JP2010170174A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の非接触ICカードとの通信を可能にする。
【解決手段】リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2A乃至2Nのうち、近接して、その種類を示すIDiを送信してきた非接触ICカード2i(iは、種類A乃至Nのうちの何れかの種類。図1の例ではi=A)を通信対象とする。リーダ/ライタ1は、通信対象から送信されてきたIDiが、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報内のIDiと一致することを確認することで、通信対象の種類iを認識する。リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iの種類iを認識すると、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報から、同調周波数fiを認識する。これにより、リーダ/ライタ1は、それ以降、最適な同調周波数fiを用いて、非接触ICカード2iと相互に通信を行うことができるようになる。本発明は、非接触ICカードのリーダ/ライタに適用できる。
【選択図】図1
【解決手段】リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2A乃至2Nのうち、近接して、その種類を示すIDiを送信してきた非接触ICカード2i(iは、種類A乃至Nのうちの何れかの種類。図1の例ではi=A)を通信対象とする。リーダ/ライタ1は、通信対象から送信されてきたIDiが、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報内のIDiと一致することを確認することで、通信対象の種類iを認識する。リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iの種類iを認識すると、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報から、同調周波数fiを認識する。これにより、リーダ/ライタ1は、それ以降、最適な同調周波数fiを用いて、非接触ICカード2iと相互に通信を行うことができるようになる。本発明は、非接触ICカードのリーダ/ライタに適用できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、複数種類の非接触ICカードとの通信を可能にする情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、非接触IC(Integrated Circuit)カードが普及してきている。非接触ICカードにおいては、対応するリーダ/ライタにより、電磁波を媒体として、電源となる電力が非接触で供給されるとともに、データの読み書きやその他必要な処理が非接触で行われる。
即ち、リーダ/ライタは、所定の同調周波数で非接触ICカードと相互に通信する。従来、リーダ/ライタの同調周波数は、一意に予め定められており、変更不可能であった。即ち、従来、リーダ/ライタの同調周波数としては、1つの固定値が採用されていた。の固有値が予め設定されている。このため、従来、1つのリーダ/ライタが、通信対象となる複数の種類の非接触ICカードのそれぞれと、最適な同調周波数で通信することが困難であった。また、このようなリーダ/ライタでは、将来登場する新たな種類の非接触ICカードに対しても、最適な同調周波数で通信することが困難であった。
このように、リーダ/ライタと非接触ICカードとの同調周波数が最適にならない場合がある。そこで、その対策として、次のような従来の第1の手法と第2の手法が提案されている。
従来の第1の手法とは、リーダ/ライタの回路中のコンデンサを選択することで、同調周波数を一定時間間隔で変更する手法である。
また、従来の第2の手法とは、特許文献1に開示されている手法であって、非接触ICカードの通信状態に応じて送信の処理を実行する回路の出力インピーダンスの値を変更するという手法である。
しかしながら、従来の第1の手法では、非接触ICカードの種類に応じて同調周波数を変更することができない。また、コンデンサの選択のみで同調周波数を変更するため、同調周波数の調整範囲が限定されてしまう。さらに、一定時間間隔で同調周波数を変更するため、リーダ/ライタと非接触ICカードとの通信を、必ずしも的確に行えるものではない。
また、従来の第2の手法では、リーダ/ライタは、全く異なる同調周波数を用いる種類の非接触ICカードに対応するのは困難である。
さらに、従来の第1の手法や第2の手法を含めて、従来の手法で採用されるリーダ/ライタは、非接触ICカードの種類や同調周波数等の情報をなんら記憶していない。このため、将来新たに登場する非接触ICカード、即ち、既存の非接触ICカードとは異なる種類の非接触ICカードに対応することができない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数種類の非接触ICカードとの通信を可能にするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、同調周波数が相異なる複数種類の通信装置のうち1つを通信対象として、非接触方式で通信を行う第1の通信手段と、前記通信対象の種類を認識する認識手段と、前記第1の通信手段が用いる同調周波数を、前記認識手段により認識された種類に対応する同調周波数に調整する調整手段とを備える。
前記通信装置の所定種類と、前記所定種類に対応する前記同調周波数を特定可能な特定情報を、前記複数種類毎に記憶し得る記憶手段をさらに備え、前記通信対象の種類を示す種類情報が、前記通信対象から送信されてきた場合、前記第1の通信手段は、前記種類情報を受信し、前記認識手段は、前記種類情報に対応する特定情報を前記記憶手段から検索することで、前記通信対象の種類を認識し、前記調整手段は、前記認識手段により検索された前記特定情報が示す同調周波数に調整することができる。
前記複数種類毎の前記特定情報を有する外部装置との間で、通信を行う第2の通信手段をさらに備え、前記認識手段は、前記種類情報に対応する特定情報を、前記記憶手段から検索できない場合、さらに、その特定情報を、前記第2の通信手段を介して前記外部装置から取得することで、前記通信対象の種類を認識し、前記調整手段は、前記外部装置から前記第2の通信手段を介して前記認識手段に取得された前記特定情報が示す同調周波数に調整することができる。
前記第2の通信手段は、さらに、前記認識手段による前記通信対象の種類の認識処理とは独立して、前記記憶手段に記憶されていない前記特定情報を前記外部装置から取得することができる。
前記調整手段は、キャパシタンスとインダクタンスのうちの少なくとも一方を可変することで、前記同調周波数を調整することができる。
本発明の一側面である情報処理装置の情報処理方法とプログラムのそれぞれは、上述した本発明の情報処理装置に対応する方法とプログラムのそれぞれである。
本発明の一側面においては、同調周波数が相異なる複数種類の前記通信装置のうち1つを通信対象として、非接触方式で通信され、前記通信対象の種類が認識され、同調周波数が、認識された種類に対応する同調周波数に調整される。
本発明の一側面によれば、複数種類の非接触ICカードとの通信を可能にすることができる。
<1、実施形態>
[本発明が適用される情報処理装置の構成例]
図1は、本発明が適用された情報処理システムの一実施の形態としての非接触ICカード通信システムの構成例を示すブロック図である。
[本発明が適用される情報処理装置の構成例]
図1は、本発明が適用された情報処理システムの一実施の形態としての非接触ICカード通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1の例の非接触ICカード通信システムには、本発明が適用される情報処理装置の一実施形態としてのリーダ/ライタ1が設けられている。図1の例の非接触ICカード通信システムにはまた、非接触ICカード2A乃至2N、ネットワーク3、およびサーバ4が設けられている。
リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2A乃至2Nのうち、近接したカードと相互に通信を行うことができる。
非接触ICカード2A乃至2Nのそれぞれは、相互に種類の異なる非接触ICカードである。このため、種類を示す符号A乃至Nが、符号2の後にそれぞれ付されているのである。換言すると、種類A乃至Nは、リーダ/ライタ1と通信を行うための同調周波数がそれぞれ異なることを意味している。以下、種類A乃至Nの各同調周波数を、同調周波数fA乃至fNと称する。
なお、非接触ICカードの種類は、種類A乃至Nに特に限定されず、任意の同調周波数を用いる種類を採用可能である。
本実施の形態においては、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2i(iは、A乃至Nのうちの何れかの種類)が近接してきた場合、非接触ICカード2iの種類iを認識する。
なお、種類iの認識手法自体は特に限定されないが、例えば本実施の形態では、次のような手法が採用されているとする。即ち、リーダ/ライタ1のメモリ13には、種類iを特定可能な情報や、種類iに対応する同調周波数fiを特定可能な情報が予め記憶されているとする。なお、以下、かかる情報をまとめて、非接触ICカード2iのカード情報と称する。また、本実施の形態では、種類iを特定可能な情報としては、ID(Identification)が採用されているとする。以下、種類iのIDを、IDiと記述する。また、本実施の形態では、非接触ICカード2iは、リーダ/ライタ1と近接して通信を開始するとき、IDiを送信するとする。これにより、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iから送信されてきたIDiが、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報内のIDiと一致することを確認することで、非接触ICカード2iの種類iを認識することができる。このような認識手法が、本実施の形態では採用されているとする。
なお、リーダ/ライタ1においては、通信開始当初はデフォルトの同調周波数が設定されている。このため、非接触ICカード2iの同調周波数fiがデフォルトの同調周波数と異なる場合、仕様通りの通信が行えないこと、例えば所定距離を保っての通信を行えないことがある。しかしながら、リーダ/ライタ1と非接触ICカード2iとの間の距離を、その所定距離よりもさらに短距離にすることで、IDiの通信自体は可能になる。
リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iの種類iを認識すると、メモリ13に保持されている非接触ICカード2iのカード情報から、同調周波数fiを認識する。これにより、リーダ/ライタ1は、それ以降、最適な同調周波数fiを用いて、非接触ICカード2iと相互に通信を行うことができるようになる。
ただし、非接触ICカード2j(jは、A乃至Nのうちのiを除く種類)のカード情報がメモリ13に記憶されていない場合がある。このような場合、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2jが近接してIDjを送信してきても、非接触ICカード2jの種類jを認識することができない。
そこで、このような場合、リーダ/ライタ1は、ネットワーク3を介してサーバ4と通信することで、非接触ICカード2jのカード情報をサーバ4から受信して、メモリ13に記憶させる。即ち、サーバ4には、種類A乃至Nの各カード情報がそれぞれ記憶されている。そこで、サーバ4は、非接触ICカード2jのカード情報を、ネットワーク3を介してリーダ/ライタ1に送信する。これにより、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2jの種類jを認識し、それ以降、最適な同調周波数fjを用いて、非接触ICカード2jと相互に通信を行うことができるようになる。
このような通信を行うべく、リーダ/ライタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、ネットワークインターフェース12、メモリ13、送信回路14、受信回路15、アンテナコイル16、およびドライブ17を含むように構成されている。
CPU11は、リーダ/ライタ1全体の動作を制御する。即ち、CPU11は、上述した通信を行うための各種処理を実行する。
CPU11には、ネットワークインターフェース12、メモリ13、送信回路14、受信回路15、およびドライブ17が接続されている。
ネットワークインターフェース12は、例えば、ネットワーク3を介してサーバ4から送信されてくる情報(本実施の形態ではカード情報等)を受信し、適宜必要な処理を施してCPU11に供給する。また例えば、ネットワークインターフェース12は、CPU11から供給されてくる情報を、適宜必要な処理を施した上で、サーバ4に送信する。
メモリ13には、上述の如く、非接触ICカード2A乃至2Nの各カード情報が記憶され得る。なお、記憶され得ると記述したのは、上述したように、非接触ICカード2A乃至2Nの各カード情報の全てが記憶されているとは限らないからである。
リーダ/ライタ1と、非接触ICカード2A乃至2Nとのそれぞれとの間の通信は、ベースバンド信号で搬送波/キャリア(周波数13.56MHz)が変調された結果得られる被変調波が、所定の同調周波数で同調されることで行われる。
この通信において、リーダ/ライタ1側では、被変調波の送受信はアンテナコイル16により行われる。送信データを被変調波としてアンテナコイル16から送信するまでの一連の送信処理は、送信回路14により行われる。一方、アンテナコイル16に受信された被変調波から受信データを得るまでの一連の処理は、受信回路15により行われる。
この場合、従来のリーダ/ライタは、非接触ICカード2A乃至2Nのいずれが通信対象になっても、固定値である唯一の同調周波数を使用していた。これに対して、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、上述の如く、非接触ICカード2A乃至2Nのそれぞれに対して、最適な同調周波数fA乃至fNをそれぞれ使用することができる。このため、受信回路15には、同調周波数調整回路31が含まれている。なお、同調周波数調整回路31の設置場所は、図1の例の受信回路15内に特に限定されず、リーダ/ライタ1内であれば任意の場所で構わない。
同調周波数調整回路31は、CPU11の制御に基づいて、同調周波数を変更する調整ができる。なお、同調周波数調整回路31の詳細な説明については、図2、3を用いて後述する。
ドライブ17は、CPU11の制御により、リムーバブルメディア5から各種データを読み取り、また、各種データをリムーバブルメディア5に書き込む。
非接触ICカード2iは、同調周波数fiを用いて、IDiを含む各種情報をリーダ/ライタ1と通信できる構成を有すれば足りる。例えば、非接触ICカード2iは、アンテナや制御部等が1チップに格納されたICから構成され、電磁誘導を利用してリーダ/ライタ1等と各種データを半二重通信する。ただし、その形状はカード状のものでなくてもよい。
また、非接触ICカード2iとは、説明の便宜上用いた呼称であり、上述したようなまたは後述するような機能を意図するものである。非接触ICカード2iと同様の機能を提供するものとして、例えば、Felicaチップ(登録商標)などがある。即ち、例えば携帯端末にFelicaチップを搭載すれば、この携帯端末を非接触ICカード2iとして用いることができる。
以下、同調周波数調整回路31の詳細について説明する。
[同調周波数調整回路の構成例]
図2は、同調周波数調整回路31の構成例を示している。
図2は、同調周波数調整回路31の構成例を示している。
図2の例の同調周波数調整回路31は、インダクタンスを持つコイル51、それぞれ独立したキャパシタンスを持つコンデンサ52,53、およびスイッチ54乃至56を含むように構成されている。なお、スイッチ54乃至56は、スイッチング機能さえ有すればその構成は特に限定されないが、例えば本実施の形態ではトランジスタなどの電気スイッチで構成されているとする。
同調周波数調整回路31のスイッチ54乃至56の切り替えにより、インダクタンスとキャパシタンスが増減し、その結果、同調周波数が変更される。換言すると、CPU11が、スイッチ54乃至56のそれぞれをON状態またはOFF状態にする制御(以下、ON/OFF制御と称する)をすることで、同調周波数を変更させることが可能となる。例えば、種類N=Dの場合、即ち、通信対象が非接触ICカード2A乃至2Dの4種類の場合におけるON/OFF制御の具体的な例が、図3に示されている。
[同調周波数の変更方法の説明]
図3は、スイッチ54乃至56のON/OFF制御による同調周波数の変更について説明する図である。
図3は、スイッチ54乃至56のON/OFF制御による同調周波数の変更について説明する図である。
CPU11は、スイッチ54をON状態にし、スイッチ55,56をOFF状態にすることで、同調周波数fAを設定することができる。同調周波数fAは、種類A(非接触ICカード2A)にとって最適となる同調周波数である。
CPU11は、スイッチ54,55をON状態にし、スイッチ56をOFF状態にすることで、同調周波数fBを設定することができる。同調周波数fBは、種類B(非接触ICカード2B)にとって最適となる同調周波数である。
CPU11は、スイッチ54,55,56のすべてをON状態にすることで、同調周波数fCを設定することができる。同調周波数fCは、種類C(非接触ICカード2C)にとって最適となる同調周波数である。
CPU11は、スイッチ54をOFF状態にし、スイッチ55,56をON状態にすることで、同調周波数fDを設定することができる。同調周波数fDは、種類D(非接触ICカード2D)にとって最適となる同調周波数である。
なお、スイッチ54,55がOFF状態となり、スイッチ56がON状態となる場合や、スイッチ54,55,56のすべてがOFF状態になる場合、回路として成立しない。よって、これらの場合には、同調周波数(カード種類)を割り当てることができない。したがって、図2の同調周波数調整回路31の構成例とは、種類N=Dの場合、即ち、通信対象が非接触ICカード2A乃至2Dの4種類の場合に採用できる構成例である。
即ち、図2の例では、種類N=Dの場合、即ち、通信対象が非接触ICカード2A乃至2Dの4種類の場合を想定している。このため、同調周波数調整回路31は、コイル51およびコンデンサ52,53といった計3個の素子(インダクタンス素子またはキャパシタンス素子)と、各素子に対応するスイッチ54乃至56とから構成されている。
しかしながら、コイル51やコンデンサ52,53の各素子や、スイッチ54乃至56の数や組み合わせを可変することで、任意の数の任意の同調周波数を設定することが可能になる。
また、図2や図3の例では、1種類の非接触ICカード2iに対して1つの同調周波数fiが割り当てられているが、1種類の非接触ICカード2iに対して2以上の同調周波数を割り当てても構わない。この場合、2以上の同調周波数を割り当てられた非接触ICカード2jは、より一段と良好な通信状態を確保することが可能となる。
さらに、図2の例ではコイル51のキャパシタンスやコンデンサ52,53のインダクタンスは固定とされたが、可変とすることもできる。即ち、同調周波数調整回路31を構成する各素子(図2の例ではコイル51やコンデンサ52,53)は、可変コイルや可変コンデンサ等の可変素子で構成することができる。この場合、可変素子を用いることにより、調整可能な同調周波数の範囲がより一段と広がるという効果を奏することが可能になる。
また、スイッチ54乃至56としては、上述の如く本実施の形態ではトランジスタなどの電気スイッチを採用するとしたが、リーダ/ライタ1の種類があらかじめ1つとわかっている場合には、ディップスイッチなどの物理スイッチを採用することも可能である。
[情報処理装置の処理の説明]
次に、図1の非接触ICカード通信システムの処理のうち、リーダ/ライタ1が、非接触ICカード2iとの通信の前処理として行う処理について説明する。かかる処理は、非接触ICカード2iに対応する同調周波数fiに調整する処理であることから、以下、同調周波数調整処理と称する。
図4は、同調周波数調整処理の一例を説明するフローチャートである。
なお、図4の例では、種類N=Dであること、即ち、リーダ/ライタ1の通信対象が非接触ICカード2A乃至2Dの4種類であることを前提とする。リーダ/ライタ1のメモリ13には、非接触ICカード2A,2Bのデータ情報が記憶されていることを前提とする。換言すると、リーダ/ライタ1のメモリ13には、非接触ICカード2C,2Dのデータ情報は記憶されていないことを前提とする。ただし、サーバ4には、非接触ICカード2C,2Dのデータ情報は記憶されていることを前提とする。さらにまた、リーダ/ライタ1のデフォルトの同調周波数は、非接触ICカード2Aに対応する同調周波数fAに設定されていることを前提とする。即ち、図2の例のリーダ/ライタ1の同調周波数調整回路31において、デフォルトの状態として、スイッチ54はON状態とされ、スイッチ55,56がOFF状態とされていることを前提とする。
このような前提のもと、リーダ/ライタ1のCPU11は、同調周波数調整処理として、次のような一連の処理を実行する。
ステップS1において、CPU11は、IDiを受信したか否かを判定する。
上述の如く、非接触ICカード2iは、リーダ/ライタ1に近接すると、IDiを送信してくる。
よって、非接触ICカード2iがリーダ/ライタ1に近接するまでの間、ステップS1においてNOであると判定されて、処理はステップS1に戻される、といったループ処理が繰り返される。
その後、非接触ICカード2iがリーダ/ライタ1に近接してIDiを送信してきたとき、CPU11は、アンテナコイル16と受信回路15を介してIDiを受信する。これにより、ステップS1においてYESであると判定されて、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、CPU11は、i=Aであるか否かを判定する。即ち、CPU11は、受信したIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Aのカード情報内のIDAとを比較する。一致した場合には、ステップS2において、i=Aであると判定されて、即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Aであると判定されて、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、CPU11は、同調周波数fAのまま保持する。即ち、同調周波数の変更は禁止され、同調周波数調整処理は終了する。これにより、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2Aと、最適な同調周波数fAを用いて相互に通信を行うことができるようになる。
これに対して、受信されたIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Aのカード情報内のIDAとが不一致の場合には、ステップS2において、i=Aではないと判定される。即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Aではないと判定されて、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、CPU11は、i=Bであるか否かを判定する。即ち、CPU11は、受信したIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Bのカード情報内のIDBとを比較する。一致した場合には、ステップS4において、i=Bであると判定されて、即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Bであると判定されて、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、CPU11は、同調周波数fBに切り替える。具体的には、図2,図3を用いて説明したように、CPU11は、同調周波数調整回路31のうち、スイッチ54,55をON状態にし、スイッチ56をOFF状態にする。これにより、同調周波数調整処理は終了し、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2Bと、最適な同調周波数fBを用いて相互に通信を行うことができるようになる。
これに対して、受信されたIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Bのカード情報内のIDBとが不一致の場合には、ステップS4において、i=Bではないと判定される。即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Bではないと判定されて、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、CPU11は、ネットワークインターフェース12を介してサーバ4にアクセスし、非接触ICカード2C,2Dのカード情報を取得する。非接触ICカード2C,2Dのカード情報がメモリ13に記憶されると、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、CPU11は、i=Cであるか否かを判定する。即ち、CPU11は、受信したIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Cのカード情報内のIDCとを比較する。一致した場合には、ステップS7において、i=Cであると判定されて、即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Cであると判定されて、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、CPU11は、同調周波数fCに切り替える。具体的には、図2,図3を用いて説明したように、CPU11は、同調周波数調整回路31のうち、スイッチ54,55,56のすべてをON状態にする。これにより、同調周波数調整処理は終了し、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2Cと、最適な同調周波数fCを用いて相互に通信を行うことができるようになる。
これに対して、受信されたIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Cのカード情報内のIDCとが不一致の場合には、ステップS7において、i=Cではないと判定される。即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Cではないと判定されて、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、CPU11は、i=Dであるか否かを判定する。即ち、CPU11は、受信したIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Dのカード情報内のIDDとを比較する。一致した場合には、ステップS9において、i=Dであると判定されて、即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Dであると判定されて、処理はステップS10進む。
ステップS10において、CPU11は、同調周波数fDに切り替える。具体的には、図2,図3を用いて説明したように、CPU11は、同調周波数調整回路31のうち、スイッチ54をOFF状態にし、スイッチ55,56をON状態にする。これにより、同調周波数調整処理は終了し、リーダ/ライタ1は、非接触ICカード2Dと、最適な同調周波数fDを用いて相互に通信を行うことができるようになる。
これに対して、受信されたIDiと、メモリ13に記憶された非接触ICカード2Dのカード情報内のIDDとが不一致の場合には、ステップS9において、i=Dではないと判定される。即ち、通信対象の非接触ICカード2iは非接触ICカード2Dではないと判定されて、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、CPU11は、非接触ICカード2iの読み取りに失敗したことを、非接触ICカード2iの保有者に通知する。なお、通知手法については特に限定されない。例えば、リーダ/ライタ1は、図1には図示せぬスピーカからアラーム音を出力してもよいし、図1には図示せぬモニタにエラー表示をしてもよい。これにより、同調周波数調整処理は終了となる。
なお、本例では、非接触ICカード2C,2Dのカード情報がサーバ4に存在することを前提とした。しかしながら、非接触ICカード2C,2Dのカード情報がサーバ4に存在しない場合や、カード情報がサーバ4に存在しても、サーバ4にアクセスできない場合もあり得る。このような場合においては、リーダ/ライタ1は、その旨の情報をサーバ4に送信することで、サーバ4の管理者にその旨を警告することもできる。
また、リーダ/ライタ1は、ステップS6の処理以外のタイミングで、サーバ4にアクセスすることもできる。例えば、リーダ/ライタ1は、定期的に、または任意のタイミングでサーバ4にアクセスすることもできる。即ち、定期的に、または任意のタイミングで、リーダ/ライタ1は、メモリ13に記憶されていないカード情報(例えば上述の例では非接触ICカード2C,2Dのカード情報)を取得して、メモリ13に記憶させておくこともできる。このことは、非接触ICカード2C,2D等の現存する種類に限らず、将来登場する新しい非接触ICカード2iの種類iについても同様である。即ち、例えば、新しい種類iの非接触ICカード2iについてのカード情報をサーバ4が取得した場合、サーバ4は、新しい種類iのカード情報が存在することをリーダ/ライタ1に通知することもできる。この場合、定期的に、または任意のタイミングで、リーダ/ライタ1は、新しい種類iの非接触ICカード2iのカード情報を取得して、メモリ13に記憶させることもできる。ただし、この場合、同調周波数調整回路31は、新しい種類iに最適となる同調周波数fiに切り替え可能な構成を取る必要がある。
以上説明した本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、次のような効果を奏することが可能になる。
例えば、第1の距離での通信ができるという仕様であった場合、従来のリーダ/ライタでは、一意の同調周波数しか用いることができず、それ以外の同調周波数fiで通信状態が最適となる非接触ICカード2iとの間では、仕様通りの通信ができなかった。即ち、従来のリーダ/ライタは、第1の距離よりも短い第2の距離でなければ、非接触ICカード2iと通信ができなかった。換言すると、非接触ICカード2iとの通信についていえば、従来のリーダ/ライタにとっては、第1の距離と第2の距離との間の領域は通信不可領域であった。
これに対して、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、複数の同調周波数から、非接触ICカード2iに最適な同調周波数fiを選択することができる。その結果、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iと仕様通りの通信、即ち、非接触ICカード2iと第1の距離だけ離間した通信ができるという効果を奏することが可能になる。換言すると、上述の通信不可領域を無くすことができるという効果を奏することが可能になる。
また、本発明が適用されるリーダ/ライタ1の同調周波数調整回路31には、キャパシタンスやインダクタンスを用いている。その結果、従来のようにキャパシタンスのみを用いる場合に比べて、同調周波数の選択性が優位になる、という効果を奏することが可能になる。
また、本発明が適用されるリーダ/ライタ1のメモリ13にはカード情報を記憶させることができる。その結果、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、非接触ICカード2iの種類iの判別が短時間ででき、それとほぼ同時に、最適な同調周波数fiを変更することができる、という効果を奏することが可能になる。
また、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、ネットワーク3を介してサーバ4にアクセスすることができる。その結果、メモリ13にカード情報が記憶されていない非接触ICカード2iについても、Webなどの外部アクセスによるソフトウエアのバージョンアップ(メモリ13内のカード情報の新規追加)が可能になる。よって、本発明が適用されるリーダ/ライタ1は、図1に図示される非接触ICカード2A乃至2Nのみならず、現在過去未来問わず様々な種類の非接触ICカードに対して、最適な同調周波数を選択することが可能となる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、図1のリーダ/ライタ1専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図1のリーダ/ライタ1専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータでは、CPU11が、例えば次のような動作をすることにより、上述した一連の処理が行われる。即ち、例えば、CPU11が、メモリ13に記憶されているプログラムを、図示せぬRAM(Random Access Memory)にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU11)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア5に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア5をドライブ17に装着することにより、メモリ13や図示せぬハードディスク等にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、ネットワークインターフェース12を介して受信し、メモリ13や図示せぬハードディスク等にインストールすることができる。その他、プログラムは、メモリ13や図示せぬハードディスク等に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
1 リーダ/ライタ, 2 非接触ICカード, 3 ネットワーク, 4 サーバ, 5 リムーバブルメディア, 11 CPU, 12 ネットワークインターフェース, 13 メモリ, 14 送信回路, 15 受信回路, 16 アンテナコイル, 17 ドライブ, 31 同調周波数調整回路, 51 コイル, 52,53 コンデンサ, 54,55,56 スイッチ
Claims (7)
- 同調周波数が相異なる複数種類の通信装置のうち1つを通信対象として、非接触方式で通信を行う第1の通信手段と、
前記通信対象の種類を認識する認識手段と、
前記第1の通信手段が用いる同調周波数を、前記認識手段により認識された種類に対応する同調周波数に調整する調整手段と
を備える情報処理装置。 - 前記通信装置の所定種類と、前記所定種類に対応する前記同調周波数とを特定可能な特定情報を、前記複数種類毎に記憶し得る記憶手段をさらに備え、
前記通信対象の種類を示す種類情報が、前記通信対象から送信されてきた場合、前記第1の通信手段は、前記種類情報を受信し、
前記認識手段は、前記種類情報に対応する特定情報を前記記憶手段から検索することで、前記通信対象の種類を認識し、
前記調整手段は、前記認識手段により検索された前記特定情報が示す同調周波数に調整する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記複数種類毎の前記特定情報を有する外部装置との間で、通信を行う第2の通信手段をさらに備え、
前記認識手段は、前記種類情報に対応する特定情報を、前記記憶手段から検索できない場合、さらに、その特定情報を、前記第2の通信手段を介して前記外部装置から取得することで、前記通信対象の種類を認識し、
前記調整手段は、前記外部装置から前記第2の通信手段を介して前記認識手段に取得された前記特定情報が示す同調周波数に調整する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第2の通信手段は、さらに、前記認識手段による前記通信対象の種類の認識処理とは独立して、前記記憶手段に記憶されていない前記特定情報を前記外部装置から取得する
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記調整手段は、キャパシタンスとインダクタンスのうちの少なくとも一方を可変することで、前記同調周波数を調整する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 通信装置と非接触方式で通信を行う情報処理装置が、
同調周波数が相異なる複数種類の前記通信装置のうち1つを通信対象として、
前記通信対象の種類を認識し、
認識された種類に対応する同調周波数に調整し、
調整された前記同調周波数を用いて、通信対象と非接触方式で通信を行う
ステップを含む情報処理方法。 - 通信装置と非接触方式で通信を行うリーダ/ライタ装置を制御するコンピュータに、
同調周波数が相異なる複数種類の前記通信装置のうち1つが、前記リーダ/ライタ装置の通信対象となった場合、
前記通信対象の種類を認識し、
認識された種類に対応する同調周波数に調整し、
調整された前記同調周波数を用いて、前記リーダ/ライタ装置と通信対象との間で非接触方式で通信を行わせる
ステップを含む制御処理を実行させるプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009565A JP2010170174A (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
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JP2009009565A JP2010170174A (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
Publications (1)
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JP2009009565A Withdrawn JP2010170174A (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
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JP (1) | JP2010170174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020174802A1 (ja) | 2019-02-25 | 2020-09-03 | ソニー株式会社 | 情報処理装置と携帯端末および情報処理方法 |
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2009
- 2009-01-20 JP JP2009009565A patent/JP2010170174A/ja not_active Withdrawn
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KR20210130715A (ko) | 2019-02-25 | 2021-11-01 | 소니그룹주식회사 | 정보 처리 장치와 휴대 단말기 및 정보 처리 방법 |
US11687743B2 (en) | 2019-02-25 | 2023-06-27 | Sony Group Corporation | Information processing apparatus and portable terminal as well as information processing method |
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