JP2010171759A - 赤外線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外ノイズの影響を受け難く、安定した赤外線通信を行うことが可能な赤外線通信システムを提供する。
【解決手段】赤外線通信システムは、第1方向(垂直方向)に偏光された赤外ノイズS2を放射する赤外ノイズ源(LCDパネル16)の周辺に設置され、発光部21と受光部18との間で赤外線信号S1の送受信を行うものであって、受光部18は、赤外線信号S1を受光する受光素子と、受光部18への入射光のうち、第1方向とは異なる第2方向(水平方向)の偏光成分のみを受光素子に透過する受光側偏光フィルタと、を有して成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行う赤外線通信システムに関するものである。
テレビジョン放送受信装置やパーソナルコンピュータなどの表示手段として用いられる液晶ディスプレイは、LCD[Liquid Crystal Display]パネルを照明するバックライトとして、冷陰極蛍光管(以下、CCFL[Cold Cathode Fluorescent Lamp]と呼ぶ)を用いるものが主流である。
なお、上記に関連する技術としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2007−323022号公報 特開2008−35492号公報
しかしながら、CCFLから照射される光には、画面表示に不要な赤外成分(赤外ノイズ)が含まれており、特に、CCFLの点灯を開始してから点灯状態が安定するまでの間には、多量の赤外ノイズが放射される。
そのため、発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行う赤外線通信システムを液晶ディスプレイの周辺で使用する場合には、液晶ディスプレイから赤外線通信システムの受光部に赤外ノイズが回り込み、通信感度の低下(信号到達距離の短縮)や誤動作を招くおそれがあった。特に、液晶ディスプレイ自身のリモコン受光部は、液晶ディスプレイからの赤外ノイズが回り込みやすく、最も悪影響を受けやすかった。
なお、特許文献1には、赤外光を放射する光源と、この光源から放射される光が射出される表示面との間に、赤外光の波長成分を吸収する材料を設けることが開示されている。また、特許文献2には、赤外線信号を受光する受光部の前面に、赤外線信号の波長成分を優先的に透過させる光学素子を配置することが開示されている。すなわち、上記いずれの関連技術も、赤外ノイズの影響を低減するための手段として、波長選択フィルタを用いている点で、以下に説明する本発明とは、その本質的構成を異にするものであると言える。
また、上記では、赤外ノイズの発生源として液晶ディスプレイのみを例に挙げたが、その他の光源(プラズマディスプレイや蛍光灯など)から放射された赤外ノイズによって、赤外線通信システムが悪影響を受けるおそれもあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、赤外ノイズの影響を受け難く、安定した赤外線通信を行うことが可能な赤外線通信システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る赤外線通信システムは、第1方向に偏光された赤外ノイズを放射する赤外ノイズ源の周辺に設置され、発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行うものであって、前記受光部は、前記赤外線信号を受光する受光素子と、前記受光部への入射光のうち、第1方向とは異なる第2方向の偏光成分のみを前記受光素子に透過する受光側偏光フィルタと、を有して成る構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る赤外線通信システムにおいて、第1方向と第2方向とは互いに直交している構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1ないしは第2の構成から成る赤外線通信システムにおいて、前記発光部は、前記赤外線信号を発光する発光素子と、前記発光素子の出射光を第2方向に偏光する発光側偏光フィルタと、を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、本発明に係る赤外線通信システムは、発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行うものであって、前記発光部は、赤外線信号を発光する発光素子と、前記発光素子の出射光を所定方向に偏光する発光側偏光フィルタと、を有して成り、前記受光部は、前記赤外線信号を受光する受光素子と、前記受光部への入射光のうち、前記所定方向の偏光成分のみを前記受光素子に透過する受光側偏光フィルタと、を有して成る構成(第4の構成)としてもよい。
また、本発明に係る表示装置は、装置本体の遠隔操作手段として、上記第1〜第4いずれかの構成から成る赤外線通信システムを備えた構成(第5の構成)とされている。
また、本発明に係る音響装置は、音源からワイヤレススピーカへの音声信号伝達手段として、上記第1〜第4いずれかの構成から成る赤外線通信システムを備えた構成(第6の構成)とされている。
本発明に係る赤外線通信システムであれば、赤外ノイズの影響を受け難く、発光部と受光部との間で安定した赤外線通信を行うことが可能となる。
テレビジョン放送受信装置10の外観を示す模式図である。 テレビジョン放送受信装置10の一構成例を示すブロック図である。 LCDパネル16の概略構造を示す模式図である。 受光部18の概略構造を示す模式図である。 発光部21の概略構造を示す模式図である。 赤外線ワイヤレスオーディオシステムへの応用例を示す模式図である。 共通データのデータフォーマットを示す模式図である。
以下では、本発明に係る赤外線通信システムを備えたテレビジョン放送受信装置を例に挙げて詳細な説明を行う。
図1は、テレビジョン放送受信装置10の外観を示す模式図であり、図2は、テレビジョン放送受信装置10の一構成例を示すブロック図である。図1や図2に示すように、テレビジョン放送受信装置10は、チューナ部11と、制御部12と、インターフェイス部13(以下では、I/F部13と呼ぶ)と、電源部14と、スピーカ15と、LCDパネル16と、バックライト17と、受光部18と、を有して成る。
チューナ部11は、アンテナ30に接続されるフロントエンドであり、アンテナ30で受信されたテレビジョン放送信号から所望のチャネル信号を選局するチューナ回路111と、映像信号や音声信号の復調処理を行う検波回路112と、を有して成る。
制御部12は、テレビジョン放送受信装置10の動作を統括制御する手段であり、CPU[Central Processing Unit]121と、DSP[Digital Signal Processor]122と、音声信号プロセッサ123と、映像信号プロセッサ124と、パネルコントローラ125と、バックライト用インバータ回路126と、受光回路127と、を有して成る。
I/F部13は、不図示の外部機器(DVDプレーヤやハードディスクレコーダなど)と制御部12とを接続するための手段である。
電源部14は、テレビジョン放送受信装置10の各部に電力供給を行う手段である。
スピーカ15は、音声信号プロセッサ123から入力される音声信号を音声として出力する手段である。
LCDパネル16は、映像信号プロセッサ124から入力される映像信号を映像として出力する手段であり、その動作はパネルコントローラ125によって制御される。なお、LCDパネル16の構造については後述する。
バックライト17は、LCDパネル16を背面から照明する手段であり、CCFLが一般的に用いられる。バックライト17への電力供給は、バックライト用インバータ回路126によって制御されている。なお、先述のように、CCFLから照射される光(延いては、LCDパネル16から放射される光)には、画面表示に不要な赤外成分(赤外ノイズS2)が含まれており、特に、CCFLの点灯を開始してから点灯状態が安定するまでの間には、多量の赤外ノイズS2が放射される。
受光部18は、図1に示す通り、赤外ノイズS2を放射するLCDパネル16(赤外ノイズ源)の周辺に設置され、リモートコントローラ20の発光部21から出力される赤外線信号S1(遠隔操作信号)を受光し、これを電気信号に変換して受光回路127に送出する手段(リモコン受光部)である。すなわち、本実施形態のテレビジョン放送受信装置10は、装置本体の遠隔操作手段として、発光部21と受光部18との間で赤外線信号S1の送受信を行う赤外線通信システム(赤外線リモートコントロールシステム)を備えた構成とされている。なお、受光部18ないし発光部21の構造については後述する。
次に、LCDパネル16の構造について、図3を参照しながら詳細に説明する。図3はLCDパネル16の概略構造を示す模式図である。図3に示すように、LCDパネル16は、バックライト17から出力された光の透過率を変化させて画面表示を行う透過型であり、一対の透明基板(主にガラス板)の間に液晶を封入して成るパネル本体161と、パネル本体161の背面側に設けられた第1偏光フィルタ162と、パネル本体161の前面側に設けられた第2偏光フィルタ163と、を有して成る。
なお、本実施形態において、第1偏光フィルタ162は、バックライト17から出射される光のうち、水平方向(図3中において第1偏光フィルタ162に付された破線矢印を参照)の偏光成分のみをパネル本体161に透過する。すなわち、バックライト17から第1偏光フィルタ162を介してパネル本体161に入射される光は、水平方向に偏光された状態となる。一方、第2偏光フィルタ163は、パネル本体161を介して出射される光のうち、垂直方向(図3中において第2偏光フィルタ163に付された破線矢印を参照)の偏光成分のみを外部に透過する。すなわち、パネル本体161から第2偏光フィルタ163を介して外部に放射される光(画面表示に必要な可視光はもちろん、画面表示に不要な赤外成分(図1の赤外ノイズS2)についても同様)は、垂直方向に偏光された状態となる。
パネル本体161に封入されている液晶は、その両端に印加される電圧の大きさに応じて配向が変化するものである。例えば、液晶の両端に電圧が印加されていない状態では、液晶の配向が一様にねじられており、パネル本体161を介して透過される光は、液晶の配向のねじれに応じて、その偏光方向が90度回転される。すなわち、パネル本体161を透過した光は、垂直方向に偏光された状態となるので、第2偏光フィルタ163に遮られることなく外部に透過出力され、画面表示は明るくなる。一方、液晶の両端に電圧を十分印加した状態では、液晶の配向が光の透過軸に対して垂直となり、パネル本体161に入射された光は、その偏光方向を何ら変化されることなく、そのまま透過される。すなわち、パネル本体161を透過した光は、水平方向に偏光された状態のままとなるので、第2偏光フィルタ163に遮られて、画面表示は暗くなる。
なお、上記では、LCDパネル16として、液晶の両端に電圧が印加されていないときに明表示(白表示)となるノーマリホワイト型を採用した構成(すなわち、第1偏光フィルタ162と第2偏光フィルタ163の偏光方向が互いに直交している構成)を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、液晶の両端に電圧が印加されていないときに暗表示(黒表示)となるノーマリブラック型を採用した構成(すなわち、第1偏光フィルタ162と第2偏光フィルタ163の偏光方向が互いに一致している構成)としても構わない。
次に、受光部18の構造について、図4Aを参照しながら詳細に説明する。図4Aは、受光部18の概略構造を示す模式図である。図4Aに示すように、受光部18は、赤外線信号S1を受光する受光素子181と、受光部18への入射光のうち、水平方向(図4A中の破線矢印を参照)の偏光成分のみを受光素子181に透過する受光側偏光フィルタ182と、を有して成る。
先にも述べたように、LCDパネル16から放射される赤外ノイズS2は、垂直方向に偏光された状態となっているので、仮にLCDパネル16から受光部18に赤外ノイズS2が回り込んだ場合でも、赤外ノイズS2は受光側偏光フィルタ182にほとんど遮られて、受光素子181に届きにくくなる。従って、赤外線リモートコントロールシステムにおける通信感度の低下(赤外線信号S1の到達距離の短縮)や誤動作を軽減することが可能となる。
なお、リモートコントローラ20の発光部21から出力される赤外線信号S1については、従来と同様、様々な方向に振幅成分を有する非偏光を用いればよい。このような構成とすることにより、赤外線信号S1は、受光側偏光フィルタ182で減衰されるものの、受光素子181には問題なく到達するため、発光部21と受光部18との赤外線通信に支障を生じることはない。
また、リモートコントローラ20の発光部21は、図4Bに示す通り、赤外線信号S1を発光する発光素子211と、発光素子211の出射光を水平方向(図4B中の破線矢印を参照)に偏光する発光側偏光フィルタ212と、を有して成る構成としてもよい。このような構成とすることにより、発光部21から出力される赤外線信号S1は、水平方向に偏光された状態となるので、受光側フィルタ182で遮られることなく、受光素子181に到達する。従って、発光部21と受光部18との赤外線通信を支障なく行うことが可能となる。
ただし、リモートコントローラ20が手持ち型である場合、ユーザがリモートコントローラ20を保持している手を少しひねっただけで、発光部21から出力される赤外線信号S1の偏光方向が変わってしまい、赤外線信号S1が受光側偏光フィルタ182で大幅に減衰されてしまう懸念がある。そのため、発光部21として図4Bの構成を採用する場合には、リモートコントローラ20を手持ち型ではなく、据え置き型(卓上型)にする方が望ましい。このような構成とすることにより、発光部21から出力される赤外線信号S1を確実に水平方向に偏光することができるので、赤外線信号S1は、受光側偏光フィルタ182で遮られることなく、受光素子181に到達することが可能となる。
図5は、赤外線ワイヤレスオーディオシステムへの応用例を示す模式図である。図5の赤外線ワイヤレスオーディオシステムは、室内前方に設置された音源(図5の例では、テレビジョン放送受信装置10)と、室内後方の左右に各々設置されたワイヤレススピーカ40L、40Rと、を有して成り、テレビジョン放送受信装置10に具備された発光部19とワイヤレススピーカ40L、40Rに各々具備された受光部41L、41Rとの間で赤外線信号S3L、S3R(音声信号)のやり取りを行うものである。
なお、赤外線ワイヤレスオーディオシステムを構成する受光部41L、41Rは、それぞれ、赤外線信号S3L、S3Rを受光する受光素子411L、411Rと、受光部41L、41Rへの入射光のうち、水平方向の偏光成分のみを受光素子411L、411Rに透過する受光側偏光フィルタ412L、412Rと、を有して成る構成、すなわち、図4A中に付した符号に関して、受光部18を受光部41L、41Rと読み替え、受光素子181を受光素子411L、411Rと読み替え、受光側偏光フィルタ182を受光側偏光フィルタ412L、412Rと読み替えた構成とすればよい。
このような構成とすることにより、仮にLCDパネル16から受光部41L、41Rに赤外ノイズS2が回り込んだ場合でも、赤外ノイズS2は受光側偏光フィルタ412L、412Rにほとんど遮られて受光素子に届きにくくなる。従って、赤外線ワイヤレスオーディオシステムにおける通信感度の低下(赤外線信号S3L、S3Rの到達距離の短縮)や誤動作を軽減することが可能となる。
また、テレビジョン放送受信装置10の発光部19から出力される赤外線信号S3L、S3Rについては、様々な方向に振幅成分を有する非偏光を用いてもよいし、若しくは、発光部19と受光部41L、41Rがいずれも据え置き型であることを鑑みて、発光部19は、赤外線信号S3L、S3Rを発光する発光素子191と、発光素子191の出射光を水平方向に偏光する発光側偏光フィルタ192と、を有して成る構成、すなわち、図4B中に付した符号に関して、発光部21を発光部19と読み替え、発光素子211を発光素子191と読み替え、発光側偏光フィルタ212を発光側偏光フィルタ191と読み替えた構成としてもよい。このような構成とすることにより、発光部19から出力される赤外線信号S3L、S3Rは、水平方向に偏光された状態となるので、受光側フィルタ412L、412Rで遮られることなく、受光素子411L、411Rに到達する。従って、発光部19と受光部41L、41Rとの赤外線通信を支障なく行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、赤外ノイズS2の偏光方向に着目し、赤外ノイズS2をできるだけ遮断するように、受光側偏光フィルタ182の偏光方向を設定した上で、さらに、受光側偏光フィルタ182の偏光方向に合わせて、発光側偏光フィルタ212の偏光方向を設定した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、赤外ノイズS2が非偏光である場合(例えば、LCDパネル16に代えてプラズマディスプレイパネルを用いる場合)には、赤外線信号S1の偏光方向(発光側偏光フィルタ212の偏光方向)のみに着目し、赤外線信号S1ができるだけ透過されるように、受光側偏光フィルタ182の偏光方向を設定した構成とすればよい。
すなわち、発光部21は、図4Bに示したように、赤外線信号S1を発光する発光素子211と、発光素子211の出射光を所定方向に偏光する発光側偏光フィルタ212と、を有して成り、受光部18は、図4Aに示したように、赤外線信号S1を受光する受光素子181と、前記所定方向に偏光された光のみを受光素子181に透過する受光側偏光フィルタ182と、を有して成る構成、言い換えれば、発光側偏光フィルタ212の偏光方向と受光側偏光フィルタ182の偏光方向を互いに一致させた構成とすればよく、その偏光方向はいずれの方向であっても構わない。
このような構成とすることにより、赤外線信号S1を何ら遮断することなく、赤外ノイズS2ないしその他の外乱光を効果的に低減することができるので、発光部21と受光部18との赤外線通信を支障なく行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、テレビジョン放送受信装置の赤外線リモートコントロールシステム用や赤外線ワイヤレススピーカシステム用に供される赤外線通信システムに本発明を適用した構成を例示して説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、他の用途に供される赤外線通信システムにも広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、LCDパネル16から出力される赤外ノイズS2が垂直方向に偏光されているという前提の下、受光側偏光フィルタ182については、受光部18への入射光のうち、水平方向の偏光成分のみを透過する構成とし、また、発光側偏光フィルタ212については、発光素子211の出射光を水平方向に偏光する構成とした例を挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、LCDパネル16から出力される赤外ノイズS2が水平方向に偏光されている場合についても、本発明は当然に適用することが可能である。この場合、受光側偏光フィルタ182については、受光部18への入射光のうち、垂直方向の偏光成分のみを透過する構成とすればよく、また、発光側偏光フィルタ212については、発光素子211の出射光を垂直方向に偏光する構成とすればよい。
また、上記実施形態では、LCDパネル16に設けられた第2偏光フィルタ163の偏光方向(第1方向)と、受光部18に設けられた受光側偏光フィルタ182ないし発光部21に設けられた発光側偏光フィルタ212の偏光方向(第2方向)と、を互いに直交させた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、上記の第1方向と第2方向は互いに異なる方向であればよい。ただし、赤外ノイズS2をできる限り効率良くカットするためには、上記の第1方向と第2方向が互いに直交していることが望ましい。
また、図5の応用例では、発光部19から左右それぞれのワイヤレススピーカ40L、40Rに向けて、各チャンネルの音声データを個別に送信する構成が記載されているが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、その変形例として、Lチャンネル用音声データとRチャンネル用音声データの双方を含んでいる共通データを左右それぞれのワイヤレススピーカ40L、40Rに共通して送信し、ワイヤレススピーカ40L、40R側で必要な音声データだけを選択して音声に変換する構成としても構わない。このような構成とすることにより、左右のワイヤレススピーカ40L、40Rへ別々の音声データを送信する必要がないので、混信を起こすことがなくなる。
なお、上記の変形例を採用する場合、発光部19から送信される共通データのフォーマットは、図6のようになる。ヘッダには、どの装置用のデータなのかを識別できる情報が格納されている。また、Lチャンネル、Rチャンネルだけではなく、スピーカの数に合わせて、音声データを追加することも可能である。
本発明は、赤外線通信の安定性を高める上で有用な技術である。
10 テレビジョン放送受信装置
11 チューナ部
111 チューナ回路
112 検波回路
12 制御部
121 CPU
122 DSP
123 音声信号プロセッサ
124 映像信号プロセッサ
125 パネルコントローラ
126 バックライト用インバータ回路
13 インターフェイス部(I/F部)
14 電源部
15 スピーカ
16 LCDパネル
161 パネル本体
162 第1偏光フィルタ
163 第2偏光フィルタ
17 バックライト
18 受光部
181 受光素子
182 受光側偏光フィルタ
19 発光部
191 発光素子
192 発光側偏光フィルタ
20 リモートコントローラ
21 発光部
211 発光素子
212 発光側偏光フィルタ
30 アンテナ
40L、40R ワイヤレススピーカ
41L、41R 受光部
411L、411R 受光素子
412L、412R 受光側偏光フィルタ
S1 赤外線信号(リモートコントローラシステム用の遠隔操作信号)
S2 赤外ノイズ
S3L、S3R 赤外線信号(ワイヤレススピーカシステム用の音声信号)

Claims (6)

  1. 第1方向に偏光された赤外ノイズを放射する赤外ノイズ源の周辺に設置され、発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行う赤外線通信システムであって、
    前記受光部は、前記赤外線信号を受光する受光素子と、前記受光部への入射光のうち、第1方向とは異なる第2方向の偏光成分のみを前記受光素子に透過する受光側偏光フィルタと、を有して成ることを特徴とする赤外線通信システム。
  2. 第1方向と第2方向とは互いに直交していることを特徴とする請求項1に記載の赤外線通信システム。
  3. 前記発光部は、前記赤外線信号を発光する発光素子と、前記発光素子の出射光を第2方向に偏光する発光側偏光フィルタと、を有して成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の赤外線通信システム。
  4. 発光部と受光部との間で赤外線信号の送受信を行う赤外線通信システムであって、
    前記発光部は、赤外線信号を発光する発光素子と、前記発光素子の出射光を所定方向に偏光する発光側偏光フィルタと、を有して成り、
    前記受光部は、前記赤外線信号を受光する受光素子と、前記受光部への入射光のうち、前記所定方向の偏光成分のみを前記受光素子に透過する受光側偏光フィルタと、を有して成ることを特徴とする赤外線通信システム。
  5. 装置本体の遠隔操作手段として、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の赤外線通信システムを備えたことを特徴とする表示装置。
  6. 音源からワイヤレススピーカへの音声信号伝達手段として、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の赤外線通信システムを備えたことを特徴とする音響装置。
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