JP2004324807A - Anti-static structure for fuel system tube - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料系チューブの帯電防止構造に係り、特に、自動車の燃料系配管を車体に固定する構造から静電気を車体側に逃がすようにした燃料系チューブの帯電防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料配管やブレーキ用の油空圧配管に用いられる金属チューブは、高い耐久性が要求されるので、錆の発生を防止し、また、塩害やバッテリー液、洗浄液等に対して腐食しないようにする必要性が非常に高い。耐食性や耐薬品性を強化するための、最も基本的な手段は、素管の外周面に亜鉛メッキを施し、その上を樹脂被膜で被覆することである。
【0003】
この種の樹脂被覆金属チューブの用途が、自動車の燃料タンクとエンジンをつなぐ燃料系の集合配管である場合、この集合配管は車体の下側を引き回してエンジンまで延びるのが一般的であり、走行中に跳ねた小石などが当たって樹脂被膜を毀損しないように耐チッピング性を高めるためる必要がある。また、複雑な経路をたどる配管同士、車体あるいは他部品と擦れ合って樹脂被膜が毀損しないようにするため、比較的厚い樹脂層で保護する必要がある。この最上層の比較的厚い樹脂層には、押出成形によりチューブ全面に被覆するものや、あるいは、熱収縮性の樹脂からなるチューブを挿入し、加熱して収縮せしめてチューブ全面に密着させたものなどがある。
【0004】
ところで、自動車の燃料系配管では、燃料タンクの燃料をポンプで吐出するとき、また、燃料チューブの流路抵抗による摩擦によって静電気が発生し、燃料チューブが帯電するという現象がある。
【0005】
帯電した状態を放置すると、スパークが発生し燃料チューブの被膜が損傷し、その耐食性、耐摩耗性が劣化するという不都合が生じる。そのため、従来から燃料系配管の途中で車体側にアースして静電気を逃がす帯電防止構造が設けられている。
【0006】
そこで、図13に、従来の帯電防止構造を示す。この帯電防止構造は、複数本の燃料チューブ類を結束して車体に固定するとともに、静電気を逃がすために車体に対してアースをしている。
【0007】
チューブ1では表層の樹脂被膜の一部を剥離して金属面又はめっき面を露出させ、その表面を密着して覆うように導電性のゴムからなる円筒ゴム3が被せられている。さらに円筒ゴム3を保護するために、同じく導電性のラバー4を円筒ゴム3に重ねて巻き付け、ラバー4を鉄枠5で囲い、この鉄枠5を金属製のブラケット6を用いて車体に固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の帯電防止構造では、円筒ゴム3、ラバー4をチューブ1に被せた上で、さらに鉄枠5、ブラケット6などの取付金具を用いて車体に固定するというように、必要部品数が多く、組み立てて車体に取り付ける作業が煩雑な作業となる欠点があった。
【0009】
また、円筒ゴム3の内側に水が次第に滲入するようになって、樹脂被膜2が剥離されている金属露出面が錆びることもあり、耐久性に問題があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、部品点数を少なくすることもに、チューブをワンタッチで簡易に車体側に取り付けると同時にアースできるようにした燃料系チューブの帯電防止構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、金属製の素管の外周部を非導電性の樹脂被膜で被覆した樹脂被覆チューブからなり自動車の車体に配管される燃料系チューブの帯電防止構造であって、前記樹脂被覆チューブの樹脂被膜の一部が剥離した部分を覆うように、導電性熱収縮チューブを当該樹脂被覆チューブに密着させ、導電性材料からなる着脱式のクランプ部材で前記導電性熱収縮チューブの部分を保持して、前記樹脂被覆チューブからなる配管を車体に固定したことを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項4に係る発明は、金属製の素管の外周部を非導電性の樹脂被膜で被覆した樹脂被覆チューブの端末部に樹脂製のクイックコネクタを介して樹脂チューブを接続し、自動車の車体に配管される燃料系チューブの帯電防止構造であって、前記クイックコネクタの本体部を導電性樹脂から形成し、樹脂被覆チューブの端末部に前記樹脂被膜を剥離し素管と導通した導電部を露出させた部分を設け、導電性ゴムを材料とするOリングにより、前記クイックコネクタの内径部と前記端末部の間の隙間をシールし、前記クイックコネクタを導電性材料からなるクランプ部材で車体に固定したことを特徴とするものである。
【0013】
さらに、請求項5に係る発明は、金属製の素管外周部を非導電性の樹脂被膜で被覆した樹脂被覆チューブの端末部に少なくとも1つのスプール部を形成し、樹脂チューブを前記端末部に圧入接続してなる、自動車の車体に配管される燃料系チューブの帯電防止構造であって、導電性樹脂を材料とするパイロットキャップを前記金属チューブの端末部の先端に装着し、導電性樹脂からなる樹脂チューブを前記樹脂被覆チューブに圧入するとともに、前記樹脂チューブを導電性材料からなるクランプ部材で車体に固定したことを特徴とするものである。
【0014】
さらにまた、請求項8に係る発明は、金属製の素管の外周部を非導電性の樹脂被膜で被覆した樹脂被覆チューブからなり自動車の車体に配管される燃料系チューブの帯電防止構造であって、前記樹脂被覆チューブの樹脂被膜を突き破り素管と導通した導電部と接点をもつ突起部を有する導電材料からなる導電体と、前記導電体を車体に固定する、導電性材料からなるクランプ部材と、からなることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による燃料系チューブの帯電防止構造の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造を示す。この図1において、参照符号10は、それぞれ4本の樹脂被覆チューブを示し、これらは燃料タンクからエンジンまで並列に延びる燃料系集合配管を構成するチューブであり、クランプ12を用いてひとまとめにして車体に固定するようになっている。図2は、樹脂被覆チューブ10の縦断面を示す。図1の各樹脂被覆チューブ10は、外径が異なるだけで同じ構造のチューブである。
【0016】
図2に示すように、樹脂被覆チューブ10は、鉄を材料とする素管11の外周表面をメッキ被膜で覆い、さらにポリアミドなどの樹脂被膜13で被覆したチューブで、樹脂被膜自体は非電導性の絶縁体である。この樹脂被膜13は、図2では一層として表しているが、多層であってもよい。
【0017】
素管11には、周方向に一回りする凸部14が所定の位置に加工されており、樹脂被膜13は、凸部14のある素管11の表面全体を被覆する。この凸部14が露出するように、凸部14の幅に亘って樹脂被膜13が剥離されている。そして、熱収縮チューブ16は、樹脂被膜13から露出した凸部14をカバーする所定の範囲を被覆する薄肉筒状のチューブである。この熱収縮チューブ16は、ポリ塩化ビニルや、ポリエチレンなどにカーボンファイバー等の導電材料を混合した樹脂を原料にして押出成形により成形される。カーボンファイバー等を混合したのは、樹脂に導電性を付与するためである。
【0018】
成形当初の熱収縮チューブ16の内径は、樹脂被覆チューブ10の外径よりも若干大きくなっていて、その未収縮の熱収縮チューブ16を凸部14を覆うようにして樹脂被覆チューブ10に被せてから、熱風などをあてて熱収縮チューブ16を加熱して収縮させることで、樹脂被覆チューブ10の表面に隙間なく密着させることができる。
【0019】
次に、クランプ12について説明する。このクランプ12は、樹脂を材料とするモールド製品であり、特に、樹脂材料にカーボンファイバー等の導電材料を混合することでクランプ12の本体部17は電導性をもつようになっている。クランプ12の本体部17には、それぞれ樹脂被覆チューブ10が嵌合する嵌合溝18が所定の間隔をおいて並列に配置されている。それぞれの嵌合溝18に張り出すように、爪20が形成されている。これらの爪20は、樹脂被覆チューブ10を押し込むときには変形しながら通過を許容するが、樹脂被覆チューブ10がいったん嵌合溝18の底に着座してしまうと爪20はいずれも突っ張った状態になって樹脂被覆チューブ10が抜けないように拘束する。なお、爪20には、樹脂収縮チューブ10の凸部14のふくらみを受ける凹部21が形成されている。クランプ12の本体部17の底面には、車体側に取り付けられるボルト用の挿入口が開口するようになっており、この挿入口から車体に取り付けられたボルトを螺合させることで、クランプ12の本体部17を車体に直接固定することができる。
【0020】
以上のように構成される第1実施形態によれば、図1に示すように、樹脂被覆チューブ10をクランプ12に固定するには、熱収縮チューブ16を被せた部分を持って嵌合溝18に押し込めば、ワンタッチでクランプ12に対して固定することができる。
【0021】
各樹脂被覆チューブ10は、クランプ12を用いて車体に固定された状態においては、素管11の凸部14と接触している熱収縮チューブ16とクランプ12の本体部17とが導電性の樹脂を材質としているので、車体と電気的に導通したアースを構成し、樹脂被覆チューブ10に生じた静電気を車体に逃がすことができる。
【0022】
しかも、熱収縮チューブ16は、熱収縮により凸部14の前後に亘ってぴったりと隙間の生じないように密着するので、水の侵入を防止し、耐久性を確保することができる。また、凸部14のふくらみをクランプ12の爪20に形成した凹部21に係合させるようにすれば、樹脂被覆チューブ10を固定した後で位置ずれをなくすことができる。
【0023】
第2実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係る燃料系チューブの帯電防止構造について、図3を参照しながら説明する。
この第2実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造は、樹脂被覆チューブ30と、樹脂チューブ32をクイックコネクタ34を用いて接続した燃料系チューブに適用される。
【0024】
クイックコネクタ34の本体部は、円筒状のハウジング31と圧入取付部33とが一体構造になった樹脂製のコネクタである。このクイックコネクタ34は、樹脂チューブ32に圧入取付部33を圧入することで取り付けることができる。
【0025】
ハウジング31の内部には、圧入取付部33に向かって段階的に内径が小さくなる段付きの通路35が貫通形成されている。この通路35には、二つのOリング36a、36bが間にスペーサを介在させて装着されている。
【0026】
一方、樹脂被覆チューブ30には、その先端から所定の距離だけ離れた位置に、外周部を周回するスプール部37が形成されている。このスプール部37には、リテーナー38の備える以下に説明する爪部が係合し、この爪部が雄継手部材である樹脂被服チューブ30を抜けないように拘束する。
【0027】
このリテーナー38には、爪部39a、39bが軸方向に延びるように形成されている。この爪部39a、39bの先端部は、樹脂被服チューブ30のスプール部37に係合する。また、爪部39a、39bの外側面には、ハウジング31の窓部の縁部のうち開口側に近い方の縁部41a、41bに係合するロック爪が形成されている。
【0028】
したがって、リテーナー38をクイックコネクタ34のハウジング31に装着しておいてから、樹脂被覆チューブ30をハウジング31に押し込むと、リテーナー38の爪部39a、39bの先端部がスプール部37に係合した状態で、爪部39a、39bのロック爪が窓部の縁部41a、41bに係合してロックされる。このロック状態では、樹脂被覆チューブ30を抜管させる軸方向の力が作用しても、リテーナー16のロック爪39a、39bは樹脂被覆チューブ30の軸方向の移動を阻止し、抜けないようにクイックコネクタ34に結合する。
【0029】
本実施の形態では、クイックコネクタ34の本体部は、カーボンファイバー等の導電材料を混合して導電性を付加した樹脂を材料としている。さらに、樹脂被覆チューブ30の先端部において図3に示す範囲で樹脂皮膜を剥離して素管11と電気的に導通する導電部が露出するようにするとともに、Oリング36a、36bのうち、樹脂被覆チューブ30の導電部と接触するOリング36aとして、導電性ゴムを材質とするOリングを用いている。したがって、樹脂被覆チューブ30は、電気的に絶縁されずに、その樹脂皮膜を剥離した導電部から、Oリング36a、クイックコネクタ34と電気的に導通するので、例えば、第1実施形態で説明したクランプ12でクイックコネクタ34を車体に対して固定すれば、樹脂被覆チューブ30に発生した静電気をOリング36a、クイックコネクタ34を通ってクランプ12から車体に逃がすことができる。
【0030】
しかも、本実施形態のように、クイックコネクタ34それ自体を導電性としているので、特にアースするための必要な部品を必要とすることなく、通常の接続作業と同時にアースをすることができる。
【0031】
以上の実施形態では、導電性のOリング36aを用いる例について説明したが、樹脂皮膜を剥離した樹脂被覆チューブ30の先端部や、もともとその先端部に樹脂被膜が被っていない金属管の端面に導電性樹脂を材料とするリングを装着し、このリングをクイックコネクタ34の内周面に接触させるようにしてもよい。
【0032】
第3実施形態
次に、図4は、本発明の第3の実施形態に係る燃料系チューブの帯電防止構造を示す。
この第3実施形態は、本発明の帯電防止構造を本出願人が特開平8−75069号において提案した燃料系チューブの接続構造に適用した実施の形態である。
【0033】
この第3実施形態で用いられる樹脂被覆チューブ50の端末接続部には、先端に近い位置に第1のスプール部51が形成されているとともに、この第1スプール部51から所定距離だけ離れた位置に第2のスプール部52が形成されている。このような樹脂被覆チューブ50の先端部に、パイロットキャップ54が装着されている。なお、スプール部としては、第1スプール部51だけでもよい。
【0034】
このパイロットキャップ54は、相手方の樹脂チューブ56の圧入を案内する部材で、樹脂被覆チューブ50の先端部に圧入により外嵌する円筒部54aと、先端に向かって縮径するテーパー部54bが一体となっているキャップである。このパイロットキャップ54のテーパー部54bを案内にして樹脂チューブ56を樹脂被覆チューブ50に圧入すると、樹脂チューブ56が第1スプール部51、第2スプール部52に引っ掛かり抜けないように接続することができる。なお、パイロットキャップ55と第1スプール部51の間には、パイロットキャップ55の内側への水等の浸入を防止するためにOリング60が装着されている。
【0035】
本実施の形態では、パイロットキャップ54と、樹脂チューブ56についてカーボンファイバー等の導電材料を混合して導電性を付加した樹脂を材料とするものを用いている。一方、樹脂被覆チューブ50の先端部では、素管11の端面には樹脂皮膜がなく金属面やメッキ層などが電導部として露出している。したがって、樹脂被覆チューブ50の先端部にパイロットキャップ54を装着してあれば、素管11の端面がパイロットキャップ54に接触し、このパイロットキャップ54を仲立ちにして導電性の樹脂チューブ56に至る経路が電気的に導通するので、例えば、第1実施形態で説明したクランプ12で樹脂チューブ56を車体に対して固定すれば、樹脂被覆チューブ50に発生した静電気をパイロットキャップ54、樹脂チューブ56を通してクランプ12から車体に逃がすことができる。
【0036】
しかも、本実施形態によれば、樹脂チューブ56を圧入するだけで管継手を用いずに簡易に接続でき、特にアースするための必要な部品を必要とすることなく、通常の接続作業と同時にアースをすることができる。
【0037】
次に、図5は、第3の実施形態に係る燃料系チューブの帯電防止構造についての他の構成例を示す縦断面図である。
この図5の構成例では、図4の構成例と同様にパイロットキャップ55には導電性を有する樹脂を材料に用いて、円筒部54aとテーパー部54bが一体に構成されている。そして、このパイロットキャップ55では、図4のパイロットキャップ54にはない構造として、図6(a)に示すように、円筒部54aの内側に短円筒状の接触案内部57が同心的に形成されている。接触案内部57の外径は、樹脂被覆チューブ50の内径とほぼ同一である。また、接触案内部57は、図6(b)に示すように、テーパーをもった短円筒状のものであってもよい。
【0038】
パイロットキャップ55においては、円筒部54aと接触案内部57の間に、ちょうど樹脂被覆チューブ50の先端部が嵌合する円環状の溝が形成されている。
【0039】
図7に示すように、樹脂被覆チューブ50の先端部では、外周面のように樹脂被膜48で覆われずに素管11の端面が導電部58として露出しており、この端面の導電部58がパイロットキャップ55の円筒部54aと接触案内部57の間の溝の底面にある接触部59と接触するようになっている。
【0040】
以上のような図5の構成例によれば、パイロットキャップ55を樹脂被覆チューブ50の先端部に被せると、樹脂被覆チューブ50の先端部は接触案内部57によりパイロットキャップ55の接触部59に引き込まれて、素管11の端面の導電部58が接触部59に突き当った接触状態を確実なものにすることができる。そして、パイロットキャップ55に樹脂チューブ56を圧入した状態では、パイロットキャップ50を仲立ちにして導電性の樹脂チューブ56に至る経路が電気的に導通するので、例えば、第1実施形態で説明したクランプ12で樹脂チューブ56を車体に対して固定すれば、樹脂被覆チューブ50に発生した静電気をパイロットキャップ55、樹脂チューブ56を通してクランプ12から車体に逃がすことができる。
【0041】
次に、図8は、パイロットキャップの他の構成例を示す。このパイロットキャップ70では、円筒部54aの内側に、接触案内部として機能する複数個の突起部72が周方向に所定の間隔をおくようにして設けられている。これらの突起部72は、接触部59から突き出て、円筒部54の内周面との間に樹脂被服チューブ50の先端部が嵌り合うすき間ができるようになっている。このような突起部72により樹脂被覆チューブ50の先端部を接触部59に引き込み、素管11の端面の導電部58を接触部59に突き当てて確実に接触させることができる。
図9は、パイロットキャップのさらに別の構成例を示す。このパイロットキャップ74では、円筒54aの内周面に複数の突条部75が軸方向に延びるように形成されている。これらの突条部75は、この構成例では、鋭角に切り立った稜部75aを有する三角柱状の突条である。この突条部75の高さhは、樹脂被覆チューブ50の素管11の外周面を被覆する樹脂被膜48の厚さよりも高くなっている。
【0042】
以上のようなパイロットキャップ74を樹脂被覆チューブ50の先端部に被せると、パイロットキャップ74は、樹脂被覆チューブ50の素管11の外周を被覆する樹脂被膜48を突条部75の稜部75aで切り裂きながら樹脂被覆チューブ50に嵌合していく。そして、パイロットキャップ75が樹脂被覆チューブ50に完全に嵌め込まれると、素管11端面の導電部58が接触部59に突き当って接触する。それに加えて、突条部の稜部75aは、樹脂被覆チューブ50の素管11の金属面やメッキ層などの導電部と接触している。したがって、パイロットキャップ74を案内にして樹脂チューブ56を樹脂被覆チューブ50に圧入すると、この樹脂チューブ56はパイロットキャップ55を仲立ちにして樹脂被覆チューブ50と確実に電気的に導通した状態になる。
【0043】
第4実施形態
図10乃至図12は、本発明の第4の実施形態に係る燃料系チューブの帯電防止構造を示す。
この第4実施形態は、突起部を設けた導電体を利用した帯電防止構造を樹脂被覆チューブ60に設けるようにした実施の形態である。
【0044】
図10(a)において、61a、61bは導電性を付加した樹脂を材料とするステーを示している。このステー61a、61bは、矩形のステーを二つ割りにして樹脂被覆チューブ60を挟むようにして溶着するようにしたものである。一方のステー61aの内側面には、先の尖った突起部62が形成されている。
【0045】
図10(b)に示すように、ステー61a、61bは、超音波溶着法により樹脂被覆チューブ60を覆う樹脂皮膜にステー61a、61bの内側面を溶着せしめることにより一体構造となる。したがって、ステー61a、61bの樹脂材料としては、樹脂被膜の材料の樹脂よりも高融点の樹脂が用いられる。
このようなステー61a、61bを溶着すると、突起部62は樹脂被膜13を突き通り樹脂被覆チューブ60の素管11と電気的に導通する導電部に接触することになる。したがって、樹脂被覆チューブ60は、突起部62を介して導電体であるステー61a、61bと電気的に導通するので、ステー61a、61bを金属製のブラケットなどのクランプ部材を用いて車体に固定すれば、固定と同時にアースをして樹脂被膜チューブ60に生じた静電気を逃がすことができる。
【0046】
次に、図11は、導電体の他の構成例を示す。この構成例では、導電体は、導電性を付加した樹脂を材料とするステー64と、薄い金属版からなるクリップ65から構成されている。クリップ65には突起部66が形成されている。、
ステー64を射出成形により成形するときに、クリップ65を樹脂被覆チューブ60に巻き付けておいて型に入れ、樹脂を射出してクリップ65と一体モールド成形品する。このとき、突起部66は樹脂被覆チューブ60の表面に樹脂被膜13を突き通して樹脂被覆チューブ60の素管11と電気的に導通する導電部に接触することになるので、ステー64を金属製のブラケットなどのクランプ部材を用いて車体に固定すれば、固定と同時にアースをして樹脂被膜チューブ60に生じた静電気を逃がすことができる。
【0047】
図12は、導電体のさらに別の構成例を示す。クリップ65は、樹脂被覆チューブ60の樹脂被膜を剥離した部分に巻き付けられ、このクリップ65を覆うように導電性を付加した樹脂を材料にして、型を用いて樹脂円筒部67を被せる射出成形を行う。この樹脂円筒部67の外径は、樹脂被覆チューブの外径と同じであることが好ましい。
【0048】
図11の導電体の構成例と同様にして、突起部66は樹脂被覆チューブ60の表面から樹脂被膜を突き通して樹脂被覆チューブ60の素管と電気的に導通する導電部に接触することになるので、第1実施形態で示したクランプ12を用いて車体に固定すれば、固定と同時にアースを施すことができる。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、部品点数を少なくすることもに、チューブをワンタッチで簡易に車体側に取り付けると同時にアースできるようにした燃料系チューブの帯電防止構造を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造を示す斜視図。
【図2】図1の帯電防止構造の縦断面図。
【図3】本発明の第2実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造を示す縦断面図。
【図4】本発明の第3実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造を示す縦断面図。
【図5】本発明の第3実施形態による燃料系チューブの帯電防止構造の他の構成例を示す縦断面図。
【図6】図5の帯電防止構造に用いられるパイロットキャップの一部切欠斜視図。
【図7】図5の帯電防止構造の要部拡大図。
【図8】図5の帯電防止構造に用いられる他の構成例によるパイロットキャップの一部切欠斜視図。
【図9】図5の帯電防止構造に用いられるさらに他の構成例によるパイロットキャップの一部切欠斜視図。
【図10】本発明の第4実施形態による燃料系チューブの耐電防止構造の説明図。
【図11】本発明の第4実施形態による燃料系チューブの耐電防止構造の他の構成例を示す横断面図。
【図12】本発明の第4実施形態による燃料系チューブの耐電防止構造のさらに他の構成例を示す一部破断斜視図。
【図13】従来の燃料系チューブの帯電防止構造を示す斜視図。
【符号の説明】
10 樹脂被覆チューブ
11 素管
12 クランプ
13 樹脂被膜
14 凸部
16 熱収縮チューブ
17 クランプの本体部
20 爪
30 樹脂被覆チューブ
32 クイックコネクタ
36a 導電性のOリング
37 スプール部
38 リテーナー
50 樹脂被覆チューブ
54 電導性のパイロットキャップ
57 接触案内部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an antistatic structure of a fuel tube, and more particularly to an antistatic structure of a fuel tube in which static electricity is released to a vehicle body from a structure in which a fuel pipe of an automobile is fixed to a vehicle body.
[0002]
[Prior art]
Metal tubes used for automobile fuel piping and brake hydraulic and pneumatic piping are required to have high durability, so they prevent rust and prevent corrosion due to salt damage, battery fluid, cleaning fluid, etc. Very high need to. The most basic means for enhancing corrosion resistance and chemical resistance is to apply galvanization to the outer peripheral surface of a raw tube and cover it with a resin film.
[0003]
When this type of resin-coated metal tube is used for a fuel-related collective pipe that connects the fuel tank of an automobile to the engine, this collective pipe generally extends around the lower side of the vehicle body and extends to the engine. It is necessary to increase the chipping resistance so that the pebbles and the like do not hit the inside and damage the resin film. Further, it is necessary to protect the resin film with a relatively thick resin layer in order to prevent the resin film from being damaged by rubbing pipes that follow a complicated path, a vehicle body or other parts. The uppermost layer of the relatively thick resin layer covers the entire surface of the tube by extrusion, or a tube made of a heat-shrinkable resin is inserted and heated to shrink and adhere to the entire surface of the tube. and so on.
[0004]
By the way, in a fuel system pipe of an automobile, there is a phenomenon that when fuel is discharged from a fuel tank by a pump and static electricity is generated due to friction due to flow path resistance of the fuel tube, the fuel tube is charged.
[0005]
If the charged state is left, sparks are generated, the coating of the fuel tube is damaged, and the corrosion resistance and abrasion resistance deteriorate. For this reason, conventionally, an antistatic structure has been provided which discharges static electricity by grounding to the vehicle body in the middle of the fuel system piping.
[0006]
FIG. 13 shows a conventional antistatic structure. In this antistatic structure, a plurality of fuel tubes are bound and fixed to a vehicle body, and the body is grounded to release static electricity.
[0007]
The tube 1 is covered with a
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional antistatic structure, the number of required parts is large, such as mounting the
[0009]
Further, water gradually penetrates into the inside of the
[0010]
Therefore, an object of the present invention is to solve the problems of the prior art, reduce the number of parts, and easily attach the tube to the vehicle body with one touch, and at the same time charge the fuel system tube so that it can be grounded. It is to provide a prevention structure.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a fuel tube which is formed of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal tube is coated with a non-conductive resin film, and which is piped to a vehicle body of an automobile. An electrically-conductive heat-shrinkable tube is attached to the resin-coated tube so as to cover a part of the resin-coated tube from which the resin coating has been peeled off, and a detachable clamp made of a conductive material is provided. The conductive heat-shrinkable tube portion is held by a member, and a pipe made of the resin-coated tube is fixed to a vehicle body.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, a resin tube is connected to a terminal portion of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal tube is coated with a non-conductive resin film via a resin quick connector. An antistatic structure for a fuel tube connected to a vehicle body, wherein the main body of the quick connector is formed of a conductive resin, and the resin coating is peeled off at the end of the resin-coated tube to conduct electricity to the base tube. A portion where the portion is exposed is provided, an O-ring made of conductive rubber is used to seal the gap between the inner diameter portion of the quick connector and the terminal portion, and the quick connector is a clamp member made of a conductive material. It is characterized by being fixed to the vehicle body.
[0013]
Furthermore, the invention according to
[0014]
Further, the invention according to claim 8 is an antistatic structure for a fuel tube which is formed of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal tube is coated with a non-conductive resin film and which is piped to the body of an automobile. A conductor made of a conductive material having a protrusion having a contact with a conductive part which has broken through the resin coating of the resin-coated tube and is electrically connected to the base tube, and a clamp member made of a conductive material for fixing the conductor to a vehicle body And characterized by the following.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an antistatic structure of a fuel tube according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
First Embodiment FIG. 1 shows an antistatic structure of a fuel system tube according to a first embodiment of the present invention. In FIG. 1,
[0016]
As shown in FIG. 2, a resin-coated
[0017]
The
[0018]
The inner diameter of the heat-
[0019]
Next, the
[0020]
According to the first embodiment configured as described above, as shown in FIG. 1, in order to fix the resin-coated
[0021]
When the resin-coated
[0022]
In addition, since the heat-
[0023]
Second Embodiment Next, an antistatic structure for a fuel tube according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
The antistatic structure of the fuel tube according to the second embodiment is applied to a fuel tube in which a resin-coated
[0024]
The main body of the
[0025]
Inside the
[0026]
On the other hand, the resin-coated
[0027]
The
[0028]
Therefore, when the resin-coated
[0029]
In the present embodiment, the main body of the
[0030]
In addition, since the
[0031]
In the above-described embodiment, an example in which the conductive O-
[0032]
Third Embodiment Next, FIG. 4 shows an antistatic structure for a fuel system tube according to a third embodiment of the present invention.
The third embodiment is an embodiment in which the antistatic structure of the present invention is applied to a connection structure of a fuel tube proposed by the present applicant in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-75069.
[0033]
In the terminal connection portion of the resin-coated
[0034]
The
[0035]
In the present embodiment, the
[0036]
Moreover, according to the present embodiment, it is possible to simply connect the
[0037]
Next, FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing another example of the configuration of the antistatic structure of the fuel tube according to the third embodiment.
In the configuration example of FIG. 5, similarly to the configuration example of FIG. 4, the
[0038]
In the
[0039]
As shown in FIG. 7, at the distal end of the resin-coated
[0040]
According to the configuration example of FIG. 5 described above, when the
[0041]
Next, FIG. 8 shows another configuration example of the pilot cap. In this
FIG. 9 shows still another configuration example of the pilot cap. In the
[0042]
When the
[0043]
Fourth Embodiment FIGS. 10 to 12 show an antistatic structure for a fuel tube according to a fourth embodiment of the present invention.
The fourth embodiment is an embodiment in which an antistatic structure using a conductor provided with a protrusion is provided on the resin-coated
[0044]
In FIG. 10A,
[0045]
As shown in FIG. 10B, the
When the stays 61a and 61b are welded, the
[0046]
Next, FIG. 11 shows another configuration example of the conductor. In this configuration example, the conductor is composed of a
When the
[0047]
FIG. 12 shows still another configuration example of the conductor. The
[0048]
In the same manner as in the configuration example of the conductor of FIG. 11, the
[0049]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, the antistatic structure of the fuel tube is configured so that the number of parts can be reduced and the tube can be easily attached to the vehicle body with one touch and grounded at the same time. can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an antistatic structure of a fuel tube according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the antistatic structure of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing an antistatic structure of a fuel tube according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing an antistatic structure of a fuel tube according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing another configuration example of the antistatic structure of the fuel tube according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a partially cutaway perspective view of a pilot cap used in the antistatic structure of FIG. 5;
FIG. 7 is an enlarged view of a main part of the antistatic structure of FIG. 5;
FIG. 8 is a partially cutaway perspective view of a pilot cap according to another configuration example used in the antistatic structure of FIG. 5;
FIG. 9 is a partially cutaway perspective view of a pilot cap according to still another configuration example used in the antistatic structure of FIG. 5;
FIG. 10 is an explanatory view of a structure for preventing electric discharge of a fuel tube according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing another configuration example of the antistatic structure of the fuel tube according to the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a partially cutaway perspective view showing still another example of the configuration of the antistatic structure of the fuel tube according to the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a perspective view showing a conventional antistatic structure of a fuel tube.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記樹脂被覆チューブの樹脂被膜の一部が剥離した部分を覆うように、導電性熱収縮チューブを当該樹脂被覆チューブに密着させ、導電性材料からなる着脱式のクランプ部材で前記導電性熱収縮チューブの部分を保持して、前記樹脂被覆チューブからなる配管を車体に固定したことを特徴とする燃料系チューブの帯電防止構造。An antistatic structure of a fuel tube which is formed of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal pipe is coated with a non-conductive resin film and is piped to a vehicle body of an automobile,
A conductive heat-shrinkable tube is adhered to the resin-coated tube so as to cover a portion where the resin coating of the resin-coated tube is peeled off, and the conductive heat-shrinkable tube is attached to and detached from the resin-coated tube by a detachable clamp member made of a conductive material. Wherein the pipe made of the resin-coated tube is fixed to the vehicle body while holding the above-mentioned portion.
前記クイックコネクタの本体部を導電性樹脂から形成し、樹脂被覆チューブの端末部に前記樹脂被膜を剥離し素管と導通した導電部を露出させた部分を設け、導電性ゴムを材料とするOリングにより、前記クイックコネクタの内径部と前記端末部の間の隙間をシールし、前記クイックコネクタを導電性材料からなるクランプ部材で車体に固定したことを特徴とする燃料系チューブの帯電防止構造。A resin tube is connected via a resin quick connector to the end of a resin-coated tube in which the outer periphery of a metal tube is coated with a non-conductive resin film. An antistatic structure,
The main body of the quick connector is formed of a conductive resin, and a portion exposing the conductive portion which is separated from the resin coating and is electrically connected to the base tube is provided at a terminal portion of the resin-coated tube. An antistatic structure for a fuel system tube, wherein a gap between an inner diameter portion of the quick connector and the terminal portion is sealed by a ring, and the quick connector is fixed to a vehicle body by a clamp member made of a conductive material.
導電性樹脂を材料とするパイロットキャップを前記樹脂被覆チューブの端末部の先端に装着し、導電性樹脂からなる樹脂チューブを前記樹脂被覆チューブに圧入するとともに、前記樹脂チューブを導電性材料からなるクランプ部材で車体に固定したことを特徴とする燃料系チューブの帯電防止構造。An automobile body comprising at least one spool portion formed at a terminal portion of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal tube is coated with a non-conductive resin film, and the resin tube is press-fitted to the terminal portion. An antistatic structure of a fuel tube to be piped to
Attach a pilot cap made of a conductive resin to the end of the terminal portion of the resin-coated tube, press-fit the resin tube made of the conductive resin into the resin-coated tube, and clamp the resin tube made of the conductive material. An antistatic structure for a fuel tube, wherein the structure is fixed to a vehicle body with a member.
前記樹脂被覆チューブの樹脂被膜を突き破り素管と導通した導電部と接点をもつ突起部を有する導電材料からなる導電体と、
前記導電体を車体に固定する、導電性材料からなるクランプ部材と、
からなることを特徴とする燃料系チューブの帯電防止構造。An antistatic structure of a fuel tube which is formed of a resin-coated tube in which an outer peripheral portion of a metal pipe is coated with a non-conductive resin film and is piped to a vehicle body of an automobile,
A conductor made of a conductive material having a protrusion having a contact portion and a conductive portion that pierces the resin coating of the resin-coated tube and conducts with the raw tube,
A clamp member made of a conductive material, for fixing the conductor to a vehicle body,
An antistatic structure for a fuel tube, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122437A JP2004324807A (en) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | Anti-static structure for fuel system tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003122437A JP2004324807A (en) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | Anti-static structure for fuel system tube |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=33500668
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Country | Link |
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-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003122437A patent/JP2004324807A/en active Pending
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