JP2010156447A - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向寸法を小さくすることができる流体圧シリンダを提供する。
【解決手段】本発明に係る流体圧シリンダは、シリンダ室を有し、軸方向に長い長孔が軸方向側面に形成されたシリンダ本体と、シリンダ室の一方端側を封鎖するようシリンダ本体に固定された第1の密閉部材と、第1の密閉部材と長孔との間で前記シリンダ室を封鎖するようシリンダ本体に固定された第2の密閉部材と、第1の密閉部材と第2の密閉部材との間においてシリンダ室内を摺動可能なピストンヘッド、及びピストンヘッドに連結され第2の密閉部材を摺動可能に貫通して延びるピストンロッドを有するピストンと、長孔を介してピストンロッドに連結する移動テーブルと、を備えており、シリンダ本体は、圧縮流体をピストンヘッドと第1の密閉部材との間に供給するための第1の供給孔、及び圧縮流体をピストンヘッドと第2の密閉部材との間に供給するための第2の供給孔が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮流体により作動する流体圧シリンダに関する。
各種産業設備等において用いられるテーブル付きの流体圧シリンダとしては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この流体圧シリンダは、軸方向に長い長孔が側面に形成され、両端部がそれぞれエンドカバーによって封鎖されている中空のシリンダ本体を有している。このシリンダ本体内には、一方端のエンドカバーと長孔との間を摺動するピストンと、他方端のエンドカバーと長孔との間を摺動するピストンとが設置されている。そして、各ピストンには、テーブルが長孔を介して連結されている。この流体圧シリンダは、シリンダ本体の一方端側のピストンとこれに近接するエンドカバーとの間に圧縮流体を供給すると、一方端側のピストンが圧力の作用によって他方端側へと移動し、反対に、他方端側のピストンとこれに近接するエンドカバーとの間に圧縮流体を供給すると、他方端側のピストンが圧力の作用によって一方端側へと移動する。このように、2つのピストンがそれぞれ近接するエンドカバーから長孔までの間を往復動することにより、これら2つのピストンに連結されているテーブルも軸方向に往復動する。
実開平5−42716号公報
ところで、上記の流体圧シリンダにおいては、テーブルは2つのピストンに連結されているため、テーブルの軸方向移動距離は、2つのピストンの軸方向移動距離に制限される。また、テーブルの移動距離は、長孔の軸方向長さの範囲内にも制限される。このため、シリンダ本体の一方端側のエンドカバーから長孔までの軸方向長さ、他方端側のエンドカバーから長孔までの軸方向長さ、及び長孔の軸方向長さは、それぞれが少なくともテーブル軸方向移動距離以上の長さである必要がある。したがって、テーブルの軸方向移動距離を延長する場合、シリンダ本体の一方端側のエンドカバーから長孔までの軸方向長さ、他方端側のエンドカバーから長孔までの軸方向長さ、及び長孔の軸方向長さについて、それぞれを延長しなければならない。すなわち、延長する距離の3倍の長さがシリンダ本体軸方向寸法に加算されるため、シリンダ本体軸方向寸法が大きくなり、結果として、流体圧シリンダの占有スペースが拡大するという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、シリンダ本体軸方向寸法を小さくすることができるテーブル付きの流体圧シリンダを提供することを目的とする。
本発明は、圧縮流体により作動する流体圧シリンダであって、シリンダ室を有し、軸方向に長い長孔が軸方向側面に形成されたシリンダ本体と、前記シリンダ室の一方端側を封鎖するよう、前記シリンダ本体に固定された第1の密閉部材と、前記第1の密閉部材と長孔との間で前記シリンダ室を封鎖するよう、前記シリンダ本体に固定された第2の密閉部材と、前記第1の密閉部材と第2の密閉部材との間において前記シリンダ室内を摺動可能なピストンヘッド、及び前記ピストンヘッドに連結され前記第2の密閉部材を摺動可能に貫通して延びるピストンロッド、を有するピストンと、前記長孔を介して前記ピストンロッドに連結する移動テーブルと、を備え、前記シリンダ本体は、圧縮流体を前記ピストンヘッドと第1の密閉部材との間に供給するための第1の供給孔、及び圧縮流体を前記ピストンヘッドと第2の密閉部材との間に供給するための第2の供給孔が形成されている。
上記シリンダは、シリンダ室において、それぞれシリンダ本体に固定されている第1の密閉部材と第2の密閉部材との間に、ピストンの一部であるピストンヘッドが摺動可能に設置されている。このため、ピストンヘッドと第1の密閉部材との間に、第1の供給孔より圧縮流体が供給された場合、ピストンヘッドに圧力が作用し、これによってピストンが第2密閉部材側へと移動する。また、ピストンヘッドと第2密閉部材との間に、第2の供給孔より圧縮流体が供給された場合は、ピストンヘッドに作用する圧力によってピストンは第1密閉部材側へと移動する。このように、ピストンは第1密閉部材から第2密閉部材までを軸方向に往復移動する。そして、移動テーブルは、長孔を介してピストンの一部であるピストンロッドに連結されているため、このピストンの往復移動とともに、長孔の軸方向長さの範囲内を軸方向に移動する。すなわち、テーブルの軸方向移動距離は、第1密閉部材から第2密閉部材までの軸方向長さと、長孔の軸方向長さとにより定められる。したがって、テーブルの軸方向移動距離を延長する場合、第1密閉部材から第2密閉部材までの軸方向長さ、及び長孔の軸方向長さを、それぞれ延長すればよい。すなわち、シリンダ本体軸方向寸法には延長する距離の2倍の長さが加算されるだけであり、従来例よりもシリンダ本体軸方向寸法を小さくすることが可能となる。この結果、流体圧シリンダの占有スペースを節約することができる。なお、上記第1の密閉部材は、シリンダ室の一方端側を封鎖できるものであればよく、シリンダ本体と一体となっていても分離するようになっていてもよい。
上記流体圧シリンダは種々の構成をとることができる。例えば、上記シリンダ本体の上面に、上方に突出するとともに軸方向中心線に沿って延びるガイドレールを形成するとともに、移動テーブルが、天板部と、天板部の対向する両端部から下方へ延びる2つの側壁部とを有するように構成することができる。そして、2つの側壁部に、ボール群の一部がガイドレールと対向する面に露出するよう循環ボールベアリングを組み込み、この露出したボール群の一部が係合するように、ガイドレールの各側壁部と対向する両側面に、シリンダ本体の軸方向に沿って延びる軌道溝を形成する。この構成によれば、ボール群が軌道溝を転動するため、移動テーブルの軸方向の往復移動を円滑に行うことができる。
上記第2の密閉部材はシリンダ本体に固定されているが、この固定方法として、例えば、上記シリンダ室に第2の密閉部材が長孔側に移動するのを規制する規制手段を形成してもよい。
上記規制手段は、種々の構成をとることができるが、例えば、シリンダ室の内壁面に形成された肩部とし、第2の密閉部材に、肩部と係合するような段差部を形成してもよい。この構成によれば、第2の密閉部材が長孔側に移動するのを確実に規制することができる。
上記第1及び第2の供給孔をシリンダ本体の側面に形成し、第3及び第4の供給孔を別途、底面に形成することができる。第3の供給孔は圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第1の密閉部材との間に供給するために使用され、第4の供給孔は圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第2の密閉部材との間に供給するために使用される。この構成によれば、例えば、通常は第3及び第4の供給孔を栓体などによって閉塞して第1及び第2の供給孔を使用し、幅方向に余分なスペースが無いような場合は、第1及び第2の供給孔を栓体などによって閉塞して第3及び第4の供給孔を使用するといったように、各供給孔を選択的に使用することができる。
本発明に係る流体圧シリンダによれば、シリンダ本体軸方向寸法を小さくすることができる。
本発明に係る流体圧シリンダの軸方向の断面図である。 図1における領域Aの拡大図である。 図1における領域Bの拡大図である。 本発明に係る流体圧シリンダの正面図である。 本発明に係る流体圧シリンダの左側断面図である。 本発明に係る流体圧シリンダの平面図である。 本発明に係る流体圧シリンダの底面図である。
以下、本発明に係る流体圧シリンダの一実施形態を、図1〜図7を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る流体圧シリンダの軸方向断面図、図2は図1において一点鎖線で囲まれた領域Aの拡大図、図3は図1において一点鎖線で囲まれた領域Bの拡大図である。また、図4は本実施形態に係る流体圧シリンダの正面図、図5は同流体圧シリンダの左側面図、図6は同流体圧シリンダの平面図、図7は同流体圧シリンダの底面図である。なお、以下の説明では、図1の左側を前または先、右側を後と称することとする。
図1に示すように、本実施形態に係る流体圧シリンダ1は、シリンダ室21を有するシリンダ本体2と、シリンダ室21内で軸方向に往復動するピストン3と、シリンダ本体2の上面に沿って移動する移動テーブル4とを備えている。
図1〜7に示すように、シリンダ本体2は、軸方向を長辺とする直方体状に形成されている。シリンダ本体2の上面には、上方に突出したガイドレール22が軸方向中心線に沿って延びるよう形成されており、このガイドレール22の上面にはシリンダ室21に連通する長孔23が形成されている。また、このガイドレール22の両側面には、後述する循環ボールベアリングを案内するための軌道溝221が形成されている。なお、シリンダ本体2の底面には圧縮流体を供給するための孔が形成されている。
図1に示すように、シリンダ本体2の内部には、シリンダ室21が形成されている。このシリンダ室21は、円筒状であり、シリンダ本体2を軸方向に貫通するよう形成されている。このシリンダ室21の後端部は、第1の密閉部材9によって封鎖されており、この第1の密閉部材9を止め輪10によってシリンダ室21の後端部に固定している。第1の密閉部材9は大径部91と小径部92とを有しており、この大径部91と小径部92とによって段差93が画定されている。そして、この段差93が、シリンダ室21の内周面に形成された第1の肩部211と係合することにより、第1の密閉部材9は前方に移動しないように規制されている。
また、シリンダ室21には、長孔23より後方に第2の密閉部材8が固定されている。この第2の密閉部材8も、上述した第1の密閉部材9と同様、大径部81と小径部82とから構成されており、この大径部81及び小径部82によって段差部83が画定されている。そして、この第2の密閉部材8は、段差部83がシリンダ室21内周面に形成された第2の肩部212と係合することで、シリンダ室21の前方に移動しないように規制されている。また、第2の密閉部材8は、中央に開口部84を有しており、この開口部84内に後述するピストンロッドが貫通している。ピストンロッドが密閉部材の開口部84内を気密に摺動するように、第2の密閉部材8は、開口部84内周面に形成された環状溝に第1のパッキン85を収容している。また、第2の密閉部材8は、外周面にも環状溝を有しており、この環状溝内には第2のパッキン86が設置されている。この第2のパッキン86によって、第2の密閉部材8はシリンダ室21と気密に接触している。
シリンダ室21内に設置されたピストン3は、ピストンロッド31と、ピストンロッド31の後端部に螺合するピストンヘッド32を有している。シリンダ室21において、ピストンヘッド32は、第1の密閉部材9と第2の密閉部材8との間に配置され、シリンダ室21の内壁面に対して摺動可能となっている。このピストンヘッド32は、シリンダ室21の形状に一致するよう円柱状に形成されており、その外周面には、パッキンを収容するための環状溝が2つ形成されている。ピストンロッド31は、上述した第2の密閉部材8の開口部84を貫通してシリンダ室21内を延びており、第2の密閉部材8に収容された第1のパッキン85に対して摺動可能となっている。
図4に示すように、シリンダ本体2の軸方向側面には、シリンダ室21に連通し、シリンダ室21に圧縮流体を供給するための第1及び第2供給孔26、27が形成されている。詳細には、第1供給孔26から供給された圧縮流体が、第1の密閉部材9とピストンヘッド32との間に送られ、第2供給孔27から供給された圧縮流体は、ピストンヘッド32と第2の密閉部材8との間に送られる。なお、第1及び第2供給孔26、27は、継手(図示省略)を介して圧力供給源(図示省略)に接続されている。
図5に示すように、移動テーブル4は、矩形状の天板部41、及び天板部41の端部から下方へ向って延び、かつ軸に平行な側壁部42a、42bから構成されている。この構成により、移動テーブル4の下面にはガイド溝が形成されており、軸に垂直な断面が凹状となっている。この移動テーブル4は、ガイド溝内に上述したシリンダ本体2のガイドレール22が収容されるようにシリンダ本体2の上面に取り付けられており、ガイドレール22に沿って摺動するようになっている。この移動テーブル4の側壁部42a、42bには循環ボールベアリング43が組み込まれており、ガイドレール22と対向する面には、循環ボールベアリング43の転動体であるボール群の一部が露出している。これに対し、ガイドレール22においては、移動テーブル4に隣接する面に、これらのボール群に係合する軌道溝221が形成され、ボール群がこの軌道溝221を転動するようになっている。これによって、移動テーブル4を、ガイドレール22に対して円滑に摺動させることができる。
上述した移動テーブル4は、連結ピン5によって、長孔23を介してピストン3と連結されている。より詳細には、連結ピン5の上端部が、雄ねじ51によって移動テーブル4に固定されている。一方、連結ピン5の下端部には貫通孔52が形成されており、この貫通孔52にピストンロッド31が挿入されている。そして、ピストンロッド31の先端にナット53が螺合されており、このナット53と、ピストンロッドの外周面に形成された環状凸部311との間で連結ピン5を挟持することにより、連結ピン5とピストンロッド31とを固定している。
次に、上記のように構成された流体圧シリンダ1の動作について説明する。
まず、移動テーブル4を前方向に移動させる場合について説明すると、第1供給孔26に継手(図示省略)を介して圧力供給源(図示省略)を接続し、第2供給孔27は開放しておく。第1供給孔26より圧縮流体を供給すると、第1の密閉部材9とピストンヘッド32との間に圧縮流体が送られる。第1の密閉部材9はシリンダ室21に固定されているため、送られた圧縮流体によって、ピストンヘッド32が前方向に押され、ピストン3はシリンダ室21内を前方向へと移動する。なお、ピストンヘッド32と第2の密閉部材8との間に存在する圧縮流体は第2供給孔27より排出される。前方向へ移動したピストン3は、ピストンヘッド32が第2の密閉部材8に当接することにより、もしくは、連結ピン5が長孔23の前方端部に当接することにより、移動を停止する。このようなピストン3の前方向の移動とともに、ピストン3に連結されている移動テーブル4も前方向へと移動する。
次に、移動テーブル4を後方向に移動させる場合について説明すると、第2供給孔27に継手(図示省略)を介して圧力供給源(図示省略)を接続し、第1供給孔26は開放しておく。第2供給孔27より圧縮流体を供給すると、ピストンヘッド32と第2の密閉部材8との間に圧縮流体が送られる。第2の密閉部材8はシリンダ室21に固定されているため、送られた圧縮流体によって、ピストンヘッド32が後方向に押され、ピストン3はシリンダ室21内を後方向へと移動する。なお、ピストンヘッド32と第1の密閉部材9との間に存在する圧縮流体は第1供給孔26より排出される。後方向へ移動したピストン3は、ピストンヘッド32が第1の密閉部材9に当接することにより、もしくは、連結ピン5が長孔23の後方端部に当接することにより、移動を停止する。このようなピストン3の後方向の移動とともに、ピストン3に連結されている移動テーブル4も後方向へと移動する。
ところで、図7に示すように、シリンダ本体2の底面には、シリンダ室21に連通し、シリンダ室21に圧縮流体を供給するための第3供給孔28及び第4供給孔29が形成されている。第3供給孔28、第4供給孔29は、それぞれ第1供給孔26、第2供給孔27の代わりに使用することができる。すなわち、第3供給孔28を使用する場合、第1供給孔26を栓体によって塞ぎ、第3供給孔28から圧縮流体を供給すると、圧縮流体が第1の密閉部材9とピストンヘッド32との間に送られる。また、第4供給孔29を使用する場合、第2供給孔27を栓体によって塞ぎ、第4供給孔29から圧縮流体を供給すると、圧縮流体がピストンヘッド32と第2の密閉部材8との間に送られる。これによると、シリンダ本体2の底面からの圧縮流体の供給が可能になるため、シリンダ本体2の側面に継手(図示省略)を接続することが不要となる。
その結果、幅の狭い作業スペースにおいて、本実施形態に係る流体圧シリンダを使用することができる。これら第1〜第4供給孔26、27、28、29は、作業スペースに応じて選択的に使用することができる。なお、上述したように、第1供給孔26、第2供給孔27を使用する場合は、それぞれ、第3供給孔28、第4供給孔29は栓体によって塞がれている。
以上のように、本実施形態によれば、移動テーブル4は、長孔23を介する連結ピン5によってピストン3と連結されており、シリンダ室21内を前後へ移動するピストン3と共に移動する。上述したように、ピストン3が前方向へ移動する場合は、ピストンヘッド32が第2の密閉部材8に当接したとき、もしくは、長孔23の前方端部に連結ピン5が当接したときに、ピストン3の移動が停止する。一方、ピストンが後方向へ移動する場合は、ピストンヘッド32が第1の密閉部材9に当接したとき、もしくは、長孔23の後方端部に連結ピン5が当接したときに、ピストン3の移動が停止する。したがって、移動テーブル4の移動距離は、第1の密閉部材9から第2の密閉部材8までの軸方向長さ、及び長孔23の軸方向長さの二要素のみによって定められる。すなわち、移動テーブル4の移動距離を延長する場合、第1の密閉部材9から第2の密閉部材8までの軸方向長さと、長孔23の軸方向長さとを延長するだけでよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、シリンダ室を円筒状に形成しているが、その内部をピストンが摺動できるような形状であればよく、角筒状に形成することもできる。
また、上記実施形態では、移動テーブルとピストンとを連結する手段として連結ピンを用いていたが、移動テーブルとピストンとが連動するような手段であればこれに限定されず、例えば、移動テーブルをピストンと一体的に形成することができる。
また、上記実施形態では、第2の密閉部材は、第2の密閉部材の段差部がシリンダ室内周面の肩部と係合することによってシリンダ室内に固定されているが、第2の密閉部材は、シリンダ室内を前方へ移動しないように固定されていればよい。
また、上記第2の密閉部材は、その開口部の内周面にパッキンを収容することでピストンロッドが気密に第2の密閉部材開口部内を摺動しているが、ピストンロッドが気密に摺動できれば特にこの構成に限定されるものではなく、例えば、第2の密閉部材をゴム等の弾性体で形成することでパッキンを省略することもできる。
1 流体圧シリンダ
2 シリンダ本体
21 シリンダ室
212 第2の肩部
22 ガイドレール
221 軌道溝
23 長孔
3 ピストン
31 ピストンロッド
32 ピストンヘッド
4 移動テーブル
41 天板部
42a、42b 側壁部
43 循環ボールベアリング
9 第1の密閉部材
8 第2の密閉部材
83 段差部
26 第1供給孔
27 第2供給孔
28 第3供給孔
29 第4供給孔

Claims (5)

  1. 圧縮流体により作動する流体圧シリンダであって、
    シリンダ室を有し、軸方向に長い長孔が軸方向側面に形成されたシリンダ本体と、
    前記シリンダ室の一方端側を封鎖するよう、前記シリンダ本体に固定された第1の密閉部材と、
    前記第1の密閉部材と長孔との間で前記シリンダ室を封鎖するよう、前記シリンダ本体に固定された第2の密閉部材と、
    前記第1の密閉部材と第2の密閉部材との間において前記シリンダ室内を摺動可能なピストンヘッド、及び前記ピストンヘッドに連結され前記第2の密閉部材を摺動可能に貫通して延びるピストンロッド、を有するピストンと、
    前記長孔を介して前記ピストンロッドに連結する移動テーブルと、を備え、
    前記シリンダ本体は、圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第1の密閉部材との間に供給するための第1の供給孔、及び圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第2の密閉部材との間に供給するための第2の供給孔が形成されている、流体圧シリンダ。
  2. 前記シリンダ本体は、上方に突出するとともに軸方向中心線に沿って延びるよう上面に形成されたガイドレールを有し、
    前記移動テーブルは、天板部、及び前記天板部の対向する両端部から下方へ延びる2つの側壁部を有し、前記2つの側壁部の間に前記ガイドレールを収容するように前記シリンダ本体上面に配置され、
    前記2つの側壁部は、循環ボールベアリングが組み込まれ、前記循環ボールベアリングのボール群の一部が前記ガイドレールと対向する面に露出し、
    前記ガイドレールは、前記各側壁部と対向する両側面に、前記ボール群の一部が係合するよう、前記シリンダ本体の軸方向に沿って延びる軌道溝が形成されている、請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記シリンダ室は、前記第2の密閉部材が長孔側に移動するのを規制する規制手段が形成されている、請求項1又は2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記規制手段は、前記シリンダ室の内壁面に形成された肩部であり、
    前記第2の密閉部材は、前記肩部と係合する段差部が形成されている、請求項3に記載の流体圧シリンダ。
  5. 前記シリンダ本体は、前記第1及び第2の供給孔が側面に形成され、圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第1の密閉部材との間に供給するための第3の供給孔、及び圧縮流体を前記ピストンヘッドと前記第2の密閉部材との間に供給するための第4の供給孔が底面に形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の流体圧シリンダ。
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