JP2010151255A - スピンドルアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】ベアリング剛性を高める方を優先するかエア消費流量を優先させるかに応じて、エア供給様式が変更されるエアスピンドルを提供する。
【解決手段】スピンドルハウジング(48)には少なくとも2個のエア供給路(65)が配設されており、ベアリングシャフト(50)に配設される複数個のベアリング領域(58)の幾つかはエア供給路(65)の一方に接続され、複数個のベアリング領域(58)の他の幾つかはエア供給路(65)の他方に接続されている。エア供給路(65)の各々は夫々別個の連通制御弁手段(55)を介して圧縮エア供給源(56)に接続されている
【選択図】図2

Description

本発明は、切削ブレード等の回転加工工具が装着されるスピンドルが回転可能に支持されているスピンドルアセンブリに関する。
半導体デバイス製造工程においては、半導体ウェーハや矩形基板等の種々の被加工物は切削装置にて各デバイスに分割される。一般的に、切削装置に使用されるスピンドルアセンブリには、切削ブレードを先端に装着されたスピンドルがエアベアリングで回転可能に支持される構造が広く採用されている。具体的にはスピンドルアセンブリは、下記特許文献1に開示されているように、スピンドルハウジングと、スピンドルハウジング内に収容された円筒状ベアリングシャフトと、ベアリングシャフト内に挿入されたスピンドルとを具備している。ベアリングシャフトには軸線方向に間隔をおいて複数個のベアリング領域が配置されており、ベアリング領域の各々においてベアリングシャフトの外周面からその内周面まで延びる貫通噴射孔が周方向に間隔をおいて形成されている。かかる貫通噴射孔の各々からエアが噴射され切削ブレードを先端に有したスピンドルが回転可能に支持されている。
被加工物の切削加工において、金属や厚みのあるガラス等の高負荷加工時にはスピンドルアセンブリの特にラジアル方向に高い負荷がかかる。そのため、ラジアル方向のベアリング剛性を上げた高剛性様式のスピンドルアセンブリにて加工を行う必要がある。一方で、シリコン等の半導体ウェーハや薄い被加工物の加工などの低負荷で加工が出来るものにおいては、ラジアル方向にかかる負荷も低くなるため、ラジアル方向のベアリング剛性はそれほど必要にならないため低剛性様式で充分に切削加工が行うことができる。
ラジアル方向のベアリング剛性を高めるためには、ベアリングシャフトにおけるベアリング領域の個数を増やすことが必要であるが、ベアリング領域の個数を増やすと供給される圧縮エアも必然的に増加する。
特開2004-340241号公報
一方、量産工場においては他品種の被加工物を入れ替わりで加工することが行われており、その状況により高剛性様式と標準様式のスピンドルアセンブリを交互に使用したいという要請がある。特に少量で且つ他品種の製品を入れ替わりで1台の切削装置にて加工を行いたい場合、低剛性様式では高負荷の被加工物が加工できないため、高剛性様式のスピンドルアセンブリを備えた切削装置で全ての被加工物を加工することになる。高剛性様式においては上述のように低剛性様式のスピンドルアセンブリと比較してエア消費流量が増大してしまう。そのため、低負荷で加工可能な被加工物を加工する場合には圧縮エアを無駄に消費することになってしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その技術的課題は、被加工物に応じて選択的にスピンドルアセンブリのラジアル方向のベアリング剛性を高剛性様式に設定し、或いは、圧縮エア消費量を低減させるためにスピンドルアセンブリのラジアル方向のベアリング剛性を低剛性様式に設定することができる新規且つ改良されたスピンドルアセンブリを提供することである。
本発明によれば、上記技術的課題を達成するスピンドルアセンブリとして、スピンドルハウジングと、該スピンドルハウジング内に収容された円筒状ベアリングシャフトと、該ベアリングシャフト内に挿入されたスピンドルとを具備し、該ベアリングシャフトには軸線方向に間隔をおいて複数個のベアリング領域が配置されており、該ベアリング領域の各々において該ベアリングシャフトにはその外周面からその内周面まで延びる貫通噴射孔が周方向に間隔をおいて複数個形成されているスピンドルアセンブリにおいて、
該スピンドルハウジングには少なくとも2個のエア供給路が配設されており、該複数個のベアリング領域の幾つかに形成された貫通噴射孔は該エア供給路の一方に接続され、該複数個の該ベアリング領域の他の幾つかに形成された貫通噴射孔は該エア供給路の他方に接続され、該エアベアリング供給路の各々は夫々別個の連通制御弁手段を介して圧縮エア源に接続されている、ことを特徴とするスピンドルアセンブリが提供される。
軸線方向両端部に位置するベアリング領域が該エア供給路の該一方に接続され、軸線方向中央部に位置するベアリング領域が該エア供給路の該他方に接続されていることが好適である。また、圧縮エア源から供給される圧縮エア圧を検出するエア圧検出手段が配設されており、エア圧検出手段が検出するエア圧に応じて連通制御弁手段の開閉が制御されることが好適である。
被加工物に応じて選択的にスピンドルアセンブリのラジアル方向のベアリング剛性を高剛性に設定し、或いは、圧縮エア消費量を低減させるためにスピンドルアセンブリのラジアル方向のベアリング剛性を低剛性に設定することができる。そのため、1台の切削装置において、エアスピンドルの使用状況、使用目的に合わせてエア消費量が調節できるため省エネも図れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明実施形態に係るスピンドルアセンブリを具備した切削装置2の要部斜視図を示している。図1に示す切削装置2は、切削対象の被加工物を上面に保持するチャックテーブル4と、被加工物を切削する切削手段6と、チャックテーブル4をX軸方向に駆動するX軸送り手段8と、切削手段6をY軸方向に駆動するY軸送り手段10と、切削手段6をZ軸方向に駆動するZ軸送り手段12とを備えている。切削手段6は、スピンドルアセンブリ14と、このスピンドルアセンブリ14にマウント54を介して取り付けられる切削ブレード16とを備えている。
X軸送り手段8は、X軸方向の軸心を有するボールネジ22と、ボールネジ22に平行に配設された一対のガイドレール24と、ボールネジ22の一端に連結されたモータ26と、図示しない内部のナットがボールネジ22に螺合すると共に下部がガイドレール24に摺接するスライド部28と、スライド部28に固定されチャックテーブル4を所望角度回転させるパルスモータを内部に備えた回転駆動部30とから構成される。モータ26に駆動されてボールネジ22が回動するのに伴い、スライド部28がガイドレール24上をX軸方向に摺動し、これに伴いチャックテーブル4もX軸方向に移動する構成となっている。
Y軸送り手段10は、Y軸方向の軸心を有するボールネジ32と、ボールネジ32に平行に配設された一対のガイドレール34と、ボールネジ32の一端に連結されたパルスモータ36と、図示しない内部のナットがボールネジ32に螺合すると共に下部がガイドレール34に摺接するスライド部38とから構成される。パルスモータ36に駆動されてボールネジ32が回動するのに伴い、スライド部38がガイドレール34上をY軸方向に摺動し、これに伴い切削手段6もY軸方向に移動する構成となっている。
Z軸送り手段12は、Z軸方向の軸心を有するボールネジ40と、ボールネジ40に平行に配設された一対のガイドレール42と、ボールネジ40の一端に連結されたパルスモータ44と、図示しない内部のナットがボールネジ40に螺合すると共に側部がガイドレール42に摺接し切削手段6を支持する支持部46とから構成される。パルスモータ44に駆動されてボールネジ40が回動するのに伴い支持部46がガイドレール40にガイドされてZ軸方向に昇降し、これに伴い切削手段6もZ軸方向に昇降する構成となっている。
本発明に係るスピンドルアセンブリ14について図2乃至図4を参照して詳細を説明する。図2はスピンドルアセンブリ14の軸線方向断面図であり、図3は図2のA-A面での断面図であり、図4は要部軸線方向断面図である。スピンドルアセンブリ14は円筒状のスピンドルハウジング48と、スピンドルハウジング48内に焼きばめ等で圧入されたベアリングシャフト50と、ベアリングシャフト50の内周部に挿入されたスピンドル52とから構成される。スピンドル52の前端部はスピンドルハウジング48から突出しており、かかる前端部には切削ブレード16がマウント54を介して装着されている。スピンドル52の後端部にはモータ43(図1参照)が連結されている。さらに、圧縮エア供給源56からスピンドルアセンブリ14内の後述するエア供給路65a、65bまでは配管53で連結されており、配管53にはエア供給路65a、65bに供給されるエア圧力を検知するセンサ51が配設されている。また配管53はセンサ51の下流側で分岐され、エア供給路65a、65bの夫々に連結する前に連通制御弁手段55a、55bが配設されている。連通制御弁手段55a、55bは電磁弁等の切り替えバルブで構成されている。制御手段57により各連通制御弁手段55の開閉が制御される。
ベアリングシャフト50には、図4に図示するように、軸線方向に適宜の間隔をおいて複数個のベアリング領域58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58hが配設されている。そして、ベアリング領域58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58hの各々において、ベアリングシャフト50には図3に図示するように等間隔をおいて形成されベアリングシャフト50の外周面から内周面まで延びる複数個の貫通穴62が形成されている。かかる貫通穴62の各々にはオリフィスピン64が挿入されている。オリフィスピン64の各々に形成されている貫通オリフィス孔は圧縮エアを噴射するための貫通噴射孔63を構成する。貫通オリフィス孔即ち貫通噴射孔63の開口径は例えば0.15mmである。図3に示すように、図示の実施形態においては、一つのベアリング領域58内には8個の貫通噴射孔63を有している。
図2及び図3を参照して説明を続けると、スピンドルハウジング48には、圧縮エア供給源56からの圧縮エアが供給される2個のエア供給路65a、65bが形成されている。エア供給路65a、65bは、軸方向供給路64a及び64bと、軸方向供給路64a、64b各々から幾つかのベアリング領域58へ分岐する分岐路66と、ベアリング領域58の複数個の貫通穴62全てに連通した環状エア供給路60とで構成されている。かかる環状エア供給路60は、スピンドルハウジング48の内壁面に形成された環状溝であり、各ベアリング領域58の外周を囲繞している。
更に、ベアリングシャフト50の内壁面には軸線方向に間隔をおいて周方向に連続して延在する複数個の環状排気溝67が形成されている。これらの環状排気溝67は上記ベアリング領域58に対して軸線方向に変位されている。各環状排気溝67はベアリングシャフト50に形成されている排気路(図示していない)を介して大気に連通している。圧縮エア供給源56から、軸方向供給路64、分岐路66、環状エア供給路60、貫通穴62とを介し貫通噴射孔63から圧縮エアが噴射され、シャフト50の内壁とスピンドル52の間を流れ環状排気溝67、排気路を介して圧縮エアはスピンドルアセンブリ14の外部へ排気される。貫通噴射孔63から噴射される圧縮エアにより図2および図3に示すように、スピンドル52とベアリングシャフト50の内壁との間にラジアルエアベアリング68が形成され、スピンドル52は回転可能に支持される。
本実施形態においては図2及び図4に示すように、ベアリング領域58は58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58hの8個配置され、エア供給路65a、65bの2個形成されている。一方のエア供給路65aは、ベアリングシャフト50の軸線方向両端部に位置する4つのベアリング領域58a、58b、58g、及び58hに跨って連通して形成されており、他方のエア供給路65bは軸線方向中央部に位置する4つのベアリング領域58c、58d、58e、58f、に連通して形成されている。連通制御弁手段55aのみが開いている場合、一方のエア供給路65aに圧縮エアが供給されベアリングシャフト50の軸線方向両端部に位置する4つのベアリング領域58a、58b、58g、及び58hでスピンドル52は支持される(以降、低剛性様式と称する)。また、連通制御弁手段55a及び55bが開いている場合、エア供給路65a及び65bの両方に圧縮エアが供給され全てのベアリング領域58でスピンドル52は支持される(以降、高剛性様式と称する)。
スピンドル52は、一体的に形成されたスラストプレート70を有している。ベアリングシャフト50には、このスラストプレート70を挟んで半径方向に伸長する複数の分岐路72と、各分岐路72に連通した環状供給路74が形成されている。各環状供給路74に連通して軸方向にスラストプレート70に向かって伸長する複数の軸方向貫通穴76が形成されている。各軸方向貫通穴76中には所定の開口径を有するオリフィスピン78が挿入されている。
図2を参照して説明を続ける。スピンドルハウジング48には、ラジアルエアベアリング68を形成するエア供給路65a及び65bとは別経路で圧縮エア供給源56から圧縮エアが供給されるスラストエアベアリング80用のエア供給路71が形成されている。エア供給路71は前述の複数の分岐路72に連通しており、エア供給路71からの圧縮エアは、分岐路72、環状供給路74、軸方向貫通穴76及びオリフィスピン78を介してスラストプレート70の両側に供給され、スラストエアベアリング80を形成する。
続いて、上述のように構成されたスピンドルアセンブリ14の作動について説明する。切削時においては、切削ブレード16を装着されたスピンドル52がラジアルエアベアリング68及びスラストエアベアリング80によって支持され、モータ43により高速回転され切削が行われる。厚みがあるガラスや金属等の加工時のような加工負荷が高い場合や高精度が要求される加工の場合においては、エア供給路65a、65bの両方に圧縮エアが供給されるように連通制御弁手段55a及び55bを開に切り替えられる。全てのベアリング領域58から圧縮エアが噴射され8個のベアリング領域でスピンドル52は支持され(この様式を高剛性様式と呼ぶ。)、加工負荷が高い加工時や高精度が要求される加工時においても、安定した加工を行うことができる。
一方で、シリコンウェーハや薄い被加工物の加工のような加工負荷が低い場合には、ラジアル方向の負荷も比較的低いことから、前述のエア供給路65aにのみ圧縮エアが供給されるように連通制御弁手段55bを閉に切り替えられる。その結果、軸線方向両端部に位置する4個のベアリング領域58a、58b、58g、及び58hから圧縮エアが噴射され、スピンドル52は4個のラジアルエアベアリング68で支持される(この様式を低剛性様式と呼ぶ)。従って、前述の高剛性様式と比較して圧縮エアの消費流量を抑えることができる。
表1には、本実施形態で構成されたスピンドルアセンブリ14の低剛性様式及び高剛性様式の2つの様式における、使用するベアリング領域数、ベアリング剛性(給気圧0.3MPa及び0.5MPaの場合)、及びスピンドルアセンブリ14に供給される給気圧が0.5MPaの際の消費エア流量を示す。ここでのベアリング剛性は、ラジアル方向のベアリング剛性であり、例えば低剛性様式におけるベアリング剛性は、次のように測定したものである。軸線方向両端部に位置する4つのベアリング領域58a、58b、58g、及び58hに圧縮エアを供給し4個のベアリング領域で支持された状態で、スピンドル52の先端部分の下側に電気マイクロ(変位測定器)をセットし、電気マイクロの秤でスピンドル52の先端部分を持ち上げ、先端部分が1μm変位した際の力(N)を測定した。
Figure 2010151255
表1に示すように、エア給気圧が0.5MPaで供給されている状況で、低剛性様式の場合のエアは40L/min消費しベアリング剛性は28.8N/umであるが、高剛性様式の場合には、エアは60L/min消費しベアリング剛性は33.5N/umとなり、エアの消費量に応じてベアリング剛性が上昇することを示している。
本発明の実施形態においては更に、スピンドルアセンブリ14内に供給されるエア圧をセンサ51で検知する機構にすることにより下記の効果を奏する。量産工場等においては、切削装置は多数が1つの圧縮エア供給源56に並列して供給されることが多々ある。このような場合、切削装置の稼働率により個々の切削装置に供給されるエア圧が変化してしまう。稼働率が上昇すると各切削装置に供給される圧縮エア圧が低下して、ベアリング剛性が低下してしまうという問題がある。このような問題に対して本発明の実施形態のスピンドルアセンブリ14においては、センサ51にてスピンドルアセンブリ14に供給される給気圧が検知され、供給される給気圧に応じて圧縮エアが供給されるベアリング領域58の個数を変更させることでベアリング剛性の低下を防ぐことができる。具体的には、軸線方向両端部に位置する4つのベアリング領域58a、58b、58g、及び58hを使用する低剛性様式時において、給気圧があるしきい値以下になった場合には55a及び55bの両方の連通制御弁手段55を開に切り替える。このようにセンサ51の数値に対応して連通制御弁手段55a、55bの開閉を制御することで、外部の変動に対応して迅速に変更することができる。
例えば稼働率が60%の場合においては1台の切削装置に圧縮エアは0.5MPa給気されるが、稼働率が90%に上昇すると圧縮エアの給気圧が0.3MPaに下がってしまう。表1に示すように、0.5MPaの給気圧の際に低剛性様式ではベアリング剛性が28.8N/umであったが、稼働率が上昇し給気圧が0.3MPaに下がった場合には20.2N/umに下がり剛性が30%ダウンしてしまう。この時のセンサ51のしきい値を0.4MPaとする。センサ51で給気圧がしきい値以下になったことが検知されると、連通制御弁手段55bが開きエア供給路65bにも圧縮エアが供給される。その結果ベアリング剛性は25.3MPaまで上昇し、僅かな剛性低下に抑えることができる。その後、再び稼働率が60%に戻り給気圧が0.4MPa以上に上昇すると、連通制御弁手段55bが閉に切り替わり、4個のベアリング領域58のみに圧縮エアを供給され、圧縮エアを無駄に消費することを防ぐことができる。
図示の実施形態においてはスピンドルハウジング48に2個のエア供給路を設けており、ベアリングシャフト50に配設されたベアリング領域58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58hを2組に分類して各々別個のエア供給路56a、56bに連通させているが、所望ならば、スピンドルハウジング48に3個或いはそれ以上のエア供給路を配設しベアリングシャフト50に配設された複数個のベアリング領域を3個或いはそれ以上の組に分類して夫々別個のエア供給路に連通させることもできる。
本発明を適用するのに適した切削装置の要部斜視図。 本発明実施形態の縦断面図。 図2のA−A線断面図。 本発明実施形態の要部断面図。
符号の説明
2 切削装置
6 切削手段
14 スピンドルアセンブリ
16 切削ブレード
48 スピンドルハウジング
50 ベアリングシャフト
51 センサ
55a、55b 連通制御弁手段
56 圧縮エア供給源
58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58h ベアリング領域
63 貫通噴射孔
65a、65b エア供給路
68 ラジアルエアベアリング
80 スラストエアベアリング

Claims (3)

  1. スピンドルハウジングと、該スピンドルハウジング内に収容された円筒状ベアリングシャフトと、該ベアリングシャフト内に挿入されたスピンドルとを具備し、該ベアリングシャフトには軸線方向に間隔をおいて複数個のベアリング領域が配置されており、該ベアリング領域の各々において該ベアリングシャフトにはその外周面からその内周面まで延びる貫通噴射孔が周方向に間隔をおいて複数個形成されているスピンドルアセンブリにおいて、
    該スピンドルハウジングには少なくとも2個のエア供給路が配設されており、該複数個のベアリング領域の幾つかは該エア供給路の一方に接続され、該複数個の該ベアリング領域の他の幾つかは該エア供給路の他方に接続され、該エアベアリング供給路の各々は夫々別個の連通制御弁手段を介して圧縮エア源に接続されている、ことを特徴とするスピンドルアセンブリ。
  2. 軸線方向両端部に位置するベアリング領域が該エア供給路の該一方に接続され、軸線方向中央部に位置するベアリング領域が該エア供給路の該他方に接続されている、請求項1に記載のスピンドルアセンブリ。
  3. 該圧縮エア源から供給される圧縮エア圧を検出するエア圧検出手段が配設されており、該エア圧検出手段が検出するエア圧に応じて該連通制御弁手段の開閉が制御される、請求項1又は2記載のスピンドルアセンブリ。
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