JP2010166525A - マルチメディア処理制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアント・コンポーネント間のデータ通信回数・通信量を低減し、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの時間を短縮することができるマルチメディア処理制御装置を提供する。
【解決手段】画像や音声に関する処理要求を発行するクライアント21を備えたホストCPU2と、ホストCPU2とバス4を介して接続され、複数のコンポーネント32a〜32cを備えたマルチメディアプロセッサ3とを有しており、クライアント21は、一つのコンポーネント32a〜32cに対する個別処理要求、及び、複数のコンポーネント32a〜32cに対してシーケンス処理を要求する一括処理要求を発行することができる。また、マルチメディアプロセッサ3は、クライアント21から発行される一括処理要求に応じて複数のコンポーネント32a〜32cの個々に対して内部処理要求を送信し、シーケンス処理を制御する一括制御部31を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のプロセッサを有し、異なるプロセッサ間でのシーケンス制御処理を行うマルチメディア処理制御装置に関する。
従来、携帯電話やTVなど、画像や音声の情報を記録、及び/又は再生するマルチメディア処理制御装置は、記録や再生などの各種機能を実現するために、上位アプリケーションから下位のアプリケーションに対し、処理単位ごとに処理要求を発行する必要があった。このような従来のマルチメディア処理制御装置として、例えば、OpenMAX ILTMによって既定されている仕様に準拠した装置が知られている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載された装置では、情報の記録再生や加工などの単機能を処理・実行する複数の機能ブロックがコンポーネントとして定義及び生成され、各コンポーネントの制御は、上位アプリケーション(以下、クライアントと示す)によって行われている。
非特許文献1に示すような装置においては、通常、クライアントと各コンポーネントとは別のプロセッサで動作しており、バスを介して情報を送受信している。また、コンポーネントは機能毎に構成されているため、複雑な機能を実現させるためには、クライアントから複数のコンポーネントに対して複数の処理要求を順次発行し、これらの処理が適切なシーケンスで実行されるように制御する必要がある。
従って、従来のマルチメディア処理制御装置においては、機能実現のために、クライアントから複数のコンポーネントに対して複数の処理要求を発行しなくてはならないので、バス上でのデータ通信回数や通信量が大きくなってしまう。通常、バス上の通信はプロセッサの内部処理と比べて処理時間が長いため、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの処理時間が長くなってしまうという問題があった。
クロノス・グループ・インク、「オープンオーブンマックス・インテグレーション・レイヤ・アプリケーション・プログラミング・インターフェース・スペシフィケーション」、1.1.2.0版、2008(The Khronos Group Inc., OpenMAXTM Integration Layer Application Programming Interface Specification ver1.1.2.0 (2008))
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、クライアント・コンポーネント間のデータ通信回数・通信量を低減し、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの時間を短縮することができる、マルチメディア処理制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るマルチメディア処理制御装置は、画像や音声に関する処理要求を発行してサービスを提供するアプリケーションを備えた第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサとバスを介して接続され、画像や音声の記録再生加工などを実現する機能に対応した処理を行う複数のコンポーネントを備えた第2のプロセッサと、を備えたマルチメディア処理制御装置であって、前記アプリケーションは、前記コンポーネントの個々に対して単機能処理を要求する個別処理要求、及び、複数の前記コンポーネントに対してシーケンス処理を要求する一括処理要求を発行することができ、前記第2のプロセッサは、前記アプリケーションから発行される前記一括処理要求に応じて前記複数のコンポーネントの個々に対して内部処理要求を送信し、前記シーケンス処理を制御するコンポーネント制御部を有することを特徴とする。
クライアント・コンポーネント間のデータ通信回数・通信量を低減し、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
始めに、図1,図2を参照して、本発明の実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置のハードウェア構成の一例を説明する概略ブロック図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置のソフトウェア構成の一例を説明する概略ブロック図である。
本発明のマルチメディア処理制御装置は、OpenMAXTMなど、上位アプリケーションから下位アプリケーション(単機能処理ブロック)に対して処理要求を発行することにより、上位アプリケーションが下位アプリケーションの動作を制御し、動画像情報の記録や再生、加工などの機能を実現する装置全般に適用することが可能であり、例えば、携帯電話やテレビなどの情報家電に適用することができる。ここでは、動画像再生機能を有する携帯電話を一例に挙げ、構成を説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態の係わるマルチメディア処理制御装置1は、サービス処理のプロセッサである、第1のプロセッサとしてのホストCPU2と、音声画像処理のプロセッサである、第2のプロセッサとしてのマルチメディアプロセッサ3とを有しており、これらはバス4を介して接続されている。バス4には、データなどを格納するRAM5と、外部との間で情報を送受信するためのI/F6とが接続されている。I/F6には、外部のアンテナ7や着脱可能なメモリ装置8が接続されている。また、バス4には、画像表示部であるモニタ9aと、音声出力部であるスピーカ9bとが接続されている。
また、本実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置1のソフトウェア構成は、図2に示すように、画像や音声の記録や再生、加工などの処理要求を発行する、アプリケーションとしてのクライアント21と、各機能を実現する機能単位のブロックであるコンポーネント32a〜32cと、クライアント21からの処理要求をハンドリングし、シーケンス処理の一括処理制御を実行する、コンポーネント制御部としての一括制御部31とから主に構成される。
クライアント21は、サービス処理のプロセッサであるホストCPU2に設けられている。また、一括制御部31と、コンポーネント32a〜32cとは、音声画像処理のプロセッサであるマルチメディアプロセッサ3に設けられている。従って、クライアント21から発行される処理要求は、バス4を介して一括制御部31に送信される。一括制御部31は、受信した処理要求の内容を識別し、適切なコンポーネント32a〜32cに対して個々に処理要求を送信する。
従来のマルチメディア処理制御装置1では、クライアント21から個々のコンポーネント32a〜32cに対して個別に処理要求を発行する必要がある。例えば、コンポーネント32aが画像の回転処理を実現する機能ブロック、コンポーネント32bが画像のリサイズ処理を実現する機能ブロック、コンポーネント32cが画像の表示位置変更処理を実現する機能ブロックで構成されている場合について考える。
モニタ9aに表示されている画像を90度回転させた後に画面の大きさに合わせて縮小し、更に表示位置を所望の位置に変更させる場合、クライアント21は最初に、コンポーネント32aに対して画像を90度回転させる旨の処理要求(以下、処理要求Aと示す)を発行する。処理要求Aが実行されると、次にクライアント21はコンポーネント32bに対して、回転処理済みの画像を画面の大きさに合わせて縮小する旨の処理要求(以下、処理要求Bと示す)を発行する。処理要求Bが実行されると、最後にクライアント21はコンポーネント32cに対して、リサイズ処理済みの画像の表示位置を指定された位置に変更する旨の処理要求(以下、処理要求Cと示す)を発行する。処理要求Cの実行が完了すると、全ての要求が実現される。
すなわち、従来のマルチメディア処理制御装置1では、CPU2からマルチメディアプロセッサ3に対し、処理要求A,B,Cの3つの処理要求が発行されるため、低速通信であるバス間通信を3回行う必要があった。
これに対し、本実施の形態におけるマルチメディア処理制御装置1では、クライアント21から一括制御部31に対し、画像の回転・リサイズ・表示位置変更の処理要求を一括して(1つの処理要求として)発行する(以下、一括処理要求Aと示す)。
一括制御部31は、受信した処理要求が一括処理要求であると識別し、コンポーネント32aに対して画像を90度回転させる旨の内部処理要求(以下、内部処理要求aと示す)を送信する。内部処理要求aが実行されると、次に一括制御部31はコンポーネント32bに対して、回転処理済みの画像を画面の大きさに合わせて縮小する旨の内部処理要求(以下、内部処理要求bと示す)を送信する。内部処理要求bが実行されると、最後に一括制御部31はコンポーネント32cに対して、リサイズ処理済みの画像の表示位置を指定された位置に変更する旨の内部処理要求(以下、内部処理要求cと示す)を送信する。内部処理要求cの実行が完了すると、全ての要求が実現される。
このように、本実施の形態のマルチメディア処理制御装置1では、CPU2からマルチメディアプロセッサ3に対し、一括処理要求Aが発行され、マルチメディアプロセッサ3内部で内部処理要求a,b,cの3つの処理要求が送信される。従って、低速処理であるバス間を1回と、高速処理であるプロセッサの内部通信を3回行うことで所望の機能を実現することができ、処理時間の短縮を図ることができる。
次に、一括制御部31におけるクライアント21からの処理要求のハンドリングについて、図3を用いて説明する。図3は、一括制御部31における処理要求の一連の流れを説明するフローチャートである。
図3に示すように、一括制御部31は、クライアント21から発行された処理要求を受信すると、該処理要求が一括処理要求(1つまたは複数のコンポーネントに対するシーケンス処理を行う処理要求)であるか、通常の処理要求(1つのコンポーネントに対する1つの処理要求、以下、個別処理要求と示す)であるかを判断する(ステップS1)。
一括処理要求か否かの判断は、例えば、クライアント21から受信する処理要求のコマンドコードによって行われる。一括制御部31は、処理要求を受信すると、図4(a)に示すような要求内容識別テーブル10において、受信したコマンドコードと一致するレコードを検索する。図4は、処理要求内容の識別に用いるテーブルの一例を説明する図である。
具体的には、図4(a)に示す要求内容識別テーブル10のコマンドコード11カラムを検索し、受信したコマンドコードと一致するレコードを抽出する。抽出したレコードのコンポーネントID12に、個別のコンポーネント32a〜32cを示すコードが記述されていた場合、受信した処理要求は当該コードを有するコンポーネントに対する個別処理要求であると判定する。
抽出したレコードのコンポーネントID12に、個別のコンポーネント32a〜32cを示すコード以外の内容が記述されていた場合、受信した処理要求は一括処理要求であると判定する。例えば、受信したコマンドコードが”0X8001”である場合、図4(a)の要求内容識別テーブル10を検索すると、抽出したレコードのコンポーネントID12は”X1”である。
コンポーネント32aのコードがA、コンポーネント32bのコードがB、コンポーネント32cのコードがCと設定されているとすると抽出したレコードのコンポーネントID12である”X1”はこれらのコードに存在しない。従って、この場合、クライアント21から受信した処理要求は、一括処理要求であると判断される。
なお、処理要求の識別方法は、上述のコンポーネントID12による方法に限らず、種々の方法を用いることができる。例えば、コマンドコードの特定桁数を処理要求の識別コードとして設定してもよい。具体的には、コマンドコードの下4桁目を処理要求識別コードとし、”0”である場合は個別処理要求であると識別し、それ以外の数値(例えば”8”)で場合は一括処理要求と識別するように設定してもよい。
また、要求内容識別テーブル10を用いる場合においても、各カラムに設定する項目や、カラムの数などは、必要に応じて変更してもよい。例えば、コンポーネントID12の代わりに、コンポーネント(一括処理の場合はコンポーネントリスト)の格納先アドレスなどを用いてもよい。
ステップS1において、クライアントからの処理要求が一括処理要求であると判断した場合、ステップS2に進み、一括処理を行うためにコンポーネントに対して送信する個々のコマンド(内部コマンド)を生成する。一括処理要求の場合、一括制御部31から処理要求を送信するコンポーネントと、該コンポーネントに送信する個々の処理要求の内部コマンドとを識別・生成する必要がある。
まず、個々の処理要求を送信する(一括処理要求を実現するために処理を実行させる)対象コンポーネントを識別・設定する。コンポーネントの設定には、例えば、ステップS1で抽出されたコンポーネントID12を用いる。一括制御部31は、処理要求を受信すると、一括処理対象コンポーネント識別テーブルとしての一括処理実行コンポーネントテーブル20において、抽出されたコンポーネントID12をキーとして一致するレコードを検索・抽出する。一括処理実行コンポーネントテーブル20には、コンポーネントID12と、個別の処理要求を送信するコンポーネントのコードがリスト形式で記述されたコンポーネントリスト13とが記述されている。
例えば、コンポーネントIDが”X1”である場合、図4(b)に示すようなリストが抽出される。図4(b)に示す例の場合、コンポーネントID”X1”を持つコンポーネントリスト13には、コンポーネントコードA,コンポーネントコードB,コンポーネントコードCの3つのコンポーネントが対象コンポーネントとして記述されている。なお、リストの最後に記述されている”end”は、コンポーネントリスト13の末尾であることを示すものである。
一括処理要求で用いられる内部コマンドは、クライアント21から発行されたコマンドコードと対応付けられており、予めマルチメディアプロセッサ3にシーケンス一括制御プログラムとして設定されている。すなわち、本ステップでは、受信したコマンドコードをキーとして内部コマンドを検索し、実行可能な形態に展開する一連の作業が行われる。
例えば、画像の回転・リサイズ・表示位置変更が、コマンドコード”0X8001”の一括処理要求としてクライアント21から発行された場合、コマンドコード”0X8001”をキーとして予め設定されている内部コマンドを検索し、画像の回転処理要求、画像のリサイズ処理要求、画像の表示位置変更処理要求の3つの処理要求の内部コマンドを生成する。
次に、ステップS3において、ステップS2で識別したコンポーネントリスト13に記述された最初のコンポーネントコードを持つコンポーネントを、処理対象のコンポーネントとして設定する。例えばコンポーネントリスト13が図4(b)に示したリストである場合、コンポーネントコードAを持つコンポーネント(=コンポーネント32a)が処理対象コンポーネントとしてセットされる。
続いてステップS4において、ステップS3でセットしたコンポーネントに対し、ステップS2で生成した処理要求の内部コマンドを送信する。上述の例の場合、コンポーネント32aに対して画像の回転処理要求の内部コマンドを送信する。コンポーネント32aは内部コマンドを受信すると、処理を実行する。
次に、ステップS5において、ステップS4で処理を実行したコンポーネントの状態を記録する。コンポーネントの状態は、例えば図5に示すような状態管理テーブル40に書き込まれる。図5は、コンポーネントの状態を管理するテーブルの一例を説明する図である。図5に示す状態管理テーブル40は、コンポーネント識別子41(例えばコンポーネントID12)と、コンポーネントの処理実行の状態を識別する処理状態フラグ42と、処理に関する付属情報の有無を識別する付属情報ビット43と、付属情報が存在する場合に該情報を格納している場所を識別する付属情報格納先アドレス44との項目を有する。
状態管理テーブル40には、マルチメディアプロセッサ3に生成・構築されている全てのコンポーネント32に関する情報が格納されている。すなわち、状態管理テーブル40のレコード数は、マルチメディアプロセッサ3に生成・構築されている全てのコンポーネント32の数と等しく、コンポーネント32とレコードとが1対1に対応づけられている。状態管理テーブル40は、一括制御部31によって管理されており、ホストCPU2のクライアント21からも参照することができる。
一括制御部31は、状態管理テーブル40に格納されているレコードの中から、コンポーネント識別子41をキーとして、ステップS4で処理を実行させたコンポーネントのレコードを抽出する。ステップS4における処理が正常に終了した場合、抽出したレコードの処理状態フラグ42を、正常に処理が終了したことを示す”OK”にセットする。なお、処理状態フラグ42には、”OK”のほか、エラーが発生するなどして処理が正常に終了できなかったことを示す”Error”などをセットすることができる。
ステップS4における処理に関し、クライアント21や他のコンポーネントなどに通知すべき情報が発生した場合、付属情報ビット43を、付属情報が存在することを示す”1”にセットする。なお、付属情報がない場合、付属情報ビット43には”0”をセットする。付属情報ビット43に”1”をセットした場合、付属情報を格納している場所を示すアドレスなどを、付属情報格納先アドレス44にセットする。
例えば、ステップS4においてコンポーネント32aの処理が正常に終了し、該処理に関して特に付属情報がない場合、一括制御部31は、図5に示すように、コンポーネント識別子41が”A”のレコードに関し、処理状態フラグ42に”OK”を、付属情報ビット43に”0”を、付属情報格納先アドレス44に空欄を、それぞれセット(上書き)する。
本実施の形態のマルチメディア処理制御装置1では、マルチメディアプロセッサ3が処理要求をハンドリングして実行するため、一括処理要求実行時において、ホストCPU2のクライアント21からは個々のコンポーネントの状態を管理・認識することが困難である。しかし、一括制御部31が状態管理テーブル40を保持・管理し、このテーブルに全てのコンポーネントの状態を逐次書き込んでいるので、クライアント21は必要に応じて状態管理テーブル40の所定のレコードを読み出すことにより、コンポーネントの状態を誤認識したり、不適切な処理要求を発行したりすることを防止することができる。
処理状態の記録が完了すると、ステップS6に進み、ステップS2で識別したコンポーネントリスト13に記述された全てのコンポーネントに対して処理要求を送信し、処理を実行させたか否かを判定する。未処理のコンポーネントが残っている場合、ステップS3に戻り、コンポーネントリスト13の記述順に沿って、現在処理対象のコンポーネントとして設定されているコンポーネント(コード)の次のコンポーネントコードを持つコンポーネントを、処理対象のコンポーネントとして設定する。
例えばコンポーネントリスト13が図4(b)に示したリストであり、コンポーネントコードAを持つコンポーネント(=コンポーネント32a)が処理対象コンポーネントとしてセットされ、その処理を完了している場合、次の処理対象コンポーネントとして、コンポーネントコードBを持つコンポーネント(=コンポーネント32b)を次の処理対象のコンポーネントとしてセットする。
このように、ステップS3からステップS5を繰り返し、コンポーネントリスト13に記述された全ての処理対象コンポーネントについて処理が完了した場合、ステップS6からステップS9に進み、メモリの開放など終了処理を行う。
一方、ステップS1において、クライアントからの処理要求が個別処理要求、すなわち、1つのコンポーネントに対する1つの処理要求であると判断した場合、ステップS7に進み、処理対象のコンポーネントを識別し、該コンポーネントに対して送信するコマンド(内部コマンド)を生成する。
処理対象のコンポーネントの識別には、図4(a)において抽出されたレコードのコンポーネントID12をそのまま用いてもよいし、図6に示すような個別処理実行コンポーネントテーブル50から、クライアント21から発行されたのコマンドコード11をキーとして一致するレコードを検索・抽出してもよい。個別処理実行コンポーネントテーブル50には、コマンドコード11と、処理要求を送信するコンポーネントのコードとが記述されている。
例えば、コマンドコードが”0X0001”である場合、図6に示すようなレコードが抽出される。図6に示す例の場合、コマンドコードが”0X0001”の処理要求の場合、コンポーネントコードAを持つコンポーネント(=コンポーネント32a)が対象コンポーネントとして設定される。
個別処理要求で用いられる内部コマンドは、一括処理要求で用いられる内部コマンドと同様に、クライアント21から発行されたコマンドコードと対応付けられており、予めマルチメディアプロセッサ3に設定されている。すなわち、本ステップでは、受信したコマンドコードをキーとして内部コマンドを検索し、実行可能な形態に展開する一連の作業が行われる。
例えば、画像の回転が、コマンドコード”0X0001”の一括処理要求としてクライアント21から発行された場合、コマンドコード”0X0001”をキーとして予め設定されている内部コマンドを検索し、画像の回転処理要求の内部コマンドを生成する。
次に、ステップS8において、ステップS7で識別したコンポーネントを、処理対象のコンポーネントとして設定し、同じくステップS7で生成した処理要求の内部コマンドを送信する。上述の例の場合、コンポーネント32aに対して画像の回転処理要求の内部コマンドを送信する。コンポーネント32aは内部コマンドを受信すると、処理を実行する。
処理が完了すると、ステップS9に進み、メモリの開放や終了通知など終了処理を行う。ステップS9の終了処理が完了すると、一括制御部31における処理要求の一連の流れが終了する。
このように、本実施の形態のマルチメディア処理制御装置1においては、シーケンス処理、すなわち、連続して実行させる複数の処理要求を予め一括処理要求として定義しておき、ホストCPU2のクライアント21からマルチメディアプロセッサ3の一括制御部31に対して一括処理要求を発行する。一括制御部31は定義に従って受信した一括処理要求を複数の処理要求に展開し、マルチメディアプロセッサ3の所定のコンポーネント32に処理要求を送信し、機能を実行させる。すなわち、ホストCPU2からマルチメディアプロセッサ3に対し、低速通信であるバス通信を用いた処理要求の通信回数・通信量を低減することができるため、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの時間を短縮することができる。
なお、上述のマルチメディア処理制御装置1は1つのマルチメディアプロセッサ3のみを有する構成としているが、図7に示すように、マルチメディア処理制御装置1´を複数のマルチメディアプロセッサ3a,3bを有する構成としてもよい。図7は、複数のマルチメディアプロセッサで構成されたマルチメディア処理制御装置のハードウェア構成の一例を説明する概略ブロック図である。
この場合、ホストCPU2のクライアント21から、マルチメディアプロセッサ3aの一括制御部31に対して一括処理要求が発行される。一括制御部31は上述した手順と同様に、一括処理実行コンポーネントテーブル20aから該一括処理要求のコマンドコード11をキーとし、一致するレコードを抽出して、処理要求を送信するコンポーネントリスト13aを取得する(図8参照)。
図8は、複数のマルチメディアプロセッサ3a,3bにおける処理要求内容の識別に用いるテーブルの一例を説明する図であり、(a)は要求内容識別テーブル10を、(b)はマルチメディアプロセッサ3aの一括処理実行コンポーネントテーブル20aを、(c)はマルチメディアプロセッサ3bの一括処理実行コンポーネントテーブル20bを示している。
このとき、コンポーネントリスト13aに、マルチメディアプロセッサ3aに存在するコンポーネントのコンポーネントコード以外のコードが記述されていた場合、一括制御部31は、マルチメディアプロセッサ3bの一括制御部31に対して、該コードを送信する。マルチメディアプロセッサ3bの一括制御部31は、一括処理実行コンポーネントテーブル20bから受信したコードをキーとし、一致するレコードを抽出して、処理要求を送信するコンポーネントリスト13bを取得する。
マルチメディアプロセッサ3a,3bの一括制御部31は、コンポーネントリスト13a、13bに記述されたコードの順に従って内部処理コマンドを送信し、機能を実行させる。
図8を例に用いて具体的に説明する。まず、ホストCPU2のクライアント21から、マルチメディアプロセッサ3aの一括制御部31に対してコマンドコード”0X8011”の一括処理要求が発行される。マルチメディアプロセッサ3aの一括制御部31は、一括処理実行コンポーネントテーブル20aからコマンドコードが”0X8011”であるレコードを抽出して、処理要求を送信するコンポーネントリスト13aを取得する。コンポーネントリスト13aには、”A”,”B”,”C”,”Z1”の順にコンポーネントコードが記述されている。
ここで、マルチメディアプロセッサ3aにはコンポーネントコードA,B,Cの3つのコンポーネントが存在しているとすると、リストの4番目に記述されている”Z1”は、マルチメディアプロセッサ3aに存在するコンポーネントのコンポーネントコード以外のコードであると識別される。すると、マルチメディアプロセッサ3aの一括制御部31は、マルチメディアプロセッサ3bの一括制御部31に対して、コンポーネントコード”Z1”を送信する。
マルチメディアプロセッサ3bの一括制御部31は、一括処理実行コンポーネントテーブル20bから受信したコード”Z1”をキーとするリストを抽出し、処理要求を送信するコンポーネントリスト13bを取得する。コンポーネントリスト13bには、”a”,”b”の順にコンポーネントコードが記述されている。
マルチメディアプロセッサ3a,3bの一括制御部31は、コンポーネントリスト13a,13bに記述されたコンポーネントコードの順に内部処理コマンドを送信し、機能を実行させる。すなわち、マルチメディアプロセッサ3aのコードAを有するコンポーネント、マルチメディアプロセッサ3aのコードBを有するコンポーネント、マルチメディアプロセッサ3aのコードCを有するコンポーネント、マルチメディアプロセッサ3bのコードaを有するコンポーネント、マルチメディアプロセッサ3bのコードbを有するコンポーネント、の順に内部処理コマンドを送信し、機能を実行させる。
このように、複数のマルチメディアプロセッサで構成される場合においても、1つのマルチメディアプロセッサで構成される場合と同様に、連続して実行させる複数の処理要求を予め一括処理要求として定義しておき、代表的な一つのマルチメディアプロセッサ(=ホストCPU2のクライアント21からマルチメディアプロセッサ3a)の一括制御部31に対して一括処理要求を発行する。
一括処理要求を受信した一括制御部31は、定義に従って処理対象のコンポーネントに展開し、他のマルチマルチメディアプロセッサ3bでの処理が必要な場合は、該マルチマルチメディアプロセッサ3bの一括制御部に(一括)処理要求を送信し、機能を実行させる。すなわち、低速のバス通信であるホストCPU2からマルチメディアプロセッサ3aへの通信、及びマルチメディアプロセッサ3a,3b間の通信を用いた処理要求の通信回数・通信量を低減することができるため、処理要求発行から実際に機能が実現されるまでの時間を短縮することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。

本発明の実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置のハードウェア構成の一例を説明する概略ブロック図。 本発明の実施の形態に係わるマルチメディア処理制御装置のソフトウェア構成の一例を説明する概略ブロック図。 一括制御部31における処理要求の一連の流れを説明するフローチャート。 処理要求内容の識別に用いるテーブルの一例を説明する図。 コンポーネントの状態を管理するテーブルの一例を説明する図。 個別処理実行コンポーネントテーブル50の一例を説明する図。 複数のマルチメディアプロセッサで構成されたマルチメディア処理制御装置のハードウェア構成の一例を説明する概略ブロック図。 複数のマルチメディアプロセッサ3a,3bにおける処理要求内容の識別に用いるテーブルの一例を説明する図。
2…ホストCPU、3…マルチメディアプロセッサ、4…バス,21…クライアント、31…一括制御部、32a,32b,32c…コンポーネント、

Claims (5)

  1. 画像や音声に関する処理要求を発行してサービスを提供するアプリケーションを備えた第1のプロセッサと、
    前記第1のプロセッサとバスを介して接続され、画像や音声の記録再生加工などを実現する機能に対応した処理を行う複数のコンポーネントを備えた第2のプロセッサと、
    を備えたマルチメディア処理制御装置であって、
    前記アプリケーションは、前記コンポーネントの個々に対して単機能処理を要求する個別処理要求、及び、複数の前記コンポーネントに対してシーケンス処理を要求する一括処理要求を発行することができ、
    前記第2のプロセッサは、前記アプリケーションから発行される前記一括処理要求に応じて前記複数のコンポーネントの個々に対して内部処理要求を送信し、前記シーケンス処理を制御するコンポーネント制御部を有することを特徴とする、マルチメディア処理制御装置。
  2. 前記コンポーネント制御部は、前記アプリケーションから発行される前記処理要求を、予め設定された要求内容識別テーブルと照合し、前記処理要求が前記個別処理要求であるか前記一括処理要求であるかを識別することを特徴とする、請求項1に記載のマルチメディア処理制御装置。
  3. 前記コンポーネント制御部には、前記一括処理要求に応じて前記内部処理要求を送信する複数の前記コンポーネントを特定し、特定された複数の前記コンポーネントの処理順番を特定することができる、一括処理対象コンポーネント識別テーブルが設定されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のマルチメディア処理制御装置。
  4. 前記第2のプロセッサを複数備え、一つの前記一括処理要求で複数の前記第2のプロセッサを用いる前記シーケンス処理が実現可能であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のマルチメディア処理制御装置。
  5. 前記コンポーネント制御部は、前記シーケンス処理が行われる複数の前記コンポーネントの処理状態を記録し管理することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマルチメディア処理制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014520306A (ja) * 2011-06-04 2014-08-21 アップル インコーポレイテッド ワイヤレスディスプレイの適応使用

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