JP2010166297A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構成により撮影環境や条件に応じたスミア対策が実施可能な撮像装置の提供を目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために本発明に係る撮像装置は、被写体からの光を光学系を介して受光する受光部と、受光した光を光電変換して画像情報を生成する光電変換部と、生成された画像情報を転送する転送部とを有する撮像手段と、撮像手段で生成された画像情報に基づいて輝度に関する輝度情報を生成する画像情報処理手段と、生成された輝度情報に応じて、転送部での転送速度を設定する設定手段と、設定された転送速度に基づいて、撮像手段を駆動する駆動手段と備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像素子の消費電力削減とスミア対策を施した撮像装置に関する。
消費電力削減とスミア対策を施した撮像装置に関する技術が開示されている。例えば、特許文献1は、スミアを検出したとき、撮像素子の画像信号生成の間隔を決めるクロック信号の周波数を大きくする。一方、スミアを検出しないときは、消費電力削減のためクロック信号の周波数を小さくする。このようにクロック周波数の調整によるスミア低減化の技術が開示されている。
特開2008-98985号公報
従来技術ではスミアの発生を検出してからクロック信号の周波数を変更している。そのため、スミア発生の問題が生じてからスミア対策の効果が現れるまでに遅延時間が生じていた。
また、スミア発生の有無を検出するのみであるため、特定の撮影環境や撮影条件等に応じたスミア対策を施すことが困難であった。また、回路の簡略化も困難であった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、簡単な構成により撮影環境や条件に応じたスミア対策が実施可能な撮像装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために本発明に係る撮像装置は、被写体からの光を光学系を介して受光する受光部と、受光した光を光電変換して画像情報を生成する光電変換部と、生成された画像情報を転送する転送部とを有する撮像手段と、撮像手段で生成された画像情報に基づいて輝度に関する輝度情報を生成する画像情報処理手段と、生成された輝度情報に応じて、転送部での転送速度を設定する設定手段と、設定された転送速度に基づいて、撮像手段を駆動する駆動手段と備える。
本発明により、簡単な構成で撮影環境や条件に応じたスミア対策が実施可能な撮像装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
〔1. 実施の形態1〕
本発明に係るスミア対策法は例えばデジタルカメラ等の撮像する装置に適用できる。以下図面を用いて、デジタルカメラ99に適用した本発明の実施の形態1について説明する。
〔1−1. 構成〕
〔1−1−1. 概要〕
図1に実施の形態1の電気的構成のブロック図を示す。
本発明に係るデジタルカメラ99は、被写体像を光学系100を通してCCDイメージセンサー104で撮像する。撮像により作成された画像データは前処理部(AFE)105や画像処理部106において各種処理を施される。画像データはフラッシュメモリ120やメモリカード122に保存される。フラッシュメモリ120やメモリカード122に保存された画像データは、使用者による操作部130の操作を受け付けて液晶ディスプレイ140上に再生表示される。以下でデジタルカメラ99における各電気的構成の詳細を説明する。
〔1−1−2. 電気的構成〕
フォーカスレンズ101は焦点距離の調節に用いられる。ズームレンズ102は拡大縮小倍率の調節に用いられる。絞り103は絞りの開き具合の調節に用いられる。フォーカスレンズ101、ズームレンズ102、絞り103の動作は駆動装置を介してメインコントローラー110により制御される。なお、光学系100は収差補正等のためレンズ構成は何枚でも何郡でもよい。また、光学系100に光学式手ぶれ補正レンズOIS(Optical Image Stabilizer)(図示せず)を含んでいてもよい。
CCDイメージセンサー104は光学系100を通して集光された光を電気信号へと変換する。CCDイメージセンサー104の受光面には多数のフォトダイオードが2次元的に配列されている。被写体からの光は光学系100を通過したのちにCCDイメージセンサー104上の受光面に結像される。そして、被写体からの光は受光面にて光電効果により電荷として蓄えられる。各受光面で蓄えられた電荷は垂直CCDおよび水平CCDによってアンプに転送される、その結果、画像信号が生成される。なお、本発明は、インターライントランスファー方式のCCDイメージセンサーに限らない。例えば、フレームトランスファー方式や、フレームインターライントランスファー方式など、他の転送方式のCCDイメージセンサーでもよい。
前処理部105は、CCDイメージセンサー104で生成された画像信号に対して、相関二重サンプリング、ゲイン調整、およびアナログ形式の画像データからデジタル形式の画像データへの変換を施す。その後、前処理部105はRGB信号の画像データを画像処理部106に出力する。
画像処理部106は、入力されたRGB信号の画像データに対して自動露出検出やJPEG形式への圧縮等の処理を施す。
自動露出検出をするために画像処理部106は、画像データから得られる画像を複数の小領域に分割し、分割した小領域ごとにRGB信号の積算値を算出し、メインコントローラー110に出力する。メインコントローラー110は、RGB信号に基づいて被写体の輝度を検出し、撮影に適した露出値を算出する。メインコントローラー110は、算出された露出値と所定のプログラム線図に従って、絞り値とシャッタースピードを決定する。自動露出検出の過程で得られる画像の輝度の値は本発明において使用可能である。
JPEG形式への圧縮は、大別してダウンサンプリング、離散的コサイン変換、量子化、ハフマン符号化の手順で行われる。なお、ダウンサンプリングの過程において、RGB信号は輝度と色情報であるYCbCrや輝度と色差情報であるYUVに分解される。JPEG形式への圧縮の過程で得られる画像の輝度の値は本発明に使用可能である。
画像処理部106が施す各種処理としては、他にもガンマ補正、ホワイトバランス補正、YC変換処理、電子ズーム処理、動画圧縮・伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの一部を欠く構成としてもよい。画像処理部106は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピューターなどで構成してもよい。またメインコントローラー110などとともに1つの半導体チップで構成してもよい。
液晶ディスプレイ140は、画像処理部106で処理された表示用の画像データが示す画像を表示する。また、画像の他、デジタルカメラ99の設定条件等を表示可能である。本実施例では、表示手段の一例として液晶ディスプレイ140を示すが、本発明はこれに限らない。例えば、有機ELディスプレイ等の表示手段を用いてもよい。
本発明に係るデジタルカメラ99全体の動作はメインコントローラー110によって統括制御される。メインコントローラー110は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピューターなどで構成してもよい。また、画像処理部106などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。また、メインコントローラー110は内部メモリを備えるようにしてもよい。
メインコントローラー110は、垂直同期信号を定期的に生成するメインコントローラー110は、垂直同期信号をタイミング発生器(TG)107に出力する。
タイミング発生器107は、垂直同期信号に基づいて、CCDイメージセンサー104、前処理部105、画像処理部106を駆動するための同期信号を生成する。
タイミング発生器107は駆動パルスを定期的に生成し、CCDイメージセンサー110を駆動する。すなわち、CCDイメージセンサー110は、駆動パルスに応じて、CCDイメージセンサー110内に多数存在する受光面で生成された電荷を垂直CCDに読み出し、続いて水平CCDに転送する。続いて、生成された電荷はアンプに転送され、ここで電気信号に変換される。その後、CCDイメージセンサー110は、この電気信号を前処理部105に転送する。駆動パルスの周波数が高くなるとCCDイメージセンサー110の電荷転送速度は速くなり、一方、駆動パルスの周波数が低くなるとCCDイメージセンサー110の電荷転送速度は遅くなる。
ここで、CCDイメージセンサー110の電荷転送速度とスミア対策との関係について簡単に説明する。図2は、CCDイメージセンサー110の電荷転送速度と、転送に費やす処理時間と、消費電力の関係図を示す。電荷転送速度が速くなると、転送に費やす処理時間が短くなる。つまり、その処理時間中にCCDイメージセンサー110に蓄積されるスミア成分が少なくなり、その結果スミア発生を低減することができる。しかし一方、電荷転送速度が速くなると消費電力が高くなってしまうため、スミア発生が予測される場面に限りCCDイメージセンサー110の電荷転送速度を速くするのが望ましい。そのため本発明はスミア発生を予防しながら、可能な限り消費電力を抑えるため、スミア発生を予測しうる場面のときにより高速側にCCDイメージセンサー110の電荷転送速度に切り替える。
バッファメモリ119は、画像処理部106やメインコントローラー110のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ119はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
フラッシュメモリ120は、画像データ等を記憶するための内部メモリとして機能する。メインコントローラー110は、画像処理部106で処理される画像データをフラッシュメモリ120に記憶させたり、メモリカード122に記憶させたりする。
カードスロット121は、メモリカード122を着脱可能な接続手段である。カードスロット121は、メモリカード122を電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット121は、メモリカード122を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード122は、内部にフラッシュメモリ等の記憶部を備えた外部メモリである。メモリカード122は、画像処理部106で処理される画像データなどのデータを記憶可能である。本実施例では、外部メモリの一例としてメモリカード122を示すが、本発明はこれには限らない。例えば、光ディスク等の記憶媒体を外部メモリとしてもよい。
操作部130は、デジタルカメラ99の外装に備わっているボタン状やスライド状のもの、あるいは液晶ディスプレイ140に触れて操作するタッチパネル式のものを含む。操作部130は使用者による操作を受け付ける。
〔1−1−3. 本発明との対応〕
CCDイメージセンサー104は、本発明の撮像手段の一例である。フォトダイオードは受光部の一例である。フォトダイオードは光電変換部の一例である。垂直CCDおよび水平CCDは転送部の一例である。前処理部105や画像処理部106は、本発明の画像情報処理手段の一例である。メインコントローラー110とタイミング発生器107とからなる構成は、本発明の設定手段の一例である。メインコントローラー110とタイミング発生器107とからなる構成は、本発明の駆動手段の一例である。デジタルカメラ99は、本発明の撮像装置の一例である。
〔1−2. 動作〕
〔1−2−1. 概要〕
本発明に係るデジタルカメラ99は、取得した画像の輝度に応じてCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を変化させる。以下で、本発明の各輝度取得法によるスミア対策法を、図を用いて順に説明する。図3は画像の輝度平均値を取得する場合のフローチャートである。図6は画像の中央付近に重点をおいた輝度の平均値を取得する方法のフローチャートである。図8は、画像小領域の輝度の最大値を取得する場合のフローチャートである。
〔1−2−2. 輝度平均値取得〕
図3を用いて、画像の輝度平均値を取得する場合を説明する。CCDイメージセンサー104により取得した画像データは、後段の画像処理部106に送られて各種の処理が施される。この各種の処理の一つとして、画像処理部106は画像の輝度取得を行う。
始めに、画像処理部106は、画像データから得られる画像を複数の小領域に分割する(S11)。例えば、図7に示すように縦6×横8に分割する。
続いて、画像処理部106は、分割したそれぞれの画像小領域について、上述した自動露出検出やJPEG形式への圧縮等の過程から輝度を取得する。このときまず、画像処理部106は、分割したそれぞれの画像小領域を構成する画素全数のRGB信号値の平均値を一旦算出する。そして、その算出したRGB信号値の平均値から各画像小領域の輝度平均値を取得する(S12)。続いて、画像処理部106は、取得した各画像小領域の輝度平均値を用いて、画像全体における輝度の平均値を取得する(S13)。デジタルカメラ99は、ここで取得された画像全体の輝度の平均値を監視し、以下で説明する処置を実行する。
メインコントローラー110およびタイミング発生器107は、取得した画像全体の輝度に基づいてCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を決定する(S14)。以下で電荷転送速度決定法について説明する。デジタルカメラ99は、CCDイメージセンサー104が取得した画像の輝度と、その輝度条件に対応付けするべきCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を予め設定している。この対応関係を元に、メインコントローラー110およびタイミング発生器107は取得した画像の輝度からCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する(S14)。例えば、図4に示すように、輝度に対して所定の閾値を決めておき、その所定の閾値に対して取得した輝度が低ければ電荷転送速度を低速、取得した輝度が高ければ電荷転送速度を高速となるようにCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する(S14)。輝度に対する所定の閾値は複数存在していてもよく、図5に示すように取得した画像の輝度と閾値との大小関係によってCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する(S14)。
デジタルカメラ99はCCDイメージセンサー104により取得した画像の輝度を監視し続け、適宜電荷転送速度を変更する。
〔1−2−3. 輝度平均値取得(中央重点)〕
図6を用いて、画像の中央付近に重点を置いた上で輝度平均値を取得する場合を説明する。図6において、図3を用いた前述の動作との共通部分には同じ番号を付した。共通部分については説明を省略する。
画像処理部106は、画像データから得られる画像を複数の小領域に分割し(S11)、上述した自動露出検出やJPEG形式への圧縮等の過程から輝度の値を取得する。このときまず、画像処理部106は、分割したそれぞれの画像小領域を構成する画素全数のRGB信号値の平均値を一旦算出する。そして、その算出したRGB信号値の平均値から各画像小領域の輝度平均値を取得する(S12)。続いて、画像処理部106は、取得した各画像小領域の輝度平均値を用いて、画像全体における輝度の平均値を取得する(S23)。このとき、画像の中央付近に位置する画像小領域の輝度平均値の値には、画像の周辺に位置する画像小領域の輝度平均値に比べ重み付けをした上で、画像全体の輝度平均値を取得する。図7にイメージ図を示す。図7では画像の中央付近の縦4×横6の小領域について重み付けをする例を示しているが、本発明はこれに限定しない。画像の中央付近の任意の範囲の小領域について、その輝度に重み付けして輝度平均値を取得する方法であればよい。デジタルカメラ99は、ここで取得された画像全体の輝度の平均値を監視する。
メインコントローラー110およびタイミング発生器107は、取得した画像全体の輝度の平均値に基づいてCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する(S14)。
デジタルカメラ99はCCDイメージセンサー104により取得した画像の輝度を監視し続け、適宜電荷転送速度を変更する。
〔1−2−4. 輝度の最大値取得〕
図8を用いて、画像小領域の輝度の最大値を取得する場合を説明する。図8において、図3を用いた前述の動作との共通部分には同じ番号を付した。共通部分については説明を省略する。
画像処理部106は、画像データから得られる画像を複数の小領域に分割し(S11)、上述した自動露出検出やJPEG形式への圧縮等の過程から輝度の値を取得する。このときまず画像処理部106は、分割したそれぞれの画像小領域を構成する画素全数のRGB信号値の平均値を一旦算出する。そして、その算出したRGB信号値の平均値から各画像小領域の輝度平均値を取得する(S12)。続いて、画像処理部106は、取得した各画像小領域の輝度平均値のうちの最大値を取得する(S33)。図9にイメージ図を示す。デジタルカメラ99は、分割された各画像小領域の輝度平均値のうちの最大値を監視する。
メインコントローラー110およびタイミング発生器107は、取得した各画像小領域の輝度のうち最大値となった輝度に基づいてCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する(S14)。
デジタルカメラ99はCCDイメージセンサー104により取得した画像の輝度を監視し続け、適宜電荷転送速度を変更する。
〔1−3. 本実施の形態1のまとめ〕
本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、CCDイメージセンサー104と、前処理部105と、画像処理部106と、タイミング発生器107と、メインコントローラー110とを備える。CCDイメージセンサー104は、光学系を介した被写体からの光をフォトダイオードで受光し、この受光した光を光電変換して画像データを作成する。CCDイメージセンサー104は作成した画像データを垂直CCDや水平CCDを介して、画像処理部106に転送する。メインコントローラー110とタイミング発生器107とからなる構成は、CCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定する。また、画像処理部106は、転送された画像データから得られる画像の輝度を取得する。本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、画像処理部106が取得した輝度に応じて、CCDイメージセンサー104の電荷転送速度を設定し、この転送速度に基づいてCCDイメージセンサー104を駆動する。
これにより、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、スミアが発生する事前に、取得した画像の輝度に応じて、スミア対策を施すことができる。
また、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、輝度情報が取り得る値の範囲を所定の閾値により複数の小範囲に分割した場合において、画像情報処理部106で生成された輝度情報の示す値が、その複数の小範囲のうちのいずれに属するかに応じて、垂直CCDや水平CCDでの転送速度を設定する。
これにより、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、スミア発生が取得した画像の輝度に応じて予測される場合、CCDイメージセンサー104の転送速度を段階的に調整することができる。つまり、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、輝度に応じてスミア対策と電力消費節約のバランスが好適になるように段階的に調整できる。
本実施の形態1に係るデジタルカメラ99の画像処理部106は、CCDイメージセンサー104により転送された画像データから得られる画像を複数の小領域に分割した後、分割した小領域全数の輝度平均値を取得する。
これにより、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、取得した画像に基づく輝度取得の過程において、画像処理部106の演算処理回数を節約することができる。
また、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99の画像処理部106は、CCDイメージセンサー104により転送された画像データから得られる画像を複数の小領域に分割した後、画像の中央付近の小領域の輝度の値には重み付けをした上で、分割した小領域全数の輝度平均値を取得する。
これにより、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、取得される画像の中央付近のスミア発生の予防に特に注力したスミア対策を施すことができる。
更にまた、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99の画像処理部106は、CCDイメージセンサー104により転送された画像データから得られる画像を複数の小領域に分割した後、分割した小領域全数における輝度の最大値を取得する。
これにより、本実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、取得される画像の高輝度の輝点に起因するスミア発生の予防に特に注力したスミア対策を施すことができる。特に太陽のような高輝度の輝点が画像中に存在する場合に有効である。
〔2. 実施の形態2〕
本発明に係るデジタルカメラ99は、絞り103の絞り値の変更を受け付けて、上記で取得した画像輝度に対応させるCCDイメージセンサー104の電荷転送速度を調整する。絞り以外の構成は実施の形態1と同じのため説明は省略する。
本発明に係るデジタルカメラ99の絞りの絞り値に応じたCCDイメージセンサー104の電荷転送速度の調整について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、デジタルカメラ99は絞り値の変更を監視する(S41)。絞り値の変更が認められるときは、CCDイメージセンサー104の電荷転送速度を切り替える輝度の閾値を変更する(S42)。絞り103を開いていくと絞り値は小さくなり、CCDイメージセンサー104はより多くの光を取り込むことができる。一方、絞り103を閉じていくと絞り値は大きくなり、取り込める光の量が減少していく。そのため、例えば絞り値を小さくするような撮影環境や撮影条件においては、一度に照射される光量が多くなるためスミアが発生しやすくなる。そこで、絞り値を小さくするような場面においては、CCDイメージセンサー104の電荷転送速度切り替えに対応した輝度の閾値を低めになるように値をシフトする。逆に一方、絞り値を大きくするような場面においては、CCDイメージセンサー104の電荷速度切り替えに対応した輝度の閾値を高めになるように値をシフトする。
これにより、本発明に係るデジタルカメラ99は、使用者が変更した絞りの絞り値を自ら考慮することなく、変更した絞りの値に好適な輝度評価によるスミア対策を施すことができる。
〔3. 他の実施の形態〕
本発明は、上記実施の形態に限られず、種々の方法で実現可能である。例えば、以下の形態が考えられる。
上記では、輝度取得方法として、自動露出検出の過程およびJPEG形式への圧縮過程で取得する方法を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、画像データから画像の輝度を取得できる方法であれば他の方法でも本発明に適用可能である。
上記では、画像処理部106において輝度を取得する方法を説明したが、本発明はこれに限定しない。例えば前処理部105や他の構成においても、輝度が取得できれば本発明に適用可能である。
上記では画像の分割例として縦6×横8の場合を示したが、本発明は画像の分割数に特に限定を設けない。すなわち、画像の分割数に係らず本発明に適用可能である。また、本発明は、画像の分割数を最大にした場合、つまり画素一個一個について輝度を取得する場合も含む。しかし、画像の分割数が多くなるに従ってメインコントローラー110の演算処理時間が増加することは言うまでもない。
更にまた、上記では画像の分割例として縦横の分割の場合を示したが、本発明はこれに限定しない。例えば斜め線による分割でも、中央付近に円心を持つ大きさの異なる円形による分割でもよい。つまり、本発明における画像分割の仕方は如何なる方法でもよい。
上記では各画像小領域の輝度平均値を取得してから、画像全体の輝度平均値を取得したが、本発明はこの順序に限定しない。例えば、各画像小領域のRGB信号の平均値から、一旦画像全体のRGB信号の平均値を取得し、その後一括して画像全体の輝度平均値を取得してもよい。
上記では、輝度平均値を取得する場合、画像の中央付近に重点をおいた輝度の平均値を取得する場合、画像小領域の輝度の最大値を取得する場合を説明したが、本発明はこれらの個別での実行に限定しない。すなわち、上記のうち複数の輝度取得法を同時に実行し、そのとき得られた複数の輝度の中から代表値を選び、その代表値に基づいてスミア対策を施してもよい。例えば、画像の中央付近に重点をおいた輝度の平均値と、画像小領域のうちの輝点最大値の両方を取得後、どちらかの値に代表させてもよい。
なお、本発明に係るデジタルカメラ99は、スミア発生の予測に、画像処理部106が通常の撮影において取得する輝度情報を用いる。そのため、簡単な構成でスミア対策が実施可能である。
本発明はデジタルカメラに限定されるものではなく、カムコーダー、カメラ付き携帯電話など、撮像装置を備えたものであれば適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る撮像装置の電気的構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の電荷転送速度と処理時間と電力の関係 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の動作のフローチャート 輝度と転送速度の対応付けのイメージ図 輝度と転送速度の対応付けのイメージ図 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の動作のフローチャート(中央重点) 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の画像輝度取得イメージ図(中央重点) 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の動作のフローチャート(輝点) 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の画像輝度取得イメージ図(輝点) 本発明の実施の形態2に係る撮像装置の動作のフローチャート
99 デジタルカメラ、
101 フォーカスレンズ、
102 ズームレンズ、
103 絞り、
104 CCDイメージセンサー、
105 前処理部(AFE)、
107 タイミング発生器、
110 メインコントローラー、
120 フラッシュメモリ、
121 カードスロット、
122 メモリカード、
130 操作部、
140 液晶ディスプレイ

Claims (6)

  1. 被写体からの光を光学系を介して受光する受光部と、前記受光した光を光電変換して画像情報を生成する光電変換部と、前記生成された画像情報を転送する転送部と、を有する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成された画像情報に基づいて輝度に関する輝度情報を生成する画像情報処理手段と、
    前記生成された輝度情報に応じて、前記転送部での転送速度を設定する設定手段と、
    前記設定された転送速度に基づいて、前記撮像手段を駆動する駆動手段と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記設定手段は、
    輝度情報が取り得る値の範囲を複数の小範囲に分割した場合において、前記画像情報処理手段で生成された輝度情報の示す値が、その複数の小範囲のうちのいずれに属するかに応じて、前記転送部での転送速度を設定する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像情報処理手段は、前記撮像手段により転送された画像情報から得られる画像を複数の小領域に分割した後、前記小領域全数の輝度平均値を取得することを特徴とした、
    請求項1と2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像情報処理手段は、前記撮像手段により転送された画像情報から得られる画像を複数の小領域に分割した後、画像の中央付近の小領域の輝度の値には重み付けをした上で、前記小領域全数の輝度平均値を取得することを特徴とした、
    請求項1から3に記載の撮像装置。
  5. 前記画像情報処理手段は、前記撮像手段により転送された画像情報から得られる画像を複数の小領域に分割した後、前記小領域の分割された全数における輝度の最大値を取得することを特徴とした、
    請求項1から4に記載の撮像装置。
  6. 前記光学系は絞りを少なくとも含み、
    前記設定手段は、前記絞りの絞り値に応じて、前記輝度情報に関する小範囲を変更する、
    請求項2から5に記載の撮像装置。
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