JP2010145896A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

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JP2010145896A
JP2010145896A JP2008325092A JP2008325092A JP2010145896A JP 2010145896 A JP2010145896 A JP 2010145896A JP 2008325092 A JP2008325092 A JP 2008325092A JP 2008325092 A JP2008325092 A JP 2008325092A JP 2010145896 A JP2010145896 A JP 2010145896A
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Hiroyuki Onodera
広幸 小野寺
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Abstract

【課題】設計自由度を低下させることなく、端子の腐蝕を防ぐこと。
【解決手段】FPC基板10と、前記FPC基板10上に位置した端子27と、前記FP
C基板10上に位置し、前記端子27と隣接する第1ダミー端子57aと、前記FPC基
板10上に位置し、前記第1ダミー端子65と隣接する第2ダミー端子57bと、を備え
た電気光学装置の製造方法が、前記第1ダミー端子57aと前記第2ダミー端子57bと
の間に電位差を与える工程を含んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気光学装置の製造方法に関する。
現在、携帯電話機、携帯情報端末機等の電子機器には、液晶表示装置に代表される電気
光学装置が好適に利用されている。
このような液晶表示装置は、例えばガラスやプラスチック等の材料から構成される透光
性を有する一対の基板を所定のギャップを有するように互いに対向して貼り合わせ、その
一対の基板間に電気光学物質としての液晶材料を封入させることにより構成された液晶表
示パネルと、液晶表示パネルに接続されるFPC(Flexible Printed Circuit:フレキシ
ブルプリント回路)基板と、を備えている。かかる液晶表示装置は、液晶表示パネルを構
成する一方の基板が、他方の基板より突出した突出部を有しており、突出部において、各
々に形成された端子どうしが、接着部材としての異方性導電膜を介して電気的に接続され
た実装構造体を備えている。
このような液晶表示装置において、各端子に接続される各配線を介して所定の電位が与
えられる。相隣接する端子間の電位差が大きいと、相隣接する端子のうち電位の高いほう
の配線や端子が、FPC基板の材料中または異方性導電接着剤中に含まれた塩素がイオン
化した塩素イオン(陰イオン)と、電界とにより生じる電気化学反応により腐蝕してしま
う虞がある。
このような電気化学反応による配線や端子の腐蝕を防ぐために、配線基板の複数の配線
が電位の高い順(又は低い順)に基板上に配置することによって、配線間の電位差を比較
的小さくしている。また、複数の配線を電位の高い順(又は低い順)に配置した上で、比
較的電位差の大きい配線間にはダミー配線を設け、複数の配線及びダミー配線に駆動用の
電位を与える。大きい電位差を生じさせる配線に与える電位のうち、高いほうの電位より
も高い電位をダミー配線に与えることによって、高いほうの電位が与えられた配線が腐蝕
しないようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−142871号公報
しかしながら、特許文献1は、配線が腐蝕しないようにするために、配線間の電位差を
比較的小さくし、電位の高い順(又は低い順)に基板上に配置されているので、配線レイ
アウトを複雑にし、設計自由度が低下してしまう、あるいはその分、製品コストが増大し
てしまう。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するように、以下の形態、又は適用例とし
て実現される。
[適用例1]電気光学装置の製造方法は、基板と、前記基板上に位置した端子と、前記
基板上に位置し、前記端子と隣接する第1ダミー端子と、前記基板上に位置し、前記第1
ダミー端子と隣接する第2ダミー端子と、を備えた電気光学装置の製造方法であって、前
記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に電位差を与える工程を含んでいる。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子との間に電位差を与えている。端
子、第1ダミー端子、第2ダミー端子の周囲に存在している陰イオンは、電位の高いほう
のダミー端子に集まりやすい。そのため、電位の高いダミー端子およびその周りの陰イオ
ンの密度が高くなり、一方で端子およびその周りの陰イオンの密度が低くなる。あるいは
、電位の低いダミー端子およびその周りの陽イオンの密度が高くなり、一方で端子および
その周りの陽イオンの密度が低くなる。このため、端子の腐蝕の発生の可能性が低下する
。また、上記の構成とすることで、配線レイアウトを変更させることなく実現できるので
、設計自由度が低下する可能性は低くなる。
[適用例2]前記基板上に複数の前記端子が位置し、前記第1ダミー端子と前記第2ダ
ミー端子との間に与えられる前記電位差は、実駆動における前記複数の端子間に与えられ
る電位差以上である。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子との間に与えられる電位差が、実
駆動における複数の端子間に与えられる電位差以上である。このため、第1ダミー端子お
よび/または第2ダミー端子に集まった陰イオンおよび/または陽イオンが実駆動の際に
端子へ戻る可能性が低くなり、この結果、端子の腐蝕の発生の可能性が低下する。
[適用例3]前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子と前記端子とのうち、前記第2
ダミー端子が前記基板の端側に位置し、前記電位差を与える工程は、前記第2ダミー端子
の電位を前記第1ダミー端子の電位よりも高くする。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子と端子とのうち、第2ダミー端子
が基板の端側に位置し、かつ第2ダミー端子の電位が第1ダミー端子の電位よりも高いの
で、第2ダミー端子に陰イオンが集まる。第2ダミー端子は基板の端側に位置するので、
陰イオンが端子側へ戻りにくく、このため端子の腐蝕の発生の可能性が低下する。
[適用例4]電気光学装置の製造方法は、基板と、前記基板上に位置した第1ダミー端
子及び第2ダミー端子と、前記基板上に位置し、前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端
子との間に設けられた端子と、を備えた電気光学装置の製造方法であって、前記第1ダミ
ー端子と前記第2ダミー端子との間に電位差を与える工程を含んでいる。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子との間に電位差を与えている。端
子、第1ダミー端子、第2ダミー端子の周囲に存在している陰イオンは、電位の高いほう
のダミー端子に集まりやすい。そのため、電位の高いダミー端子およびその周りの陰イオ
ンの密度が高くなり、一方で、端子およびその周りの陰イオンの密度が低くなる。あるい
は、電位の低いダミー端子およびその周りの陽イオンの密度が高くなり、一方で端子およ
びその周りの陽イオンの密度が低くなる。このため、端子の腐蝕の可能性が低下する。ま
た、上記の構成とすることで、配線レイアウトを変更させることなく実現できるので、設
計自由度が低下する可能性は低くなる。
[適用例5]前記端子が複数設けられており、前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端
子との間に与えられる前記電位差は、実駆動における前記複数の端子間に与えられる電位
差以上である。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子との間に与えられる電位差が、実
駆動における複数の端子間に与えられる電位差以上である。このため、第1ダミー端子お
よび/または第2ダミー端子に集まった陰イオンおよび/または陽イオンが実駆動の際に
端子へ戻る可能性が低くなり、この結果、端子の腐蝕の発生の可能性が低下する。
[適用例6]前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子と前記端子とのうち、前記第2
ダミー端子が前記基板の端側に位置し、前記電位差を与える工程は、前記第2ダミー端子
の電位を前記第1ダミー端子の電位よりも高くする。
本適用例によれば、第1ダミー端子と第2ダミー端子と端子とのうち、第2ダミー端子
が基板の端側に位置し、かつ第2ダミー端子の電位が第1ダミー端子の電位よりも高いの
で、第2ダミー端子に陰イオンが集まる。第2ダミー端子は基板の端側に位置するので、
陰イオンが端子側へ戻りにくく、このため端子の腐蝕の発生の可能性が低下する。
[適用例7]電気光学装置の製造方法は、前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子と
の間に電位差を与える工程の後、前記第1ダミー端子および前記第2ダミー端子のうちよ
り高い電位が与えられた方を前記基板から取り除く工程を含んでいる。
本適用例によれば、第1ダミー端子及び第2ダミー端子のうち、より高い電位が与えら
れた方には陰イオンが吸着しているので、当該ダミー端子を基板から取り除くことで、陰
イオンが端子に戻ることを防止できる。このため、端子の腐蝕の発生の可能性が低下する
以下、図面を参照して本発明を実施する最良の形態について説明する。なお、本発明が
この形態に限定されないことはもちろんである。また、図面は特徴的な部分を分かりやす
く示すために実際の構成とは異なる比率で示している。
(第1実施形態)
図1、及び図2は、本発明の第1実施形態に係るFPC10を備える実装構造体、及び
液晶表示装置100の構成である。
図1は、本発明に係る電気光学装置の一例である液晶表示装置100の概略構成を示す
平面図である。図2は、図1の切断線A−A’に沿った液晶表示装置100の構成を示す
断面図である。なお、図2において、観察側とは図中上側であり、観察者によって表示画
像が視認される側を指す。
第1実施形態に係る液晶表示装置100は、電気光学パネルの一例としての液晶表示パ
ネル50と、配線基板の一例としてのFPC(Flexible Printed Circuit)10と、を備
えている。なお、本発明では、液晶表示パネル50は、特定の構成に限定されず、周知の
種々の構成を採り得る。
液晶表示パネル50は、ガラスやプラスチックなどの光透過性を有する第1基板1と、
第2基板2と、を枠状のシール材8を介して貼り合わせ、第1基板1と、第2基板2との
間であって、枠状のシール材8で囲まれる領域内に電気光学材料としての液晶材料20を
封入して構成される。
第1基板1の液晶材料20側には、信号線4、走査線5、スイッチング素子の一例とし
てのTFT(Thin Film Transistor)素子6、画素電極7などが複数形成されている。例
えば、第2基板2の液晶材料20側には共通電極9などが形成されており、他にも液晶表
示パネル50の液晶材料20側の内面側にはブラックマトリクス、カラーフィルタなど、
多くの構成要素がマトリクス状又はストライプ状に形成されているが、図1及び図2では
それらの図示を省略する。
各画素電極7は、ITO(Indium Tin Oxide)などの光透過性を有する電極材料から構
成されている。本実施形態では、複数形成された画素電極7の一つと、一つの画素電極7
に対応する共通電極9の部分と、それらの間の液晶材料20と、を含んだ部分が画素領域
30である。画素領域30は、文字や画像等を表示するための単位部分である。そして、
画素領域30が複数形成され、第1基板1と第2基板2との間で、第1基板1又は第2基
板2の平面に平行にマトリクス状に並んでいる。複数形成された画素領域30は、液晶表
示パネルにおいて文字や画像等を表示する有効表示領域30Aを規定する。
また、第1基板1は第2基板2の一端2x側から外側へ突出した突出部1hを有してい
る。突出部1hの第2基板2側の面1haには、液晶材料20を駆動するためのドライバ
IC15、及びFPC10を含む電子部品、ならびに複数の外部接続用配線35が実装又
は形成されている。
ドライバIC15は、入力端子16及び出力端子17を複数有し、それぞれ外部接続用
配線35の端子38と信号線4の一端と、接着部材の一例としての異方性導電膜18に含
まれる導電粒子18aを介して接続されている。
各外部接続用配線35は、アルミニウムなどの導電性を有する金属膜で形成されている
。各外部接続用配線35は、配線部36と、配線部の両側に設けられた端子37,38と
を備える。各外部接続用配線35は、突出部1hの一端1xからドライバIC15の各入
力端子16と平面的に重なる位置にかけて延在している。そして、各外部接続用配線35
の端子37は、FPC10の一端10x側に設けられた各端子27に電気的に接続されて
いるとともに、各外部接続用配線35の端子38は、ドライバIC15の各入力端子16
に電気的に接続されている。つまり、外部接続用配線35の端子37,38とは、相手側
の端子(本発明においては配線25の端子27)と接続される部分とし、それ以外の外部
接続用配線35の部分を配線部36とする。
FPC10は、絶縁性及び可撓性を有するベースフィルム11と、ベースフィルム11
の一方の面11aに複数形成された配線25と、ベースフィルム11の一方の面11aに
形成されるとともに、各配線25の配線部26を跨るように覆うカバーレイ12と、を有
する。各配線25は、導電性を有する金属膜により形成され、その金属膜の表面には耐腐
蝕性を有する金などによるめっき処理が施されている。各配線25は、配線部26と、配
線部26の一端側に設けられた端子27と、を備える。つまり、配線25の端子27とは
、相手側の端子(本願発明においては外部接続用配線35の端子37)と接続される部分
とし、それ以外の配線25の部分を配線部26とする。各配線25は、ベースフィルム1
1の一方の面11aにおいて、適宜の間隔をおいて配置されている。カバーレイ12は、
ポリイミド樹脂などの絶縁性及び可撓性を有する素材で形成されている。
以上の構成を有する液晶表示装置100では、図示しない制御装置からFPC10を通
じて液晶表示パネル50側に各種の電気信号(例えば、各信号線4に対して画像信号が、
また、各走査線5に対して走査信号)が供給されることにより、液晶材料20中の液晶分
子の配向制御が行われ、所望の表示画像が観察者によって視認される。
次に、図3(a)を参照して、第1実施形態に係る実装構造体を構成する第1基板1と
、FPC10のうち、第1基板1に実装する前のFPC10の特徴部分について説明する
図3(a)は、図1に対応するFPC10の拡大平面図である。
具体的には、FPC10を構成するベースフィルム11の一方の面11aには、適宜の
間隔を置いて配線25が複数形成されている。なお、図3(a)では、分かりやすくする
ためにカバーレイ12を省略している。ここで、複数形成された配線25のうち、1本の
配線25aの配線部26aに設けられた端子27aに着目すると、一方の面11aには、
端子27aに隣接して第1ダミー配線55aが形成されている。第1ダミー配線55aは
、第1ダミー配線部56aと第1ダミー端子57aを備えている。更に第1ダミー配線5
5aに隣接して第2ダミー配線55bが形成されている。第2ダミー配線55bは、第2
ダミー配線部56bと第2ダミー端子57bを備えている。なお、以下では、第1ダミー
配線55aと第2ダミー配線55bとを特に区別する必要が無い場合には両者を総称して
「ダミー配線55」と表記する。また、第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bと
を特に区別する必要が無い場合には両者を総称して「ダミー端子57」と表記する。ここ
で、ダミー配線55及びダミー端子57とは、実駆動には寄与せず、実駆動時には端子と
しての効果を発生しない配線及び端子のことである。なお、実駆動とは、携帯電話等の電
子機器として使用する際の駆動や、電子機器とする前のモジュール等の電気光学装置の状
態での検査時において駆動させる場合も含むものである。また、詳しくは後述するが実駆
動時に端子27に電位が与えられるときには、ダミー配線55、ダミー端子57は、FP
C10から除去される。
また、図3(b)に示すように、第1実施形態に係るFPC10では、配線25aの端
子27aに隣接した第1ダミー端子57aと、第1ダミー端子57aに隣接した第2ダミ
ー端子57bを設けている。この第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとに、そ
れぞれ電位Va、電位Vbを与える。なお、第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57
bとにそれぞれ与えられる電位Va、電位Vbの差は、実駆動時に複数の端子27間に生
じる電位差以上とする。ここで、本実施形態では、第2ダミー端子の電位が、第1ダミー
端子の電位よりも高くなるように、第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとの間
に電位差を与える。要するに、端子27aから遠い方のダミー端子57の電位を、端子2
7aから近い方のダミー端子57の電位よりも高くする。また、ダミー端子57間に電位
差を与えている際には、複数の端子27間の電位差をほぼ0にする。
かかる構成によれば、第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとの間に電位差が
与えられる際に、負の電荷を有した塩素イオンが第2ダミー端子57bへ向って集まる。
このため、第2ダミー端子57bおよびその周りで塩素イオンの密度が高くなり、一方で
、端子27およびその周囲で塩素イオンの密度が低くなる。このような工程が実駆動より
も前に行うことによって、実駆動の際には、端子27の周囲の塩素イオンの密度が低くて
、このため端子27の腐蝕の可能性が低くなる。
なお、第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとにそれぞれ与えられる電位Va
、電位Vbの差は、実駆動時に複数の端子27間に生じる電位差以上とすると説明したが
、より好ましくは、実駆動時に複数の端子27に与えられる電位のうち、最も高い電位と
最も低い電位との差とほぼ同じ電位差を与えるとよい。ここで、最も高い電位と最も低い
電位との差よりも大きすぎると、電位差が大きいことに影響して熱が生じることによって
、ダミー配線55及びダミー端子57は焦げてしまう虞があるからである。また、最も高
い電位と最も低い電位との差よりも小さすぎると、負の電荷を有した塩素イオンが移動し
なくなる、若しくは移動に掛かる時間が大幅に増加するなどして、端子27の周囲の塩素
イオンの濃度を変化させることが出来なくなる虞があるからである。
なお、本実施形態では、第2ダミー端子57bの電位を第1ダミー端子57aの電位よ
りも高くしているが、この構成は、塩素イオンを対象の端子27aから少しでも離せる点
で有利である。しかしながら、他の実施形態ではこの限りではなく、第1ダミー端子57
aの電位を第2ダミー端子57bの電位よりも高くしても構わない。そのような構成であ
っても、端子27およびその周囲の塩素イオンの密度を低下させることができるからであ
る。
これらの作用により、配線25aの端子27aでは上記の電気化学反応が起こり難くな
り、配線25aの端子27aに対して、腐蝕、断線が生じる可能性を低下させることがで
きる。その結果、FPC10の電気的な接続の信頼性を向上させることができる。また、
この構成によれば、複数の配線25のレイアウトを変更する必要がないので、配線レイア
ウトを複雑にすることなく、設計自由度も低下することがない。また、配線レイアウトに
起因するコストの増大を引き起こすこともない。
塩素イオン以外にも、酢酸イオン、蟻酸イオンなどの陰イオンが端子27aの腐蝕の原
因となり得る。さらに、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどの陽イオンも端子27a
の腐蝕の原因となり得る。これらの陰イオンおよび陽イオンはベースフィルムおよび/ま
たは異方性導電膜(異方性導電接着剤)を構成する材料に由来する。これらの陰イオンお
よび陽イオンのうちでは、塩素イオンが最も端子27aの腐蝕の原因になりやすい。本実
施形態によれば、端子27aおよびその周囲でのこれら陰イオンおよび/または陽イオン
の密度を低くすることができ、この結果、端子27aの腐蝕の可能性が低くなる。
また、一般的に、実駆動の際に複数の端子27のうちで最も高い電位が与えられるもの
を端子27aとした場合、端子27aは複数の端子27のうちで最も端に形成される。そ
のため、図3(a)に示すように、ダミー端子57はベースフィルム11の一方の面11
aにおいて、端子27aよりもベースフィルム11の端11e側に位置するように設ける
ことが好ましい。その中でも、端子27aとの距離を少しでも離すために第2ダミー端子
57bが最も端11e側に位置するように設けることが好ましい。なお、第1ダミー端子
57aは、必ずしも端子27aと隣接した位置でなくてもよく、他の端子27と隣接して
いてもよい。要は、複数の端子27間で、他と比較して比較的高い電位を生じさる特定の
端子に隣接してダミー端子57を設けることとすればよい。このようにすることで、予め
第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとの間に電位差を与えているので、塩素イ
オンが第1ダミー端子57a、若しくは第2ダミー端子57bのいずれかに集まり、第1
ダミー端子57a、若しくは第2ダミー端子57bおよびその周りの塩素イオンの密度が
高くなる。そのため、端子27およびその周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子27
の腐蝕、断線の可能性が低くなる。
また、必ずしもダミー端子57を複数の端子27の群よりも端11e側に設けることは
必須ではない。つまり、図3(b)に示すように、ダミー端子57は複数の端子27の群
の間に設けることとしてもよい。
図3(b)に示すように、第2ダミー端子57bに隣接した端子27y、及び端子27
yに隣接した端子27zが設けられることがある。端子27yと端子27zとに与えられ
る電位差が他と比較して比較的高い場合であっても、予め第1ダミー端子57aと第2ダ
ミー端子57bに電位Va、Vbを与えて電位差を与えている。そのため、塩素イオンが
第1ダミー端子57a、若しくは第2ダミー端子57bのいずれかに集まり、第1ダミー
端子57a、若しくは第2ダミー端子57bおよびその周りの塩素イオンの密度が高くな
る。そのため、端子27y、及び端子27zを含む端子27およびその周りの塩素イオン
の密度は低くなり、端子27の腐蝕、断線の可能性が低くなる。
なお、図示はしないが、ダミー端子57が複数の端子27の群の間に設けられる構成の
場合、第2ダミー端子57bと端子27yとの間に第3ダミー端子を更に設けることがよ
り好ましい。なお、第3ダミー端子とは、第3ダミー配線に第3ダミー配線部とともに備
えられている。より好ましくは、第3ダミー端子に与えられる電位は第2ダミー端子57
bに与えられる電位Vbより低いほうが好ましい。
即ち、第3ダミー端子を設けていることにより、第2ダミー端子57bと端子27y、
及び端子27zとの距離が広がる。更に、予め第2ダミー端子57bと、第3ダミー端子
との間に電位差を生じさせているので、塩素イオンが第2ダミー端子57b、若しくは第
3ダミー端子のいずれかに集まり、第2ダミー端子57b、若しくは第3ダミー端子およ
びその周りの塩素イオンの密度が高くなる。そのため、端子27y、及び端子27zを含
む端子27およびその周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子27の腐蝕、断線の可能
性が低くなる。
(第2実施形態)
次に、図4(a)を参照して、本発明の第2実施形態に係る実装構造体を構成する第1
基板1と、FPC10のうち、第1基板1に実装する前のFPC10の特徴部分について
説明する。
図4(a)は、図1に対応する、第2実施形態に係るFPC10の拡大平面図である。
第2実施形態と先の実施形態とを比較した場合、その両者は、FPC10におけるダミ
ー配線55に相当するダミー配線65を設ける位置の構成が異なり、それ以外は同様であ
る。よって、以下では、先の実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説
明は省略する。
具体的には、FPC10を構成するベースフィルム11の一方の面11aに複数形成さ
れた配線25のうち、1本の配線25aの配線部26aに設けられた端子27aに着目す
ると、一方の面11aに端子27aを挟んで第1ダミー配線65aと第2ダミー配線65
bが形成されている。第1ダミー配線65aは、第1ダミー配線部66aと第1ダミー端
子67aを備えている。第2ダミー配線65bは、第2ダミー配線部66bと第2ダミー
端子67bを備えている。なお、以下では、第1ダミー配線65aと第2ダミー配線65
bとを特に区別する必要が無い場合には両者を総称して「ダミー配線65」と表記する。
また、第1ダミー端子67aと第2ダミー端子67bとを特に区別する必要が無い場合に
は両者を総称して「ダミー端子67」と表記する。
以上の構成を有する第2実施形態に係るFPC10によれば、予め第1ダミー端子67
aと第2ダミー端子67bとの間に電位差を与えているので、塩素イオンが第1ダミー端
子67a、若しくは第2ダミー端子67bのいずれかに集まり、第1ダミー端子67a、
若しくは第2ダミー端子67bおよびその周りの塩素イオンの密度が高くなる。そのため
、端子27aを含む複数の端子27およびその周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子
27の腐蝕、断線の可能性が低くなる。
これらの作用により、配線25aの端子27aでは、上記の電気化学反応が起こり難く
なり、配線25aの端子27aに対して、腐蝕、断線が生じる可能性を低下させることが
できる。その結果、FPC10の電気的な接続の信頼性を向上させることができる。また
、この構成によれば、複数の配線25のレイアウトを変更する必要がないので、配線レイ
アウトを複雑にすることなく、設計自由度も低下することがない。また、配線レイアウト
に起因するコストの増大を引き起こすこともない。
なお、本実施形態において、図4(b)に示すように、第1ダミー配線65aと第2ダ
ミー配線65bとの間に配置されている配線25は配線25aだけでなく配線25が複数
列配置するように構成されていてもよい。この場合も同じように、予め第1ダミー端子6
7aと第2ダミー端子67bとの間に電位差を与える。その後、実駆動の際に複数の配線
25のそれぞれの端子27に電位Vを与える。ここで、電位Vは、全ての端子27に同じ
電位が与えられることに限らず、各々の端子27ごとに違う電位が与えられる場合を含む
本実施形態では、予め第1ダミー端子67aと第2ダミー端子67bとの間に電位差を
与えている。加えて、予め第1ダミー端子67a、第2ダミー端子67bに与えられる電
位差は、複数の端子27の各々に与えられる電位Vの電位差以上とする。そのため、塩素
イオンが第1ダミー端子67a、若しくは第2ダミー端子67bのいずれかに集まり、第
1ダミー端子67a、若しくは第2ダミー端子67bおよびその周りの塩素イオンの密度
が高くなる。そのため、端子27aを含む複数の端子27およびその周りの塩素イオンの
密度は低くなり、端子27の腐蝕、断線の可能性が低くなる。
なお、本実施形態においても、第1ダミー端子67aと第2ダミー端子67bとにそれ
ぞれ与えられる電位Va、電位Vbの差は、実駆動時に複数の端子27間に生じる電位差
以上とすれば良いが、より好ましくは、実駆動時に複数の端子27に与えられる電位のう
ち、最も高い電位と最も低い電位との差とほぼ同じ電位差を与えるとよい。
また、一般的に複数の配線25、複数の端子27の配線レイアウトは、複数の端子27
間のうち、与えられる電位Vの高い端子27aが最も端に位置するように形成されること
が多い。そのため、第1ダミー端子67a、若しくは第2ダミー端子67bのいずれか一
方はベースフィルム11の一方の面11aにおいて、端子27aよりもベースフィルム1
1の端11e側に位置するように設けることが好ましい。なお、他方のダミー端子は、複
数の端子27の少なくとも1つの端子を一方のダミー端子と協働して挟む位置に設けてい
ればよく、複数の端子27全てを挟むように位置していてもよい。もちろん、第1ダミー
端子67a、および第2ダミー端子67bが、ベースフィルム11の一方の面11aにお
いて、両端に位置するように設けることとしてもよい。
また、必ずしもダミー端子67を複数の端子27の群よりもベースフィルム11の端1
1e側に設けることは必須ではない。つまり、図4(c)に示すように、配線レイアウト
の都合上、端子27aが複数の端子27の群の間に位置するように設けられるときには、
ダミー端子67は複数の端子27の群の間に設けることとしてもよい。なお、ダミー端子
67の間に設けられる端子27は端子27aだけでなく、端子27aを含む複数の端子2
7を間に設けるようにしてもいいのはもちろんである。
(第3実施形態)
次に、図5(a)を参照して、本発明の第3実施形態に係る実装構造体を構成する第1
基板1と、FPC10のうち、第1基板1に実装する前のFPC10の特徴部分について
説明する。
図5(a)は、図1に対応する、第3実施形態に係るFPC10の拡大平面図である。
第3実施形態と先の実施形態とを比較した場合、その両者は、FPC10におけるダミ
ー配線55,65に相当するダミー配線75を設ける数が異なり、それ以外は同様である
。よって、以下では、先の実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説明
は省略する。
具体的には、第1実施形態、第2実施形態ともにダミー配線55,65をそれぞれ複数
設ける構成としていたが、本実施形態で設けるダミー配線75は1つである。FPC10
を構成するベースフィルム11の一方の面11aの複数形成された配線25のうち、1本
の配線25aの配線部26aに設けられた端子27aに着目すると、一方の面11aに端
子27aに隣接するダミー配線75が形成されている。ダミー配線75は、ダミー配線部
76とダミー端子77を備えている。
以上の構成を有する第3実施形態に係るFPC10によれば、このFPC10を実装し
た実装構造体を有する液晶表示装置100を高湿高温の環境下で用い、端子27aに高い
電位Vを与えなければならない場合に特に効果的である。なお、先の実施形態では2つの
ダミー端子間に予め電位差を与えていたが、本実施形態では、ダミー端子77と隣接する
端子27aを利用し、予めダミー端子77、端子27aにそれぞれ電位Vb、電位Vaを
与えて、ダミー端子77と端子27aとの間に電位差を与える。その後実駆動の際に、端
子27aを含む複数の端子27に電位Vを与える。なお、電位Vbは、電位Vaよりも高
い電位である。これにより、予めダミー端子77と端子27aとの間に電位差を与えてお
り、更にダミー端子77により高い電位を与えているので、塩素イオンがダミー端子77
に集まり、ダミー端子77およびその周りの塩素イオンの密度が高くなる。そのため、端
子27aを含む複数の端子27およびその周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子27
の腐蝕、断線の可能性が低くなる。
これらの作用により、配線25aの端子27aでは、上記の電気化学反応が起こり難く
なり、配線25aの端子27aに対して、腐蝕、断線が生じる可能性を低下させることが
できる。その結果、FPC10の電気的な接続の信頼性を向上させることができる。また
、この構成によれば、複数の配線25のレイアウトを変更する必要がないので、配線レイ
アウトを複雑にすることなく、設計自由度も低下することがない。また、配線レイアウト
に起因するコストの増大を引き起こすこともない。
なお、本実施形態においても、端子27aとダミー端子77とにそれぞれ与えられる電
位Va、電位Vbの差は、実駆動時に複数の端子27間に生じる電位差以上とすれば良い
が、より好ましくは、実駆動時に複数の端子27に与えられる電位のうち、最も高い電位
と最も低い電位との差とほぼ同じ電位差を与えるとよい。
なお、一般的に複数の配線25、複数の端子27の配線レイアウトは、複数の端子27
間のうち、与えられる電位Vの高い端子27aが最も端に位置するように形成されること
が多い。そのため、ダミー端子77はベースフィルム11の一方の面11aにおいて、端
子27aよりもベースフィルム11の端11e側に位置するように設けることが好ましい
なお、必ずしもダミー端子77を複数の端子27の群よりもベースフィルム11の端1
1e側に設けることは必須ではない。つまり、図示はしないが、ダミー端子77を端子2
7aに対して端11eとは反対側に位置するように設けるようにしてもよい。また、図5
(b)に示すように、配線レイアウトの都合上、端子27aが複数の端子27の群の間に
位置するように設けられるときには、ダミー端子77は複数の端子27の群の間に設ける
こととしてもよい。
第1実施形態乃至第3実施形態の全ての実施形態において、上述したようにダミー端子
57a,57b間に電位差を与える工程と、ダミー端子67a,67b間に電位差を与え
る工程と、ダミー端子77および端子27aの間に電位差を与える工程とは、いずれも端
子27に実駆動よりも先に行われる。
なお、「実駆動よりも先」とは、複数の端子27に電位を与える前のことであるが、仮
に第1ダミー端子57aと第2ダミー端子57bとの間に電位差を与える前に複数の端子
27に電位を与えることとしても良い。なお、その場合は、ベースフィルム11等に含ま
れている陰イオンが移動し、複数の端子27およびその周りの塩素イオンの密度が高くな
らない程度の電位差を与える、およびその程度の電位を与える時間であることが必要であ
る。そのような状況であれば「実駆動よりも先」とすることが出来る。
また、上記各実施形態では、ダミー端子57aと57bとの間、ダミー端子67aと6
7bとの間、またはダミー端子77と端子27aとの間に電位を与える工程の際に、ダミ
ー端子57、ダミー端子67、およびダミー端子77へ向って塩素イオンを集め、ダミー
端子57、ダミー端子67、ダミー端子77およびその周りで塩素イオンの密度を高める
こととしていた。しかしながら、そのれ限られるものではなく、ダミー端子57、ダミー
端子67、およびダミー端子77およびその周りで塩素イオンの密度を高めることによっ
て、ダミー端子57、ダミー端子67、およびダミー端子77を腐蝕させることとしても
よい。
また、ダミー端子57aと57bとの間、ダミー端子67aと67bとの間、またはダ
ミー端子77と端子27aとの間に電位差を与える工程の後、本発明では、ダミー端子5
7、ダミー端子67、ダミー端子77をFPC10から取り除くことが好ましい。このよ
うにすることで、ダミー端子57、ダミー端子67、ダミー端子77と共にダミー端子5
7、ダミー端子67、ダミー端子77およびその周りの塩素イオンが一緒にFPC10か
ら取り除かれることになる。そのため、実駆動の際に端子27間に電界が生じるときには
、FPC10には水分や陰イオンが殆ど取り除かれた状態にあるので、端子27およびそ
の周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子27の腐蝕、断線の可能性が低くなる。なお
、ダミー端子57、ダミー端子67、ダミー端子77をFPC10から取り除かないで残
しておいてもよいのはもちろんである。仮に、ダミー端子57、ダミー端子67、ダミー
端子77が腐蝕した状態、若しくはダミー端子57、ダミー端子67、ダミー端子77お
よびその周辺の塩素イオンの密度が高い状態であったとしても、塩素イオンが再び端子2
7に戻る可能性は低いからである。
また、ダミー端子57a,57b間、ダミー端子67a,67b間、ダミー端子77お
よび端子27a間に電位差を与える方法として、図3(a)、図5(a)に代表して示し
ている通り、ダミー端子57a,57b、ダミー端子67a,67b、ダミー端子77、
端子27aにプローブなどのピン80を当て、電位差を生じさせる方法がある。なお、ピ
ン80を当てる位置はダミー配線55、ダミー配線65、ダミー配線75、及び配線25
aであれば、ダミー端子57、ダミー端子67、ダミー端子77、及び端子27a以外の
部分であってもよい。
(変形例)
なお、本発明では、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形をすることが可能で
ある。
例えば、上記の第1実施形態乃至第3実施形態のダミー配線55、ダミー配線65、ダ
ミー配線75の数に限定はなく、複数形成される配線25のうち、与えられる電位の高い
配線25及び端子27の数に対応して設けてもよい。
また、上記の第1実施形態乃至第3実施形態では、FPC10のベースフィルム11の
一方の面11aにダミー配線55、ダミー配線65、ダミー配線75を設ける構成として
いるが、第1基板1の突出部1hにダミー配線55、ダミー配線65、ダミー配線75を
設けてもよい。もちろん、FPC10と第1基板1の両方に設ける構成としてもよい。
また、上記の第1実施形態乃至第3実施形態では、ダミー端子57、ダミー端子67、
ダミー端子77に電位を与える工程は、FPC10を第1基板1に実装する前の状態とし
て説明しているが、第1実施形態乃至第3実施形態のFPC10と第1基板1とを接着部
材としての異方性導電膜18(異方性導電接着剤)を介して実装した実装構造体の状態で
行うこととしてもよい。なお、実装構造体の状態でダミー端子57a,57b間、ダミー
端子67a,67b間、ダミー端子77および端子27a間に電位を与えれば、異方性導
電膜18に含まれる塩素イオンもダミー端子57a、ダミー端子67a、ダミー端子77
に集まり、ダミー端子57a、ダミー端子67a、ダミー端子77aおよびその周りの塩
素イオンの密度が高くなる。そのため、FPC10の端子27、及び第1基板1の端子3
7およびその周りの塩素イオンの密度は低くなり、端子27の腐蝕、断線する可能性を低
くさせることができる。
また、電気光学装置の一例として液晶表示装置100を挙げたが、液晶表示装置に代え
て、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、電気泳動表示装置、SED(Surfac
e−conduction Electron−emitter Display)、F
ED(Field Emission Display)、プラズマ表示装置などのいず
れであってもよい。
また、上記の第1実施形態乃至第3実施形態に係る端子構造を備える基板は、電気光学
装置の一例たる液晶表示装置用の基板やFPCに限定されるものではなく、電気光学装置
に用いる基板やFPC以外の各種の基板であってもよい。
次に、上記の第1実施形態乃至第3実施形態、及び変形例のいずれかの構成を備えるF
PC,第1基板、実装構造体を備える液晶表示装置(以下これらを代表して「液晶表示装
置1000」と表記する)を備える電子機器の具体例について図6を参照して説明する。
図6は、液晶表示装置1000を携帯電話機600の表示部500として適用した例で
あり、この携帯電話機600の構成を示す斜視図である。携帯電話機600は、複数の操
作ボタン200の他、受話口300、送話口400、及び液晶表示装置を適用した表示部
500を備えている。
なお、液晶表示装置1000が適用可能な電子機器としては、携帯電話機600の他に
も、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末機、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニ
タ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓
、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話装置、POS端末、デジタルスチ
ルカメラ、電子ブック等が挙げられる。
第1実施形態に係る液晶表示装置を観察側からみた平面図。 図1の切断線A−A’に沿った液晶表示装置の要部断面図。 (a)は第1実施形態に係る基板の平面図であり、(b)は第1実施形態に係る基板の他の構成を示す平面図である。 (a)は第2実施形態に係る基板の平面図であり、(b)は第2実施形態に係る基板の他の構成を示す平面図であり、(c)は第2実施形態に係る基板のさらに他の構成を示す平面図である。 (a)は第3実施形態に係る基板の平面図であり、(b)は第3実施形態に係る基板の他の構成を示す平面図である。 電子機器としての携帯電話機を示す斜視図。
符号の説明
1…第1基板、2…第2基板、10…FPC、11…ベースフィルム、25,25a…
配線、26,26a…配線部、27,27a…端子、55a,65a…第1ダミー配線、
56a,66a…第1ダミー配線部、57a,67a…第1ダミー端子、55b,65b
…第2ダミー配線、56b,66b…第2ダミー配線部、57b,67b…第2ダミー端
子、55,65,75…ダミー配線、57,67,77…ダミー端子、V,Va,Vb…
電位、100…液晶表示装置。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に位置した端子と、
    前記基板上に位置し、前記端子と隣接する第1ダミー端子と、
    前記基板上に位置し、前記第1ダミー端子と隣接する第2ダミー端子と、を備えた電気
    光学装置の製造方法であって、
    前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に電位差を与える工程を含むことを特
    徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記基板上に複数の前記端子が位置し、
    前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に与えられる前記電位差は、実駆動に
    おける前記複数の端子間に与えられる電位差以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子と前記端子とのうち、前記第2ダミー端子が
    前記基板の端側に位置し、
    前記電位差を与える工程は、前記第2ダミー端子の電位を前記第1ダミー端子の電位よ
    りも高くすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 基板と、
    前記基板上に位置した第1ダミー端子及び第2ダミー端子と、
    前記基板上に位置し、前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に設けられた端
    子と、を備えた電気光学装置の製造方法であって、
    前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に電位差を与える工程を含むことを特
    徴とする電気光学装置の製造方法。
  5. 前記端子は、複数設けられており、前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に
    与えられる前記電位差は、実駆動における前記複数の端子間に与えられる電位差以上であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子と前記端子とのうち、前記第2ダミー端子が
    前記基板の端側に位置し、
    前記電位差を与える工程は、前記第2ダミー端子の電位を前記第1ダミー端子の電位よ
    りも高くすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電気光学装置の製造方法。
  7. 前記第1ダミー端子と前記第2ダミー端子との間に電位差を与える工程の後、前記第1
    ダミー端子および前記第2ダミー端子のうちより高い電位が与えられた方を前記基板から
    取り除く工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の電気
    光学装置の製造方法。
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