JP2010149602A - 回転翼航空機のロータブレード変位検出方法および装置 - Google Patents

回転翼航空機のロータブレード変位検出方法および装置 Download PDF

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    • G01B11/026Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring distance between sensor and object

Abstract

【課題】簡単な構成で、ロータブレードの変位を高精度で検出することができる回転翼航空機のロータブレード変位検出方法および装置を提供する。
【解決手段】ロータハブ43に受光部44を設け、ロータブレード45に受光部44にスポット光を投射する投光部46を設け、受光部44が投光部46からのスポット光の入射位置の検出値を出力する2次元変位検出手段33と、ロータハブ43への受光部44の取付け誤差およびロータブレード45への投光部46の取付け誤差によって生じるフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζの誤差を補正するための捩り較正データ38を前もって取得し、捩り較正データ38を使用して、実使用時に受光面47上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出する演算手段36とを含むロータブレード変位検出方法および装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転翼航空機のロータブレードのフラッピング運動およびリード・ラグ運動による変位を高精度で検出することができる回転翼航空機のロータブレード変位検出方法および装置に関する。
図10は従来技術のロータブレード変位検出装置を装備したヘリコプタ1を示す斜視図であり、この従来技術は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術では、回転翼航空機であるヘリコプタ1の機体2の右舷、前部、左舷、後部に、複数のロータブレード3に向けてレーザ光を投射する投光手段および受光手段から成る変位検出センサ4a〜4dが設けられ、各ロータブレード3には反射手段5a〜5dが設けられ、これらの変位検出センサ4a〜4dと反射手段5a〜5dとによって、各ロータブレード3の変位を検出することができるように構成される。
各反射手段5a〜5dは、各ロータブレード3の下面に貼り付けられた金属箔または反射鏡などによって実現される。各投光手段からの光は、各反射手段5a〜5dによって反射され、各反射手段5a〜5dによって反射された反射光は、各受光手段によってそれぞれ受光される。各反射手段5a〜5dが各ロータブレード3の下面に設けられる位置は、ロータブレード3の半径の約75%の位置に選ばれ、この位置は2次曲げ振動モードの節と3次曲げ振動モードの節とがほぼ重なる位置に相当し、ガストや乱気流による各ロータブレード3の変位を準静的変位、すなわちロータブレード3の高周波成分を除去した剛体としての変位を検出することができる。
図11は他の従来技術のロータブレード変位検出装置を装備した回転翼航空機のロータ付近の断面図であり、この従来技術は、たとえば特許文献2に記載されている。この従来技術では、レーザ光を発生するレーザ源と受光手段との組合せから成る複数のセンサ7を、機体に連結された取付部材8のロータ回転軸線9に垂直な取付面10に設け、各ロータブレード11が連結されるハブプレート12には金属箔または反射鏡などのレーザ光を反射する反射手段13を設け、ハブプレート12の弾性変形量に応じた各受光手段の出力に基づいて、サイクリックピッチおよびコレクティブピッチを検出するロータブレード変位検出装置が提案されている。
図12はさらに他の従来技術のロータブレードの基端部付近の斜視図であり、この従来技術は、たとえば特許文献3に記載されている。この従来技術では、レーザ光を発生するレーザ源と受光手段とによって構成される第1〜第3センサ15a〜15cと被検出面形成体16とを有する。第1センサ15aは、ヨーク17のブレードピッチ軸線18上に設けられ、ロータハブに対するロータブレードのフラッピング運動19による第1センサ15aと被検出面形成体16の被検出面との距離d1を検出し、この距離d1の検出値から中央演算処理装置(Central Processing Unit、略称CPU)がフラッピング角を算出するように構成される。
また、第2および第3センサ15b,15cは、ヨーク17の内側部に対向して設けられ、第2および第3センサ15b,15c間に介在するフレーム部材20の前記第2および第3センサ15b,15cにそれぞれ対向する各被検出面までの距離d2,d3を検出し、これらの距離d2,d3の検出値からCPUがフェザリング角およびリード・ラグ角を算出するように構成される。
特許第2886135号公報 特許第3600151号公報 特許第3794357号公報
特許文献1の従来技術では、各ロータブレード3に個別に反射手段5a〜5dが設けられ、各反射手段5a〜5dからの反射光を受光手段によって受光したときの検出値によって、各ロータブレード3の変位を検出する構成であるため、連続的なデータが得られず、高精度化を図ることが困難である。また、反射手段5a〜5dは振動を伴いながら高速で回転するロータブレード3に設けられるので、反射手段5a〜5dの剥離や損傷を生じやすく、耐環境性が低いという課題がある。
特許文献2の従来技術では、各ロータブレード11の基端部を中空のロータマスト内のハブプレート12によって結合し、このハブプレート12に設けられる反射手段13による反射光から各ロータブレード11の変位を検出するので、このような構成を設けることができるものは特許文献2に記載されるような特殊な形式のハブに限定され、実用化されているハブには適用することができないという制限がある。
特許文献3の従来技術では、フレーム部材20に設けられる被検出面までの距離d1〜d3を第1〜第3センサ15a〜15cによって計測してフラッピング角、フェザリング角およびリード・ラグ角を算出するように構成されるので、これらの被検出面および第1〜第3センサ15a〜15cをフレーム部材20およびヨーク17に取り付けるに際して極めて高い加工精度および取付け精度が要求されるという実行面で不利な点がある。
また、本発明のように投光部と受光部とからなる2次元変位検出手段を用いる場合は、投光部の光軸とフェザリング軸とがずれてしまうと、受光部ではフェザリング運動によってもスポット光の位置が変化してしまい、これがフラッピング量またはリード・ラグ量として、誤って検出されてしまうことになるため、投光部の光軸とフェザリング軸とがずれないように、やはり極めて高い加工精度および取付け精度が要求される。
本発明の目的は、簡単な構成で、ロータブレードの変位を高精度で検出することができる回転翼航空機のロータブレード変位検出方法および装置を提供することである。
本発明は、回転翼航空機のロータハブに受光部が設けられ、ロータブレードに前記受光部に向けてスポット光を投射する投光部が設けられ、前記受光部は前記投光部から投射された受光面上のスポット光の入射位置に応じた検出値を出力する2次元変位検出手段を備えた回転翼航空機において、
前記ロータハブへの前記受光部の取付誤差および前記ロータブレードへの前記投光部の取付誤差のうち少なくとも一方によって生じるフェザリング運動によるフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζの誤差を補正するための捩り較正データを前もって取得し、
前記捩り較正データを使用して、実使用時に前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする回転翼航空機のロータブレード変位検出方法である。
本発明に従えば、前記2次元変位検出手段は、回転翼航空機のロータハブに設けられる受光部に、ロータブレードに設けられる投光部からスポット光を投射され、受光部は前記投光部から投射された受光面上のスポット光の入射位置に応じた検出値を出力する。前記ロータハブへの前記受光部の取付誤差および前記ロータブレードへの前記投光部の取付誤差のうち少なくとも一方によって生じるフェザリング運動によるフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζの誤差を補正するための捩り較正データを前もって取得しておき、この捩り較正データを使用して、実使用時に前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)が算出されるので、簡単な構成によって、ロータブレードの変位を高精度で検出することができる。
また本発明は、前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の検出値(XB0,YB0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の検出値群(X,Y)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)および基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)の2つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
実使用時の操縦桿位置とブレード方位角から算出されたフェザリング角を元に前記基準捩り補正ベクトルBから算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする。
本発明に従えば、前記2次元変位検出手段は、ロータハブに設けられる受光部と、ロータブレードに設けられる投光部とによって構成され、投光部から投射されたスポット光は、受光部の受光面に入射し、その入射位置を表す検出値を出力する。演算手段は、前もって取得した捩り較正データと、操縦棹位置とブレード方位角から算出されたフェザリング角を用いて、受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することができる。
また本発明は、前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値(XB0,YB0)および第2投光部の検出値(XD0,YD0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値群(XBi,YBi)および第2投光部の検出値群(XDi,YDi)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)および基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)および基準スポット光ベクトルD=(XD0−XB0,YD0−YB0)の3つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
実使用時の第1投光部の検出値(X,Y)と第2投光部の検出値(X,Y)および前記捩り較正データを用いて算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする。
本発明に従えば、2次元変位検出手段は、ロータハブに設けられる受光部と、ロータブレードに設けられる2つの投光部とによって構成され、投光部から投射されたスポット光は、受光部の受光面に入射し、その入射位置を表す検出値を出力する。演算手段は、前もって取得した捩り較正データを用いて、受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を、操縦桿位置とブレード方位角から算出されるフェザリング角を必要とせずに算出することができる。
このように本発明は、ロータブレードに設けられる投光部からのスポット光を、ロータハブに設けられる受光部によって受光し、このスポット光の入射位置から演算手段がフェザリング回転中心を原点として補正されたスポット光の入射位置を算出するものであり、ロータブレードの変位を表わす2次元データを時系列的に連続した検出値として得られ、この連続した検出値に基づいてロータブレードのフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを連続値として算出することができる。
このような検出値を得るための装置は、前述したように投光部と受光部と演算手段とによって実現され、簡単な構成によって、高精度でロータブレードの変位、すなわちフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを検出することができる。
また本発明は、前記2次元変位検出手段の前記投光部は、前記ロータブレードのフェザリング軸に対して略垂直な平面に沿って前記投光部の一部をなす発光部を変位可能に保持する位置調整手段と、前記発光部を角変位可能に保持する角度調整手段とを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、位置調整手段および角度調整手段によって、投光部の光軸をロータブレードのフェザリング軸に一致させることが可能となるので、投光部の光軸調整をロータブレード毎に容易に行うことができる。
さらに本発明は、前記2次元変位検出手段は、前記投光部と前記受光部との間の光経路を外囲するように設けられ、遮光性および可撓性を有する材料から成るカバー体を含むことを特徴とする。
本発明に従えば、投光部と受光部との間の光経路が遮光性および可撓性を有する材料から成るカバー体によって外囲されるので、空中浮遊物などの異物によって光経路が遮断されることを防ぐとともに、太陽光などの外部の光およびその反射光などの外乱光が受光部に入射することを防ぎ、検出精度の低下を防止し、スポット光の検出に対する信頼性を向上することができる。
本発明によれば、投光部から受光部にスポット光を投射し、そのスポット光の受光面上の入射位置を時系列的に連続し、かつ補正された検出値として得られるので、2次元変位検出手段と演算手段との簡単な構成によってロータブレード変位検出装置を実現し、ロータブレードの変位、すなわちフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを高精度で連続値として検出することができる。このように、ロータブレード変位を高精度に検出することにより、当該回転翼航空機のより精度の高い姿勢制御が可能となる。
また本発明によれば、位置調整手段および角度調整手段によって、投光部の光軸をロータブレードのフェザリング軸に一致させることが可能となるので、投光部の光軸調整をロータブレード毎に容易に行うことができる。
さらに本発明によれば、投光部と受光部との間の光経路がカバー体によって外囲されるので、異物および外乱光による検出精度の低下を防止し、スポット光の検出に対する信頼性を向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態のロータブレード変位検出装置30の概略的構成を示すブロック図である。本実施の形態において、ロータブレード変位検出装置30によって本発明に係るロータブレード変位検出方法が実施されるものとして、以下に説明する。回転翼航空機であるヘリコプタは、突風(ガストともいう)および乱気流などの外乱によってロータ面はパイロットによるコントロール以外の作用によって動かされ、機体が揺動する。機体の揺動を制御するためには、ロータ面の変動を適切に検出する必要があり、そのためには個々のロータブレードのフラッピング量を正確に計測しなければならない。フラッピング量を計測するためにロータブレード変位検出装置30が用いられる。
ロータブレード変位検出装置30は、2次元変位検出手段33と演算手段36とを有し、フェザリング運動によるフラッピング量およびリード・ラグ量の計測誤差を補正し、計測精度を向上する。演算手段36はたとえば小型のコンピュータによって実現され、2次元変位検出手段33の検出値を、フェザリング角34と後述する捩り較正データ38を用いて補正し、補正されたブレード変位に変換する。
図2は3自由度ヒンジ方式ロータハブ43の一部を示す斜視図である。ここに、3自由度ヒンジ方式ロータハブとは、全関節型ハブの一種であり、フラップ・ヒンジ、フェザリング・ヒンジおよびリード・ラグ・ヒンジが同一位置にある方式であり、このヒンジによって、ブレードがそれぞれX軸、Y軸、Z軸まわりに自由に回転することができる構造である。3自由度ヒンジ方式ロータハブには、たとえば球面エラストメリック・ベアリングを用いたものがある。ロータハブ43には、2次元変位検出手段33の受光部44が設けられる。ロータブレード45の基端部の端面には、受光部44に向けてスポット光を投射する投光部46が設けられ、受光部44は投光部46から投射された受光面47上のスポット光の入射位置に応じた検出値を出力する。
投光部46は、たとえば発光ダイオード(Light Emitting Diode、略称LED)によって実現される。また、受光部44は、たとえば光起電力効果を利用した半導体の2次元PSD(Position Sensitive Device)センサによって実現される。
図3は受光部44を有する2次元変位検出手段33によるスポット光の入射位置の検出原理を説明するための図である。3自由度ヒンジ方式のロータハブ43においては、ロータブレード45のフェザリング運動、フラッピング運動およびリード・ラグ運動の各回転中心P1は一致している。したがって、フェザリング軸L2の位置を計測することによって、フラッピング量とリード・ラグ量とを得ることができる。そのためには、投光部46の発するスポット光の光軸が、フェザリング軸L2と一致している必要があるが、2次元変位検出手段33の取付け公差、エラストメリック・ベアリングの公差によって、投光部46の光軸がフェザリング軸L2とずれるため、受光部44の受光面47上では、フェザリング運動によってもスポット光の位置が変化してしまい、これがフラッピング量またはリード・ラグ量として、誤って検出されてしまう。
ロータブレード変位検出装置30は、ロータブレード45のフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの2次元変位検出手段33の検出値(XB0,YB0)と、フラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを0°にした状態でフェザリング角θを変化させたときの2次元変位検出手段33の検出値群(X,Y)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とを用いて、受光面47上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出する。
捩り較正データ38は、ロータブレード45のフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの2次元変位検出手段33の検出値(XB0,YB0)と、フラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを0°にした状態でフェザリング角θを変化させたときの2次元変位検出手段33の検出値群(X,Y)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて算出される原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)および基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)を保持しており、これらが演算手段36に与えられる。
フェザリング角34は、操縦桿の位置とロータブレード45の方位角から算出され、これが演算手段36に与えられる。
演算手段36は、捩り較正データ38とフェザリング角34とを用いて演算を実行し、スポット光の入射位置に対応したフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を出力する。
図4は演算手段36によるスポット光の入射位置の補正処理について説明するための図であり、2次元変位検出手段33の受光部44の受光面47を正面から見た状態を示す。横軸をX軸、縦軸をY軸とする直交座標を想定し、受光面47の中心を原点とする。ロータブレード45に取り付けた投光部46のスポット光が、受光部44の受光面47に照射されると、入射位置の検出値が得られる。
まず、フラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θを0°に固定して、検出値(XB0,YB0)を取得する。次に、リード・ラグ角ζおよびフラッピング角βを0°に固定したまま、可動範囲内でフェザリング角θのみを変化させて、検出値群(X,Y)(i=1,2,……)を取得する。これらのデータを用いて、最小二乗法によってフェザリング回転中心(XT0,YT0)を求める。
次に、原点補正ベクトルT0と基準捩り補正ベクトルB0とを、以下の式(1)、式(2)のように定義する。これらが捩り較正データ38である。
Figure 2010149602
Figure 2010149602
また、フェザリング角θのときの捩り補正ベクトルBは、次の式(3)のようになる。
Figure 2010149602
任意の検出値(X,Y)に対して、フェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)は、次式(4)によって算出される。
Figure 2010149602
演算手段36は式(3)と式(4)とからフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出するとともに、この補正位置(X,Y)を用いて、フラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを算出する。
以上の補正を行うことによって、投光部46の光軸がフェザリング軸L2からずれている場合でも、フェザリング運動に伴って検出されるフラッピング量およびリード・ラグ量に生じる誤差を補正することができるため、高精度でロータブレードのフラッピング量およびリード・ラグ量を検出することができる。また、高い加工精度や取付け精度が要求されないため、低コスト化を図ることができる。
図5は、本発明の他の実施形態の演算手段36によるスポット光の入射位置の補正処理を説明するための図である。本実施の形態は、予め基準捩り補正ベクトルBと原点補正ベクトルTとを捩り較正データ38として取得しておき、2次元変位検出手段33の検出値(X,Y)に捩り補正ベクトルBと原点補正ベクトルTとを加算するのは前述の方法と同様であるが、2つの投光部46a,46bを使用することによって、捩り補正ベクトルBの算出にフェザリング角34を用いる必要がなくなることを特徴とする。
まず、フラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θを0°に固定して、第1投光部46aによる検出値(XB0,YB0)と第2投光部46bによる検出値(XD0,YD0)とを取得する。
次に、フラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを0°に固定したまま、可動範囲内でフェザリング角θのみを変化させて、2つの投光部46a,46bに対応する検出値群(XBi,YBi),(XDi,YDi)(i=1,2,……)を取得する。これらのデータを用いて、最小二乗法によってフェザリング回転中心(XT0,YT0)を求める。
原点補正ベクトルT、基準捩り補正ベクトルB、基準スポット光ベクトルD、捩り補正ベクトルBおよびスポット光ベクトルDを、次の式(5)〜式(9)のように定義する。式(5)、式(6)および式(8)が捩り較正データ38である。
Figure 2010149602
Figure 2010149602
Figure 2010149602
Figure 2010149602
Figure 2010149602
次式(10)および式(11)のように、基準捩り補正ベクトルBと基準スポット光ベクトルDの内積および外積と、捩り補正ベクトルBとスポット光ベクトルDの内積および外積とがそれぞれ等しいことから、捩り補正ベクトルBを求めることができる。
Figure 2010149602
Figure 2010149602
任意の検出値(X,Y)に対して、フェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)は、次式(12)によって算出される。
Figure 2010149602
このように本実施の形態では、操縦桿位置とブレード方位角とから算出されるフェザリング角34を用いることなく、補正位置(X,Y)を求めることができる。
演算手段36は、式(12)からフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出するとともに、この補正位置(X,Y)を用いて、フラッピング角βおよびリード・ラグ角ζを算出する。
以上の補正を行うことによって、高精度でロータブレードのフラッピング量およびリード・ラグ量を検出することができる。
図6は本発明の他の実施形態のロータブレード変位検出装置30の投光部46を示す斜視図であり、図7は図6の切断面線VII−VIIから見た断面図であり、図8は位置調整手段51および角度調整手段55によって発光部48を変位させた状態を示す斜視図である。なお、前述の各実施の形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施の形態では、2次元変位検出手段33の投光部46は、ロータブレード45のフェザリング軸L2に対して略垂直な平面に沿って発光部48を変位可能に保持する位置調整手段51、および発光部48を角変位可能に保持する角度調整手段55を含む。位置調整手段51は、ロータブレード45の基端部の端面に固定される基部52と、基部52に対してフェザリング軸L2に対して略垂直な平面上で直交するY軸およびX軸に沿ってそれぞれ変位自在な可動部53および54とを有し、可動部54の中心には角度調整手段55を介して発光部48が取り付けられる。光軸調整後は、基部52、可動部53,54を当該位置に保持する保持具、たとえば貫通ロックネジなどによって位置を固定する。
このような構成を採用することにより、位置調整手段51および角度調整手段55によって、投光部46の光軸をロータブレード45のフェザリング軸L2に一致させることが可能となるので、投光部46の光軸調整をロータブレード45毎に容易に行うことができる。
図9は本発明のさらに他の実施形態のロータブレード変位検出装置30を示す断面図である。なお、前述の各実施の形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施の形態の2次元変位検出手段33には、投光部46と受光部44との間の光経路を外囲するようにカバー体60が設けられる。このカバー体60は、遮光性および可撓性を有する材料、たとえば合成ゴム製シートまたは合成樹脂製シートから成る。
このような構成を採用することによって、投光部46と受光部44との間の光経路がカバー体60によって外囲されるので、空中浮遊物などの異物によって光経路が遮断されることを防ぐとともに、太陽光などの外部の光およびその反射光などの外乱光が受光部44に入射することを防ぎ、検出精度の低下を防止し、スポット光の検出に対する信頼性を向上することができる。なお、カバー体60は投光部46も覆う形態であってもよい。
2次元変位検出手段33として、受光部44にはたとえば2次元PSDセンサもしくはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、投光部46にはたとえばLEDを用いることができる。このような2次元変位検出手段33は、本発明のさらに他の実施形態として、受光部44をロータブレード45に、投光部46をロータハブ43に取り付ける構成としてもよく、前述の各実施形態と同様な効果を達成することができる。
本発明のさらに他の実施形態では、受光部44に代えて電磁誘導式センサ、投光部46に代えて磁石を用いてもよい。
本発明の一実施形態のロータブレード変位検出装置30の概略的構成を示すブロック図である。 ロータハブ43の一部を示す斜視図である。 2次元変位検出手段33によるスポット光の入射位置の検出原理を説明するための図である。 演算手段36によるスポット光の入射位置の補正処理について説明するための図である。 本発明の他の実施形態の演算手段36によるスポット光の入射位置の補正処理を説明するための図である。 本発明のさらに他の実施形態の投光部46を示す斜視図である。 図6の切断面線VII−VIIから見た断面図である。 位置調整手段51および角度調整手段55によって発光部48を変位させた状態の投光部46を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の2次元変位検出手段33を示す断面図である。 従来技術のロータブレード変位検出装置を装備したヘリコプタ1を示す斜視図である。 他の従来技術のロータブレード変位検出装置を装備した回転翼航空機のロータ付近の断面図である。 さらに他の従来技術のロータブレードの基端部付近の斜視図である。
符号の説明
30 ロータブレード変位検出装置
33 2次元変位検出手段
34 フェザリング角
36 演算手段
38 捩り較正データ
43 ロータハブ
44 受光部
45 ロータブレード
46;46a,46b 投光部
47 受光面
48 発光部
51 位置調整手段
52 基端部
53 可動部
54 可動部
55 角度調整手段
60 カバー体
L2 フェザリング軸
P1 ヒンジ
β フラッピング角
ζ リード・ラグ角
θ フェザリング角

Claims (8)

  1. 回転翼航空機のロータハブに受光部が設けられ、ロータブレードに前記受光部に向けてスポット光を投射する投光部が設けられ、前記受光部は前記投光部から投射された受光面上のスポット光の入射位置に応じた検出値を出力する2次元変位検出手段を備えた回転翼航空機において、
    前記ロータハブへの前記受光部の取付誤差および前記ロータブレードへの前記投光部の取付誤差のうち少なくとも一方によって生じるフェザリング運動によるフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζの誤差を補正するための捩り較正データを前もって取得し、
    前記捩り較正データを使用して、実使用時に前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする回転翼航空機のロータブレード変位検出方法。
  2. 前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の検出値(XB0,YB0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の検出値群(X,Y)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)および基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)の2つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
    実使用時の操縦桿位置とブレード方位角から算出されたフェザリング角を元に前記基準捩り補正ベクトルBから算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
    実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする請求項1記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出方法。
  3. 前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値(XB0,YB0)および第2投光部の検出値(XD0,YD0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値群(XBi,YBi)および第2投光部の検出値群(XDi,YDi)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)および基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)および基準スポット光ベクトルD=(XD0−XB0,YD0−YB0)の3つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
    実使用時の第1投光部の検出値(X,Y)と第2投光部の検出値(X,Y)および前記捩り較正データを用いて算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
    実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出することを特徴とする請求項1記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出方法。
  4. 回転翼航空機のロータハブに受光部が設けられ、ロータブレードに前記受光部に向けてスポット光を投射する投光部が設けられ、前記受光部は前記投光部から投射された受光面上のスポット光の入射位置に応じた検出値を出力する2次元変位検出手段と、
    前記ロータハブへの前記受光部の取付誤差および前記ロータブレードへの前記投光部の取付誤差のうち少なくとも一方によって生じるフェザリング運動によるフラッピング角βおよびリード・ラグ角ζの誤差を補正するための捩り較正データを前もって取得し、
    前記捩り較正データを使用して、実使用時に前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出する演算手段とを含むことを特徴とする回転翼航空機のロータブレード変位検出装置。
  5. 前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の検出値(XB0,YB0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の検出値群(X,Y)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)と基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)の2つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
    実使用時の操縦桿位置とブレード方位角から算出されたフェザリング角を元に基準捩り補正ベクトルBから算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
    実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出する演算手段を含むことを特徴とする請求項4記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出装置。
  6. 前記ロータブレードのフラッピング角β、リード・ラグ角ζおよびフェザリング角θをそれぞれ0°にしたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値(XB0,YB0)および第2投光部の検出値(XD0,YD0)と、前記フラッピング角βおよび前記リード・ラグ角ζを0°にした状態で前記フェザリング角θを変化させたときの前記2次元変位検出手段の第1投光部の検出値群(XBi,YBi)および第2投光部の検出値群(XDi,YDi)(i=1,2,……)から求めたフェザリング回転中心(XT0,YT0)とに基づいて、原点補正ベクトルT=(−XT0,−YT0)と基準捩り補正ベクトルB=(XT0−XB0,YT0−YB0)および基準スポット光ベクトルD=(XD0−XB0,YD0−YB0)の3つのベクトルを捩り較正データとして前もって取得し、
    実使用時の第1投光部の検出値(X,Y)と第2投光部の検出値(X,Y)および前記捩り較正データを用いて算出される捩り補正ベクトルBを用いて誤差補正演算を行い、
    実使用時の検出値(X,Y)から前記受光面上のスポット光の入射位置に対応するフェザリング運動による誤差を排除した補正位置(X,Y)を算出する演算手段を含むことを特徴とする請求項4記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出装置。
  7. 前記2次元変位検出手段の前記投光部は、前記ロータブレードのフェザリング軸に対して略垂直な平面に沿って前記投光部の一部をなす発光部を変位可能に保持する位置調整手段と、前記発光部を角変位可能に保持する角度調整手段とを含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出装置。
  8. 前記2次元変位検出手段は、前記投光部と前記受光部との間の光経路を外囲するように設けられ、遮光性および可撓性を有する材料から成るカバー体を含むことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1つに記載の回転翼航空機のロータブレード変位検出装置。
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