JP2010155401A - Blackboard device and installation method of screen - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スクリーンを設けた黒板装置及びスクリーンの設置方法に関する。 The present invention relates to a blackboard device provided with a screen and a screen installation method.
黒板にスクリーンを設けている黒板装置は開発されている(例えば特許文献1参照)。この公報に記載される黒板装置を図23に示す。この黒板装置は、黒板81の上部に巻上スクリーン82と地図掛83を設置している。巻上スクリーン82を使用する場合、あるいは地図掛83を使用する場合は、黒板上下移動装置(図示せず)を下げることによって、巻上スクリーン82を降ろすことも、地図を地図掛83のSカン84に掛けることも、フック棒を用いることなく人間の手によって行うことが出来る。その後、黒板上下移動装置により、黒板81を上へ上げることで映写の画面も地図もよく見える。
A blackboard apparatus in which a screen is provided on a blackboard has been developed (see, for example, Patent Document 1). A blackboard device described in this publication is shown in FIG. In the blackboard device, a hoisting
以上の黒板装置は、スクリーンと黒板の両方を便利に使用できない。それは、スクリーンを降ろして使用するときには、スクリーンが黒板の表面の特定の部分をカバーして見えなくするからである。黒板とスクリーンは一緒に使用して便利に使用できる。例えば黒板に記述する事項の具体例や、詳しい説明等をスクリーンに投影して説明することがあるからである。 The above blackboard device cannot use both the screen and the blackboard conveniently. This is because when the screen is lowered and used, the screen covers a specific part of the blackboard surface so that it is not visible. The blackboard and screen can be used conveniently together. This is because, for example, specific examples of items to be described on the blackboard, detailed explanations, and the like may be projected on the screen for explanation.
この欠点を解消するために、スクリーンを主黒板に対して左右に移動できる黒板装置が開発されている(特許文献2参照)。この公報に記載される黒板装置は、巻上スクリーンを主黒板に対してレールで左右に移動できるようにしている。このため、巻上スクリーンを左右に移動して、主黒板に対して相対的に移動できるようにしている。この構造は、スクリーンと主黒板の両方を一緒に使用するのに便利である。スクリーンが主黒板をカバーする部分を変更できるからである。 In order to eliminate this drawback, a blackboard device capable of moving the screen to the left and right with respect to the main blackboard has been developed (see Patent Document 2). In the blackboard device described in this publication, the hoisting screen can be moved to the left and right by a rail with respect to the main blackboard. For this reason, the hoisting screen is moved left and right so that it can move relative to the main blackboard. This structure is convenient for using both the screen and the main blackboard together. This is because the part of the screen that covers the main blackboard can be changed.
しかしながら、スクリーンを左右に引出する黒板装置は、スクリーンに映像を投影するプロジェクタの位置を最適位置にできない欠点がある。例えば、学校の教室で黒板とスクリーンを使用する場合、教卓にプロジェクタを置いてスクリーンに投影して便利に使用できる。ところが、黒板の左右に引き出されるスクリーンには、教室の中央に設置される教卓のプロジェクタから綺麗に投影できない。黒板の側部にあるスクリーンに綺麗に投影するには、教卓をスクリーンの前方まで移動させる必要がある。このため、プロジェクタを使用する毎に教卓を移動する必要があって便利に使用できない欠点がある。 However, the blackboard device that pulls out the screen to the left and right has a drawback that the position of the projector that projects the image on the screen cannot be set to the optimum position. For example, when using a blackboard and a screen in a school classroom, a projector can be placed on a teaching desk and projected onto the screen for convenient use. However, the screen drawn to the left and right of the blackboard cannot be projected neatly from the teacher's projector installed in the center of the classroom. In order to make a clear projection on the screen on the side of the blackboard, it is necessary to move the teacher to the front of the screen. For this reason, it is necessary to move the teaching table every time the projector is used, and there is a disadvantage that it cannot be used conveniently.
本発明者は、この欠点を解決することを目的に図24に示す黒板装置を開発した(特許文献3参照)。この黒板装置は、主黒板91と、この主黒板91の側部にあって、主黒板91を配置している面から前面に離して配置されて、主黒板91との間に収納空間93を設けている補助黒板92と、収納空間93に出し入れできるように収納され、かつ収納空間93から主黒板91の前面に引き出しされ、かつ主黒板91の前から収納空間93に収納される引出スクリーン組立94とを備える。引出スクリーン組立94は、収納空間93から引き出しできるように主黒板91に連結してなる引出フレーム96と、この引出フレーム96の一方の側縁を中心として回動できるように引出フレーム96に連結してなる傾動フレーム98と、この傾動フレーム98の前面に配置してなるスクリーン99とを備える。この黒板装置は、傾動フレーム98を引出フレーム96と平行な姿勢として、引出スクリーン組立94を収納空間93に収納し、一方使用時は、引出スクリーン組立94を収納空間93から引き出した状態で、傾動フレーム98を傾動させてスクリーン99を主黒板91に対して所定の角度に停止する。
The inventor has developed a blackboard device shown in FIG. 24 for the purpose of solving this drawback (see Patent Document 3). This blackboard device is arranged on the
上記のように、スクリーン99を主黒板91に対して所定の角度に設置できる構造とすることで、黒板とスクリーンとを一緒に便利に使用しながら、スクリーンに投影するプロジェクタを便利な位置に設置してスクリーンに綺麗に画像を投影できる。しかしながら、教卓の上に置かれたプロジェクタは、映像を見る者と黒板装置との間に位置することがある。そうすると、プロジェクタが見る者の視線を遮って、投影された画面を認識するのに邪魔になる虞があった。またスクリーンに綺麗に投影するために、焦点距離に応じた最適な位置にプロジェクタが設置されるよう、教卓やプロジェクタをその都度動かして位置合わせしなくてはならない問題があった。投影する際にスクリーンに対するプロジェクタの相対位置や角度を調節しなければならない黒板装置は、プロジェクタの設置に労力や時間を要して面倒である。
As described above, the projector can be installed at a convenient position while the
一方特許文献4には、プロジェクタが黒板に固定された電子黒板装置が記載されており、この公報に記載される電子黒板装置を図25に示す。図25の電子黒板装置は、筆記シート71を有する電子黒板本体72の上部に画像投影手段であるLCDプロジェクタ73をフレーム74によって支持している。プロジェクタを黒板の上方に固定した電子黒板装置であれば、電子黒板装置から離れた位置で映像を見る人にとって、プロジェクタが邪魔にはならない。特にこの公報のプロジェクタ73は、黒板の上方であってかつ投影面と近接して配置されているため、プロジェクタと黒板本体との間に障害物が介在することもなく、したがってプロジェクタの出射光を遮ることもない。プロジェクタと一体になった黒板装置は、プロジェクタを使用しない際にも、いちいちプロジェクタを片付ける必要がなく便利である。
しかしながら特許文献4に記載の電子黒板装置は、プロジェクタの位置が固定されており、言い換えると黒板の所望とする位置にプロジェクタを移動させることができない。黒板に対するプロジェクタの相対位置が固定されているため、黒板上での投影場所が制限される。たとえ黒板に移動式のスクリーンを設けていても、プロジェクタが固定されているため、結局の所、投影されるおおよその領域は常に固定されており、その箇所にスクリーンを移動させて設置させ、そしてスクリーンを使用しない際には、スクリーンを別の場所に収納させるなどして移動させる形態に止まってしまう。
However, in the electronic blackboard device described in
投影領域が固定される問題を受けて、移動式のスクリーンに合わせてプロジェクタの位置を適宜変更しようとすると、スクリーンの移動に対応したプロジェクタの位置決めが必要となり、スクリーンとプロジェクタの移動距離を把握しなければならず制御が複雑となる。また軽量のプロジェクタはコストがかかる。対して汎用のプロジェクタは重量が大きいため、しっかりと支持するための補強が必要となる。特に黒板の上方など床面から高い位置に固定する際には落下を回避するために一層安定して装着させる工夫が要る。ましてや固定位置を調節可能なプロジェクタをしっかりと支持するためには、機械的な強度を一層高める必要があり、このような黒板装置は未だ開発されていないのが現状である。 In response to the problem of fixed projection area, if you try to change the position of the projector appropriately according to the moving screen, it is necessary to position the projector corresponding to the movement of the screen, and grasp the moving distance between the screen and the projector. It must be complicated to control. Light projectors are expensive. On the other hand, since a general-purpose projector is heavy, reinforcement is necessary to firmly support it. In particular, when fixing at a high position from the floor surface such as above the blackboard, it is necessary to devise a more stable mounting in order to avoid dropping. Furthermore, in order to firmly support the projector whose adjustable position can be adjusted, it is necessary to further increase the mechanical strength, and such a blackboard device has not been developed yet.
本発明は、従来のこのような問題点を解消するためになされたものである。本発明の主な目的は、主黒板に対して任意の位置にスクリーンを配置できる黒板装置を提供することにある。また任意の位置に配置できるスクリーンに対して、適切な位置にしっかりと付属装置を固定できる黒板装置を提供することにある。 The present invention has been made to solve the conventional problems. A main object of the present invention is to provide a blackboard device capable of arranging a screen at an arbitrary position with respect to a main blackboard. Another object of the present invention is to provide a blackboard device capable of firmly fixing an accessory device to an appropriate position with respect to a screen that can be arranged at an arbitrary position.
上記の目的を達成するために、本発明の第1の黒板装置は、主黒板1と、主黒板1の前面を移動できる状態で主黒板1に連結した移動体2と、主黒板1の前面に配置できるスクリーン体4と、主黒板1から前方に突出しており、主黒板1から離間した位置で、投影機用の付属装置を固定可能な支持ロッド5とを備える。そして移動体2は下方に、主黒板1側へ折曲した折曲部2fを有しており、この折曲部2fが主黒板1の下端に回り込んだ姿勢で、移動体2と主黒板1とを連結している。またスクリーン体4及び支持ロッド5は、移動体2にそれぞれ連結しており、移動体2の略水平移動にともなってスクリーン体4及び支持ロッド5が略水平に移動して、スクリーン体4を主黒板1上の任意の位置に配置できる。
In order to achieve the above object, a first blackboard device of the present invention includes a
また、本発明の第2の黒板装置は、主黒板1の背面から前方に突出した粉受け14を有しており、この粉受け14は主黒板1の下端から下方に離れて位置している。
The second blackboard device of the present invention has a
また、本発明の第3の黒板装置は、さらに移動体2が上方に、主黒板1側へ折曲した折曲部2eを有している。そして折曲部2eが主黒板1の上端に回り込んだ状態で、移動体2が主黒板1の上端と下端を狭持しながら主黒板1に連結している。
Moreover, the 3rd blackboard apparatus of this invention has the
また、本発明の第4の黒板装置は、支持ロッド5が移動体2と略直線状にかつ一体に連結されている。
Further, in the fourth blackboard device of the present invention, the
また、本発明の第5の黒板装置は、固定される付属装置の焦点距離に応じて、移動体2と支持ロッド5が所定の相対位置になるように固定されている。
In the fifth blackboard device of the present invention, the
また、本発明の第6の黒板装置は、移動体2が、主黒板1の前面から離れて配置されて、主黒板1との間に収納空間3を設けており、この収納空間3にスクリーン体4を収納できる。
Further, in the sixth blackboard device of the present invention, the moving
また、本発明の第7の黒板装置は、スクリーン体4が巻き取りできるロールスクリーンである。そしてスクリーン体4の巻き取り軸4cは、収納空間3に位置して移動体2に固定されており、移動体2は、巻き取り軸4cを介して固定されたスクリーン体4と共に主黒板1上を略水平に移動して、スクリーン体4の水平位置を自由に位置決めることができる。またスクリーン体4は、巻き取った状態のスクリーン4の一端4bを水平方向に引き出すことで展開可能であって、スクリーン4の引き出し量に応じてスクリーン4の展開量を任意に設定できる。
Moreover, the 7th blackboard apparatus of this invention is a roll screen which the
また、本発明の第8の黒板装置は、さらに、主黒板1から略法線方向に突出して端部で支持ロッド5と連結し、この支持ロッド5及び主黒板1とで略三角状を構成する補助ロッド5aを有している。支持ロッド5と補助ロッド5aとの連結部であって、主黒板1から離れた略三角状の頂点に、投影機用の付属装置を固定可能にしている。
Further, the eighth blackboard device of the present invention further protrudes from the
また、本発明の第9の黒板装置は、主黒板1の上端に沿って設けられて、移動体2及びスクリーン体4を各々水平に移動させる複数の水平移動機構9を有しており、この複数の水平移動機構9は前後に位置をずらしている。第1の水平移動機構19aは、スクリーンの巻き取り軸4cに連結してスクリーン体4の移動量を調節でき、第2の水平移動機構19bはスクリーン体4の先頭に連結してスクリーン体4の引き出し量を調節できる。
Further, the ninth blackboard device of the present invention has a plurality of horizontal moving
また、本発明の第10の黒板装置は、投影機用の付属装置がプロジェクタであって、このプロジェクタが支持ロッド5に固定されて、スクリーン体4の幅の略中央上に位置する。
In the tenth blackboard device of the present invention, the projector auxiliary device is a projector, and this projector is fixed to the
また、本発明の第11の黒板装置は、移動体2が略垂直な姿勢に配置される中空状であり、移動体2の中空状に付属装置の電源線を挿通している。
The eleventh blackboard device of the present invention is a hollow shape in which the moving
また、本発明の第12のスクリーンの設置方法は、主黒板1に摺動自在に連結された移動体2と、移動体2に固定された巻き取り式のスクリーン体4と、を備える黒板装置において、スクリーン体4を主黒板1に対して任意の位置に設置できるスクリーンの設置方法である。このスクリーンの設置方法は、移動体2を水平方向に移動させ、移動体2に連動するスクリーン体4を主黒板1上の任意の位置まで水平移動させる工程と、任意の位置に移動されたスクリーン体4の停止位置で、スクリーン体4の先頭を水平方向に引き出してスクリーン体4を展開し、スクリーン体4の引き出し量に応じてスクリーン体4の展開量を調節する工程と、を備える。
The twelfth screen installation method of the present invention is a blackboard device comprising a moving
本発明の黒板装置は、主黒板に対して自由な位置にスクリーン体を設置できる。また本発明の黒板装置は、このスクリーン体の設置位置に応じて、スクリーン体と外部装置の相対位置を調節できる。この外部装置は、スクリーン体の位置決めと同時に自動的に固定される。主黒板上の自由な位置に設置できるスクリーン体は、スクリーン体と主黒板の使用領域を自由に配分して、スクリーン体と主黒板とを一緒に便利に使用できる。またスクリーン体を位置決めすると、このスクリーン体の設置位置に対応した適切な位置に、外部装置を自動的に固定できる黒板装置は、スクリーン体の設置領域に応じてその都度外部装置の固定位置を合わせる必要がないため、簡単に操作できる。つまり、投影機のピントや角度などの調節を不要として、スクリーン体に綺麗に投影できる。 The blackboard device of the present invention can install a screen body at a free position with respect to the main blackboard. The blackboard device of the present invention can adjust the relative position of the screen body and the external device according to the installation position of the screen body. This external device is automatically fixed simultaneously with the positioning of the screen body. The screen body that can be installed at a free position on the main blackboard can be used conveniently together with the screen body and the main blackboard by freely allocating the use area of the screen body and the main blackboard. In addition, when the screen body is positioned, the blackboard device that can automatically fix the external device at an appropriate position corresponding to the installation position of the screen body adjusts the fixing position of the external device each time according to the installation area of the screen body. Since it is not necessary, it can be operated easily. In other words, it is not necessary to adjust the focus and angle of the projector, and the screen can be projected neatly.
これは、本発明の黒板装置が主黒板の前面と略平行な面内を移動できる移動体を備えており、この移動体にスクリーン体と支持ロッドをそれぞれ連結しているからである。主黒板の前面上で移動体を移動させると、移動体に連結されたスクリーン体と支持ロッドも同時に移動する。すなわちスクリーン体を配置したい場所まで移動体を移動させ、その位置でスクリーンを引き出すことで、主黒板の所望の位置に任意の展開量でもってスクリーン体を配置できる。 This is because the blackboard device of the present invention includes a moving body that can move in a plane substantially parallel to the front surface of the main blackboard, and a screen body and a support rod are connected to the moving body. When the moving body is moved on the front surface of the main blackboard, the screen body and the support rod connected to the moving body also move simultaneously. That is, by moving the moving body to the place where the screen body is to be placed and pulling out the screen at that position, the screen body can be placed at a desired position on the main blackboard with an arbitrary development amount.
また従来の黒板装置は、上方に収納したスクリーンを下方に引き出す形態であったため、使用者によってはスクリーンに手が届きにくく、使用しづらい場合があった。一方、本発明の黒板装置は、移動体を主黒板に対して垂直な姿勢としている。つまり移動体は上下に長いため、身長に関係なく全ての使用者にとって把持しやすい。そして使用者は、この移動体を把持して水平方向に力を印加することで、スクリーン体を水平に移動させ、さらにスクリーン体を水平方向に引き出すことでスクリーン体の展開量を調節できる。つまりスクリーン体の設置に要する操作方向を一貫して水平方向としているため、操作しやすく楽に使用できる。 In addition, since the conventional blackboard device has a form in which the screen stored above is pulled out downward, it is difficult for some users to reach the screen and to use it. On the other hand, in the blackboard device of the present invention, the movable body is in a posture perpendicular to the main blackboard. That is, since the moving body is long in the vertical direction, it is easy to hold for all users regardless of their height. The user can adjust the amount of expansion of the screen body by holding the moving body and applying a force in the horizontal direction to move the screen body horizontally and further pulling out the screen body in the horizontal direction. That is, since the operation direction required for the installation of the screen body is consistently horizontal, it is easy to operate and can be used easily.
また本発明の黒板装置は、移動体の移動にともなうスクリーン体の移動量に関係なく、常にスクリーン体と外部装置の相対位置を固定できる。これは支持ロッドが移動体と所定の角度に連結しており、この角度を維持したまま移動体とともに移動するからである。支持ロッドとスクリーン体との相対位置を常に一定とできる黒板装置は、スクリーン体が主黒板のどの領域にあっても適切な位置に外部装置を固定できる。例えば外部装置を常にスクリーン体の略中央上に固定できる。これは外部装置を支持する支持ロッドの付属装置固定部が、スクリーン体を左右に等分する中央線上に位置するように、支持ロッドと移動体とを所定の角度として連結しているからである。この付属装置固定部に、例えば投影機を装着させることで、スクリーン体の中央上に投影機を配置できるため、綺麗に投影できる。 The blackboard device of the present invention can always fix the relative position of the screen body and the external device regardless of the amount of movement of the screen body accompanying the movement of the moving body. This is because the support rod is connected to the moving body at a predetermined angle, and moves with the moving body while maintaining this angle. In the blackboard device in which the relative position between the support rod and the screen body can be kept constant, the external device can be fixed at an appropriate position regardless of the area of the main blackboard. For example, the external device can always be fixed substantially at the center of the screen body. This is because the support rod and the moving body are connected at a predetermined angle so that the attachment device fixing portion of the support rod that supports the external device is located on the center line that equally divides the screen body into left and right. . By attaching a projector, for example, to the attachment device fixing portion, the projector can be arranged on the center of the screen body, so that it can be projected clearly.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための、黒板装置及びスクリーンの設置方法を例示するものであって、本発明は、黒板装置及びスクリーンの設置方法を以下のものに特定しない。さらに、本明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」、及び「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the embodiment described below exemplifies a blackboard device and a screen installation method for embodying the technical idea of the present invention, and the present invention describes the blackboard device and the screen installation method as follows. Not specific to anything. Further, in this specification, in order to facilitate understanding of the scope of claims, numbers corresponding to the members shown in the embodiments are indicated in “Claims” and “Means for Solving the Problems”. It is appended to the members shown. However, the members shown in the claims are not limited to the members in the embodiments. In particular, the dimensions, materials, shapes, relative arrangements, and the like of the component parts described in the embodiments are not intended to limit the scope of the present invention unless otherwise specified, but are merely described. It's just an example. Note that the size, positional relationship, and the like of the members shown in each drawing may be exaggerated for clarity of explanation. Furthermore, in the following description, the same name and symbol indicate the same or the same members, and detailed description thereof will be omitted as appropriate. Furthermore, each element constituting the present invention may be configured such that a plurality of elements are constituted by the same member and the plurality of elements are shared by one member, and conversely, the function of one member is constituted by a plurality of members. It can also be realized by sharing. In addition, the contents described in some examples and embodiments may be used in other examples and embodiments.
実施例1の黒板装置100を図1ないし図11に示す。図1ないし図3及び図5は黒板装置100の正面図であり、図4は、図1のIV−IV’線における黒板装置100の断面図である。また図6、図7は、図4における一部拡大断面図を示し、図8は水平移動機構を説明する説明図である。また図9は、黒板装置の別の形態を示す正面図であり、図10及び図11は黒板装置100の平面図である。実施例1の黒板装置100は、図3に示すように、垂直姿勢に保持される主黒板1と、この主黒板1の前面と略平行な面内を移動できる状態で主黒板1に連結した移動体2とを備える。また黒板装置100は、主黒板1の前面に配置できるスクリーン体4と、さらに主黒板1から前方に突出して、この主黒板1から離れた位置で、投影機用の付属装置を固定できる支持ロッド5を有する。このスクリーン体4と支持ロッド5は、移動体2にそれぞれ連結しており、移動体2の移動に伴って連動することで、移動体2に連結したスクリーン体4を主黒板1の任意の位置に配置できる。また、本明細書において、黒板装置100に記載された内容を視認できる表面側を「前」とし、黒板装置の裏面側を「後」とする。
A
主黒板1は、学校の教室などの壁面に設置したり、あるいは自立する四角形の板状のものである。図の主黒板1は横に細長い長方形である。主黒板1は文字や図形を書いたり消したりできるように前面に黒板塗料を塗布したものであって、チョークで文字や図形を書くことができる有色の塗板や、あるいは消すことができるインクで文字や図形を書くことができる白板を含む。また、主黒板1の前面には磁石を貼り付けることができる。磁石を貼り付けられる主黒板1は、黒板塗料に金属粉を混入させることで、あるいは板面を金属製とすることで得られる。黒板塗料に含有させる金属粉は鉄粉が利用でき、また金属製の板面としては鋼製や鉄ホウロウ製が耐性の面から好ましい。
The
移動体2は垂直方向に細長い棒状である。黒板装置100の使用者は、移動体2を握って横方向に引くことで、移動体2を水平方向に移動させることができる。移動体2が水平に移動すると、この移動体2と連結したスクリーン体4及び支持ロッド5も一緒に水平移動する。つまり移動体2は、主黒板1の前面に沿って左右に移動して、スクリーン体4を所望の位置、例えば図2に示す位置に移動させることができる。移動体2は、主黒板1の前方であって主黒板1と収納空間3を形成するハンドル部2dと、このハンドル部2dの端部で主黒板1側に折曲した折曲部2e、2fを備える。ハンドル部2dは、中空状のポールであって、黒板装置100の使用者はこのハンドル部2dを把持して左右に引くことができる。図のハンドル部2dは主黒板1の短辺と対応する長さであって、主黒板1の短辺に対してほぼ平行な姿勢をとる。ハンドル部2dは図4に示すように、主黒板1の前面から離れて前方に浮かせた姿勢で固定する構造であり、ハンドル部2dと主黒板1との間に収納空間3を設けている。詳細は後述するが、図4に示すようにこの収納空間3にスクリーン体4が配置しており、移動体2のハンドル部2dと収納状態のスクリーン体4とは離間している。
The moving
収納空間3を設けて、主黒板1と離間させたハンドル部2dは握りやすい。すなわち黒板装置100の使用者は収納空間3に手を入れて、ハンドル部2dの外周面をしっかりと握ることができる。また、収納空間3にあるスクリーン体4と離間して配置されるハンドル部2dは、スクリーン体4が最も分厚くなる収納状態であっても、ハンドル部2dとスクリーン体4との隙間に手を入れて、ハンドル部2dをしっかりと把持できる。ハンドル部2dの外周面を握ることができる移動体2は、使用者の力を伝えやすく好ましい。またハンドル部2dの外周の形状や太さは、使用者が把持しやすいものとする。例えばハンドル部2dの断面形状を円形、矩形とする他、指の形状に沿った凹部を移動体2の一部に設けるなどして、種々の形状にできる。
The
移動体2に連結するスクリーン体4は、文字や画像を映写するための幕である。スクリーン体4は公知のものを採用でき、半透明または不透明なスクリーンとする。また、指や鉛筆などで直接スクリーンに触れて、接触した位置を信号としてコンピュータに送信できる入力機能を備えたタッチスクリーンも利用できる。スクリーンの表面にはツールの絵など文字や図形が予め印刷されていてもよい。図3の黒板装置100は、スクリーン体4の一部に、よく使う機能をアイコンにして並べて表記したツールボックス17を設けている。またスクリーン体4は少なくとも一部が主黒板1を覆い、面状に広がった状態を維持できるものとする。
The
また実施例1のスクリーン体4は、巻き取りできるロールスクリーンである。図1と図2は、スクリーン体4を巻き取った状態であり、図3はスクリーン体4を広げた様子を示す。図3のスクリーン体4は全開に展開した状態であって、左端4aと右端4bを備える四角形状である。スクリーン体4は巻き取る際に芯となる巻き取り軸4cを有する。スクリーン体4の巻き取り軸4cは、移動体2に固定された状態で収納空間3に位置しており、すなわち移動体2の背面側であって主黒板1の前面に配置される。スクリーン体4の巻き取り軸4cはスクリーン体の一端4aと連結しており、スクリーン体の他端4bは自由端とする。図の例ではスクリーン体の左端4aと巻き取り軸4cとが連結して固定されており、右端4を巻き取り軸4cから引き出して水平方向に移動させることでスクリーン体4が展開する。つまりスクリーン体4の引き出し量に応じて、スクリーン体4の展開量を自由に設定できる。
Moreover, the
スクリーン体4は移動体2と連結されている。具体的にはスクリーン体4の巻き取り軸4cと移動体2が連結されている。スクリーン体4を巻き取る際には、図3に示すように、巻き取り軸4cの回転にともなって、スクリーン体の左端4aから巻き取り軸4cに巻き取るようにスクリーン体4を順次巻き上げる。スクリーン体4の巻き取りと同時に、スクリーン体の右端4bが左へと移動して、最終的には図1に示すように巻き取られたロール束の最も外面に、スクリーン体の右端4bが位置する。再びスクリーン体を広げる際には、ロール束の外面に表出したスクリーン体の右端4bを右側に引っ張ることで、巻き取られたスクリーン体が徐々に引き出されて、図3に示すように面状に広がる。巻き取り式のスクリーン体4は、スクリーン体の右端4bの引き出し量に応じて映写領域を調節できる。またスクリーン体4は、自動巻き取り用のバネ機構を設けることが好ましい。巻き取り軸に巻き取られる実施例1のスクリーン体は、巻き取り方向に付勢したバネ機構と、引き出し力を弱めると巻き取りが停止される戻り止め機構を備える。この戻り止め機構によって停止されたスクリーン体をさらに引き出すと、停止が解除されてバネ機構により自動的にスクリーン体が巻き取られる。
The
巻き取られたスクリーン体4のロール束は、図4、図5に示すように、収納空間3に収納される。収納空間3に収納されるスクリーン体4は、主黒板1と移動体2との間に生じる隙間を有効に利用できる。スクリーン体4を使用しないときには、完全に巻き取ることで線状に束ねたスクリーン体4をハンドル部2dの背面側に配置できるため、スクリーン体4が邪魔にならない。このため、スクリーン体4の非使用時には主黒板1を広く使用することができる。
The roll bundle of the
実施例1の黒板装置100は、スクリーン体4を2段階に移動させることで、スクリーン体4を自由な位置に設置できる。まず第1段階で、束ねたスクリーン体4全体を移動体2でもって移動させる。そして第2段階で、スクリーン体4の右端を引き出してスクリーン体4を展開する。この第2段階では、スクリーン体4の引き出し量に応じてスクリーン体4の展開量を任意に調節できる。このようにスクリーン体を2段階に移動させることで、スクリーン体4を主黒板1の自由な位置に、かつ任意の幅に拡張できる。スクリーン体4と主黒板1の配分を自在とできる黒板装置100は、スクリーン体4と主黒板1の両方を便利に使用できる。以下、スクリーン体4の設置方法を図を用いて具体的に説明する。 まず図1の移動体2をスクリーン体4及び支持ロッド5とともに左右に移動させて、図2に示すように所望の位置に移動体2を停止させる。この移動体2の停止位置がスクリーン体の左端4aに相当する。移動体2の停止位置よりスクリーン体2の右端4bを右に引き出し、図5に示すようにスクリーン体4を展開する。つまり自在に移動できる移動体2の停止位置が、スクリーン体4を広げる際の基準位置となって、この基準位置から右側へスクリーン体4を拡張する。スクリーン体4の右端の引き出し量に応じて展開量を調節されたスクリーン体4は、拡張した幅を維持して主黒板1上に配置される。さらにこのスクリーン体4は、展開状態のまま移動体2を移動させることで、展開された幅を維持しつつ主黒板1を自在に水平移動できる。つまり黒板装置100は、スクリーン体4を所望の展開量に調節した後であっても、スクリーン体4の設置位置を自由に変更できる。展開した状態のスクリーン体4を移動できる黒板装置100は、スクリーン体4と同時に使用する主黒板1の使用領域を適宜変更できて便利である。例えば、主黒板1にチョークやペンで板書しながらスクリーンを使用でき、また板書の位置や分量等に応じてスクリーンの位置を変更できるので、従来のような固定式のスクリーンと比べ、使い勝手を大幅に改善できる。
The
以下に、移動体2及びスクリーン体4を水平に移動させる水平移動機構9について説明する。図6と図7は、図4に示す主黒板1の上部と下部において、それぞれ拡大した断面図を示す。図8は、図6と同じ領域における拡大図であり、水平移動機構9を説明するための説明図である。図4の黒板装置100は、主黒板1の上端と下端に水平移動機構9を備える。この水平移動機構9を介して、移動体2やスクリーン体4及び支持ロッド5を水平に移動させたり、スクリーン体4を展開あるいは巻き取りしたりできる。ただし、本発明の黒板装置100は、主黒板1の上端のみに水平移動機構9を設けて、移動体2を主黒板に倒れないように連結することもできる。
Below, the
図3の黒板装置100は、主黒板1の上端と下端の両方に水平移動機構9を備える。それぞれの水平移動機構9は同様の構造を採用できる。あるいは水平移動機構9を別々の構造として、簡単な構造とすることもできる。図の例では上端と下端のそれぞれの水平移動機構9を異なる機構とした。説明をわかりやすくするため、上端の水平移動機構9を上部水平移動機構19とし、また下端の水平移動機構9を下部水平移動機構29と称する。また上部水平移動機構19を複数設けてもよい。複数の上部水平移動機構19を備える黒板装置100は、移動体2やスクリーン体4を一層安定して支持することができ、また、移動体2を主黒板1に対して傾斜しない姿勢で理想的に水平移動させることができる。ただし、十分な強度が確保できる場合は、上部水平移動機構19を1つ設ける構造として、コストを低減させることもできる。実施例1の黒板装置100は、図3に示すように、2つの上部水平移動機構19と、2つの下部水平移動機構29を設けており、合計4つの水平移動機構9を有する。また、詳しくは後述するが、上部水平移動機構19は、スクリーン体4全体を移動させてスクリーン体4の位置を自在に調整できる上部スクリーン位置決め機構19aと、スクリーン体4の先頭を引き出したり巻き取ったりしてスクリーン体の展開量を自在に調節できる上部スクリーン展開量調節機構19bとを備える。同様に下部水平移動機構29も、スクリーン体4全体の位置を調節できる下部スクリーン位置決め機構29aと、スクリーン体の展開量を調節できる下部スクリーン展開量調節機構29bとからなる。
The
上部水平移動機構19は、図6に示すように、収納空間3内の上部であって主黒板1の上端に配置される。図の黒板装置100は、収納空間3に2つの上部水平移動機構19を前後にずらして設けている。前後にずれて位置する上部水平移動機構19は、前方に上部スクリーン位置決め機構19aを設け、後方に上部スクリーン展開量調節機構19bを配置させている。この上部スクリーン位置決め機構19aと上部スクリーン展開量調節機構19bは、互いに対向する姿勢で並列に固定されている。前後に位置をずらして配置する上部水平移動機構19は、互いに衝突することを回避して、移動体2やスクリーン体4をスムーズに移動できる。以下に上部水平移動機構19の構造について説明する。
As shown in FIG. 6, the upper
図8は、上部水平移動機構19の機構をわかりやすく説明するために、主黒板1に対して移動可能な部材については右上がりのハッチングを付しており、一方、主黒板1と共に不動の部材については右下がりのハッチングを付して、静と動の部材を区別している。この図8に示すように、前方に位置する上部スクリーン位置決め機構19aは、スクリーン体4の巻き取り軸4cと移動体2に連結している。したがって移動体2を水平方向に移動させると、移動体2は上部スクリーン位置決め機構19aでもってスクリーン体4とともに水平に移動する。
In FIG. 8, in order to explain the mechanism of the upper
上部スクリーン位置決め機構19aは、主黒板1の上端の横辺に沿って設置された引き出しレール10aと、この引き出しレール10aに誘導されて水平に移動する水平移動台11aとからなる。引き出しレール10は、水平移動台11aを摺動できるように案内するガイド溝101aと、このガイド溝101aの外側の下縁に沿って設けられた幅の狭いスリット開口102aとを有する。図8のガイド溝101aは、主黒板1の上端に沿って平行に位置する直線状のレールと、このレールの両側に壁を設けて上方を開口し、その断面形状を略U字状としたレール溝である。
The upper
水平移動台11aは、スリット開口102aの上部を閉塞してガイド溝101aに嵌入するスライド部112aと、このスライド部112aに連結してなる固定部111aとを有する。スクリーン体4の巻き取り軸4cや移動体2のハンドル部2dは、この固定部111aに固定される。固定部111aは、図6、図8に示すように、ほぼ直角に折曲したL字状である。L字状の固定部111aは、スライド部112aの回転軸から下方に懸垂した垂直固定部1112aと、この垂直固定部1112aの下端から前方に折曲された前方固定部1111aとを有する。前方固定部1111aは、その下方で、スクリーン体の左端を固定するスクリーン体の巻き取り軸4cと連結される。また前方固定部1112aの前端は、移動体2と連結される。言い換えると、移動体2のハンドル部2d及びスクリーン体4の巻き取り軸4cは、上部スクリーン位置決め機構19aの固定部111aを介して、ガイド溝101aを摺動するスライド部112aに連結されている。
The
図6に示す上部スクリーン位置決め機構19aのスライド部112aは、固定部111aに対して回転できるように連結されたローラで、ガイドレールであるガイド溝101aに沿って転動しながら移動できるようにしている。この構造は、水平移動台11aを引き出しレール10aに吊り下げる状態として、スライド部112aとガイド溝101aとの摩擦抵抗を小さくしながら、言い換えると、水平移動台11aを軽い力で移動できる特長がある。ただ、スライド部は、ガイド溝に沿って摺動する部材とすることもできる。水平移動台11aの固定部111aは、スクリーン体4の上部に固定され、スライド部であるローラ112aをガイド溝101aに案内して、水平移動台11aを引き出しレール10aに沿って移動させる。黒板装置100の使用者は、移動体2を主黒板1に対して左右に操作すると、スライド部112aがガイド溝101aに案内されて水平に移動し、これにより同時に移動体2及びスクリーン体4が左右に移動する。
The
また上部スクリーン展開量調節機構19bは、上部スクリーン位置決め機構19aと同様の構造であり、スクリーン体4を水平に移動させることができる。したがって上部スクリーン展開量調節機構19bの各部材において、図6、図8に示すように、上部スクリーン位置決め機構19aと同様の構造を有する部材の符号については、同一の数字を用いて、さらに末尾のアルファベットをaからbに変更して表記しており、詳細な説明を省略する。
The upper screen development
上部スクリーン展開量調節機構19bは、上部スクリーン位置決め機構19aの後方であって、この上部スクリーン位置決め機構19aと略平行に配置される。上部スクリーン展開量調節機構19bは、スクリーン体4を開閉する際に、引き出したり巻き取ったりするスクリーン体の先頭と連結する。具体的に、上部スクリーン展開量調節機構19bは、引き出しレール10bと、この引き出しレール10bに案内されて水平移動する水平移動台11bを有する。具体的に、上部スクリーン展開量調節機構19bの固定部111bは、水平移動台11bに連結した垂直固定部1112bと、この垂直固定部1112bの下端から後方向に段差状に折曲して移動体2と略平行な姿勢をとるスクリーン先頭固定部1111bを有する。このスクリーン先頭固定部1111bが、スクリーン体の先頭位置と連結する。図6、図8の例ではスクリーン先頭固定部1111bはスクリーン体の右端4bと連結している。つまり上部スクリーン展開量調節機構19bは、このスクリーン先頭固定部1111bで、スクリーン体4の開閉を操作する。
The upper screen development
つまりスクリーン位置決め機構19aは、移動体2のハンドル部2dとスクリーン体4の巻き取り軸4cに連結し、スクリーン展開量調節機構19bはスクリーン体4の開閉端に連結する。スクリーン体4の軸芯に相当する巻き取り軸4cを、スクリーン位置決め機構19aに連結させ、スクリーン体4の開閉端をスクリーン展開量調節機構19bに連結させる。つまりスクリーン位置決め機構19aとスクリーン展開量調節機構19bは、スクリーン体4の異なる場所でそれぞれ連結しており、言い換えると、スクリーン位置決め機構19aとスクリーン展開量調節機構19bはスクリーン体4を介して連結されている。したがって、第1段階の操作でスクリーン位置決め機構19aを移動させると、スクリーン体4の軸芯である巻き取り軸4cが移動するため、スクリーン体4全体が移動する。スクリーン体4全体が移動すると、スクリーン体の開閉端に固定されたスクリーン展開量調節機構19bも連動して移動する。つまり移動体2を左右に引くと、スクリーン位置決め機構19a及びスクリーン展開量調節機構19bが共に作動してスクリーン体4全体が移動する。
That is, the
スクリーン位置決め機構19a及びスクリーン展開量調節機構19bが停止してスクリーン体4の位置決めが行われた後、第2段階でスクリーン体4を引き出すためにスクリーン体4の開閉端を操作する際は、スクリーン体4の開閉端に連結されたスクリーン展開量調節機構19bのみが単独で移動する。つまりスクリーン体4を展開する際にはスクリーン位置決め機構19aは停止したままである。スクリーン位置決め機構19aは、収納状態のスクリーン体4全体を移動させる際には作動するが、スクリーン体4の位置決め後は停止した状態を維持する。スクリーン位置決め機構19aが停止した状態で、スクリーン展開量調節機構19bが移動することで、スクリーン位置決め機構19aとスクリーン展開量調節機構19bが離間し、この結果、スクリーン体4が展開される。
After the
なお、スクリーン体4の展開方法は上記に限定されない。例えば、スクリーン位置決め機構19aでスクリーン体4の展開量を調節することもできる。この場合のスクリーン体4の設置方法を以下に説明する。まず上記と同じように、第1段階の操作でもってスクリーン体4の位置決めを行う。すなわち移動体2でもって、スクリーン位置決め機構19aとスクリーン展開量調節機構19bを右へ作動させ、スクリーン体4の設置位置を調節する。そしてスクリーン体4の開閉端を少し引き出して、これを主黒板1に貼付する。スクリーン体4の開閉端を主黒板1に固定した状態で、第2段階の操作として移動体2を左へ作動させると、スクリーン展開量調節機構19bは停止したまま、スクリーン位置決め機構19aのみが左へ移動し、これと共にスクリーン体4が徐々に展開する。すなわちスクリーン体4の右端4bを固定して、左端4a側をスクリーン位置決め機構19aでもって移動させることで、スクリーン体4が展開される。つまりスクリーン体4の展開量は、移動体2の移動量によって調節される。
In addition, the expansion | deployment method of the
すなわち実施例1の黒板装置100は、第1段階で2つの上部水平移動機構19を作動させてスクリーン体4全体を移動させ、スクリーン体4の位置決めを行う。第2段階では、どちらか一方の上部水平移動機構19を停止させた状態で、他方の上部水平移動機構19を作動させ、互いの上部水平移動機構19を離間させることでスクリーン体4を展開させることができる。
In other words, the
以下に黒板装置100を使用の一例を図を用いて具体的に説明する。まず図1、図2に示すように、ハンドル部2dを把持して右に引いて移動体2を移動させ、スクリーン位置決め機構19a及びスクリーン展開量調節機構19bを共に右へ移動させる。これと同時にスクリーン体4を連動させてスクリーン体4の位置決めを行う。さらに図5に示すように、位置決めされたスクリーン体4の停止位置を基準にして、スクリーン体4の先頭を引き出すと、スクリーン体4の先頭に連結されたスクリーン展開量調節機構19bが右側に移動してスクリーン体4がスムーズに引き出される。
Hereinafter, an example of using the
スクリーン体4の先頭が、スクリーン体先頭固定部1111bを介して後方の水平移動台11bと連結される黒板装置100は、スクリーン体4の先頭を引っ張って広げる際に、スクリーン体4の右端4bを垂直な姿勢に維持しながらスムーズにスクリーン体4を所望の量だけ引き出せる。これはスクリーン体4の右端に設けられたスクリーン体先頭固定部1111bが、スクリーン展開量調節機構19bに吊り下げられており、言い換えるとスクリーン展開量調節機構19bがスクリーン体4の右端4bを主黒板1の上方で支えているからである。また実施例1の黒板装置100は、スクリーン体4を2つの上部水平移動機構19でもってしっかりと支持する。スクリーン体4の両端を、前方と後方の上部水平移動機構19にそれぞれ吊り下げられて支持される黒板装置100は、スクリーン体4の両端の高さが揃うため、スクリーン体4を略水平に保つことができる。したがって、スクリーン体4が主黒板1に対して傾斜しない姿勢で、スクリーン体4を主黒板1上に摺動自在に設置することができる。このように、スクリーン体4の引き出し側の上端あるいは、これに加えて下端に、水平移動機構を備える黒板装置100は、この水平移動機構でもって、スクリーン体4の引き出し端を移動させ、さらに所望の引き出し位置で停止させる。この水平移動機構の停止により、展開されたスクリーン体4の面状を維持する。あるいは以下に説明するように、スクリーン体4の引き出し側に水平移動機構を設けない形態として、スクリーン体4の展開状態を維持してもよい。
The
またスクリーン体4の展開状態を維持する維持機構を設けてもよい。例えばスクリーン体4の裏面に磁性体を塗布する、あるいは別部材のマグネットを裏面に付加したり、あるいは表面側からマグネットを任意の位置に置く。このようなマグネット式で、スクリーン体4を主黒板1の表面に磁力でもって貼付させる。あるいは、面ファスナや粘着テープ、フックなどを利用することもできる。このような維持機構を介してスクリーン体4を主黒板1の前面に貼り付けることで、スクリーン体4の伸長した状態を維持する。これにより、展開したスクリーン体4が風や接触などで揺れ動くことを防止して、スクリーン体4上に表示される映写される映像等を安定して視聴できる。またスクリーン体4における維持機構の装着領域は特に限定しない。例えば磁石の装着領域をスクリーン体4の一部のみ、一例としてスクリーン体4の四隅としたスクリーン体4は、展開状態のスクリーン体4と主黒板1とが貼着する領域を少なくして吸着力を低減できる。主黒板1との吸着力を制限したスクリーン体4は、展開状態を維持しながら軽く水平移動でき、またスムーズに巻き取られて容易に収納できる。あるいはスクリーンの裏面全面に磁性体を塗布して、完全に固定できるようにしてもよい。
Further, a maintenance mechanism that maintains the unfolded state of the
さらに、維持機構は主黒板1上に固定する方式に限られず、移動体2やその他の部位に固定されるように設けることも可能である。例えば上部水平移動機構や下部水平移動機構に、移動体と共に移動可能な支持棒を設け、スクリーン体を完全に展開した状態で、スクリーン体の先端を支持棒に連結可能に構成する。スクリーン体の上下辺を支持棒に連結することで、スクリーン体の展開状態が保持され、スクリーン体を展開したままで左右に、上下の水平移動機構に沿って移動させることができる。またこの構成であれば、スクリーン体の展開状態が保たれるため、スクリーン体のたるみや揺れも抑制され、スクリーン体上に表示される画像等を安定して表示させることが可能となる。スクリーン体と支持棒の連結は、例えばスクリーン体の先端に設けたマグネットで支持棒に固定する方式などが採用できる。また支持棒は、スクリーン体の展開幅に応じて伸縮するように構成することもでき、これにより常にスクリーンを上下で張設でき、所望の幅に引き出したスクリーン体を、展開状態を維持したままで任意の位置に移動できる。
Furthermore, the maintenance mechanism is not limited to the method of fixing on the
また展開したスクリーン体4を巻き取って収納するときは、順次スクリーン体4の巻き取り軸4cを逆回転させてスクリーン体4を順次巻き上げていき、スクリーン体4の右端4bを左端4a側に接近させる。収納されるスクリーン体4は、スクリーン体の右端4bと連結された上部スクリーン展開量調節機構19bが左側に、すなわちスクリーン位置決め機構19aと近づくように水平移動されることで、スムーズにスクリーン体4の右端4bが左端4a側に移動する。また、スクリーン位置決め機構19aやスクリーン展開量調節機構19bは、それぞれスライド部112a、112bを複数備える。一の引き出しレール10a、10bに対して、摺動するスライド部112a、1112bを複数設ける黒板装置100は、上部水平移動機構19に連結する移動体2やスクリーン体4の荷重をそれぞれのスライド部112a、112bに分散させて、移動体2やスクリーン体4をより軽く移動させることができ、かつ確実に主黒板1に固定することができる。ただし、十分な取り付け強度を確保できる場合などは、スライド部112a、112bを単数として構造を簡易とすることもできる。
When the unfolded
また黒板装置100は、図9に示すように、スクリーン体4の右端に連結される上部スクリーン展開量調節機構19bを省略して簡易な構造とすることもできる。これは、上部スクリーン展開量調節機構19bと連結していないスクリーン体4の右端であっても、スクリーン体4を開閉することができるからである。例えば、スクリーン体をマグネットとすれば、展開したスクリーン体を固定できる。あるいは複数の上部水平移動機構19を全て、移動体2及びスクリーン体4の巻き取り軸4c側と連結する構造としてもよい。つまり、複数の上部水平移動機構19に、実施例1で言うところの上部スクリーン位置決め機構19aの役割を課す。移動体2及びスクリーン体4の巻き取り軸4c側を複数の上部水平移動機構19で支持する黒板装置100は、重量が大きいタイプのスクリーン体4であっても主黒板1に対して傾かないようしかりと支えることができる。また移動体2でスクリーン体4を容易に移動させることができる。
Further, as shown in FIG. 9, the
次に主黒板1の下端に設けられる下部水平移動機構29について説明する。下部水平移動機構29は、図7に示すように、上部水平移動機構19と同様に移動体2やスクリーン体4と連結して、この移動体2やスクリーン体4をスムーズに水平移動させることができる。したがって下部水平移動機構29は上部水平移動機構19と同様の構造として、すなわち引き出しレール10cと、この引き出しレール10cに案内されて摺動する水平移動台11cを備える形態とできる。あるいは引き出しレール10cを省略して水平移動台11cのみを備える機構としてもよい。
Next, the lower
移動体2は、ハンドル部2dの下端で主黒板1側に折曲させた下部の折曲部2fを備える。折曲部はハンドル部2dと一体にして設けて強度を高めることができる。あるいは折曲部とハンドル部2dとを別の部材としてこれらを連結させてもよい。図4、図7の移動体2の下部の折曲部2fは、主黒板1に対して略法線方向の姿勢であり、移動体2と直交する向きに連結される。具体的に、下部の折曲部2fは略L字状であって、ハンドル部2dの下端から後方側に配置される。この折曲部2fは、スクリーン体4の巻き取り軸4cと連結した状態で、収納空間3の下方を覆う。下部の折曲部2fの先端は主黒板1の下方に位置しており、この先端の上面に水平移動台11cを固定している。つまり下部の折曲部2fの一端は、ハンドル部2dの下端に固定され、他端は主黒板1の下方にある水平移動台11cに連結される。
The
下部水平移動機構29の引き出しレール10cは、主黒板1の下端に設置される。図の引き出しレール10cは、下方に開口した略コ字状であり、主黒板1の下端を溝の底面として開口するガイド溝を形成している。引き出しレール10cは、ガイド溝を構成する一部として、後述する懸垂板16を利用でき、図の例では懸垂板16をガイド溝の壁面としている。一方、水平移動台11cは逆に上方に突出する姿勢で、引き出しレール10cのガイド溝に嵌入される。これにより引き出しレール10cはガイド溝に水平移動台11cを案内して、水平移動台11cを主黒板1の下端に沿って水平に移動させる。移動体2は、下部の折曲部2fを介してこの水平移動台11cに連結されており、したがって移動体2の水平移動は水平移動台11cによって下方で支持され、スクリーン体4のスムーズな移動を可能とする。
The
水平移動台11cは引き出しレール10cに案内されるため、主黒板1の下端に対して常に略平行に移動する。したがって下部の折曲部2fは、この水平移動台11cによって姿勢を維持される。一定の姿勢を保つことのできる水平移動台11cは、移動体2と主黒板1との離間距離を略一定に維持できる。移動体2と主黒板1との離間距離を維持できる黒板装置100は、スクリーン体4の重みで移動体2の下方が主黒板1側に近接して傾斜するのを回避でき、移動体2を主黒板1に対して略平行な姿勢に保持できる。
Since the horizontal moving table 11c is guided by the pull-out
また、黒板装置100は複数の下部水平移動機構29を有することができる。複数の下部水平移動機構29を移動体2に連結することで、移動体2が傾動しない姿勢に維持して一層スムーズに水平移動できる。実施例1の黒板装置100は、2つの下部水平移動機構29を有しており、上述の上部水平移動機構19と同様に、下部スクリーン位置決め機構29aと下部スクリーン展開量調節機構29bとを備える。下部スクリーン位置決め機構29aは、移動体2に連結してスクリーン体4全体を水平に移動させ、一方、下部スクリーン展開量調節機構29bはスクリーン体4の先端に連結してスクリーン体4の展開量を調節する。
The
スクリーン体4の右端4bは、図3、図5に示すように、その下端で下部水平移動機構29に連結している。具体的には、図7に示すように、スクリーン体4の右端に設けたスクリーン体4の先頭固定部1111bの下端が、水平移動台11cに連結される。スクリーン体先頭固定部1111bに下部水平移動機構29を連結した黒板装置100は、スクリーン体を展開または収納するための応力を印加する部位となる右端4bを、その上下で支持することで垂直姿勢を維持でき、傾動を防止する。傾かない右端4bは、主黒板1に対して垂直な姿勢を保ちながら水平に移動でき、スクリーン体のたるみを防止する。
As shown in FIGS. 3 and 5, the
図4の移動体2は、側面視において略コ字状である。この移動体2の略コ字状の内側に主黒板1を配置している。つまり移動体2は、主黒板1の上端と下端を覆う姿勢で主黒板1に固定される。具体的に移動体2は、その下方で、主黒板1側へ折曲した折曲部2fを有しており、この下部の折曲部2fが主黒板1の下端に回り込んだ姿勢で、主黒板1と連結している。さらに図4の移動体2は、その上方で、主黒板1側へ折曲した折曲部2eを有しており、この上部の折曲部2eが主黒板1の上端に回り込んだ姿勢で、主黒板1と連結している。また移動体2は、図6の上部拡大図に示すように、コ字状の先端をさらに屈曲させて、この移動体の屈曲部2aでもって主黒板1の上端に系止するようにして主黒板1と連結している。移動体2の屈曲部2aは、主黒板1の前面から上端を覆いつつ主黒板1の背面側に回り込んでおり、この背面側で主黒板1と連結する。また移動体2の屈曲部2aは、補強部6を備えており、移動体2はこの補強部6を介して主黒板1と連結される。補強部6は移動体2と主黒板1との連結領域を補強する部材である。補強部6は屈曲部2aの先端に固定されて、かつ主黒板1の背面側に位置する。
The moving
また黒板装置100は、上部水平移動機構19の上部を被覆するレールカバー12を有する。レールカバー12は、主黒板1の背面から上端に沿って固定され、収納空間3側に突出している。図6のレールカバー12は断面略L字状であって、L字状の直角部分が主黒板1の上端の角に沿うよう固定される。レールカバー12は収納空間3の上部を覆うように突出する突出部12aと、この突出部12aと直交し、主黒板1の背面側に固定される係止め部12bとを備える。レールカバーの突出部12aの下方には、上部水平移動機構19が設けられている。
The
実施例1の黒板装置100は、さらに移動体2を左右にスムーズに移動させる水平移動機構を備える。図6の黒板装置100は、主黒板1の背面側に水平移動機構9cを設けて、この背面水平移動機構9cに移動体2の端部を連結している。背面水平移動機構9cは、移動体2を主黒板1の背面側で支持するものである。したがって背面水平移動機構9cは、主黒板1と壁WLの間の隙間に配置できる程度の大きさが好ましい。背面水平移動機構9cの構造は他の水平移動機構9と同じとしてもよく、あるいは別個としてもよい。図6の背面水平移動機構9cは、主黒板1の背面に、主黒板1の上端と平行な姿勢に設けたガイド溝12cと、このガイド溝12cに沿って水平移動するスライド凸部13からなる。この主黒板1の背面に設けられる背面水平移動機構9cは、補強部6を介して移動体2に連結されている。移動体2を操作すると、背面水平移動機構9cが水平に移動し、これに伴ってスクリーン体4は、主黒板1の前面をスムーズに水平移動できる。
The
移動体2を水平移動させるガイド溝12cは、レールカバー12の係止め部12bに設けられる。このガイド溝12cは、係止め部12bから後方に突出した一対の平行な壁によって形成され、壁の隙間に凹部を形成している。一方、移動体2側には、このガイド溝12cに挿入してかつこのガイド溝12cに案内されて摺動するスライド凸部13が固定される。図のスライド凸部13は、主黒板1の背面に位置する補強部6に固定され、この補強部6表面から前方側に突出して設けられている。補強部6に連結されたスライド凸部13は、主黒板1の背面に設けられたガイド溝12cに案内されて、主黒板1の背面で左右に移動する。
A
主黒板1の上下を移動体2でもって挟み込み、さらに移動体2の先端を主黒板1の背面側で水平移動可能に連結させる黒板装置100は、移動体2に連動するスクリーン体4及び支持ロッド5を倒れないようにしっかりとした構造で、主黒板1の前面に左右に移動できるように配置できる。これは、移動体2が主黒板1の上下を挟み込む構造としているからである。特に主黒板1の背面側であって、主黒板1の上端に引っかけられる移動体2の屈曲部2aを摺動させる水平移動機構9は、スライド凸部13を上下のガイド溝12cでもって狭持するため、スライド凸部13が常にガイド溝12cと平行な姿勢に維持される。水平移動にあっても平行な姿勢に維持されるスライド凸部13は、スライド凸部13に連結される移動体2が傾動することを回避できる。
The
また黒板装置100は、主黒板1の下方に、チョークなどの粉を受けるための粉受け14を有する。実施例1の粉受け14は、主黒板1の背面から前方に突出する。また粉受け14は、主黒板1の下方であって、主黒板1の下端から離して配置される。また実施例1の黒板装置100は、図1、図4に示すように、主黒板1の下端に沿って連結される懸垂板16を備える。懸垂板16は主黒板1と実質上平行であり、主黒板1の背面から下方に延長した姿勢であって、すなわち主黒板1の前面から奥まった位置に設けられる。粉受け14は、この懸垂板16に連結されて、懸垂板16の下端から前方へ略直角に突出する。すなわち粉受け14は、懸垂板16を介して、主黒板1の下方であって主黒板1の下端と離間して配置され、主黒板1の背面から前方に突出する姿勢で主黒板1に連結される。図4の黒板装置100は、垂直な姿勢の懸垂板16の上下端から、それぞれ前方へ突出するように折曲部2fと粉受け14とを配置して、断面コ字状を形成している。したがって主黒板1と粉受け14は、懸垂板16の上下幅の分だけ離間して略平行に位置する。主黒板1の下端から離して粉受け14を設ける黒板装置100は、主黒板1の下端に沿って設けられる水平移動機構9が、粉受け14に干渉することを回避できる。このように、移動体2から突出する折曲部2e及び折曲部2Fで断面略コ字状に主黒板1を狭持する姿勢で、移動体を主黒板1上に装着しつつ、粉受け14は懸垂板16を介して上記と逆向きの断面略コ字状に主黒板1の下方に固定している。すなわち、逆方向とした2つのコ字状構成を利用することで、主黒板1上への移動体の連結と、主黒板1下方への粉受け14の固定を両立させている。
The
また、下部水平移動機構9Bを主黒板1と粉受け14の間に設置する黒板装置100は、粉受け14に留まるチョークなどの粉でもって、下部水平移動機構9Bが汚れたり詰まったりすることを回避できる。チョーク粉による弊害を受けにくい黒板装置100は、故障しにくく長持ちする。
In addition, the
また黒板装置100は、付属装置Aを固定する支持ロッド5を備える。支持ロッド5は移動体2に連結されており、移動体2と一緒に水平移動できる。支持ロッド5は移動体2の上部で連結されて、主黒板1よりも前方に突出している。支持ロッド5は主黒板1から離れる方向の延びた竿状である。支持ロッド5は主黒板1から離間した位置に、付属装置Aを固定する付属装置固定部15を備える。付属装置Aは特に限定されず、電気機器やあるいは電気を使用しない装置などが利用できる。電気機器としては投影機、プロジェクタ、受信装置、スピーカ、ディスプレイ、照明機器、空調機など種々のものが採用できる。特にプロジェクタが好ましい。また付属装置の通信手段及び電源供給手段は有線方式や無線方式が利用できる。無線方式の場合、RFや光通信などが適宜利用できる。
The
図4の支持ロッド5は、主黒板1の法線よりも若干上方に傾斜する姿勢で固定されている。支持ロッド5が傾斜した黒板装置100は、支持ロッド5に連結する付属装置Aを傾斜した姿勢で固定できる。支持ロッド5の傾斜度は特に限定しないが、主黒板1側に光や映像を投影する場合は、主黒板1と支持ロッド5の成す角αを30°〜150°とすることが好ましく、さらには60°〜130°とすることがより好ましい。支持ロッド5の傾斜角αが30°より小さいと、画像の表示領域が狭くなる。支持ロッド5の傾斜角αが150°より大きいと、付属装置Aを主黒板1から離間させるために必要な支持ロッド5の長さが大きくなる。過度に長い支持ロッド5は、安定して付属装置Aを固定するのが困難になる。
The
図4の支持ロッド5は、主黒板1から離間するにつれて上昇するように傾斜姿勢で固定されており、先端を下方に屈曲している。この支持ロッド5の下方に屈曲した先端部には、付属装置固定部15を設けている。付属装置固定部15は、固定軸15aと、この固定軸15aを受ける軸受け15bと、軸受け15bを連結する連結板15cとからなる。付属装置Aは、この付属装置固定部15の連結板15cに固定されて、支持ロッド5に連結される。付属装置固定部15は、支持ロッド5に固定されて、付属装置固定部15に装着される付属装置Aと主黒板1との相対角度を一定としてもよい。付属装置Aと主黒板1との相対位置を常に一定とする黒板装置100は、予め主黒板1に適した位置に付属装置Aが配置されるよう位置決めしておくことで、使用の度に付属装置Aを移動させる必要がないため便利である。特に、付属装置Aがプロジェクタの場合、プロジェクタの焦点距離に応じて、予め付属固定部15の固定位置を決定しておくことで、調整を不要とできる。ただ一方で、付属装置固定部15をピボット式に旋回可能として、付属装置固定部15に装着される付属装置Aと、主黒板1との相対角度を所望に調節できる形態としてもよい。付属装置Aと、主黒板1との相対位置を調節できる黒板装置100は、環境に応じて付属装置Aの配置を微調整できる。
The
図4の付属装置固定部15は、連結される支持ロッド5の先端部を中心として旋回できる。旋回可能な付属装置固定部15は、これに固定される付属装置Aの主黒板1に対する固定角度を調整できる。ピボット式の付属装置固定部15による固定軸15aは、先端を球状とする。軸受け15bは固定軸15aの球面状を受ける凹部が形成されている。使用者が付属装置Aの固定角度を変更する際には、連結板15cあるいは付属装置Aを所望の方向に付勢することで、連結板15cと固定した軸受け15bが、旋回軸15aの球面状を摺動し、適度な摩擦によって姿勢を維持しながら固定される。
The attachment
実施例1の黒板装置100は、図1〜図3に示すように、垂直方向に長い棒状の移動体2が、主黒板1に対して水平方向に移動できる状態で主黒板1と連結されており、この棒状の移動体2を基準として水平方向に拡張するスクリーン体4を備える。そして移動体2の棒状の上には、支持ロッド5が連結される。支持ロッド5はその端部が主黒板1から離れており、かつスクリーン体4の中央部に位置するよう位置決めされて、移動体2と所定の角度で固定されている。この支持ロッド5の先端に付属装置Aを固定することで、常にスクリーン体4と付属装置Aとの相対位置を維持できる。スクリーン体4と付属装置Aの相対位置が固定された黒板装置100は、移動体2を移動させることでスクリーン体4を主黒板1のいかなる位置に配置しても、このスクリーン体4に対する付属装置Aの相対位置を常に一定とできる。これは、一の移動体2にスクリーン体4と支持ロッド5をそれぞれ連結したものを一つのユニットとして、このユニット全体を連動式としているからである。そして移動体2と付属装置Aとの固定角度を、付属装置Aがスクリーン体4の所定の位置に配設されるようあらかじめ位置決めしておくことで、ユニットの移動距離が決まりスクリーン体4の装着位置が固定されれば、自然と付属装置Aもスクリーン体4に対して所定の相対位置でもって固定されることとなる。移動体2の移動量は、移動体2及び支持ロッド5を含んだユニットで管理するため、スクリーン体4と付属装置Aの移動量を個々に制御する必要がない。したがって移動体2の移動のみでスクリーン体4の設置位置を自在にするとともに、このスクリーン体4の位置に対応した適切な位置に付属装置Aを固定できる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
特に付属装置Aを投影機であるプロジェクタとする場合、スクリーン体4に綺麗に投影できる位置に投影機を位置決めし、常にスクリーン体4と投影機との相対位置を保持できる。スクリーン体4と投影機との相対位置を保持できる黒板装置100は、スクリーン体4を主黒板1上に自由に配置しても、常に適切な位置からスクリーン体4上に投影できるため映像を綺麗に映写できる。加えて、黒板装置100は、スクリーン体4の引き出し量に応じて、常にスクリーン体4の幅の中心上に投影機が位置するように、支持ロッド5の移動距離を調整する形態としてもよい。
In particular, when the accessory device A is a projector that is a projector, the projector can be positioned at a position where the
図10、図11は、黒板装置100を上方から見た際の黒板装置100の平面図である。黒板装置100は、付属装置Aを十分な強度で支持できる場合は、図10に示すように単数の支持ロッド5を設ける形態として、簡易な構造とすることが好ましい。ただ、黒板装置100は、付属装置Aを装着するメインの支持ロッド5に加えて、補助的に別の支持ロッド5を設けることができる。複数の支持ロッド5で付属装置Aを支持する黒板装置100は、付属装置Aをより一層しっかりと固定できる。図11の黒板装置100は、移動体2に連結した支持ロッド5と、この支持ロッド5に追加して設けられる補助ロッド5aを備える。補助ロッド5aは、その一端を主黒板1と連結し、他端を付属装置固定部15に連結する。補助ロッド5aは主黒板1の法線方向と略一致する姿勢に固定される。図11の補助ロッド5aは補強部6に連結している。この補強部6は、主黒板1と平行な姿勢で主黒板1の背面側に連結されている。したがって補強部6に連結した補助ロッド5aは、補強部6を介して、主黒板1の上端に系止するように主黒板1の背面側でしっかりと固定されて、補助ロッド5aが傾斜することを回避できる。
10 and 11 are plan views of the
実施例1の黒板装置100は、図11に示す平面視において、支持ロッド5a、補助ロッド5a、主黒板1が略三角状を形成するよう構成される。投影機用の付属装置Aは、支持ロッド5と補助ロッド5aとの連結部であって、主黒板1から離れた略三角状の頂点に固定される。図11の黒板装置は、上面からの平面視において、支持ロッド5a、補助ロッド5a、主黒板1とが直角三角形状を構成している。言い換えると補助ロッド5aは、支持ロッド5aの先端に位置する固定軸15aから主黒板1に対して降ろした垂線と略一致する姿勢に固定される。
The
付属装置Aとスクリーン体4の相対位置を適切に位置決めするための、主黒板1に対する支持ロッド5の固定角βについて、図10、図11を用いて以下に説明する。なお、支持ロッド5でもって投影機用の付属装置Aを十分に支持できる場合は、移動体2との連結部を中心として支持ロッド5を旋回可能としてもよい。旋回可能な支持ロッド5は、主黒板1との相対角度βを0〜180°の範囲で調整できる。また、図11に示すように支持ロッド5に加えて補助ロッド5aを設ける際には、以下の条件を満たすように支持ロッド5を固定する。まず全開状態のスクリーン体4の横幅をxとする。このスクリーン体4に対して綺麗に投影できる投影機Aの位置において、スクリーン体4から投影機Aまでの離間距離をyとする。このスクリーン体4から投影機Aまでの離間距離yは、使用する投影機Aの仕様により規定される。
A fixed angle β of the
投影機Aは図3、図5に示すように、黒板装置100の正面視において、スクリーン体4を全開した状態で、スクリーン体4の横幅の中央上に固定される。したがって図11に示すように、支持ロッド5の端部から主黒板1方向に降ろした垂線の足は、全開のスクリーン体4の横幅を略等分する中央線l上に一致する。またスクリーン体4の左端から中央線lまでの長さは、スクリーン体4の横幅の半分に相当する。黒板装置100の平面視において、このスクリーン体4の左端から中央線lまでの長さ(x/2)、支持ロッド5、主黒板1から投影機Aまでの離間距離(y)は、直角三角形を構成する。したがって三平方の定理から、支持ロッド5の長さは(1/2*(x2+4y2)1/2)と表される。よって主黒板1に対する支持ロッド5の固定角βが、cosβ=x/((x+2y)2−4xy)1/2を満たすように、移動体2と支持ロッド5の相対位置を固定する。
As shown in FIGS. 3 and 5, the projector A is fixed on the center of the horizontal width of the
あるいは、スクリーン体4の引き出し量に応じて、常に投影機Aをスクリーン体4に対してセンタリングさせることもできる。これはスクリーン体4の引き出し動作に支持ロッド5を連動させ、かつ支持ロッド5の水平移動量を、スクリーン体4の引き出し量に応じて決定することで達成できる。例えば、支持ロッド5とスクリーン体4を移動させる水平移動機構を別個に設け、それぞれの水平移動機構における移動速度を相対的に調節する。例えば、支持ロッド5の移動量を、スクリーン体4の引き出し量の略半分とするように、それぞれの水平移動機構を調節することで、支持ロッド5の移動速度がスクリーン体4の展開速度の略半分となり、常にスクリーン体4の幅の略中心上に投影機Aを固定できる。
Alternatively, the projector A can always be centered with respect to the
スクリーン体4の横幅と投影機Aの離間距離に対応させて、上記の条件を満足させるように支持ロッド5と移動体2とを連結させた黒板装置100は、主黒板1を自由に移動するスクリーン体4に対して、常に綺麗に映写できる位置に投影機Aを固定できる。
The
また支持ロッド5は、図4に示すように、内部に貫通孔5bを形成している。支持ロッド5の内部は空洞とする。支持ロッド5の内部に貫通孔5bを設けることで、この孔5bに付属装置Aの電源線Bであるコードを挿通させて、黒板装置100の表面にコードBが露出することを回避できる。コードBが露出しない黒板装置100は、コードBがひっかかったり汚れたりしないため故障を低減でき、意匠性も高まる。同様に移動体2も内部に貫通孔2bを形成している。支持ロッド5と連結する移動体2の貫通孔2bは、支持ロッド5の貫通孔5bと連続する。連続する支持ロッド5の連結孔5bと移動体2の貫通孔2bは、付属装置Aの配線を支持ロッド5から移動体2まで連続して挿通させることができる。付属装置Aから移動体2の下端まで配線を収納できる黒板装置は、主黒板1の上方に装着された付属装置Aから配線が主黒板1上に垂れ下がることを回避できる。配線を収納できる黒板装置は、付属装置Aの移動につれて配線が主黒板1を伸縮して、主黒板1を視認しにくくなる虞も回避できる。
Further, as shown in FIG. 4, the
移動体2の下端から表出する配線は、その先端に電源プラグを備える。付属装置Aは電源プラグを介して外部電源に接続して電力を供給される。外部装置Aの配線は、好ましくは巻き取り式とする。外部装置Aの配線を巻き取り式とする黒板装置100は、配線を挿通する移動体2や支持ロッド5が移動すると、この移動量に応じて配線を引き出したり巻き付けたりできる。配線の長さを調節できる黒板装置100は、表出される配線を少なくして便利に使用できる。また、黒板装置100は複数の外部装置Aを備えることもできる。外部装置Aは電気機器やあるいは電力を供給する必要のないものを利用できる。電気機器としては電動クリーナ、スキャナ、センサ、プリンタ、コンピュータなどが挙げられる。非電気機器としてはチョークやペン、黒板消しなどの備品を収納する引き出し式の収納箱や、資料を系止できるフックなどが挙げられる。また、実施例1の黒板装置は、これらの外部装置Aを予め備える形態としてもよく、外部装置Aを装備した状態をも含む意味で使用する。外部装置Aを装備した黒板装置100は、予め外部装置Aの特性に応じた位置に外部装置Aを固定できるため、外部装置Aの初期設定を省略できる。
The wiring exposed from the lower end of the moving
移動体2は、付属装置Aを支持する支持ロッド5及びスクリーン体4と連結されて荷重がかかるため頑丈な材質とする。移動体2は金属製や合成樹脂などの成型品、あるいはこれらを組み合わせたものとする。移動体2の材質はスチールや強化プラスチックなどが好ましい。また支持ロッド5の材質は移動体2と同様とできる。移動体2と同一材料から成型される支持ロッド5は膨張係数を等しくできるため連結部による破損を低減できる。また実施例1の黒板装置100は、支持ロッド5と移動体2とが連続した略直線状になるように、一体に成型されている。移動体2と支持ロッド5を一体に成型した黒板装置は、曲げ強度を高めることができる。あるいは移動体2と支持ロッド5の材質を異なるものとし、これを連結した構造として、黒板装置の総量を軽減することもできる。
Since the moving
実施例2の黒板装置200を図12ないし図14に示す。図12は黒板装置200の断面図であり、図13、図14は、図12における黒板装置200の上部と下部の拡大図をそれぞれ示す。この図の黒板装置200は、実施例1の黒板装置100と比較して、移動体22と支持ロッド25の一部の形状が異なる。ただし、実施例2の黒板装置200の移動体22及び支持ロッド25の主な機能は、実施例1と実質上同様である。すなわち移動体22の上部は水平移動機構9に連結してスムーズに水平移動する。また支持ロッド25は、主黒板1に対して自由な領域に設置されるスクリーン体4に対して、適切な位置に付属装置Aを配置する。
A
実施例2の移動体22において、ハンドル部2dの上端は、図12、図13に示すように主黒板1の背面に折り返されておらず、主黒板1の前面に位置する。ハンドル部2dの上端は、支持ロッド25の一端と連結される。図の例では、移動体2のハンドル部2dと支持ロッド5が略直線状になるよう一体に連結している。ハンドル部2dの上端の外周は、支持ロッド25の一端の内周と略一致しており、ハンドル部2dの上端はこの支持ロッド25の一端に嵌入して連結される。これにより、パイプ状の移動体2を移動用のハンドルに利用しつつ、支持ロッド5の固定基に併用できる利点が得られる。移動体22の上端に連結する支持ロッド25は、実施例1の支持ロッド5と同様に、他端に設けられた付属装置固定部15を介して、付属装置Aを固定する。付属装置Aを固定する支持ロッド25は、移動体22と所定の相対位置でもって固定されて、常にスクリーン体4と付属装置Aとの相対位置を適切に維持するよう位置決めできる。
In the moving
移動体22の下端に連結される水平移動機構9は、実施例1と同様の機能とする。つまり下部水平移動機構29と連結する移動体22は、主黒板1を水平に軽く移動できる。図12、図14に示す下部水平移動機構29は、その水平移動機構が実施例1の上部水平移動機構19と同様の仕組みであり、すなわち引き出しレール10cと、この引き出しレール10cに誘導されて水平に移動する水平移動台11cとからなる。また引き出しレール10は、水平移動台11aを摺動できるように案内するガイド溝101cと、このガイド溝101cの外側の下縁に沿って設けられた幅の狭いスリット開口102cとを有する。一方、水平移動台11cは、スリット開口102cの上部を閉塞してガイド溝101cに嵌入するスライド部112cと、このスライド部112cに連結してなる固定部111cとを有する。
The
下部水平移動機構29の引き出しレール10cは、主黒板1の下端の横辺に沿って設置される。図の黒板装置200では、ハンドル部2dの下端から後方に延びる折曲部2fの先端に水平移動台11cが固定される。水平移動台11に連結された移動体22は、引き出しレール10cに案内されて水平移動する水平移動台11cに連動して、主黒板1を水平に移動する。
The
引き出しレール10cを備える下部水平移動機構29は、スライド部112cをガイド溝101cに沿って移動させるため、スライド部112cはガイド溝101cの両側の壁に案内されて傾かない姿勢で移動できる。所定の姿勢を維持しながら移動するスライド部112cは、移動体22が傾くのを防ぎながら主黒板1を水平に移動できる。また黒板装置200は実施例1と同様、下部水平移動機構29を複数設けてもよい。図の黒板装置200は、スクリーン体先頭固定部1111bの下端にも下部水平移動機構29を設けており、スクリーン体4の移動端が傾くのを回避しながら、開閉を軽くできる。
Since the lower
図15ないし図18に、実施例3の黒板装置300の一例を示す。図15は黒板装置300の一例を示す正面図であり、図16は黒板装置300の断面図である。図17、図18は、図15に示す主黒板31の上方と下方をそれぞれ拡大した断面図である。実施例3の黒板装置300は、実施例1及び実施例2の黒板装置100、200と比較して、主黒板1の形状が異なる。実施例1及び実施例2の黒板装置100、200は、図4に示すように、主黒板1の下端と粉受け14が離れた状態で連結しており、この主黒板1と粉受け14の間に移動体2の下端を配置している。つまり粉受け14は、移動体2の下方であって、この移動体2から離れて位置している。さらに詳細には、粉受け14は、移動体2を主黒板1に連結する下部水平移動機構9Bよりも下方に配置されており、移動体2の水平移動を干渉しない。
15 to 18 show an example of the
一方、従来の黒板は、主黒板の下端に粉受けが連結しており、この粉受けは主黒板の下端から前方へ突出する姿勢に設けられる。実施例3の黒板装置300における主黒板1は、この従来の黒板に類似しており、すなわち主黒板31の下端に粉受け14を近接した状態で連結した主黒板1を備える。前方へ出っ張った粉受け14は、主黒板31から下方に落ちる粉を捉えて、粉が床に散乱することを抑止できる。ところが、従来の黒板装置では、この粉受け14の出っ張りが要因となって、主黒板31に対してスクリーン体を垂直姿勢に固定することが困難であった。これは、スクリーン体をしっかり固定するために、主黒板31の上下でスクリーン体を支持しようとすれば、主黒板31の下端に連結された粉受け14が障害となるからである。粉受け14の出っ張りにより、主黒板31の上端と下端では前方への突出量が異なる。上端と下端で前方への突出量が異なる主黒板31に対して、スクリーン体が主黒板31の上下を挟み込むようにしっかりと固定しようとすると、スクリーン体の下方が粉受け14に接触してスクリーン体が傾く。下方が前方に浮いた姿勢のスクリーン体は、スクリーン体の映写面が上方を向く姿勢に固定される。映写面が上方を向くスクリーン体は、前方から視認しにくい。実施例3の黒板装置300は、このような従来のタイプの主黒板31を使用して、スクリーン体を主黒板の上下で支持するものである。したがって既に設置されている主黒板を利用して、本実施例を付加できる。
On the other hand, in the conventional blackboard, a powder receiver is connected to the lower end of the main blackboard, and this powder receiver is provided in a posture protruding forward from the lower end of the main blackboard. The
実施例3の黒板装置300は、主黒板31の下端に粉受け14を近接した状態で連結している。図の粉受け14は、主黒板31の下端に沿って主黒板1と水平に設けられる。粉受け14には上述した電動クリーナなど付属装置Aを所望の位置に固定できる。実施例3の移動体32の主な構造は、実施例1及び実施例2と同様である。つまり移動体32は主黒板31を水平に移動し、スクリーン体4を配置する基準位置を位置決めできる。また移動体32は主黒板31の上下で支持される。まず主黒板31の上方における移動体32支持について、図15、図17を用いて説明する。図17は、図15に示す主黒板31の上方を拡大した断面図である。黒板装置300は、主黒板31の上端で前方へ突出する姿勢に固定されたレールカバー12を備える。このレールカバー12の下方には、2つの水平移動機構9が並列に連結されている。水平移動機構9は、実施例1の水平移動機構9であって、具体的には引き出しレール10aに沿って水平に移動する水平移動台11aを備える。この水平移動台11aは、スライド部112aと、このスライド部112aを引き出しレール10aに導入する固定部111aとを有する。固定部111aは、垂直な姿勢でスライド部112aを固定する垂直固定部1112aと、この垂直固定部1112cから前方に折曲して、その先端で移動体32を固定する前方固定部1111aを有する。さらに固定部111aは、前方固定部1111aから上方に分岐し、主黒板1の上端を覆って主黒板1の背面で固定される上部固定部11113aを有する。この上部固定部1113aの先端は、主黒板1の背面を水平移動するスライド部112cに連結されて、このスライド部112cを介して主黒板1に固定される。つまり固定部111aは、主黒板1の前方と背面でスライド部112a、112cにそれぞれ連結されている。言い換えると水平移動台11aは、主黒板1の表裏面の各面を水平に摺動する2つのスライド部112a、112cを備えており、これらのスライド部112a、112cが主黒板1を挟み込むように設けられる。したがって、この水平移動台11aに固定された移動体32は、水平移動台11aの移動に連動して水平移動する。
In the
実施例3の黒板装置300は、実施例1と同様に、ハンドル部2dの下部を主黒板1側に折曲させた折曲部を備えている。図19の黒板装置300では、この折曲部として支持板38を採用し、ハンドル部2dの下端に連結している。ただ、この支持板38は、ハンドル部2dと一体に成型して強度を高めることもできる。図19の支持板38は、主黒板1の下端から前方に突出した粉受け14を囲む形状に形成されている。すなわち支持板38は粉受け14と離間しており、かつ粉受け14に衝突しない形状に形成されている。粉受け14と干渉しない支持板38を、ハンドル部2dの下方に設けることで、ハンドル部2dを左右に引いて移動体32を水平移動させる際にも、移動体32が粉受け14に衝突せずスムーズに移動する。また実施例3の黒板装置300は、移動体32の下端に設けられて、この移動体32を水平に移動させる下部水平移動機構29を、主黒板31及び粉受け14の下端に設けている。以下、実施例3の黒板装置300について詳細に説明する。
As in the first embodiment, the
黒板装置300は、上部の水平移動台11aを主黒板31の背面で支持する。この水平移動台11aは、移動体32と水平移動可能に連結されており、したがって移動体32は水平移動台11aを介して主黒板31の背面で支持される。図17の水平移動台11aは、スライド部112aと移動体32を連結する固定部111aに、上部固定部1113aを備える。上部固定部1113aは、水平移動台11aの固定部111aに設けられて、水平移動台11aと連動する。上部固定部1113aは、水平移動台11aのスライド部112aと移動体32とを連結する前方固定部1111aに固定される。上部固定部1113aは、その一端を収納空間3に配置して、主黒板31の上端を被覆した状態で、他端を主黒板31の背面側に固定する。移動体32は、固定部111aの上部固定部1113aを介して主黒板31の背面で支持されるため、しっかりと固定される。
The
また上部固定部1113aは、背面側の端部でさらに別の水平移動機構に連結される。図17の背面の水平移動機構9cは、主黒板1の背面側において、主黒板1の上端に沿ってスライドするスライド部112cを備える。上部固定部1113aは、背面側の端部でベアリングを介してこのスライド部112cに連結される。固定部111aは、上部固定部1113aを介して一端を背面側の水平移動機構9cに連結され、他端を移動体32やスクリーン体4に連結する。
The
主黒板1の背面側に水平移動機構9cを備える黒板装置300は、固定部111aを介して、移動体32及びスクリーン体4の荷重を主黒板1の背面側で支えることができる。固定部111aを主黒板の上端に引っかけた状態で、主黒板31の背面側で支持する黒板装置300は、移動体32の荷重によって移動体32及びスクリーン体4が傾くのを回避できる。また黒板装置300は、背面の水平移動機構9及び収納空間3に固定される固定部111aを介して、移動体32と主黒板31の離間距離を略一定とできる。つまり移動体32を倒れない構造として、スクリーン体4を水平に移動できる。
The
また図18は、図15に示す主黒板31の下方を拡大した断面図である。実施例3の移動体32は、その下端に支持板38を固定する。支持板38は移動体32の下端及び主黒板1の下端と連結して、収納空間3の下方を閉塞する。支持板38は、離間する上板38aと下板38bとを有する。この上板38aと下板38bとの間に粉受け14を配置して、すなわち支持板38の上下板38a、38bは、粉受け14と接触せずに離間した状態で粉受け14の上下面を覆う粉受け14の周囲を覆う姿勢でもって移動体32に連結される支持板38は、移動体32の停止時であっても、あるいは移動体32を水平移動させる際にも、支持板38が粉受け14に接触することなく、移動体32に連動してスムーズに移動できる。また支持板38は主黒板31の下端と下部水平移動機構29を介して連結される。主黒板31の下端に配置される下部水平移動機構29を介して、支持板38と主黒板31とを連結する黒板装置300は、移動体32の姿勢を垂直に保ちながらより軽く移動させることができる。
FIG. 18 is an enlarged cross-sectional view of the lower part of the
図15、図18の支持板38は断面が略コ字状であって、離間する上板38aと下板38bとを有する。粉受け14は、支持板38のコ字状の内側であって、支持板38と離れた状態で配置される。言い換えると、支持板38の内面は、主黒板31の下端から前方に突出した粉受け14の上下面と対向する状態で粉受け14を被覆する。そして支持板38の上板38aは、移動体32及びスクリーン体4の下端とそれぞれ固定される。一方、支持板38の下板38bは、その先端が主黒板31の下方に位置しており、この先端に水平移動台11cを設けている。そして主黒板31の下端には水平移動台11cを案内する引き出しレール10cが固定されており、引き出しレール10cに沿って水平移動台11cが移動することで、支持板38及び支持板38に連結された移動体32やスクリーン体4が連動する。
The
支持板38は、主黒板31より前面に突出する粉受け14を被覆する。したがって支持板38もまた主黒板31より前方へ出っ張る姿勢となる。この支持板38の突出領域38cは、移動体32の下端から主黒板31に接近する方向に設けられており、収納空間3の下方を略閉塞する。またスクリーン体4は、上述の通り収納状態においてこの収納空間3に収納できる。つまりコ字状の支持板38は、その内側に、出っ張る粉受け14を配置させ、外側は収納空間3を形成する下面として併用できる。つまり前方に突出する支持板38の突出領域38cは、粉受け14の出っ張りを覆いながら、収納空間3を形成できる。粉受け14の出っ張りを覆う支持板38の突出領域38cは、粉受け14の出っ張りを上下でまたぐ姿勢で、移動体32を水平に移動できる。また突出領域38cを収納空間3の下面とすることで、支持板38の突出を収納空間3として有効に利用できる。
The
粉受け14を被覆する支持板38を有する黒板装置300は、主黒板31の下端から突出する粉受け14に接触しないように移動体32を水平移動できる。粉受け14の突出を利用して収納空間3を設けることができる。また、支持板38を介することで、移動体32が主黒板31の上下を挟み込む姿勢に主黒板31と連結できる。移動体3でもって主黒板31の上下を挟み込む黒板装置300は、移動体32が主黒板31に対して傾かないように垂直の姿勢にしっかりと支持できる。特に支持板38を介することで、移動体32やスクリーン体4の荷重で移動体32の下方が主黒板31側に近接して傾くことを回避でき好ましい。また、図の黒板装置300は、スクリーン体の先頭固定部1111bの下端に、主黒板31の前面上を水平移動するスライド部112dを設けている。スライド部112dを設けたスクリーン体4は、開閉時におけるスクリーン体の先頭固定部1111bを垂直な姿勢に保つことができる。
The
実施例4の黒板装置400の一例を図19ないし図22に示す。図19、図20は黒板装置400の正面図であり、図19はスクリーン体を全開に広げた状態を示し、図20はスクリーン体を収納した状態を示す。また図21に黒板装置400の断面図を、図22に黒板装置400の平面図をそれぞれ示す。実施例4の黒板装置400は、主に収納状態におけるスクリーン体4と、付属装置Aを固定する支持ロッド45に特徴を有する。
An example of the
実施例4の黒板装置400は、実施例3と同じ主黒板31を備える。つまり黒板装置400の粉受け14は、主黒板31の下端に接近した状態で設けられる。黒板装置400は、他の実施例と同様に、主黒板31に対して移動体2を水平に移動でき、位置決めされた場所を基準にしてスクリーン体44を水平方向に開閉することができる。ただ実施例4のスクリーン体44は、図20に示すように収納状態において一部の面を残した状態で収納される。
The
実施例4のスクリーン体44は、図19、図20に示すように、右端4bを左右に出し入れすることで、スクリーン体44の拡張領域を縮小したり拡大したりできる。ただし、スクリーン体44を縮小した状態であっても全てのスクリーン体44を巻き取らず、スクリーン体44の右側の一部を残したままとする。このスクリーン体44の残存領域44aは、主黒板31上に張り付けられた状態で、巻き残されている。スクリーン体44の一部を巻き取らずに面状のままとし、スクリーン体44を全て収納しない黒板装置400は、常にスクリーン体4の一部に表記された内容を視認させることができる。また、形状変化によって故障を誘発する機器を内蔵したスクリーン体44の場合、この残存領域44aに機器を内蔵させることで、巻き取りなどの折曲によって起こりうる破損を回避できる。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
図19のスクリーン体44は、直接画面に触れて位置を指定することのできる入力機能を備えたディスプレー用スクリーンである。スクリーン体44は外部装置Aと信号を授受することができる。例えば外部装置Aのコンピュータと接続し、スクリーン体44に表示されたメニューを指やペンで押すことによってコンピュータを操作することもできる。またスクリーン体44は、コンピュータグラフィックスで用いる画板状タブレットと、その上を動かす位置指示具を組み合わせた入力装置としてもよい。スクリーン体44は、画像や形状をデジタルのデータに変換し、同時にそれをCRT画面上にも表示できる構造としてもよい。また、スクリーン体44は、収納によって巻き上げられない残存領域44aに、物理量やそれらの変化量を検出するセンサを備える。センサは、温度・圧力・流量・光・磁気などの物理量やそれらの変化量を検出でき、さらに検出量を適切な信号に変換して計測系に入力する機能を有してもよい。図19の例ではスクリーン体44の右側にセンサを組み込んでいる。センサを配置したスクリーン体44の表面にはツールパレットなどアイコンを表示して、黒板装置400の使用者や視認者が、視覚的にその操作を容易に理解できる表記としてもよい。
The
一部を残した状態でスクリーン体44を収納する黒板装置400は、スクリーン体44の巻き取り量を所定量に制限させる機構を備える。例えば図の黒板装置400は、スクリーン体44の先頭固定部1111bの上端にストッパー40を設けている。さらに移動体2から一定の距離だけ離れた位置に、このストッパー40を系止するストッパー受けを設けている。スクリーン体を収納する際、スクリーン体の先頭固定部1111bは巻き取り軸4cに接近する方向へ移動する。そしてストッパー40がストッパー受けに当接して系止されると、スクリーン体の先頭固定部1111bの移動が停止する。この結果、スクリーン体44の巻き取りが停止し、スクリーン体44の一部が巻き取られずに主黒板1上に付着した状態を維持できる。あるいは巻き取りの回転を制御することで、スクリーン体44の巻き残しを達成してもよい。スクリーン体44の一部を残した状態で収納する黒板装置400は、スクリーン体44の一部を常時主黒板1上に掲載できる。例えばツールボックス17が表記された箇所を巻き残し領域として、このツールボックス17を主黒板1上に常に表示させた状態とできる。
The
また実施例4の黒板装置400は、他の実施例と同様の支持ロッド45を備える。支持ロッド45は、移動体2に対して付属装置Aを所定の相対位置に固定できる。移動体2と所定の相対位置で固定される支持ロッド45は、主黒板31上の自由な位置に設置できるスクリーン体44に対して、適切な位置に付属装置Aを固定できる。実施例4の支持ロッド45は、スクリーン体44の設置位置を位置決めした際に、自動的に位置決めされるスクリーン体44の位置を、さらに調整することができる。スクリーン体44を主黒板31上に設置した後に、支持ロッド45の固定位置を調整することができる黒板装置400は、スクリーン体44に対して付属装置Aをより一層適した位置に固定することができる。
The
図21は、実施例4の黒板装置400を示す断面図である。図22は、実施例4の黒板装置400を示す平面図である。黒板装置400は、移動体2の上端で支持ロッド45と連結される。支持ロッド45は、一端を移動体2に連結して、他端に付属装置固定部15を備える。また支持ロッド45は、略中央部で折り畳むことができる。折り畳むことができる支持ロッド45は、他端側を一端側に近づけたり遠ざけたりできる。両端を近づけたり遠ざけたりできる支持ロッド45は、付属固定部15と移動体2との離間距離を調節でき、この結果、付属装置Aとスクリーン体44との離間距離を適切な位置に調整できる。特に付属装置Aが投影機である場合、投影機Aとスクリーン体44との離間距離を適切な位置に調整できる黒板装置400は、スクリーン体44に結像するのに適した位置に投影機Aを固定できるため、スクリーン体44上に綺麗に映写することができる。
FIG. 21 is a cross-sectional view illustrating the
図21の支持ロッド45は、二つのロッドアーム45cと、このロッドアーム45c同士を連結させる連結片45bとからなる。支持ロッド45の両端は、支持ロッド45を回動できる垂直回転軸47に連結される。垂直回転軸47は、主黒板31に対して垂直な姿勢で固定されて、その円周方向に回転できる。支持ロッド45の一端に位置する垂直回転軸47は、移動体2の上端と連結され、他端側の垂直回転軸47は付属装置固定部15と連結される。垂直回転軸47は垂直な姿勢に固定されて、円周方向に回転できる。回転軸47を介して移動体2と連結される支持ロッド45は、回転軸47を中心として、主黒板31と直交しかつ水平面内で回動する。回転軸47を中心として回動する支持ロッド45は、図19の正面図を用いて説明すると、付属装置Aを主黒板31に対して水平方向に移動させることができる。
The
連結片45bは支持ロッド45の略中心に位置しており、この連結片45bを中心として支持ロッド45を折曲できる。ロッドアーム45cは横長の長方形状であって、図の例では長方形を形成する枠によって構成される。枠は上枠45dと下枠45eとからなり、この上下枠45d、45eの一端は連結片45bに連結され、他端は垂直回転軸47に連結される。垂直回転軸47は端部に水平回転軸48を設けており、この水平回転軸48を介してロッドアーム45cと連結される。水平回転軸48は主黒板31に対して水平な姿勢を維持している。水平回転軸48を介して連結されるロッドアーム45cは、垂直回転軸47に対して回動できる。水平回転軸48に連結される支持ロッド45は、水平回転軸48を中心として主黒板31に対して上下に回動する。
The connecting
ロッドアーム45cの上枠45dと下枠45eは、弾性体46によって連結される。図の支持ロッド45は、弾性体46にスプリング式のばねを採用しており、支持ロッド45の荷重とこのばね46の引っ張る力とでバランスして、枠の形状を任意に保つ。ロッドアーム45cの形状を任意に保持できる支持ロッド45は、移動体2と支持ロッド45の所望の相対位置で固定できる。
The
垂直回転軸47と連結片45bとはそれぞれ垂直な姿勢であって、互いに略平行に位置する。垂直回転軸47はその円周方向に回転する。この回転軸47に対して略直交して連結した上枠及び下枠は、垂直回転軸47の回転に連動して枠を主黒板31と直交する面で回動させる。支持ロッド45は、垂直回転軸47と連結片45bとをそれぞれ垂直な姿勢に保ちながら、垂直回転軸47を中心として回動する。
The
垂直回転軸47や水平回転軸48と連結する支持ロッド45は、移動体2に対して自由に位置決めできる。また実施例4の支持ロッド45は、上述の通り連結片45bで折曲できる。支持ロッド45を連結片45bで深く折り曲げると、付属装置固定部15を主黒板31に接近させることができる。一方、支持ロッド45を折曲せずに、上枠45dを直線状になるように二つのロッドアーム45cを配置させることで、付属装置固定部15を主黒板31から離間させることができる。ロッドアーム45cは3つ以上でもよい。3つ以上のロッドアーム45cで構成される支持ロッド45は、ロッドアーム45cのそれぞれの連結片45bで個々に折曲できる。折曲できる箇所を多く備える支持ロッド45は、付属装置Aを精度良く位置決めできる。
The
付属装置Aの位置決めを自在とする黒板装置400は、スクリーン体44の一部のみを拡張する際にも便利に使用できる。これは、例えば支持ロッド45と移動体2の初期設定が、スクリーン体44を全開にした際の横幅を基準に設けられている場合であっても、実際に拡張したスクリーン体44の幅に応じて適切な位置に付属装置Aを移動させることができるからである。黒板装置400は、スクリーン体を主黒板31の好きな場所に、好きなだけ広げることができ、またこの広げたスクリーン体に対して適切な相対位置に付属装置Aを固定することができる。
The
また実施例4の黒板装置400は、図示しないが、実施例1と同様に十分な強度を備える場合は補助ロッドを設けずに、支持ロッド45のみで付属装置Aを支持してもよい。また付属装置Aを保持する支持ロッド45を、旋回可能とすることもできる。あるいは図22に示すように、この支持ロッド45に加えて、補助ロッド45aを備えてもよい。補助ロッド45aは、支持ロッド45に加えて付属装置Aを支持するものである。補助ロッド45aは、主黒板31に対して直交する姿勢に設けられる。図22の補助ロッド45aは、長手方向において伸縮できる。伸縮できる補助ロッド45aは、付属装置Aと主黒板31との離間距離を調節できる。また連結する支持ロッド45と補助ロッド45aは、一方の長さの変化に応じて他方の長さを変化させることができる。
Although the
図の補助ロッド45aは主黒板31から前方に突出する姿勢に設けられる。補助ロッド45aはピストンであり、主黒板31から離れた側の一端が、他端側に往復運動できる。往復運動できる補助ロッド45aは、その長手方向の長さを変更することができ、補助ロッド45aの一端に固定する付属装置Aを主黒板31に対して近づけたり遠ざけたりできる。補助ロッド45aの長さに応じて付属装置Aと主黒板31との離間距離を調節できる補助ロッド45aは、付属装置Aの仕様に応じて便利に使用できる。例えば近接焦点タイプの投影機Aを固定する場合、補助ロッド45aの一端を他端側に押し込むことで、補助ロッド45aの長さを短くする。支持ロッド45は、補助ロッド45aの長さの変化に応じて、主黒板31からの離間距離を小さくするように連結片45bを介して折曲される。主黒板1からの離間距離を調節できる支持ロッド45を備える黒板装置は、固定される付属装置の焦点距離に応じて、移動体2と支持ロッド45との相対位置を高精度に調節できる。
The
本発明の黒板装置及びスクリーンの設置方法は、黒板やオーバーヘッドプロジェクタに適用できる。 The blackboard device and the screen installation method of the present invention can be applied to a blackboard or an overhead projector.
1…主黒板
2…移動体 2a…屈曲部 2b…貫通孔 2d…ハンドル部 2e、2f…折曲部
3…収納空間
4…スクリーン体 4a…左端 4b…右端 4c…巻き取り軸
5…支持ロッド 5a…補助ロッド 5b…貫通孔
6…補強部
9…水平移動機構
9c…背面水平移動機構
10a、10b、10c…引き出しレール
101a、101b、101c…ガイド溝
102a、102b、102c…スリット開口
11a、11b、11c…水平移動台
112a、112b、112c、112d…スライド部、ローラ
111a、111b、111c…固定部
1111a…前方固定部
1112a、1112b…垂直固定部
1111b…スクリーン体先頭固定部
1113a…上部固定部
12…レールカバー 12a…突出部 12b…係止め部 12c…ガイド溝
13…スライド凸部
14…粉受け
15…付属装置固定部 15a…固定軸 15b…軸受け 15c…連結板
16…懸垂板
17…ツールボックス
19…上部水平移動機構 19a…上部スクリーン位置決め機構
19b…上部スクリーン展開量調節機構 19c…背面水平移動機構
22…移動体
25…支持ロッド
29…下部水平移動機構 29a…下部スクリーン位置決め機構 29b…下部スクリーン展開量調節機構
31…主黒板
32…移動体
38…支持板 38a…上板 38b…下板 38c…突出領域
40…ストッパー
44…スクリーン体 44a…残存領域
45…支持ロッド
45a…補助ロッド 45b…連結片 45c…ロッドアーム 45d…上枠 45e…下枠
46…弾性体(ばね)
47…垂直回転軸
48…水平回転軸
71…筆記シート
72…電子黒板本体
73…LCDプロジェクタ
74…フレーム
81…黒板
82…巻上スクリーン
83…地図掛
84…Sカン
91…主黒板
92…補助黒板
93…収納空間
94…引出スクリーン組立
96…引出フレーム
98…傾動フレーム
99…スクリーン
100、200、300、400…黒板装置
A…付属装置(投影機)
B…コード
l…中央線
x…スクリーン体の横幅
y…スクリーン体から投影機までの離間距離
α…主黒板と支持ロッドとが成す角
β…主黒板に対する支持ロッドの固定角
WL…壁
DESCRIPTION OF
9c: Rear
19b ... Upper screen development
47 ...
B ... code l ... center line x ... width of screen body y ... separation distance from screen body to projector α ... angle formed by main blackboard and support rod β ... fixed angle of support rod relative to main blackboard WL ... wall
Claims (12)
該主黒板(1)の前面を移動できる状態で主黒板(1)に連結した移動体(2)と、
前記主黒板(1)の前面に配置できるスクリーン体(4)と、
前記主黒板(1)から前方に突出しており、該主黒板(1)から離間した位置で、投影機用の付属装置を固定可能な支持ロッド(5)と、
を備えており、
前記移動体(2)は下方に、前記主黒板(1)側へ折曲した折曲部(2f)を有しており、該折曲部(2f)が前記主黒板(1)の下端に回り込んだ姿勢で、前記移動体(2)と前記主黒板(1)とを連結しており、
前記スクリーン体(4)及び前記支持ロッド(5)は、前記移動体(2)にそれぞれ連結しており、該移動体(2)の略水平移動にともなって前記スクリーン体(4)及び前記支持ロッド(5)が略水平に移動して、前記スクリーン体(4)を主黒板(1)上の任意の位置に配置できることを特徴とする黒板装置。 Main blackboard (1),
A moving body (2) connected to the main blackboard (1) in a state where the front of the main blackboard (1) can be moved;
A screen body (4) that can be placed in front of the main blackboard (1);
A support rod (5) that protrudes forward from the main blackboard (1), and is capable of fixing an auxiliary device for the projector at a position spaced from the main blackboard (1);
With
The movable body (2) has a bent portion (2f) bent downward toward the main blackboard (1), and the bent portion (2f) is at the lower end of the main blackboard (1). The mobile body (2) and the main blackboard (1) are connected in a wraparound posture,
The screen body (4) and the support rod (5) are connected to the moving body (2), respectively, and the screen body (4) and the supporting body are moved along with the substantially horizontal movement of the moving body (2). A blackboard device characterized in that the rod (5) moves substantially horizontally and the screen body (4) can be arranged at an arbitrary position on the main blackboard (1).
さらに、前記主黒板(1)の背面から前方に突出した粉受け(14)を有しており、
該粉受け(14)は、主黒板(1)の下端から下方に離れて位置していることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to claim 1,
Furthermore, it has a powder receiver (14) protruding forward from the back of the main blackboard (1),
The blackboard device, wherein the powder receiver (14) is positioned downward from the lower end of the main blackboard (1).
さらに前記移動体(2)は上方に、前記主黒板(1)側へ折曲した折曲部(2e)を有しており、
該折曲部(2e)が前記主黒板(1)の上端に回り込んだ状態で、前記移動体(2)は前記主黒板(1)の上端と下端を狭持しながら前記主黒板(1)に連結していることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to claim 1 or 2,
Further, the movable body (2) has a bent portion (2e) bent upward toward the main blackboard (1) side,
With the bent portion (2e) wrapping around the upper end of the main blackboard (1), the movable body (2) holds the upper and lower ends of the main blackboard (1) while holding the main blackboard (1). ) Connected to the blackboard device.
前記支持ロッド(5)が前記移動体(2)と略直線状にかつ一体に連結されていることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 3,
A blackboard device, wherein the support rod (5) is connected to the moving body (2) substantially linearly and integrally.
固定される付属装置の焦点距離に応じて、前記移動体(2)と前記支持ロッド(5)が所定の相対位置になるように固定されていることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 4,
A blackboard device, wherein the movable body (2) and the support rod (5) are fixed so as to be in a predetermined relative position in accordance with a focal length of an attached device to be fixed.
前記移動体(2)は、前記主黒板(1)の前面から離れて配置されて、該主黒板(1)との間に収納空間(3)を設けており、
該収納空間(3)に前記スクリーン体(4)を収納できることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 5,
The moving body (2) is arranged away from the front surface of the main blackboard (1), and a storage space (3) is provided between the main blackboard (1),
A blackboard apparatus, wherein the screen body (4) can be stored in the storage space (3).
前記スクリーン体(4)は巻き取りできるロールスクリーンであって、
該スクリーン体(4)の巻き取り軸(4c)は、前記収納空間(3)に位置して前記移動体(2)に固定されており、
前記移動体(2)は、前記巻き取り軸(4c)を介して固定された前記スクリーン体(4)と共に主黒板(1)上を略水平に移動して、該スクリーン体(4)の水平位置を自由に位置決めることができ、
前記スクリーン体(4)は、巻き取った状態の該スクリーン(4)の一端(4b)を水平方向に引き出すことで展開可能であって、該スクリーン(4)の引き出し量に応じて該スクリーン(4)の展開量を任意に設定できることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 6,
The screen body (4) is a roll screen that can be wound,
The winding shaft (4c) of the screen body (4) is positioned in the storage space (3) and fixed to the moving body (2),
The moving body (2) moves substantially horizontally on the main blackboard (1) together with the screen body (4) fixed via the winding shaft (4c), and the screen body (4) You can position it freely,
The screen body (4) can be unfolded by pulling out one end (4b) of the screen (4) in a wound state in the horizontal direction, and the screen (4) A blackboard device characterized in that the development amount of 4) can be set arbitrarily.
さらに、前記主黒板(1)から略法線方向に突出して端部で支持ロッド(5)と連結し、該支持ロッド(5)及び前記主黒板(1)とで略三角状を構成する補助ロッド(5a)を有しており、
前記支持ロッド(5)と該補助ロッド(5a)との連結部であって、主黒板(1)から離れた前記略三角状の頂点に、投影機用の付属装置を固定可能にしていることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 7,
Further, the auxiliary blackboard (1) protrudes in a substantially normal direction and is connected to the support rod (5) at the end, and the support rod (5) and the main blackboard (1) constitute a substantially triangular shape. Has a rod (5a),
It is a connecting portion between the support rod (5) and the auxiliary rod (5a), and the auxiliary device for the projector can be fixed to the substantially triangular apex separated from the main blackboard (1). Blackboard device characterized by.
主黒板(1)の上端に沿って設けられて、前記移動体(2)及び前記スクリーン体(4)を各々水平に移動させる複数の水平移動機構(9)を有しており、
前記複数の水平移動機構(9)は前後に位置をずらしており、
第1の水平移動機構(19a)は前記スクリーンの巻き取り軸(4c)に連結して該スクリーン体(4)の移動量を調節でき、第2の水平移動機構(19b)は前記スクリーン体(4)の先頭に連結して該スクリーン体(4)の引き出し量を調節できることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 8,
Provided along the upper end of the main blackboard (1), the moving body (2) and the screen body (4) each have a plurality of horizontal movement mechanisms (9) to move horizontally,
The plurality of horizontal movement mechanisms (9) are shifted back and forth,
The first horizontal movement mechanism (19a) is connected to the screen winding shaft (4c) to adjust the amount of movement of the screen body (4), and the second horizontal movement mechanism (19b) is the screen body ( A blackboard device, characterized in that it can be connected to the head of 4) to adjust the drawing amount of the screen body (4).
投影機用の付属装置がプロジェクタであって、
該プロジェクタは前記支持ロッド(5)に固定されて、スクリーン体(4)の幅の略中央上に位置することを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 9,
The projector is an accessory device for the projector,
The blackboard device, wherein the projector is fixed to the support rod (5) and is positioned substantially at the center of the width of the screen body (4).
前記移動体(2)は略垂直な姿勢に配置される中空状であり、
該移動体(2)の中空状に付属装置の電源線を挿通していることを特徴とする黒板装置。 The blackboard device according to any one of claims 1 to 10,
The moving body (2) has a hollow shape arranged in a substantially vertical posture,
A blackboard device, characterized in that a power line of an accessory device is inserted through the hollow of the movable body (2).
移動体(2)を水平方向に移動させ、該移動体(2)に連動するスクリーン体(4)を主黒板(1)上の任意の位置まで水平移動させる工程と、
任意の位置に移動されたスクリーン体(4)の停止位置で、該スクリーン体(4)の先頭を水平方向に引き出して該スクリーン体(4)を展開し、該スクリーン体(4)の引き出し量に応じて該スクリーン体(4)の展開量を調節する工程と、
を備えることを特徴とするスクリーンの設置方法。 In a blackboard device comprising: a moving body (2) slidably connected to a main blackboard (1); and a retractable screen body (4) fixed to the moving body (2). (4) is a screen installation method that can be installed at an arbitrary position with respect to the main blackboard (1),
Moving the moving body (2) in the horizontal direction, horizontally moving the screen body (4) linked to the moving body (2) to an arbitrary position on the main blackboard (1);
At the stop position of the screen body (4) moved to an arbitrary position, the top of the screen body (4) is pulled out in the horizontal direction to expand the screen body (4), and the drawing amount of the screen body (4) A step of adjusting the development amount of the screen body (4) according to:
A method for installing a screen, comprising:
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