JP2010147686A - 経路最適化のための情報交換方法、モバイルノード、アクセスゲートウェイ並びに通信システム - Google Patents

経路最適化のための情報交換方法、モバイルノード、アクセスゲートウェイ並びに通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようにする。
【解決手段】ネットワークベースのモビリティ管理ドメインにそれぞれ接続している2つのモバイルノード(MN1及びMN2)間で通信を行う場合、一方のMN2から他方のMN1に対して送信される経路最適化(RO1)のメッセージに、MN1の識別情報が挿入される。MN2を接続しているアクセスゲートウェイ(MAG2)は、このメッセージをインターセプトしてMN2を特定し、MN2を接続しているアクセスゲートウェイ(MAG1)との間でROを行うための準備を開始する。これにより、MAG1がMAG2の識別情報を把握した時点において、MAG2ではROを行うための準備が既に開始されており、MAG1とMAG2との間のROが迅速に行われるようになる。
【選択図】図5

Description

本発明は、2つのモバイルノード間で通信が行われる場合のアクセスゲートウェイ間における経路最適化のための情報交換方法、モバイルノード、アクセスゲートウェイ、並びに通信システムに関する。
IP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)ベースのネットワークでは、ある端末が別の端末との間で通信を行う場合に、データをパケット化して送信する。IPパケットは、IPヘッダ及びペイロードによって構成されている。IPヘッダには送信元(ソース)及びあて先アドレスが含まれ、ペイロードには端末間で送受信されるデータが含まれる。
IPアドレスは階層的なアドレス構造となるように設計されており、移動可能な端末(MN:Mobile Node)がサブネット間を移動した場合には、IPアドレスが変更される必要がある。しかしながら、TCP(Transmission Control Protocol:伝送制御プロトコル)を始めとする上位レイヤにおける接続はIPアドレスによって規定されているため、MNがIPアドレスを変更した場合には、アクティブなIPセッションの接続が切断されてしまうことになる。
このようなモビリティに関する問題に対処するため、下記の非特許文献1に記載されているMIP(Mobile IP:モバイルIP)が考案された。特に、IPv6用に改良されたMIPは、MIPv6と呼ばれている。MIPv6では、MNは、ホームアドレス(HoA:Home Address)を有するとともに、移動先において気付アドレス(CoA:Care-of address)が付与される。そして、MNが、MNのHN(Home Network:ホームネットワーク)に属するHA(Home Agent:ホームエージェント)に対して、MNのHoAとCoAとの関係を記載したBU(Binding Update:バインディングアップデート)メッセージを送信し、MNのHAがMNのHoAとCoAとの関係を把握することで、MNが移動先に存在する場合でもHoAによって到達可能な状態となる。また、MIPv6では、トンネリングの手法によって、IPパケットのカプセル化/デカプセル化が行われる。
MIPv6では、MNが送受信するパケットが、MNのHNを経由(HAが転送)するため、パケット伝送経路が不要に長くなり、パケット伝送に遅延が生じる可能性がある。このような不具合を解消するため、MIPv6では、経路最適化(RO:Route Optimization)モードが規定されている。ROでは、MNが、そのMNの通信相手(CN:Correspondent Node)に対してBUメッセージを送信することで、CNがMNのHoAとCoAとの関係を把握し、MNに対して直接(MNのHN経由ではなく)パケットの送信を行うことが可能となる。
このようにMNがCNに対してROを行う場合、MNは、BUメッセージの送信前に、MNのCoAが適切である(MNに到達可能である)ことを示すためのRR(Return Routability:リターンルータビリティ)処理を行う。RR処理では、MNとCNとの間において、MNのHN経由でHoTi(Home Test init:ホームテスト開始)メッセージ及びHoT(Home Test:ホームテスト)メッセージの交換が行われるとともに、MNとCNとの間で直接CoTiメッセージ(Care-of Test init:気付テスト開始)メッセージ及びCoT(Care-of Test:気付テスト)メッセージの交換が行われる。
上述のMIPv6がホストベース(クライアントベース)のモビリティ管理であるのに対し、ネットワークベースでモビリティ管理を行う手法も存在している。例えば、ネットワークベースのモビリティ管理方法として、下記の非特許文献2に記載されているPMIP(Proxy Mobile IP:プロキシIP)が存在している。特に、IPv6用に改良されたPMIPは、PMIPv6と呼ばれている。
PMIPv6では、PMIPv6ドメイン内に、プロキシモバイルアクセスリンクに接続したMNのモビリティに関連するシグナリングを管理するMAG(Mobile Access Gateway:モバイルアクセスゲートウェイ)、PMIPv6ドメインにおいてMNのHAとしての役割を果たすLMA(Local Mobility Anchor:ローカルモビリティアンカ)が配置される。MAGは、MNの接続を検出すると、そのMNの識別情報(例えば、MNに固有のホームプレフィックス)を含むPBU(Proxy BU)メッセージをLMAへ送信する。LMAは、MNの識別情報とそのMNへ到達可能となるMAGとの関係を管理し、MNあてのパケットを適切なMAGへ転送することが可能である。これにより、MNはどのMAGに接続した場合であっても、IPアドレスを変更することなく到達可能な状態となる。
図1には、それぞれが訪問ネットワーク(VN:Visited Network)に位置している2つのMN(MN1及びMN2)が相互に通信セッションを開始する場合の一例が図示されている。なお、VNは、それぞれのMNのHNではないネットワークを表している。
MN1は、自身のHN(HN1)内のHA1との間でパケットトンネリングを行うことが可能であり、MN2は、自身のHN(HN2)内のHA2との間でパケットトンネリングを行うことが可能である。また、VN1及びVN2はそれぞれPMIPv6サービスを提供している。VN1にはLMA1及びMAG1が配置されており、VN2にはLMA2及びMAG2が配置されている。なお、LMA1とMAG1との間、及び、LMA2とMAG2との間には、それぞれPMIPv6トンネルが存在する。
MN1とMN2との間におけるデータパスがそれぞれのHN1(HA1)及びHN2(HA2)を経由する場合には、データパスは、図1に図示されている実線のようになる。この場合、データパスは不要に長くなり、パケット伝送に遅延が生じることになる。一方、MN1がMIPv6のROを実行した場合には、データパスはHN1(HA1)を経由せずにLMA1からHN2(HA2)を経由し、データパスは、図1に図示されている細かな点線のようになる。さらに、MN2がMIPv6のROを実行した場合には、データパスはHN2(HA2)を経由せず、LMA1とLMA2との間でパケットが直接伝送されるようになり、図1に図示されている荒い点線のようになる。
しかしながら、PMIPv6などによるネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにMNが接続した場合、MNがクライアントベースのモビリティ管理を実行したとしても、CNとの間の通信セッションのデータパスが最適化されない可能性がある。
例えば、図1に荒い点線で図示されているように、PMIPv6ドメインに接続しているMN1及びMN2の両方がMIPv6のROを実行したとしても、データパスは、PMIPv6ドメイン内のLMA(LMA1及びLMA2)を経由する必要があり、完全に最適化された経路が実現されるわけではない。
上記の問題を解決するため、本発明は、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノード(MN)が、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の経路最適化のための情報交換方法は、第1ネットワークにモバイルノードを接続している第1アクセスゲートウェイに、第2ネットワークにコレスポンデントノードを接続している第2アクセスゲートウェイの識別情報を通知する経路最適化のための情報交換方法であって、
前記コレスポンデントノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップと、
前記コレスポンデントノードがモバイルノードに対して開始した第1の経路最適化処理のメッセージを用いて、前記モバイルノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップと、
前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を含むメッセージであって、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの前記メッセージから、前記第1アクセスゲートウェイが前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を抽出するステップとを、
有する方法であり、
前記コレスポンデントノードが、前記モバイルノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップにおいて送信される前記メッセージに、前記モバイルノードの識別情報を挿入するステップと、
前記第2アクセスゲートウェイが、前記モバイルノードの識別情報が挿入された前記メッセージをインターセプトして前記モバイルノードの前記識別情報を抽出するステップと、
前記第2アクセスゲートウェイが、抽出された前記モバイルノードの前記識別情報から特定される前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するステップとを、
有する。
これにより、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノードが、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようになる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のモバイルノードは、第1アクセスゲートウェイによって第1ネットワークへ接続されているモバイルノードであり、第2アクセスゲートウェイによって第2ネットワークへ接続されている第2コレスポンデントノードとの間でデータパケットを交換するモバイルノードであって、
前記第1アクセスゲートウェイの識別情報を含むメッセージを受信する受信器と、
前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記第1アクセスゲートウェイに対して、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼する経路最適化依頼部とを、
有する。
この構成により、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノードが、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようになる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のアクセスゲートウェイは、第1ネットワークにモバイルノードを接続している第1ゲートウェイであり、第2ネットワークにコレスポンデントノードを接続している第2アクセスゲートウェイへのデータパスを確立するアクセスゲートウェイであって、
前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記モバイルノードから、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼を受け、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう構成されている。
この構成により、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノードが、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようになる。
また、本発明によれば、本発明を実現するためのモバイルノードと、本発明を実現するためのアクセスゲートウェイを有する通信システムが提供される。
本発明は上記の構成を有しており、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノードが、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようになるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
本発明では、アクセスゲートウェイ(PMIPv6におけるMAG)同士が、互いの識別情報(あるいはアドレス)を把握できるようにし、それぞれのアクセスゲートウェイ配下のMN間における通信セッションにおいて、アクセスゲートウェイ間で直接パケットの伝送を行えるようにすることで、例えば、図2に図示されている一点鎖線のように、MNの通信セッションに係るデータパスがより短くなるようにする。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。例えば、図3に図示されている動作によって、MAGに対して、MNの通信セッションにおけるパケットがMAG間で直接伝送されるようにするための情報を提供することが可能である。図3には、本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すシーケンスが図示されている。
MN1及びMN2は、それぞれMAG1及びMAG2に接続すると、自身が接続しているMAG1及びMAG2の識別情報(MAG1−ID及びMAG2−ID)を任意の方法で取得する。例えば、MN1とMN2とがSIP(Session Initiation Protocol)による通信を開始したとする。ここで、MN1がSIPのINVITEメッセージをMN2へ送信した場合、例えば、MN1が接続しているVN1のセッション管理サーバによって、MAG2の識別情報(MAG2−ID)がINVITEメッセージに挿入される。これにより、MN2はMAG2−IDを把握することが可能となる。また、MN2からMN1へRINGINGメッセージ(INVITEメッセージに対する応答)が送信された場合、例えば、MN2が接続しているVN2のセッション管理サーバによって、MAG1の識別情報(MAG1−ID)がRINGINGメッセージに挿入される。これにより、MN1はMAG1−IDを把握することが可能となる。
INVITEメッセージには、MN2にMN1との間でRO(RO1)を開始させるトリガが含まれている。MN2は、このトリガによってRO処理を開始し、このRO処理において送信される任意のメッセージに、MN2のCoA(MN2_CoA)及びMAG2−IDを挿入する。これにより、MN1は、MN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を取得する。
一方、MN1からMN2の方向に関して、MN1がRO(RO2)を開始する。MN1は同様に、このRO処理において送信される任意のメッセージに、MN1のCoA(MN1_CoA)及びMAG1−IDを挿入する。これにより、MN2は、MN1に関する情報(MAG1−IDとMN1_CoAとの関係)を取得する。
さらに、MN1は、RO処理において送信される任意のメッセージに、MN2から受信したMN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を挿入する。MAG1は、このメッセージを受信(インターセプト)し、MN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を把握する。
MN1から受信したメッセージによってMN1に関する情報(MAG1−IDとMN1_CoAとの関係)を取得したMN2は、任意のメッセージ(例えば、MN1あてのメッセージ)に、MAG2が検出可能な形式でMN1に関する情報(MAG1−IDとMN1_CoAとの関係)を挿入する。MAG2は、このメッセージを受信(インターセプト)し、MN1に関する情報(MAG1−IDとMN1_CoAとの関係)を把握する。
以上の動作によって、MAG1はMN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を把握でき、MAG2はMN1に関する情報(MAG1−IDとMN1_CoAとの関係)を把握できるようになるため、MAG1とMAG2との間で、MN1とMN2との間の通信セッションに係るパケットを直接転送できるようにするためのトンネルが確立できるようになる。このトンネルを経由することで、MN1とMN2との間の通信セッションに係るデータパスはより短くなる。
さらに、図4を参照しながら、本発明の第1の実施の形態における詳細な動作例について説明する。図4には、本発明の第1の実施の形態における詳細な動作例を示すシーケンスが図示されている。なお、図4に図示されている詳細な動作例は、図2に図示されているネットワーク構成に基づくものである。また、図4に図示されている詳細な動作例では、図3に図示されている動作の一例とは異なり、最初にMN1側からROが開始されるものとする。
図4において、黒い太線(MN1とHA1との間、MN2とHA2との間)はMIPv6トンネルを表している。また、灰色の太線(MAG1とLMA1との間、MAG2とLMA2との間)はPMIPv6トンネルを表している。また、斜体(イタリック)の文字は新規の情報又は新規の処理を表している。
最初は、MN1とMN2との間において、データパケットがMIPトンネル及びPMIPトンネルを介してホームネットワーク伝送されている。MN1及びMN2は、任意の方法(例えば、上述のSIPなど)によって、それぞれのMAGの識別情報を把握する。すなわち、MN1はMAG1−IDを把握し、MN2はMAG2−IDを把握する。
ここで、MN1が、任意のトリガ(例えば、SIPのringingメッセージのトリガ)に応じて、MIPv6のROを開始し、HoTi及びCoTiメッセージをMN2へ送信したとする。なお、MN1からMN2へのHoTiメッセージ及びMN2からMN1へのHoTメッセージのパスは同一であり、図4では、HoTi/HoTメッセージが双方向の矢印で表されている。また、CoTiメッセージはMN2のHoAに直接送られるため、LMA1やHA1を経由せずに直接HA2へ届き、その応答であるCoTメッセージも同一の経路を経て返信される。なお、CoTiメッセージ及びCoTメッセージのパスも同一であり、図4では、CoTi/CoTメッセージも双方向の矢印で表されている。
RR処理に成功した後、MN1は、把握しているMAG1−IDを挿入した拡張BUメッセージをMN2へ送信する。MN2は、この拡張BUメッセージを受信すると、MN1_HoAとMN1_CoAとの関係を記憶するBCE(Binding Cache Entry:バインディングキャッシュエントリ)を作成し、さらに、このBCEにMAG1−IDを追加する拡張を行う。
一方、MN2もRR処理(HoTi/HoTメッセージの交換、及び、CoTi/CoTメッセージの交換)を開始する。このとき、MN2は、既に受信した拡張BUメッセージから把握されたMN1_CoA及びMAG1−IDを挿入した拡張CoTiメッセージをMN2へ送信する。MAG2は、このMN2から送信された拡張CoTiメッセージを検知(スニッフィング)し、拡張CoTiメッセージであることを検出すると、MN1_CoAとMAG1−IDとの関係を抽出する。
このとき、下記の2つのオプション処理が可能である。
1.MAG2は、この拡張CoTiメッセージの拡張情報(MN1_CoAとMAG1−IDとの関係)を削除する変更を行い、変更されたCoTiメッセージ(標準のCoTiメッセージ)をMN1へ送信してもよい。
2.MAG2は、この拡張CoTiメッセージを変更せずにMN1へ送信し、MN1で拡張情報を無視してもよい。
なお、図4には、上記のオプション処理2が図示されている。MIPv6のRR処理が完了すると、MN2は、把握しているMAG2_IDとMN2_CoAとを挿入した拡張BUメッセージをMN1へ送信する。MN2が拡張BUメッセージを受信した上述の場合と同様に、MN1は、この拡張BUメッセージを受信すると、MN2_HoAとMN2_CoAとの関係を記憶するBCEを作成し、さらに、このBCEにMAG2−IDを追加する拡張を行う。
なお、MAG2は、MN1_CoAとMAG1−IDとの関係を把握した時点(すなわち、MAG2が、拡張CoTiメッセージからMN1_CoAとMAG1−IDとの関係を抽出した時点)で、すぐにMAG1との間でPMIPのROトンネルの確立処理を開始してもよい。また、MAG2は、図4に図示されているようにMN1によるMIPのRO処理が完了した後で、MAG1との間でPMIPのROトンネルの確立処理を開始してもよい。MAG2からMAG1への片方向のPMIPのROトンネルが確立された場合、MAG2は、MN2から受信したデータパケット(MN1あてのデータパケット)を、このPMIPのROトンネルを経由してMAG1へ転送できるようになる。
なお、オプションとして、さらに、MN2_CoA及びMAG2−IDが挿入された拡張CoTiメッセージがMN1からMN2へ送信されてもよい(図4の灰色の影部分)。なお、この拡張CoTiメッセージは、更なるRR処理を行うためのものではなく、MAG1に対してMN2_CoAとMAG2−IDとの関係を通知するためのものである。この処理は、MAG1からMAG2へのPMIPのROトンネルを確立しようとした場合にのみ必要となる。
また、MAG2が開始したPMIPのROトンネルの確立処理の過程において、MAG2からMAG1に対して、MAG2−IDとMN2_CoAとの関係に関する情報が伝送されてもよい。この場合には、オプションの処理(図4の灰色の影部分)が行われなくても、MAG1からMAG2へのPMIPのROトンネルが確立される。
上述の更なる拡張CoTiメッセージがMN1からMN2へ送信される場合、MAG1は、MN1から送信された拡張CoTiメッセージをインターセプトして、MAG2−IDとMN2_CoAとの関係を抽出する。そして、MAG1は、このCoTiメッセージをMN2へ送信してもよい(HN2から、MN2へのトンネル経由)。MN2は、このCoTiメッセージを、同一のCoAを含む拡張BUメッセージをMN1から受信した直後に受信した場合には、CoTiメッセージを破棄してCoTメッセージによる応答を行わないようにしてもよい。また、MN2は、タイマなどによって時間管理を行い、拡張BUメッセージの受信後から所定の時間のうちに受信したCoTiメッセージを破棄してもよい。
なお、MAGの識別情報は単にMAGを識別するための情報であり、MAG1とMAG2との間におけるトンネルの確立には、MAGの識別情報ではなく、MAGのIPアドレスが用いられる(ただし、MAGの識別情報としてMAGのIPアドレスが用いられる場合には、MAGの識別情報によってトンネルの確立が可能である)。
MAG1及びMAG2は、互いに相手のMAGの識別情報を把握した後、セキュアDNS(Domain Name System)処理を行って相手のMAGのIPアドレスを解析する。例えば、MAG1は、MAG2−IDに関してDNS解析を行うことで、MAG2のIPアドレスを把握する。また、MAG1は、MAG2−IDとMN2_CoAとの関係を把握した後に、MAG2とのPMIPのRO処理を行うことでMAG2へのトンネルの確立処理を開始してもよい。
また、図4によれば、MN1及びMN2がMIPv6のRO処理を完了した後で、MAG間のトンネル確立処理が開始されるように図示されているが、各MAGは、相手の情報(他のMNのCoAと他のMAGのIDとの関係)を把握するとすぐに他のMAGへのトンネルの確立処理を開始してもよい。なお、PMIPのRO処理は、MIPv6のRR処理を行うことによって2つの通信端末間におけるセキュリティアソシエーションが確立されるMIPv6のRO処理と同様に、PMIPのRO処理を行う前に両方のMAGが互いに認識して信頼し合う必要はないように設計可能である。
ただし、実際のシステムにおいては、MAG間においてトンネルを確立するためには、まずMAG間においてセキュリティアソシエーションが構築される必要がある場合が多い。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4に図示されている詳細な動作例では、例えば、MAG2が拡張CoTiメッセージからMN1_CoAとMAG1−IDとの関係を抽出した時点、MN1によるMIPのRO処理が完了した時点などにおいて、MAG1とMAG2との間でPMIPのROトンネルの確立処理の開始が可能となる。
しかしながら、PMIPにおけるMAG間のRO処理では、より一般的な環境では、MAG同士が相互に十分な信頼関係を有していない場合がある。PMIPのRO処理は、MAGが互いに認識して信頼し合う必要はないように設計可能であるが、実際のシステムにおいては、セキュリティを強化するうえでもMAG間で信頼関係を構築することが望ましい。
また、たとえ相互に何らかの関係があるMAG間であっても、その関係を確認したり、それぞれが正しい(安全な)MAGであることを示したりする必要があるかもしれない。例えば、MAGはそれぞれのネットワークの認証サーバ経由で、相互にその所在を認証したり、ローミング関係にあるネットワーク間をまたぐ関係であれば、複数の認証サーバを経由して確認したりする必要があるかもしれない。また、上述のような認証処理だけではなく、転送経路の設定、QoSのためのリソース確認及び確保、課金のための処理など、様々な処理が必要となる可能性もある。
このように、PMIPにおけるMAG間のRO処理には、複数の情報の送受信や様々な処理、さらには別のネットワーク内のノードとの情報の送受信などが必要となり、最終的にPMIPのROトンネルが確立されて最適な経路で通信が開始できるようになるまでに時間がかかってしまうことが考えられる。
例えば、上述の図4に図示されている詳細な動作例において、例えば、オプションの処理(図4の灰色の影部分)を行うことによって、MAGが相互に認証を行う上で助けとなるかもしれない。しかし、このオプションの処理は、MN1が、MN2からの拡張BUメッセージを受信し、拡張BUメッセージ内に含まれているMAG2−IDを抽出してから実行することが可能なものである。この時点からPMIPにおけるMAG間のRO処理が開始されると、信頼関係の構築(あるいは確認)やその他の様々な処理に時間を要する場合には、実際にPMIPのROトンネルが確立されるのが遅くなってしまう可能性がある。
また、オプションの処理(図4の灰色の影部分)において、MN1がCoTiメッセージ(拡張CoTiメッセージ)を再度送信する処理は、MN1がMAG1に対してMN2_CoAとMAG2−IDとの関係を通知するためのものであり、経路を最適化するために送信されるCoTiメッセージとしては冗長なものである。なお、このとき送信される拡張CoTiメッセージは、MN2側で破棄又は無視されるものであり、経路を最適化するためのCoTiメッセージとしての役割を有していない。
そこで、本発明の第2の実施の形態では、本発明の第1の実施の形態における処理の効率化を行うことで、PMIPのROトンネルが最終的に確立されるまでの時間の短縮を図る。本発明の第2の実施の形態の処理は、特に、MAG間におけるPMIPのROトンネルの確立処理に時間を要する場合に有用である。
本発明の第2の実施の形態では、MAG2と同様に、MAG1も、配下のMN1が送信するCoTiメッセージをインターセプトするように構成される。例えば、図5に図示されている動作によって、MAGに対して、MNの通信セッションにおけるパケットがMAG間で直接伝送されるようにするための情報を提供することが可能である。図5には、本発明の第2の実施の形態における動作の一例を示すシーケンスが図示されている。
図3に図示されている本発明の第1の実施の形態における動作の一例と同様に、図5において、MN1及びMN2は、それぞれMAG1及びMAG2に接続すると、MAG1−ID及びMAG2−IDを任意の方法で取得する。そして、MN2が任意のトリガによってRO処理を開始すると、MN2は、このRO処理において送信される任意のメッセージに、MN2_CoA及びMAG2−IDを挿入する。これにより、MN1は、MN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を取得する。また、このRO処理において、MN2は、任意のメッセージ(例えば、MN1あてのメッセージ)に、MAG2が検出可能な形式でMN1に関する情報(例えば、MN1_CoA)を挿入する。
MAG2は、このメッセージを受信(インターセプト)し、MN1に関する情報(例えば、MN1_CoA)を把握して、配下のMN2のために行われるRO処理の準備を開始する。なお、このRO処理の準備において、MAG2は、MN1_CoAによって特定されるMN(MN1)を配下に有するMAG(MAG1)の識別情報(MAG1−ID)を取得してもよく、MN1を配下に有するMAG2との間でこの後行われるであろうPMIPのROトンネルの確立処理のための事前準備を行ってもよい。
一方、MN1からMN2の方向に関して、MN1がRO(RO2)を開始する。MN1は、このRO処理において送信される任意のメッセージに、MAG1が検出可能な形式でMN2に関する情報(MN2_CoA及びMAG2−ID)を挿入する。これにより、MAG1は、このメッセージを受信(インターセプト)し、MN2に関する情報(MN2_CoAとMAG2−IDとの関係)を把握する。
以上の動作によって、MAG1はMN2に関する情報(MAG2−IDとMN2_CoAとの関係)を把握できるようになるとともに、MAG2はMN1に関する情報(例えば、MN1_CoAとの関係)を把握してMN2のためのPMIPのROトンネルの確立処理(認証処理の準備やその他の様々な設定処理など)の準備を早い段階(上述の本発明の第1の実施の形態よりも早い段階)で開始することができるようになる。そして、MAG1とMAG2との間で、MN1とMN2との間の通信セッションに係るパケットを直接転送できるようにするためのトンネルが確立できるようになる。このトンネルを経由することで、MN1とMN2との間の通信セッションに係るデータパスはより短くなる。
さらに、図6を参照しながら、本発明の第2の実施の形態における詳細な動作例について説明する。図6には、本発明の第2の実施の形態における詳細な動作例を示すシーケンスが図示されている。なお、図6に図示されている詳細な動作例は、図2に図示されているネットワーク構成に基づくものである。また、図6に図示されている詳細な動作例では、図5に図示されている動作の一例とは異なり、最初にMN1側からROが開始されるものとする。
図6において、黒い太線(MN1とHA1との間、MN2とHA2との間)はMIPv6トンネルを表している。また、灰色の太線(MAG1とLMA1との間、MAG2とLMA2との間)はPMIPv6トンネルを表している。また、斜体(イタリック)の文字は新規の情報又は新規の処理を表している。
最初は、MN1とMN2との間において、データパケットがMIPトンネル及びPMIPトンネルを介してホームネットワーク伝送されている。MN1及びMN2は、任意の方法(例えば、上述のSIPや、それぞれのMAGに接続した時の通知(報知)情報など)によって、それぞれの(自身が接続している)MAGの識別情報を把握する。すなわち、MN1はMAG1−IDを把握し、MN2はMAG2−IDを把握する。
ここで、MN1が、任意のトリガ(例えば、SIPのringingメッセージのトリガ)に応じて、MIPv6のROを開始し、HoTi及びCoTiメッセージをMN2へ送信する。なお、MN1からMN2へのHoTiメッセージ及びMN2からMN1へのHoTメッセージは、標準のメッセージと同様である。MN1からMN2へのHoTiメッセージ及びMN2からMN1へのHoTメッセージのパスは同一であり、図4では、HoTi/HoTメッセージが双方向の矢印で表されている。
一方、CoTiメッセージに関しては、MN1は、追加の情報を挿入した拡張CoTiメッセージをMN2へ送信する。追加の情報としては、MN1の通信相手となるMN2のアドレス(MN2_CoA若しくはMN2_HoA)などのMN2を示す情報が挿入されることが望ましい。なお、MAG1は、CoTiメッセージのあて先アドレスからMN2_CoA(若しくはMN2_HoA)を読み取ることも可能な場合もあり、この場合には、MN2_CoA(若しくはMN2_HoA)を特別な追加情報として挿入する必要はない。さらに、MN1は、追加情報として、PMIPのMAG間におけるROトンネルの確立(MN2との通信セッションのデータパケットをこのROトンネル経由で転送すること)を望んでいる(ただし、ネットワーク側で可能であれば)か否かを明示的に示す情報を挿入してもよい。これにより、通常のCoTiメッセージから、MN1のアドレスと、MN2のアドレスを抽出する場合においても、MAG1は以降の動作を行うかどうかを容易に判断できるようになる。また、拡張CoTiメッセージを送信する場合はそれ自体が、PMIPのMAG間におけるROトンネルの確立を望んでいると示すことも可能である。なお、図6においては、CoTiメッセージのあて先はMN2_HoA(HA2でトンネル化されている)であり、拡張CoTiメッセージにおいて、MN2_CoAが通知される場合を示している。
MAG1は、このMN1から送信された拡張CoTiメッセージを検知(スニッフィング)して、その中に含まれている追加情報(例えば、MN2_CoA)を抽出するとともに、MN1のためのPMIPのRO処理の準備を行う。例えば、MAG1は、MN1がMIPのROを目的として情報の送受信を行っていることを、例えば転送経路を管理する記憶領域に記憶する。また、MAG1は、MN1とMN2との間の通信セッションに関して、MN2(若しくは、MN2が接続しているMAG)からROのためのメッセージが届いた場合の準備を行う。
MAG1は、MN1のためのPMIPのRO処理の準備として、例えば、MN1から送信されたMN2_CoAあてのデータパケットをMN2が接続しているMAG(MAG2であるが、この段階ではMAG1にとって正確なあて先は不明)に転送するための転送テーブルを確保しておいたり、MAG2に対して送信する必要がある情報(例えば、認証に必要な情報)を認証サーバに要求しておいたり、MAG2が認証情報を送信してきた際に即座に受け入れることができる準備をしておいたり、PMIPにおけるMAG間のROに必要なトンネルインタフェースをセットアップしたり、必要なQoS(Quality of Service)のためのリソースの確保を開始したりすることなどが挙げられる。
なお、MAG2が認証情報を送信してきた際に即座に受け入れることができる準備として、MN1から送信された拡張CoTiメッセージに鍵情報を付加し、MAG2がこの鍵情報を含む認証情報を抽出して使用できるようにすることによって、MAG2がMN1の通信相手であるMN2のMAGであることをMAG1が即座に特定及び認証できるようにしてもよい。
また、MAG1は、MN1から送信された拡張CoTiメッセージの追加情報を削除して、標準のCoTiメッセージの形式で転送してもよく、あるいは、追加情報が付加されたまま(あるいは、更なる追加情報を付加した状態で)、拡張CoTiメッセージを転送してもよい。なお、MN1から送信された拡張CoTiメッセージは、RR処理の一部であり、MN2は、この拡張CoTiメッセージに対してCoTメッセージによって応答を行う。
RR処理に成功した後、MN1は、把握しているMAG1−IDを挿入した拡張BUメッセージをMN2へ送信する。MN2は、この拡張BUメッセージを受信すると、MN1_HoAとMN1_CoAとの関係を記憶するBCEを作成し、さらに、このBCEにMAG1−IDを追加する拡張を行う。
一方、MN2もRR処理(HoTi/HoTメッセージの交換、及び、CoTi/CoTメッセージの交換)を開始する。このとき、MN2は、既に受信した拡張BUメッセージから把握されたMN1_CoA及びMAG1−IDを挿入した拡張CoTiメッセージをMN2へ送信する。MAG2は、このMN2から送信された拡張CoTiメッセージを検知(スニッフィング)し、拡張CoTiメッセージであることを検出すると、MN1_CoAとMAG1−IDとの関係を抽出する。
MAG2は、この拡張CoTiメッセージの拡張情報(MN1_CoAとMAG1−IDとの関係)を削除して、CoTiメッセージ(標準のCoTiメッセージ)をMN1へ送信してもよく、あるいは、この拡張CoTiメッセージを変更せずにMN1へ送信してもよい。なお、この後の処理は、標準のMIPv6のRR処理(及びBUメッセージの送信処理)と同様である。
MAG2は、MN1_CoAとMAG1−IDとの関係を把握した時点(すなわち、MAG2が、拡張CoTiメッセージからMN1_CoAとMAG1−IDとの関係を抽出した時点)で、すぐにMAG1との間でPMIPのROトンネルの確立処理を開始してもよい。
MAG2は、PMIPにおけるMAG間のROに必要な自身の処理を行い、MAG1(MAG1−IDによって特定)に対してPMIPのRO処理のために必要な情報(認証情報、トンネル確立手順のための情報、QoS確保手順のための情報など)を送信することが可能となる。こうした情報交換はMN2が行うMIPのRO処理と並行して(独立して)実行可能であり、すなわち、MAG間におけるPMIPのROトンネルの確立に必要な処理を早く開始できることになる。
また、このとき、MAG1は、MN1の通信相手が接続しているMAG(MAG2)から申し込まれるPMIPのRO処理を受け入れる状態に関して、既に準備を行っているため、PMIPのRO処理を迅速に遂行できるようになる(あるいは、一部の認証などの問い合わせ処理を事前に済ませておくことも可能である)。
そして、MN1とMN2との間でMIPのROが完了した時点で、MAG1とMAG2との間におけるPMIPのROトンネルが既に確立できている可能性が高くなり、MIP及びPMIPの両方の最適化経路を経由するデータパスが迅速に利用できるようになる。
なお、MAG1及びMAG2が、データパケットを実際にPMIPにおけるMAG間のROトンネル経由で転送してもよいと判断する方法としては、例えば図6に図示されているように、MN1から送信されたBA(Binding Acknowledgement)メッセージをインターセプトすることで確認する方法が挙げられるが、MN1及びMN2のそれぞれからMN2_CoA及びMN1_CoAあてに送信されたパケットを検出した時点で、作成した転送テーブルに基づいて転送を行うようにしてもよく、また、MN1及びMN2のいずれか若しくは両方がMAGにMIPのRO処理が完了した旨を伝えてもよい。また、転送開始の判断を一方のMAGが他方のMAGに伝えるようにしてもよい。
なお、MN1から送信された拡張CoTiメッセージが、MN1がMAG1に対して識別情報(MAG1−ID)を問い合わせるメッセージとしての役割を兼ねていてもよい。このとき、MAG1は、MN1に対してMAG1−IDを通知する処理を行い、例えば事前に行われたSIP処理などの過程でMN1がMAG1−IDを把握していなくても、この時点でMAG1−IDを把握することが可能となる。
また、MN1から送信された拡張CoTiメッセージが、MAG1からMN2に対してMAG1−IDを通知するよう要求するメッセージとしての役割を兼ねていてもよい。この場合、MAG1は、自身の識別情報(MAG1−ID)を拡張CoTiメッセージに付加するか、あるいは、別のメッセージによって自身のID(MAG1−ID)をMN2へ通知し、MN1からMN2へ送信されるBUメッセージにMAG1−IDを挿入する処理が省略可能となる。
また、MN1から送信された拡張CoTiメッセージが、MN2に対してMAG1−IDを通知するメッセージとしての役割を兼ねていてもよい(この時点までにMN1は自身が接続しているMAGの識別情報(MAG1−ID)を把握している必要がある)。この場合、MN1からMN2へ送信されるBUメッセージにMAG1−IDを挿入する処理が省略可能となる。このとき、MN1は、もしMN2が接続しているMAG2の識別情報(MAG2-ID)を受信済であれば、更にBUメッセージにMN2_CoAとMAG2−IDとの関係を示す情報を挿入することで、MAG1にこの情報をより早く伝えることができるようになる。
また、例えば事前に行われるSIP処理や、それぞれのMAGに接続した時の通知(報知)情報からの取得などの過程で、MN1及びMN2のそれぞれが、相手のMAGの識別情報(MN1にとってのMAG2−ID、MN2にとってのMAG1−ID)を把握できるように構成されている場合には、MN1は拡張CoTiメッセージにMN2_CoAとMAG2−IDとの関係を示す情報を挿入し、MN2は拡張CoTiメッセージにMN1_CoAとMAG1−IDとの関係を示す情報を挿入してもよい。上述の拡張CoTiメッセージの送信時点で自身が接続しているMAGの識別情報を通知できる方法により、MN1及びMN2が共に受信した拡張BUメッセージの中の通信相手のMAGの情報を自身のCoTiメッセージで通知するという本発明の機能(共にMIPv6のROの開始側になれる)を実行可能であり、かつ、ほぼ同時刻にMIPv6のROを開始したときに、拡張BUメッセージを受信した時点で、どちらのMNも有効なCoTiメッセージを送信し終わっており、第1の実施の形態のような追加のメッセージをそれぞれのMAGに到達可能なように送信する必要性(この場合でも第1の実施の形態に比べて、PMIPのROを早期に開始できる可能性があるが、追加のメッセージを必要とする)を回避することができる。
なお、上述の第2の実施の形態の構成は、新規の動作を行うMAGやMNが双方のネットワークで機能しているという一般的な環境を考慮すると、それぞれの動作が対称形であることをより効率的に利用できるようになる。つまり、MAGにとって、CoTiメッセージが拡張されたものかどうかは、CoTiメッセージを受信(インターセプト)して分かることであり(インターセプトする動作は、単にメッセージを転送するために受信することに比べ、追加の動作を必要とする)、MAG1もMAG2も本発明の方法に対応している環境では、最初にMN1が送信するCoTiメッセージも、後にMN2が送信するCoTiも同様にインターセプトされていると考えられる。このため、第1の実施の形態に対して第2の実施の形態のMAGのインターセプトの動作が特に増加するわけではない(MAG1のインターセプトの動作も積極的に活用できる)ことが効率的であることの一要因と言える。
また、拡張BUメッセージによって、MAG1へのMN2のアドレスの通知、MAG1へのPMIPのROのための準備依頼、MN2へのMN1とMAG1の関係の通知を一括で行う場合でも同様のことが可能となる。この場合は、それぞれのMAGがインターセプトするメッセージの対象がBUメッセージ(あるいは、拡張BUメッセージ)となる。
上記の本発明の各実施の形態の説明で用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えば、バイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
本発明は、クライアントベースのモビリティ管理を行うことが可能なモバイルノードが、ネットワークベースのモビリティ管理が提供されているドメインにモバイルノードが接続した場合に、モバイルノードの通信セッションに係るデータパスをより短くできるようになるという効果を有し、2つのモバイルノード間で行われる通信に関する技術に適用可能である。
それぞれが訪問ネットワークに位置している2つのMNが相互に通信セッションを開始する場合の一例を示す図 本発明において、MNの通信セッションに係るデータパスがより短くなった場合の一例を示す図 本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すシーケンス図 本発明の第1の実施の形態における詳細な動作例を示すシーケンス図 本発明の第2の実施の形態における動作の一例を示すシーケンス図 本発明の第2の実施の形態における詳細な動作例を示すシーケンス図
符号の説明
MN1、MN2 モバイルノード
MAG1、MAG2 モバイルアクセスゲートウェイ(アクセスゲートウェイ)
HA1、HA2 ホームエージェント
LMA1、LMA2 ローカルモビリティアンカ

Claims (21)

  1. 第1ネットワークにモバイルノードを接続している第1アクセスゲートウェイに、第2ネットワークにコレスポンデントノードを接続している第2アクセスゲートウェイの識別情報を通知する経路最適化のための情報交換方法であって、
    前記コレスポンデントノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップと、
    前記コレスポンデントノードがモバイルノードに対して開始した第1の経路最適化処理のメッセージを用いて、前記モバイルノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップと、
    前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を含むメッセージであって、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの前記メッセージから、前記第1アクセスゲートウェイが前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を抽出するステップとを、
    有する方法であり、
    前記コレスポンデントノードが、前記モバイルノードに前記第2アクセスゲートウェイの前記識別情報を通知するステップにおいて送信される前記メッセージに、前記モバイルノードの識別情報を挿入するステップと、
    前記第2アクセスゲートウェイが、前記モバイルノードの識別情報が挿入された前記メッセージをインターセプトして前記モバイルノードの前記識別情報を抽出するステップと、
    前記第2アクセスゲートウェイが、抽出された前記モバイルノードの前記識別情報から特定される前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するステップとを、
    有する経路最適化のための情報交換方法。
  2. 前記第2アクセスゲートウェイが、前記経路最適化処理を行うための準備として、前記コレスポンデントノードから前記モバイルノードあてに送信されるパケットを、前記モバイルノードを接続している前記第1アクセスゲートウェイに転送するための転送テーブルの確保、前記モバイルノードを接続している前記第1アクセスゲートウェイへの認証に必要な情報の収集、前記モバイルノードを接続している前記第1アクセスゲートウェイから認証情報を受信した際に行う処理の準備、前記モバイルノードを接続している前記第1アクセスゲートウェイとの間における経路最適化に必要なトンネルインタフェースのセットアップ、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に必要なリソースの確保のいずれか1つ又は複数の処理を行う請求項1に記載の経路最適化のための情報交換方法。
  3. 第1アクセスゲートウェイによって第1ネットワークへ接続されているモバイルノードであり、第2アクセスゲートウェイによって第2ネットワークへ接続されている第2コレスポンデントノードとの間でデータパケットを交換するモバイルノードであって、
    前記第1アクセスゲートウェイの識別情報を含むメッセージを受信する受信器と、
    前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記第1アクセスゲートウェイに対して、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼する経路最適化依頼部とを、
    有するモバイルノード。
  4. 前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記モバイルノードが前記第1アクセスゲートウェイに接続されている関係を前記コレスポンデントノードへ通知するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  5. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードの識別情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  6. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記モバイルノードが前記第1アクセスゲートウェイに接続されている関係を示す情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  7. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼することを示す情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  8. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードのアドレスが前記経路最適化準備メッセージのあて先アドレスであることを示す情報を挿入するよう構成されている請求項7に記載のモバイルノード。
  9. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードの識別情報を挿入し、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードのアドレスが前記経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに挿入されていることを示す情報を挿入するよう構成されている請求項7に記載のモバイルノード。
  10. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化登録メッセージの拡張フィールドに、前記モバイルノードが前記第1アクセスゲートウェイに接続されている関係を示す情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  11. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化登録メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードの識別情報を挿入するよう構成されている請求項10に記載のモバイルノード。
  12. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化登録メッセージの拡張フィールドに、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼することを示す情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  13. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理において前記コレスポンデントノードを特定するための情報として、前記コレスポンデントノードのアドレスが前記経路最適化登録メッセージのあて先アドレスであることを示す情報を用いるよう構成されている請求項12に記載のモバイルノード。
  14. 前記経路最適化依頼部が、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化登録メッセージの拡張フィールドに、前記コレスポンデントノードの識別情報を挿入し、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理において前記コレスポンデントノードを特定するための情報として、前記コレスポンデントノードのアドレスが前記経路最適化登録メッセージの前記拡張フィールドに挿入されていることを示す情報を用いるよう構成されている請求項12に記載のモバイルノード。
  15. 前記受信器が、前記第1アクセスゲートウェイの識別情報を含む前記メッセージを前記第1アクセスゲートウェイから受信するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  16. 前記モバイルノードが前記第1アクセスゲートウェイに接続する際に、前記受信器が、前記メッセージを前記第1アクセスゲートウェイから受信するよう構成されている請求項15に記載のモバイルノード。
  17. 前記モバイルノードが前記コレスポンデントノード又は他のコレスポンデントノードとの間のセッションイニシエーション処理の際に、前記受信器が、前記メッセージを前記第1アクセスゲートウェイから受信するよう構成されている請求項15に記載のモバイルノード。
  18. 前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で送信する経路最適化準備メッセージの拡張フィールドに、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記モバイルノードが前記第1アクセスゲートウェイに接続されている関係を前記コレスポンデントノードへ通知するよう依頼する情報を挿入するよう構成されている請求項3に記載のモバイルノード。
  19. 第1ネットワークにモバイルノードを接続している第1ゲートウェイであり、第2ネットワークにコレスポンデントノードを接続している第2アクセスゲートウェイへのデータパスを確立するアクセスゲートウェイであって、
    前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードへの経路最適化処理の過程で、前記モバイルノードから、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう依頼を受け、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に関する経路最適化処理を行うための準備を開始するよう構成されているアクセスゲートウェイ。
  20. 前記経路最適化処理を行うための準備として、前記モバイルノードから前記コレスポンデントノードあてに送信されるパケットを、前記コレスポンデントノードを接続している前記第2アクセスゲートウェイに転送するための転送テーブルの確保、前記コレスポンデントノードを接続している前記第2アクセスゲートウェイへの認証に必要な情報の収集、前記コレスポンデントノードを接続している前記第2アクセスゲートウェイから認証情報を受信した際に行う処理の準備、前記コレスポンデントノードを接続している前記第2アクセスゲートウェイとの間における経路最適化に必要なトンネルインタフェースのセットアップ、前記モバイルノードと前記コレスポンデントノードとの間における通信に必要なリソースの確保のいずれか1つ又は複数の処理を行うよう構成されている請求項19に記載のアクセスゲートウェイ。
  21. 請求項3から18のいずれか1つに記載のモバイルノードと、請求項19又は20に記載のアクセスゲートウェイを有する通信システム。
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