JP2010161932A - 巨大クラゲの細断システム及び同システムを利用したシステム - Google Patents

巨大クラゲの細断システム及び同システムを利用したシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ランニングコストの低い越前クラゲの駆除装置、並びに、越前クラゲの有効活用を図れるシステムを提供すること。
【構成】海流に乗って遊泳してくる巨大クラゲを集めるガイド網と、前記ガイド網により集められた巨大クラゲを細断装置の入口に誘導する誘導網とを具備し、前記細断装置は回転体の外周部に巨大クラゲを切断する刃を設けた回転装置と、海流の流れエネルギーを利用して該回転体を回転駆動する水車とから構成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、越前クラゲ等の巨大クラゲを細断するシステム並びに細断した巨大クラゲの細片を海底に住む蟹に餌として供給するシステム等に関するものである。
近年、我が国の沿岸では、巨大なクラゲの大量出現が問題となっている。この巨大クラゲは越前クラゲと呼ばれ、傘の直径がおよそ1m〜2mと巨大で、重さも最大150kgにもなります。越前クラゲは、2002年、2003年と2年連続して大発生し、日本沿岸、津軽海峡沿岸、三陸沿岸から房総沿岸にかけて漁業に深刻な被害を与えている。被害を受けた漁業種類としては、定置網、刺し網、底引き網などであり、特に定置網の被害が甚大であった。それ以後も毎年連続してではないが、日本近海に大量に来遊してきて被害を与えている。
越前クラゲの発生、回遊の詳細については現在も定かではない。一説では、前年の10〜12月に東シナ海で発生し、対馬暖流に乗り急激に成長しながら日本海に出現すると言われている。日本海に漂着した越前クラゲは8月頃に島根県〜福井県沖に出現し、9月には山口県〜青森県まで広く分布し、10月には津軽海峡を抜け、三陸沿岸まで広く分布し、12月には房総沿岸まで達しています。
このように広い地域に渡って、大量に回遊し、甚大な被害を起こしている越前クラゲに対して被害をなくす方法がこれまでにいくつか提案されてきました。従来のクラゲによる被害を食い止める為の方法及び装置は、主に小さいクラゲに対する方法や装置であり、越前クラゲの様な巨大クラゲ(以下、単に越前クラゲという。)に対する提案は数多くありません。これは越前クラゲが日本近海に大量に出現するようになったのは最近だからです。なお、小さいクラゲに対する従来方法は、そのままでは越前クラゲに適用することは困難です。それは、越前クラゲが従来の小さなクラゲに比べて格段に大きく、大量に来遊するからです。以下に越前クラゲの排除又は殺傷する従来方法(又は装置)について述べます。従来方法には定置網等の網の中に越前クラゲの入網を阻止する方法、入網した越前クラゲを網の外に逃がす方法、越前クラゲを駆除(殺傷して駆除)する方法があります。前の2つの方法は相当数の提案がありますが、直接本願発明との関連性が少ないので、最後の越前クラゲを駆除する従来方法について説明致します。
まず、従来方法1としては、非特許文献1に記載されているように、越前クラゲが遊泳している海域で筒状の網を2槽の船で曳いて廻る方法です。筒状の網は入り口の開口が大きく奥に行くにつれて細くなり、一番奥に格子状のワイヤが張ってあって、網の中に入った越前クラゲがバラバラに切り刻まれる仕組みになっています。網の長さは25mで、速度を3ノット(約5.6km/時間)以上で曳いた試験で良好な結果が得られたという報告があります。
独立行政法人・水産総合試験センターのレポートまた、従来方法2として、例えば、定置網に入ったクラゲを切断して駆除する方法です。具体的には、約2メートル四方の枠内にステンレス製のカッターを格子状に取り付けてある器具を定置網の近くの海上に浮かべて設置し、定置網に入った越前クラゲを器具の上に落として越前クラゲを切断し、駆除する方法が提案されています。 福井県水産試験場のレポート
しかし、越前クラゲが日本近海を回遊する時期は9月から12月頃までであり、定置網は8月末から翌年の1月末まで操業しており、被害を受ける期間は長期間であります。しかも、日本近海に来遊してくる越前クラゲの数は1億匹とも言われており、これを駆除するには莫大な労力とコストが必要であり、課題であります。また、従来方法1及び従来方法2は越前クラゲを駆除するだけで、越前クラゲの有効利用を図っておりません。従って、要した労力とコストは駆除の目的のためにのみ費やされます。なお、日本近海には巨大クラゲとしては越前クラゲの他にミズクラゲがおります。ミズクラゲは傘の直径が通常は15cm位ですが、中には50cm以上のミズクラゲもおります。ミズクラゲは発電所の海水取り入口に大量に吸い寄せられ、被害を与えています。
本願発明はこのような状況下でなされたものであり、定置網が張られた近海に回遊してきた越前クラゲの駆除を目的とし、ランニングコストの低い駆除装置を提案すること、並びに、越前クラゲの有効活用を図れるシステムを提供することを課題としています。
本願発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用している。即ち、
請求項1に記載の発明は、海流に乗って遊泳してくる巨大クラゲを集めるガイド網と、前記ガイド網により集められた巨大クラゲを細断装置の入口に誘導する誘導網と、該巨大クラゲを細断する細断装置とを具備し、前記細断装置は回転体に巨大クラゲを切断する刃を設けた回転刃と、海流の流れエネルギーを利用して該回転刃を回転駆動する水車とから構成されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転刃は、同一半径の回転円筒面上に1又は複数枚の刃の刃先を回転方向に向けて配置し、前記刃の両端を2枚の側板で固定したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転刃は、1又は複数枚の刃の刃先を同一回転方向に向けて、前記刃を回転軸の半径方向に刃を配置した組を更に軸方向にも並べて配置し、該回転軸に固定したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1に記載の発明において、前記細断装置は、前記回転刃を水平軸の回りに回転可能に支持し、上流側の刃先が下向きに回転するように構成したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1に記載の発明において、前記細断装置は、1対の前記回転刃で構成し、前記各回転刃は垂直軸の回りに回転可能に支持し、前記各回転刃の刃先は相互に逆向き方向に回転し、上流側の刃先が内向き方向に回転するように構成したことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1に記載の発明において、前記細断装置は、前記刃先の回転方向と同じ向きに回転駆動力が生じるように前記水車を設けたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1に記載の発明において、前記水車はサボニウス型水車、パドル型水車又は風杯型水車で構成したことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7の何れか1に記載の発明において、前記細断装置は、前記回転体の外周速度を毎秒0.5〜3.0メートルの速度としたことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れか1に記載の発明において、前記細断装置は海面からの深さが5〜30メートルの水深で水平に固定したことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れか1に記載の発明において、前記ガイド網は、浮き子、沈み子及びロープ等の固定手段によって海中に固定したことを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、前記細断装置の下流側に魚礁を設けて、該魚礁に集まった魚に、請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用した巨大クラゲの細片を餌として供給することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用して、前記細断装置の下流側にネットを設けて、該ネットの下流に巨大クラゲの細片が拡散するのを防止して、該ネットの下流に敷設された定置網の中に巨大クラゲ並びに前記巨大クラゲの細片が入網するのを防止したことを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用して細断した巨大クラゲの細片を蟹の生息する海底に供給する給餌システムにおいて、前記給餌システムは前記巨大クラゲの細片を容れる容器と、前記細断装置の放出口又は該放出口に接続された接続ホースの開放口と該容器の開口とを接続・分離自在な接続手段と、該容器を海中の所定の位置、所定の水深の場所に運搬する運搬手段と、該容器中の巨大クラゲの細片を蟹の生息領域に向けて放出する放出手段を具備したことを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記蟹の生息領域は、成長した雌ガニの生息域としたことを特徴としている。
本願発明によれば、巨大クラゲ細断システムを敷設すれば、その後に作業を必要としないのでランニングコストが殆ど不要となり、また石油等のエネルギー消費を必要としないのでエコに役立つという効果が得られる。また、巨大クラゲ細断システムは細片を所定の放出口から放出するので他のシステムへの利用が容易になるという効果が得られる。
<実施形態1>
図1は本願発明の実施形態1の全体斜視図を示し、図2は全体の上平面図(A)と正面図(B)を示す。図1,図2において、11は海中に張られたガイド網で、海流に乗って来遊してくる越前クラゲ等の巨大クラゲ(以下、越前クラゲという)を略中央に寄せ集めるガイド網である。ガイド網11は海流の流れ方向(図の矢印)と略直角に敷設するのが好ましい。また、海流の流れ方向が変化する場合は平均の最大流れ方向と略直角に敷設するのが好ましい。ガイド網11の上縁12はロープ12aに浮き子12bを設けて海面に浮かべ、ガイド網11の下縁13はロープ13aに沈み子13bを設けて海中に固定する。下縁13の深さは越前クラゲ10の遊泳深さに合わせて決定する。例えば、正常な越前クラゲの遊泳深さが0〜30m位であれば、下縁13の深さは略30mとする。また、上縁12の左右の両端は固定手段14によって固定し、海流によってガイド網11が流されないように堅固に固定する。固定手段14は、ロープ14a,浮き子14b及び沈み子14cによって固定する。堅固に固定するために海底から突起している岩などを利用してもよい。
ガイド網11の略中央には越前クラゲ10を細断装置20の入口に誘導する誘導網16を設ける。誘導網16は頂部を切断した四角錐状に形成し、切断部を細断装置20の入口部に接続するように構成する。例えば、誘導網16の入口部はガイド網11の上縁のロープ12aと下縁のロープ13aと共通にするのが望ましい。また、幅は細断装置20の入口幅の2倍以上にして越前クラゲ10を円滑に細断装置20の入口に誘導するように形成するのが望ましい。また、誘導網16の海流方向の長さは誘導網16に入網した越前クラゲ10が逆方向に移動しない角度で、細断装置20の入口に移動する角度、例えば錐角を略30度前後とする。なお、ガイド網11と誘導網16の網目の大きさはその海域に回遊してくる越前クラゲ10の大きさ(例えば、傘のサイズ)を考慮して越前クラゲ10が円滑に細断装置20の入口に誘導できる網目サイズに決定する。
<細断装置の実施例1>
以下に細断装置20の実施例1について説明する。
図3は細断装置20の実施例1の全体図を示す。図3(A)は正面図を示し、図3(B)は下から見た平面図を示し、図3(C)は側面図を示す。図3において、21は細断装置20のカバーである。カバー21は筒状体で、越前クラゲ10の入口22が正面に設けられており、背面下部に越前クラゲ10の細片を放出する放出口23が設けられる。入口22の開口縁は誘導網16の終端縁に接続されている。カバー21の内部に回転刃24が収納され、回転刃24の両側に接続された軸25がカバー21の両側に設けた軸受け26によって回転自在に支持されている。軸25(図3(A)参照)の右側には回転駆動装置27が接続され、軸25の左側には回転駆動装置28が接続されている。回転駆動装置27、28は同一構造、同一サイズに形成され、同一方向に回転するように構成される。回転は図3(C)の点線で示すように、入口22では刃が上から下へ降りて来るように回転する。越前クラゲの傘を先に切断するためである。
図4は回転刃24の実施例1を示す。図4(A)は全体の斜視図を示し、図4(B)は正面図、図4(C)は断面側面図を示す。図4において、実施例1は回転中心Oを中心点とした同一半径の円周上に略等間隔(図では120度間隔)に刃先を同じ向きに持った3枚の細長い刃24a、24b、24cが回転中心軸と平行に配置され、両端が2枚の円盤30,31に固設されている。円盤30,31の外側に回転軸25、25が固設され、各回転軸は軸受け26によって支持される。更に、回転軸25,25の外側に回転駆動装置27,28が接続されている。なお、回転軸25は海面と略平行(又は水平)になるようにするのが望ましい。刃24a〜24cは刀の様な丈夫な厚い刃である必要はなく、「かみそり」の様な薄い刃で十分である。越前クラゲの傘は容易に切断可能だからである。但し、回転駆動装置27,28の回転速度の偏差による軸の捻れに対する強度が必要である。
図5は回転刃の別の方式(実施例2)を示す。図5(A)は実施例2の方式による回転刃の正面図で、図5(B)は断面側面図である。この方式では、軸29に半径方向に3枚の刃30a〜30cが固設されていると共に軸方向に所定の間隔だけ離れた位置で平行に同様な刃30が設けられている。刃30a〜30cは回転方向(図の左方向)に刃先が設けられている。又刃の30a〜30cの先端には突起が設けられている。これは越前クラゲ10へのグリップを良くするためである。図5(C)、図5(D)は更に別の方式(実施例3)を示す。実施例3の方式は実施例1の方式の刃に実施例2の方式の刃を組み合わせて方式で、回転体の円周方向に刃24a〜24cを設けると共に半径方向に刃30a〜30cを設けている。実施例3の方式は越前クラゲの切取り片を細かくしたい場合に適している。なお、刃の構成はこれまでに述べた方式に限定されない。例えば、これまでに図示した方式では円周方向の刃数を3枚としたが1〜4枚の何れかとしてもよい。また、刃の形状も図の形状に限定されない。
図6は回転駆動装置27でサボニウス方式の水車を利用した実施例を示す。サボニウス方式は1929年フィンランド人サボニウスによって考案された方式で風車としても知られているが、水車としても知られている。サボニウス方式の水車の特徴は、全方向の流れに対して常に1方向に回転すること、起動トルクが大きく低速の流れにおいても自己起動すること、流速の遅い場合の海流や潮流の発電に適している等の特徴がある。本方式の発電効率は20〜30%である。以上の特徴から、他の水車方式に比べて本発明の実施形態に採用するのが適している。即ち、本発明の回転刃24は低速で常時回転することが望ましいからである。図6(A)は正面図、図6(B)は断面側面図で、図6(C)は斜視図を示す。サボニウス方式の水車は、図6に示しように、3枚(又は、2〜4枚)の半円弧状の羽根33a〜33cを偏心させて組合せた構成であり、両端を固定板34a、34bで固定し、固定板34bに軸25を設けた構成である。
細断装置20では、図4に示すように、回転刃24の両側に回転駆動装置27、28を設けている。回転駆動装置27と回転駆動装置28は構成やサイズは全く同じであるが、羽根33a〜33cの向きが逆向きに配置されている。このため、細断装置20の配置向きが海流の速度や海流の流れ方向の角度によって変化したり、揺れたりするのを防止している。なお、本願発明の回転駆動装置27(28)はサボニウス方式を利用したものに限定されるものではなく、風杯形式の水車又はパドル形式の水車を利用したものであってもよい。
実施例1の細断装置20は入口22から進入した巨大クラゲは回転刃24によって切断され、切断された細片はケース21の背面下側に設けられた開放口から放出される。なお、細断装置20の回転刃24(44)の回転速度は越前クラゲを切断している負荷状態で外周の周速度が毎秒5cm〜50cm程度にするのが望ましい。回転速度が遅すぎると越前クラゲを上手に切断できないし、又逆に速すぎても上手に切断できない。回転刃の周速度は海流の速度、回転駆動装置の出力馬力、負荷状態、即ち越前クラゲの大きさや混み具合等によって異なる。従って、その海域の状況によって具体的な寸法等を設計をする必要がある。
<細断装置の実施例2>
図7は細断装置40の別の実施例(実施例2)を示す。図7(A)は上から見た平面図で、図7(B)は正面図、図7(C)は側面図を示す。図8は回転刃44,45の詳細図を示す。図8(A)は上から見た平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は下から見た断面平面図を示す。図7、図8において、ケース41は断面が略楕円状の筒体で、前面に越前クラゲが進入する入口42を設け、背面には越前クラゲの細片を放出する放出口43を設けた構成である。ケース41の内部には2個の回転刃44,45が配置され、垂直軸の回りに回転するように軸支されている。
中心回転軸48c、49cの上下には各々固定板48a,48b及び49a、49bが固設され、固定板48a,48bの間に刃44a〜44cが溶接等で固設され、固定板49a,49bの間に刃45a〜45cが固設されている。図8(C)に示すように、刃44a〜44cの刃先は反時計方向に回転し、刃45a〜45cの刃先は時計方向に回転する様に構成されている。また、ケース41の上側には駆動装置46,47が配置され、中心回転軸48c、49cに各々連結されている。駆動装置46,47の羽根は、刃44a〜44c、又は刃45a〜45cの回転方向と合致するように形成される。
以上に説明したように、実施例2の細断装置40では2個の回転刃44,45が噛み合う形で回転し、入口42から進入した巨大クラゲは回転刃44,45で細片に切断され、切断された細片が放出口43から放出される。
以上に説明したことから明らかなように、実施形態1の巨大クラゲ細断システムは一回敷設すれば、長期間にわたって石油や人件費、漁船も不要であり、ランニングコストが安いだけでなく、大量の越前クラゲを除去できるという効果がある。特に越前クラゲが日本近海に来遊してくる期間は長いので、その効果は計り知れない。更に、細断された巨大クラゲの細片は海底のあちこちに散乱することなく、一カ所の解放口23(43)から出てくるので、後の処理(始末等)や利用が容易になるという効果がある。
<実施形態2>
図9は実施形態1の巨大クラゲの細断装置を利用した実施形態2で、越前クラゲ等の巨大クラゲの細片を餌とする魚の魚礁を海底に創り、その魚礁に細片を供給し、魚を増殖するという利用例を示す全体斜視図です。図9において、細断装置20(40)の前方入口22(42)には誘導網16が接続されており、更に誘導網16の両側にはガイド網11が接続されている。細断装置20の放出口23には越前クラゲの細片を魚礁50の開口部51に導くガイドホース53が接続されている。従って、海流に乗って回遊してきた越前クラゲ等の巨大クラゲ10はガイド網11にガイドされて誘導網16に集まり、更に誘導網16によって細断装置20の入口22に誘導される。入口22に誘導された越前クラゲは細断装置20の回転刃によって細片に切断され、切断された細片が放出口23から放出される。
魚礁50は上方に開口部51が設けられていると共に、魚礁50は越前クラゲの細片を餌とする魚が棲息するに好適な場所となるように、例えば、小魚が大きな魚におそわれたときは隠れ場となり、流れの速いときには休息場となるように工夫された無数の隠れ家(孔等)54が魚礁50の内側面、外側面、上面の各表面に設けられている。なお、海に住む魚の中で越前クラゲを食べる魚が意外と多いことが知られている。例えば、昔から、鯛の釣り餌として越前クラゲが使用されていることが知られている。また、マンボウがクラゲをたらふく食べることも知られている。また、タラの胃袋を調べても沢山のクラゲが出てくることも知られている。また、カワハギは普段は貝類を食べているが、ある時期越前クラゲの傘の下に住み着いて、時々越前クラゲを突いて食べている姿も観察されている。
以上に述べたように、越前クラゲを餌として食べる魚は以外と多いことから、そのような魚の魚礁を創り、餌として越前クラゲの細片を供給すれば良好な魚礁として利用できるという効果が得られる。又、ウミガメ(魚ではないが)もクラゲを食べることが知られているので、ウミガメの保護にも役立つという効果もある。
<実施形態3>
実施形態3は実施形態1を利用した別の利用方法(又は、システム)である。図10、図11はこの利用システムを説明するための図である。ズワイガニ(産地により、越前ガニ又はマツバガニとも言う)は越前クラゲを餌として食べることが報告されている。また、越前クラゲは時期(誕生から1年位)が来ると死んでしまい、海底に沈んでしまう。海底に沈んだ越前クラゲは分解に10日以上の時間がかかるため、流されて深海に運ばれるものもある。深海に運ばれた越前クラゲは深海に住む生物(蟹など)に食べられ、分解されてしまう。しかし、このような自然の流れに任せていたのでは越前クラゲをズワイガニの餌として十分な量を供給することはできない。又、ズワイガニは成長段階、雌雄によって住む海域が異なる。資源保護の観点から雌の保護が重要であり、雌は水深250mの海域に集団で生息しているという生態的特徴から、その海域の一部をコンクリートブロックで囲い、物理的に底引き網の操業ができない保護海域80が設けられている。例えば、福井県の保護海域80は水深250mの線に沿って所定の位置に設けられている。そこで、実施形態3では、越前クラゲの細片を保護海域に生息しているズワイガニに餌として供給する方法又はシステムについて説明する。
図10は越前クラゲの細片を運搬用の籠60の中に貯留するステップを示し、図11はズワイガニの保護海域80に運搬し、放出するステップを示す。図10において、細断装置20(40)の放出口43と籠60の開口61とを接続するホース63が放出口43に接続されている。ホース63の解放端には接続手段64が設けられ、開口61と接脱可能に構成されている。また、接続手段64には接続を切り離した状態でその位置が容易に確認できるように浮標62がロープ62aによって結ばれている。さらに、ホース63を長くして開口61と接続手段64の接脱作業が海面上で可能となるようにしてもよい。また、保護海域80に到着した際に籠60から巨大クラゲの細片を放出するために籠60を倒立した状態に保持する。このために、籠60の底部と頂部には後述するフックを係止する係止手段65,66を設けている。
一方、図11において、籠60を運搬する漁船70は、海中で籠60を昇降させるウインチ71、GPS衛生又は地上電波搭からの位置情報を受信するアンテナ75、籠60の位置を確認するための超音波送受信機77、これらを制御するコントローラ79を具備している。ウインチ71に使用するロープ72は保護海域80の海底近くまで達することができるように250mの長さがあり、また籠60を正立状態で保持できるようにロープ72の先端部分にフック66aが設けられ、更に、倒立状態で保持できるように分岐したロープ72aの先端にフック65aが設けられている。また、フック66aの根本部分にフックの開き操作を可能にする装置73が設けられており、更に装置73には超音波受信機(図示省略)が設けられている。また、コントローラ79のメモリには保護海域80の3次元の位置データ(海底の位置と水深のデータ)が記録されている。
実施形態3は以上のシステム構成により、以下のように機能する。ステップ1(図10)では、予め、籠60を接続ホース63の開放口と接続手段64と接続して海中(又は海底)に沈めておく。籠60の中に巨大クラゲの細片が適量貯留したときを見計らって、浮標62に漁船70で接近し、ロープ62aを巻き上げる。籠60が水面上に出したときに籠60の接続手段64を開口61から外し、漁船のロープ72の先端に設けられているフック66aに籠の係止手段66を接続する。同時に、フック65aを係止手段65に接続する。更に、超音波を反射させる反射板78を籠60に取り付ける。また、次回の準備のために、接続手段64に別の新たな空の籠60を接続して海中に沈めるようにしてもよい。
ステップ2(図11)では、巨大クラゲの細片を貯留した籠60を海面近くの適当な水深で正立状態に保持したまま、漁船70でズワイガニの保護海域の略真上まで低速度で進行する。保護海域80の海底の位置は予めコントローラ79のメモリに記録されているので、受信アンテナ75で受信した信号から漁船の現在位置を求め、メモリに記録されている保護海域80と比較する。この比較によって保護海域80の略真上に到達することができる。図11(A)は、この状態を示す。次に図11(B)に示すように、ウインチ71でロープ72を延長させながら、超音波送受信機77から超音波を送信し、反射板78からの反射波を受信して籠60の方向(角度)と籠までの距離を求め、籠60の水平位置と深さを算出する。これによって、保護海域80の海底の位置と籠60までの水平位置と水深の偏差の距離が求められる。水平距離の偏差及び水深距離の偏差が許容値の範囲になったとき(例えば、保護海域の略真上で流速がほぼゼロの海底の近傍に入ったとき)に、超音波送受信機77から解放信号を送信すると受信器73がこの解放信号を受信してフック66aを開き、フック66aが係止手段66から外れ、図11(C)に示すように、籠60が倒立状態になり、中身の巨大クラゲの細片が保護海域80に放出される。保護海域に生息するズワイガニに餌が供給される結果、ズワイガニの数が増え、或いは成長が促進されるという効果が得られる。
本願発明の実施形態1の全体斜視図を示す。 実施形態1の上平面図(A)と正面図(B)を示す 細断装置20の実施例1を示す。(A)は正面図を示し、(B)は下から見た平面図を示し、(C)は側面図を示す。 回転刃24の実施例1を示す。(A)は全体の斜視図を示し、(B)は正面図、(C)は断面側面図を示す。 回転刃の実施例2を示す。(A)は回転刃の正面図で、(B)は断面側面図を示す。 回転駆動装置27の実施例を示す。 細断装置20の実施例2を示す。(A)は上から見た平面図で、(B)は正面図、(C)は側面図を示す。 回転刃44,45の詳細図を示す。(A)は上から見た平面図、(B)は正面図、(C)は下から見た断面平面図を示す。 実施形態1の細断装置を利用した実施形態2を示す。 越前クラゲの細片を運搬用の籠60の中に貯留するステップを示す。 ズワイガニの保護海域に運搬し、放出するステップを示す。
11 ガイド網
14 ガイド網両端固定手段
16 誘導網
17、18 固定板
20 細断装置(実施例1)
21、41 カバー
22、42 入口
23、43 放出口
24 回転刃(実施例1)
25 回転軸
27、28 回転駆動装置
30 回転刃(実施例2)
33 羽根
34 固定板
40 細断装置(実施例2)
44,45 回転刃
46、47 回転駆動装置
50 魚礁
53 ガイドホース
54 隠れ孔
60 籠(巨大クラゲの細片を容れる容器)
62 浮標
63 接続ホース
64 接続手段
65、66 係止手段
70 漁船
71 ウインチ
72 ロープ
73 受信器
75 受信アンテナ
77 超音波送受信機
78 超音波反射板
79 コントローラ
80 保護海域

Claims (14)

  1. 海流に乗って遊泳してくる巨大クラゲを集めるガイド網と、前記ガイド網により集められた巨大クラゲを細断装置の入口に誘導する誘導網と、該巨大クラゲを細断する細断装置とを具備し、前記細断装置は回転体に巨大クラゲを切断する刃を設けた回転刃と、海流の流れエネルギーを利用して該回転刃を回転駆動する水車とから構成されることを特徴とする巨大クラゲ細断システム。
  2. 前記回転刃は、同一半径の回転円筒面上に1又は複数枚の刃の刃先を回転方向に向けて配置し、前記刃の両端を2枚の側板で固定したことを特徴とする請求項1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  3. 前記回転刃は、1又は複数枚の刃の刃先を同一回転方向に向けて、前記刃を回転軸の半径方向に刃を配置した組を更に軸方向にも並べて配置し、該回転軸に固定したことを特徴とする請求項1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  4. 前記細断装置は、前記回転刃を水平軸の回りに回転可能に支持し、上流側の刃先が下向きに回転するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  5. 前記細断装置は、1対の前記回転刃で構成し、前記各回転刃は垂直軸の回りに回転可能に支持し、前記各回転刃の刃先は相互に逆向き方向に回転し、上流側の刃先が内向き方向に回転するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  6. 前記細断装置は、前記回転刃の回転方向と同じ向きに回転駆動力が生じるように前記水車を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  7. 前記水車はサボニウス型水車、パドル型水車又は風杯型水車で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  8. 前記細断装置は、前記回転刃の外周速度を毎秒0.5〜3.0メートルの速度としたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  9. 前記細断装置は海面からの深さが5〜30メートルの位置で水平に固定したことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  10. 前記ガイド網は、浮き子、沈み子及びロープ等の固定手段によって海中に固定したことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システム。
  11. 前記細断装置の下流側に魚礁を設けて、該魚礁に集まった魚に、請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用した巨大クラゲの細片を餌として供給することを特徴とする魚礁システム。
  12. 前記細断装置の下流側にネットを設けて、該ネットの下流に巨大クラゲの細片が拡散するのを防止して、該ネットの下流に敷設された定置網の中に巨大クラゲ並びに前記巨大クラゲの細片が入網するのを防止したことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用した定置網。
  13. 請求項1〜請求項9の何れか1に記載の巨大クラゲ細断システムを利用して細断した巨大クラゲの細片を蟹の生息する海底に供給する給餌システムにおいて、前記給餌システムは前記巨大クラゲの細片を容れる容器と、前記細断装置の放出口又は該放出口に接続された接続ホースの開放口と該容器の開口とを接続・分離自在な接続手段と、該容器を海中の所定の位置、所定の水深の場所に運搬する運搬手段と、該容器中の巨大クラゲの細片を蟹の生息領域に向けて放出する放出手段を具備したことを特徴とする給餌システム。
  14. 前記蟹の生息領域は、成長した雌ガニの生息域としたことを特徴とする請求項13に記載の給餌システム。
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