JP2010143032A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
記録装置および記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010143032A JP2010143032A JP2008321633A JP2008321633A JP2010143032A JP 2010143032 A JP2010143032 A JP 2010143032A JP 2008321633 A JP2008321633 A JP 2008321633A JP 2008321633 A JP2008321633 A JP 2008321633A JP 2010143032 A JP2010143032 A JP 2010143032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- recording
- recording medium
- conveyance
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 記録媒体の搬送に関与するローラの種類が切り替わる搬送領域に対し、切り替わり時のローラ速度比が所定の位相で行われるように、搬送ローラおよび排紙ローラの初期位相を調整する。
【選択図】 図18
Description
給紙部は、記録媒体を積載する圧板M2010、記録媒体を1枚ずつ給紙する給紙ローラM2080、記録媒体を分離する分離ローラM2041、記録媒体を積載位置に戻すための戻しレバーM2020等がベースM2000に取り付けられることで構成されている。
図1〜図4を参照するに、用紙搬送部は、主に、曲げ起こした板金からなるシャーシM1010に、記録媒体を搬送する第1のローラである搬送ローラM3060とペーパエンドセンサ(PEセンサ)E0007が回動可能に取り付けられて構成されている。搬送ローラM3060は、金属軸の表面にセラミックの微小粒がコーティングされた構成となっている。また、両軸の金属部分を不図示の軸受けが受ける状態で、シャーシM1010に取り付けられている搬送ローラM3060を付勢することにより、回転時に適量の負荷を与えて安定した搬送が行えるようになっている。
図1〜図4を参照するに、排紙部は、第2のローラとして機能する第1の排紙ローラM3100および第2の排紙ローラM3110、複数の拍車M3120およびギア列などから構成されている。第1の排紙ローラM3100は、金属軸に複数のゴム部を設けて構成されている。第1の排紙ローラM3100の駆動は、搬送ローラM3060の駆動が、アイドラギアを介して第1の排紙ローラM3100まで伝達されることによって行われている。
給紙部、および用紙搬送部によって記録位置まで搬送された記録媒体には、キャリッジ7に取り付けられた記録ヘッド4よりインクが吐出されて、記録媒体上に画像記録が行われる。記録ヘッド4の形態としては、インク吐出のために利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば発熱抵抗素子)を備え、その熱エネルギによりインクの状態変化(膜沸騰)を生起させる方式を用いたものとすることができる。また、エネルギ発生手段としてピエゾ素子などの機械的エネルギを発生する素子を備え、その機械的エネルギによりインクを吐出させる方式を用いたものとすることもできる。
給紙部からの給紙は、図4に示したように記録媒体が通る経路がピンチローラに達するまで曲がっているため、記録媒体を曲げた状態で行われることになる。従って、例えば0.5mm程度以上の厚い記録媒体等を給紙部から給紙しようとすると、曲げられた記録媒体の反力が発生し、給紙抵抗が増えて給紙が行えない場合がある。また、給紙が可能であっても、排紙後の記録媒体が曲がったままとなったり、折れたりすることもある。
図9は、記録装置の制御系の主要部の構成例を示す。ここで、100は記録装置の各駆動部の制御を行う制御部である。制御部100は、CPU101、ROM102、EEPROM103およびRAM104を備える。CPU101は、後述する処理手順を含め、記録動作等に関わる処理のための種々の演算および判別を行うほか、記録データなどについての処理を行う。ROM102は、CPU101が実行する処理手順に対応したプログラムや、その他の固定データなどを格納する。EEPROM103は不揮発性メモリであり、所定の情報を記録装置の電源オフ時にも保持しておくために用いられる。RAM104は、外部から供給された記録データや、これを装置構成にあわせて展開した記録データを一時的に格納するほか、CPU101による演算処理のワークエリアとして機能する。
以下に、本実施形態の記録装置において特徴的な搬送制御の概要について述べる。本実施形態では、記録媒体が搬送ローラの挟持部を離脱したときに、搬送ローラと排紙ローラのローラ周速比が極値となるように搬送ローラと排紙ローラの初期位相を調整する補正値を取得する。
本実施形態では、ローラの偏心に伴う、ローラの回転位相ごとの搬送量を補正するために、ローラ周長を110分割した各ブロックに対して、それぞれ搬送補正値を取得して搬送量補正を行っている。
まず、図11を用いて、本実施形態において、搬送方向Yに沿って2つに分類される搬送領域について説明する。本実施形態では、搬送ローラのみで搬送されるときに記録が行われる領域、及び搬送ローラと排紙ローラの両方で搬送されているときに記録が行われる領域を”搬送領域I”とする。一方、排紙ローラのみで搬送される搬送領域を”搬送領域II”と定義する。なお、排紙ローラに較べて搬送ローラが記録媒体の搬送において支配的なローラであるため、本実施形態では、搬送ローラのみの搬送領域、搬送ローラと排紙ローラの両方のときの搬送領域をともに搬送領域Iとしている。
上述のようにして記録したテストパターンをスキャナで読み取り、全パッチの濃度を検出した後、主走査方向に複数記録された各パッチごとに濃度の比較を行う。そして、パッチ群の中で最も濃度の薄いパッチのずらし量を搬送誤差として取得することができる。ただし、上述の搬送誤差は、パターン記録の1回目の走査と2回目の走査の間の累積搬送誤差(4回の搬送動作の累積)として算出される。このような累積搬送誤差は、ある基準長に従って共通化されていることが好ましい。本実施形態では、4回の搬送動作における搬送誤差(640ノズル分累積)に768/640を掛ける演算を実施することで、ノズル列長(640ノズル分相当)での累積搬送誤差に換算する。
まず、図13を用いて、補正値の取得のための一連の手順について説明する。
(式1)
Vr=(16/1200×25.4)−(−Xn/48)
また、ローラ周速比(Zn)の計算は、以下の式2により求められる
(式2)
ローラ周速比(Zn)={(搬送領域IIの周速Vr(II))/(搬送領域Iの周速(I))−1}*100
図18は、ローラ周速度比(Zn)と離脱時の搬送量の関係を示しており、周速度比(Zn)に対応した装置固有の補正値fが決定される。この補正値fにROMに格納された全本体共通の補正値αを加算したのものを、媒体後端がローラを離れるときの補正値として用いる。
本実施形態では、搬送ローラと排紙ローラとが1:1の回転比の関係にあり、図18のような周速比の分布をもっている。本実施形態で所望のローラ周速比は等速であるため、Ztarget=0を目標とする速度比となる。所望の周速比は、記録装置のローラの長さや材質、軸受の位置、記録媒体の通過部分などに依存するため、必ずしもZn=0ではない。本発明の特徴は、ローラ周速比が極値をとる少なくとも1つの回転位相から、媒体後端が離脱する時の最適な位相を算出することである。つまり、本実施形態では、図18の極小値または極大値の一方で、目標とする速度比Ztargetとの差の絶対値|Ztarget−Zn|が小さい方の位相を最適位相(補正の目標とする位相)とする。
上述の説明では、ローラの速度比の極値が所望の速度比に最も近い位相を最適位相としたが、先に述べた記録媒体の搬送時のすべりや紙端検出センサの検出誤差によるずれに対応するために半値幅の最も大きいピークの位相の最適位相としてもよい。
M3100 第1の排紙ローラ
M3110 第2の排紙ローラ
M4000 キャリッジ
101 CPU
110 搬送モータ
P 記録媒体
Claims (8)
- インクを吐出するための記録ヘッドと、
前記記録ヘッドよりも記録媒体の搬送方向上流側に配置され、前記記録媒体を搬送するための第1のローラと、
前記搬送方向下流側に配置され、前記記録媒体を搬送するための第2のローラと、
前記記録媒体が前記第1のローラを離れるときの前記第1、第2のローラの位相を所定の位相に補正する補正値に基づいて、前記記録媒体の搬送を制御する搬送制御手段とを備えることを特徴とする記録装置。 - 前記搬送制御手段は、前記第1、第2のローラの初期位相を調整することにより前記離れるときの前記第1、第2のローラの位相を所定の位相に補正することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記所定の位相は、前記第1のローラと第2のローラの周速比が極値となるときの位相であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
- 前記所定の位相は、前記第1のローラと第2のローラの周速比が極値の中間となるときの位相であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
- 前記搬送制御手段は、前記記録媒体の長さ情報に応じて前記第2のローラの回転位相を制御することを特徴とする請求項2ないし4に記載の記録装置。
- 前記第1のローラと第2のローラの回転比が1:1であることを特徴とする請求項1ないし5に記載の記録装置。
- 前記記録媒体の位置を検知する検知手段を有し、
前記搬送制御手段は、該検知手段が検知した前記位置に応じた前記補正値に基づき前記記録媒体の搬送を制御することを特徴とする請求項1ないし6に記載の記録装置。 - インクを吐出するための記録ヘッドと、
前記記録ヘッドよりも記録媒体の搬送方向上流側に配置され、前記記録媒体を搬送するための第1のローラと、
前記搬送方向下流側に配置され、前記記録媒体を搬送するための第2のローラとを用いて記録を行う記録方法であって、
前記記録媒体が前記第1のローラを離れるときの前記第1、第2のローラの位相を所定の位相に補正する補正値に基づいて、前記記録媒体の搬送を制御することを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008321633A JP5383173B2 (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | 記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008321633A JP5383173B2 (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | 記録装置および記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010143032A true JP2010143032A (ja) | 2010-07-01 |
JP5383173B2 JP5383173B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=42563967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008321633A Expired - Fee Related JP5383173B2 (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | 記録装置および記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5383173B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09216749A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Canon Inc | シート搬送装置及び記録装置 |
JP2005007817A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2008273044A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Canon Inc | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 |
-
2008
- 2008-12-17 JP JP2008321633A patent/JP5383173B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09216749A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Canon Inc | シート搬送装置及び記録装置 |
JP2005007817A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2008273044A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Canon Inc | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5383173B2 (ja) | 2014-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5349942B2 (ja) | 記録装置および記録方法 | |
JP5288721B2 (ja) | 記録装置および搬送制御方法 | |
JP4966074B2 (ja) | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 | |
JP4966085B2 (ja) | 記録装置および搬送制御方法 | |
US7533962B2 (en) | Ink jet printing apparatus and ink jet printing method | |
US7413361B2 (en) | Recording apparatus and control method thereof | |
US8985724B2 (en) | Image forming apparatus, image correction method, and non-transitory computer readable recording medium storing image correction program | |
JP6041526B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2008260171A (ja) | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 | |
JP4829717B2 (ja) | 記録装置及び搬送制御方法 | |
JP2008260168A (ja) | 記録装置および搬送制御方法 | |
JP2007015269A (ja) | 記録装置および記録位置制御方法 | |
JP2010030133A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5566508B2 (ja) | 記録装置 | |
US8814309B2 (en) | Ink jet recording apparatus | |
JP5383173B2 (ja) | 記録装置および記録方法 | |
JP2007313725A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5675912B2 (ja) | 記録装置 | |
JP5388421B2 (ja) | 記録装置および搬送制御方法 | |
JP5235323B2 (ja) | 記録装置および記録制御方法 | |
JP5328884B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2009066871A (ja) | インクジェット記録装置および搬送制御方法 | |
JP2010188542A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP5404120B2 (ja) | 吐出タイミング補正装置及び吐出タイミング補正方法 | |
JP2008273111A (ja) | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20100630 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131001 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5383173 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |