JP2010169384A - ガスタービンにおける火焔状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法 - Google Patents

ガスタービンにおける火焔状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010169384A
JP2010169384A JP2009263437A JP2009263437A JP2010169384A JP 2010169384 A JP2010169384 A JP 2010169384A JP 2009263437 A JP2009263437 A JP 2009263437A JP 2009263437 A JP2009263437 A JP 2009263437A JP 2010169384 A JP2010169384 A JP 2010169384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustor
sound pressure
operating frequency
pressure signal
frequency information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009263437A
Other languages
English (en)
Inventor
Willy Steve Ziminsky
ウィリー・スティーブ・ジミンスキー
Anthony Wayne Krull
アンソニー・ウェイン・クラル
Timothy A Healy
ティモシー・アンドリュー・ヒーリー
Ertan Yilmaz
アータン・イルマズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2010169384A publication Critical patent/JP2010169384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/16Systems for controlling combustion using noise-sensitive detectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements
    • F23N5/242Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements using electronic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/28Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply
    • F23R3/286Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply having fuel-air premixing devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2225/00Measuring
    • F23N2225/04Measuring pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2231/00Fail safe
    • F23N2231/28Fail safe preventing flash-back or blow-back
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2241/00Applications
    • F23N2241/20Gas turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/00002Gas turbine combustors adapted for fuels having low heating value [LHV]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/00013Reducing thermo-acoustic vibrations by active means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/00016Retrofitting in general, e.g. to respect new regulations on pollution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)

Abstract

【課題】ガスタービンの構成部品において逆火状態を検出し、損傷を受ける前に適切な是正措置をとることができるようにすること。
【解決手段】方法は、燃焼器(106)の燃料ノズル(104)において逆火状態を検出することができる。本方法は、燃焼器(106)から現在音圧信号を取得する段階と、現在音圧信号を解析し、燃焼器(106)の現在動作周波数情報を求める段階と、現在動作周波数情報に少なくとも部分的に基づいて逆火状態が存在することを示す段階と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本開示は、全体的にガスタービンにおける逆火状態を検出するシステム及び方法に関し、より詳細には、燃焼器の予混合燃料ノズルにおける逆火状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法に関する。
ガスタービンは一般に、圧縮機、燃焼システム、及びタービンセクションを含む。燃焼システム内では、空気と燃料が燃焼して空気燃料混合気を発生する。次いで、空気燃料混合気は、タービンセクションにおいて膨張される。
従来、燃焼システムは、拡散燃焼器を利用していた。拡散燃焼器において、燃料が燃焼器内に直接拡散され、ここで燃料が空気と混合して燃焼する。拡散燃焼器は、効率的ではあるが、比較的高いピーク温度で作動され、これにより、亜酸化窒素(NOx)などの比較的高レベルの汚染物を生成する。
燃焼プロセスにより生じるNOxのレベルを低減するために、乾式低NOx燃焼システムが開発された。これらの燃焼システムは希薄予混合燃焼を用いている。希薄予混合燃焼では、空気と燃料が燃料ノズルで予混合されて、比較的均一な空気燃料混合気を生成する。次いで、燃料ノズルは、この空気燃料混合気を燃焼室に噴射し、ここで空気燃料混合気が制御された比較的低いピーク温度で燃焼される。
このような燃焼システムは、低レベルのNOxエミッションを達成するが、燃料ノズルは、火焔がノズルの1つ又はそれ以上において安定化する逆火状態を生じる可能性が比較的高い場合がある。燃料ノズルにおいて逆火状態が生じる一般的な1つの理由は、上流火焔伝播事象であり、この場合、火焔が、燃焼室の予想位置から上流の燃料ノズルに向けて伝播する。燃料ノズルにおいて逆火状態が生じる別の一般的な理由は、ノズル内の空気燃料混合気が単独で点火する自動点火である。原因に関わらず、火焔は、燃料ノズル内で安定化する傾向があり、これは、損傷を受けたハードウェアが流路内に放出される場合には、燃料ノズル又はガスタービンの他の部分に損傷を加える可能性がある。
この問題に対処するために、燃焼システムは、通常、燃料ノズル内で火焔が安定化するのを防ぐことを目的として耐逆火性であるように設計される。しかしながら、耐逆火性燃焼システムは、天然ガスのような従来の燃料よりも逆火状態を生じる可能性が比較的高い水素などの反応性燃料を用いてはこれまで達成されていない。反応性燃料向けの耐逆火性燃焼システムが無いことは、これらを使用することに環境的な利点があるにもかかわらず、その実用性を制限している。
当該技術分野が必要としていることは、損傷を受ける前に適切な是正措置をとることができるように、水素リッチ燃料を燃焼する乾式低NOx燃焼器の燃料ノズルのようなガスタービンの構成部品において逆火状態を検出するシステム及び方法である。
方法は、燃焼器の燃料ノズルにおいて逆火状態を検出することができる。本方法は、燃焼器から現在音圧信号を取得する段階と、現在音圧信号を解析し、燃焼器の現在動作周波数情報を求める段階と、現在動作周波数情報に少なくとも部分的に基づいて逆火状態が存在することを示す段階とを含むことができる。
開示されるシステム及び方法の他のシステム、デバイス、方法、特徴、及び利点は、添付の図及び詳細な説明を検証すると当業者には明らかであり、又は明らかになるであろう。このような全ての追加のシステム、デバイス、方法、特徴、及び利点は、本明細書内に含まれるものとし、また、添付の請求項によって保護されるものとする。
燃焼器の燃料ノズルにおいて逆火状態を検出するためのシステムの実施形態を示すブロック図。 燃焼器の燃料ノズルにおいて逆火状態を検出するためのシステムの実施形態を例証する、燃焼器の実施形態の断面図。 燃焼器の燃料ノズルにおいて逆火状態を検出する方法の実施形態を示すブロック図。
本開示は、以下の図を参照するとより理解することができる。複数の図全体を通じて、同じ参照符号は対応する要素を示しているが、各図の構成要素は必ずしも正確な縮尺ではない。
ガスタービンの燃焼器の燃料ノズルにおけるような、ガスタービンでの逆火状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法を以下で説明する。逆火状態は、燃料ノズルへの上流火焔伝播及び/又は燃料ノズルでの空気燃料混合気の自動点火により生じる可能性がある。システム及び方法は、燃焼室内の音圧信号を監視及び解析することによって逆火状態を検出することができる。音圧信号は、燃焼室を通って伝播する動的圧力波に関連する周波数スパイクを含むことができる。周波数スパイクは、燃焼器の通常の動作に関連する周波数とは異なる可能性があり、或いは、周波数スパイクは、燃焼器の異常動作に関連する周波数と一致する場合がある。この両方の場合では逆火状態を示すことができる。
よって、燃焼器の燃料ノズルの何れかにおいて逆火状態を検出するために、検出がノズルレベルではなく燃焼器レベルで行うので、各ノズルにセンサを関連付ける必要はない場合がある。このような構成は、逆火検出に伴うコストを低減することができる。実施形態では、システム及び方法は、他の機能を提供するプローブを利用することができる。例えば、プローブは、燃焼器内の動的圧力を監視するのに好適な燃焼ダイナミックス監視(CDM)プローブを含むことができる。このような場合、ガスタービンを改造して当該システムを組み込むことは比較的容易であり且つ安価とすることができる。
図1は、ガスタービンにおける逆火状態を検出するためのシステム200の実施形態を示すブロック図である。通常、ガスタービンは、図示のように、圧縮機102、燃焼システム103、及びタービンセクション108を含む。圧縮機102は、流入空気を高圧に圧縮することができる。燃焼システム103は、燃料と共に加圧空気を燃焼して高温ガスを生成することができる。タービンセクション108は、高温ガスを膨張させて負荷を駆動し、更に、場合によっては圧縮機102を駆動することができる。
通常、燃焼システム103は、タービンセクション108の回りに円周方向に間隔を置いて配置された幾つかの燃焼器106を含む。燃焼器106の各々は、幾つかの燃料ノズル104によって支持され、該燃料ノズル104は、燃焼器106の入口に並列に配列される。
場合によっては、燃焼システム103は乾式低NOx燃焼システムとすることができ、これは、拡散燃焼システムよりも比較的より環境に配慮したものとすることができる。乾式低NOx燃焼システムでは、各燃焼器106は乾式低NOx燃焼器とすることができ、対応する燃料ノズル104は、予混合ノズルとすることができる。作動時、圧縮機102からの加圧空気は、燃料ノズル104内で燃料と混合されて空気燃料混合気を形成することができる。続いて、燃料ノズル104は、空気燃料混合気を対応する燃焼器106に排出し、該燃焼器106は、空気燃料混合気の効率的に燃焼するように制御されたエンベロープとしての機能を果たす燃焼室又は「缶」を特徴として備える。
簡略にする目的で、ガスタービン100の燃焼システム103が図1に示されており、1つの燃料ノズル104と1つの燃焼器106とを参照して以下で説明しているが、燃焼システム103は一般に、幾つかの燃焼器106を並行して含み、その各々が幾つかの燃料ノズル104によって同時に支持されることは当業者であれば理解されるであろう。
通常、燃焼システム103の動作は、特定の燃焼ダイナミックスによって特徴付けられる。具体的には、燃焼器106内部のガスは、燃焼プロセス中に動的圧力波を形成することができる。動的圧力波は、既知の又は期待される一定の周波数に従って燃焼室を伝播することができる。これらの動的圧力波は、本明細書では音圧波と同義的に呼ばれる。場合によっては、動的圧力波は、可聴範囲の周波数で伝播することができ、その結果、燃焼器106の動作は、弁別的な音波によって特徴付けられる。
動的圧力波の変動は、燃焼システム103における変動を示すことができるので、従来の大部分のガスタービンには、動的圧力波を監視するための機器が取り付けられている。また、動的圧力波は、過剰な振動のような燃焼システム103において変動を引き起こす可能性がある。図2を参照して以下で説明するように、監視機器は、燃焼器106に関連付けられる動圧センサ又はトランスデューサを含むことができるが、他の構成も実施可能である。監視機器は、燃焼器で発生する燃焼ダイナミックスを表す音圧信号を燃焼器106から取得することができる。望ましくない燃焼ダイナミックスに加えて、燃焼システム103は、燃料ノズル104の1つ又はそれ以上における逆火状態の発生の影響を受けやすい可能性がある。本明細書で使用される用語「逆火状態」とは、燃料ノズル104における持続的な火焔燃焼を意味する。逆火状態は、火焔が燃焼器106から燃料ノズル104に進む上流火焔伝播事象、及び燃料ノズル104内で火焔が自動的に点火する自動点火事象を含む、種々の理由で発生する可能性がある。逆火状態は、特に水素などの比較的反応性の高い燃料を利用する乾式低NOx燃焼システムにおいて生じる可能性がより高い。
一部の逆火状態は、燃焼システム103の燃焼ダイナミックスの関連する変動又は変化によって特徴付けることができる。具体的には、動的圧力波は、火焔状態の発生より前に或いはこれに応答して、異なる周波数又は予期しない周波数に従って発振又は伝播する場合がある。例えば、動的圧力波は、周波数の変化又はシフティングによる既存の逆火状態に応答することができ、或いは、動的圧力波の周波数シフト又は変化が燃焼システム103の変動を引き起こすことができ、これが逆火状態をもたらすことになる。これらの影響の組み合わせが生じる場合もある。
このような場合、動的圧力波の監視により、燃料ノズル104における逆火状態の発生の検出を可能にすることができる。その結果、逆火状態を低減又は消火させるための是正措置を取ることができ、これは、乾式低NOx燃焼システムが水素燃料を用いて作動される場合など、燃焼システムが逆火状態に耐えるか、又はこれを回避するように設計されていない場合には有利とすることができる。
従って、図1には、ガスタービン100の燃焼システム103における逆火状態を検出するためのシステム200も示されている。図示のように、システム200は一般に、音圧センサ210及びコントローラ212を含む。音圧センサ210は、燃焼器106からの音圧信号を検出、取得、又は監視を行うよう作動する何らかのセンサ、トランスデューサ、プローブ、又はマイクロフォンとすることができる。例えば、音圧センサ210は、燃焼器106内の動的圧力波を検出することができ、更に検出した動的圧力波を電気信号にコード化することができるトランスデューサを有するプローブとすることができる。
システム200はまた、コントローラ212を含むことができる。コントローラ212は、本明細書で説明される機能を実行するハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせを用いて実施することができる。例証として、コントローラ212は、プロセッサ、ASIC、コンパレータ、差動モジュール、又は他のハードウェア手段とすることができる。同様に、コントローラ212は、メモリ内に格納されて、プロセッサ又は他のプロセッシング手段によって実行することができるソフトウェア又は他のコンピュータ実行可能命令を含むことができる。
音圧センサ210は、音圧信号をコントローラ212に伝達することができる。音圧センサ210は、この目的でコントローラ212と電気的に接続することができる。コントローラ212は、燃焼器106から検出された音圧信号を解析して、燃焼システム103の現在の動作に関連付けられた1つ又はそれ以上の基調周波数を識別するよう動作することができる。例えば、コントローラ212は、検出された音圧信号に対して信号処理技術を実施することができる。信号処理技術は、周波数領域における音圧信号を表すように構成されたスペクトル解析を含むことができる。このような信号処理技術の実施例には、高速フーリエ変換、短時間フーリエ変換、窓フーリエ変換、ウェーブレット変換、及びラプラス変換が含まれるが、ここでは他の技術を用いることもできる。周波数領域で音圧信号を処理することによって、コントローラ212は、燃焼システム103の現在の動作に関連付けられた1つ又はそれ以上の基調周波数を識別することができる。コントローラ212は、これらの周波数を利用して、燃焼システム103内に火焔状態が存在するかどうかを判定することができる。
コントローラ212はまた、燃焼器106の現在の動作に関連付けられた1つ又はそれ以上の基調周波数に少なくとも部分的に基づいて、燃焼システム103内に逆火状態が存在することを示すように動作することができる。
幾つかの実施形態において、コントローラ212は、通常動作を示す周波数情報とは異なる現在動作周波数情報に応答して、逆火状態が燃焼システム103に存在することを示すことができる。より具体的には、燃焼システム103の通常動作中、燃焼器106の音圧は、特定のベースライン周波数によって特徴付けることができる。これらのベースライン周波数は、既知の又は通常の実験を通じて確認される値を有することができる。例えば、ベースライン周波数は、燃焼システム103を通常の状態で動作させ、燃焼器106からベースライン音圧信号を取得し、ベースライン音圧信号を解析してベースライン周波数を識別することによって決定することができる。
その後、コントローラ212が、システム200の動作中に比較の目的でベースライン周波数情報にアクセスし、火焔状態を検出するようにすることができる。例えば、ベースライン周波数情報は、コントローラ212によって実行される動作プログラム内に、又はコントローラ212がアクセス可能なメモリ内に記憶させることができる。コントローラ212が現在音圧信号を解析して現在動作周波数を決定した後、コントローラ212は、通常の燃焼器動作を表すベースライン周波数情報と現在動作周波数情報とを比較することができる。現在動作周波数情報がベースライン周波数情報と完全に又は部分的に異なる場合には、コントローラ212は、燃料ノズル104の1つにおけるなど、燃焼システム103において逆火状態が存在することを示すことができる。
他の実施形態において、コントローラ212は、逆火状態を示す異常周波数情報に相当する現在動作周波数情報に応答して、燃焼システム103内に逆火状態が存在することを示すことができる。より具体的には、燃焼器106の音圧信号は、燃焼システム103内で逆火状態が生じたか又は生じているときには、特定の異常周波数によって特徴付けることができる。これらの異常周波数は、既知の又は通常の実験により確認される値を有することができる。例えば、異常周波数は、逆火事象中に燃焼システム103を動作させ、燃焼器106から異常音圧信号を取得し、異常音圧信号を解析して異常動作周波数を識別することによって決定することができる。
その後、コントローラ212がシステム200の動作中に異常周波数情報にアクセスし、逆火状態を検出することができる。例えば、異常周波数情報は、コントローラ212によって実行される動作プログラム内に、又はコントローラ212がアクセス可能なメモリ内に記憶させることができる。コントローラ212は、逆火状態を表す異常周波数情報と現在動作周波数情報とを比較することができる。現在動作周波数情報が異常周波数情報と完全に又は部分的に一致する場合、コントローラ212は、燃料ノズル104の1つにおけるなど、燃焼システム103において逆火状態が存在することを示すことができる。
上記で説明された実施形態は、必要に応じて組み合わせて変えることができる。例えば、コントローラ212は、現在動作周波数の何れかがベースライン周波数の各々とは実質的に異なることに応答して、逆火状態が存在することを示すことができる。別の例示として、コントローラ212は、現在動作周波数の何れかが異常周波数の何れかと実質的に一致することに応答して、逆火状態が存在することを示すことができる。これらの実施例の組み合わせを利用することもできる。場合によっては、コントローラ212は、比較の目的で情報セットの両方又は片方を利用できる場合には、ベースライン周波数情報と異常周波数情報の両方を認識することができる。更に、ベースライン周波数情報に基づいて許容可能な周波数の範囲を設定することができ、異常周波数情報に基づいて許容可能でない周波数の範囲を設定することができる。このような場合、コントローラ212は、この範囲と現在動作周波数情報との比較に応答して、逆火状態が存在することを示すことができる。例えば、コントローラ212は、動作周波数の何れかが、許容可能なベースライン周波数の各範囲に入らない場合、又は許容可能でない周波数の範囲に入る場合には、逆火状態が存在することを示すことができる。
実施形態において、システム200はまた、検出された周波数、及び既知のベースライン又は異常周波数の振幅を記憶、検出、及び比較することができる。このような実施形態では、コントローラ212は、既知の異常周波数の何れか又はその近傍にある現在動作周波数、或いは既知の正常周波数の何れかから実質的に離れている現在動作周波数の振幅が鋭い立ち上がりを示したときに、逆火状態が存在することを示すことができる。このような実施形態では、システム200は比較的ロバストとすることができる。より具体的には、少なくとも1つの異常な基調周波数の検出に伴う振幅の鋭い立ち上がりは、逆火状態の発生のより確実な指標となることができる。このような実施形態では、予め設定された振幅閾値を設定することができる。これらの振幅閾値は、比較の目的でシステム200の動作中にコントローラ212がアクセスすることができる。コントローラ212は、既知の異常周波数の何れか又はその近傍にある現在動作周波数、或いは既知の正常周波数の何れかから実質的に離れている現在動作周波数が設定閾値を超える振幅を有する場合には、逆火状態が燃焼システム103に存在することを示すことができる。
振幅の監視は、逆火状態のロバストな指標となることができるが、音圧信号にかなりのノイズが存在する場合には、振幅の鋭い立ち上がりを監視することが困難である可能性がある。音圧信号内のノイズは、燃焼器106内の振動など、様々な原因により生じる可能性がある。従って、コントローラ212は、音圧信号からノイズを濾波し、逆火とは無関係の振動又は他の影響に関連付けられる周波数を除去するよう動作することができる。例えば、コントローラ212は、帯域通過フィルタ、ノッチフィルタ、又はこれら及び他のフィルタの組み合わせを含むことができる。ノッチフィルタは、音圧信号の基調周波数が近接した間隔で配置されている場合に用いることができる。
ベースライン及び異常周波数並びに振幅情報は、個々のレベル又はモデルレベルの何れかで各燃焼器106又は燃焼システム103に伴って変わる可能性がある点に留意されたい。
上述のように、コントローラ212は、信号処理技術を利用して、周波数領域内で検出された音圧信号を解析することができる。音圧信号内に存在する基調周波数の特定を可能にするあらゆる技術を用いることができる。高速フーリエ変換などの何らかの好適な技術は、基調周波数が何時生じたかに関する情報を提供しない場合がある。従って、幾つかの実施形態では、コントローラ212は、特定の周波数が生じたウィンドウ又は時点を識別できる信号処理技術を利用してもよい。1つの実施例は、周波数領域解析を特定の空間ウィンドウに限定することができる窓フーリエ変換である。このような場合、比較的大きな時間ウィンドウを利用して、検出される比較的低い周波数を求めることができ、他方、比較的小さな時間ウィンドウを利用して、検出される比較的高い周波数を求めることができる。別の実施例は、検出周波数が生じた時間に関する情報を提供することができるウェーブレット変換である。特定の周波数が生じたウィンドウ又は時点が既知となることで、同様の動作条件で所与のガスタービンの繰り返し運転の間に逆火状態が再発するのを防ぐのを助けることができる。
逆火状態は、種々の理由による音圧信号の周波数シフト又は変化と相関付けることができる点に留意されたい。例えば、燃焼器106が希薄予混合燃焼で作動する実施例では、燃焼火焔は、燃料不足による消火の境界上で燃焼することができる。このような燃焼は、燃焼器106内で放熱振動を生じる可能性があり、これは、燃焼器106の音響モードを励起し、比較的大きな振幅の圧力振動又は脈動を引き起こす場合がある。これらの圧力脈動は、燃焼器106から上流側の燃料ノズル104に伝わり、燃料ノズル104の前後で振動による圧力低下を生じる可能性がある。燃焼器106への燃料の振動性送給は、燃料ノズル104において燃料濃度波の下流側への伝播を生じる可能性がある。燃料濃度波が燃料ノズル104内に十分な時間期間の間存在する場合には、燃料ノズル104内の温度上昇により、従来の点火手段がない場合でも空気燃料混合気が自動点火する可能性がある。従って、燃料ノズル104内での逆火状態が生じる可能性がある。
別の実施例として、燃料ノズル104内の逆火状態は、燃焼誘起の渦崩壊により生じる可能性がある。燃焼中、燃焼器106中のスワール(旋回)流が渦流を引き起こす場合があり、これが上流側の燃料ノズル104内に伝わることができる。渦流の振動は、燃料ノズル104内部での渦崩壊につながる可能性があり、結果として燃料ノズル104内部に低圧ゾーンを生じることになる。圧力勾配の結果として、燃焼火焔は上流側の燃料ノズル104に伝播することができる。これら及び他の事例では、燃料ノズル104における逆火状態は、燃焼器106から得られる音圧信号において具現化することができる圧力振動の特定の周波数によって特徴付けることができる。
図2は、燃焼システム103の燃料ノズル104における逆火状態を検出するためのシステムの実施形態を例証する、燃焼システム103の実施形態の断面図である。実施形態において、システム200は、乾式低NOx燃焼システムに関して実施することができ、この場合、燃料ノズル104は予混合ノズルとすることができるが、他の構成も実施可能である。
実施形態において、システム200は、図2に示された燃焼器106に関連付けられるプローブ214を含むことができる。具体的には、プローブ214は、燃焼ケーシング116、フロースリーブ118、及び燃焼ライナ120を通り、更に燃焼室122に延びることができる。プローブ214は、音圧信号を検出するためのセンサ210、及び場合によっては検出信号を解析して火焔状態を示すためのコントローラ212を含むことができる。或いは、コントローラ212は、図示のようにプローブ214とは別個にすることができる。
図2に示すように、音圧センサ210は、燃焼室122内に位置付けられることになるプローブ214の一部に配置することができる。音圧センサ210の位置決めは、燃焼室火焔に起因して燃焼室122で生成される圧力脈動を検出するように選択される。次いで、音圧センサ210は、信号プロセッサを含むコントローラ212に電気信号を送信する。
プローブ214は、燃焼室内で音圧信号を検出することによって燃料ノズル104の何れかにおける逆火状態を検出することができるので、該プローブ214は、ガスタービン100を改造してシステム200を組み込むコストを低減することができる。従って、各燃料ノズル104内に個々のセンサが必要ではなくなり、実装及びメンテナンスコストを低減することができる。
実施形態において、プローブ214は、燃焼器106内の燃焼ダイナミックスを監視する既存の機器のような、ガスタービン100の既存のプローブと関連付けることができる。このような機器の実施例は、燃焼室122内の動的圧力波を監視する燃焼ダイナミックス監視(CDM)プローブである。このような実施形態において、ガスタービン100を改造してシステム200を組み込むことは、既存のCDMプローブを改造してセンサ210及びコントローラ212を含むプローブ214を組み込むこと、或いは、許容可能なセンサ210を含む既存のCDMプローブを上述のコントローラ212に取り付けることと同程度に容易とすることができる。
図3は、燃焼器の燃料ノズルにおける火焔状態を検出するための方法の実施形態を示すブロック図である。ブロック302において、音圧信号が燃焼器から得られる。燃焼器は、例えば、乾式低NOx燃焼器とすることができる。実施形態において、燃焼器は、水素などの比較的反応性の高い燃料を利用することができる。音圧信号は、音圧センサ、プローブ、トランスデューサ、又はマイクロフォンを用いて燃焼器から得ることができる。実施形態において、音圧信号は、燃焼器における動的圧力波を監視する燃焼ダイナミックス監視プローブを用いて得ることができる。
ブロック304において、音圧信号が解析され、燃焼器の現在動作周波数情報を求める。現在動作周波数情報は、音圧信号内に存在する1つ又はそれ以上の基調周波数を含むことができる。これらの基調周波数は、現在の動作中に燃焼システムを伝播する圧力波の周波数を表すことができる。解析は、信号プロセッサなどのコントローラを用いて実行することができる。解析は、周波数領域における音圧信号を表すように動作可能な1つ又はそれ以上の信号処理技術を含むことができる。例示的な信号処理技術には、高速フーリエ変換、短時間フーリエ変換、窓フーリエ変換、ウェーブレット変換、又はラプラス変換が含まれるが、他の技術又はこれらの組み合わせを利用してもよい。実施形態において、音圧信号の解析は、音圧信号を濾波し、振動などのノイズを除去することを含むことができる。このような実施形態では、音圧信号は、信号処理技術を実行する前に濾波することができる。実施形態において、音圧信号の解析は、現在動作周波数情報における各基調周波数に関連付けられた振幅を求めることを更に含むことができる。
ブロック306において、現在動作周波数情報に少なくとも部分的に基づいて、逆火状態が示される。逆火状態は、通常動作を示すベースライン周波数情報又は逆火状態を示す異常周波数情報のうちの1つ又はそれ以上と現在動作周波数情報との比較に応答して示すことができる。実施形態では、逆火状態は、現在動作周波数情報が通常動作を示すベースライン周波数情報と実質的に完全に又は部分的に異なることに応答して示すことができる。例えば、逆火状態は、現在動作周波数情報における基調周波数の1つがベースライン周波数情報における基調周波数の各々と実質的に異なることに応答して示すことができる。このような実施形態では、方法300は更に、通常動作中に燃焼器からベースライン周波数情報を得ることを含むことができ、これは、逆火状態が生じていないことが燃焼システムが認識している場合を意味する。例えば、燃焼システムは、通常の状態で動作することができ、ベースライン音圧信号を得ることができ、ベースライン音圧信号を解析して、燃焼システムの通常動作に関連付けられる1つ又はそれ以上の基調周波数を求めることができる。次いで、方法300は、現在動作周波数をベースライン動作周波数と比較し、少なくとも1つの現在動作周波数がベースライン動作周波数の各々と異なるかどうかを判断することができる。
他の実施形態では、逆火状態は、現在動作周波数情報が逆火状態を示す異常周波数情報に実質的に完全に又は部分的に一致することに応答して示すことができる。例えば、逆火状態は、現在動作周波数情報の基調周波数の1つが異常周波数情報の基調周波数の1つと実質的に一致することに応答して示すことができる。このような実施形態では、方法300は更に、異常動作中に燃焼器から異常周波数情報を得ることを含むことができ、これは、燃料ノズル内に逆火状態が生じていることを燃焼システムが認識している場合を意味する
例えば、燃焼システムは、異常状態で動作することができ、異常音圧信号を得ることができ、更に、異常音圧信号を解析して、燃焼システムの異常動作に関連付けられる1つ又はそれ以上の基調周波数を求めることができる。次いで、方法300は、現在動作周波数を異常動作周波数と比較し、現在動作周波数の1つが異常動作周波数の1つと一致するかどうかを判断することができる。
これら2つの代替形態はまた、逆火状態を示す望ましい機能を達成するように組み合わせて変更することができる。更に、周波数範囲は、ベースライン及び異常周波数情報に基づいて設定することができ、この場合、現在動作周波数が、ベースライン周波数の許容可能な範囲に入らないこと、又は異常周波数の許容可能でない範囲に入ること、或いはこれらの組み合わせであることに応答して、逆火状態を示すことができる点は理解されたい。
また、実施形態において、方法300は周波数の振幅を考慮することができる。例えば、ブロック304において、音圧信号を解析し、1つ又はそれ以上の現在動作周波数及び各周波数の振幅を求めることができる。このような場合、ブロック306において、逆火状態は、必要に応じて、現在動作周波数の振幅と1つ又はそれ以上のベースライン又は異常周波数の振幅との比較に応答して示すことができる。ベースライン及び異常周波数情報に基づいて振幅閾値を設定することができ、この場合、火焔状態は、現在動作周波数の振幅が許容閾値振幅を超えることに応答して示すことができる点に留意されたい。当業者であれば、上記開示に基づいた構成の範囲を実施することができ、各構成は、本開示の範囲内に含まれる。
本明細書は、本発明の最良の形態を含む実施例を使用して本発明を開示しており、また、当業者であれば、何れかのデバイス又はシステムを実施し利用すること、並びに何れかの包含される方法を実行することを含めて、本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者には想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
100 ガスタービン
102 圧縮機
103 燃料システム
104 燃料ノズル
106 燃焼器
108 タービンセクション
116 燃焼ケーシング
118 流れスリーブ
120 燃焼ライナ
122 燃焼室
200 システム
210 音圧センサ
212 コントローラ
214 プローブ

Claims (10)

  1. 燃焼器(106)の燃料ノズル(104)において逆火状態を検出する方法であって、
    前記燃焼器(106)から現在音圧信号を取得する段階と、
    前記現在音圧信号を解析し、前記燃焼器(106)の現在動作周波数情報を求める段階と、
    前記現在動作周波数情報に少なくとも部分的に基づいて逆火状態が存在することを示す段階と、
    を含む方法。
  2. 前記燃焼器(106)から現在音圧信号を取得する段階が、センサ、プローブ、トランスデューサ、及びマイクロフォンのうちの1つ又はそれ以上を備えるデバイスを用いて前記燃焼器(106)内の音圧波を検出する段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記現在音圧信号を解析する段階が、周波数領域において前記現在音圧信号を表すよう動作する信号処理技術を実行する段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記信号処理技術が、高速フーリエ変換、短時間フーリエ変換、窓フーリエ変換、ウェーブレット変換、及びラプラス変換からなる群から選択される、
    請求項3に記載の方法。
  5. 通常動作中に前記燃焼器(106)からベースライン音圧信号を取得する段階と、
    前記ベースライン音圧信号を解析し、前記燃焼器(106)に対するベースライン動作周波数情報を求める段階と、
    を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記逆火状態が存在することを示す段階が、
    前記現在動作周波数情報を前記ベースライン動作周波数情報と比較する段階と、
    前記現在動作周波数情報の1つ又はそれ以上の基調周波数が前記ベースライン動作周波数情報の基調周波数と異なることに応答して、前記逆火状態が存在することを示す段階と、
    を含む、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記逆火状態が発生している間に前記燃焼器(106)から異常音圧信号を取得する段階と、
    前記異常音圧信号を解析し、前記燃焼器(106)に対する異常動作周波数情報を求める段階と、
    を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記逆火状態が存在することを示す段階が、
    前記現在動作周波数情報を前記異常動作周波数情報と比較する段階と、
    前記現在動作周波数情報の1つ又はそれ以上の基調周波数が前記異常動作周波数情報の基調周波数と実質的に一致することに応答して、前記逆火状態が存在することを示す段階と、
    を含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記現在音圧信号を解析する段階が、前記音圧信号を濾波する段階を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記現在音圧信号を解析する段階が、前記燃焼器(106)に対する現在動作周波数及び振幅情報を求める段階を更に含み、
    前記燃焼器(106)内に逆火状態が存在することを示す段階が、前記燃焼器(106)の通常動作に関連付けられるベースライン周波数及び振幅情報と、前記燃焼器(106)における逆火状態に関連付けられる異常動作周波数及び振幅情報とのうちの1つ又はそれ以上に前記現在動作周波数及び振幅情報を比較する段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
JP2009263437A 2009-01-21 2009-11-19 ガスタービンにおける火焔状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法 Pending JP2010169384A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/356,828 US7942038B2 (en) 2009-01-21 2009-01-21 Systems and methods of monitoring acoustic pressure to detect a flame condition in a gas turbine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010169384A true JP2010169384A (ja) 2010-08-05

Family

ID=42109753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263437A Pending JP2010169384A (ja) 2009-01-21 2009-11-19 ガスタービンにおける火焔状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7942038B2 (ja)
EP (1) EP2211102A3 (ja)
JP (1) JP2010169384A (ja)
CN (1) CN101782234A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015504203A (ja) * 2011-11-22 2015-02-05 エレクトリック パワー リサーチ インスチテュート インコーポレイテッド 異常検知のためのシステム及び方法
KR20210033518A (ko) * 2018-07-24 2021-03-26 지멘스 에너지, 인코포레이티드 가스 터빈 연소 섹션의 음향 플래시백 검출

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0823085D0 (en) * 2008-12-19 2009-01-28 Rolls Royce Plc Combustor Rumble
US8260523B2 (en) * 2009-05-04 2012-09-04 General Electric Company Method for detecting gas turbine engine flashback
US9267443B2 (en) 2009-05-08 2016-02-23 Gas Turbine Efficiency Sweden Ab Automated tuning of gas turbine combustion systems
US8437941B2 (en) 2009-05-08 2013-05-07 Gas Turbine Efficiency Sweden Ab Automated tuning of gas turbine combustion systems
US9671797B2 (en) 2009-05-08 2017-06-06 Gas Turbine Efficiency Sweden Ab Optimization of gas turbine combustion systems low load performance on simple cycle and heat recovery steam generator applications
US9354618B2 (en) 2009-05-08 2016-05-31 Gas Turbine Efficiency Sweden Ab Automated tuning of multiple fuel gas turbine combustion systems
US8997558B2 (en) * 2011-03-29 2015-04-07 General Electric Company Combustor probe for gas turbine
US8438851B1 (en) 2012-01-03 2013-05-14 General Electric Company Combustor assembly for use in a turbine engine and methods of assembling same
US8725384B2 (en) 2012-02-10 2014-05-13 General Electic Company Detection system and method to detect flame holding event
CN102620938B (zh) * 2012-04-09 2014-07-09 北京理工大学 活塞式发动机回火检测装置及回火试验方法
US9335046B2 (en) 2012-05-30 2016-05-10 General Electric Company Flame detection in a region upstream from fuel nozzle
US8601861B1 (en) * 2012-08-10 2013-12-10 General Electric Company Systems and methods for detecting the flame state of a combustor of a turbine engine
US20140121998A1 (en) * 2012-10-26 2014-05-01 General Electric Company Systems and Methods for Adverse Combustion Avoidance and Correction
US9376963B2 (en) * 2013-01-16 2016-06-28 Alstom Technology Ltd. Detecting flashback by monitoring engine-dynamic spikes
EP2789914A1 (de) 2013-04-12 2014-10-15 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Überwachung eines Flammenzustands
US9494493B2 (en) * 2013-04-12 2016-11-15 Siemens Energy, Inc. Single dynamic pressure sensor based flame monitoring of a gas turbine combustor
CN103364198B (zh) * 2013-06-29 2015-10-07 天津大学 基于声学信号的发动机燃烧信息观测及ecu在线实现方法
KR101466503B1 (ko) 2013-09-05 2014-11-28 한밭대학교 산학협력단 연소불안정 제어장치 및 그 제어방법
US9599527B2 (en) 2015-04-21 2017-03-21 Siemens Energy, Inc. Dynamic pressure method of detecting flame on/off in gas turbine combustion cans for engine protection
US10018358B2 (en) 2015-09-29 2018-07-10 Siemens Energy, Inc. Method and system for igniter health monitoring in a gas turbine engine
CN107178789B (zh) * 2016-03-09 2020-06-09 西门子公司 天然气燃烧器的燃烧监控方法、装置和系统
US11092083B2 (en) 2017-02-10 2021-08-17 General Electric Company Pressure sensor assembly for a turbine engine
GB201903646D0 (en) 2019-03-18 2019-05-01 Rolls Royce Plc Condition determination of a gas turbine engine
US11519292B2 (en) 2021-03-24 2022-12-06 General Electric Company Non-optical flame detector and method for a combustor of a turbine engine
CN114811651B (zh) * 2022-06-01 2023-03-24 清华大学 电加热稳燃系统、方法及存储介质
CN115493161A (zh) * 2022-11-15 2022-12-20 中国航发沈阳发动机研究所 一种燃气轮机加力燃烧室压力脉动传感器安装结构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08277458A (ja) * 1995-04-06 1996-10-22 Nippon Steel Corp 逆火検知装置を有する溶射装置及び逆火の鎮火方法
JP2000274613A (ja) * 1999-03-18 2000-10-03 Osaka Gas Co Ltd バーナ及びその運転方法
JP2005048993A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Tokyo Electric Power Co Inc:The 燃焼振動抑制装置および燃焼振動抑制方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5943866A (en) 1994-10-03 1999-08-31 General Electric Company Dynamically uncoupled low NOx combustor having multiple premixers with axial staging
US5544478A (en) * 1994-11-15 1996-08-13 General Electric Company Optical sensing of combustion dynamics
US5961314A (en) * 1997-05-06 1999-10-05 Rosemount Aerospace Inc. Apparatus for detecting flame conditions in combustion systems
EP0936406B1 (en) 1998-02-10 2004-05-06 General Electric Company Burner with uniform fuel/air premixing for low emissions combustion
US6370957B1 (en) * 1999-12-31 2002-04-16 Square D Company Vibration analysis for predictive maintenance of rotating machines
US6357216B1 (en) 2000-09-27 2002-03-19 Honeywell International, Inc. Flashback control for a gas turbine engine combustor having an air bypass system
US7017415B2 (en) 2001-09-27 2006-03-28 Siemens Westinghouse Power Corporation Apparatus for sensing pressure fluctuations in a hostile environment
US6857320B2 (en) 2001-11-21 2005-02-22 General Electric Company Combustion chamber dynamic pressure transducer tee probe holder and related method
US6708568B2 (en) 2001-11-21 2004-03-23 General Electric Company Combustion chamber dynamic pressure transducer tee probe holder and related method
US7096722B2 (en) * 2002-12-26 2006-08-29 Woodward Governor Company Method and apparatus for detecting combustion instability in continuous combustion systems
US6978680B2 (en) 2003-02-27 2005-12-27 General Electric Company Dynamic pressure probe holder and method of obtaining a dynamic pressure signal
AU2005207563B2 (en) 2004-01-12 2011-04-07 Combustion Science & Engineering, Inc. System and method for flame stabilization and control
US7111463B2 (en) 2004-01-23 2006-09-26 Pratt & Whitney Rocketdyne Inc. Combustion wave ignition for combustors
US7513098B2 (en) * 2005-06-29 2009-04-07 Siemens Energy, Inc. Swirler assembly and combinations of same in gas turbine engine combustors
JP4175483B2 (ja) 2005-07-08 2008-11-05 三菱重工業株式会社 逆火検出装置、逆火検出方法、及びガスタービン
US8752362B2 (en) * 2009-01-15 2014-06-17 General Electric Company Optical flame holding and flashback detection
US20100180564A1 (en) * 2009-01-21 2010-07-22 General Electric Company Systems and Methods for Mitigating a Flashback Condition in a Premixed Combustor
US8397515B2 (en) * 2009-04-30 2013-03-19 General Electric Company Fuel nozzle flashback detection
US8260523B2 (en) * 2009-05-04 2012-09-04 General Electric Company Method for detecting gas turbine engine flashback

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08277458A (ja) * 1995-04-06 1996-10-22 Nippon Steel Corp 逆火検知装置を有する溶射装置及び逆火の鎮火方法
JP2000274613A (ja) * 1999-03-18 2000-10-03 Osaka Gas Co Ltd バーナ及びその運転方法
JP2005048993A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Tokyo Electric Power Co Inc:The 燃焼振動抑制装置および燃焼振動抑制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015504203A (ja) * 2011-11-22 2015-02-05 エレクトリック パワー リサーチ インスチテュート インコーポレイテッド 異常検知のためのシステム及び方法
KR20210033518A (ko) * 2018-07-24 2021-03-26 지멘스 에너지, 인코포레이티드 가스 터빈 연소 섹션의 음향 플래시백 검출
JP7179954B2 (ja) 2018-07-24 2022-11-29 シーメンス エナジー インコーポレイテッド ガスタービン燃焼部におけるフラッシュバックの音響検出
KR102525057B1 (ko) * 2018-07-24 2023-04-21 지멘스 에너지, 인코포레이티드 가스 터빈 연소 섹션의 음향 플래시백 검출

Also Published As

Publication number Publication date
EP2211102A3 (en) 2017-05-17
US7942038B2 (en) 2011-05-17
CN101782234A (zh) 2010-07-21
US20100180674A1 (en) 2010-07-22
EP2211102A2 (en) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010169384A (ja) ガスタービンにおける火焔状態を検出するために音圧を監視するシステム及び方法
JP5576676B2 (ja) ガスタービンエンジンの逆火を検出するための方法
US7751943B2 (en) Protection process and control system for a gas turbine
US7584617B2 (en) Monitoring health of a combustion dynamics sensing system
EP2206954A2 (en) Systems and Methods for Detecting a Flame in a Fuel Nozzle of a Gas Turbine
US9989253B2 (en) Combustion instability control method
US8776584B2 (en) Pressure-measuring device and pressure-measuring method for a turbomachine
US20070214797A1 (en) Combustion dynamics monitoring
US20150027211A1 (en) Flame monitoring of a gas turbine combustor using a characteristic spectral pattern from a dynamic pressure sensor in the combustor
EP3140533B1 (en) Localized ignition diagnostics
WO2009073109A2 (en) Active combustion control for a turbine engine
US9599527B2 (en) Dynamic pressure method of detecting flame on/off in gas turbine combustion cans for engine protection
US9494493B2 (en) Single dynamic pressure sensor based flame monitoring of a gas turbine combustor
Choi et al. On the observation of the transient behavior of gas turbine combustion instability using the entropy analysis of dynamic pressure
US9964045B2 (en) Methods and systems for detecting lean blowout in gas turbine systems
JP2005083314A (ja) 内燃機関のノッキング検出装置
JP7369069B2 (ja) ガスタービンの着火検知方法及び着火検知装置、ガスタービンシステム、並びにプログラム
JP4006781B2 (ja) 内燃機関のノック検出方法及び装置
Latour et al. Assessing Transfer Matrix Models and Measurements Using Acoustic Energy Conservation Principles
Bompelly et al. Lean blowout and its sensing in the presence of combustion dynamics in a premixed swirl combustor
CN107850306A (zh) 具有时间序列与旁通滤波器的燃烧智能控制及相应系统
KR20130046879A (ko) 연소불안정 감시 장치
KR20210033518A (ko) 가스 터빈 연소 섹션의 음향 플래시백 검출
Arnone et al. Engine block vibration measures for time detection of diesel combustion phases
JP2005282383A (ja) エンジンの燃焼検出区間設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140318