JP2010166339A - プログラムファイル取得装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを取得する処理を短時間で実現するプログラムファイル取得装置を提供する。
【解決手段】プログラムファイル取得装置は、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須の必須プログラムファイルについてプログラムファイル保持部に保持されているか否かを判定する必須プログラムファイル判定部と、必須プログラムファイル判定部が、必須プログラムファイルがプログラムファイル保持部に保持されていないと判定した場合、不足している必須プログラムファイルを、放送受信部とネットワーク通信部のいずれかを制御して、取得経路選択部が選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得部とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】プログラムファイル取得装置は、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須の必須プログラムファイルについてプログラムファイル保持部に保持されているか否かを判定する必須プログラムファイル判定部と、必須プログラムファイル判定部が、必須プログラムファイルがプログラムファイル保持部に保持されていないと判定した場合、不足している必須プログラムファイルを、放送受信部とネットワーク通信部のいずれかを制御して、取得経路選択部が選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得部とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ放送サービスを実行するためのプログラムファイルを取得するプログラムファイル取得装置に関し、例えば、Java(登録商標)データ放送サービスを実行するためのクラスファイルを取得するためのクラスファイル取得装置に関する。
近年、Java技術を用いたプログラムがデータ放送に用いられている。従来のプログラミング言語の多くはCPUなどのプラットフォームに依存したネイティブなコードにコンパイルすることを前提として設計されていたが、Java技術はプラットフォームに対する非依存と、バージョン間の互換性に注意して開発が進められてきた。したがって、Java技術のプログラムは従来の多くのプログラミング言語と異なり、中間言語であるバイトコードにコンパイルされ、Java仮想マシンで(Java VM)実行されるよう設計されている。また、多くの場合、ジャストインタイムコンパイル方式が使われている。Java技術を使うことで、プラットフォームへの依存の低いアプリケーションソフトウェアの開発と実装が実現されつつある。
Java技術を用いたデータ放送(以後、「Javaデータ放送」と呼ぶ)は、Java仮想マシン上で動作するバイトコードであるクラスファイルを受信機が受信し、受信機内のJava仮想マシンが受信したクラスファイルを実行することによって実現される。
この時、一つのJavaデータ放送サービスを実行するために必要なクラスファイルは複数あり、その全てが揃うまではJavaデータ放送サービスを実行することができない。一方で、あるJavaデータ放送サービスを一度実行すると、その時に利用したクラスファイルは受信機の中に蓄積され、以降同様のJavaデータ放送サービスについては、新たにクラスファイルを取得せずに、蓄積したクラスファイルで実行することが可能となる。
受信機の蓄積容量には限りがあるため、一定のルールに基づいて、蓄積したクラスファイルは廃棄されていく。また、当然ながら、ユーザが購入し使い始めたばかりの受信機には、最低限のクラスライブラリしか備わっていない。さらに、ユーザが選択して実行しようとするJavaデータ放送サービスについて、サービスを実行するために必要な全てのクラスファイルが受信機内に蓄積されているのかどうかは、サービスを実行するより前に事前に知ることはできない。
クラスファイルを配布する手段としても、電波による方法と、ネットワーク通信網による方法などが想定される。従来、機種別に受信機のソフトウェアをアップグレードするものや、バグフィックスなどの更新情報を提供するものは存在している(例えば、特許文献1参照)。放送局は、いつどのチャンネルで当該機種用のソフトウェア更新データを放送するかを知らせる告知情報を放送し、該当する受信機は告知情報に従って更新データ受信予約を行い、該当する更新情報の全てをダウンロードする手法である(例えば、特許文献2参照)。さらに、上述の技術を実行するための様々な規格も開発されている(例えば、非特許文献3〜9参照)。
社団法人電波産業会、「Javaデータ放送(アプリ連動ネイティブコードのAIT部、Xlet非同期起動、字幕文字符号変換)」、ARIB STD−B23(社団法人電波産業会、ARIB STD−B23 1.1版、「デジタル放送におけるアプリケーション実行環境」、2004年2月5日)
「データカルーセル(放送ダウンロード)」ISO/IEC 13818−6:1998, "Information technology − Generic coding of moving pictures and associated audio information − Part 6: Extensions for DSM−CC"
社団法人電波産業会、「エンジニアリングダウンロード(ネイティブコードのダウンロード)」、ARIB STD−B21(社団法人電波産業会、ARIB STD−B21 4.6版、「デジタル放送用受信装置 (望ましい仕様)」、2007年3月14日)
「アプリ連動ネイティブコード、Xlet非同期起動、レイアウト方式)」、J2SE API仕様(Java 2 Platform API Specification, http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/index.html)
「JNI仕様(アプリ連動ネイティブコード)」、JNI仕様(Java Native Interface 6.0 Specification, http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/jni/spec/jniTOC.html)
「Java言語仕様(Xlet関連全般)」、Java言語仕様(The Java Language Specification, Third Edition, http://java.sun.com/docs/books/jls/third_edition/html/j3TOC.html)
「Java仮想マシン仕様(Xlet関連全般)」、Java仮想マシン仕様(The Java Virtual Machine Specification, Second Edition )
Javaデータ放送の番組放送スケジュールを放送し、各Javaデータ放送サービスに必要なクラスファイルの一覧を受信機に通知することは可能であるが、受信機はユーザがどのサービスを選択するかを事前に判断することができない。したがって、ユーザがサービスを実行するより前に必要なクラスファイルを全て蓄積しておくためには、ユーザが実行しない可能性のあるものも含め、放送が予定されている全てのJavaデータ放送について必要なクラスファイルを全て蓄積しておかなければならないが、これは受信機の蓄積容量に制限があることから実現することは極めて難しかった。
このため、ユーザが提供されているJavaデータ放送サービスのうちの1つを選択し、選択したJavaデータ放送サービスを「実行」するという操作をした段階ではじめて受信機は、選択されたJavaデータ放送サービスを実行するために必要なクラスファイルが全ての揃っているかをチェックし、蓄積されていないクラスファイルがあった場合には、そのクラスファイルを新たに取得するようになっている。しかしながら、この新規にクラスファイルを取得する処理が速やかに行われない場合には、ユーザは、「実行」するという操作をしてから実際に受信機が必要なクラスファイルを全て取得してJavaデータ放送サービスを実行し始めるまで待たされることになる。
さらに、今後の放送技術の進歩に伴い、データ放送でアプリケーションの実行のために、クラスファイル以外にもデータ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを取得する処理を短時間で実現することが要求される場合が想定される。
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを取得する処理を短時間で実現することにより、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くするプログラムファイル取得装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によると、放送波を介して情報を受信する放送受信部と、ネットワーク通信網を介して情報を送受信するネットワーク通信部と、放送波とネットワーク通信網の何れかの経路を取得経路として選択する取得経路選択部と、データ放送に用いるプログラムファイルを保持するプログラムファイル保持部と、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが前記プログラムファイル保持部に保持されているか否かを判定する必須プログラムファイル判定部と、前記必須プログラムファイル判定部が、前記プログラムファイル保持部にユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが保持されていないと判定した場合には、当該保持されていない必須のプログラムファイルを、前記取得経路選択部が選択した取得経路に対応する、前記放送受信部と前記ネットワーク通信部のいずれかを制御して、前記取得経路選択部が選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得部と、を備え、前記取得経路選択部は、前記放送波と前記ネットワーク通信網のうち、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択し、前記放送波を取得経路に選択した場合と前記ネットワーク通信網を取得経路に選択した場合とのそれぞれについて、プログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶する取得時間蓄積部をさらに備え、前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの最新の所定回数分の取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択することを特徴とするプログラムファイル取得装置を提供する。
この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてプログラムファイルを取得するので、プログラムファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。本明細書で、データ放送サービスとして、Javaデータ放送を例にあげて説明し、プログラムファイルを、例えば、Javaデータ放送サービスを実行するために必要とされるクラスファイルとして説明するが、本発明はこれに限定されず、データ放送サービスを実行するために必須のクラスファイル以外のプログラムファイルの取得など、様々な用途に適用可能である。また、クラスファイルごとのサイズのばらつきを考慮し、「取得時間」として、クラスファイルの単位サイズ当たりの取得時間を用いてもよい。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置は、前記放送波を取得経路に選択した場合と前記ネットワーク通信網を取得経路に選択した場合とのそれぞれについて、プログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶する取得時間蓄積部をさらに含み、
前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの最新の所定回数分の取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するようにしてもよい。
前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの最新の所定回数分の取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するようにしてもよい。
この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、ファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶する取得時間蓄積部をさらに含み、取得経路選択部は、取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの最新の所定回数分の取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となる経路推測する、例えば、経路別に最近の取得時間について所定回数、例えば、200回の平均値、400回分の平均値などを算出して取得時間の平均値の短い方の経路を取得経路として選択することができるので、過去の情報を有効に活用して適切に取得経路を選択することができる。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置において、前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの取得時間の平均値を、最近の取得時間の方が古い取得時間よりも大きく反映されるように、過去に遡るほど大きく重み付けをして算出してもよい。
例えば、家庭のネットワーク環境は一定ではなく、ある時点で契約が変更され、例えばそれまでADSL接続だった家庭が光ファイバー接続になり、ネットワークの接続スピードが大幅に速くなることもある。あるいは、引越によりネットワーク環境が変わり、逆に接続スピードが大幅に遅くなることも考えられる。放送環境も同様に、天候の影響などによって変化する可能性がないとはいえない。この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、過去の取得時にかかった時間を利用する際にも、より最近の取得時間ほど小さく重みを付けて計算するので、受信機が置かれた最新のネットワーク環境または放送環境の変化にも対応して適切に取得経路を選択することができる。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置において、前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの取得時間の分散を算出し、分散が所定の値より大きい経路については、前記平均値が大きくても選択しないようにしてもよい。
放送波、ネットワークも様々な要因によって伝送状態が不安定になる場合がある。この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、取得経路選択部は、取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの取得時間の分散を算出し、分散が所定の値より大きい経路については、平均値が大きくても選択しないので、信頼性をもってプログラムファイルを取得することができる。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置において、前記取得時間蓄積部は、測定した時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの情報と関連づけてプログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶し、前記取得経路選択部は、プログラムファイルの取得を行う場合の、時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの条件が同一の状況で測定した経路ごとの取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するようにしてもよい。
データ放送の利用者が多い時間帯、季節、人気のある番組では、特にネットワークのトラフィックが集中する場合がある。この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、取得時間蓄積部は、測定した時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの情報と関連づけてプログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶し、取得経路選択部は、プログラムファイルの取得を行う場合の、時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの条件が同一の状況で測定した経路ごとの取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するので、様々な環境要因を考慮して適切に取得経路を選択することができる。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置において、前記経路情報は、AIT(Application Information Table)に含まれるPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)情報として放送波を介して提供するようにしてもよい。
受信機に送信する情報は一般的にカルーセル伝送方式に従う。後に詳述するが、AITは、迅速で信頼性のあるデータ伝送を実現する。この構成によって、本発明のプログラムファイル取得装置は、AITによってプログラムに関する情報を迅速にえることができるので、所望のプログラムファイルをより迅速かつ信頼性をもって情報を取得することができる。
さらに、本発明のプログラムファイル取得装置において、上述の経路情報は、プログラムファイルと放送波に関する情報を含むようにしてもよい。プログラムファイルのファイル容量は一定であるとは限らない。また、データ放送チャネルの帯域も変わりうる。このため、上述の経路情報が、例えば、放送するファイルの大きさ、データ放送帯域、放送局側で計算した放送波経由の取得時間などを含むようにしてもよい。
また、本発明のプログラムファイル取得装置において、上述の前記経路情報は、プログラムファイルとネットワーク通信網に関する情報を含むようにしてもよい。例えば、放送局がクラスファイルを受信機に提供するサーバの能力が向上すれば、多数の視聴者家庭から一斉にクラスファイルのリクエストが来たとしても、より高速に処理が可能となる。上述の前記経路情報が、例えば、新たに設置したサーバの情報を含むようにすれば、それ以前にネットワーク経由でのクラスファイル取得時に取得時間がたとえ長かったとしても、放送局側からサーバ能力向上の情報が来ていればその情報から推定されるネットワーク経由の取得時間と、過去の取得時に要した放送波経由の取得時間を比較することで、現在の状況に合致した取得経路選択が可能となる。データ放送サービスはJava技術を用いたデータ放送である場合、プログラムファイルはクラスファイルであってもよい。
本発明の第2の態様によると、プログラムファイルを取得するためのプログラムファイル取得処理をコンピュータに実行させるプログラムファイル取得プログラムであって、放送波を介して情報を受信する放送受信ステップと、ネットワーク通信網を介して情報を送受信するネットワーク通信ステップと、放送波とネットワーク通信網の何れかの経路を取得経路として選択する取得経路選択ステップと、データ放送に用いるプログラムファイルをプログラムファイル保持部に保持するプログラムファイル保持ステップと、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須の必須プログラムファイルが前記プログラムファイル保持部にすべて保持されているか否かを判定する、必須プログラムファイル判定ステップと、前記必須プログラムファイル判定ステップにおいて、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが前記プログラムファイル保持部に保持されていないと判定した場合には、当該保持されていない必須のプログラムファイルを、前記取得経路選択ステップにおいて選択した取得経路に対応する、前記放送受信ステップと前記ネットワーク通信ステップのいずれかを制御して、前記取得経路選択ステップにおいて選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得ステップと、含み、前記取得経路選択ステップは、前記放送波と前記ネットワーク通信網のうち、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するステップを有すること、を特徴とする、プログラムファイル取得プログラムを提供する。
この構成によって、本発明のプログラムファイル取得プログラムは、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてプログラムファイルを取得するので、プログラムファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
以上説明したとおり、本発明は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないプログラムファイルを取得する処理を短時間で実現することにより、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
まず、本発明の実施の形態の詳細を説明する前に、本発明に係わるプログラムファイル取得装置を用いる、代表的な受信機の構成について説明する。
図1に、本発明に係わるプログラムファイル取得装置を用いてデータ放送を受信する代表的な受信機のソフトウェア構成の一例を示す。理解を容易にするため、以下の説明では、受信機は、ARIB STD−B23規格を含む、上述の非特許文献3〜9に記載の規格に準拠してデータ放送を受信するものとして、データ放送サービスを実行する際に、必須であり、蓄積されていない場合には短時間で取得する必要のあるプログラムファイルをクラスファイルとして説明する。
図1に示すように、代表的な受信機1は、JavaデータアプリケーションA1と、JavaクラスライブラリA2と、Java仮想マシンA3と、ネイティブコードA4と、ドライバA5と、OSA6と、ハードウェアA7とから構成されている。JavaデータアプリケーションA1は、上述のARIB規格の日本仕様拡張版であるARIB―J規格に準拠したアプリケーションが好ましく、これに限定されないが、JavaデータアプリケーションA1として、例えば、Xletアプリケーションを用いることができる。
JavaクラスライブラリA2は、アプリケーションの管理に関するプログラムを集めたアプリケーション管理部と、トランスポートストリーム(以後、「TS」と呼ぶ)の取得、転送制御に関するプログラムを集めたTS取得、転送制御部、画像音声の再生制御に関するプログラムを集めたAV(Audio Visual)再生制御部、またはJMF(Java Media Framework)部、ISO/IEC 13818−6デジタルインタラクティブサービスにおけるファイルやストリームに対するアクセスの制御に関するプログラムを集めたDSM−CC(Digital Storage Media−Command and Control)制御部、その他のMHP(Multimedia Home Platform)に関連するプログラムを集めたMHPライブラリ、拡張ライブラリ、例えば、PBP(Personal Basis Profile)0.1などに関するプログラムを集めたJavaライブラリを含む。
ネイティブコードA4は、DTV(Digital Television)ミドルウェア、システム管理部、システム共通ライブラリ、I/O(入出力)制御部、グラフィックス制御部を含む。ハードウェアA7が動作するOSA6として、例えば、Linuxを用いてもよい。JavaクラスライブラリA2とネイティブコードA4との間は、Java Naitive Interface(JNI)で連結している。このネイティブコードA4が受信機のごとに異なる動作環境を吸収してJava仮想マシンを動作させるようにしている。以下、上述のJavaクラスライブラリA2に含まれる、Javaデータ放送サービスを実行する際に、Javaデータ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないクラスファイルを取得する処理を短時間で実現することにより、ユーザの待ち時間を短くする場合について実施の形態を用いて詳細に説明する。
以下、本発明における実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態のプログラムファイル取得装置について説明する。理解を容易にするため、以下の実施の形態の説明では、取得するプログラムファイルをクラスファイルとし、プログラムファイル取得装置を、クラスファイル取得装置として実装した場合について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態のプログラムファイル取得装置の基本的な構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の第1の実施の形態のプログラムファイル取得装置について説明する。理解を容易にするため、以下の実施の形態の説明では、取得するプログラムファイルをクラスファイルとし、プログラムファイル取得装置を、クラスファイル取得装置として実装した場合について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態のプログラムファイル取得装置の基本的な構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施の形態のプログラムファイル取得装置を構成するクラスファイル取得装置10は、アンテナで受信された放送波を復調し、各種TSに多重分離して解読、振り分け処理を行った後、デコードしてクラスファイルなどを出力する、復調/DEMUX(デマルチプレクサ)/デコード部11と、受信機に予め備えられた基本的なクラスファイルを蓄積する基本クラスライブラリ12と、過去に実行されたクラスファイルを蓄積する蓄積クラスライブラリ13と、クラスファイルを実行するJava仮想マシン14と、一定のルールに基づき、不足しているクラスファイルを取得する経路を選択するクラスファイル取得経路選択部15と、クラスファイル取得経路選択部15からの指示に従って、放送波またはネットワークの何れかを介してクラスファイルの取得を行うクラスファイル取得制御部16と、ユーザからの入力情報、具体的には、ユーザが選択したJavaデータ放送サービスに関する情報を入力すると、基本クラスライブラリ12および蓄積クラスライブラリ13に蓄積されたクラスファイルを調べ、ユーザにより選択されたデータ放送サービスを実行するために必要な全てのクラスファイルが揃っているか調べ、データ放送サービスを実行するために必要なクラスファイルが全て揃っていると判定した場合には、必要なクラスファイルを適宜Java仮想マシン14に送出し、必要なクラスファイルが完全には揃っていないと判定した場合には、クラスファイル取得経路選択部15に不足しているクラスファイル名およびその取得先となるデータ放送チャンネル情報およびネットワーク上のURLを伝達するクラスローダ17と、放送局のサーバとネットワークを介して情報を送受信するネットワーク通信部18とを含む。
具体的には、クラスファイル取得制御部16は、放送波からクラスファイルを取得する場合に復調/DEMUX/デコード部11を制御しクラスファイルの取得を行い、また、ネットワークからクラスファイルを取得する場合には、ネットワーク通信部18を制御してインターネット上のサーバからクラスファイルの取得を行う。
クラスローダ17は、ユーザからの入力情報、具体的には、ユーザが選択したJavaデータ放送サービスに関する情報を入力すると、基本クラスライブラリ12および蓄積クラスライブラリ13に蓄積されたクラスファイルを調べ、ユーザが選択したデータ放送サービスを実行するために必要な全てのクラスファイルが揃っているかを判定し、データ放送サービスを実行するために必要なクラスファイルが全て揃っていると判定した場合には、必要なクラスファイルを適宜Java仮想マシン14に送出し、Java仮想マシン14は、クラスローダ17から必要なクラスファイルを受け取ると、実行して、ディスプレイおよびスピーカ(図示していない)によってデータ放送サービスが提示される。一方で、クラスローダ17は、当該データ放送サービスを実行するために必要なクラスファイルが完全には揃っていないと判定した場合には、クラスファイル取得経路選択部15に不足しているクラスファイル名およびその取得先となるデータ放送チャンネル情報およびネットワーク上のURLを伝達する。
クラスファイル取得経路選択部15では、一定のルールに基づき、不足しているクラスファイルを取得する経路を選択する。最も基本的な経路選択ルールは、まず放送波のデータ放送チャンネルからの取得を試み、一定時間経過しても取得できない場合に、ネットワーク経由でサーバからの取得を試みる、というものである。
クラスファイル取得制御部16は、クラスファイル取得経路選択部15から、放送波を介してクラスファイルを取得するという指示を受けた場合には、取得の場合に復調/DEMUX/デコード部11を制御しクラスファイルの取得を行う。また、ネットワークを介してクラスファイルを取得するという指示を受けた場合には、ネットワーク通信部18を制御してインターネット上の放送局のサーバからクラスファイルの取得を行う。
取得されたクラスファイルは、復調/DEMUX/デコード部11あるいはネットワーク通信部18からクラスローダ17に渡され、Java仮想マシン14で実行され、ディスプレイおよびスピーカにより提示される。
図3は、クラスファイル取得装置10の動作を説明するフローチャートである。図3を参照して、このようにして構成されたクラスファイル取得装置10の動作について説明する。以下の処理は、クラスファイル取得装置10に含まれる、図示されない、CPUの制御によって実行される。
ステップS101で、ユーザからの入力を受け付ける。具体的には、ユーザから実行することを選択したJavaデータ放送サービスに関する情報を入力する。ステップS102で、必要なクラスファイルが全て揃っているか否かを判定する。具体的には、クラスローダ17は、基本クラスライブラリ12および蓄積クラスライブラリ13に蓄積されたクラスファイルを調べ、ユーザにより選択されたデータ放送サービスを実行するために必要な全てのクラスファイルが揃っているか調べる。必要なクラスファイルが全て揃っていると判定した場合はステップS106に進み、必要なクラスファイルが完全には揃っていないと判定した場合には、ステップS103に進む。
ステップS103で、不足しているクラスファイルを特定する。具体的には、クラスローダ17は、ユーザが選択したJavaデータ放送サービスを実行するためのクラスファイルと基本クラスライブラリ12および蓄積クラスライブラリ13に蓄積されたクラスファイルを調べ、不足しているクラスファイル名およびその取得先となるデータ放送チャンネル情報およびネットワーク上のURLを取得する。
クラスローダ17が取得する、ユーザが選択したJavaデータ放送サービスを実行するために必須のクラスファイル、それら必須のクラスファイルが全て基本クラスライブラリ12および蓄積クラスライブラリ13に蓄積されているかを判定するために用いる必須のクラスファイルのリストなどの情報、必須のクラスファイルの取得先となるデータ放送チャンネルおよびネットワーク上のサーバのURLの情報などについては、クラスファイル取得装置10に含まれる記憶部(図示していない)に、記憶させてくようにしてもよいし、あるいは、復調/DEMUX(デマルチプレクサ)/デコード部11で受信した放送波に含まれる、後に詳述するAITなどから取得するようにしてもよいし、あるいはネットワーク通信部18を介して放送局側のサーバから取得するようにしてもよい。
ステップS104で、クラスファイル取得経路選択処理を行う。具体的には、クラスファイル取得経路選択処理は、クラスファイルを取得する際に、復調/DEMUX/デコード部11によって放送波を介して取得する場合と、ネットワーク通信部18によってネットワークを介して取得する場合とを比較して、短時間で取得できると予想される経路を優先して選択する。クラスファイル取得経路選択部15は、選択したJavaデータ放送サービスと、例えば、復調/DEMUX/デコード部11によって取得される、後に詳述するAITに含まれる情報、ネットワーク通信部18から得られるネットワーク情報などを参照して、取得時間が最短である、取得経路の安定性が最も高いなどの条件の少なくとも一つを満たす最適な取得経路を選択するようにしてもよい。
ステップS105で、クラスファイルを取得する。具体的には、クラスファイル取得制御部16は、クラスファイル取得経路選択部15が選択した取得経路に従って、放送波からクラスファイルを取得する場合には復調/DEMUX/デコード部11を制御しクラスファイルの取得を行い、また、ネットワークからクラスファイルを取得する場合には、ネットワーク通信部18を制御してインターネット上のサーバからクラスファイルの取得を行う。
ステップS106で、クラスファイルをJava仮想マシン14に送出する。具体的には、クラスファイル取得制御部16によって制御されてクラスファイルの取得を行った、復調/DEMUX/デコード部11またはネットワーク通信部18は、取得したクラスファイルをJava仮想マシン14に送出する。こうしてJava仮想マシン14はクラスファイルを実行して、ディスプレイおよびスピーカに提示する。
このように本実施の形態のクラスファイル取得装置は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないクラスファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてクラスファイルを取得するので、クラスファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態のクラスファイル取得装置の基本的な構成例を示すブロック図である。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態のクラスファイル取得装置の基本的な構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、第2の実施の形態のクラスファイル取得装置30は、図1で説明した第1の実施の形態のクラスファイル取得装置10と、クラスファイル取得制御部16がクラスファイルを取得する際にクラスファイルの取得に取得時間を測定し、放送波経由でクラスファイルを取得する際に取得時間と、ネットワーク経由でクラスファイルを取得する際に取得時間をそれぞれ経路別に蓄積する取得時間蓄積部19を追加し、クラスファイル取得経路選択部15は、クラスファイルの取得経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に蓄積された、クラスファイルの経路ごとの取得時間を参照する点が異なる。前述の実施の形態と略同様の構成には同様の参照番号を付して、説明を省略する。
本実施の形態では、クラスファイル取得制御部16がクラスファイルを取得する際に、放送波経由でクラスファイルを取得した場合と、ネットワーク経由でクラスファイルを取得した場合とのそれぞれについて取得時間を測定して経路別に取得時間蓄積部19に記録する。クラスファイル取得経路選択部15は、不足しているクラスファイルを取得する経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に記録されている過去の取得時にかかった取得時間を参照して、より短時間で取得できると予想される経路を優先して取得経路として選択する。
クラスファイル取得経路選択部15が、放送波を介して取得した場合とネットワークを介して取得した場合と経路別に取得時間を比較する場合、様々な手法が可能である。例えば、経路別に最近の取得時間について所定回数、例えば、200回の平均値、400回分の平均値などを算出して取得時間の平均値の短い方の経路を選択してもよいし、経路別に取得時間の平均値を算出する際に、最近の取得時間の方が古い取得時間よりも大きく反映されるように、例えば、過去に遡るほど大きく重み付けをして算出してもよい。ここで、クラスファイルごとのサイズのばらつきを考慮して、取得時間として、クラスファイルの単位サイズ当たりの取得時間を用いてもよい。
家庭のネットワーク環境は一定ではなく、ある時点で契約が変更され、例えばそれまでADSL接続だった家庭が光ファイバー接続になり、ネットワークの接続スピードが大幅に速くなることもある。あるいは、引越によりネットワーク環境が変わり、逆に接続スピードが大幅に遅くなることも考えられる。放送環境も同様に、天候の影響などによって、変化する可能性がないとはいえない。したがって、本実施の形態のクラスファイル取得装置30によると、過去の取得時にかかった時間を利用する際にも、より最近の取得時間ほど小さく重みを付けて計算するので、受信機が置かれた家庭のネットワーク環境や放送環境の変化にも対応した適切な取得経路選択が可能となる。
あるいは、本実施の形態でクラスファイル取得経路選択部15は、ネットワークを介して取得した場合と経路別に取得時間の分散を算出し、算出した分散が所定値より大きい経路については、例え直近の平均値が短くても、避けるようにして選択してもよい。放送波、ネットワークも様々な要因によって伝送状態が不安定になる場合がある。ネットワークがGigabit Ethernet(登録商標)であったとしても、ネットワークにトラフィックが集中すると、伝送レートが大幅に落ちる場合がある。これに対して、放送波の伝送レートは例えば、4Mbps(メガビット/秒)であっても安定している。このため、例え、直近の取得時間の平均値が短くても、分散の大きい方の経路を避けることによって、クラスファイルの取得の信頼性を向上させることができる。
また、取得時間を経路別に、測定した時間帯、地域、番組のジャンル、季節などの少なくとも一つの情報と関連づけて記憶部に記憶しておき、クラスファイル取得経路選択部15は、クラスファイルの取得を行う場合の、時間帯、地域、番組のジャンル、季節などの少なくとも一つの条件が同一の状況で測定した経路別取得時間を、上述の手法の何れか、または組み合わせに従って比較して、最適な経路を選択するようにしてもよい。データ放送の利用者が多い時間帯、季節、人気のある番組では、様々な情報を取得するためにネットワークのトラフィックが集中する場合がある。したがって、本実施の形態のクラスファイル取得装置30によると、様々な環境要因を考慮して適切に取得経路を選択することができる。
図5は、クラスファイル取得装置30が実行するクラスファイル取得経路選択処理を説明するフローチャートである。本実施の形態のクラスファイル取得装置30の動作は、図3を参照して説明した第1の実施の形態のクラスファイル取得装置10の動作と、クラスファイル取得経路選択処理が異なる。クラスファイル取得装置30が実行するクラスファイル取得経路選択処理について説明をして、他の略同様の動作については説明を省略する。
図5に示すように、ステップS201で、経路ごとに取得時間を蓄積する。具体的には、クラスファイル取得制御部16がクラスファイルを取得する際、放送波経由でクラスファイルを取得した場合、ネットワーク経由でクラスファイルを取得した場合、それぞれについて取得時間を測定して経路別に取得時間蓄積部19に記録する。ステップS202で、蓄積した取得時間に基づいて取得経路を選択する。具体的には、クラスファイル取得経路選択部15は、不足しているクラスファイルを取得する取得経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に記録されている過去の取得時にかかった取得時間を参照して、より短時間で取得できると予想される経路を優先して取得経路として選択する。その手法については既に説明した通りである。
このように本実施の形態のクラスファイル取得装置は、不足しているクラスファイルを取得する取得経路を選択する際に、蓄積してある、過去の取得時に要した経路別の取得時間を参照して、より短時間で取得できると予想される経路を取得経路として選択する。したがって、本実施の形態のクラスファイル取得装置は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないクラスファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてクラスファイルを取得するので、クラスファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
(第3の実施の形態)
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態のクラスファイル取得装置の基本的な構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、第3の実施の形態のクラスファイル取得装置50は、図4を参照して説明した第2の実施の形態のクラスファイル取得装置30に、放送局が提供する経路に関する局側情報を蓄積する局側情報蓄積部20を追加して、クラスファイル取得経路選択部15は、クラスファイルの取得経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に蓄積されたクラスファイルの経路ごとの取得時間と、局側情報蓄積部20に蓄積された局側情報を参照する点が異なる。前述の実施の形態と略同様の構成には同様の参照番号を付して、説明を省略する。
放送局は、放送波を介しAIT(Application Information Table)等のPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)情報により、受信機に対してクラスファイルなどデータの受信に関する情報を送信する。本実施の形態では、受信機は、アンテナを介して受信したAIT等のPSI/SI情報を復調/DEMUX(デマルチプレクサ)/デコード部11から取得すると、PSI/SI情報に含まれるクラスファイルなどの受信に関する情報を局側情報を局側情報蓄積部20に蓄積する。クラスファイル取得経路選択部15は、取得経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に記録されているかこの取得時にかかった取得時間の情報だけでなく、局側情報蓄積部20にある放送局側から提供された局側情報も利用して取得経路を選択する。
受信機に送信する情報は一般的にカルーセル伝送方式に従う。カルーセル伝送方式とは、受信機対して仮想メモリを提供する伝送方式であり、図7に示すように、例えば、データ群A〜D、DII(Download Info Information)という同一のファイルセットをカルーセルと呼ばれる単位で一定周期ごとに繰り返し伝送することによって実現される。DIIにはカルーセルに含まれる個々のデータ群A〜Dの大きさ、内容、リークレート(Leak Rate)などの情報を有する個々のカルーセルに対する制御情報であり、受信機はこのDIIを取得することによって、カルーセルに含まれる個々のデータ群A〜Dを特定し、取得時間などを概算できるようになっている。このカルーセルで伝送されるデータ群の大きさは様々であり、カルーセルの周期も40秒〜50秒という場合もある。例えば、図7において、データ群Bに含まれるクラスファイルa.classを取得する場合、DIIを適時取得しなければ、次にDIIが伝送されるまで待機し、その後データ群Bを探すという手順が必須となり、取得時間を可能な限り短くする必要のあるクラスファイルの伝送にはそぐわない。これに対して、ARIB規格に準拠したAITを用いて伝送する場合、本発明の代表的な受信機はAITに含まれる情報から、必要とするクラスファイルの位置を直接特定することができるので、例えば、図7の場合、DIIを待たずに速やかにクラスファイルa.classを取得することができ、取得時間を短縮し、信頼性を持って所望のクラスファイルを取得することができる。
放送局から提供される局側情報として、例えば、放送するファイルの大きさ、データ放送帯域、放送局側で計算した放送波経由の取得時間がある。クラスファイルのファイル容量は一定ではなく、また、そのクラスファイルを送るデータ放送チャンネルの帯域も必ずしも一定ではない。放送局側では、放送する前にクラスファイルのファイル容量もデータ放送チャネルの帯域もわかるため、予めこれらの情報から、クラスファイルを受信機が放送波経由で取得する場合の取得にかかる最大時間を計算することが可能である。この情報を放送局側からAIT等で受信機に送信することで、受信機内のクラスファイル取得経路選択部15は、局側情報蓄積部20に記録されているこの放送局側から提供された情報と、取得時間蓄積部19に記録されている過去のネットワーク経由の取得時間とを比較することで、最適な取得経路の選択が可能となる。
さらに、局側情報には、放送局がクラスファイルを受信機に提供するために設置したサーバの情報などを含んでもよい。クラスファイルを提供するサーバの能力が向上すれば、多数の視聴者家庭から一斉にクラスファイルのリクエストが来たとしても、より高速に処理が可能となるため、それ以前にネットワーク経由でのクラスファイル取得時に取得時間がたとえ長かったとしても、放送局側からサーバ能力向上の情報が来ていればその情報から推定されるネットワーク経由の取得時間と、過去の取得時に要した放送波経由の取得時間を比較することで、現在の状況に合致した取得経路選択が可能となる。
図8は、クラスファイル取得装置50が実行するクラスファイル取得経路選択処理を説明するフローチャートである。本実施の形態のクラスファイル取得装置50の動作は、図3を参照して説明した第2の実施の形態のクラスファイル取得装置30の動作と、クラスファイル取得経路選択処理が異なる。クラスファイル取得装置50が実行するクラスファイル取得経路選択処理について説明をして、他の略同様の動作については説明を省略する。
図8に示すように、ステップS301で、取得経路ごとに取得時間を蓄積する。具体的には、クラスファイル取得制御部16がクラスファイルを取得する際、放送波経由でクラスファイルを取得した場合、ネットワーク経由でクラスファイルを取得した場合、それぞれについて取得時間を測定して取得経路別に取得時間蓄積部19に記録する。ステップS302で、PSI/SI情報を復調/DEMUX/デコード部11から取得した局側情報を局側情報蓄積部20に蓄積する。ステップS303で、蓄積した取得時間と局側情報に基づいて取得経路を選択する。具体的には、クラスファイル取得経路選択部15は、不足しているクラスファイルを取得する取得経路を選択する際に、取得時間蓄積部19に記録されている過去の取得時にかかった取得時間と局側情報蓄積部20に蓄積された局側情報を参照して、より短時間で取得できると予想される取得経路を優先して選択する。これによって、第2の実施の形態で説明した手法に加えて、随時提供される局側情報を参照することにより、伝送されるクラスファイルや伝送路の状態を考慮しながら、より短時間で取得できると予想される取得経路を選択することができる。したがって、本実施の形態のクラスファイル取得装置は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないクラスファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてクラスファイルを取得するので、クラスファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
このように本実施の形態のクラスファイル取得装置は、不足しているクラスファイルを取得する取得経路を選択する際に、蓄積してある、過去の取得時に要した経路別の取得時間のみならず、局側情報蓄積部に蓄積された放送局側から提供される情報を参照して、より短時間で取得できると予想される経路を取得経路として選択する。したがって、本実施の形態のクラスファイル取得装置は、データ放送サービスを実行する際に、データ放送サービスを実行するために必須であるが蓄積されていないクラスファイルを特定し、さらに、複数の経路を比較して、最適な経路を用いてクラスファイルを取得するので、クラスファイルを取得する処理を短時間で実現することができ、データ放送サービスの実行までのユーザの待ち時間を短くすることができる。
以上、様々な実施の形態のクラスファイル取得装置を用いて本発明のプログラムファイル取得装置について説明した。本発明のプログラムファイル取得装置は、Javaデータ放送のサービスを実行するためのクラスファイルの取得には限定されず、データ放送サービスを実行するために必須のクラスファイル以外のプログラムファイルの取得、さらには動画や静止画の取得など、様々な用途に適用可能である。また、本発明のプログラムファイル取得装置は、CPUとメモリを含む、一般的なコンピュータを上述した各手段として機能させるプログラムファイル取得プログラムによって動作させることができる。クラスファイル取得プログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
10、30、50 クラスファイル取得装置(プログラムファイル取得装置)
11 復調/DEMUX(デマルチプレクサ)/デコード部(放送受信部)
12 基本クラスライブラリ(プログラムファイル保持部)
13 蓄積クラスライブラリ(プログラムファイル保持部)
14 Java仮想マシン(Java VM)
15 クラスファイル取得経路選択部(取得経路選択部)
16 クラスファイル取得制御部(プログラムファイル取得部)
17 クラスローダ(必須プログラムファイル判定部、)
18 ネットワーク通信部(ネットワーク通信部)
19 取得時間蓄積部
20 局側情報蓄積部
11 復調/DEMUX(デマルチプレクサ)/デコード部(放送受信部)
12 基本クラスライブラリ(プログラムファイル保持部)
13 蓄積クラスライブラリ(プログラムファイル保持部)
14 Java仮想マシン(Java VM)
15 クラスファイル取得経路選択部(取得経路選択部)
16 クラスファイル取得制御部(プログラムファイル取得部)
17 クラスローダ(必須プログラムファイル判定部、)
18 ネットワーク通信部(ネットワーク通信部)
19 取得時間蓄積部
20 局側情報蓄積部
Claims (7)
- 放送波を介して情報を受信する放送受信部と、
ネットワーク通信網を介して情報を送受信するネットワーク通信部と、
放送波とネットワーク通信網の何れかの経路を取得経路として選択する取得経路選択部と、
データ放送に用いるプログラムファイルを保持するプログラムファイル保持部と、
ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが前記プログラムファイル保持部に保持されているか否かを判定する必須プログラムファイル判定部と、
前記必須プログラムファイル判定部が、前記プログラムファイル保持部にユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが保持されていないと判定した場合には、当該保持されていない必須のプログラムファイルを、前記取得経路選択部が選択した取得経路に対応する、前記放送受信部と前記ネットワーク通信部のいずれかを制御して、前記取得経路選択部が選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得部と、を備え、
前記取得経路選択部は、前記放送波と前記ネットワーク通信網のうち、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択し、
前記放送波を取得経路に選択した場合と前記ネットワーク通信網を取得経路に選択した場合とのそれぞれについて、プログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶する取得時間蓄積部をさらに備え、
前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの最新の所定回数分の取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択すること、
を特徴とするプログラムファイル取得装置。 - 前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの取得時間の平均値を、最近の取得時間の方が古い取得時間よりも大きく反映されるように、過去に遡るほど大きく重み付けをして算出することを特徴とする、請求項1記載のプログラムファイル取得装置。
- 前記取得経路選択部は、前記取得時間蓄積部に記憶された経路ごとの取得時間の分散を算出し、分散が所定の値より大きい経路については、前記平均値が大きくても選択しないことを特徴とする、請求項1記載のプログラムファイル取得装置。
- 前記取得時間蓄積部は、測定した時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの情報と関連づけてプログラムファイルの取得に要した取得時間を経路ごとに記憶し、
前記取得経路選択部は、プログラムファイルの取得を行う場合の、時間帯、地域、番組のジャンル、季節の少なくとも一つの条件が同一の状況で測定した経路ごとの取得時間の平均値に基づいて、プログラムファイルの取得に要する時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択することを特徴とする、請求項1記載のプログラムファイル取得装置。 - 前記取得経路選択部は、放送局が提供する取得経路に関する経路情報に基づいて、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される取得経路を選択することを特徴とする、請求項1記載のプログラムファイル取得装置。
- 前記データ放送は、Javaデータ放送デービスを実行するためのクラスファイルであることを特徴とする、請求項1記載のプログラムファイル取得装置。
- プログラムファイルを取得するためのプログラムファイル取得処理をコンピュータに実行させるプログラムファイル取得プログラムであって、
放送波を介して情報を受信する放送受信ステップと、
ネットワーク通信網を介して情報を送受信するネットワーク通信ステップと、
放送波とネットワーク通信網の何れかの経路を取得経路として選択する取得経路選択ステップと、
データ放送に用いるプログラムファイルをプログラムファイル保持部に保持するプログラムファイル保持ステップと、
ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須の必須プログラムファイルが前記プログラムファイル保持部にすべて保持されているか否かを判定する、必須プログラムファイル判定ステップと、
前記必須プログラムファイル判定ステップにおいて、ユーザが指定した放送サービスを実行するために必須のプログラムファイルが前記プログラムファイル保持部に保持されていないと判定した場合には、当該保持されていない必須のプログラムファイルを、前記取得経路選択ステップにおいて選択した取得経路に対応する、前記放送受信ステップと前記ネットワーク通信ステップのいずれかを制御して、前記取得経路選択ステップにおいて選択した取得経路を介して取得するプログラムファイル取得ステップと、含み、
前記取得経路選択ステップは、前記放送波と前記ネットワーク通信網のうち、プログラムファイルの取得に要する取得時間が最短となると推測される経路を取得経路として選択するステップを有すること、
を特徴とする、プログラムファイル取得プログラム。
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