JP2010152822A - 印刷装置及びそれに用いられる印刷順序制御方法 - Google Patents

印刷装置及びそれに用いられる印刷順序制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置おいて、印刷用紙の交換作業の回数を減少させると共に、印刷ジョブの無制限な遅延を回避する。
【解決手段】最初の印刷ジョブが入力されると、その印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、最初の印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、次の後続印刷ジョブが入力されると、既に存在するジョブグループの中に、その印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とし、かつ、登録されている印刷ジョブの数が所定数に達していないジョブグループが存在する場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷ジョブを順次実行する印刷装置及びそれに用いられる印刷ジョブの実行順序制御方法に関するものである。
従来、ネットワークを介して通信可能に接続されているコンピュータ端末から印刷処理の指示を受け付け、あるいは備え付けの操作パネルからスキャナーにおいて原稿を読み取って得られた画像データの印刷処理の指示を受け付け、その受け付けた順番で、印刷処理を実行する印刷装置が知られている。
ところで、印刷に使用される印刷用紙はそのサイズ(A4、B5等)や用紙種類(普通紙、厚紙、光沢紙、色紙等)が多肢にわたる一方、印刷装置において印刷用紙を収納する用紙トレイの数には制限があるため、印刷ジョブ(印刷処理の指示の基本単位)によっては用紙トレイのいずれにも収納されていないサイズまたは種類の印刷用紙が必要となる場合が発生するが、上記印刷装置では、順序待ちの印刷ジョブに現在収納されている印刷用紙で実行可能な印刷ジョブがあるにもかかわらず、その都度所望の印刷用紙がセットされるまで印刷処理が停止するため、操作者による印刷用紙の交換が頻繁に発生してしまう。
それに対して、特許文献1及び特許文献2では、印刷用紙の交換作業の回数を減少させるため、同一種類の印刷用紙を用いて実行可能な印刷ジョブが、その受け付けた順番にかかわらず連続して実行されるように印刷ジョブの実行順序を制御することが提案されている。
特開2006−256138号公報 特開2005−85022号公報
しかし、上記特許文献1及び特許文献2に提案されている技術では、同一種類の印刷用紙を用いて実行可能な印刷ジョブが連続して実行されるように、後から受け付けた印刷ジョブが先に受け付けた印刷ジョブの実行の前に次々と割り込んで、一部の印刷ジョブが制限もなく遅延されつづけてしまう場合が発生し、問題となる。
本発明は、上記事情に鑑み、印刷用紙の交換作業の回数を低減できると共に、印刷ジョブの無制限な遅延を回避できる印刷装置及びそれに用いられる印刷順序制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明による第1の印刷装置は、印刷ジョブを順次実行する印刷手段と、その印刷手段による印刷ジョブの実行順序を制御する制御手段とを備えた印刷装置であって、
その制御手段が、
(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
既に存在するジョブグループの中に、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、
存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、
所定数に達していない場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
所定数に達している場合および既に存在するジョブグループの中に後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させるものであることを特徴とするものである。
本発明による第2の印刷装置は、印刷ジョブを順次実行する印刷手段と、その印刷手段による印刷ジョブの実行順序を制御する制御手段とを備えた印刷装置であって、
その制御手段が、
(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、
存在する場合は、そのジョブグループが後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、
対象種類とするものである場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
対象種類とするものではない場合および既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させるものであることを特徴とするものである。
本発明による第1の印刷順序制御方法は、
(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
既に存在するジョブグループの中に、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、
存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、
所定数に達していない場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
所定数に達している場合および既に存在するジョブグループの中に後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させることを特徴とするものである。
上記方法において、後続印刷ジョブを既に存在するジョブグループに登録する際に、既に存在するジョブグループの中に、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とし、かつ、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが複数存在する場合は、その複数のジョブグループのうち最も古いジョブグループに後続印刷ジョブを登録するようにしてもよい。
また、前記次のジョブグループを生成する際に、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループが、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、対象種類とするものである場合は、その直前に生成されたジョブグループの対象種類を前記次のジョブグループの対象種類とし、対象種類とするものではない場合は、その直前に生成されたジョブグループの対象種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類を後続印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えて、前記次のジョブグループの対象種類とするようにしてもよい。
また、後続印刷ジョブをジョブグループの先頭に登録する際に、該ジョブグループの対象種類が、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、同一でない場合は、その先頭に登録した印刷ジョブの実行時に印刷用紙の入れ替えが必要となる旨をユーザに通知するようにしてもよい。
また、後続印刷ジョブをジョブグループに登録する際に、該ジョブグループより先に実行されるジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合は、後続印刷ジョブの実行が遅延される可能性が有る旨をユーザに通知するようにしてもよい。
また、ジョブグループに登録されている全ての印刷ジョブの実行が完了すると、該全ての実行済み印刷ジョブを当該ジョブグループとともに消去するようにしてもよい。
また、ジョブグループの先頭に登録された後続印刷ジョブを実行する際に、ジョブグループの対象種類が、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、同一でない場合は、印刷用紙の入れ替えが必要である旨をユーザに通知するようにしてもよい。
本発明による第2の印刷順序制御方法は、
(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、
存在する場合は、そのジョブグループが後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、
対象種類とするものである場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
対象種類とするものではない場合および既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させることを特徴とするものである。
ここで、最初の印刷ジョブとは、ジョブグループが存在しない状態で、最初に入力された印刷ジョブをいう。
また、対象種類の数は、印刷装置にセット可能な印刷用紙の種類の数以下の値である。
本発明による第1の印刷順序制御方法及び印刷装置によれば、(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、既に存在するジョブグループの中に、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、所定数に達していない場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、所定数に達している場合および既に存在するジョブグループの中に後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させることにより、途中で印刷用紙を入れ替えることなく実行可能な印刷ジョブが連続して実行されるよう、後から受け付けた印刷ジョブが先に受け付けた印刷ジョブの実行の前に割り込み得るようにしつつ、その割り込み印刷ジョブの数を有限に制限しているので、印刷用紙の交換作業の回数を低減できると共に、印刷ジョブが無制限に遅延されることも回避できる。
上記方法において、前記次のジョブグループを生成する際に、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループが、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、対象種類とするものである場合は、その直前に生成されたジョブグループの対象種類を前記次のジョブグループの対象種類とし、対象種類とするものではない場合は、その直前に生成されたジョブグループの対象種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類を後続印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えて、前記次のジョブグループの対象種類とするようにすれば、印刷用紙の交換作業の回数をより低減できる。
また、後続印刷ジョブをジョブグループに登録する際に、該ジョブグループより先に実行されるジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合に、後続印刷ジョブの実行が遅延される可能性が有る旨をユーザに通知するようにすれば、ユーザは、その通知を参考に自己の印刷ジョブが実行されるまでかかる時間を予想でき、便利である。
本発明による第2の印刷順序制御方法及び印刷装置によれば、(1)最初の印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、(2)次の後続印刷ジョブが入力されると、既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合は、そのジョブグループが後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、対象種類とするものである場合は、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、対象種類とするものではない場合および既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから
順次実行させることにより、途中で印刷用紙を入れ替えることなく実行可能な印刷ジョブが連続して実行されるよう、後から受け付けた印刷ジョブが先に受け付けた印刷ジョブの実行の前に割り込み得るようにしつつ、その割り込み印刷ジョブの数を有限に制限しているので、印刷用紙の交換作業の回数を低減できると共に、印刷ジョブが無制限に遅延されることも回避できる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、印刷処理システム1の概略構成を示すブロック図である。図に示すように、このシステム1では、印刷装置2が、複数のユーザ端末3a、3b、3c(パーソナルコンピュータ等)に、それらのユーザ端末3a、3b、3cから印刷ジョブを受信可能な状態で接続されている。
ユーザ端末3a、3b、3cは、ユーザによる対象データの印刷指示に応じて、その対象データの印刷ジョブを印刷装置2に送信するプリンタドライバを備える。ここで、印刷ジョブは、印刷される対象データと印刷時の設定データ(例えば、印刷用紙の種類、印刷部数など)で構成される。なお、印刷用紙の種類は、印刷用紙のサイズ(A4、B5等)、用紙種類(普通紙、高品位専用紙等)等の属性により規定される。
印刷装置2は、操作パネル10、読取部20、給紙部30、制御部40および印刷部50等を備えている。
操作パネル10は、例えばタッチパネルであり、印刷ジョブの状態、印刷用紙の入れ替えを要求する通知、印刷ジョブの遅延の可能性を知らせる通知等を表示する表示部、およびユーザによる、印刷指示、印刷条件の設定等の入力を可能とする入力部を備えている。
読取部20は、例えばスキャナーであり、ユーザによる操作パネル10からのコピー実行(原稿の読取り及び印刷)の指示に応じて、原稿読取台上に載せられた原稿の画像を読み取って、その画像を表す画像データを生成し、制御部40に出力する。
給紙部30は、印刷用紙を収納する1以上の用紙トレイ(給紙台を含む)からなり、印刷部50において実行される印刷ジョブの設定データにて特定される種類の印刷用紙を印刷部50に提供する。なお、その特定された種類の印刷用紙がいずれの用紙トレイにも収納されていない場合は、操作者による用紙の交換作業が必要となる。
制御部40は、ユーザ端末3a、3b、3cからの受信信号および操作パネル10等の各種処理部からの信号に応じて印刷装置2の本体各部を制御するものであって、ユーザ端末3a、3b、3cや操作パネル10からの印刷ジョブを順次受け付け、受け付けた複数の印刷ジョブの実行順序を設定し、その設定された順番で印刷が実行されるように印刷部50を制御する。
以下、制御部40において印刷ジョブの実行順序を制御する方法について説明する。
まず、(1)印刷ジョブが登録されたジョブグループが存在しない状態で、印刷装置に最初の印刷ジョブが入力されると、その印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、その印刷ジョブを登録したジョブグループを生成する。ここで、ジョブグループは、たとえば図2に示すように、給紙台、トレイ1およびトレイ2にセットされる印刷用紙の種類を対象種類とした、最大5つの印刷ジョブの登録枠を有する構成である。なお、各登録された印刷ジョブにはその印刷ジョブが実行済みであるか否かを表すフラグを付することができる。
(2)次に、後続印刷ジョブが入力されると、既に存在するジョブグループの中に、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、その判断の結果、所定数に達していないと判断された場合には、後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、所定数に達していると判断された場合および既に存在するジョブグループの中に後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合には、後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、その後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成する。
(3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成する。このようにして順次生成されたジョブグループ群の一例を図3に示す。
(4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させる。即ち、図3に示す例では、ジョブグループ1、ジョブグループ2、、の順番で各ジョブグループ内に登録されている印刷ジョブを順次実行させる。
また、各生成されたジョブグループは、そのジョブグループに登録されている全ての印刷ジョブの実行が完了すると、該全ての実行済み印刷ジョブを当該ジョブグループとともに消去する。即ち、実行済みの印刷ジョブを、実行後直ちにジョブグループから登録抹消するのではなく、実行済みであることを表すフラグを付した状態で維持し、そのジョブグループに登録されている全ての印刷ジョブの実行が完了すると、それらの実行済み印刷ジョブをジョブグループごと消去する。
以下、新規印刷ジョブの入力に応じてジョブグループを生成する際にそのジョブグループの対象種類を決定する一方法について説明する。まず、ジョブグループが存在しない状態で、新規の印刷ジョブが入力され、その印刷ジョブを登録するためのジョブグループを生成する場合は、印刷装置の給紙部30に用意されている印刷用紙の種類のいずれかでその印刷ジョブが実行可能であるか否かを判断し、実行可能である場合には、その用意されている印刷用紙の種類をそのままジョブグループの対象種類とする。一方、実行できない場合には、その用意されている印刷用紙の種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類をその新規印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えて、そのジョブグループの対象種類とする。
また、既にジョブグループが存在する状態で、新規の印刷ジョブが入力され、その印刷ジョブを登録するためのジョブグループを生成する場合には、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループが、その新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、対象種類とするものである場合は、前記直前に生成されたジョブグループの対象種類をそのままそのジョブグループの対象種類とする。一方、対象種類とするものではない場合は、前記直前に生成されたジョブグループの対象種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類を新規印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えて、そのジョブグループの対象種類とする。
ここで、各印刷用紙の種類の使用頻度は、例えば図4に示すように、所定の時点(印刷装置2を設置した時点等)から、印刷用紙の種類毎にその使用回数をカウントし、その使用回数が多いほど使用頻度が高いものとしてもよいし、ユーザに印刷用紙の種類の使用における優先順位を操作パネル10等により設定させ、その優先順位が高いほど使用頻度が高いものとすることもできる。
以下、図5から図8を参照して、新規の印刷ジョブが入力された際に制御部40において行われる処理について説明する。
たとえば、給紙台にはA3普通紙が、用紙トレイ1にはA4普通紙が、用紙トレイ2にはA4高品位紙が収納されており、ジョブグループが存在しない状態で、最初の印刷ジョブが入力された場合、その印刷ジョブの印刷用紙の種類がA4普通紙であれば、用紙トレイ1に現に収納されている印刷用紙でその印刷ジョブを実行できるので、給紙部30に用意されている印刷用紙の種類をそのまま対象種類とする、その印刷ジョブが先頭に登録されたジョブグループ1を生成する。
一方、その印刷ジョブの印刷用紙の種類がB4普通紙であれば、いずれの用紙トレイにもB4普通紙は収納されていないので、給紙部30に用意されている印刷用紙の種類、A3普通紙、A4普通紙、およびA4高品位紙のうち、(例えば図4の表を参照して)使用頻度が最も低い印刷用紙の種類として判断されたA3普通紙をB4普通紙に替えた、B4普通紙、A4普通紙、およびA4高品位紙を対象種類とする、その印刷ジョブが先頭に登録されたジョブグループ1を生成する。
また、図7の左図に示すように、ジョブグループが既に存在する状態で、印刷用紙の種類がA4普通紙である新規の印刷ジョブが入力された場合、まず、既に存在するジョブグループ1から3の中に、A4普通紙を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断すると、ジョブグループ1から3全てがA4普通紙を対象種類とするものである。次に、その各ジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が、ジョブグループにおける印刷ジョブの登録枠の上限としている所定数(ここでは5)に達しているか否かを判断すると、ジョブグループ2と3が所定数、5に達していないので、それらのジョブグループのうち、最も古いジョブグループであるジョブグループ2にその新規印刷ジョブを登録する。その結果、図7の右図に示すような状態となる。
また、図8の左図に示すように、ジョブグループが既に存在する状態で、印刷用紙の種類がA3普通紙である新規の印刷ジョブが入力された場合、まず、既に存在するジョブグループ1から3の中に、A3普通紙を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断すると、ジョブグループ1のみがA3普通紙を対象種類とするものである。次に、ジョブグループ1に登録されている印刷ジョブの数が所定数、5に達しているか否かを判断すると、ジョブグループ1には既に5つの印刷ジョブが登録されている。従って、この新規印刷ジョブは、既に存在するジョブグループのいずれにも登録できないので、この新規印刷ジョブを登録できるジョブグループ4を新たに生成する。ここで、ジョブグループ4を生成する際には、ジョブグループ4の直前に生成されたジョブグループ3が、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類である、A3普通紙を対象種類とするものであるか否かが判断され、対象種類とするものではないので、ジョブグループ3が対象種類とする印刷用紙の種類、B4普通紙、A4普通紙、およびA4高品位紙のうち、(例えば図4の表を参照して)使用頻度が最も低い印刷用紙の種類として判断されたB4普通紙をA3普通紙に替えた、A3普通紙、A4普通紙、およびA4高品位紙をジョブグループ4の対象種類とする。その結果、図8の右図に示すような状態となる。
なお、上記ジョブグループにおける印刷ジョブの登録枠の上限は、印刷装置の出荷時にデフォルトで設定された値であってもよいし、ユーザが操作パネル10において設定した値であってもよい。
また、制御部40は、後続印刷ジョブをジョブグループの先頭に登録する際に、そのジョブグループの対象種類が、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、同一でない場合は、その先頭に登録された印刷ジョブの実行時に印刷用紙の入れ替えが必要となる旨を事前に、さらにはその印刷ジョブを実行する際に、ユーザに通知する機能を有する。
また、ジョブグループの先頭に登録された後続印刷ジョブを実行する際に、そのジョブグループの対象種類が、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、同一でない場合は、印刷用紙の入れ替えが必要である旨をユーザに通知することもできる。
また、後続印刷ジョブをジョブグループに登録する際に、そのジョブグループより先に実行されるジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が、ジョブグループにおける印刷ジョブの登録枠の上限(所定数)に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合は、その印刷ジョブの実行が遅延される可能性が有る旨をユーザに通知することもできる。
なお、上記各通知は、その通知の対象となる印刷ジョブが、ユーザ端末から送信されたものである場合にはそのユーザ端末のモニターに、印刷装置2において指示されたものである場合には印刷装置2の表示部に表示して行う。
印刷部50は、制御部40により設定された印刷ジョブの実行順序に応じて、印刷ジョブを順次実行するものである。
次いで、図9Aおよび図9Bのフローチャートを参照して、新規の印刷ジョブが入力された際に制御部40において行われる処理の一例について説明する。まず、新規の印刷ジョブ(図中では、略して‘ジョブ’と表記)が入力されると、ジョブグループ(図中では、略して‘グループ’と表記)が存在するか否かを判断し(ステップST1)、ジョブグループが存在する場合には、その中に、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断する(ステップST2)。存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が最大値(ジョブグループにおける印刷ジョブの登録枠の上限としている所定数)に達しているか否かを判断し(ステップST3)、最大数に達していないジョブグループが1以上である場合は、その1以上のジョブグループのうち最も古いジョブグループを検索し(ステップST4)、そのジョブグループに新規印刷ジョブを登録する(ステップST5)。次に、印刷装置2に予め設定されている、印刷ジョブに関する事前通知を行うか否かの情報から、事前通知を行うか否かを判断し(ステップST6)、事前通知を行わない場合にはそのまま処理を終了し、事前通知を行う場合には、さらに、その印刷ジョブの実行前に行われる他の印刷ジョブの数や、その印刷ジョブの実行が、後から入力された印刷ジョブにより遅延される可能性を調べ(ステップST7)、その印刷ジョブの実行前に行われる他の印刷ジョブの数と、その印刷ジョブが後から入力された印刷ジョブにより遅延される可能性が有る場合にはその旨とをユーザに通知する(ステップST8)。この通知は、例えば「印刷ジョブを登録します。既に登録済みのジョブはxx件、更にxx件割り込まれる可能性があります」のような文言を、ユーザ端末のモニターまたは印刷装置2の表示部に表示して行う。
一方、ステップST3において、最大数に達していないジョブグループがないと判断された場合には、既に存在するジョブグループのうち最も新しいジョブグループがその新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し(ステップST9)、対象種類とするものではない場合には、その新規印刷ジョブを既に存在するジョブグループのいずれかに登録できるように、その新規印刷ジョブの印刷用紙の種類の変更案をユーザに提示する(ステップST10)。次に、ユーザがその新規印刷ジョブの印刷用紙の種類をその変更案のいずれかに変更したか否かを判断し(ステップST11)、変更した場合には、その変更により登録可能となったジョブグループに新規印刷ジョブを登録し(ステップST5)、変更していない場合には、後述するステップST13以降の処理を行う。
また、ステップST2において、既に存在するジョブグループの中に、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しないと判断された場合には、既に存在するジョブグループのうち最も新しいジョブグループの対象種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類をその新規印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えた用紙セットを生成し(ステップST12)、その用紙セットを対象種類とする新規のジョブグループを生成し、新規印刷ジョブを登録する(ステップST13)。次に、印刷装置2に予め設定されている、印刷ジョブに関する事前通知を行うか否かの情報から、事前通知を行うか否かを判断し(ステップST14)、事前通知を行わない場合にはそのまま処理を終了し、事前通知を行う場合には、さらに、その印刷ジョブの実行前に行われる予定の他の印刷ジョブの数や、その印刷ジョブの実行が、後から入力された印刷ジョブにより遅延される可能性を調べ(ステップST15)、それに基づいて遅延される可能性が有るか否かを判断し(ステップST16)、遅延される可能性が有る場合には、その旨をユーザに通知し(ステップST17)、遅延される可能性がない場合には、その印刷ジョブの実行前に行われる予定の他の印刷ジョブの数を通知する(ステップST20)。次に、その新規に生成されたジョブグループが対象種類とする1以上の印刷用紙の種類が、該ジョブグループの直前に生成されたジョブグループが対象種類とする1以上の印刷用紙の種類と同一であるか否かを判断し(ステップST18)、同一である場合にはそのまま処理を終了し、同一でない場合は、その新規印刷ジョブの実行時に印刷用紙の入れ替えが必要となる旨をユーザに通知して(ステップST19)、処理を終了する。
また、ステップST1において、ジョブグループが存在しないと判断された場合には、印刷装置2に用意されている印刷用紙の種類で新規印刷ジョブが実行可能であるか否かを判断し(ステップST21)、実行可能である場合には、その用意されている印刷用紙の種類を対象種類とする新規のジョブグループを生成し(ステップST13)、ステップST14以降の処理を行う。一方、ステップST21において、実行できないと判断された場合には、その用意されている印刷用紙の種類を、その中で使用頻度が最も低い印刷用紙の種類を新規印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えた用紙セットを生成し(ステップST22)、その用紙セットを対象種類とする新規のジョブグループを生成し(ステップST13)、ステップST14以降の処理を行う。
次いで、図10のフローチャートを参照して、上記ステップST7やステップST15において行われる処理についてより詳細に説明する。まず、ステップST6またはステップST14において、新規印刷ジョブが登録されたジョブグループが、先頭の(最も古い)ジョブグループであるか否かを判断し(ステップST41)、先頭のジョブグループではない場合には、最も古いジョブグループから当該ジョブグループの直前に生成されたジョブグループまでの、各ジョブグループに登録されている印刷ジョブの数と、これから印刷ジョブを登録できる(空き)登録枠の数をそれぞれカウントする(ステップST42〜ステップST44)。次に、上記各カウントした印刷ジョブの数の合計を印刷装置に備えるメモリに保存し(ステップST45)、上記各カウントした印刷ジョブを登録できる登録枠の数の合計も印刷装置に備えるメモリに保存する(ステップST46)。次に、ステップST46において保存した印刷ジョブを登録できる登録枠の数の合計がゼロであるか否かを判断し(ステップST47)、ゼロである場合には、その印刷ジョブの実行が、後から入力された印刷ジョブが割り込まれて遅延される可能性が無いと判断でき(ステップST48)、ゼロではない場合には、割り込まれて遅延される可能性が有ると判断できる(ステップST49)。
一方、上記ステップST41において、新規印刷ジョブが登録されたジョブグループが、先頭の(最も古い)ジョブグループであると判断された場合には、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数をカウントし(ステップST50)、これから印刷ジョブを登録できる(空き)登録枠の数はゼロとし(ステップST51)、ステップST45以降の処理を行う。この場合、ステップST45では、ステップST50においてカウントした印刷ジョブの数が保存され、ステップST46では、登録できる登録枠の数の合計としてゼロという値が保存される。
次いで、図11のフローチャートを参照して、上記ステップST10およびステップST11において行われる処理についてより詳細に説明する。まず、既に存在する、より古いジョブグループから、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類とサイズが同一である他の印刷用紙の種類を対象種類とするか否かを判断し(ステップST61)、対象種類とする場合には、さらにそのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が最大数に達しているか否かを判断する(ステップST62)ことを順次行い(ステップST63)、サイズが同一である他の印刷用紙の種類を対象種類とし、かつ、登録されている印刷ジョブの数が最大数に達していないジョブグループがない場合には、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類の変更案はなく、ユーザによる印刷用紙の種類の変更も無しに設定する(ステップST62)。
一方、ステップST62において最大数に達していないと判断された場合には、そのサイズが同一である他の印刷用紙の種類を、その新規印刷ジョブの印刷用紙の種類の変更案としてユーザに提示する(ステップST65)。この変更案の提示は、例えば「印刷用紙の品質をxxに変更することにより印刷用紙の交換無しで実行可能です。印刷用紙の品質を変更しますか?(Yew/No)」のような文言を、ユーザ端末のモニターまたは印刷装置2の表示部に表示して行う。次に、ユーザが提示された変更案のいずれかに変更を希望しているか否かを判断し(ステップST66)。希望していない場合には、ユーザによる印刷用紙の種類の変更を無しに設定する(ステップST67)。一方、ユーザが変更を希望している場合には、ユーザによる印刷用紙の種類の変更を有りに設定し(ステップST68)、その新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を、そのサイズが同一である他の印刷用紙の種類に変更し(ステップST68)、ステップST62において最大数に達していないと判断されたジョブグループを新規印刷ジョブの登録先として選択する(ステップST70)。
次いで、図12のフローチャートを参照して、制御部40が、印刷部50に印刷ジョブを実行する際に行われる処理の流れについて説明する。まず、未実行の印刷ジョブを実行順序に沿って検索し(ステップST81)、検索された実行対象となる印刷ジョブがジョブグループの先頭に登録されているものであるか否かを判断し(ステップST82)、先頭に登録されているものである場合には、そのジョブジョブグループが対象種類とする1以上の印刷用紙の種類が、そのジョブグループの直前に生成されたジョブグループが対象種類とする1以上の印刷用紙の種類と同一であるか否かを判断し(ステップST83)、同一でない場合は、印刷用紙の入れ替えが必要である旨をユーザに通知して、所望の印刷用紙がセットされるまで待機する(ステップST84)。所望の印刷用紙がセットされると、印刷部50に当該印刷ジョブを実行させ(ステップST85)、その実行が完了すると、当該印刷ジョブに実行済みであることを表すフラグを付し(ステップST86)、当該印刷ジョブがジョブグループの最後に登録されているものであるか否かを判断する(ステップST87)。最後に登録されているものである場合には、そのジョブグループごと消去して(ステップST88)処理を終了し、最後に登録されているものではない場合には、そのまま処理を終了する。一方、ステップST82において先頭に登録されているものではないと判断された場合、およびステップST83において同一で有ると判断された場合には、ステップST85以降の処理を行なう。
上記構成により、本発明による印刷処理システム1によれば、途中で印刷用紙を入れ替えることなく実行可能な印刷ジョブが連続して実行されるよう、後から受け付けた印刷ジョブが先に受け付けた印刷ジョブの実行の前に割り込み得るようにしつつ、その割り込み印刷ジョブの数を有限に制限しているので、印刷用紙の交換作業の回数を低減できると共に、印刷ジョブが無制限に遅延されることも回避できる。
なお、上記実施の形態では、既にジョブグループが存在する状態で、新規の印刷ジョブが入力されると、制御部40が、まず、既に存在するジョブグループの中に、その新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、存在する場合には、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かをさらに判断して、その新規印刷ジョブの登録先を決定する場合について説明したが、それに限らず、例えば、既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が所定の最大数に達していないジョブグループが存在するか否かを先に判断し、存在する場合には、そのジョブグループが新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かをさらに判断して、対象種類とするものである場合は、新規印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、対象種類とするものではない場合および既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、新規印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、新規印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成するようにしてもよい。
本発明の印刷処理システムの概略構成を示すブロック図 ジョブグループの基本構成を示す図 順次生成されたジョブグループ群の一例を示す図 印刷用紙の種類毎にその使用回数をカウントした結果の一例を示す図 現在セットされている用紙で実行可能な場合を説明するための図 現在セットされている用紙で実行不可能な場合を説明するための図 既に存在するジョブグループに追加登録可能な場合を説明するための図 既に存在するジョブグループに追加登録不可能な場合を説明するための図 新規印刷ジョブの入力された際に行われる処理の流れを示すフローチャート 新規印刷ジョブの入力された際に行われる処理の流れを示すフローチャート 印刷ジョブの実行が遅延される可能性を調べる処理の流れを示すフローチャート 印刷用紙の種類の変更案を提示するための処理の流れを示すフローチャート 印刷ジョブを実行する際に行われる処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
1 印刷処理システム
2 印刷装置
10 操作パネル
20 読取部
30 給紙部
40 制御部
50 印刷部
3a、3b、3c ユーザ端末

Claims (10)

  1. 印刷ジョブを順次実行する印刷手段と、前記印刷手段による前記印刷ジョブの実行順序を制御する制御手段とを備えた印刷装置であって、
    前記制御手段が、
    (1)最初の印刷ジョブが入力されると、該印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
    (2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
    既に存在するジョブグループの中に、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、
    存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、
    所定数に達していない場合は、前記後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
    所定数に達している場合および前記既に存在するジョブグループの中に前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合は、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
    (3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
    (4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させるものであることを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷ジョブを順次実行する印刷手段と、前記印刷手段による前記印刷ジョブの実行順序を制御する制御手段とを備えた印刷装置であって、
    前記制御手段が、
    (1)最初の印刷ジョブが入力されると、該印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
    (2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
    既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、
    存在する場合は、そのジョブグループが前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、
    対象種類とするものである場合は、前記後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
    対象種類とするものではない場合および前記既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
    (3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
    (4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させるものであることを特徴とする印刷装置。
  3. 印刷ジョブを順次実行する印刷装置における、前記印刷ジョブの実行順序を制御する印刷順序制御方法であって、
    (1)最初の印刷ジョブが入力されると、該印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
    (2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
    既に存在するジョブグループの中に、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在するか否かを判断し、
    存在する場合は、そのジョブグループに登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達しているか否かを判断し、
    所定数に達していない場合は、前記後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
    所定数に達している場合および前記既に存在するジョブグループの中に前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするジョブグループが存在しない場合は、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
    (3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
    (4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させる
    ことを特徴とする印刷順序制御方法。
  4. 前記後続印刷ジョブを前記既に存在するジョブグループに登録する際に、前記既に存在するジョブグループの中に、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とし、かつ、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが複数存在する場合は、その複数のジョブグループのうち最も古いジョブグループに前記後続印刷ジョブを登録することを特徴とする請求項3記載の印刷順序制御方法。
  5. 前記次のジョブグループを生成する際に、
    該ジョブグループの直前に生成されたジョブグループが、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、
    対象種類とするものである場合は、前記直前に生成されたジョブグループの対象種類を前記次のジョブグループの対象種類とし、
    対象種類とするものではない場合は、前記直前に生成されたジョブグループの対象種類のうち使用頻度が最も低い印刷用紙の種類を前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類に替えて、前記次のジョブグループの対象種類とすることを特徴とする請求項3または4記載の印刷順序制御方法。
  6. 前記後続印刷ジョブを前記ジョブグループの先頭に登録する際に、
    該ジョブグループの対象種類が、該ジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、
    同一でない場合は、前記先頭に登録した印刷ジョブの実行時に印刷用紙の入れ替えが必要となる旨をユーザに通知することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載の印刷順序制御方法。
  7. 前記後続印刷ジョブを前記ジョブグループに登録する際に、
    該ジョブグループより先に実行されるジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、
    存在する場合は、前記後続印刷ジョブの実行が遅延される可能性が有る旨をユーザに通知することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項記載の印刷順序制御方法。
  8. 前記ジョブグループに登録されている全ての印刷ジョブの実行が完了すると、該全ての実行済み印刷ジョブを当該ジョブグループとともに消去することを特徴とする請求項3から7のいずれか1項記載の印刷順序制御方法。
  9. 前記ジョブグループの先頭に登録された前記後続印刷ジョブを実行する際に、
    前記ジョブグループの対象種類が、該ジョブグループの直前に生成されたジョブグループの対象種類と同一であるか否かを判断し、
    同一でない場合は、印刷用紙の入れ替えが必要である旨をユーザに通知することを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載の印刷順序制御方法。
  10. 印刷ジョブを順次実行する印刷装置における、前記印刷ジョブの実行順序を制御する印刷順序制御方法であって、
    (1)最初の印刷ジョブが入力されると、該印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記印刷ジョブを登録したジョブグループを生成し、
    (2)次の後続印刷ジョブが入力されると、
    既に存在するジョブグループの中に、登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在するか否かを判断し、
    存在する場合は、そのジョブグループが前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を対象種類とするものであるか否かを判断し、
    対象種類とするものである場合は、前記後続印刷ジョブをそのジョブグループに登録し、
    対象種類とするものではない場合および前記既に存在するジョブグループの中に登録されている印刷ジョブの数が前記所定数に達していないジョブグループが存在しない場合は、前記後続印刷ジョブの印刷用紙の種類を含む1以上の印刷用紙の種類を対象種類とする、2以上である所定数の印刷ジョブを登録可能な、前記後続印刷ジョブを登録した次のジョブグループを生成し、
    (3)以後前記(2)を繰り返して順次次のジョブグループを生成し、
    (4)より古いジョブグループ内の印刷ジョブから順次実行させる
    ことを特徴とする印刷順序制御方法。
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