JP2010146260A - 再現処理方法、計算機システムおよびプログラム - Google Patents

再現処理方法、計算機システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再現処理の環境を構成する計算機の台数の増加を抑え、計算機の負荷を上げずに再現処理の処理遅延を発生させない計測方法。
【解決手段】演算処理をするプロセッサに接続されるメモリを備える計算機システムにおいて、プロセッサは、利用者による計算機システムへの操作を記憶する記憶処理部と、操作を再現する複数の再現部と、再現のスケジュールを管理する管理部とを備え、記憶処理部が操作の内容を記憶し、記憶された操作の内容を管理部に送信し、管理部が操作の内容に従った再現処理を実行する再現部を決定し、再現処理を実行するスケジュールを決定し、記憶された操作の内容と決定されたスケジュールとを決定された再現部に送信し、決定された再現部が、受信した操作の内容とスケジュールとに基づいて再現処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、再現処理方法、計算機システムおよびプログラムに関し、特に計算機システムの応答時間を計測する再現処理方法、計算機システムおよびプログラムに関する。
計算機システムの応答時間は、その計算機システムが稼動している状態を、管理者が把握するための重要な性能指標である。計算機システムの管理者は、応答時間を周期的に計測し、応答時間の劣化から計算機システムに障害が発生したことを検知する。このための従来技術として、計測システムを用いることによって応答時間を計測するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、Webシステムの応答時間を計測する方法として、Webシステムの利用者が実行すると想定されるWebアクセスの一連の操作を、計測システムがWebトランザクションと呼ばれる操作として疑似的に生成し、生成されたWebトランザクションを周期的にプログラムによって再現し、再現にかかったWebトランザクションの応答時間を計測する方法が一般に用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−298647号公報 特開2004−185463号公報
前述の通り、Webシステムの応答時間を計測するシステムにおいて、特に大規模なWebシステムにおいては、Web操作を記憶する環境と、記憶された操作を再現する環境とが、異なる環境となる場合がある。例えば、WebシステムにおけるWebクライアントの計算機の環境に、各々からWebシステムに対してされた操作を記憶し、Webサーバの計算機の環境上において再現処理を一括で動作させる方法がある。この場合には、再現するWebサーバの計算機の台数を抑えつつも、Webサーバの計算機の負荷を上げずに、再現処理による処理遅延を発生させないことが課題となる。
また、Web操作の再現処理は、再現処理の元となるWeb操作を忠実に再現することが求められる。しかし、再現処理の元となるWeb操作が実行された環境の設定情報と、再現処理が実行される環境の設定情報とが異なる場合、再現処理においてWebブラウザが元となるWeb操作の記憶時にはなかった動作をするため、再現処理が正常に実行されない。これを解決するためには、再現処理を行う環境を、再現処理毎に元となるWeb操作が実行された環境に対応させて用意する必要がある。しかし、元となる環境に合わせて再現処理の環境を用意する場合、再現処理のための多くの環境が必要になり、再現処理の環境を構成する物理サーバの台数も多くなる。
また、Webブラウザの設定情報の条件別に、再現を実行して応答時間を比較する計測をする場合にも、再現する多くの環境を用意する必要がある。例えば、あるCookieを使って再現処理を実行した場合と、あるCookieを利用しない場合とを比較する場合において、それぞれ再現する環境を用意する必要がある。
さらに、Webブラウザは、メモリおよびCPU等の計算機リソースの消費量が多く、利用者からの閲覧時の負荷も高い。そのため、同じ物理サーバ上において同時に、Webブラウザを使う処理を複数にわたって実行する場合、計算機のリソースへの負荷が高まり、計算機のリソース不足となり、計算機に障害が発生し、再現処理が遅延する可能性がある。
本発明は、再現処理の環境を構成する計算機の台数の増加を抑え、計算機の負荷を上げずに再現処理の処理遅延を発生させない計測システムを提供することを目的とする。
本発明の代表的な一形態によると、演算処理をする少なくとも一つのプロセッサと、そのプロセッサに接続されるメモリと、を備える計算機システムにおいて、プロセッサは、利用者による計算機システムへの操作を記憶する記憶処理部と、操作を再現する少なくとも一つの再現部と、再現のスケジュールを管理する管理部とを演算処理によって実現し、記憶処理部が操作の内容を記憶し、また、記憶された操作の内容を管理部に送信し、管理部が操作の内容に従った再現処理を実行する再現部を決定し、また、再現処理を実行するスケジュールを決定し、また、記憶された操作の内容と決定されたスケジュールとを決定された再現部に送信し、決定された再現部が、受信した操作の内容とスケジュールとに基づいて、再現処理を実行する。
本発明の代表的な一形態によると、再現処理の環境の負荷を上げずに、再現処理が可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の計算機システムは、後述する再現処理記憶部101が記憶した再現操作を実行する環境を、複数ある再現処理部102の中から特定し、特定された再現処理部102において再現操作を処理する計算機システムである。
図1は、本発明の第1の実施形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の計算機システムは、再現処理記憶部101と、再現処理部102と、再現処理管理部103と、を含む。
再現処理記憶部101と、再現処理部102と、再現処理管理部103とは、それぞれ一つの独立した計算機(例えば、論理計算機)であればよく、同じ物理計算機上に存在してもよいし、複数の物理計算機上にまたがって存在してもよい。例えば、計算機1801(図12参照)上で稼働するオペレーティングシステムにおいて、一つのユーザアカウントは、再現処理記憶部101を操作し、同じ計算機1801上の別のユーザアカウントは、再現処理部102を操作するよう、管理者が計算機1801の操作権限を分けることによって計算機環境を設定してもよい。また、計算機1801上で稼働する仮想的な計算機上に計算機環境を設定してもよい。
再現処理記憶部101と、再現処理部102と、再現処理管理部103とは、相互にネットワーク1809によって接続される。図1において、再現処理記憶部101と、再現処理部102と、再現処理管理部103とは、それぞれをネットワーク1809によって接続されているが、これには限定されず、同じ物理計算機上に存在してもよく、それぞれの構成をネットワーク1809によって接続してもよい。
再現処理記憶部101は、後述するWebブラウザ部104に対して管理者から入力された再現操作を、記憶する。
再現処理記憶部101は、Webブラウザ部104と、再現操作記憶部105と、設定情報管理部106と、再現処理配布部107と、応答時間計測部108と、記憶部109と、を含む。
Webブラウザ部104は、管理者または利用者がWebページを閲覧するための処理部である。Webブラウザ部104は、HTMLファイル、画像ファイルおよび音楽ファイルなどをダウンロードし、ダウンロードされたファイルのレイアウトを解析し、管理者または利用者に対して、表示または再生する。また、Webブラウザ部104は、管理者または利用者がマウスクリックまたはフォーム入力などをすることによって発生した入力情報を受信し、受信した入力情報に従って、Webサーバに対してページ要求メッセージを送信したり、Webサーバからのページ要求応答メッセージを受信して、Webページを表示したりする。すなわち、Webブラウザ部104は、Webブラウザコントロールの機能を持つ。
再現操作記憶部105は、管理者によるWebブラウザ部に対する操作を記憶する。操作とは、再現する対象となる操作(再現操作)である。再現操作は、例えば、マウスによるリンククリックまたはフォームに対する情報入力などWebにおける操作である。また、再現操作には、前述の操作に起因して発生するWebブラウザ部に関連付けられたダイアログに対する操作も含まれる。Webブラウザ部に関連付けられたダイアログとは、例えば、認証ダイアログ、確認ダイアログ、またはスクリプトエラーダイアログなどである。
再現操作記憶部105は、例えば、図2に示す再現操作テーブル200を生成して再現操作を記憶する。
図2は、本発明の第1の実施形態の再現操作テーブルを示す説明図である。
再現操作テーブル200は、管理者が任意の時間間隔をあけて応答時間を周期的に計測するために、一連のWebトランザクションを生成するための再現操作の情報が記憶されている。再現操作テーブル200のレコードは、Webトランザクションを構成する各々の再現操作の情報を含んでいる。
再現操作記憶部105は、管理者が実行したWebブラウザ部に対する再現操作によって発生するイベントログまたはウィンドウメッセージなどを検知し、各再現操作を特定し、当該再現操作を特定するための情報を再現操作テーブル200のレコードに登録することによって、再現操作テーブル200を生成する。
再現操作テーブル200は、識別欄201と、ウィンドウ欄202と、処理対象特定欄203と、処理タイプ欄204と、処理内容欄205と、イベント欄206と、を含む。
識別欄201は、Webトランザクションを識別する識別子が記憶されている。識別欄201の識別子が同一の識別子の場合、同一の識別子の再現操作は、同一のWebトランザクションを構成する。識別欄201は、Webトランザクションを識別する情報であれば数字に限定せず、文字列が含まれてもビット列が含まれてもよい。再現操作記憶部105は、再現操作テーブル200を生成する際に、Webトランザクションを識別する情報を生成し、識別欄201に記憶する。
ウィンドウ欄202は、各レコードに記憶された再現操作の操作対象となるWebブラウザ部の識別情報を含む。ウィンドウ欄202は、再現操作記憶部105が記憶される再現操作の対象となるウィンドウが複数存在する場合、またはタブが複数存在する場合に、いずれのウィンドウまたはタブかを識別するための情報が含まれる。図2に示す説明図においては、ウィンドウ欄202には、文字列による識別子を含むが、数字またはビット列のいずれの識別子が含まれてもよい。
処理対象特定欄203は、各レコードに記憶された再現操作の処理対象を特定する情報を含む。再現操作を実行する場合、後述する再現処理実行部112は、処理対象特定欄203に記憶された情報を参照して、再現処理の対象を特定する。
処理タイプ欄204は、各レコードに記憶された再現操作の種類の情報を含む。再現操作を実行する場合、後述する再現処理実行部112は、処理タイプ欄204に記憶された情報を参照して、再現処理の内容を特定する。
処理内容欄205は、各レコードに記憶された再現操作の具体的な処理の情報を含む。再現操作を実行する場合、後述する再現処理実行部112は、処理タイプ欄205に記憶された情報を参照して、再現処理の内容を特定する。
イベント欄206は、各レコードに記憶された再現操作によって発生したイベントログまたはウィンドウメッセージログを含む。イベント欄206は、後述する第3の実施形態において用いられる。再現操作を実行する場合、後述する再現処理実行部112は、イベント欄206に記憶された情報を参照し、実際に発生するイベントログから、再現操作に影響する再現処理記憶部101の設定情報を特定する。
イベントログおよびウィンドウログには、複数のイベントおよび複数のウィンドウメッセージが発生順に記憶される。イベントとは、例えば、ブラウザから発生するイベントまたは、DOMイベントなどであり、NewWindowイベント、BeforeNavigateイベント(Navigatingイベント)、DocumentCompletedイベント、Clickイベント、またはOnChangeイベントなどである。また、ウィンドウメッセージとは、ウィンドウに入出力されるメッセージであり、例えば、Win32メッセージなどである。
設定情報管理部106は、再現処理記憶部101の設定情報を管理する。再現処理記憶部101の設定情報は設定情報テーブル110に記憶される。設定情報管理部106は、要求に応じて設定情報テーブル110を検索し、該当する設定情報の値を応答する。再現処理記憶部101の設定情報の変更が要求された場合、設定情報管理部106は、設定情報テーブル110の該当する設定情報の値を変更する。
再現処理配布部107は、再現処理記憶部101において記憶された再現操作を、再現処理管理部103に送信する。再現処理配布部107は、再現操作記憶部105によって記憶された再現操作を取得し、設定情報管理部106によって設定情報テーブル110を取得する。そして、再現処理配布部107は、図3に示す再現処理テーブル900を生成し、再現処理テーブル900と再現操作テーブル200と設定情報テーブル110とを、再現処理管理部103の再現環境管理部122に送信する。
図3は、本発明の第1の実施形態の再現処理テーブル900を示す説明図である。
図3に示す再現処理テーブル900は、再現操作テーブル200によって特定される再現操作および、再現処理を特定するための時間間隔などの情報が記憶される。再現処理テーブル900の各レコードには、再現処理を特定する情報が記憶される。
再現処理テーブル900は、再現処理識別欄901と、設定情報識別欄902と、再現処理実行インターバル欄903と、標準応答時間欄904と、を含む。
再現処理識別欄901は、各レコードに記憶された再現処理の識別情報を含む。再現処理識別欄901は、各レコードを識別するための情報であれば、文字列だけに限定されず数字またはビット列などいずれの情報を含んでもよい。再現操作記憶部105は、図1に示す再現操作テーブル200の識別欄201の値を、再現処理識別欄901に記憶する。すなわち、再現処理テーブル900の各々のレコードは、各々のWebトランザクションに対応する。なお、本実施形態において、再現処理とは、一定の時間間隔をあけて実行されるWebトランザクションの一連の処理である。
設定情報識別欄902は、設定情報テーブル300の識別情報を含む。設定情報識別欄902は、設定情報テーブル300を識別するための情報を含めば、文字列に限定されず数字またはビット列などいずれの情報を含んでもよい。設定情報識別欄902は、再現処理配布部107が再現処理テーブル900を再現処理管理部103に送信する際に、再現処理記憶部によって任意の識別子を記憶されてもよいし、再現処理テーブル900が再現処理管理部103に送信された後に、再現処理管理部によって任意の識別子を記憶されてもよい。
再現処理実行インターバル欄903は、再現処理の応答時間計測のために、再現操作を周期的に実行する頻度を含む。例えば、1分間に1回の時間間隔をあけて再現操作を実行する場合は、再現処理配布部107は、再現処理実行インターバル欄903に1分を示す情報を記憶する。再現処理配布部107は、管理者によって入力された再現操作を実行する時間間隔を、再現処理実行インターバル欄903に記憶する。
標準応答時間欄904は、各レコードに記憶された再現処理を実行する場合に、管理者が再現操作の応答時間の長短を判断するための基準となる時間を含む。本実施形態において、標準応答時間は、再現処理を実行するために必要となる時間を予測する目安となる時間である。再現操作記憶部105が再現操作を記憶している間に、後述する応答時間計測部108は、当該再現操作に要した応答時間を計測し、当該時間を標準応答時間として標準応答時間欄904に記憶する。
応答時間計測部108は、再現操作記憶部105に記憶される再現操作が、記憶した際に要した応答時間を計測する。計測された応答時間は、再現操作の実行に要すると予想される応答時間として再現操作の実行時に利用される。応答時間計測部108は、計測した応答時間を再現処理テーブル900の標準応答時間欄904に記憶する。
記憶部109は、再現処理記憶部101が取り扱う情報を記憶する。
記憶部109は、設定情報テーブル110を含む。なお、本実施形態においては、設定情報テーブル110をテーブルとして表現しているが、テーブルの形式に限定されず、設定情報を読み書きできれば、いずれの形式で記憶されてもよい。
設定情報テーブル110は、再現処理記憶部101の設定情報を管理するためのテーブルである。ここで、再現処理記憶部101の設定情報とは、Webブラウザ部104の処理に影響のある設定情報である。すなわち、再現処理記憶部101の設定情報とは、Webブラウザ部104の設定情報および再現処理記憶部101を備えている計算機システムのオペレーティングシステムの設定情報である。例えば、Webブラウザ部104を使用する際の、セキュリティレベルの高低を示す設定、JavaScript(登録商標)を実行するか否かを示す設定、ActiveXを実行するか否かを示す設定、Webブラウザ部104の起動時に表示するURLの設定、スクリプトエラーダイアログを抑制するか否かの設定、およびプロキシサーバのURLの設定などである。
図4は、本発明の第1の実施形態の設定情報テーブル300を示す説明図である。
設定情報テーブル110は、図4に示す設定情報テーブル300と同じ形式を含む。設定情報テーブル300は、設定項目欄301と、設定項目値欄302と、を含む。設定情報テーブル110の各レコードに、再現処理記憶部101の設定情報が記憶される。設定情報テーブル110は、設定環境が異なる再現処理記憶部101毎に設けられる。
設定項目欄301は、各レコードが示す設定情報の識別子が記憶される。設定情報の項目が識別できれば文字列に限定されず、数字でもビット列であってもよい。
設定項目値欄302は、各レコードが示す設定情報の設定値が記憶される。
再現処理部102は、再現処理記憶部101が記憶した再現操作を周期的または管理者の要求に従って実行し、当該再現操作に要した応答時間を計測する。
再現処理部102は、再現処理管理部111と、再現処理実行部112と、Webブラウザ部113と、応答時間計測部114と、設定情報管理部115と、記憶部116と、を含む。
再現処理管理部111は、再現処理部102が実行する再現処理を管理する。再現処理管理部111は、再現処理の入力を受け付け後述する再現操作テーブル117への記憶、再現操作テーブル117に記憶した再現処理の参照、削除または修正を行う。また、再現処理管理部111は、再現処理を実行するスケジュールを受信して、後述するスケジュールテーブル118への登録、スケジュールテーブル118から再現処理を実行するスケジュールの参照、削除または修正を行う。
再現処理実行部112は、再現処理部102に記憶された再現処理を周期的に実行する。再現処理実行部112は、後述するスケジュールテーブル118に記憶された再現処理の実行スケジュールを読み、当該スケジュールによって指定された時刻に、当該スケジュールによって指定された再現操作を実行する。当該再現操作は、後述する再現操作テーブル117から該当する部分を読み、各レコードに記憶された再現操作を順に実行する。再現処理実行部112は、後述するWebブラウザ部113を利用して、再現処理を実行する。
Webブラウザ部113は、管理者または利用者がWebページを閲覧するための処理部である。Webブラウザ部113は、HTMLファイル、画像ファイルおよび音楽ファイルなどをダウンロードし、ダウンロードされたファイルのレイアウトを解析し、管理者または利用者に対して、表示または再生する。また、Webブラウザ部113は、管理者または利用者がマウスクリックまたはフォーム入力などをすることによって発生した入力情報を受信し、受信した入力情報に応じて、Webサーバに対してページ要求メッセージを送信したり、Webサーバからのページ要求応答メッセージを受信して、Webページを表示したりする。Webブラウザ部113は、記録管理部101におけるWebブラウザ部104と同じ機能を持つが、Webブラウザ部104とは異なる設定であってもよい。
応答時間計測部114は、再現処理部102に記憶された再現処理の実行に要する応答時間を計測する。応答時間計測部114は、再現処理実行部112が再現処理を実行するために要した応答時間を計測し、当該応答時間を後述する応答時間計測テーブル119に記憶する。応答時間計測部114は、再現処理実行部112が実行する一連のWebトランザクション単位に応答時間を計測してもよいし、Webトランザクションを構成する各々の再現操作の単位に応答時間を計測してもよい。
設定情報管理部115は、再現処理部102の設定情報を管理する。再現処理部102の設定情報は後述する設定情報テーブル120に記憶される。設定情報管理部115は、要求に応じて設定情報テーブル120を検索し、該当する設定情報の値を応答する。再現処理部102の設定情報を変更する要求がある場合、設定情報テーブル120の該当する設定情報の値を変更する。
記憶部116は、再現処理部102の取り扱う情報を記憶するための記憶領域である。
記憶部116は、再現操作テーブル117と、スケジュールテーブル118と、応答時間計測テーブル119と、設定情報テーブル120と、を含む。なお、本実施形態では、再現操作テーブル117と、スケジュールテーブル118と、応答時間計測テーブル119と、設定情報テーブル120と、をテーブルとして表現しているが、テーブルの形式に限定されず、再現操作と、スケジュールと、応答時間と、設定情報との情報に読み書きができれば、いずれの形式で記憶してもよい。
再現操作テーブル117は、管理者が任意の時間間隔をあけて応答時間を周期的に計測するために、一連のWebトランザクションを生成するための再現操作の情報が記憶されている。再現操作テーブル117のレコードは、Webトランザクションを構成する各々の再現操作の情報を含んでいる。再現操作テーブル117は、例えば、図2に示す再現操作テーブル200と同じ形式である。再現操作テーブル200は、再現処理部102における再現処理管理部111が、再現処理管理部103から受信した再現操作テーブル200の内容に基づいて生成される。
再現処理実行スケジュールテーブル118は、再現処理部102に記憶された再現処理の実行スケジュールが記憶される。再現処理実行スケジュールテーブル118は、例えば、図5に示す再現処理実行スケジュールテーブル700と同じ形式である。
図5は、本発明の第1の実施形態の再現処理実行スケジュールテーブル700を示す説明図である
スケジュールテーブル700の各レコードは、再現処理部102において実行する再現操作の実行スケジュールの情報が記憶される。スケジュールテーブル700は、再現処理識別欄701と、再現環境識別欄702と、インターバル欄703と、標準応答時間欄704と、最終実行時刻欄705と、次回実行時刻欄706と、を含む。
再現処理識別欄701には、再現処理の識別情報が記憶される。再現処理識別欄701は、再現処理を一意に識別する情報であれば、文字列だけに限定されず、数字であってもビット列であってもよい。再現処理管理部111は、再現処理を再現処理部102に登録するために、再現処理管理部103から受信した図3に示す再現処理テーブル900の再現処理識別欄901に記憶された識別子を、再現処理識別欄701に記憶する。
再現環境識別欄702には、再現処理部102を識別する情報が記憶される。再現処理部102を識別する情報は、再現処理部102を一意に識別する情報であれば、文字列だけに限定されず、数字であってもビット列であってもよい。再現環境識別欄702が示す再現処理部102は、レコードに対応する再現処理が実行される再現処理部102である。再現処理管理部111は、再現処理を再現処理部102に登録するために、再現処理部102を識別する情報を生成し、再現環境識別欄702に記憶する。
インターバル欄703には、レコードに対応する再現処理を実行する頻度が記憶され、例えば、1分間に1回といった時間間隔を示す情報が記憶される。インターバル欄703の記載に基づいて、再現処理実行部112は、再現処理を周期的に実行し、それに要した応答時間を応答時間計測部114が計測する。再現処理を再現処理部102に登録するために、再現処理管理部111は、受信した図3に示す再現処理テーブル900の再現処理実行インターバル欄903に記憶された情報を、インターバル欄703に記憶する。
標準応答時間欄704は、レコードに記憶された再現処理を実行する場合に、再現処理を実行するために必要となる時間を予測するための目安となる値を含む。再現処理を再現処理部102に登録するために、再現処理管理部111は、受信した図3に示す再現処理テーブル900の標準応答時間欄903に記憶された情報を、標準応答時間欄704に記憶する。
また、再現処理実行部112が、レコードに対応する再現処理を実行する場合、標準応答時間欄704に記憶された時間は、再現処理に必要となる時間に相当する。再現処理部102において再現処理を実行する際に、標準応答時間欄704は、再現処理に必要な時間を見積もるための目安として利用される。なお、本実施形態では再現処理記憶部101における再現操作に要した応答時間を標準応答時間としたが、これには限定されず、他に目安となる応答時間を取得できれば、当該応答時間を標準応答時間としてもよい。
最終実行時刻欄705には、レコードに対応する再現処理を再現処理実行部112が最後に実行した時刻が記憶される。最終実行時刻欄705に記憶された時刻から、インターバル欄703に記憶された時間内に、再現処理実行部112は再現処理を実行する。再現処理管理部111は、再現処理実行部112が、レコードに対応する再現処理を開始した際に、実行開始時刻を、最終実行時刻欄705に記憶する。
次回実行時刻欄706には、レコードに対応する再現処理を再現処理実行部112が次に実行する予定の時刻が記憶される。再現処理管理部111は、再現処理管理部103のスケジュール管理部124から図5に示すスケジュールテーブル700が送信されると、スケジュールテーブル700のレコードを、次回実行時刻欄706に記憶する。
再現処理管理部111は、再現処理管理部103から送られたスケジュールテーブル700のレコード(レコードX)の再現処理識別欄701に記載された識別子と一致する識別子を含むレコードYとを、記憶部116の再現処理実行スケジュールテーブル700の再現処理識別欄701から検索する。そして、再現処理管理部111は、レコードYの次回実行時刻欄706に、レコードXの次回実行時刻欄706に記憶された時刻を記憶する。
応答時間計測テーブル119は、応答時間計測部114が計測した応答時間が記憶される。なお、計測された応答時間は、再現処理実行部112が再現処理を実行するのに要した時間である。応答時間計測テーブル119の各レコードは、再現処理実行部112が実行した再現処理と、再現処理を実行した時刻と、再現処理に要した応答時間と、を含む。
図6は、本発明の第1の実施形態の応答時間計測テーブル119を示す説明図である。
応答時間計測テーブル119は、再現処理識別欄1101と、実行開始時刻欄1102と、応答時間欄1103と、を含む。
再現処理識別欄1101は、レコードに対応する再現処理を識別する情報が記憶される。応答時間計測部114は、再現処理実行部112が実行した再現処理の応答時間を計測し、応答時間計測テーブル119に新たなレコードを追加する。そして、応答時間計測部114は、再現処理実行部112が実行した再現処理の識別子を取得し、応答時間計測テーブル119の新たなレコードの再現処理識別欄1101に、当該再現処理の識別子を記憶する。
なお、応答時間計測部114から再現処理の識別情報を要求された再現処理実行部112は、再現処理実行スケジュールテーブル118を検索し、実行中の再現処理に対応するレコードの再現処理識別欄1101に記憶された識別情報を、応答時間計測部114に応答してもよい。
実行開始時刻欄1102は、レコードに対応する再現処理を実行開始した時刻が記憶される。応答時間計測部114は、再現処理実行部112が再現処理の実行を開始した時刻を、実行された再現処理に対応するレコードを生成する際に、実行開始時刻欄1102に記憶する。
応答時間欄1103には、レコードに対応する再現処理を実行するために要した応答時間が記憶される。応答時間計測部114は、再現処理実行部112が再現処理を開始してから再現処理を終了するまでの時間を当該再現処理の応答時間として計測し、当該再現処理に対応するレコードを生成した後、当該応答時間を応答時間欄1103に記憶する。
設定情報テーブル120には、再現処理実行部112による再現処理実行に影響する再現処理部102の設定情報が記憶される。設定情報テーブル120は、再現処理記憶部101の設定情報テーブル110に記憶されている設定項目と同じ設定項目を含む。設定情報テーブル120は、図4に示す設定情報テーブル300と同じ設定項目欄と、設定項目値欄を含む。
再現処理管理部103は、再現処理部102を管理する。再現処理管理部103は、再現処理記憶部101が記憶した再現処理を実行することができる再現環境を、複数ある再現処理部102の中から決定する。また、再現処理管理部103は、複数の再現処理部102において実行される再現処理のスケジュールを作成したり、再現処理部102の構成を管理したりする。
再現処理管理部103は、再現環境決定部121と、再現環境管理部122と、再現処理配布部123と、スケジュール管理部124と、リソース割当て調整部125と、記憶部126と、を含む。
再現環境決定部121は、再現処理記憶部101から受信した再現処理を実行する再現処理部102を決定する。再現処理部102が複数ある場合は、再現環境決定部121は、一つの再現処理部102または複数の再現処理部102をまたがった再現処理が、同時に実行されることによって負荷が上がらないような再現環境を選択する。再現環境決定部121は、後述するシステム構成テーブル129、後述する環境構成テーブル133、後述する再現処理数制限テーブル130、再現処理記憶部101から受信した設定情報テーブル110、および再現処理部102から受信した設定情報テーブル120を参照し、再現処理を実行する再現処理部102を決定する。
また、再現環境決定部121は、再現処理記憶部101から受信した再現処理を再現処理部102においてテストして実行可能な再現処理部102を決定する。また、再現環境決定部121は、再現処理記憶部101から受信した再現処理に関連付けられた設定情報テーブル110と、各再現処理部102の設定情報テーブル120とを比較して、再現処理を再現する再現処理部102を決定する。前述の処理動作については、詳細を後述する。
再現環境管理部122は、再現処理部102を管理する。再現環境管理部122は、再現環境部102と再現環境部102を備える計算機1801との対応関係を管理する。再現環境管理部122は、再現環境部102と、再現環境部102を備える計算機1801との関係を、後述するシステム構成管理テーブル129を用いて管理する。
また、再現処理部102を実装する計算機1801が仮想サーバの場合は、再現環境管理部122は、仮想サーバと物理サーバとの対応関係を管理する。物理サーバとは物理的な計算機1801であり、仮想サーバとは物理サーバ上に実装された仮想的な計算機である。再現環境管理部122は、仮想サーバと物理サーバとの対応関係を、後述するシステム構成管理テーブル129によって管理する。
さらに、再現環境管理部122は、各再現処理部102が管理する応答時間計測テーブル119を、ネットワーク1809を介して監視し、後述する応答時間閾値テーブル131に記憶した閾値を超えた場合に、管理者に応答時間の劣化を通知する。
再現処理配布部123は、再現処理記憶部101から受信した再現処理、再現処理の実行スケジュール、および再現処理部102における再現処理の実行スケジュールを、再現処理部102へ送信する。
スケジュール管理部124は、再現処理部102が実行する再現処理のスケジュールを決定する。スケジュール管理部124は、再現処理記憶部101から受信した再現処理の実行スケジュールを決定したり、再現処理部102における再現処理の実行スケジュールを変更したりする。スケジュール管理部124は、後述する再現処理実行スケジュールテーブル128の管理、決定したスケジュールテーブル128へのスケジュールの記憶、スケジュールテーブル128から再現処理のスケジュールの参照、変更、または削除を行う。なお、再現処理を複数の再現処理部102にまたがってスケジュールする場合の詳細を、後述する。
リソース割当て調整部125は、再現処理部102を構成する仮想サーバの計算機リソースの割当てを調整する。リソース割当て調整部125は、再現処理部102を構成する仮想サーバのリソースの割当てを制御するハイパーバイザまたは管理オペレーティングシステムに対して、割当ての変更を要求する。
記憶部126は、再現処理管理部103が管理する情報を記憶する。
記憶部126は、再現操作テーブル127と、スケジュールテーブル128と、システム構成テーブル129と、再現処理数制限テーブル130と、応答時間閾値テーブル131と、設定イベント対応テーブル132と、環境構成テーブル133と、を含む。なお、本実施形態では、再現操作テーブル127と、スケジュールテーブル128と、システム構成テーブル129と、再現処理数制限テーブル130と、応答時間閾値テーブル131と、設定イベント対応テーブル132と、環境構成テーブル133と、をテーブルによって表現するが、テーブルの形式に限定されず、再現操作と、スケジュールと、システム構成と、再現処理数制限と、応答時間閾値と、設定イベント対応と、環境構成との情報が、読み書きできれば、いずれの形式で記憶してもよい。
再現操作テーブル127は、再現処理記憶部101が記憶した再現処理を記憶する。再現処理部103は、再現処理記憶部101が記憶したWebトランザクションを、再現操作テーブル127に記憶する。再現環境管理部103は、再現処理記憶部101から再現操作テーブル200を受信し、受信した再現操作テーブル200の内容を記憶部126の再現操作テーブル127の各欄に記憶する。再現操作テーブル127は、図2に示す再現操作テーブル200と同じ形式を含む。再現処理管理部103は、受信した再現処理を再現処理管理部103において一意に識別可能な識別子を生成し、生成された識別子を識別欄201に記憶する。再現操作テーブル127の各レコードは、Webトランザクションを構成する個々の再現操作が記憶される。
スケジュールテーブル128は、再現処理部102が実行する再現処理の実行スケジュールが記憶される。スケジュールテーブル128は、図5に示すスケジュールテーブル700と同じ形式を含む。
システム構成テーブル129は、再現処理部102を構成する仮想サーバの一覧、仮想サーバと仮想サーバを構成する物理サーバとの対応関係、および仮想サーバが占める物理サーバのハードウェアリソースの消費される割合が記憶される。
図7は、本発明の第1の実施形態のシステム構成テーブル129を示す説明図である。
システム構成テーブル129は、仮想サーバ識別欄601と、物理サーバ識別欄602と、リソース割当て率欄603と、を含む。
仮想サーバ識別欄601は、仮想サーバを識別する情報を含む。仮想サーバを識別する情報は、仮想サーバを一意に識別する情報であれば、文字列に限定せず数字またはビット列であってもよい。
物理サーバ識別欄602は、物理サーバを識別する識別子を含む。物理サーバ識別欄602の識別子は、各レコードの仮想サーバ識別欄601の識別子に相当する仮想サーバが属する物理サーバの識別子である。物理サーバ識別欄602は、物理サーバを一意に識別する情報を含めば、文字列に限定せず数字またはビット列を含んでもよい。
リソース割当て率欄603は、各レコードの物理サーバ識別欄602に記憶された識別子に対応する物理サーバが有するハードウェアリソースの中で、各レコードの仮想サーバ識別欄601の識別子に対応する仮想サーバに割当てられたハードウェアリソースの割合が記憶される。リソース割当て率欄603は、あらかじめ管理者によって固定値を設定されてもよいし、動的に変化する値でもよい。本実施形態におけるハードウェアリソースとは、例えば、主記憶装置1803の容量、CPU1802の実行時間、外部記憶装置インターフェース1805の帯域幅、または通信インターフェース1806の帯域幅である。
再現環境管理部122は、仮想サーバによって構成される再現環境を生成した際に、システム構成テーブル129のレコードを生成する。そして、再現環境管理部122は、システム構成テーブル129の情報を、リソース割当て調整部125を通して、仮想サーバを管理する管理オペレーティングシステムまたはハイパーバイザ等のプログラムから取得し、得られた情報を、仮想サーバ識別欄601、物理サーバ識別欄602、およびリソース割当て欄603に記憶する。
また、再現環境管理部122は、仮想サーバのリソース割当てが変更したことを検知した場合、リソース割当て調整部125を通して再現環境管理部122がリソース割当て率を取得し、リソース割当て率欄603を更新する。また、再現環境管理部122は、動的に仮想サーバが物理サーバ間を移動したことを検知した場合も、物理サーバ識別欄602を更新する。
再現処理数制限テーブル130は、再現処理部102を構成する計算機1801(物理サーバ)において、実行可能な再現処理数の上限値を記憶される。再現処理数制限テーブル130は、物理サーバの識別子と、その物理サーバ上において実行可能な再現処理数の上限値とが記憶される。
図8は、本発明の第1の実施形態の再現処理数制限テーブル130を示す説明図である。
図8に示す再現処理数制限テーブル130は、物理サーバ識別欄501と、再現処理数制限欄502と、を含む。
物理サーバ識別欄501は、物理サーバを識別する情報が記憶される。
再現処理数制限欄502は、各レコードの物理サーバ識別欄501に相当する物理サーバ上において実行可能な再現処理数が記憶される。物理サーバ上において同時に実行される再現処理の数が、実行可能な再現処理数を超えた場合、負荷が上がることによって再現処理が遅延する。実行可能な再現処理数とは、再現処理の遅延が発生しない再現処理数の限界値である。
なお、再現処理の負荷は一般的に同等程度であるため、実行可能な再現処理数は、物理サーバのハードウェアスペックから算出されてもよい。また、実行可能な再現処理数は、物理サーバ上において再現処理がテストされることによって、算出されてもよい。このようにして算出された実行可能な再現処理数は、再現処理数制限欄502に記憶される。
なお、物理サーバのハードウェアスペックから実行可能な再現処理数の算出は可能であるため、再現処理数制限テーブル130にあらかじめ実行可能な再現処理数を記憶してもよい。
応答時間閾値テーブル131は、再現処理部102において計測される応答時間の閾値を記憶する。応答時間閾値テーブル131の各レコードは、再現処理とその再現処理によって計測される応答時間を監視するための閾値が記憶される。
再現処理部102の応答時間計測部114が計測した応答時間が、応答時間閾値テーブル131に記憶された値を超えた場合、再現環境管理部122は管理者に、応答時間の劣化を通知する。
図9は、本発明の第1の実施形態の応答時間閾値テーブル131を示す説明図である。
応答時間閾値テーブル131は、再現処理識別欄401と、閾値欄402と、標準応答時間欄403と、を含む。
再現処理識別欄401には、再現処理を識別する情報が記憶される。管理者が応答時間の閾値を本実施形態の計算機システムに入力した場合、再現処理管理部103は応答時間閾値テーブル131のレコードを新たに生成し、管理者が指定した再現処理の識別情報を、再現処理識別欄401に記憶する。
閾値欄402には、各レコードの再現処理識別欄401の再現処理を実行して計測される応答時間を、監視するための閾値が記憶される。図9に示す閾値欄402には、秒数が記憶される。管理者が再現処理の応答時間の閾値を本実施形態の計算機システムに入力した場合、再現処理管理部103は、管理者から入力された再現処理の応答時間の閾値を取得し、閾値欄402に記憶する。
標準応答時間欄403には、各レコードの再現処理識別欄401の再現処理を実行した場合に見積もられる応答時間が記憶される。再現処理管理部103は、応答時間閾値テーブル131の再現処理識別欄401の識別子と、再現処理記憶部101から受信した再現処理テーブル900の再現処理識別欄901の識別子とが一致するレコードを、受信した再現処理テーブル900から検索し、当該レコードの標準応答時間欄904の値を標準応答時間欄403に記憶する。
なお、応答時間閾値テーブル131は、複数の再現処理部102にまたがった再現処理の実行スケジュールを、調整する処理に利用される。再現処理の実行スケジュールの調整は、第4の実施形態において詳述する。
設定イベント対応テーブル132は、設定項目と、イベントログまたはウィンドウメッセージとの対応関係を記憶する。設定項目の値によって、Webブラウザ部104、およびWebブラウザ部113は、イベントログまたはウィンドウメッセージを発生する場合がある。
図10は、本発明の第1の実施形態の設定イベント対応テーブル132を示す説明図である。
設定イベント対応テーブル132は、設定項目欄801と、イベント欄802と、を含む。
設定項目欄801には、設定情報の項目を示す識別情報が記憶される。
イベント欄802には、レコードの設定項目欄801に対応するイベントログまたはウィンドウメッセージが記憶される。イベントログは、再現処理記憶部101のWebブラウザ部104、再現処理部102のWebブラウザ部113から発生するイベントのログである。また、ウィンドウメッセージは、Webブラウザ部104およびWebブラウザ部113、ならびにWebブラウザ部104およびWebブラウザ部113に関連するダイアログに入出力されるウィンドウメッセージである。
設定イベント対応テーブル132は、管理者によってあらかじめ情報を記憶されてもよい。
なお、設定イベント対応テーブル132と、再現処理記憶部101から受信した再現操作テーブル200および設定情報テーブル110と、再現処理部102の設定情報テーブル120とは、再現処理記憶部101から受信した再現処理を実行する再現処理部102を決定するために利用される。再現処理部102の決定は、第2の実施形態において詳述する。
環境構成テーブル133は、再現処理部102と、再現処理部102を構成する計算機1801との対応関係が記憶される。
図11は、本発明の第1の実施形態の環境構成テーブル133を示す説明図である。
環境構成テーブル133は、再現環境識別欄1001と、サーバ識別欄1002と、を含む。
再現環境識別欄1001には、再現処理部102を識別する情報が記憶される。
サーバ識別欄1002には、再現処理部102を構成する計算機1801を識別する情報が記憶される。
再現処理管理部103が再現処理部102を生成した際に、再現処理管理部103は、環境構成テーブル133のレコードを生成し、再現環境識別欄1001と、サーバ識別欄1002に識別子を記憶する。
図12は、本発明の実施形態の計算機システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
計算機1801は、CPU1802と、主記憶装置1803と、外部記憶装置インターフェース1805と、通信インターフェース1806と、外部記憶装置1804と、ネットワーク1809と、入力装置1807と、出力装置1808と、を備える。
図1に示す再現処理記憶部101と、再現処理部102と、再現処理管理部103とは、それぞれ計算機1801上に構成された独立した計算機である。Webブラウザ部104、再現操作記憶部105、設定情報管理部106、再現処理配布部107、応答時間計測部108、再現処理管理部111、再現処理実行部112、Webブラウザ部113、応答時間計測部114、設定情報管理部115、再現環境決定部121、再現環境管理部122、再現処理配布部123、スケジュール管理部124、およびリソース割当て調整部125は、外部記憶装置1804にプログラムとして格納される。外部記憶装置1804上に記憶されたプログラムは、主記憶装置1803に呼び出され、CPU1802によって実行される。また、記憶部109、記憶部116、および記憶部126は、外部記憶装置1804に備わる。
図13は、本発明の第1の実施形態の全体処理を示すフローチャートである。
(1)再現操作記憶部105は、再現操作Xに対して、再現操作テーブル200と同じ形式を含む再現操作テーブルXと、再現処理テーブル900と同じ形式を含む再現処理テーブルXと、を生成する。
管理者は、再現操作の記憶要求メッセージXを再現操作記憶部105に送信する。再現操作記憶部105は、記憶要求メッセージを受信すると、新たに再現操作テーブルXに再現操作Xのレコードを生成する。再現操作記憶部105は、Webブラウザ部104からイベントログまたはウィンドウメッセージを受信し、再現操作Xの情報をレコードに順次記憶する。以降、再現操作記憶部105は、再現操作Xがあるたびに、レコードを新たに追加し、再現操作Xを特定する情報を各レコードの欄に記憶する。
管理者からの再現操作Xの記憶を終了するメッセージを受信すると、再現操作記憶部105は、再現操作テーブルXへ再現操作Xを記憶する操作を終了し、記憶開始してから終了するまでの一連の再現操作Xに対して、識別欄201に一意の識別子Xを記憶する。再現操作記憶部105は、識別欄201に同じ識別子Xを記憶することによって、一連の再現操作Xを一つのWebトランザクションXとする。
また、再現操作記憶部105は、管理者からあらかじめ入力されたWebトランザクションXが実行される時間間隔を、インターバルXとする。また、再現操作記憶部105は、応答時間計測部108によって計測された再現処理Xの応答時間を標準応答時間Xとする。続いて、再現操作記憶部105は、再現処理Xと、設定情報テーブル110の識別子Xと、インターバルXと、標準応答時間Xとを、再現処理テーブルXの再現処理識別欄901と、設定情報識別902と、再現処理実行インターバル欄903と、標準応答時間欄904とに、それぞれ記憶する(ステップ1201)。
ステップ1201において記憶された再現処理を以下、再現処理Xとする。
(2)次に、再現処理配布部103は、再現操作テーブルXと再現処理テーブルXとを、再現処理管理部103の再現環境管理部122に送信する(ステップ1202)。
(3)再現環境決定部121は、再現処理Xを再現する再現処理部102を決定する。ここで決定された再現処理部102を、再現処理部Xとする。再現処理配布部123は、再現操作テーブルXを再現環境Xに対して送信する。再現処理管理部111は、受信した再現操作テーブルXを再現操作テーブル117に記憶する(ステップ1203)。
再現環境決定部121が、再現処理Xを再現実行する再現処理部102を決定する処理の詳細について、後述する。
(4)スケジュール管理部124は、再現処理部102上において再現実行される各再現処理Xの実行スケジュールを決定し、当該スケジュールを各再現環境部102に送信する(ステップ1204)。なお、ステップ1204において決定されるスケジュールは、再現処理Xのスケジュールだけでもよいし、再現処理Xと再現処理X以外の全てまたは一部の再現処理を含めた再現処理のスケジュールであってもよい。
決定されたスケジュールを受信した再現処理管理部111は、決定されたスケジュールを、スケジュールテーブル118に記憶する。
なお、スケジュール管理部124が、スケジュールを決定する処理について後述する。また、スケジュール管理部124が、再現処理Xと、再現処理Xが再現実行される再現処理部Xを構成する計算機を共有する再現処理とのスケジュールを調整する処理について、後述する。
なお、ステップ1203は、ステップ1204のスケジュールを決定した後、実行されてもよい。
(5)再現処理実行部112は、スケジュールテーブル118に記憶された再現処理Xの情報と、再現操作テーブル117に記憶された再現処理Xとを用いて、再現処理Xを実行する(ステップ1205)。
(6)応答時間計測部114は再現処理Xの応答時間を計測し、応答時間計測テーブル119に記憶する(ステップ1206)。
図14は、本発明の第1の実施形態の、テストをして再現環境を決定する処理を示すフローチャートである。
すなわち、図14は、再現環境決定部121が、受信した再現処理を各再現処理部102においてテストし、既存の再現処理部102の中から、当該再現処理を実行する再現処理部102を決定する処理を説明するフローチャートである。なお、再現処理管理部103は、既存の再現処理部102の中に、再現処理を実行可能な再現処理部102がなかった場合は、再現処理部102を実行可能な新たな再現処理部102を生成する。
図14に示す処理は、図13に示すステップ1203において、再現処理部102を決定する処理とともに実行されてもよい。
(1)再現環境決定部121は、再現処理記憶部101からの再現処理の受信および管理者からの再現処理の受信によって、新たな再現処理を検知する(ここで検知した再現処理を再現処理Xとする)。再現処理Xに相当する再現処理テーブル900と再現操作テーブル200を、それぞれ再現処理テーブルXと再現操作テーブルXとする(ステップ1301)。
(2)再現環境管理部121は、環境構成テーブル133を参照し、再現処理部102の候補を列挙する(ステップ1302)。
(3)再現環境管理部121は、候補として列挙された再現処理部102の各再現処理管理部111に、再現処理テーブルXと再現操作テーブルXを通知し、再現処理Xのテストを要求する(ステップ1303)。
(4)再現処理実行部112は、受信した再現処理テーブルXと再現操作テーブルXを用いて再現処理Xをステップ1302において列挙した再現処理部102上でテストする(ステップ1304)。
(5)再現処理管理部111は、再現処理実行部112の再現処理実行結果を再現環境決定部121に送信する(ステップ1305)。
(6)再現環境決定部121は、各再現処理管理部111から受信した再現処理実行結果を参照し、実行結果が正常終了である再現処理部102があるか否かを判定する(ステップ1306)。
(7)ステップ1306の判定の結果、正常終了の応答をする再現処理部102があった場合、再現環境決定部121は、正常に終了したとの応答があった再現処理部102の再現処理管理部111の中から一つを選択し、当該再現処理部102を、再現操作Xの再現処理部102として決定する(ステップ1307)。
(8)一方、ステップ1306の判定の結果、正常終了の応答をする再現処理部102がなかった場合、再現処理管理部103は、新たに再現処理部102を生成し、再現処理Xを実行する再現処理部102を当該再現処理部102に決定する(ステップ1308)。
図14に示す処理によると、再現処理Xを再現処理部102において実際にテストするため確実に再現処理Xを再現実行可能な再現環境Xを選択することができる。また、再現処理Xを記録した再現処理記憶部101の設定情報と、再現処理部102の設定情報とが一部異なっても再現処理部102を再現環境Xとして決定できる。また、設定情報を比較することなく、再現環境Xを決定できる。さらに、応答時間計測の前にテストするため、事前に再現処理を実行可能であるか否かを判定できる。
なお、図14の処理は、再現処理Xのテストを既存の再現処理部102が実行しているが、これには限定されず、テストする場合は、再現処理管理部103が、既存の再現処理部102と同環境の新たな再現処理部102を生成し、新たな再現処理部102が再現処理Xのテストをし、テスト結果を既存の再現処理部102のテスト結果として再現環境決定部121に応答してもよい。これによって、再現環境決定部121は、当該既存の再現環境部102上において実行中の他の再現処理に影響を与えることなく再現処理Xのテスト結果を得ることができる。例えば、再現処理部102が仮想サーバによって構成されている場合は、新たな再現処理部102は、当該仮想サーバのコピーを自らに生成して、当該コピー先の仮想サーバ上において再現処理Xを実行すればよい。
また、第1の実施形態の計算機システムは、Webシステムとして説明しているが、これに限定するものではなく、いずれの計算機システムであってもよい。例えば、計算機システムは、バッチ処理システム、または、オンライントランザクションシステムであってもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態において、再現処理管理部103は、再現処理記憶部101および再現処理部102の設定情報と、再現処理記憶部101において再現処理を記録した際に発生したイベントログおよびウィンドウメッセージログと、を用いて、既存の再現処理部102の中から、再現処理を実行する再現処理部102を決定する。
第2の実施形態における計算機システムの構成は、図1に示すブロック図と同じである。
図15は、本発明の第2の実施形態の、設定情報およびイベント情報等を利用した再現環境の決定処理を示すフローチャートである。
図15に示す処理は、図13に示すステップ1203において、再現処理部102を決定する処理とともに実行されてもよい。
(1)再現環境決定部121は、再現処理部101において記憶された再現処理Xに対応する、再現処理テーブルX、再現操作テーブルX、および設定情報テーブルXを受信する(ステップ1401)。
(2)再現環境管理部122は、環境構成テーブル133を参照し、再現処理部102の候補を列挙する(ステップ1402)。
(3)再現環境決定部121は、ステップ1402において列挙された再現処理部102の候補から未選択の再現処理部102を1つ選択し、再現環境Yとする(ステップ1403)。
(4)再現環境決定部121は、再現環境Yの設定情報テーブル120(設定情報テーブルYとする)を参照し、再現環境Yの設定情報Yを抽出する(ステップ1404)。なお、設定情報テーブル120は、あらかじめ再現処理部102から送信されてもよい。
(5)再現環境決定部121は、設定イベント対応テーブル132を参照し、再現操作テーブルXに記憶されたイベント欄のイベントXに対応する設定項目Zを全て抽出する(ステップ1405)。
再現環境決定部121は、再現操作テーブル200のイベント欄206に記憶されたイベントXを全て抽出する。再現環境決定部121は、イベントXと、設定イベント対応テーブル132のイベント欄802とが一致するレコードを検索し、設定項目欄801に記憶された設定項目を全て列挙する(設定項目Z)。
(6)再現環境決定部121は、設定情報テーブルXの設定項目Zの値と、設定情報テーブルYの設定項目Zの値とが全て一致しているか否かを判定する(ステップ1406)。
再現環境決定部121は、ステップ1405において列挙した設定項目Zについてのみ、再現処理記憶部101の設定情報と再現処理部102の設定情報とを比較する。少なくとも一つの設定項目が一致しない場合、再現環境決定部121は、一致しない再現処理部102において、再現処理Xを実行できないものと推定する。
(7)ステップ1406の判定の結果、全ての設定項目が一致していた場合には、再現環境決定部121は、再現処理部Yを、再現処理Xを実行する再現処理部102として決定する。(ステップ1409)
(8)ステップ1406の判定の結果、少なくとも一つの設定項目が一致しない場合、再現環境決定部121は、環境構成テーブル133を参照し、未選択の再現処理部102があるか否か判定する(ステップ1407)。
ステップ1407の判定の結果、未選択の再現処理部102がある場合には、図15に示す処理は、ステップ1403に戻る(ステップ1407)。
(9)ステップ1407の判定の結果、未選択の再現処理部102がない場合には、再現環境決定部121は、再現処理部102を新たに生成し、新たに生成された再現処理部102を、再現処理Xを実行する再現処理部102に決定する(ステップ1408)。
再現環境決定部121が新たな再現処理部102を生成した場合は、再現環境決定部121は、システム構成テーブル129と、環境構成テーブル133とに新たな再現処理部102の情報を記憶する。
また、第2の実施形態の計算機システムは、Webシステムとして説明しているが、これに限定するものではなく、いずれの計算機システムであってもよい。例えば、計算機システムは、バッチ処理システム、または、オンライントランザクションシステムであってもよい。
前述したように第2の実施形態によると、再現処理Xに影響しない設定項目の中で、再現処理記憶部101の設定情報と再現処理部102の設定情報とに違いがある場合も、当該再現処理部102を再現処理Xの再現処理部102として決定できる。また、再現処理部102上において実行中の他の再現処理にも影響を与えることなく、再現処理Xを実行する再現処理部102を決定できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態においては、再現処理管理部103は、複数の再現処理部102をまたがって再現処理をスケジューリングし、負荷を上げることなく再現処理を同時に実行するための制御について説明する。
第3の実施形態における計算機システムの構成は、図1に示すブロック図と同じである。
図16は、本発明の第3の実施形態の、再現環境をまたがったスケジューリング処理を示すフローチャートである。
図16に示す処理は、図13に示すステップ1204において、再現処理部102に再現処理の実行スケジュールを送信する処理とともに実行されてもよい。
(1)再現環境管理部122は、再現処理記憶部101から、再現処理テーブル900、再現操作テーブル200を受信し、新たに追加する再現処理XのインターバルX、標準実行時間X、最終実行時刻X、次回実行時刻Xを受信する(ステップ1501)。
(2)再現環境決定部121は、再現処理Xを再現する再現環境を決定し、再現環境Xとする(ステップ1502)。再現環境の決定方法は、第1および第2の実施形態と同じである。
(3)再現環境決定部121は、再現処理Xが再現環境Xにおいて実行された場合に、物理サーバXのリソースを共有することによって、正常に実行ができない再現処理Yを特定する。
(3−1)再現環境決定部121は、物理サーバXのリソースを再現環境Xと共有する再現環境を特定するため、再現環境Xを構成する物理サーバXを特定する(ステップ1503)。再現環境決定部121は、システム構成テーブル129と環境構成テーブル133を参照し、再現環境Xに対応する仮想サーバXと、仮想サーバXを含む物理サーバXを特定する。
具体的には、再現環境決定部121は、環境構成テーブル133を参照し、再現環境識別欄1001が再現環境Xと一致するレコードを検索する。再現環境決定部121は、一致したレコードのサーバ識別欄1002の値を仮想サーバXとする。次に、再現環境決定部121は、システム構成テーブル129を参照し、仮想サーバ識別欄601が仮想サーバXと一致するレコードを検索する。再現環境決定部121は、一致したレコードの物理サーバ識別欄602の値を物理サーバXとする。
(3−2)物理サーバXのリソースを再現環境Xと共有する再現環境を特定するため、再現環境決定部121は、ステップ1503において特定した物理サーバX上の再現環境Yを特定する(ステップ1504)。再現環境決定部121は、システム構成テーブル129と環境構成テーブル133を参照し、物理サーバX上の仮想サーバYを列挙し、仮想サーバYから対応する再現環境Yを特定する。
具体的には、再現環境決定部121は、システム構成テーブル129を参照し、物理サーバ識別欄602の値が物理サーバXと一致するレコードを検索する。一致する全てのレコードの仮想サーバ識別欄601の値を仮想サーバYとする。次に、再現環境決定部121は、環境構成テーブル133を参照し、サーバ識別欄1002が仮想サーバYと一致するレコードを検索する。再現環境決定部121は、一致したレコードの再現環境識別欄1001の値を再現環境Yとする。
再現環境Xと検索された再現環境Yとは、全ての再現環境Yが同じ物理サーバX上に構築された再現処理部102であり、互いの環境上において実行される再現処理が相互に物理サーバXのハードウェアリソースを奪い合う関係にある。
(3−3)再現環境決定部121は、再現環境Yにおいて、実行がスケジュールされた再現処理Yを特定する(ステップ1505)。特定された再現処理Yは、新たに追加される再現処理Xと物理サーバXのリソースを奪い合う可能性がある。再現処理Yは、1つに限定されず、物理サーバXのリソースを共有する再現処理であれば複数であってもよい。
スケジュール管理部124は、再現処理実行スケジュールテーブル128を参照し、再現環境Y上において動作する再現処理Yを列挙する。
具体的には、スケジュール管理部124は、再現処理スケジュールテーブル700を参照し、再現環境識別欄702が再現環境Yと一致するレコードを検索する。スケジュール管理部124は、一致した全てのレコードの再現処理識別欄701の値を再現処理Yとする。
(4)スケジュール管理部124は、再現処理Xおよび再現処理Yの各々の再現実行の時間間隔を、管理者による監視間隔内になるよう、再現処理Xと再現処理Yの実行スケジュール候補を選択する。
(4−1)スケジュール管理部124は、全ての再現処理Yのスケジュール情報を、スケジュールテーブル128から取得する(ステップ1506)。
具体的には、スケジュール管理部124は、スケジュールテーブル700を参照し、再現処理Yと一致する再現処理識別欄701のレコードを検索する。スケジュール管理部124は、一致したレコードのインターバル欄703、標準応答時間欄704および最終実行時刻705の値を、それぞれインターバルY、標準応答時間Yおよび最終実行時刻Yとする。
(4−2)スケジュール管理部124は、管理者による応答時間監視の監視間隔を満たす再現処理Xおよび再現処理Yの次回実行時刻を決定する(ステップ1507)。ここで、次回実行時刻を決定できない場合、再スケジュールに失敗し、第3の実施形態の処理は、終了する。
具体的には、スケジュール管理部124は、最終実行時刻XからインターバルXの時間内の次回実行時刻Xを決定し、最終実行時刻YからインターバルYの時間内の次回実行時刻Yを決定する。
(5)スケジュール管理部124は、再現処理Xおよび再現処理Yが物理サーバXにおいて実行された場合、任意の時刻において、再現処理Xおよび再現処理Yが用いる物理サーバXのリソース数が、物理サーバXの実行制限数内か否かを判定する。
(5−1)スケジュール管理部124は、再現処理数制限テーブル130から、物理サーバXの最大実行可能数Xを取得する(ステップ1508)。
具体的には、スケジュール管理部124は、再現処理数制限テーブル130を参照し、物理サーバ識別欄501が物理サーバXと一致するレコードを検索する。スケジュール管理部124は、一致したレコードの再現処理数制限テーブル502の値を最大実行可能数Xとする。
最大実行可能数Xは、物理サーバXにおいて実行可能な再現処理数である。物理サーバX上に構築された複数の再現処理部102において実行される再現処理数の合計が、再現実行可能数Xを超える場合、物理サーバXの負荷は上がり、物理サーバXが正常に稼働できなくなる。
(5−2)スケジュール管理部124は、任意の時刻において物理サーバX上において実行される再現処理数が最大実行可能数X以内か否かを判定する(ステップ1509)。
具体的には、スケジュール管理部124は、次回実行時刻Xから標準応答時間Xだけ再現処理Xを実行し、次回実行時刻Yから標準応答時間Yだけ再現処理Yを実行するとしたとき、任意の時刻において、実行中の再現処理数の合計が最大実行可能数X以内か否かを判定する。
(6)ステップ1509の判定の結果、実行される再現処理数の合計が実行制限数内である場合、スケジュール管理部124は、再現処理Xおよび再現処理Yが、再現処理Xおよび再現処理Yの実行スケジュールによって実行されることを決定する。また、スケジュール管理部124は、再現処理実行テーブル700の再現処理Xおよび再現処理Yのレコードの次回実行時刻欄706を更新する(ステップ1510)。
具体的には、スケジュール管理部124は、再現処理実行スケジュールテーブル700を参照し、再現処理識別欄701が再現処理Xのレコードを検索し、当該レコードの次回実行時刻欄706に時刻Xを記憶する。また、スケジュール管理部124は、再現処理実行スケジュールテーブル700を参照し、再現処理識別欄701が再現処理Yのレコードを検索し、当該レコードの次回実行時刻欄706に時刻Yを記憶する。
ステップ1509の判定の結果、実行される再現処理数が実行制限数X内でなければ、図16に示す処理は、ステップ1507に戻り、再度スケジュールを決定する。
前述した第3の実施形態によれば、物理サーバのリソースを共有している再現処理を列挙しているが、共有しているリソースは物理サーバのハードウェアリソースに限定されず、再現処理が共有するいずれのリソースであってもよい。例えば、ネットワーク1809の使用帯域であってもよいし、ストレージ帯域またはストレージ容量であってもよい。
また、第3の実施形態の計算機システムは、Webシステムとして説明しているが、これに限定するものではなく、いずれの計算機システムであってもよい。例えば、計算機システムは、バッチ処理システム、または、オンライントランザクションシステムであってもよい。
また、第3の実施形態では、スケジュール管理部124は、時間間隔の中で実行時刻をずらし、スケジュールの調整をすると説明しているが、これに限定されず、いずれの値を用いてスケジュールの調整をしてもよい。
また、第3の実施形態で示したスケジュールを調整する方法は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、スケジュール管理部124は、最終実行時刻からの経過時間を各再現処理について算出し、さらにインターバルから当該経過時間を減算して得られた時間を各再現処理について算出して得られた時刻を用い、当該時間の短い順に優先順位を高くする方法によってスケジュールを調整してもよい。
また、第3の実施形態では、スケジュール管理部124は、新たな再現処理が発生した時点でスケジュールの調整をしているが、これには限定されず、いずれのタイミングでもスケジュールの調整をしてもよい。例えば、スケジュール管理部124は、ある再現処理が遅延したことによってある時刻の最大実行可能数Xを超過することを検知した時点で再スケジュールしてもよい。
また、第3の実施形態では、スケジュール管理部124は、スケジュール方法として、再現処理管理部103が各再現処理の次回の実行時刻を算出しているが、これには限定されず、いずれのスケジュール方法であってもよい。スケジュール管理部124は、再現処理管理部103が各再現処理部102に再現実行を許可するトークンを渡すように構成されたとすると、最大実行可能数Xを超過しないよう再現処理管理部103が各再現処理部102にトークンを渡すことによって、複数の再現環境をまたがって再現処理の実行スケジュールを調整してもよい。
また、第3の実施形態では、スケジュール管理部124は、例えば、再現処理部102が自律的に再現処理管理部103に再現処理の実行要求を送信し、再現処理管理部103が最大実行可能数Xを超過しない範囲において当該要求をした再現処理部102に再現処理の実行を許可する応答をし、当該応答のあった再現処理部102が再現処理を実行する方法によって、スケジュールを調整してもよい。
また、第3の実施形態では、スケジュール管理部124は、複数の再現環境にまたがったスケジュールは、再現処理単位で調整されているが、これには限定されない。例えば、実行スケジュールは、再現処理単位のかわりに、再現処理を構成する再現操作単位に調整されてもよい。
前述した第3の実施形態によれば、計算機システムは、複数の再現処理部102上において実行される再現処理に一定の時間間隔を確保しつつ、同時に実行し負荷が上がることによって再現処理が遅延することを防止できる。また、同一の物理サーバ上に複数の再現環境(仮想サーバ)を構築した場合、当該複数の再現環境をまたがってスケジュールを調整し、同時に実行する再現処理の数をおさえることで、物理サーバの負荷が上がることを抑制できる。
また、第3の実施形態によれば、計測する物理サーバの負荷状態に影響を受けず応答時間を計測できる。例えば、計測する物理サーバ側の負荷が高いと、ブラウザのレンダリング時間が遅延する。レンダリングとは、利用者がデータをブラウザで閲覧可能な状態にすることである。従来技術によれば、ブラウザのレンダリング時間を含めた応答時間を計測する場合、ブラウザのレンダリング時間の遅延の原因が、参照したページが原因なのか、それとも計測する物理サーバ側の負荷が高いことが原因なのかを切り分けられなかった。しかし、第3の実施形態によれば物理サーバの負荷が高くなる状況を回避でき、応答時間の遅延からレンダリング時間の遅延まで特定できれば、物理サーバの負荷を考慮することなく、参照したページに問題があるか否かを特定できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態において、再現処理の実行が競合した場合に、再現処理管理部は、応答時間の閾値がより厳しく設定された再現処理を、優先的に実行するようスケジューリングする処理について説明する。
第4の実施形態における計算機システムの構成は、図1に示すブロック図である。
図17は、本発明の第4の実施形態の応答時間の閾値の厳しさを考慮した優先スケジューリングを示すフローチャートである。
図17に示す処理は、図13に示すステップ1204において、再現処理部102に再現処理の実行スケジュールを送信する処理とともに実行されてもよい。
(1)スケジュール管理部124は、スケジュールを調整しても再現処理Xを追加不可能と判定する(ステップ1601)。
(2)スケジュール管理部124は、再現処理Xと競合する再現処理Yとを特定する(ステップ1602)。
ここで、再現処理Xと競合する再現処理Yとは、第3の実施形態のステップ1507において、再現処理Xと再現処理Yとを同時にスケジュールできないが、再現処理Xか、再現処理Yのいずれか一方のみをスケジュールに入れ、他方をスケジュールに入れなければスケジュール可能となる再現処理Xと再現処理Yとの関係のうち、再現処理Yをいう。
(3)スケジュール管理部124は、応答時間閾値テーブル131の再現処理識別欄401を参照し、再現処理Xと再現処理Yとに対応する識別子が記憶されたレコードXとレコードYとを特定する(ステップ1603)。
(4)スケジュール管理部124は、レコードXとレコードYとの閾値欄402および標準応答時間欄403を参照し、それぞれ、閾値Xおよび標準応答時間X、閾値Yおよび標準応答時間Yとする(ステップ1604)。
(5)スケジュール管理部124は、閾値の厳しさを示すスコアを、算出する。第4の実施形態では、標準応答時間を閾値によって除算して算出する。すなわち、閾値Xの厳しさXは、標準応答時間Xを閾値Xによって除算した結果である。また、閾値Yの厳しさYは、標準応答時間Yを閾値Yによって除算した結果である。このようにして得られた閾値の厳しさを示すスコアは、数値が大きい程厳しいと判断される(ステップ1605)。
(6)スケジュール管理部124は、(厳しさX)>=(厳しさY)であるか否かを判定する(ステップ1606)。
(7)スケジュール管理部124は、ステップ1606の判定の結果、(厳しさX)>=(厳しさY)の場合は、再現処理Xの閾値の方が厳しいため、再現処理Xを再現処理Yより優先してスケジュールすると決定する(ステップ1607)。
(8)スケジュール管理部124は、ステップ1606の判定の結果、(厳しさX)<(厳しさY)の場合は、再現処理Yの閾値のほうが厳しいため、再現処理Xを再現処理Yより優先してスケジュールすると決定する(ステップ1608)。
前述したように第4の実施形態によれば、再現処理部102上において実行される再現処理が競合した場合も、優先的に実行する再現処理を決定することができ、物理サーバのハードウェアリソースを共有する環境下であっても、負荷を上げることなく複数の再現処理を実行できるようスケジュールを組むことができる。また、厳しい閾値の設定された再現処理は、応答時間に対する要求の高いWebシステムであり、優先的に監視する必要性が高いことが多い。すなわち、管理者は、監視要求の高いWebシステムを優先的に監視できる。
なお、第4の実施形態において、再現処理Xと再現処理Yとの二つが、同時にスケジュールされた場合の処理を記載したが、三つ以上のスケジュールが同時実行された場合も、同じ手順によって優先の順番を決定する。
また、第4の実施形態の計算機システムは、Webシステムとして説明しているが、これに限定するものではなく、いずれの計算機システムであってもよい。例えば、計算機システムは、バッチ処理システム、または、オンライントランザクションシステムであってもよい。
また、第4の実施形態において、閾値の厳しさは、再現処理を記憶する際の標準応答時間を閾値によって除算することによって算出されたが、これには限定されず、いずれの方法によって算出されてもよい。例えば、再現処理を記録する際に、応答時間を数回にわたって計測し、計測された応答時間のうち閾値を超過した割合が大きい再現処理を、閾値が厳しい再現処理であると判定してもよい。
また、再現処理部102において実行されている再現処理の閾値の厳しさは、再現処理部において計測された応答時間を用いて、算出されてもよい。例えば、閾値の厳しさは、再現処理部102において計測された応答時間を閾値で除算することによって算出されてもよいし、再現処理部102において再現処理の応答時間を数回にわたって計測し、計測された応答時間のうち閾値を超過した割合が大きい再現処理を、閾値が厳しいと判定してもよい。また、新たに追加する再現処理については記録時の閾値超過割合を、再現処理部で実行済みの再現処理については再現処理部での応答時間を用いた閾値超過割合を用いて閾値の厳しさを比較してもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態には、再現処理部102を構成する仮想サーバ間の中で割当てられたハードウェアリソースを融通しあうことによって、仮想サーバを構成する物理サーバ上において実行される再現処理が同時に実行される数を向上させる処理について説明する。
第5の実施形態における計算機システムの構成は、図1に示すブロック図と同じである。
図18は、本発明の第5の実施形態の再現環境間でリソースを振り分けることによる同時実行の制御を示すフローチャートである。
なお、第5の実施形態において、管理者は、仮想サーバに割当てられたリソースの量と、仮想サーバが必要とするリソースの量と、再現処理を実行した場合に仮想サーバ上で不足するリソースの量を、計測する手段を持つ。リソースの量を計測する手段は、再現処理管理部103によって計測する手段でもよいし、再現処理部102によって計測する手段でもよいし、または、管理者によってリソースの量を入力する手段でもよい。
(1)再現環境決定部121は、再現処理記憶部101から再現処理Xを特定する再現処理テーブルXと再現操作テーブルX、設定情報テーブルXを受信する(ステップ1701)。
(2)再現環境決定部121は、再現処理Xを実行する再現処理部102を再現環境Xと決定する。また、再現環境決定部121は、再現環境Xを構成する計算機1801を仮想サーバXとする(ステップ1702)。
(3)再現環境決定部121は、再現処理Xが再現処理部Xにおいて実行された場合、仮想サーバが必要とするリソース量と、仮想サーバに割り当てられたリソース量との差分から、不足量を算出し、一定量の不足量があった場合に仮想サーバXのリソースが不足すると判定する(ステップ1703)。リソースが不足しない場合は、第5の実施形態の処理を終了する。
(4)再現環境決定部121は、再現処理Xを実行するために仮想サーバXに、追加する必要があるリソースの量Xを算出する(ステップ1704)。
(5)再現環境決定部121は、仮想サーバXが稼働する物理サーバXを特定する。再現環境決定部121は、システム構成テーブル129を参照し、物理サーバX上において稼働する仮想サーバYを列挙する。また、再現環境決定部121は、環境構成テーブル133を参照し、仮想サーバY上において稼働する再現環境Yを列挙する(ステップ1705)。
(6)再現環境決定部121は、再現環境Yにおいて実行される再現処理数を算出する。再現環境決定部121は、算出された再現処理数と、仮想サーバYの割当てリソース量と使用リソース量とから、仮想サーバYの使用されていないリソースの量を算出する(ステップ1706)。再現環境決定部121は、物理サーバX上の全仮想サーバYの余剰リソース量を合算した値を算出する。
(7)再現環境決定部121は、ステップ1704において算出された(仮想サーバXに追加で必要となるリソース量)が、ステップ1706において算出された(物理サーバX上の全仮想サーバYの余剰リソース量を合算した値)以上であるか否かを判定する(ステップ1707)。
(8)ステップ1707の判定の結果、(仮想サーバXに追加で必要となるリソース量)が(物理サーバX上の全仮想サーバYの余剰リソース量を合算した値)以上である場合、リソース割当て調整部125は、仮想サーバXにリソース量Xを増加するように管理オペレーティングシステムまたはハイパーバイザを通して物理サーバX上の仮想サーバのリソース割当てパラメータを調整する(ステップ1708)。
リソース割当てパラメータを調整することによって、仮想サーバXにハードウェアリソースの割当量が増加し、仮想サーバ上において実行可能な再現処理数が増える。
(9)ステップ1707の判定の結果、(仮想サーバXに追加で必要となるリソース量)が(物理サーバX上の全仮想サーバYの余剰リソース量を合算した値)よりも低い値である場合、リソース割当て調整部125は、仮想サーバXにリソース量Xを増加できるように管理オペレーティングシステムまたはハイパーバイザを通して仮想サーバXまたは仮想サーバYに対して物理サーバを割り当てる(ステップ1709)。
前述したように第5の実施形態の計算機システムによると、再現処理部102上において同時に実行可能な再現処理数を増加または減少させることができる。また、第5の実施形態の計算機システムは、既存の再現処理の実行スケジュールを再スケジュールすることなく、再現処理を追加できる。さらに、第5の実施形態の計算機システムは、同時に実行する再現処理数を増やすことができる。また、第5の実施形態の計算機システムは、複雑なスケジュールの調整が不要であり、仮想サーバを管理するハイパーバイザまたは管理オペレーティングシステムのリソース割当て処理に実行タイミングを一部委任することができる。
また、第5の実施形態の計算機システムは、Webシステムとして説明しているが、これに限定するものではなく、いずれの計算機システムであってもよい。例えば、計算機システムは、バッチ処理システム、または、オンライントランザクションシステムであってもよい。
本発明の第1の実施形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の再現操作テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の再現処理テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の設定情報テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のスケジュールテーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の応答時間計測テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステム構成テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の再現処理数制限テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の応答時間閾値テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の設定イベント対応テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の環境構成テーブルを示す説明図である。 本発明の実施形態の計算機システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の全体処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のテストをして再現環境を決定する処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の設定情報およびイベント情報等を利用した再現環境の決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の、再現環境をまたがったスケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の応答時間の閾値の厳しさを考慮した優先スケジューリングを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態の再現環境間でリソースを振り分けることによる同時実行の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
101 再現処理記憶部
102 再現処理部
103 再現処理管理部
104 Webブラウザ部
105 再現操作記憶部
106 設定情報管理部
107 再現処理配布部
108 応答時間計測部
109 記憶部
110 設定情報テーブル
111 再現処理管理部
112 再現処理実行部
113 Webブラウザ部
114 応答時間計測部
115 設定情報管理部
116 記憶部
117 再現操作テーブル
118 スケジュールテーブル
119 応答時間計測テーブル
120 設定情報テーブル
121 再現環境決定部
122 再現環境管理部
123 再現処理配布部
124 スケジュール管理部
125 リソース割当て調整部
126 記憶部
127 再現操作テーブル
128 スケジュールテーブル
129 システム構成テーブル
130 再現処理数制限テーブル
131 応答時間閾値テーブル
132 設定イベント対応テーブル
133 環境構成テーブル
1801 計算機
1802 CPU
1803 主記憶装置
1804 外部記憶装置
1805 外部記憶装置インターフェース
1806 通信インターフェース
1807 入力装置
1808 出力装置
1809 ネットワーク

Claims (17)

  1. 演算処理をする少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサに接続されるメモリと、を備える計算機システムにおいて、利用者による計算機システムへの操作を再現する再現処理方法であって、
    前記プロセッサは、利用者による計算機システムへの操作を記憶する記憶処理部と、前記操作を再現する少なくとも一つの再現部と、前記再現のスケジュールを管理する管理部とを演算処理によって実現し、
    前記方法は、
    前記記憶処理部が、前記操作の内容を記憶し、
    前記記憶処理部が、前記記憶された操作の内容を前記管理部に送信し、
    前記管理部が、前記操作の内容に従った再現処理を実行する前記再現部を決定し、
    前記管理部が、前記再現処理を実行するスケジュールを決定し、
    前記管理部が、前記記憶された操作の内容と、前記決定されたスケジュールと、を前記決定された再現部に送信し、
    前記決定された再現部が、受信した前記操作の内容と、前記スケジュールとに基づいて、再現処理を実行することを特徴とする再現処理方法。
  2. 前記管理部が、少なくとも一つの前記再現部から、再現処理を実行する候補となる前記再現部を一つ以上選択し、
    前記管理部が、前記記憶された操作の内容を、前記選択された再現部に送信し、
    前記選択された再現部が、受信した前記操作の内容に基づいて、前記再現処理を実行し、
    前記選択された再現部が、前記再現処理の実行結果を前記管理部に返送し、
    前記管理部が、前記再現処理を実行する再現部を決定することを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  3. 前記管理部が、前記記憶処理部に記憶された操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の設定を示す第1の設定情報を取得し、
    前記管理部が、前記記憶処理部に記憶された操作の内容が操作された際の前記少なくとも一つの再現部の設定を示す第2の設定情報を取得し、
    前記管理部が、前記取得した第1の設定情報と、前記取得した第2の設定情報とを比較し、
    前記管理部が、前記設定情報の比較結果に基づいて、前記再現処理を実行する再現部を決定することを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  4. 前記再現処理が、1以上の第1の再現処理と、前記第1の再現処理と異なる1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部が、前記第1の再現処理を実行する再現部を決定し、
    前記管理部が、前記第1の再現処理を実行する再現部によって実行される第2の再現処理を特定し、
    前記管理部が、当該再現部において実行できる再現処理の最大数を取得し、
    前記管理部が、前記第1の再現処理の数と前記第2の再現処理の数との和が、前記再現処理の最大数よりも大きい場合、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを作成することを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  5. 前記管理部が、前記第1の再現処理を実行するための操作の内容と、前記第1の再現処理を実行する時間間隔と、前記第1の再現処理の実行時間と、前記第1の再現処理の最終実行時刻と、前記第1の再現処理の次回実行時刻とを取得し、
    前記管理部が、前記第2の再現処理を実行する時間間隔と、前記第2の再現処理の実行時間と、前記第2の再現処理の最終実行時刻と、前記第2の再現処理の次回実行時刻とを、取得し、
    前記管理部が、前記第1の再現処理の数と前記第2の再現処理の数との和が、前記再現処理の最大数よりも大きい場合、前記第1の再現処理の次回実行時刻および前記第2の再現処理の次回実行時刻を設定することを特徴とする請求項4に記載の再現処理方法。
  6. 前記再現処理が、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部が、前記第1の再現処理に対応する前記操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の応答時間と、前記第2の再現処理に対応する前記操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の応答時間とを取得し、
    前記管理部が、第1の再現処理が実行される再現部と同じ再現部によって、第1の再現処理と同時に実行される第2の再現処理を特定し、
    前記管理部が、前記第1の再現処理の応答時間と、前記第2の再現処理の応答時間と、あらかじめ指定された応答時間の閾値とを取得し、
    前記管理部が、前記応答時間および前記閾値に基づいて、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを作成することを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  7. 前記再現処理が、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部が、前記第1の再現処理が再現部において再現された際の応答時間と、前記第2の再現処理が再現部において再現された際の応答時間とを取得し、
    前記管理部が、あらかじめ指定された応答時間の閾値を取得し、
    前記管理部が、前記応答時間および前記閾値に基づいて、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを作成することを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  8. 前記再現処理が、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記再現部が、複数の物理計算機上に構成された複数の仮想計算機上で実現され、
    前記管理部が、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理を、前記再現部において実行するために必要な前記再現部の物理資源の量を算出し、
    前記管理部が、前記第1の再現処理が実行される再現部において実行される複数の第2の再現処理を実行するために使用される物理資源、および前記第2の再現処理の実行時に使用されない物理資源の量を算出し、
    前記管理部が、前記第2の再現処理の実行時に使用されない物理資源の量が、前記第1の再現処理を実行するために必要とする物理資源の量より小さい場合に、当該再現部に、新たな物理資源を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の再現処理方法。
  9. 演算処理をする少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサに接続されるメモリと、を備える計算機システムであって、
    前記プロセッサは、利用者による計算機システムへの操作を記憶する記憶処理部と、前記操作を再現する少なくとも一つの再現部と、前記再現のスケジュールを管理する管理部とを演算処理によって実現し、
    前記記憶処理部は、
    前記操作の内容を記憶し、
    前記記憶された操作の内容を前記管理部に送信し、
    前記管理部は、
    前記操作の内容に従った再現処理を実行する前記再現部を決定し、
    前記再現処理を実行するスケジュールを決定し、
    前記記憶された操作の内容と、前記決定されたスケジュールと、を前記決定された再現部に送信し、
    前記決定された再現部は、受信した前記操作の内容と、前記スケジュールとに基づいて、再現処理を実行することを特徴とする計算機システム。
  10. 前記管理部は、
    少なくとも一つの前記再現部から、再現処理を実行する候補となる前記再現部を一つ以上選択し、
    前記記憶された操作の内容を、前記選択された再現部に送信し、
    前記選択された再現部は、
    受信した前記操作の内容に基づいて、前記再現処理を実行し、
    前記再現処理の実行結果を前記管理部に返送し、
    前記管理部は、前記再現処理を実行する再現部を決定することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  11. 前記管理部は、
    前記記憶処理部に記憶された操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の設定を示す第1の設定情報を取得し、
    前記記憶処理部に記憶された操作の内容が操作された際前記少なくとも一つの再現部の設定を示す第2の設定情報を取得し、
    前記取得した第1の設定情報と、前記取得した第2の設定情報とを比較し、
    前記設定情報の比較結果に基づいて、前記再現処理を実行する再現部を決定することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  12. 前記再現処理は、1以上の第1の再現処理と、前記第1の再現処理と異なる1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部は、
    前記第1の再現処理を実行する再現部を決定し、
    前記第1の再現処理を実行する再現部によって実行される第2の再現処理を特定し、
    当該再現部において実行できる再現処理の最大数を取得し、
    前記第1の再現処理の数と前記第2の再現処理の数との和が、前記再現処理の最大数よりも大きい場合、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを再作成することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  13. 前記管理部は、
    前記第1の再現処理を実行するための操作の内容と、前記第1の再現処理を実行する時間間隔と、前記第1の再現処理の実行時間と、前記第1の再現処理の最終実行時刻と、前記第1の再現処理の次回実行時刻とを取得し、
    前記第2の再現処理を実行する時間間隔と、前記第2の再現処理の実行時間と、前記第2の再現処理の最終実行時刻と、前記第2の再現処理の次回実行時刻とを、取得し、
    前記第1の再現処理の数と前記第2の再現処理の数との和が、前記再現処理の最大数よりも大きい場合、前記第1の再現処理の次回実行時刻および前記第2の再現処理の次回実行時刻を設定することを特徴とする請求項12に記載の計算機システム。
  14. 前記再現処理は、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部は、
    前記第1の再現処理に対応する前記操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の応答時間と、前記第2の再現処理に対応する前記操作の内容が操作された際の前記記憶処理部の応答時間とを取得し、
    第1の再現処理が実行される再現部と同じ再現部によって、第1の再現処理と同時に実行される第2の再現処理を特定し、
    前記第1の再現処理の応答時間と、前記第2の再現処理の応答時間と、あらかじめ指定された応答時間の閾値とを取得し、
    前記応答時間および前記閾値に基づいて、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを作成することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  15. 前記再現処理は、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記管理部は、
    前記第1の再現処理が再現部において再現された際の応答時間と、前記第2の再現処理が再現部において再現された場合の応答時間とを取得し、
    あらかじめ指定された応答時間の閾値を取得し、
    前記応答時間および前記閾値に基づいて、前記第1の再現処理および前記第2の再現処理が実行されるスケジュールを作成することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  16. 前記再現処理は、1以上の第1の再現処理と、1以上の第2の再現処理とを含み、
    前記再現部は、複数の物理計算機上に構成された複数の仮想計算機上で実現され、
    前記管理部は、
    前記第1の再現処理および前記第2の再現処理を、前記再現部が実行するために必要な前記再現部の物理資源の量を算出し、
    前記第1の再現処理が実行される再現部において実行される複数の第2の再現処理を実行するために使用される物理資源および前記第2の再現処理の実行時に使用されない物理資源の量を算出し、
    前記第2の再現処理の実行時に使用されない物理資源の量が、前記第1の再現処理を実行するために必要とする物理資源の量より小さい場合、当該再現部に、新たな物理資源を割り当てることを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  17. 記憶された操作の再現処理を計算機システムに実行させるプログラムであって、
    前記計算機システムは、演算処理をする少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサに接続されるメモリと、を備え、
    前記プロセッサは、利用者による計算機システムへの操作を記憶する記憶処理部と、前記操作を再現する少なくとも一つの再現部と、前記再現のスケジュールを管理する管理部とを演算処理によって実現し、
    前記プログラムは、
    前記記憶処理部が、前記操作の内容を記憶するステップと、
    前記記憶処理部が、前記記憶された操作の内容を前記管理部に送信するステップと、
    前記管理部が、前記操作の内容に従った再現処理を実行する前記再現部を決定するステップと、
    前記管理部が、前記再現処理を実行するスケジュールを決定するステップと、
    前記管理部が、前記記憶された操作の内容と、前記決定されたスケジュールと、を前記決定された再現部に送信するステップと、
    前記決定された再現部が、受信した前記操作の内容と、前記スケジュールとに基づいて、再現処理を実行するステップとを、前記計算機システムに実行させるためのプログラム。
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