの検知信号を受信した際に、人体検知センサ31A,31Bの検知信号の差分(差分信号)から人体2の検知及び移動方向を判断する。
ここで、図7(a)は、差分信号の波形、図7(b)は、ローパスフィルタ通過後の差分信号の波形、図8は、人体2がビニルハウス4から出る際に得られる差分信号を、ローパスフィルタに通過させた場合の波形を示す。
また、図7(a)、(b)において、期間T1では、センサブロック3が振動を受けた際の信号波形、期間T2では、人体2が検知領域D1を通る際の信号波形、期間T3では、人体2が検知領域D2を通る際の信号波形、期間T4では、人体2が検知領域D3を通る際の検知信号波形を示す。
まず、人体2がビニルハウス4内へ入るために、センサブロック3Aが設けられたビニルハウス4の一方の出入り口の検知領域D1を通る際には、図6(a)、(b)の期間T2に示すように、人体検知センサ31Aのみが人体2を検知することでハイレベルの検知信号W1を出力し、人体検知センサ31Bは、検知領域D3に人体2が存在しないため人体2を検知せず、検知信号を出力しない。
従って、期間T2における、人体検知センサ31A、31Bの各検知信号の差分信号W21は、図7(a)の期間T2に示すように、一定時間以上連続したハイレベルな検知信号W1と略同様の波形を有する。ここで、制御部34は、差分信号が予め定められた時間以上連続したハイレベルの信号となった場合に検知有りと判断することから、差分信号W21により、人体2を検知したと判断する。
そして、人体2が、検知領域D1を通り過ぎて検知領域D2を通る際には、図6(a)、(b)の期間T3に示すように、人体検知センサ31A、31Bの両方が人体2を検知し、波形の略等しいハイレベルの検知信号W2、W3を各々出力する。その際、人体検知センサ31Aの検知領域D1と、人体検知センサ31Bの検知領域D3との各位置がずれていることから、検知信号W2,W3が出力される際に僅かな時間差が生じることで、図7(a)の期間T3に示すように、検知信号W2、W3の差分信号は略相殺されるものの、微小時間の差分信号W15が残る。そして、差分信号W15は、図7(b)の期間T3に示すようにローパスフィルタによって取り除かれ、制御部34は検知領域D2において人体2を非検知と判断する。
更に、人体2が、検知領域D2を通り過ぎて検知領域D3を通る際には、図6(a)、(b)の期間T4に示すように、人体検知センサ31Aが、検知領域D1に人体2が存在しないため人体2を検知せず、人体検知センサ31Bのみが人体2を検知して、一定時間ハイレベルな信号を維持した検知信号W4を出力する。
よって、期間T4における人体検知センサ31A、31Bの検知信号の差分信号W24は、図7(a)の期間T4に示すように、検知信号W4を反転した信号波形となる。そのため、制御部34は、差分信号W24により、人体2を検知したと判断する。
従って、人体2が、検知領域D1〜D3を通りビニルハウス4に入る際、制御部34が人体検知センサ31A、31Bから受信する検知信号の差分信号は、図7(b)の期間T2〜T4に示すように、プラスの差分信号W21,検知信号無し、マイナスの差分信号W24の順に得られる。
また、ビニルハウス4から人体2が出る際には、ビニルハウス4に入る際とは逆に、検知領域D3,D2,D1の順に人体2が移動する。そのため、制御部34が人体検知センサ31Aと人体検知センサ31Bとから受信する検知信号の差分信号は、図8の期間T2〜T4に示すように、マイナスの差分信号W24、検知信号無し、プラスの差分信号W21の順となる。
従って、制御部34は、人体検知センサ31A、31Bの各検知信号から導出した差分信号の符号の順序から、検知領域D1〜D3を通りビニルハウス4に出入りする人体2の入出状態を把握することができる。そして、人体2がビニルハウス4に入ったと判断した場合には、照明器具ドライブ部33へ接点を開く制御信号を送信し、当該制御信号によって照明器具ドライブ部33の接点部を開くことで、商用電源5から電源線7を介した照明器具1への電源供給を遮断し、照明器具1を消灯する。
また、人体2がビニルハウス4から出たと判断した場合には、照明器具ドライブ部33へ接点を閉じる制御信号を送信し、当該制御信号によって照明器具ドライブ部33の接点部を閉じることで照明器具1への電源供給を再開し、照明器具1を点灯する。
加えて、制御部34に図示しないカウンタを設けて、人体2がビニルハウス4へ入ったと判断した場合にはカウンタの値をインクリメントし、人体2がビニルハウス4から出たと判断した場合にはカウンタの値をディクリメントすることで、ビニルハウス内の人体2の人数を把握することができる。従って、少なくとも一人の人体2が、ビニルハウス4内に存在する場合には照明器具1を消灯し、制御部34のカウンタの値が0になった場合に、ビニルハウス4内に人体2が存在しないと判断して照明器具1を点灯する。
従って、人体2が紫外線に曝されることがなく、人体2の安全を確保すると共に、農作物6の育成効果の両立を図ることができる。
また、センサブロック3が取り付けられたビニルハウス4が、風等の影響によって振動した場合には、センサブロック3に一体に設けられた人体検知センサ31A、31Bも振動することで、図6(a)、(b)の期間T1に示すように、人体検知センサ31A、31Bは、検知領域D1〜D3に人体2が存在しない状態であっても、受信する赤外線量の変化によって検知信号W6,W7を各々誤って出力する。
しかし、人体検知センサ31A、31Bは、センサブロック3に一体に設けられているため、センサブロック3が振動すると互いに略同様の振動が起こり、波形の略等しい検知信号W6,W7を出力する。
そして、人体検知センサ31Aの検知領域D1と、人体検知センサ31Bの検知領域D3との各位置がずれていることから、図7(a)の期間T1に示すように、検知信号W6,W7の差分信号は略相殺されるものの、微小時間の差分信号W18が残る。そして、差分信号18は、図7(d)の期間T1に示すように、ローパスフィルタによって取り除かれて検出信号無しとなり、照明制御システムAは、照明器具1を誤って消灯することがない。
以上のことから、センサブロック3が振動した場合であっても、センサブロック3に一体に設けられた人体検知センサ31A、31Bの検知信号の差分信号を演算することで、ビニルハウス4に出入りする人体2に対する検知性能を確保すると共に、誤検知を防止することができ、更には農作物6の育成効果を保つことができる。
また、差分信号の符号の順序から検知領域D1〜D3を移動する人体2の移動方向を把握することができ、人体2のビニルハウス4への入出に応じて、照明器具1を自動で点灯/消灯することができる。
1 照明器具
2 人
3 センサブロック
4 ビニルハウス
6 農作物
7 電源線
31 人体検知センサ
36 人体検知センサ
A 照明制御ユニット
2 人
3 センサブロック
4 ビニルハウス
6 農作物
7 電源線
31 人体検知センサ
36 人体検知センサ
A 照明制御ユニット
Claims (2)
- 照明器具と、
所定領域を移動する人体を検知する複数の人体検知センサが一体に設けられ、各人体検知センサの検知信号出力の差分信号に基づいて照明器具を点灯制御する制御手段を有するセンサブロックとを備え、
前記複数の人体検知センサは、検知領域が少なくとも互いに接することを特徴とする照明制御システム。 - 前記複数の人体検知センサは、検知領域の一部が互いに重なることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015941A JP2010176908A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 照明制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015941A JP2010176908A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 照明制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010176908A true JP2010176908A (ja) | 2010-08-12 |
Family
ID=42707660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009015941A Withdrawn JP2010176908A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 照明制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010176908A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247089A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Panasonic Corp | 照明装置 |
CN110856321A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-02-28 | 山西汇智科技有限责任公司 | 隧道智能灯系统及其信息传递方法 |
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2009
- 2009-01-27 JP JP2009015941A patent/JP2010176908A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247089A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Panasonic Corp | 照明装置 |
CN110856321A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-02-28 | 山西汇智科技有限责任公司 | 隧道智能灯系统及其信息传递方法 |
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