JP2010144559A - Antistatic structure of fuel pipe - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料配管の帯電防止構造に関するもので、詳しくは、樹脂パイプを含む燃料配管の帯電防止構造に関するものである。 The present invention relates to an antistatic structure for fuel piping, and more particularly to an antistatic structure for fuel piping including a resin pipe.
例えば、自動車の燃料配管では、燃料が車体のフロア下面に設置された燃料タンクから樹脂パイプ,金属パイプ等を経てエンジンのデリバリパイプに供給される。
ところで、燃料がパイプ内を流れると、燃料とパイプ内面との間の摩擦により静電気が発生する。そして、その静電気がパイプ内に帯電し、電圧が高まると、静電放電が生じてパイプにダメージを与える虞がある。
For example, in a fuel pipe of an automobile, fuel is supplied from a fuel tank installed on the lower surface of the floor of the vehicle body to a delivery pipe of an engine via a resin pipe, a metal pipe, and the like.
By the way, when the fuel flows through the pipe, static electricity is generated due to friction between the fuel and the inner surface of the pipe. When the static electricity is charged in the pipe and the voltage is increased, electrostatic discharge may occur and the pipe may be damaged.
そこで、燃料配管では、パイプに帯電された静電気を積極的に徐電するための方策が講じられている(例えば、特許文献1)
この特許文献1の燃料配管では、コネクタに導電性を付与するとともに、樹脂パイプの内周面に導電性樹脂層を形成し、この樹脂パイプをコネクタに外嵌させ、樹脂パイプに発生する静電気をコネクタを介して車体等へ逃がしている。
In view of this, in fuel piping, measures have been taken to actively reduce static electricity charged in the pipe (for example, Patent Document 1).
In the fuel pipe of
ところで、上記特許文献1に開示された発明では、コネクタを備えた燃料配管にしか適用できないばかりか。コネクタに導電性を付与しなければならないため、高価になる。
By the way, the invention disclosed in
そこで、本発明は、上記した実情に鑑みて、コネクタを使用することなく、安価に樹脂パイプの徐電が行える燃料配管の帯電防止構造を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an antistatic structure for a fuel pipe that can slowly charge a resin pipe at low cost without using a connector.
上記した課題を解決するため、請求項1の燃料配管の帯電防止構造では、内部に導電層を有する樹脂パイプの端部を他の非導電性樹脂被覆パイプの端部に外嵌させて両パイプ間を接続する燃料配管において、前記樹脂パイプの端部と前記非導電性樹脂被覆パイプの端部との間に導電片を介在させるとともに、該導電片を前記樹脂パイプ端から外部へ露出させ、その露出部を介して前記樹脂パイプの導電層を車体等の導電体へ電気的に接続させている。
ここで、非導電性樹脂被覆パイプとは、非導電性樹脂を被覆した非導電性樹脂被覆金属パイプ、外周に非導電性樹脂を被覆した多層樹脂パイプ,全てが非導電性樹脂によって形成された樹脂パイプ等の非導電性パイプをいう。
In order to solve the above-described problem, in the antistatic structure for fuel piping according to
Here, the non-conductive resin-coated pipe is a non-conductive resin-coated metal pipe coated with a non-conductive resin, a multi-layer resin pipe whose outer periphery is coated with a non-conductive resin, all formed of a non-conductive resin. A non-conductive pipe such as a resin pipe.
また、請求項2の燃料配管の帯電防止構造では、上記請求項1に記載の発明において、上記導電片は、その長手方向全長の少なくとも一部に、前記非導電性樹脂被覆パイプの外周面に倣った形状で、一部が開口された弧状挟持部を備えていることを特徴としている。
In the fuel pipe antistatic structure according to
また、請求項3の燃料配管の帯電防止構造では、上記請求項1または2に記載の発明において、下端部に、上記非導電性樹脂被覆パイプの外周面に倣った形状で、該パイプの周面の1/2以上を覆い、一部が開口された弾性挟持部を有し、上部に、車体のフロア,フレーム等の導電体に嵌着させる係止部を有するクリップを備えたことを特徴としている。
In the antistatic structure of the fuel pipe according to
また、請求項4の燃料配管の帯電防止構造では、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、上記非導電性樹脂被覆パイプは、金属パイプに樹脂を被覆した非導電性樹脂被覆金属パイプであり、さらに、筒状を成し、一端部外周面がテーパ状面を成し、他端面に、前記非導電性樹脂被覆金属パイプの端部を収容する凹部が形成され、該凹部の底部に、一端面に開口する流体通路が形成されており、前記非導電性樹脂被覆金属パイプの先端部に前記凹部を嵌着させた際に、前記凹部底面が前記非導電性樹脂被覆金属パイプの金属パイプの先端面が接触するパイロットキャップを備えていることを特徴としている。
Moreover, in the antistatic structure of the fuel pipe according to
上記した請求項1の発明によれば、樹脂パイプに発生した静電気は、該樹脂パイプの導電層,導電片を介して車体等の導電体へ確実に逃がされるので、樹脂パイプに静電気が帯電することはなく、コネクタを使用しない樹脂パイプと非導電性パイプとの連結構造の配管にも適用ができ、しかも、導電片を付加するだけでよいので、安価である。 According to the first aspect of the present invention, the static electricity generated in the resin pipe is surely released to the conductor such as the vehicle body via the conductive layer and conductive piece of the resin pipe, so that the static electricity is charged in the resin pipe. However, the present invention can be applied to piping having a connection structure of a resin pipe and a non-conductive pipe that do not use a connector, and it is inexpensive because only a conductive piece needs to be added.
また、上記した請求項2の発明によれば、弧状挟持部によって導電片を非導電性樹脂被覆パイプの外周面に挟持,接着等によって導電片を非導電性樹脂被覆パイプに容易に仮止めができるので、樹脂パイプと非導電性樹脂被覆パイプとの組付け作業が容易になる。 According to the second aspect of the present invention, the conductive piece is clamped on the outer peripheral surface of the non-conductive resin-coated pipe by the arc-shaped pinching portion, and the conductive piece can be easily temporarily fixed to the non-conductive resin-coated pipe by adhesion or the like. Therefore, the assembly work of the resin pipe and the non-conductive resin-coated pipe is facilitated.
また、上記した請求項3の発明によれば、弾性挟持部によってクリップを非導電性樹脂被覆パイプの外周面に嵌着させるだけで、クリップを非導電性樹脂被覆パイプ上の導電片に接合させることができるので、配管の取り付け作業が容易になる。 Further, according to the third aspect of the present invention, the clip is joined to the conductive piece on the non-conductive resin-coated pipe simply by fitting the clip to the outer peripheral surface of the non-conductive resin-coated pipe by the elastic clamping portion. This makes it easy to install the pipe.
また、上記した請求項4の発明によれば、非導電性パイプである非導電性樹脂被覆金属パイプの除電も併せて行うことができる。特に、非導電性樹脂被覆金属パイプが燃料タンクデリバリパイプ等の導電体に電気的に接続されていない場合に有効である。
Moreover, according to invention of
以下、上記した本発明に係る燃料配管の帯電防止構造の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、図1は本発明に係る帯電防止構造が適用される自動車用燃料配管の一例を示した模式図、図2は図1の燃料配管で採用される帯電防止構造の分解斜視図、図3および図4は帯電防止構造の部品組付け手順を示した斜視図、図5は帯電防止構造の要部を拡大して示した断面図である。
Hereinafter, embodiments of the antistatic structure for a fuel pipe according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 is a schematic diagram showing an example of an automobile fuel pipe to which the antistatic structure according to the present invention is applied, FIG. 2 is an exploded perspective view of the antistatic structure employed in the fuel pipe of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a perspective view showing a part assembling procedure of the antistatic structure, and FIG.
図1に示した燃料配管は、燃料タンク1内に設置されたポンプ2,樹脂パイプ3,非導電性樹脂被覆金属パイプ4,樹脂パイプ3を介してデリバリパイプ5に連設されている。
The fuel pipe shown in FIG. 1 is connected to a
樹脂パイプ3は、外層が、例えばナイロン11,ナイロン12等の耐水性,耐薬品性等を有する樹脂からなる樹脂層3aと、内層が、カーボン粉末,ステンレス粉末,カーボンファイバー等の導電性フィラー等を添加した導電性樹脂からなる導電層3bと、によって構成されている。
The
また、非導電性樹脂被覆金属パイプ4は、アルミニウム,銅,鋼等の金属パイプ4aと、該金属パイプ4aに耐水性,耐薬品性等を有するナイロン11,ナイロン12等の樹脂を被覆した保護層4bとによって構成されている。この非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部には、2本のスプール6,7が形成されている。
Further, the non-conductive resin-coated
そして、この燃料配管の帯電防止構造は、さらに、Oリング8,パイロットキャップ9,導電片10,クリップ11を備えている。
The fuel pipe antistatic structure further includes an O-
パイロットキャップ9は、筒状を成し、一端部外周面がテーパ状面9aを成している。このパイロットキャップ9の他端面には、非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部を収容する凹部9bが形成されている。この凹部9bの底部には、一端面に開口する流体通路9cが形成されている。このパイロットキャップ9は、カーボン粉末,ステンレス粉末,カーボンファイバー等の導電性フィラー等を添加した導電性樹脂によって形成されている
The
導電片10は、両端に非導電性樹脂被覆金属パイプ4の外周面に倣った形状で、パイプ4の周囲1/2以上を覆い、一部が開口された弧状挟持部10a,10bを備えている。この導電片10は、アルミニウム,銅,ステンレス,導電性樹脂等の導電性を有し、かつ、弾力性を有する材料によって形成されている。そして、この導電片10では、長手方向中間部に、非導電性樹脂被覆金属パイプ4のスプール7の形状に倣った形状の弧状凹部10cが形成されている。
The
クリップ11は、下端部に、非導電性樹脂被覆金属パイプ4の外周面に倣った形状で、パイプ4の周囲1/2以上を覆い、一部が開口された弾性挟持部11aを備え、上部に、車体のフロア,フレーム等の導電体12に嵌着させる係止部11bを備えている。このクリップ11は、導電性を有し、かつ、弾力性を有する樹脂によって形成されている。
The clip 11 is provided with an
そして、この燃料配管では、先ず、図3に示すように、非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部におけるスプール6に隣接させ、該スプール6に対して非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部側に、Oリング8を嵌着させ、端部先端にパイロッドキャップ9の凹部9bを嵌合させ、さらに、非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部に、スプール7に弧状凹部10cを被せるようにして、導電片10の弧状挟持部10a,10bを嵌着させる。
この状態においては、導電片10は、その弧状挟持部10a,10bが非導電性樹脂被覆金属パイプ4を弾性挟持するため、非導電性樹脂被覆金属パイプ4に仮止めされる。
In this fuel pipe, first, as shown in FIG. 3, the end of the non-conductive resin-coated
In this state, the
次いで、図4に示すように、この非導電性樹脂被覆金属パイプ4の先端外周に、樹脂パイプ3の先端部を、パイロットキャップ9をガイドにして、先端がスプール7を越えて、導電片10の弧状挟持部10aを覆う位置まで挿嵌させる。
この場合には、樹脂パイプ3を非導電性樹脂被覆金属パイプ4に嵌着させた状態で、導電片10の弧状凹部10cの外面がスプール7によって樹脂パイプ3の導電層3bに圧接されることになり、導電層3bと導電片10との間の導電がより確実になる。
Next, as shown in FIG. 4, the
In this case, the outer surface of the arc-
次いで、導電片10の弧状挟持部10bにクリップ11の弾性挟持部11aを嵌着させる。そして、クリップ11の係止部11bを車体の導電体12の孔12aに挿嵌させ、互いに連結させた樹脂パイプ3および非導電性樹脂被覆金属パイプ4を車体に垂下支持させる。
Next, the
このようにして、支持された配管では、図5に示すように、樹脂パイプ3の端部が非導電性樹脂被覆金属パイプ4の端部に弾性的に密接され、Oリング8によってそれらの間が完全に密封される。そして、樹脂パイプ3の導電層3bが導電片10に圧接され、樹脂パイプ3に発生した静電気は、導電片10,クリップ11を介して車体12に逃がされる。
In the pipe thus supported, as shown in FIG. 5, the end portion of the
また、この燃料配管では、非導電性樹脂被覆金属パイプ4の金属パイプ4aの先端面がパイロットキャップ9の凹部9bの底面に接触し、パイロットキャップ9の外周面が樹脂パイプ3の導電層3bに接触しているので、非導電性樹脂被覆金属パイプ4に発生した静電気は、導電性のパイロットキャップ9を介して樹脂パイプ3の導電層3bに逃がされ、さらに、導電片10,クリップ11を介して車体の導電体12に逃がされる。
In this fuel pipe, the tip surface of the
なお、上記実施の形態では、導電片10を非導電性樹脂被覆金属パイプ4のスプール7を跨ぐようにして配置させているが、導電片10の端部が非導電性樹脂被覆金属パイプ4のスプール7の手前に位置させてもよい。
In the above embodiment, the
1 燃料タンク
2 ポンプ
3 樹脂パイプ
3a 樹脂層(外層)
3b 導電層(内層)
4 非導電性樹脂被覆金属パイプ(非導電性樹脂被覆パイプ)
4a 金属パイプ
4b 保護層
5 デリバリパイプ
6,7 スプール
8 Oリング
9 パイロットキャップ
9a テーパ状面
9b 凹部
9c 流体通路
10 導電片
10a、10b 弧状挟持部
10c 弧状凹部
11 クリップ
11a 弾性挟持部
11b 係止部
12 導電体
1
3b Conductive layer (inner layer)
4 Non-conductive resin-coated metal pipe (non-conductive resin-coated pipe)
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JP2008320708A JP2010144559A (en) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | Antistatic structure of fuel pipe |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015092282A (en) * | 2015-01-20 | 2015-05-14 | デクセリアルズ株式会社 | Manufacturing method for wavelength plate |
-
2008
- 2008-12-17 JP JP2008320708A patent/JP2010144559A/en active Pending
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