JP2010158730A - チャック装置 - Google Patents

チャック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010158730A
JP2010158730A JP2009000934A JP2009000934A JP2010158730A JP 2010158730 A JP2010158730 A JP 2010158730A JP 2009000934 A JP2009000934 A JP 2009000934A JP 2009000934 A JP2009000934 A JP 2009000934A JP 2010158730 A JP2010158730 A JP 2010158730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
draw bar
head
base
clamp ring
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009000934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5336201B2 (ja
Inventor
Tsuyoshi Yagi
強志 八木
Koji Ono
浩二 小野
Tomio Urabayashi
富男 浦林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Taihei Machinery Works Ltd
Original Assignee
NTN Corp
Taihei Machinery Works Ltd
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, Taihei Machinery Works Ltd, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2009000934A priority Critical patent/JP5336201B2/ja
Publication of JP2010158730A publication Critical patent/JP2010158730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5336201B2 publication Critical patent/JP5336201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

【課題】円筒形のワークをその内径面からOリングを押し付けることで保持するチャック装置について、内径寸法の異なる複数のワークを保持可能とする。
【解決手段】チャック装置10のベース13とドローバーのヘッド12aの間にクランプリング14を配置し、その外周にテーパ面14aを設ける。テーパ面14aとヘッド、ベースの間にOリング16を配置する。ヘッド12aにワークWを被せ、ベース13に当てて位置決めし、ドローバー12をスライドさせて、Oリング16をクランプリング14とヘッド12a、ベース13で挟み込む。Oリング16は、ベース13に向けてスライドしながら軸方向に圧縮し、かつテーパ面14aに内周から押し広げられて拡径することで、ワークWはベース13側に引き込まれて着座し保持される。Oリング16は圧縮と拡径とで径方向への変形量が非常に大きくなるため、内径寸法の異なる複数種のワークWを保持可能である。
【選択図】図3

Description

この発明は、円筒形のワークを内径面から保持するためのチャック装置、およびそのチャック装置を用いた平面研削盤、ならびに円筒形のワークを内径面から保持するチャック方法に関する。
特許文献1に示すように、円筒形のワークを、その内径面に環状弾性体を押し付けることで保持するチャック装置が知られている。
このチャック装置では、円筒形のベースの外周に環状弾性体としてのOリングと、金属製などで剛性の高いスペーサとを交互に外嵌し、このスペーサをベースの軸方向にスライド可能に構成している。
このチャック装置を用いる際には、まずOリングおよびスペーサの外周にワークをかぶせ、この状態でスペーサをスライドさせてOリングを軸方向に圧縮させる。
すると、Oリングは扁平に押しつぶされてベースの径方向へと広がるため、ワークの内径面に押し当てられる。
このようにして、Oリングによってワークが内径面から保持されることになる。
特開2006−26831号公報
ここで、Oリングが破損しない範囲で圧縮する場合、その圧縮による変形量(径方向への拡大量)はごく小さなものである。
したがって、この種のチャック装置で保持可能なワークは、圧縮前のOリングの外周に外嵌した状態でその内径面とOリングの外周との隙間が非常に小さいものに限られる。
なぜならば、ワークの内径と圧縮前のOリングの外径との寸法差が大きいと、Oリングを圧縮してもワークの内径にまで届かず、ワークに押し当てて保持することができないからである。
このように、従来のOリングを圧縮だけする方式のチャック装置では、同一のチャック装置で内径寸法の異なる複数のワークを保持することが困難であった。
そこで、この発明の解決すべき課題は、円筒形のワークをその内径面から弾性環状体を押し付けることで保持するチャック装置について、内径寸法の異なる複数のワークを保持可能とすることである。
上記課題を解決するため、発明にかかるチャック装置では、Oリングなどの弾性環状体を軸方向に圧縮して扁平に変形させると同時に、内径から押し広げて拡径させることでワークを引き込みながら内径から保持する構成を採用したのである。
具体的にはチャック装置について、ワークの端面を当てて位置決めするベースと、前記ベースを挿通し、先端部のヘッドにワークが被せられ、このヘッドがベースに接近するチャック位置と、ヘッドがベースから離反するアンチャック位置との間で、軸方向にスライド可能なドローバーと、前記ベースとドローバーのヘッドの対向面間にあって、軸方向にスライド可能にドローバーに外嵌し、その外周に軸方向両端から軸方向中央に向けてそれぞれ上り勾配に傾斜するテーパ面を有するクランプリングと、前記クランプリングのテーパ面とドローバーのヘッドとの間、および前記クランプリングのテーパ面とベースとの間にそれぞれ配置された並列する環状弾性体と、を備える構成を採用したのである。
そして、前記ドローバーのアンチャック位置からチャック位置へのスライドにより、前記各環状弾性体がそれぞれドローバーのヘッドとクランプリングまたはクランプリングとベースに挟み込まれて軸方向に圧縮して扁平に変形し、かつ前記各環状弾性体がそれぞれクランプリングのテーパ面に内周から押し広げられて拡径することで、ワークの内径面に押し当てられるようにしたのである。
Oリングなどの弾性環状体を、軸方向に圧縮して扁平に変形させたうえに内周から押し広げて拡径させるため、その径方向への全体的な変形量(拡大量)が非常に大きく、内径寸法の異なる複数種のワークを保持することが可能となる。
このとき、ドローバーの引き込みにより、環状弾性体はベースに向けて微少にスライドしながら圧縮、拡径していくため、ワークはベース方向へと引込まれつつチャックされることになり、ワークのベースへの着座がスムーズになされる。
また、環状弾性体の径方向への全体的な変形量が大きいため、ワークの内径面に押し当てられる力も大きくなり、ワークの保持力が向上する。
さらに、弾性環状体の全体的な変形量が大きいので、アンチャック時の弾性環状体とワークの隙間を大きくとることができ、チャック装置へのワークの着脱が容易になる。
前記ドローバーのヘッドとクランプリングの間、および前記ベースとクランプリングとの間にそれぞれ装填され、前記ドローバーのヘッドとクランプリングとが離反する向き、前記ベースとクランプリングとが離反する向きにそれぞれ付勢する復帰ばねをさらに備えるのが好ましい。
このように構成すると、ドローバーのチャック位置からアンチャック位置への復帰が速やかになされ、加工済みのワークのチャック解除が速やかになされる。
前記ドローバーのヘッドおよび前記ベースが、それぞれのクランプリングとの対向面に、前記ドローバーのチャック位置からアンチャック位置へのスライドにより、前記環状弾性体に係合する復元爪を有するのが好ましい。
このように構成すると、この復元爪が弾性環状体に係合して引っ張ることで、弾性環状体が速やかにチャック前の状態に戻されるため、チャックの解除がスムーズになされる。
前記クランプリングが、ドローバーのヘッドとの対向面および前記ベースとの対向面に、ドローバーのアンチャック位置からチャック位置へのスライド時に、ドローバーのヘッドとクランプリングの対向面同士およびクランプリングとベースの対向面同士が密着するのを防止するリンキング防止凹面を有するのが好ましい。
このように構成すると、ワークのチャック時にクランプリングとベースとが密着するのが抑制される。
前記ドローバーのヘッドおよびクランプリングが、軸方向に貫通するエア抜き孔を有すると、ワークのチャック時にチャック装置内の圧力が高まるのを防止するのと同時に、アンチャック時にチャック装置内に負圧が発生するのを防止する。
この発明を平面研削盤全体として考察すると、上記の構成を採用したチャック装置を含む主軸台と、ワークを研削可能な研削砥石を含む研削台と、を備える平面研削盤であることが理解される。
前記主軸台が、前記チャック装置を前進動および後退動させる引き込み作動部をさらに備えると、チャック装置全体を前後に移動させることができるため、ワークの着脱操作が容易となる。
また、引き込み作動部によるワークチャック後の引込み動作は、ワークをベースに押付けて確実に着座させる機能をも兼ねる。
この場合において、前記引き込み作動部の後退量を制限する引き込み量制限部をさらに備えるのが好ましい。
また、この発明を方法的観点から考察すると、円筒形のワークに環状弾性体を挿入する工程と、この環状弾性体を軸方向から圧縮して扁平に変形させ、かつこの環状弾性体を内周から押し広げて環を拡径させることで、ワークの内径に押し当ててワークを保持する工程と、を含むチャック方法であることが理解される。
円筒形のワークをその内径面から弾性環状体を押し付けることで保持するチャック装置を以上のように構成したので、内径の異なる複数種のワークを保持することが可能となった。
平面研削盤の平面図 主軸台の一部断面平面図 チャック装置の動作を示す要部断面図 チャック装置の動作を示す要部断面図
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示す実施形態の平面研削盤1は、円筒形のワークWを研削するのに使用される。
ワークWの研削は、ワークWを主軸台2のチャック装置10により保持したうえで、砥石台3の回転する研削砥石3aを当てることにより行う。
この平面研削盤1は、チャック装置10に新規な構造を採用したことで、内径の異なる複数種のワークWを保持することが可能となっている。
その他、研削砥石3aなどチャック装置10以外の構造については、従来の平面研削盤1と同様であり、図面に示した構造に限定されない。
図2から図4に示すチャック装置10は、ワークWをセットし、ドローバー12の引き込み操作をおこなうことでそのワークWを内径面から保持する。
すなわちドローバー12の引き込み操作により、Oリング16を軸方向に圧縮および拡径させて径方向に大きく変形させ、これによりOリング16をワークWの内径面に押し当てることで保持をおこなっている。
このチャック装置10は、その後部が主軸台2の作動装置20に回転可能に連結され、またそのほぼ全体が主軸台2のハウジング2aに収納され軸受を介して回転可能に支持されている。
なお作動装置20は、前後方向に延びる支持ロッド2bを介して前記ハウジング2aに対して回転不能に固定されている。
チャック装置10は、ハウジング2aの軸受に支持される円筒形のスピンドル11と、このスピンドル11内を軸方向にスライド可能に挿通するドローバー12とを備える。
スピンドル11は外筒11aと内筒11bの二重筒構造であり、内筒11bの後部は外筒11aから外へと突出し、作動装置20に軸受を介して回転可能に支持されている。
また、内筒11bの突出部分の外周にはスプラインが形成され、ベルト・プーリー機構Bにより、スピンドル11全体が回転駆動可能に構成されている。
一方、外筒11aの前端はベース13により閉塞されている。
スピンドル11の内筒11bを挿通するドローバー12は、バーの先端に円板形のヘッド12aを設けて構成されている。
このドローバー12の後部は、内筒11bから外へと突出し、作動装置20に軸受を介して回転可能に支持されている。
またスピンドル11の内筒11bの後端とドローバー12の後部との間には、チャックばね15が装填されることで、ドローバー12は後退する方向に付勢されている。
さらに、ドローバー12のヘッド12aはスピンドル11の前端から外へと突出し、このヘッド12aには貫通するエア抜き孔12cが形成されている。
スピンドル11の外筒11a前端を閉塞するベース13は、外筒11aに取り付けられるスリーブ13aと、スリーブ13aの前端を閉塞するリングプレート13bとを備える。
円筒形のワークWは、このスリーブ13aの前端に端部が当てられることで位置決めされる。
また、ドローバー12は、リングプレート13bを挿通し、そのヘッド12aとリングプレート13bとはスピンドル11の外において対向している。
ここでリングプレート13bとヘッド12aの対向面には、それぞれL字型に屈曲する復元爪13c、12dが周方向に間隔をおいて複数形成されている。
さらに、ドローバー12のヘッド12aと、リングプレート13bとの間にはクランプリング14が配置されている。
このクランプリング14は、ドローバー12に軸方向にスライド可能に外嵌している。
図示のように、クランプリング14は、その肉厚が軸方向の両端から中央に向かって漸増している。
つまりクランプリング14は、その外周面が軸方向の前端および後端から軸方向の中央に向かって上り勾配に傾斜しているテーパ面14aをなしている。
また、このテーパ面14aには周方向に間隔をおいて切り欠きが形成され、前記したヘッド12aおよびリングプレート13bの復元爪12d、13cは、この切り欠き内に収まっている。
また、クランプリング14の前面および後面は外周を残して凹み、リンキング防止凹面14bを構成している。
さらにクランプリング14には、前後のリンキング防止凹面14bの底間を貫通するエア抜き孔14cが形成されている。
ドローバー12のヘッド12aとクランプリング14の対向するリンキング防止凹面14bとの間には、復帰ばね12bが装填されている。
同様に、リングプレート13bとクランプリング14の対向するリンキング防止凹面14bとの間にも復帰ばね12bが装填されている。
復帰ばね12bにより、ヘッド12a、クランプリング14、リングプレート13bは互いに離反する向きに付勢されている。
さらに、クランプリング14のテーパ面14aとドローバー12のヘッド12aとの間、およびクランプリング14のテーパ面14aとリングプレート13bの間には、それぞれドローバー12に遊嵌するOリング16が配置されている。
一方、主軸台2の作動装置20は、ドローバー12を軸方向にスライドさせるチャック作動部21、チャック装置10全体を前進動および後退動させる引き込み作動部22、および引き込み作動部22の後退量を規制する引き込み量制限部23、を備える。
チャック作動部21は、楔形のスライダ21aと、このスライダ21aを左右にスライドさせるシリンダ21bと、を備える。
一方チャック装置10のドローバー12の後端は、楔形の軸受ブロック17に軸支され、かつチャックばね15で後退方向に付勢されることで、軸受ブロック17の後面斜面がスライダ21aの前面斜面に衝合している。
シリンダ21bによりスライダ21aを左右にスライドさせると、楔作用で軸受ブロック17が前進後退し、これによりドローバー12が前後にスライドする。
このドローバー12のヘッド12aがベース13から離反する前進位置をアンチャック位置と呼び、ヘッド12aがベース13に接近する後退位置をチャック位置と呼ぶ。
いま、図3(a)および図4(a)に示すように、ドローバー12がアンチャック位置にある状態で、ドローバー12のヘッド12aにワークWを被せ、その端部をベース13に当てて位置決めする。
ここからチャック作動部21を作動させて、ドローバー12をチャック位置まで後退させる。
すると、図3(b)および図4(b)のように、ドローバー12のヘッド12aとクランプリング14、リングプレート13bとクランプリング14が接近する。
これにより、それぞれのOリング16が、ヘッド12aとクランプリング14、リングプレート13bとクランプリング14の間に挟みこまれる。
したがって、Oリング16は軸方向に圧縮されて扁平に変形する。
同時にOリング16は、内周からクランプリング14のテーパ面14aに楔作用で押し広げられて拡径する。
このようにして、拡径と軸方向への圧縮とでOリング16は径方向に大きく変形して広がってワークWの内径面に押し当てられ、ワークWはチャック装置10に保持される。
このとき、ドローバー12の引き込みにより、Oリング16はベース13に向けて微少にスライドしながら圧縮、拡径していくことになる。
そのため、ワークWはベース13の方向へと引込まれながらチャックされていくことになり、ワークWのベース13への着座がスムーズになされる。
また、ドローバー12のヘッド12aおよびクランプリング14にエア抜き孔12c、14cが形成されてリングプレート13bとヘッド12aとの間の空気が抜けるようになっているため、チャック装置10の内圧が高くならないようになっている。
また、リンキング防止凹面14bにより、クランプリング14とヘッド12a、リングプレート13bが密着するのが防止されている。
ここでOリング16は、圧縮による変形とテーパ面14aの押し広げによる拡径とで、その径方向への変形量が非常に大きくなるため、内径寸法の異なる複数種のワークWを保持することが可能である。
また、径方向への全体的な変形量が大きいため、ワークWの内径面に押し当てられる力も大きくなり、ワークWの保持力も向上している。
こうしてワークを保持した状態で、チャック装置10をベルト・プーリー機構Bで回転駆動させ、上述の回転する研削砥石3aにより研削加工を行う。
加工が終わると、再びチャック作動部21を作動させてドローバー12をアンチャック位置に前進させる。
すると、Oリング16の挟み込みが解除されて復元弾性で径方向に縮むため、ワークWのチャックが解除される。
このとき、復帰ばね12bによりヘッド12a、クランプリング14、リングプレート13bが速やかに離反し、かつこの離反時にOリング16に復元爪が係合して引っ張るため、Oリング16の復元が速やかになされ、チャック解除の応答性が高まっている。
またOリング16の変形量が大きいので、アンチャック時のワークWとの隙間を大きくとることができ、チャック装置10へのワークWの着脱が容易になっている。
さらに、エア抜き孔12c、14cにより、アンチャック時にチャック装置内に負圧が発生するのが防止されている。
さらに図2のように、引き込み作動部22は、チャック作動部21を支持するスライダ22aと、このスライダ22aを前進および後退動させるシリンダ22bと、シリンダ22bと平行に後方に延びるガイドロッド22cと、を備える。
シリンダ22bによりスライダ22aを前進後退させ、これによりチャック装置10全体を所望の位置まで前進後退させることで、ワークWのチャック装置10へのローディングを容易にすることができる。
なお、引き込み作動部によるワークチャック後の引込み動作は、ワークWをベース13に押付けて確実に着座させる機能をも兼ねている。
ブロック形の引き込み量制限部23は、引き込み作動部22の後方に配置され、ガイドロッド22cがその前面に当接することで、それ以上引き込み作動部22が後退できないようになっている。
この引き込み量制限部23は、ねじ送り等により前後に位置を微調整可能であり、これにより引き込み作動部22、ひいてはチャック装置10全体の後退量を調整可能としている。
以上説明したことを方法的に言い換えると、この実施形態は、円筒形のワークWにOリング16を挿入する工程と、このOリング16を軸方向に圧縮して扁平に変形させ、かつこのOリング16を内周から押し広げて環を拡径させることで、ワークWの内径面に押し当てる工程と、を含むチャック方法であることが理解される。
1 平面研削盤
2 主軸台
2a ハウジング
2b 支持ロッド
3 砥石台
3a 研削砥石
10 チャック装置
11 スピンドル
11a 外筒
11b 内筒
12 ドローバー
12a ヘッド
12b 復帰ばね
12c エア抜き孔
12d 復元爪
13 ベース
13a スリーブ
13b リングプレート
13c 復元爪
14 クランプリング
14a テーパ面
14b リンキング防止凹面
14c エア抜き孔
15 チャックばね
16 Oリング
17 軸受ブロック
20 作動装置
21 チャック作動部
21a スライダ
21b シリンダ
22 引き込み作動部
22a スライダ
22b シリンダ
22c ガイドロッド
23 引き込み量制限部
W ワーク
B ベルト・プーリー機構

Claims (9)

  1. 円筒形のワークWを内径面から保持するチャック装置10であって、
    前記ワークWの端面を当てて位置決めするベース13と、
    前記ベース13を挿通し、先端部のヘッド12aにワークWが被せられ、このヘッド12aがベース13に接近するチャック位置と、ヘッド12aがベース13から離反するアンチャック位置との間で、軸方向にスライド可能なドローバー12と、
    前記ベース13とドローバーのヘッド12aの対向面間にあって、軸方向にスライド可能にドローバー12に外嵌し、その外周に軸方向両端から軸方向中央に向けてそれぞれ上り勾配に傾斜するテーパ面14aを有するクランプリング14と、
    前記クランプリングのテーパ面14aとドローバーのヘッド12aとの間、および前記クランプリングのテーパ面14aとベース13との間にそれぞれ配置された並列する環状弾性体16と、を備え、
    前記ドローバー12のアンチャック位置からチャック位置へのスライドにより、前記各環状弾性体16がそれぞれドローバーのヘッド12aとクランプリング14またはクランプリング14とベース13に挟み込まれて軸方向に圧縮して扁平に変形し、かつ前記各環状弾性体がそれぞれクランプリングのテーパ面14aに内周から押し広げられて拡径することで、ワークWの内径面に押し当てられるチャック装置。
  2. 前記ドローバーのヘッド12aとクランプリング14の間、および前記ベース13とクランプリング14との間にそれぞれ装填され、前記ドローバーのヘッド12aとクランプリング14とが離反する向き、前記ベース13とクランプリング14とが離反する向きにそれぞれ付勢する復帰ばね12bをさらに備える請求項1に記載のチャック装置。
  3. 前記ドローバーのヘッド12aおよび前記ベース13が、それぞれのクランプリング14との対向面に、前記ドローバー12のチャック位置からアンチャック位置へのスライドにより、前記環状弾性体16に係合する復元爪12d、13cを有する請求項1または2に記載のチャック装置。
  4. 前記クランプリング14が、ドローバーのヘッド12aとの対向面および前記ベース13との対向面に、ドローバー12のアンチャック位置からチャック位置へのスライド時に、ドローバーのヘッド12aとクランプリング14の対向面同士およびクランプリング14とベース13の対向面同士が密着するのを防止するリンキング防止凹面14bを有する請求項1から3のいずれかに記載のチャック装置。
  5. 前記ドローバーのヘッド12aおよびクランプリング14が、軸方向に貫通するエア抜き孔12c、14cを有する請求項1から4のいずれかに記載のチャック装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のチャック装置10を含む主軸台2と、前記ワークWを研削可能な研削砥石3aを含む砥石台3と、を備える平面研削盤。
  7. 前記主軸台2が、前記チャック装置10を前進動および後退動させる引き込み作動部22をさらに備える請求項6に記載の平面研削盤。
  8. 前記主軸台2が、前記引き込み作動部22の後退量を制限する引き込み量制限部23をさらに備える請求項7に記載のチャック装置。
  9. 円筒形のワークWに環状弾性体16を挿入する工程と、
    この環状弾性体16を軸方向に圧縮して扁平に変形させ、かつこの環状弾性体16を内周から押し広げて環を拡径させることで、ワークWの内径面に押し当てる工程と、を含むチャック方法。
JP2009000934A 2009-01-06 2009-01-06 チャック装置 Active JP5336201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000934A JP5336201B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 チャック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000934A JP5336201B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 チャック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010158730A true JP2010158730A (ja) 2010-07-22
JP5336201B2 JP5336201B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42576288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000934A Active JP5336201B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 チャック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5336201B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442308U (ja) * 1990-08-10 1992-04-10
JP2006026831A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Unizone:Kk 薄肉円筒状被加工物の保持方法とコレット。

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442308U (ja) * 1990-08-10 1992-04-10
JP2006026831A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Unizone:Kk 薄肉円筒状被加工物の保持方法とコレット。

Also Published As

Publication number Publication date
JP5336201B2 (ja) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6479388B2 (ja) チャック構造
KR101397507B1 (ko) 원통 연삭반의 내경 척 장치, 및 콜릿 부재
JP3318732B2 (ja) スピンドルの部品クランプ装置
JP6638013B2 (ja) クランプ装置及びそのようなクランプ装置を含んだ工作ユニット
JP2008006528A (ja) ワーク保持装置及びワーク加工方法
JP2007021694A (ja) リング装着治具
JP5336201B2 (ja) チャック装置
JP2012121107A (ja) チャック装置
US2467569A (en) Chuck
JP6766457B2 (ja) コレットチャック
US7527270B2 (en) Machine tool arbor fitted for tool-less chucking
KR101471183B1 (ko) 씨엔씨 선반용 자동 척킹장치
JP2007505746A (ja) クランピング装置
US20090304474A1 (en) Tool clamping device and tool clamping method
JP2007152451A (ja) 旋盤用チャック装置
JP4887992B2 (ja) 巻取軸のチャック及び巻取方法
JP7294885B2 (ja) 主軸の工具クランプ装置
JP3330043B2 (ja) スピンドルの部品クランプ装置
TWI375605B (en) Tightly clipping device for cutting tools
TWI790894B (zh) 浮動式夾持定位裝置
JP2001353612A (ja) 金属製薄板ドラムの切断装置及びその切断方法
JP2002324718A (ja) 巻線装置
CN210307039U (zh) 空心版辊磨床夹头的快速锁紧装置
JP2019084635A (ja) チャック装置
CN210475593U (zh) 中心套车削加工工装

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5336201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250