JP2010151372A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010151372A
JP2010151372A JP2008329880A JP2008329880A JP2010151372A JP 2010151372 A JP2010151372 A JP 2010151372A JP 2008329880 A JP2008329880 A JP 2008329880A JP 2008329880 A JP2008329880 A JP 2008329880A JP 2010151372 A JP2010151372 A JP 2010151372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
target
refrigeration apparatus
refrigerant
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008329880A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Ueno
明敏 上野
Toshiaki Mukoya
俊昭 向谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008329880A priority Critical patent/JP2010151372A/ja
Publication of JP2010151372A publication Critical patent/JP2010151372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】蒸発器の着霜などの予期せぬ原因で冷凍庫内の温度が設定温度まで下がらないときに適正な冷却能力を得ることができる冷凍装置を提供することにある。
【解決手段】冷凍装置1は、庫内温度センサ9、可変圧縮機2、および制御部8を備えている。制御部8は、少なくとも可変圧縮機2の運転周波数を制御する。制御部8は、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度または圧力に関連する変数の目標値を変更して、可変圧縮機2の運転周波数を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変圧縮機を備えた冷凍装置に関する。
従来の空気調和装置には、特許文献1に記載されているように、設定温度と室内温度との温度差に応じてインバータ圧縮機の容量制御を行うものがある。
この空気調和装置では、所定の空調空間に複数台の空調機を配置し、該空調機の各々を該各空調機の近傍に配置した温度センサの温度信号に基づいて個別に能力制御する場合に、空調能力の均一化信号を出力して全空調機の空調能力を強制的に均一にする方向に各空調機を補正制御する。
特開平3−1031号公報
しかし、このような空気調和装置では、冷媒の温度や圧力の目標値になるようにインバータ圧縮機の容量制御を行うことができるが、空気調和装置の設置状況や蒸発器の着霜等の予期しない原因によっては、冷媒の温度や圧力の目標値に到達しているのに冷凍庫内は冷えないという現象が起こる場合がある。
例えば、一般的に庫内温度の設定温度に対して所定温度低い目標蒸発温度が設定されるが、適切な機種選定された通常運転では問題なく冷凍庫内を冷却し、冷凍庫内を設定温度まで冷却することが可能である。
しかし、蒸発器が着霜したり、蒸発器の前面に障害物があるなどの予期しない状況下では、インバータ圧縮機の吸入圧力が下がり、目標低圧以下になるとそれ以上周波数を増加させないため、蒸発器における冷媒温度である蒸発温度が目標蒸発温度に到達しているのに、庫内温度が設定温度まで下がらない不具合が生じることがある。このような状況は、冷凍庫内を設定温度まで確実に下げる必要がある冷蔵庫や冷凍庫の場合には実用上好ましくない。
本発明の課題は、蒸発器の着霜などの予期せぬ原因で冷凍庫内の温度が設定温度まで下がらないときに適正な冷却能力を得ることができる冷凍装置を提供することにある。
第1発明の冷凍装置は、冷凍庫と、庫内温度センサと、可変圧縮機と、膨張手段と、蒸発器と、制御部とを備えている。庫内温度センサは、冷凍庫内部の温度である庫内温度を測定する。可変圧縮機は、任意の運転周波数へ調整可能であり、冷媒を圧縮する。凝縮器は、可変圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する。膨張手段は、凝縮器によって凝縮された冷媒を膨張させる。蒸発器は、冷凍庫内部に配置されている。蒸発器は、膨張手段によって膨張された冷媒を蒸発させる。制御部は、少なくとも可変圧縮機の運転周波数を制御する。制御部は、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度または圧力に関連する変数の目標値を変更して、可変圧縮機の運転周波数を制御する。
ここでは、制御部は、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度または圧力に関連する変数の目標値を変更して、可変圧縮機の運転周波数を制御する。これにより、蒸発器の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、温度や圧力の目標値を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第2発明の冷凍装置は、第1発明の冷凍装置であって、制御部は、蒸発器における冷媒の蒸発温度がその目標値である目標蒸発温度またはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標蒸発温度を変更し、変更された目標蒸発温度に基づいて、可変圧縮機の運転周波数を制御する。
ここでは、目標蒸発温度またはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標蒸発温度を変更し、変更された目標蒸発温度に基づいて、可変圧縮機の運転周波数を制御するので、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が下がらないときに、目標蒸発温度を変更することにより冷却能力を上げることができる。
第3発明の冷凍装置は、第2発明の冷凍装置であって、蒸発温度は、可変圧縮機の吸入圧力から換算する。
ここでは、蒸発温度を可変圧縮機の吸入圧力から換算するので、冷凍庫内の蒸発器からの温度情報なしに、蒸発温度についての情報を得ることが可能である。
第4発明の冷凍装置は、第3発明の冷凍装置であって、蒸発温度は、可変圧縮機の吸入側の相当飽和温度に基づいて求められる。
ここでは、蒸発温度が可変圧縮機の吸入側の相当飽和温度に基づいて求められるので、蒸発温度についての情報を精度良く得ることが可能である。
第5発明の冷凍装置は、第2発明の冷凍装置であって、蒸発器に配置された蒸発器温度センサをさらに備えている。蒸発温度は、蒸発器温度センサによって測定された蒸発器における冷媒の温度である。
ここでは、蒸発温度が蒸発器温度センサによって測定された蒸発器における冷媒の温度であるので、より正確に蒸発温度についての情報を得ることが可能である。
第6発明の冷凍装置は、第2発明から第5発明のいずれかの冷凍装置であって、冷却停滞条件は、庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態を、所定時間維持している場合である。
ここでは、冷却停滞条件が、庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態を、所定時間維持している場合であるので、庫内ユニットの設置条件や蒸発器の着霜などの原因により、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が設定温度まで下がらない場合に、目標蒸発温度を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第7発明の冷凍装置は、第2発明から第5発明のいずれかの冷凍装置であって、冷却停滞条件は、庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態で、かつ、庫内温度の温度変化率が所定割合以下である場合である。
ここでは、冷却停滞条件が、庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態で、かつ、庫内温度の温度変化率が所定割合以下である場合であるので、庫内ユニットの設置条件や蒸発器の着霜などの原因により、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が設定温度まで下がらない場合に、目標蒸発温度を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第8発明の冷凍装置は、第1発明の冷凍装置であって、制御部は、可変圧縮機の吸入側の冷媒の圧力がその目標値である目標低圧またはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標低圧を変更し、変更された目標低圧に基づいて、可変圧縮機の運転周波数を制御する。
ここでは、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標低圧を変更し、変更された目標低圧に基づいて、可変圧縮機の運転周波数を制御するので、蒸発器の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、目標低圧を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第9発明の冷凍装置は、第8発明の冷凍装置であって、制御部は、庫内温度および予め設定されている設定温度に基づいて、温度差分値を求め、温度差分値を用いて目標低圧を算出する。
ここでは、庫内温度および予め設定されている設定温度に基づいて、温度差分値を求め、温度差分値を用いて目標低圧を算出するので、庫内温度に対応する目標低圧を精度良く設定することが可能である。
第10発明の冷凍装置は、第9発明の冷凍装置であって、所定の冷却停滞条件は、庫内温度が予め設定されている設定温度以上であり、かつ、冷媒の圧力が目標低圧以下である場合である。制御部は、所定の冷却停滞条件の場合に、温度差分値を増加させる。
ここでは、所定の冷却停滞条件は、庫内温度が予め設定されている設定温度以上であり、かつ、冷媒の圧力が目標低圧以下である場合であり、所定の冷却停滞条件の場合に、温度差分値を増加させるので、吸入圧力が目標低圧に達しているのに庫内温度が下がらないときに、実際の庫内温度を反映させて目標低圧を変更することにより冷却能力を上げることができる。
第11発明の冷凍装置は、第1発明から第10発明のいずれかの冷凍装置であって、庫内温度について予め設定される設定温度の範囲は、−15〜20℃である。
ここでは、庫内温度について予め設定される設定温度の範囲が、−15〜20℃であるので、冷蔵機能および冷凍機能を良好に発揮することが可能である。
第1発明によれば、蒸発器の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、温度や圧力の目標値を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第2発明によれば、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が下がらないときに、目標蒸発温度を変更することにより冷却能力を上げることができる。
第3発明によれば、冷凍庫内の蒸発器からの温度情報なしに、蒸発温度についての情報を得ることができる。
第4発明によれば、蒸発温度についての情報を精度良く得ることができる。
第5発明によれば、より正確に蒸発温度についての情報を得ることができる。
第6発明によれば、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が設定温度まで下がらない場合に、目標蒸発温度を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第7発明によれば、蒸発温度が目標蒸発温度に達しているのに庫内温度が設定温度まで下がらない場合に、目標蒸発温度を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第8発明によれば、蒸発器の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、目標低圧を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
第9発明によれば、庫内温度に対応する目標低圧を精度良く設定することができる。
第10発明によれば、吸入圧力が目標低圧に達しているのに庫内温度が下がらないときに、実際の庫内温度を反映させて目標低圧を変更することにより冷却能力を上げることができる。
第11発明によれば、冷蔵機能および冷凍機能を良好に発揮することができる。
つぎに本発明の冷凍装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
<冷凍装置1の構成>
図1に示される冷凍装置1は、冷凍庫13と、庫内温度センサ9と、インバータ圧縮機2と、凝縮器3と、膨張弁4と、蒸発器5と、制御部8と、吸入圧力センサ10と、吸入温度センサ11と、蒸発器温度センサ14と、稼働状況等を表示するモニタ15とを備えている。冷凍庫13内部の庫内ユニット12は、膨張弁4および蒸発器5を有している。凝縮器3は、液状態の冷媒が流れる液管6を介して、膨張弁4および蒸発器5に接続されている。また、凝縮器3は、ガス状態の冷媒が流れるガス管7を介して、インバータ圧縮機2および蒸発器5に接続されている。
庫内温度センサ9は、冷凍庫13内部の温度である庫内温度を測定する。インバータ圧縮機2は、ガス冷媒を圧縮するものであり、任意の運転周波数へ調整することができる。凝縮器3は、インバータ圧縮機2によって圧縮された冷媒を凝縮する。膨張弁4は、凝縮器3によって凝縮された冷媒を膨張させる。蒸発器5は、冷凍庫13内部に配置され、膨張弁4によって膨張された冷媒を蒸発させる。
制御部8は、インバータ圧縮機2の運転周波数制御、膨張弁4の開度制御その他の冷凍装置1の種々の制御を行う。
制御部8は、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度に関連する目標値である目標蒸発温度Texを変更して、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。
これにより、蒸発器5の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、温度の目標値を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
具体的には、制御部8は、蒸発器5における冷媒の蒸発温度Teがその目標値である目標蒸発温度Texまたはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標蒸発温度Texを変更し、変更された目標蒸発温度Texに基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。
図1の冷凍装置1では、制御部8が、蒸発温度Teを、インバータ圧縮機2の吸入圧力から換算する。吸入圧力は、インバータ圧縮機2の吸入側に設置された吸入圧力センサ10によって測定される。
具体的には、蒸発温度Teは、インバータ圧縮機2の吸入側の相当飽和温度に基づいて求められる。制御部8は、インバータ圧縮機2の吸入側に設置された吸入圧力センサ10および吸入温度センサ11によって測定された吸入圧力および吸入温度に基づいて、相当飽和温度を算出し、そして、算出された相当飽和温度に基づいて蒸発温度Teを算出する。
冷凍装置1の制御部8は、庫内温度センサ9によって測定された庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態を、所定時間ts以上(例えば、5〜15分以上で、好ましくは10分以上)維持している場合に冷却停滞条件を満たしていると判定する。
冷凍装置1では、冷蔵・冷凍機能を発揮するために、庫内温度について予め設定される設定温度の範囲は、氷点下まで設定できるように、−15〜20℃程度に設定されている。
<冷凍装置1の目標蒸発温度Texの変更制御>
つぎに、図2のフローチャートを参照しながら冷凍装置1の目標蒸発温度Texの変更制御について説明する。
スタート時の初期状態では、カウント時間t=0、設定温度Tsetはユーザの所望の温度に設定され、目標蒸発温度Texは、設定温度Tsetよりも所定温度(例えば、5℃程度)低い温度に設定されている。
まず、図2のステップS1において、インバータ圧縮機2の吸入側に設置された吸入圧力センサ10および吸入温度センサ11によって、吸入圧力および吸入温度を測定する。
ついで、ステップS2において、制御部8は、ステップS1で測定された吸入圧力および吸入温度に基づいて、相当飽和温度を算出し、そして、算出された相当飽和温度に基づいて蒸発温度Teを算出する。
ついで、ステップS3において、制御部8は、蒸発温度Teが目標蒸発温度Tex以下まで下がっているか否か判定する。下がっていない場合には、ステップS4において制御部8でカウントしている時間tをリセットして、ステップS1に戻る。下がっている場合には、つぎのステップS5へ進む。
ついで、ステップS5において、庫内温度センサ9によって庫内温度Trを測定する。
ついで、ステップS6において、制御部8は、庫内温度Trが設定温度Tset以下まで下がっているか否か判定する。下がっている場合には、ステップS7において制御部8でカウントしている時間tをリセットして、ステップS1に戻る。下がっていない場合には、つぎのステップS8へ進む。
ついで、ステップS8において、制御部8は、カウント時間tが所定時間ts(例えば、10分)に達しているか否か判定する。達していない場合には、ステップS9においてカウント時間tに所定の時間差分Δtを足して、ステップS1に戻る。達している場合には、つぎのステップS10へ進む。
ついで、ステップS10において、制御部8は、モニタ15に警告を表示する。なお、モニタ15に警告を表示する他にブザー等による音声による警告を行ってもよい。
最後に、ステップS11において、制御部8は、目標蒸発温度Texを変更する。例えば、目標蒸発温度Texは、その設定可能範囲のうちの最小値まで下げるように変更される。
以上のような制御により、蒸発温度Teが目標蒸発温度Texまで下がっているのに、現在の庫内温度Trが設定温度Tsetに到達していない状態を、所定時間ts続いたときには、動作異常であるとして、モニタ15へ警告を表示し、目標蒸発温度Texを急激に下げて設定することが可能になる。これにより、新たに設定された目標蒸発温度Tex
まで蒸発温度Teを下げるように、制御部8は、インバータ圧縮機2の周波数を制御するとともに、膨張弁4の絞りを制御する。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態の冷凍装置1では、制御部8は、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度に関連する目標値である目標蒸発温度Texを変更して、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。これにより、庫内ユニット12の設置条件や蒸発器5の着霜などの原因で庫内温度が下がらないときに、温度の目標値を変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
(2)
また、制御部8は、蒸発器5における冷媒の蒸発温度Teがその目標値である目標蒸発温度Texまたはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標蒸発温度Texを変更し、変更された目標蒸発温度Texに基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。このように目標蒸発温度Texを変更する制御をすることにより、蒸発温度Teが目標蒸発温度Texに達しているのに庫内温度が下がらないときに、目標蒸発温度Texを変更することにより冷却能力を上げることができる。
(3)
さらに、図1の冷凍装置1では、蒸発温度Teは、インバータ圧縮機2の吸入圧力から換算するので、冷凍庫13内の蒸発器5からの温度情報なしに、蒸発温度Teについての情報を得ることが可能である。
(4)
また、蒸発温度Teは、インバータ圧縮機2の吸入側の相当飽和温度に基づいて求められるので、蒸発温度Teについての情報を精度良く得ることが可能である。
(5)
また、冷凍装置1の制御部8は、庫内温度センサ9によって測定された庫内温度Trが予め設定されている設定温度Tsetよりも所定温度以上高い状態を、所定時間ts以上(例えば、5〜15分以上で、好ましくは10分以上)維持している場合に冷却停滞条件を満たしていると判定するので、庫内ユニット12の設置条件や蒸発器5の着霜などの原因により、蒸発温度Teが目標蒸発温度Texに達しているのに庫内温度Trが設定温度Tsetまで下がらない場合に、目標蒸発温度Texを変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
(6)
また、冷凍装置1では、庫内温度について予め設定される設定温度の範囲は、氷点下まで設定できるように、−15〜20℃程度に設定されているので、冷蔵機能および冷凍機能を良好に発揮することが可能である。
<第1実施形態の変形例>
(A)
第1実施形態では、蒸発温度Teを、インバータ圧縮機2の吸入圧力から換算しているのが、本発明はこれに限定するものではなく、第1実施形態の変形例として、蒸発器5に配置された蒸発器温度センサ14ら直接計測してもよい。この場合、蒸発温度Teは、蒸発器温度センサ14によって測定された蒸発器5における冷媒の温度となるので、より正確に蒸発温度Teについての情報を得ることが可能である。
(B)
さらに、第1実施形態では、冷却停滞条件として、庫内温度Trが予め設定されている設定温度Tsetよりも所定温度以上高い状態を、所定時間ts維持している場合に冷却停滞条件を満たしていると判定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の冷却停滞条件を採用してもよい。他の冷却停滞条件として、例えば、庫内温度Trが予め設定されている設定温度Tsetよりも所定温度以上高い状態で、かつ、庫内温度Trの温度変化率が所定割合以下である場合に、制御部8は冷却停滞条件を満たしていると判定してもよい。この場合も、庫内ユニット12の設置条件や蒸発器5の着霜などの原因により、蒸発温度Teが目標蒸発温度Texに達しているのに庫内温度Trが設定温度Tsetまで下がらない場合に、目標蒸発温度Texを変更して冷却能力を上げる制御をして、適正な冷却能力を得ることができる。
(C)
さらに第1実施形態では、インバータ圧縮機2が1台の場合を例にあげて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インバータ圧縮機と複数の定速圧縮機を備えた場合でも、本実施形態のように、制御部8が、所定の冷却停滞条件になった場合に、冷媒の温度に関連する目標値である目標蒸発温度Texを変更して、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御するとともに定速圧縮機の台数制御を行って能力制御を行うことが可能である。なお、複数の定速圧縮機の台数制御のみによっても、インバータ圧縮機2の運転周波数制御と同様に能力制御を行うことも可能である。
[第2実施形態]
第1実施形態では、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標蒸発温度を変更し、変更された目標蒸発温度に基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御しているが、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施形態として、第2実施形態では、目標蒸発温度の代わりに目標低圧を変更し、変更された目標低圧に基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御している。
なお、第2実施形態における冷凍装置1の構成は、制御部8の制御を除き、図1に示される第1実施形態における冷凍装置1の構成と共通している。
具体的には、制御部8は、インバータ圧縮機2の吸入側の冷媒の圧力Peがその目標値である目標低圧Pexまたはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標低圧Pexを変更し、変更された目標低圧Pexに基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。
ここで、制御部8は、庫内温度Trおよび予め設定されている設定温度Tsetに基づいて、温度差分値ΔTmを求め、温度差分値ΔTmを用いて目標低圧Pexを算出する。
所定の冷却停滞条件は、庫内温度Trが予め設定されている設定温度Tset以上であり、かつ、冷媒の圧力が前記目標低圧Pex以下である場合である。制御部8は、所定の冷却停滞条件の場合に、温度差分値ΔTmを増加させる。
また、第2実施形態の冷凍装置1においても、上記の第1実施形態と同様に、冷蔵・冷凍機能を発揮するために、庫内温度について予め設定される設定温度の範囲は、氷点下まで設定できるように、−15〜20℃程度に設定されている。
<インバータ圧縮機2の周波数制御>
つぎに、冷凍装置1におけるインバータ圧縮機2の周波数(容量)制御について説明する。
なお、この制御で用いられるパラメータの1つである庫内温度Trは、庫内ユニット12の適宜の場所の温度でよいが、測定精度などの点から、庫内ユニット12の吸込口付近の温度である庫内吸込温度を採用するのが好ましい。
第2実施形態の冷凍装置1では、設定温度Tsetに対して適性な冷却能力を得るため目標低圧Pexを決定し、それを制御量としてインバータ圧縮機2の周波数を制御するときにおいても、上記の第1実施形態の場合と同様に、蒸発器5に着霜したり、またはインバータ圧縮機2の吸入圧損が大きい場合には、設定温度Tsetに到達する前にバランス状態(例えば、庫内温度Trが、10分以上Tset+2℃の状態を維持する状態)になり、冷凍庫13の内部がこれ以上冷えない不具合が生じるおそれがある。また、冷凍装置1のうち庫内ユニット12だけが他社製品であるなどの理由により設計時の仕様と若干の違いが有る場合には、設定温度Tsetと目標低圧Pexとの対応関係などのバランスを決定する要因に違いが生じるおそれがあり、冷凍装置1は要求される冷却能力を発揮できないおそれがある。
そこで、第2実施形態では、目標低圧Pexを変更して適正な冷却能力を発揮できるように圧縮機制御を行っている。
すなわち、図3のフローチャートに示されるように、まず、ステップS21において、庫内温度センサ9、およびインバータ圧縮機2の吸入側に設置された吸入圧力センサ10によって、庫内温度Trおよび吸入圧力Peを測定する。
ついで、ステップS22において、制御部8は、目標低圧Pexを、設定温度Tsetから温度差分値ΔTmを除した温度値における相当飽和圧力として算出する。
ここで、温度差分値ΔTmは、図4〜5に示されるように、まず、庫内温度Tr、設定温度Tset、能力制御番号Naにより0から10℃の間の範囲内から決定される。能力制御番号Naは、−3から2までの整数値であり、庫内の熱負荷に応じて変更される。
具体的には、まず、制御部8では、始動時から最初の10分の間は、能力制御番号Naは最小の―3に設定される。このとき、図4のグラフのうち、能力制御番号Na=―3に対応する曲線上から庫内温度Tr−設定温度Tsetに対応する温度差分値ΔTmを算出する。
そして、ステップS23において、制御部8は、インバータ圧縮機2の吸入圧力Peが目標低圧Pexになるように、インバータ圧縮機2の周波数制御をする。あわせて、膨張弁4の絞り制御をする。これにより、冷凍装置1は、庫内温度Trを設定温度Tsetへ向けて下げる方向へ冷凍動作を行う。
ここで、ステップS23において、能力制御番号Naによる圧縮機周波数制御は、図4〜5に示されるように、以下の手順で行われる。
(i)上記のように、はじめの10分は、能力制御番号Na=−3の熱負荷に対応する曲線上のゆるやかな勾配で、ΔTmを下げる制御を10分行う。
(ii)それでも、庫内温度Tr−設定温度Tsetが2℃以上あるときには、能力制御番号Naを―3から−2へ上げる。一方、2℃未満のときは、−3のまま維持する。
(iii)上記(i)〜(ii)の要領で、能力制御番号Naを−3→−2→−1→0まで上げる制御をする。
(iv)能力制御番号Na=0まで上がったときは、庫内温度Tr−設定温度Tsetが1.5℃以上あるときに能力制御番号Naを0→1に上げる。
(v)能力制御番号Naが1まで上がったときは、庫内温度Tr−設定温度Tsetが1.0℃以上あるときに能力制御番号Naを1→2に上げる。
(vi)なお、設定温度Tsetを庫内温度Trより高く設定した場合(サーモOFFの場合)には、上記(i)〜(v)の逆の手順で、庫内温度Trを上げる制御をする。
以上の図4〜5に示される制御は、庫内温度Trが設定温度Tsetに近づくにつれ、圧縮機周波数を下げる制御を行うことにより温度制御の安定性、省エネ性をねらったものである。
すなわち、目標低圧Pex(又はそれに対応する蒸発温度)は設定温度Tsetに対し、一定温度(ΔTm)下げた値を目標低圧Pex(又はそれに対応する蒸発温度)とし、設定温度Tsetに近づくにつれこのΔTmを小さくしていく。この場合に、もし、ΔTmが固定値であり、庫内温度Trが設定温度Tsetよりも高い状態が続いてもΔTmが取れている状態であれば、圧縮機周波数が上昇せず庫内温度Trが下がらない状態となる。
そこで、上記のような図4〜5に示される制御では、そのような状態が続けばΔTmの値を大きくし圧縮機の周波数をあげ能力を確保する制御をする。このときもまた同様にΔTmを大きくした状態で設定温度Tsetに近づけば、ΔTmを小さくするように制御する。
以上のステップS23における能力制御番号Naによる圧縮機周波数制御では、一定時間過ぎても庫内温度Trが下がらない場合、このΔTmを大きくすることでの圧縮機の運転周波数を増速し、冷却能力を確保する。しかし、このステップS23の周波数制御では、冷却スピードが遅い場合、冷却能力を確保するため、能力制御番号Naを変更する(具体的には、大きくする)が、ΔTmの変動可能な範囲は、図4のグラフの縦軸に示されるように0から10℃の間の範囲内なので、ステップS22のみではΔTmを10℃以上になるような変更はできない。このため、吸入圧力Peが目標低圧Pexに達する前に圧縮機周波数を増速しないおそれがある。 そこで、第2実施形態では、以下のような目標低圧Pexを下げる制御を追加している。
すなわち、図3のステップS24において、制御部8は、吸入圧力Peが目標低圧Pex以下まで下がっているか否か判定する。下がっていない場合には、ステップS25において制御部8でカウントしている時間tをリセットして、ステップS21に戻る。下がっている場合には、つぎのステップS26へ進む。
ついで、ステップS26において、庫内温度センサ9によって庫内温度Trを再度測定する。
ついで、ステップS27において、制御部8は、庫内温度Trが設定温度Tset以下まで下がっているか否か判定する。下がっている場合には、ステップS28において制御部8でカウントしている時間tをリセットして、ステップS21に戻る。下がっていない場合には、つぎのステップS29へ進む。
ついで、ステップS29において、制御部8は、カウント時間tが所定時間tsに達しているか否か判定する。達していない場合には、ステップS30においてカウント時間tに所定の時間差分Δtを足して、ステップS21に戻る。達している場合には、つぎのステップS31へ進む。ここで、所定時間tsは、上記のステップS23の能力制御番号Naを用いた周波数制御に支障がない長さの時間が設定され、例えば、15分またはそれ以上が設定される。
ついで、ステップS31において、制御部8は、モニタ15に警告を表示する。なお、モニタ15に警告を表示する他にブザー等による音声による警告を行ってもよい。
最後に、ステップS32において、制御部8は、目標低圧Pexを変更する。具体的には、目標低圧Pexは、設定温度Tsetから温度差分値ΔTmを除した温度値における相当飽和圧力として算出されるので、温度差分値ΔTmをΔTm+1へ変更することにより、通常の圧縮機周波数制御(具体的には、ステップS22の制御)では不可能だったΔTmを10℃を超える温度へ変更することが可能になり、インバータ圧縮機2の能力を確保することが可能になる。
以上のような制御により、吸入圧力Peが目標低圧Pexまで下がっているのに、現在の庫内温度Trが設定温度Tsetに到達していない状態を、所定時間ts続いたときには、動作異常であるとして、モニタ15へ警告を表示し、目標低圧Pexを急激に下げて設定することが可能になる。これにより、新たに設定された目標低圧Pexまで吸入圧力Peを下げるように、制御部8は、インバータ圧縮機2の周波数を制御するとともに、膨張弁4の絞りを制御する。
<第2実施形態の特徴>
(1)
第2実施形態では、制御部8は、インバータ圧縮機2の吸入側の冷媒の圧力Peがその目標値である目標低圧Pexまたはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標低圧Pexを変更し、変更された目標低圧Pexに基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御する。
これにより、吸入圧力が目標低圧Pexに達しているのに庫内温度Trが設定温度Tsetまで下がらないときに、目標低圧Pexを変更することにより冷却能力を上げることができる。
(2)
第2実施形態では、制御部8は、庫内温度Trおよび予め設定されている設定温度Tsetに基づいて、温度差分値ΔTmを求め、温度差分値ΔTmを用いて目標低圧Pexを算出するので、庫内温度Trに対応する目標低圧Pexを精度良く設定することが可能である。
(3)
第2実施形態では、所定の冷却停滞条件は、庫内温度Trが予め設定されている設定温度Tset以上であり、かつ、冷媒の圧力が前記目標低圧Pex以下である場合である。制御部8は、所定の冷却停滞条件の場合に、温度差分値ΔTmを増加させる。これにより、吸入圧力Peが目標低圧Pexに達しているのに庫内温度Trが下がらないときに、実際の庫内温度Trを反映させて目標低圧Pexを変更することにより冷却能力を上げることができる。
<第2実施形態の変形例>
(A)
第2実施形態では、インバータ圧縮機2が1台の場合を例にあげて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インバータ圧縮機と複数の定速圧縮機を備えた場合でも、本実施形態のように、制御部8が、インバータ圧縮機2の吸入側の冷媒の圧力Peがその目標値である目標低圧Pexまたはそれに近似する範囲内にあるときに、所定の冷却停滞条件になった場合に、目標低圧Pexを変更し、変更された目標低圧Pexに基づいて、インバータ圧縮機2の運転周波数を制御するとともに定速圧縮機の台数制御を行って能力制御を行うことが可能である。なお、複数の定速圧縮機の台数制御のみによっても、インバータ圧縮機2の運転周波数制御と同様に能力制御を行うことも可能である。
本発明は、可変圧縮機を備えた冷凍装置に適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係わる冷凍装置の構成図。 本発明の第1実施形態に係わる冷凍装置における目標蒸発温度の変更制御のフローチャート。 本発明の第2実施形態に係わる冷凍装置における圧縮機周波数制御のフローチャート。 本発明の第2実施形態に係わる冷凍装置における周波数制御における温度差分値の設定方法を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係わる冷凍装置における周波数制御における能力制御番号の設定方法を示す図。
符号の説明
1 冷凍装置
2 インバータ圧縮機(可変圧縮機)
3 凝縮器
4 膨張弁
5 蒸発器
6 液管
7 ガス管
8 制御部
9 庫内温度センサ
10 吸入圧力センサ
12 庫内ユニット
13 冷凍庫
14 蒸発器温度センサ

Claims (11)

  1. 冷凍庫(13)と、
    前記冷凍庫(13)内部の温度である庫内温度を測定する庫内温度センサ(9)と、
    任意の運転周波数へ調整可能な、冷媒を圧縮する可変圧縮機(2)と、
    前記可変圧縮機(2)によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器(3)と、
    前記凝縮器(3)によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張手段(4)と、
    前記冷凍庫(13)内部に配置され、前記膨張手段(4)によって膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器(5)と、
    少なくとも前記可変圧縮機(2)の運転周波数を制御する制御部(8)と
    を備えている冷凍装置(1)であって、
    前記制御部(8)は、
    所定の冷却停滞条件になった場合に、前記冷媒の温度または圧力に関連する変数の目標値を変更して、前記可変圧縮機(2)の運転周波数を制御する、
    冷凍装置(1)。
  2. 前記制御部(8)は、
    前記蒸発器(5)における前記冷媒の蒸発温度がその目標値である目標蒸発温度またはそれに近似する範囲内にあるときに、前記所定の冷却停滞条件になった場合に、前記目標蒸発温度を変更し、変更された目標蒸発温度に基づいて、前記可変圧縮機(2)の運転周波数を制御する、
    請求項1に記載の冷凍装置(1)。
  3. 前記蒸発温度は、前記可変圧縮機(2)の吸入圧力から換算する、
    請求項2に記載の冷凍装置(1)。
  4. 前記蒸発温度は、前記可変圧縮機(2)の吸入側の相当飽和温度に基づいて求められる、
    請求項3に記載の冷凍装置(1)。
  5. 前記蒸発器(5)に配置された蒸発器温度センサ(14)をさらに備えており、
    前記蒸発温度は、前記蒸発器温度センサ(14)によって測定された前記蒸発器(5)における前記冷媒の温度である、
    請求項2に記載の冷凍装置(1)。
  6. 前記冷却停滞条件は、前記庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態を、所定時間維持している場合である、
    請求項2から5のいずれかに記載の冷凍装置(1)。
  7. 前記冷却停滞条件は、前記庫内温度が予め設定されている設定温度よりも所定温度以上高い状態で、かつ、前記庫内温度の温度変化率が所定割合以下である場合である、
    請求項2から5のいずれかに記載の冷凍装置(1)。
  8. 前記制御部(8)は、
    前記可変圧縮機(2)の吸入側の前記冷媒の圧力がその目標値である目標低圧またはそれに近似する範囲内にあるときに、前記所定の冷却停滞条件になった場合に、前記目標低圧を変更し、変更された目標低圧に基づいて、前記可変圧縮機(2)の運転周波数を制御する、
    請求項1に記載の冷凍装置(1)。
  9. 前記制御部(8)は、前記庫内温度および予め設定されている設定温度に基づいて、温度差分値を求め、前記温度差分値を用いて前記目標低圧を算出する、
    請求項8に記載の冷凍装置(1)。
  10. 前記所定の冷却停滞条件は、前記庫内温度が予め設定されている設定温度以上であり、かつ、前記冷媒の圧力が前記目標低圧以下である場合であり、
    前記制御部(8)は、前記所定の冷却停滞条件の場合に、前記温度差分値を増加させる、
    請求項9に記載の冷凍装置(1)。
  11. 前記庫内温度について予め設定される設定温度の範囲は、−15〜20℃である、
    請求項1から10のいずれかに記載の冷凍装置(1)。
JP2008329880A 2008-12-25 2008-12-25 冷凍装置 Pending JP2010151372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008329880A JP2010151372A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008329880A JP2010151372A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010151372A true JP2010151372A (ja) 2010-07-08

Family

ID=42570670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008329880A Pending JP2010151372A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010151372A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107843028A (zh) * 2017-12-05 2018-03-27 山东荣安电子科技有限公司 一种变频制冷装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147657A (ja) * 1992-11-06 1994-05-27 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2004205118A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置の制御装置
JP2008190759A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Daikin Ind Ltd 空気調和装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147657A (ja) * 1992-11-06 1994-05-27 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2004205118A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置の制御装置
JP2008190759A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Daikin Ind Ltd 空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107843028A (zh) * 2017-12-05 2018-03-27 山东荣安电子科技有限公司 一种变频制冷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5214918A (en) Refrigerator and method for indicating refrigerant amount
JP4317878B2 (ja) 空気調和機及びその冷媒量判定方法
US9719700B2 (en) Method for matching refrigeration load to compressor capacity
JP5405076B2 (ja) 空調冷凍システム
WO2010137344A1 (ja) 空気調和装置
WO2011148856A1 (ja) 熱源側熱交換器用ファンの制御方法および空気調和装置
EP2960600B1 (en) System for managing lubricant levels in tandem compressor assemblies of an hvac system
EP2988077B1 (en) Systems and methods for operating a refrigeration system
WO2006087004A1 (en) Control of a refrigeration circuit with an internal heat exchanger
JP6040041B2 (ja) ショーケース冷却装置
US10663200B2 (en) Method for controlling a supply of refrigerant to an evaporator in contingency mode
JP6588626B2 (ja) 冷凍装置
JP2008138915A (ja) 冷凍装置
AU2014411607B2 (en) Refrigerator and method of controlling flow rate of refrigerant
CN104075511A (zh) 冷冻装置
JP2007278618A (ja) 冷凍装置
KR101329752B1 (ko) 공기조화 시스템
EP3015803A1 (en) A method for estimating thermal capacity of foodstuff
JP4268931B2 (ja) 冷蔵・冷凍設備及びその制御方法
US11493226B2 (en) Airconditioning apparatus
KR101470538B1 (ko) 공기조화기의 제어방법
JP2010151372A (ja) 冷凍装置
JPH0498059A (ja) 冷凍装置の蒸発器の凍結検知装置
CN105526773B (zh) 冷却库的控制装置以及控制方法
JP4131509B2 (ja) 冷凍サイクル制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130402