JP2010160054A - 蒸気流量計および差圧発信器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】差圧発信器3は、静圧ΔPと飽和蒸気表JHとから蒸気の密度ρを求め、差圧ΔPと密度ρから蒸気の質量流量qmを演算し、出力する。配管を流れる蒸気が止まると、静圧Pが低下する。この静圧Pの低下に着目し、静圧Pが閾値Pthを下回った場合、差圧ΔPと密度ρから算出される質量流量qmの出力をカットし、質量流量qm=0を出力する。
【選択図】 図4
Description
図8に絞り部と差圧発信器とを組み合わせて構成された従来の蒸気流量計の一例を示す(例えば、特許文献1参照)。この蒸気流量計では、蒸気が流れる配管100に絞り部101を設け、配管(水平配管)100の下方に差圧発信器102を設置し、絞り部101によって発生する高圧側の蒸気圧力P1を導圧管103を介して差圧発信器102の受圧部102Aへ送り、また絞り部101によって発生する低圧側の蒸気圧力P2を導圧管104を介して差圧発信器102の受圧部102Aへ送り、高圧側の蒸気圧力P1と低圧側の蒸気圧力P2との差圧ΔPを検出し、この検出した差圧ΔPに基づいて配管100を流れる蒸気の流量を計測する。
図8に示した蒸気流量計では、プラント稼働前に、導圧管103,104に水を供給する必要がある。また、定期的に、導圧管103,104に溜められた水をパージし、水を補給する必要がある。そこで、このような手間をなくすため、本出願人は、特許文献2に示されるようなセルフウォータシール構造を採用した蒸気流量計を提案した。図9にその基本構造を示す。
配管100に蒸気が流れている場合、導圧管2A,2Bを介して送られてきた蒸気が受圧部4におけるダイアフラムの収容部2jなどにより冷却されて液化し、受圧ダイアフラム3b,3cと収容部2jの内壁面との間に形成されているウォータポケット2f,2gに飽和水(封止水)となって溜まる。なお、図1に点線で示すラインL1は、封止水の液位(喫水線)を示す。また、収容部2jの外壁面には、蒸気の冷却を速めるための放熱フィン2kが形成されている。
qm=〔C/(1−β4)1/2〕・ε・π/4・d2・(2ΔP・ρ)1/2 ・・・・(1)
例えば、絞り部2aの上流側にボイラーやバルブがあり、このボイラーを止めたり、バルブを閉めたりして、配管100内の蒸気の流れが止まったとする。この場合、従来例2でも説明したように、導圧管2Aや2Bの管路の途中に水が溜まり、この溜まった水の自重を原因とした負圧が発生し、差圧ΔPが0とならないことがある。
また、上述した実施の形態では、配管100内の蒸気の状態として配管100内の静圧Pや配管100内の蒸気の温度Tを検出するようにしたが、配管100内の蒸気の流れが停止したことを検出することができればよく、ボイラの停止状態やバルブの閉止状態を検出するようにしたりしてもよい。
Claims (5)
- 配管を流れる蒸気に差圧を発生させる差圧発生手段と、
この差圧発生手段によって発生する高圧側の蒸気圧力および低圧側の蒸気圧力を受圧部にそれぞれ導く第1および第2の導圧管と、
前記第1の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第1の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第1の封液部と、
前記第2の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第2の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第2の封液部と、
前記第1の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記高圧側の蒸気圧力と前記第2の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記低圧側の蒸気圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、
この差圧検出手段によって検出される差圧に基づいて前記配管を流れる蒸気の流量を計測しその流量の計測結果を出力する流量計測手段とを備えた蒸気流量計において、
前記配管内の蒸気の状態を検出する蒸気状態検出手段と、
この蒸気状態検出手段によって検出される蒸気の状態に基づいて前記流量計測手段からの流量の計測結果の出力をカットする出力カット手段と
を備えることを特徴とする蒸気流量計。 - 請求項1に記載された蒸気流量計において、
前記蒸気状態検出手段は、
前記配管内の蒸気の状態として前記配管内の静圧を検出し、
前記出力カット手段は、
前記蒸気状態検出手段によって検出される静圧が所定の閾値を下回った場合に前記流量計測手段からの流量の計測結果の出力をカットする
ことを特徴とする蒸気流量計。 - 請求項1に記載された蒸気流量計において、
前記蒸気状態検出手段は、
前記配管内の蒸気の状態として前記配管内の蒸気の温度を検出し、
前記出力カット手段は、
前記蒸気状態検出手段によって検出される温度が所定の閾値を下回った場合に前記流量計測手段からの流量の計測結果の出力をカットする
ことを特徴とする蒸気流量計。 - 配管を流れる蒸気に差圧を発生させる差圧発生手段と、この差圧発生手段によって発生する高圧側の蒸気圧力および低圧側の蒸気圧力を受圧部にそれぞれ導く第1および第2の導圧管と、前記第1の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第1の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第1の封液部と、前記第2の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第2の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第2の封液部とを備えた差圧発生構造に対して付設される差圧発信器であって、
前記第1の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記高圧側の蒸気圧力と前記第2の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記低圧側の蒸気圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、
この差圧検出手段によって検出される差圧に基づいて前記配管を流れる蒸気の流量を計測しその流量の計測結果を出力する流量計測手段と、
前記配管内の蒸気の状態に基づいて前記流量計測手段からの流量の計測結果の出力をカットする出力カット手段と
を備えることを特徴とする差圧発信器。 - 配管を流れる蒸気に差圧を発生させる差圧発生手段と、この差圧発生手段によって発生する高圧側の蒸気圧力および低圧側の蒸気圧力を受圧部にそれぞれ導く第1および第2の導圧管と、前記第1の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第1の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第1の封液部と、前記第2の導圧管と前記受圧部の受圧面との間に位置し前記第2の導圧管に導かれて冷却液化された蒸気が溜められる第2の封液部とを備えた差圧発生構造に対して付設される差圧発信器であって、
前記第1の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記高圧側の蒸気圧力と前記第2の封液部を介して前記受圧部に与えられる前記低圧側の蒸気圧力との差圧を検出しその差圧の検出結果を出力する差圧検出手段と、
前記配管内の蒸気の状態に基づいて前記差圧検出手段からの差圧の検出結果の出力をカットする出力カット手段と
を備えることを特徴とする差圧発信器。
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JP2009002470A JP5130231B2 (ja) | 2009-01-08 | 2009-01-08 | 蒸気流量計および差圧発信器 |
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JP2009002470A JP5130231B2 (ja) | 2009-01-08 | 2009-01-08 | 蒸気流量計および差圧発信器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-01-08 JP JP2009002470A patent/JP5130231B2/ja active Active
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JP5130231B2 (ja) | 2013-01-30 |
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