JP2010164459A - 回転速度検出センサ及び回転速度検出センサを備えた電動補助自転車 - Google Patents

回転速度検出センサ及び回転速度検出センサを備えた電動補助自転車 Download PDF

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Abstract

【課題】
既存の車輪に回転速度検出センサを容易確実に、かつコスト増加を抑制しつつ後付けすることができる回転速度検出センサを提供する。
【解決手段】
磁気発生部26は、前輪4に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着されるハブ嵌合部品(径方向位置決め部品)28と、複数の磁極30を有し、前記ハブ嵌合部品28に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着される環状の磁石エンコーダ(磁石保持部品)29とを含み、前記磁石エンコーダ29は結束体(締結部材)32により前輪4のスポーク19に固定されるとともに、前記ハブ嵌合部品28を前記スポーク19とで挟持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転速度検出センサ及び回転速度検出センサを備えた電動補助自転車に関し、詳細には、異なる仕様の車輪にも少ない専用部品により容易確実に取り付けることができるようにした取付け構造の改善に関する。
従来の電動補助自転車用回転速度検出センサは、磁石を1個だけスポークに取り付け、この磁石が車体側に取り付けたリードスイッチの近傍を通過することによってオン・オフする1パルス/回転のものが多い。このパルスによって得られた回転速度にタイヤ周長を掛けることにより車速情報が得られる。
近年では、電動補助自転車における補助力の大きさをよりきめ細かに制御することか求められており、分解能の高い回転速度検出センサからの車速情報が必要となる。この場合、より多くの機種においてきめ細かい制御を行うには、分解能の高い回転速度検出センサを既存車に後付けできることが望ましい(例えば特許文献1参照)。
実開昭58−27770
既存車に回転速度検出センサを後付け可能とする場合、既存車には様々な仕様の車輪が採用されているため、車輪の仕様毎の回転速度検出センサが必要となり、コスト高となる問題がある。また前記特許文献に記載されたものでは、後付けのセンサの磁気発生部を如何にして車輪と同軸に取り付けるかも問題となる。
本発明は、既存の車輪に回転速度検出センサを容易確実に、かつコスト増加を抑制しつつ後付けすることができる回転速度検出センサ及び該回転速度検出センサを備えた電動補助自転車を提供することを課題としている。
請求項1 の発明は、車輪と共に回転するように車輪に装着され、磁気を発生する磁気発生部と、車体に固定され、前記磁気発生部からの磁気を検出する磁気検出部とを備えた回転速度検出センサであって、 前記磁気発生部は、前記車輪に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着される径方向位置決め部品と、複数の磁極を有し、前記径方向位置決め部品に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着される環状の磁石保持部品とを含み、前記磁石保持部品及び前記径方向位置決め部品の、何れか一方は締結部材により車輪に固定され、かつ該何れか一方は何れか他方を前記車輪とで挟持することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の回転速度検出センサにおいて、前記径方向位置決め部品は、車輪の仕様毎に設けられ、前記磁石保持部品は仕様の異なる複数の車輪に共用されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の回転速度検出センサにおいて、前記径方向位置決め部品は、前記車輪のハブフランジ部の外周面に嵌合することにより径方向の位置決めがなされており、前記磁石保持部品は、前記車輪のスポークに締結されるとともに、前記径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の回転速度検出センサにおいて、前記径方向位置決め部品は、軸方向に突出する複数の突出片を有し、該各突出片を前記ハブフランジ部の外周面に嵌合させることにより径方向の位置決めを行うことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の回転速度検出センサにおいて、前記径方向位置決め部品の突出片は、前記スポークに係止することにより回転方向の移動を阻止することを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1に記載の回転速度検出センサにおいて、前記磁石保持部品は結束タイにより前記車輪のスポークに締結されるとともに、前記径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持することを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1ないし6の何れかに記載の回転速度検出センサを、車幅方向外側からスポーク及びハブフランジ部に当接するように取り付けたことを特徴とする電動補助自転車である。
請求項1 の発明にかかる回転速度検出センサによれば、径方向位置決め部品を車輪に車幅方向外側から装着し、磁石保持部品を径方向位置決め部品と同軸をなすように車幅方向外側から装着し、前記磁石保持部品及び前記径方向位置決め部品の何れか一方を、締結部材により車輪に固定することにより、該一方が他方を車輪とで挟持するので、既存の車輪に回転速度検出センサを容易確実に後付けすることができる。その結果、多くの機種において高い分解能を有する回転速度検出センサを採用でき、きめ細かい制御を行うことができる。
また、磁気発生部を、径方向位置決め部品と磁石保持部品とに分割したので、請求項2の発明に記載するように、低コストで製造可能の前記径方向位置決め部品を車輪の仕様毎に設け、高コストとなる磁石保持部品を仕様の異なる複数の車輪に共用することが可能となり、分解能の高い回転速度検出センサをコスト増加を抑制しつつ各種の仕様の車輪に後付けすることができる。
さらにまた、まず径方向位置決め部品を車輪に同軸をなすように装着し、これと同軸をなすように磁石保持部品を装着したので、磁石保持部品を車輪に対して容易確実に同軸配置でき、しかも径方向位置決め部品は取り外されることなく常時車輪に装着されているので、走行中の振動等によって磁石保持部品の車輪に対する同軸状態が変化するおそれがなく、長期間に渡って安定した回転速度の検出が可能となる。
請求項3の発明よれば、径方向位置決め部品を、例えば請求項4に記載されている突出片をハブフランジ部の外周面に嵌合させることにより径方向の位置決めを行い、前記磁石保持部品を車輪のスポークに締結することにより径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持するように構成したので、簡単な構造により径方向位置決め部品の、径方向の位置決め及び車輪への固定を行うことができる。
請求項5の発明によれば、前記径方向位置決め部品の突出片を、前記スポークに係止させることにより回転方向の移動を阻止するようにしたので、簡単な構造により、径方向位置決め部品の回転方向の位置決めをも行うことができる。
請求項6の発明によれば、磁石保持部品を、結束タイにより前記車輪のスポークに締結するようにし、かつ該締結により径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持するようにしたので、仕様の異なる車輪に共通の磁石保持部品を締結する際の取り付け作業を容易に行うことができる。
請求項7の発明によれば、請求項1ないし6の何れかに記載の回転速度検出センサを、電動補助自転車の車幅方向外側からスポーク及びハブフランジ部に当接するように取り付けたので、回転速度検出サンサの後付け作業が容易であり、多くの機種において、コスト増加を抑制しつつ高い分解能を持った回転速度検出センサを採用でき、その結果きめ細かい補助動力制御を実現できる。
本発明の実施例1に係る回転速度検出センサを備えた電動補助自転車の左側面図である。 前記回転速度検出センサの取付状態を車両右斜め前方から見た斜視図である。 前記回転速度検出センサの取付状態を車両左斜め前方から見た斜視図である。 前記回転速度検出センサの取付状態を車輪内側から見た側面図である。 前記回転速度検出センサの取付状態を示す、図4のV-V 線断面図ある。 前記回転速度検出センサのハブ嵌合部品及び磁石エンコーダの断面背面図である。 前記磁石エンコーダの車輪外側から見た図である。 前記磁石エンコーダの締結部を示す、図7のVIII-VIII 線断面図である。 前記磁石エンコーダの車輪内側から見た図である。 前記ハブ嵌合部品の車輪内側から見た図である。 前記ハブ嵌合部品の車輪外側から見た図である。 前記ハブ嵌合部品の一部断面平面図である。 前記ハブ嵌合部品の嵌合ボス部を示す、図10のXIII-XIII 線断面図である。 前記回転速度検出センサの異なる仕様の車輪への取付状態を車輪内側から見た側面図である。 前記異なる仕様の車輪用のハブ嵌合部品の車輪内側から見た図である。 前記異なる仕様の車輪用のハブ嵌合部品の車輪外側から見た図である。 前記異なる仕様の車輪用のハブ嵌合部品の一部断面平面図である。 前記異なる仕様の車輪用のハブ嵌合部品の嵌合ボス部を示す、図15のXVIII-XVIII 線断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。
図1〜図18は、本発明の実施例1を説明するための図である。なお、本実施例1において、前,後、左,右とは、サドルに着座した状態で見た場合の前,後、左,右を意味している。
図において、1は本発明の実施例1に係る回転速度検出センサを備えた電動補助自転車を示している。この電動補助自転車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aと、該ヘッドパイプ2aから車両後方斜め下方に延びるダウンチューブ2bと、該ダウンチューブ2bの後端から上方に起立して延びるシートチューブ2cと、前記ダウンチューブ2bの後端部から後方に略水平に延びる左,右一対のチェーンステー2d,2dと、該両チェーンステー2dの後端部と前記シートチューブ2cの上端部とを連結する左,右一対のシートステー2e,2eとを有する。
また前記ヘッドパイプ2aによりフロントフォーク3が左右に操向自在に枢支されている。このフロントフォーク3は、左,右のフォーク本体3a,3aと、これの上端に結合されたステアリングシャフト3bとを有し、該ステアリングシャフト3bがヘッドパイプ2aにより軸支されている。
前記左,右のフォーク本体3aの下端部には、前輪4が車軸4aを介して回転自在に支持されている。また前記ステアリングシャフト3bの上端部にはバー型の操向ハンドル5が固定されている。
また前記シートチューブ2cの上端部にはサドル6が高さ位置調整可能に装着され、さらに前記左,右のチェーンステー2dの後端部には後輪7が車軸7aを介して回転自在に支持されている。
前記ヘッドパイプ2aの前側には、バスケット8が配設され、該バスケット8はステアリングシャフト3bに固定されたステー8aと、前記車軸4aに固定された門形ステー8bにより支持されている。
前記車体フレーム2のシートチューブ2cの下方には、ペダル11が配設されている。該ペダル11に加えられた運転者の踏力によりクランクアーム11aを介してクランク軸11bが回転し、該クランク軸11bの回転がチェーン9を介して後輪7に伝達される。
前記シートチューブ2cの下方には、ドライブユニット10が搭載されている。該ドライブユニット10は、前記ペダル11に加えられた踏力を連続的に検出する踏力センサ12と、前記シートチューブ2cの後方に配設されたバッテリ13を電源として補助力を発生する電動モータ14と、該電動モータ14の補助力を前記踏力の大きさに応じて制御するコントローラ15とをユニット化したものである。
前記運転者によるペダル踏力と、電動モータ14からの補助力との合力が前記チェーン9を介して後輪7に伝達される。よって後輪7は駆動輪、前輪4は非駆動輪となっている。
前記前輪4は、36本スポークタイプのもので、ハブ17とリム18とを36本のスポーク19により連結し、前記リム18にタイヤ20を装着した構造を有する。
前記ハブ17は、図5に示すように、車幅方向に延びる円筒状のハブ本体17aの両端部に軸受ハウジング部17b,17bを形成するとともにと、各軸受ハウジング部17bの外周にハブフランジ部17cを一体形成したものである。この左,右のハブフランジ部17c,17cに前記各スポーク19のL字状に屈曲されたハブ側端部19aが連結されている。そして前記各スポーク19は、前記左,右のハブフランジ17c,17cから前記リムの車幅方向中心に向かって斜めに延びており、該各スポーク19のリム側端部19bはリム18にニップルでねじ止めされている。
前記ハブ本体17a内に前記車軸4aが挿通されており、前記ハブ本体17aの左,右端部と車軸4aとの間には軸受21,21が配設されている。この軸受21は、前記車軸4aに螺着されたインナレース21aと前記軸受ハウジング部17bとの間に多数のボール21bを配設し、前記インナレース21aをハブナット4bで軸方向内側に向けて締め付け固定した構造となっている。
また前記車軸4aは、前記フォーク本体3aの下端部に形成されたスリット3cに下方から差し入れられ、車軸ナット4cにより締め付け固定されている。これによりハブ17、ひいては前輪4は車軸4aを介してフロントフォーク3により回転自在に支持されている。
前記前輪4の車幅方向左側に回転速度検出センサ25が、車幅方向外側からハブフランジ部17c及びスポーク19に当接するように配設されている。なお、勿論この回転速度検出センサを右側に取り付けても良い。
前記回転速度検出センサ25は、前輪4と共に回転するように前輪4に装着され、磁気を発生する磁気発生部26と、前記フォーク本体3aに固定され、前記磁気発生部26からの磁気を検出する磁気検出部27とを備えている。
前記磁気発生部26は、前輪4の仕様、特にハブフランジ部17cの直径D及びスポーク19の本数に応じた前輪毎の嵌合構造を有するハブ嵌合部品(径方向位置決め部品)28と、仕様の異なる複数の前輪に共用される磁石エンコーダ(磁石保持部品)29とで構成されている。前記ハブ嵌合部品28は、対応する仕様の前輪4に同軸をなすように装着され、前記磁石エンコーダ29は前記ハブ嵌合部品28に同軸をなすように嵌合装着される。
前記ハブ嵌合部品28は、円形の環状を成している。このハブ嵌合部品28の内周縁には前記ハブフランジ部17cの車幅方向外側面に当接する軸方向ストッパ部28aが円環状をなすように、かつ車幅方向内方に突出するように形成されている。また前記ハブ嵌合部品28の外周縁部には、前記ハブフランジ部17cの外周面に嵌合する9個の嵌合ボス部(突出片)28bが車幅方向内方に突出するように、かつ等角度間隔をなすように形成されている。このハブ嵌合部品28は、前記嵌合ボス部28bが前記ハブフランジ部17cの外周面に接するように、かつ隣接するスポーク19のハブ側端部19a,19a間に位置するように車軸4aに装着される。また、前記嵌合ボス部28bは、図5に示すように、その先端面28b′が車幅方向内側に位置するハブ側端部19a′よ車幅方向内方に突出する長さを有する。
さらにまた、前記ハブ嵌合部品28の、内側面には、前記スポーク19のハブ側端部19aとの干渉を回避する逃げ部28cが形成され、外周面は、前記磁石エンコーダ29が嵌合する嵌合外周面28dとなっている。
前記磁石エンコーダ29は、円環状の磁石保持部29aと、該磁石保持部29aの外周縁に径方向外方に突出するように、かつ等角度間隔毎に形成された3組の締結部29b,29b′,29b′′とを有する。
前記磁石保持部29aは、円周をなすように配置された多数の磁極30と、該磁極30の裏面に配置された円環状のバックヨーク31とを樹脂材料によりインサート成型した構造のものである。また前記磁石保持部29aの内周面は前記ハブ嵌合部品28の嵌合外周面28dに嵌合する嵌合内周面29cとなっている。さらにこの嵌合内周面29cには、前記ハブ嵌合部品28の外周縁部28eを車幅方向外側から押圧する押圧面29dが径方向中心側に突出するように、かつ環状をなすように形成されている。
さらにまた前記磁石保持部29aには、前記嵌合内周面29cから前記スポーク19の傾斜角度と同じ角度に設定された傾斜面29gが形成されている。この傾斜面29gは、該磁石エンコーダ29をスポーク19に締結する際に該スポーク19に接するようになっている。
前記各締結部29b,29b′,29b′′には、結束タイ32を挿通してこの磁石エンコーダ29をスポーク19に締結するための貫通孔29e、または貫通していない凹部29fが所定ピッチで所要個数ずつ形成されている。即ち、仕様の異なる複数の車輪のスポークに締結可能とするために必要な個数の貫通孔29eが形成され、不要部分は凹部29fとされている。具体的には、締結部29bには貫通孔29eが2個、凹部29fが3個形成され、締結部29b′には貫通孔29eが3個、凹部29fが2個形成され、締結部29b′′には貫通孔29eが5個形成されている。
なお、前記貫通孔29eの個数,ピッチ等は、対象とする車輪のスポークの本数や配置方向等に応じて適宜設定される。例えば前記各凹部29fを貫通させることにより、全ての締結部29bに貫通孔29eを5個ずつ形成しても良い。さらにまた、前記締結部を磁石保持部29aの全周に渡って設け、かつ全周に渡って貫通孔を形成しても勿論構わない。
また、前記磁気検出部27は、ホールIC27aを内蔵するピックアップ27bと、該ピックアップ27bを保持するブラケット27cとを有する。このブラケット27cは、前記フォーク本体3aのスリット3cを外側から覆うように配置され、車軸ナット4cにより締め付け固定されており、これにより前記ホールIC27aが前記磁極30に所定隙間aを明けて対向している。
本実施例では、回転速度検出センサ25を既存の前輪4に後付け可能としている。この場合、ハブ嵌合部品は前輪4の仕様に応じたものを選択する必要があるが、磁石エンコーダ29は何れの仕様の前輪4にも共用できる
具体的には、スポーク36本仕様の前輪4の場合、図10〜図13に示す36本スポーク用で、スポーク本数に対応して9個の嵌合ボス部28bを有するハブ嵌合部品28を選択する。そして図2〜図5に示すように、前記前輪4をフロントフォーク3から外した状態で、前記ハブ嵌合部品28を、嵌合ボス部28bがハブフランジ部17cの外周に嵌合するように、かつ隣接するスポーク19のハブ側端部19a,19a間に位置するように車幅方向外側から装着し、軸方向ストッパ部28aをハブフランジ部17cの外側面に当接させる。
続いて磁石エンコーダ29を、車幅方向外側から、これの合いマークbが交差するスポーク19,19間に位置するように配置し、嵌合内周面29cをハブ嵌合部品28の嵌合外周面28dに嵌合させ、さらに押圧面29dを外周縁部28eに当接させる。
そして前記締結部29bの貫通孔29eに結束タイ32の帯状部32aを挿通し、交差する2組のスポーク19,19と前記締結部29bとに前記帯状部32aを巻き付け、さらに該帯状部32aをヘッド部32bに挿通し、該帯状部32aを引っ張ることにより、前記締結部29bとスポーク19,19該結束タイ32で軽く結束する。このとき前記スポーク19は前記磁石保持部29aの裏面に形成された傾斜面29gに接することとなる。
続いて隣接する締結部29b′と交差する2組のスポーク19,19を結束タイ32′で軽く結束し、さらに残りの締結部29b′′と交差する2組のスポーク19,19を結束タイ32′′で軽く結束する。そして各結束タイを少しずつ締め付け、最後に各結束タイの余分な部分をカットする。また前記各結束タイのヘッド部32bを貫通孔29e内に押し込む。
これにより磁石エンコーダ29は結束タイ32によりスポーク19に締め付け固定され、ハブ嵌合部品28は磁石エンコーダ29と前輪4のスポーク19,及びハブフランジ部17cとにより挟持される。
図14〜図18は、スポーク28本仕様の前輪に回転速度検出センサ25を取り付ける場合を示す。図15〜図18は、スポーク本数が28本の前輪に対応するハブ嵌合部品38を示す。このハブ嵌合部品38は、軸方向ストッパ部38aと、7個の嵌合ボス部38bと、逃げ部38cと、嵌合外周面38dと、外周縁部38eとを有する。前記嵌合ボス部38bは、対応する車輪のハブフランジ部の直径D′に嵌合するように配置されている。
スポーク28本仕様の前輪に回転速度検出センサ25を取り付ける場合は、図14に示すように、前記前輪をフロントフォーク3から外した状態で、前記ハブ嵌合部品38を、嵌合ボス部38bがハブフランジ部17c′の外周に嵌合するように、かつ隣接するスポーク19′,19′のハブ側端部19a′,19a′間に位置するように車幅方向外側から装着し、軸方向ストッパ部38aをハブフランジ部17c′の外側面に当接させる。
続いて前記36本スポーク仕様の場合と同様に、磁石エンコーダ29を、車幅方向外側から、これの合いマークbが交差するスポーク19′,19′間に位置するように配置し、嵌合内周面29cをハブ嵌合部品38の嵌合外周面38dに嵌合させ、さらに押圧面29dを外周縁部38eに当接させる。
そして結束タイ32を貫通孔29eに挿通し、締結部29bとスポーク19′,19′に巻き付け、結束タイ32を締め付けることにより磁石エンコーダ29をスポーク19′,19′に締結する。28本スポーク仕様の場合、交差するスポークの角度間隔の都合上、4本の結束タイ32を用いる。
本実施例1では、ハブ嵌合部品28又は38を前輪4に車幅方向外側から装着し、磁石エンコーダ29をハブ嵌合部品28又38と同軸をなすように車幅方向外側から装着し、前記磁石エンコーダ29を前輪4に固定することにより、該磁石エンコーダ29とスポーク19,19′及びハブフランジ部17c,17c′とでハブ嵌合部品28又は38を挟持するようにしたので、既存の車輪に回転速度検出センサ25を容易確実に後付けすることができる。その結果、多くの機種において高い分解能を有する回転速度検出センサ25を採用でき、きめ細かい補助動力制御を行うことができる。
また、磁気発生部26を、ハブ嵌合部品28又は38と磁石エンコーダ29とに分割したので、低コストで製造可能の前記ハブ嵌合部品28,38を車輪の仕様毎に設け、高コストとなる磁石エンコーダ29を仕様の異なる複数の車輪に共用することが可能となり、分解能の高い回転速度検出センサ25をコスト増加を抑制しつつ各種の仕様の車輪に後付けすることができる。
またハブ嵌合部品28,38の嵌合ボス部(突出片)28b,38bをハブフランジ部17c,17c′の外周面に嵌合させることにより径方向の位置決めを行い、前記磁石エンコーダ29を車輪のスポーク19,19′に締結することによりハブ嵌合部品28,38を前記スポーク19,19′とで挟持するように構成したので、簡単な構造によりハブ嵌合部品28,38の、径方向の位置決め及び車輪への固定を行うことができる。
またハブ嵌合部品28,38は取り外されることなく常に磁石エンコーダ29を支持しているので、走行振動等により磁石エンコーダ29の芯がずれることはなく、分解能の高い回転速度検出精度を安定して維持できる。
また、ハブ嵌合部品28,38の嵌合ボス部28b,38bを、前記スポーク19,19′に係止させることにより回転方向の移動を阻止するようにしたので、簡単な構造により、ハブ嵌合部品28,38の回転方向の位置決めをも行うことができる。
さらにまた、磁石エンコーダ29、結束タイ32により前記車輪のスポーク19,19′に締結し、かつ該締結によりハブ嵌合部品28,38を前記スポーク19,19′とで挟持するようにしたので、仕様の異なる車輪に共通の磁石エンコーダ29締結する際の取り付け作業を容易に行うことができる。
また前記結束タイ32により磁石エンコーダ29を締結する際に、これの傾斜面29gがスポーク19に接しているので、前記締結荷重により磁石エンコーダ29が変形するのを防止でき、前記磁極30とホールIC27aとの隙間aが前記締結により変化する問題を回避できる。
なお、前記実施例1では結束タイにより磁石エンコーダをスポークに締結したが、本発明の締結部材は結束タイに限定されないのは勿論であり、例えばボルト,ナットを用いて締結しても勿論構わない。
また、前記実施例1では、磁石エンコーダをスポークに締結し、該磁石エンコーダと前輪のスポーク及びハブフランジ部とでハブ嵌合部品を挟持したが、前記とは逆に、ハブ嵌合部品を結束タイ等で車輪に固定し、該ハブ嵌合部品とスポークにより磁石エンコーダを挟持しても良い。
本発明の回転速度検出センサは、電動補助自転車以外の車両、例えば電動自転車、電動車椅子等にも採用可能である。
1 電動補助自転車
4 前輪(車輪)
3 フロントフォーク(車体)
17c,17c′ ハブフランジ部
19,19′スポーク
25 回転速度検出センサ
26 磁気発生部
27 磁気検出部
28,38 ハブ嵌合部品(径方向位置決め部品)
28b,38b 嵌合ボス部(突出片)
29 磁石エンコーダ(磁石保持部品)
30 磁極
32 結束タイ(締結部材)

Claims (7)

  1. 車輪と共に回転するように車輪に装着され、磁気を発生する
    磁気発生部と、
    車体に固定され、前記磁気発生部からの磁気を検出する磁気検出部とを備えた回転速度検出センサであって、
    前記磁気発生部は、前記車輪に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着される径方向位置決め部品と、複数の磁極を有し、前記径方向位置決め部品に同軸をなすように、かつ車幅方向外側から装着される環状の磁石保持部品とを含み、
    前記磁石保持部品及び前記径方向位置決め部品の、何れか一方は締結部材により車輪に固定され、かつ該何れか一方は何れか他方を前記車輪とで挟持する
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  2. 請求項1に記載の回転速度検出センサにおいて、
    前記径方向位置決め部品は、車輪の仕様毎に設けられ、前記磁石保持部品は仕様の異なる複数の車輪に共用される
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  3. 請求項2に記載の回転速度検出センサにおいて、
    前記径方向位置決め部品は、前記車輪のハブフランジ部の外周面に嵌合することにより径方向の位置決めがなされており、
    前記磁石保持部品は、前記車輪のスポークに締結されるとともに、前記径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持する
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  4. 請求項3に記載の回転速度検出センサにおいて、
    前記径方向位置決め部品は、軸方向に突出する複数の突出片を有し、該各突出片を前記ハブフランジ部の外周面に嵌合させることにより径方向の位置決めを行う
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  5. 請求項4に記載の回転速度検出センサにおいて、
    前記径方向位置決め部品の突出片は、前記スポークに係止することにより回転方向の移動を阻止する
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  6. 請求項1に記載の回転速度検出センサにおいて、
    前記磁石保持部品は結束タイにより前記車輪のスポークに締結されるとともに、前記径方向位置決め部品を前記スポークとで挟持する
    ことを特徴とする回転速度検出センサ。
  7. 請求項1ないし6の何れかに記載の回転速度検出センサを、車幅方向外側からスポーク及びハブフランジ部に当接するように取り付けた
    ことを特徴とする電動補助自転車。
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