JP2010148418A - 恒温装置 - Google Patents

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JP2010148418A JP2008329534A JP2008329534A JP2010148418A JP 2010148418 A JP2010148418 A JP 2010148418A JP 2008329534 A JP2008329534 A JP 2008329534A JP 2008329534 A JP2008329534 A JP 2008329534A JP 2010148418 A JP2010148418 A JP 2010148418A
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佳龍 張
Katsunobu Oyama
克宣 大山
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Abstract

【課題】従来の恒温装置において、容器内の試料を攪拌する振動発生手段がカム機構によるものであり、カム機構を動作させる駆動源に大きな出力を要するものが必要となる。このため、恒温装置全体の大きさが非常に大型かつ複雑になるという課題があった。
【解決手段】本発明の恒温装置は、駆動源と駆動源の可動部に取り付けられる偏心おもりとからなる振動発生手段を弾性部材を介して基板上に備えることにより、駆動部には編心おもりを回転させる負荷だけがかかることとなり駆動源が小型であっても十分な振動を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は 抗体、抗原、遺伝子、酵素、細菌、酵母、その他微生物など(以下、試料等という。)が入ったマイクロプレート、PCRプレート、サーマルブロック、チューブ並びに試験管等の容器(以下、容器という。)を冷却・加熱することができる恒温装置に関するものである。
試料の検出、増幅、反応、培養を効率良く行うために、容器内の試料等を攪拌するとともに一定温度に加熱または冷却する恒温装置を用いる。従来の恒温装置としては、特許文献1(特開平10-108663)に開示される恒温装置が提案されている。
この従来の恒温装置(マイクロインキュベーター)51は、振動発生手段(小型攪拌機本体)52の上面に載置台(振とう台)53を設け、この載置台53を囲う加熱室54を備えるものである。
この恒温装置51において、振動発生手段52は、その底板54にモータ55を取り付けられている。このモータ55の回転軸56に、偏心回転軸57を取り付け、さらに偏心回転軸57の側周に振動板59を嵌挿している。また、偏心回転軸57に、偏心回転による振動やガタつきを解消するためのバランスウェイト60を振動板59と同調回転するように取り付けている。さらに底板54の四隅には、振動板59を可撓性と耐震性を確保するためにウレタン樹脂製の棒体61を備えている。このようなカム機構を備えることで、載置台53を水平面内で回転振動させることができる。このため、従来の恒温装置では、モータ55は、棒体61の抗力、バランスウェイト60を回転させる出力などを加算したものに上回る出力を要する大型のモータ55が必要となる。そうすると、恒温装置51の大きさも大型化せざるを得ない。
特開平10-108663号公報
従来の恒温装置51では、振動発生手段52が大型であるという課題がある。
本発明の恒温装置は、試料等を収納する容器等の温度を調整する温度調整手段と、駆動源と駆動源の可動部に備える偏心おもりとからなる振動発生手段と、を少なくとも1つの弾性部材を介して基板に備えている。
温度調整手段は、制御手段と、温度センサと、加熱または冷却手段などからなる。この温度調整手段は、制御手段により温度センサ(接触式、非接触式を問わず、たとえば熱電対、測温抵抗体、焦電型温度センサなど)から被測定物である試料等自身、載置台、容器、容器の雰囲気などの温度を測定した温度情報を入力し、温度情報を記憶手段に記録し、あらかじめ入力している設定温度(目標値)との差を演算手段により演算し、測定温度が目標値となるように加熱・冷却するように(温度制御手段により加熱・冷却手段などに加熱・冷却動作開始または停止などの命令信号を送ることにより)温度制御するものである。
加熱・冷却手段としてペルチェユニット、ヒータ・クーラ(冷却した気体または加熱した気体を容器が置かれる環境内に循環させるもの、液体または気体を管内に循環させて容器を直接的または間接的に冷却・加熱するものであって容器の外周を囲む筺体を有するもの、容器上面が解放されているものを含む。また、加熱・冷却の一方のみできるもの、両方できるものを含む。)などである。制御手段は、たとえば、シーケンサによる制御をおこなうものや、パソコンによるプログラムソフトにより制御をおこなうものや、これらを組み合わせたものなどである。
振動発生手段の駆動源は、回転、揺動、直線駆動できるものであり、各種モータ、電磁ソレノイド、エアシリンダなどである。振動発生手段は、駆動源の可動部に偏心おもりを取り付けたものである。おもりは、駆動源の作動により、恒温装置の重心から偏心位置と別途偏心位置への移動、もしくは偏心位置と恒温装置の重心を通る鉛直線上にある位置間を移動するものである。
弾性部材は、板ばね、コイルばね等の金属製、もしくは樹脂等の非金属製ばね及び、ゴムや樹脂などの部材など、さらに、これらの組み合わせたものを用いることができる。また、その形状は、円柱、多角柱のみならずコイル状、櫛歯状、シート状などであってよい。また、多種の、たとえばばね定数の異なる弾性部材を、比較的ばね定数の低いものを振動側に、高いものを固定部側に重ねて備える構成としてもよい。これにより、基板への振動の伝達を軽減することができる。
本発明の恒温装置は、弾性部材により温度調整手段と振動発生手段とをこれらの側面、下部、上部、これらの組み合わせた方向から支持することができる。
この恒温装置において、振幅、振動数、振動方向(円運動、楕円運動、立体的な回転運動、往復運動)、は、振動発生手段のモータの選定すること、弾性部材の種類やばね定数などを選定すること、恒温装置の重量、恒温装置の重心位置、弾性部材の配置・ばね定数(後述する弾性部材を複数・多種備える場合には、弾性部材間の距離)を変更すること、振動発生手段から装置全体の重心位置までの距離を変更すること、並びに全体の重量を変更するなどによって決まる。本発明の恒温装置は、なお、恒温装置の振動周期は、モータの速度変化によって変更できる。
本発明の恒温装置は、振動発生手段と温度調整手段とを弾性部材を介して基板上に備えることにより、振動発生手段が小型であっても十分な振動を得ることができる。
図1に示す本発明の恒温装置10aは、基板11上の中央に弾性部材である略円柱形の耐震ゴム12を1つ取り付けている。耐震ゴム12の上面に振動板21を介して振動発生手段20を固設する。振動発生手段20は、振動板21上にモータ22を回転支軸22aが鉛直上向きとなるように固定して備えて、回転支軸22aに偏心おもり23を取り付けている。このモータ22を作動することで、耐震ゴム12から上部に取り付けられる部材を振動させることができる。また、振動板21上には、支柱24を介して温度調整手段を備える。30は、温度調整手段であるペルチェユニットである。ペルチェユニット30は、ペルチェ素子31を挟んで上部に容器32を載置する載置台33(加熱・冷却ブロック)を備える。ペルチェ素子31の下部にはヒートシンクである放熱フィン34を備えている。さらに放熱フィン35の下部に放熱フィン34を冷却するためのファン35を備える。モータ22とファン35の回転軸はともに鉛直方向となるように備えている。恒温装置の重心位置(図中にG1と示す。)を基板11のほぼ中央の鉛直上に延長線上として、偏心おもり23を回転すること、恒温装置10aの重心移動により恒温装置10a自身を振動させるものである。このような構成とすることでモータ22に余計な負荷なく偏心おもりを回転させることができる。これにより、駆動源の出力は比較的小さいものでもよく、恒温装置も簡素化できる。
なお、この恒温装置10aの載置台における振幅は、0mmからウェルの直径(7〜8mm)まで程度である。
このような実施例の構成とすることで、各構成要素を基板11のほぼ中央の鉛直延長線上に積み上げる構造とすることにより、部品点数を最小限とすることができ、装置を簡素化することができる。
図2は、図1に示す容器32とは異なる容器を示すものである。この容器は、PCR法により用いられるプレート(以下、PCRプレート42という。)と伝熱ブロック(サーマルブロック)43とからなる。PCRプレート42は、ポリプロピレンに、ポリカーボネート、アルミ、カーボン−アルミコンポジットなどの任意材料を加えた耐熱性のあるものである。PCRプレート42の上面42aに、底のある穴(以下、ウェル42bという。)があいており、裏面は、鉛直下向きの突起状となっている。ウェル42bは、上面42a上に縦横規則正しく整列して96個(12列×8行)備えられる。伝熱ブロック43は、PCRプレート42のウェル42bの突起に対応する穴43aを有するアルミ塊である。PCRプレート42は、ウェル42bを対応する伝熱ブロック43の穴43aに挿入して、伝熱ブロック43上に載置して使用する。この実施例においては、載置台33もアルミであり、伝熱ブロック43アルミとすることで、双方間の熱損失が最小限にすることができる。
図3の振動発生手段20aは、図1の振動発生手段20と異なる実施例を示す斜視図である。この振動発生手段20aは、モータ基台51上であって円周状に複数備えるステータ52と、ステータ52に取り付けられるステータ53と、ステータコイル52の内周に回転可能に備える回転支軸54と、回転支軸54の端面に回転支軸と中心軸を一致するように取り付けられて、かつ、底板を有する管状の回転子55の管の内壁部分であってステータ54と対面する離間した位置に備える磁石56と、回転支軸54の外周に取り付けた偏心おもり57とからなる。この実施例では、モータ50の側面及びモータ基台51であって回転子55の周辺に通気孔58を備える構成とすることができる。また、通気孔58による開口部を設けることにより矢印方向に吸気または排気することができる。これは、図1の振動発生手段20を振動発生手段20aに置き換えたとき、振動発生手段20aの上部にファン35が取り付けられていることから、ファン35が放熱フィン34への送風のための吸気孔として用いられる。また、図1の振動発生手段20を振動発生手段20aに置き換えたことにより恒温装置10の高さを低く抑えることができ、装置全体としてコンパクトになる。
図4(a)に示す簡素化した恒温装置10bは、図1の耐震ゴムに換えて板ばねを用いたものについての側面図である。2つ板ばね61a、61bの平面が基板11の平面が水平方向に向けてほぼ平行となるよう基板に取り付けられている。基板11上(固定側)にブラケット62a、62bを介して2つの板ばね61a、61bの一端がそれぞれ取り付けられている。板ばね61a、61bの他端に、ブラケット62c、62dを介して振動板(振動側)21をそれぞれ取り付けている。振動発生手段20の作動により、恒温装置は、図中の矢印方向(S)に往復揺動することができる。図中の点線は、板ばねが振動により撓んだときの様子を示すものである
図4(b)に示す簡素化した恒温装置10cは、図4(a)に示す板ばね61a、61bをコイルばね65a、65bに置き換えた実施例を示す。基板上にコイルばね65a、65bの一端を取り付け、振動板21に他端を取り付けている。振動発生手段20の作動により、恒温装置10cは、図中の矢印(T)に示すように立体的に回転運動する。
図5は、弾性部材を図1に示す恒温装置の配置とは異なる位置に配置したときの実施例である。図5(a)では、2つの基板11を平行壁状に立てて備える。弾性部材12を基板11の内側側面にそれぞれ取り付けている。図6(b)では、恒温装置10eの上部と下部に弾性部材12の一端を取り付け、弾性部材12の他端を天井側と地上側の基板11に取り付けて備える。このとき、天井側と地上側の弾性部材12は、自重などを考慮してばね定数が異なるもの(たとえば、天井側に取り付けえる弾性部材12aのばね定数を地上側の弾性部材12bに比べて小さいもの)を備える構成であってもよい。
図1は、本発明の恒温装置を示す側面図である。 図2は、載置台上に載置する容器を示す一部切り欠き斜視図である。 図3は、図1に示す恒温装置の駆動源とは異なるものを示す一部切り欠き斜視図である。 図4は、図1に示す弾性部材とは異なる弾性部材を備える恒温装置を示す側面図である。 図5は、図1に示す弾性部材の配置とは異なる位置に配置を示す側面図である。 図6は、従来の恒温装置を示す切り欠き側面図である
符号の説明
10 恒温装置
11 基板
12 耐震ゴム(弾性部材)
20 振動発生手段
22 モータ(駆動源)
23 偏心おもり
30 ペルチェユニット(温度調整手段)
32 容器(容器等)

Claims (1)

  1. 試料等を収納する容器等の温度を調整する温度調整手段と、
    駆動源と駆動源の可動部に備える偏心おもりとからなる振動発生手段と、
    を少なくとも1つの弾性部材を介して基板に備えることを特徴とする恒温装置。
JP2008329534A 2008-12-25 2008-12-25 恒温装置 Withdrawn JP2010148418A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101541760B1 (ko) 2011-06-14 2015-08-04 로제 가부시키가이샤 회전하는 시료 테이블을 구비하는 항온 장치
CN106754349A (zh) * 2017-01-13 2017-05-31 广东顺德工业设计研究院(广东顺德创新设计研究院) 加热振动装置及包括该加热振动装置的核酸提取设备
CN113150990A (zh) * 2021-05-15 2021-07-23 黄韶平 细胞培养皿

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