JP2010141652A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ユーザの手を煩わすことなく、撮影場所に関連付けられた撮影画像のファイルを管理する電子カメラを提供する。
【解決手段】 電子カメラは、撮像部と、位置情報検出部と、第1情報付加部と、第2情報付加部と、記録部と、位置情報判定部と、第3情報付加部と、を備える。位置情報検出部は、撮影時の現在位置を表す位置情報を検出する。第1情報付加部は、位置情報を画像データに付加する。入力部は、付加情報を入力する。第2情報付加部は、付加情報を画像データに付加する。記録部は、位置情報及び付加情報をメモリに記録する。位置情報判定部は、撮影時の画像データに対し、現在の位置情報と、メモリに記録されている位置情報との一致度を判定する。第3情報付加部は、一致度が予め設定した閾値以下である場合には、閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報を、撮像時の画像データに付加する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像データを管理する機能を有する電子カメラに関する。
従来、電子カメラで撮影した画像データの管理方法として、人工衛星を用いた汎地球測位システム(GPS:Global Positioning System)から検出した位置情報を利用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された画像データ管理方法では、先ず、電子カメラを用いて撮影された画像データにGPSの位置情報も付加して記録する。続いて、この画像データ管理方法では、画像データをパーソナルコンピュータに転送し、その画像データに記録されたGPSの位置情報に基づいて、パーソナルコンピュータ内に組み込まれている電子地図上の位置にGPSの位置情報を対応付けて画像データを保存する。ユーザは、パーソナルコンピュータのモニタ上に電子地図を表示させて、電子地図上の撮影場所を示すマーク等をマウスでクリックすると、画像がモニタ上に表示される。
特開平10−233985号公報
しかしながら、上記画像データ管理方法では、電子地図をモニタ上に表示させないと、撮影画像を再生することができない。そのため、GPSの位置情報に基づいて直接撮影画像を再生させたいユーザにとっては使い勝手はよくない。
また、電子カメラ単体で、GPSの位置情報に基づいて撮影画像を管理したい場合、例えば、GPSの位置情報を画像データに付加して記録しても、GPSの位置情報(緯度、経度、高度等)の数値情報からでは、ユーザが撮影場所を再生時に特定するのは困難である。そのため、ユーザが撮影する度に、GPSの位置情報に関連付けを行うために撮影場所の名称等を手入力して、画像データに撮影場所の名称を記録するという方法も考えられる。しかしながら、ユーザが撮影する度に手入力するのでは手間がかかるという問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ユーザの手を煩わすことなく、撮影場所に関連付けられた撮影画像のファイルを管理する電子カメラを提供することを目的とする。
第1の発明に係る電子カメラは、撮像部と、位置情報検出部と、第1情報付加部と、入力部と、第2情報付加部と、記録部と、位置情報判定部と、第3情報付加部と、を備える。撮像部は、光電変換により被写体の画像データを生成する。位置情報検出部は、撮影時の現在位置を表す位置情報を検出する。第1情報付加部は、位置情報を画像データに付加する。入力部は、位置情報に関連付けられた付加情報を入力する。第2情報付加部は、入力部により入力された付加情報を画像データに付加する。記録部は、位置情報及び付加情報、若しくは、位置情報及び付加情報が付加された画像データをメモリに記録する。位置情報判定部は、撮影時の画像データに対し、位置情報検出部により検出された現在の位置情報と、メモリに記録されている位置情報との一致度を判定する。第3情報付加部は、一致度が予め設定した閾値以下である場合には、メモリに記録されている、閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報を、撮像時の画像データに付加する。
第2の発明は、第1の発明において、入力部により入力された付加情報を、閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報に上書き若しくは追記する第4情報付加部をさらに備える。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、閾値は、撮影時の位置情報とメモリに記録されている位置情報とに基づいて算出される相対距離の上限値である。
第4の発明は、第1の発明において、付加情報は、撮影場所の名称を表す名称情報と撮影画像に関するコメント情報とからなる。
第5の発明は、第1の発明において、位置情報検出部は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波によって位置情報を検出する。
第6の発明は、第1の発明において、画像データは、Exif(Exchangeable Image File Format)形式であり、位置情報及び付加情報は、画像データの所定のヘッダファイルに書き込まれる。
第7の発明は、第1の発明において、メモリは、画像データが記録される着脱可能な記録媒体であり、記録部は、位置情報及び付加情報が付加された画像データを記録媒体に記録する。
第8の発明は、第1の発明において、メモリは、画像データが記録される内蔵メモリであり、記録部は、位置情報及び付加情報を内蔵メモリに記録する。
第9の発明は、第1の発明において、付加情報に基づいて、付加情報に関連付けられた画像を抽出する画像検索部と、画像検索部にて抽出された画像を表示する表示部と、をさらに備える。
本発明の電子カメラによれば、ユーザの手を煩わすことなく、撮影画像ファイルを管理することができる。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の電子カメラ1の背面図である。この電子カメラ1の背面には、液晶表示モニタ15と、広角ズームキー20bと、望遠ズームキー20cと、電源ボタン20dと、モードスイッチ20eと、マルチセレクタ・実行キー20fとが備えられている。また、この電子カメラ1の上面には、レリーズボタン20aが備えられている。
液晶表示モニタ15は、静止画像、スルー画像及び電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。広角ズームキー20bは、焦点距離を広角側に変更するための操作ボタンである。望遠ズームキー20cは、焦点距離を望遠側に変更するための操作ボタンである。モードスイッチ20eは、撮影モードを静止画撮影若しくは静止画再生に切り替える操作ボタンである。マルチセレクタ・実行キー20fは、静止画撮影や静止画再生などに使用されるメニューを自在に切り替えて設定条件を選択若しくは実行する操作ボタンである。このマルチセレクタ・実行キー20fは、設定条件を選択するためのマルチセレクタキー201〜204と、実行キー205から構成されている。
図2は、第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図である。図2に示す通り電子カメラ1には、撮影レンズ10と、撮像部11と、画像処理部12と、内蔵メモリ13と、GPS14と、液晶表示モニタ15と、操作部16と、記録媒体17と、CPU18とが備えられている。
撮影レンズ10は、ズームレンズと、フォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図2では、撮影レンズ10を1枚のレンズとして図示する。
撮像部11は、撮影レンズ10からの入射光を光電変換することにより、画像信号(アナログ信号)を生成し、この画像信号のゲイン調整や、画像信号のA/D変換などを行う。この撮像部11が出力する画像データ(デジタル信号)は、画像処理部12へ入力される。
画像処理部12は、画像データを内蔵メモリ13に設けられているフレームメモリに一時的に記録する。また、画像処理部12は、フレームメモリに記録されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、階調特性変換などの画像処理を行う。内蔵メモリ13は、画像データが記録される。
GPS14は、GPS衛星からの電波を受信して位置情報(経度、緯度)を検出する。
操作部16は、既に図1で説明した電子カメラ1の背面及び上面に備えられている各操作ボタン(レリーズボタン20a、広角ズームキー20b、望遠ズームキー20c、電源ボタン20d、モードスイッチ20e及びマルチセレクタ・実行キー20f)の操作を受け付けてCPU18に処理の命令を出す。
記録媒体17は、画像データが記録される着脱可能な記録媒体であって、半導体メモリを内蔵した不揮発性のメモリカード等で構成されている。CPU18からの指示により不図示の記録インターフェース(記録I/F)を介して、この記録媒体17に画像データが記録される。
CPU18は、電子カメラ1の統括的な制御を行うプロセッサである。また、CPU18には、プログラムが組み込まれることによって、第1情報付加部18aと、第2情報付加部18bと、第3情報付加部18cと、第4情報付加部18dと、位置情報判定部18eと、画像検索部18fとが構築される。
第1情報付加部18aは、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)を画像データに付加する。
第2情報付加部18bは、操作部16を介してユーザが入力した付加情報であるコメントを画像データに付加する。このコメントは、第1実施形態では、位置情報に関連付けられた撮影場所を表す情報である。
位置情報判定部18eは、撮影時の画像データに対し、GPS14により検出された現在の位置情報と、内蔵メモリ13に記録されている位置情報との一致度を判定する。
第3情報付加部18cは、位置情報判定部18eの判定結果を参照し、一致度が予め設定した閾値以下である場合には、内蔵メモリ13に記録されている、閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報を、撮像時の画像データに付加する。ここで、閾値は、撮影時の位置情報と内蔵メモリ13に記録されている位置情報とに基づいて算出される相対距離の上限値である。
第4情報付加部18dは、操作部16を介してユーザ入力されたコメントを、閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられているコメントに上書き若しくは追記する。
画像検索部18fは、コメントに基づいて、そのコメントに関連付けられた画像を抽出する。
さらに、CPU18は、GPS14が出力する位置情報とその位置情報に関連付けられたコメントとを有する画像データをデータベース化して内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録する機能を担う。
次に、第1実施形態における電子カメラ1の動作の一例を説明する。
図3は、電子カメラ1の動作の一例を表すフローチャートである。
このフローチャートは、ユーザによりコメントを書き込むための書込撮影モードが選択された後に開始される撮影の処理ルーチンである。また、この書込撮影モードが選択されると、GPS14がオン状態になる。そして、GPS14は、衛星からの電波を受信して位置情報(経度、緯度)の検出を開始する。これにより、容易に位置情報を検出することができる。
本実施形態では、書込撮影モードとして、ユーザが手動入力したコメントを、撮像時の画像データに書き込む手動書込モードと、撮像時の画像データに書き込むコメントを位置情報を元に取得したコメントに自動的に書き換える自動書換モードと、ユーザが手動入力したコメントに対して、位置情報を元に取得したコメントを追記する自動追記モードの3つのモードを有する。
なお、本実施形態では、説明をわかりやすくするため、最初に手動書込モードの場合を説明し、その後に、自動書換モード及び自動追記モードの場合について説明する。
ステップS1:CPU18は、GPS14から現在の位置情報(経度、緯度)を取得する。
ステップS2:CPU18は、書込撮影モードの設定メニュー(設定モード)に切り替えられたか否かを判定する。書込撮影モードの設定メニューに切り替えられた場合は、ステップS3へ移行し、書込撮影モードの設定メニューに切り替えられていない場合は、ステップS4へ移行する。なお、書込撮影モードの設定メニューへの切り替えは、メニュー画面等から書込撮影モードの設定モードを選択することにより切り替わる。
ステップS3:CPU18は、ユーザからの入力操作に応じて、書込撮影モードの選択、コメントの手動入力及び距離条件の閾値の設定が行なわれる。
図4は、書込撮影モードの選択及びコメント入力のための設定画面の一例を示す図である。図4に示すように、選択されている書込撮影モードには選択枠100が表示される。ここで、ユーザがマルチセレクタ・実行キー20fにて、選択枠100を所望の書込撮影モードに移動させ選択すると、その書込撮影モードに設定変更される。
なお、コメント入力については、公知の技術を用いてユーザがマルチセレクタ・実行キー20fを操作することにより行うことができる。例えば、図4に示すように、ユーザが○○公園で撮影する場合、「○○Park」と入力して実行キー205を押下することにより、CPU18は、撮像された画像データに書き込むコメントを決定すると共に、撮像時に画像に付加されるコメントとして、そのコメントを内蔵メモリ13に記録する。
図5は、閾値設定入力画面の一例を示す図である。具体的には、図5は、書込撮影モードが自動追記モード又は自動書換モードに設定された場合に、コメントの自動検索時に参照される距離条件の閾値の閾値設定入力画面の一例を示す図である。閾値設定入力画面は、上述の設定画面において、書込撮影モードを自動追記モード又は自動書換モードに設定した場合に表示される。
閾値設定入力画面では、後述する位置情報判定部18eが、現在の撮影位置から半径何メートルの範囲内の位置情報を有する画像データのコメントを参照するかの距離条件の閾値を設定する。これにより、位置情報判定部18eは、一致度を容易に判定できる。
図5に示すように、閾値設定入力画面では、液晶表示モニタ15上に距離の値がカウンタ表示される。ユーザは、図1に示すマルチセレクタ・実行キー20fを操作することにより、左右方向のマルチセレクタキー202と204とを用いて桁の移動を行うことができる。また、上下方向のマルチセレクタキー201と203とを用いて数値の増減を行うことができる。そして、ユーザが実行キー205を押下すると、CPU18は、距離条件の閾値(一例として、100mとする)を受け付けて内蔵メモリ13にその値を格納する。
ステップS4:CPU18は、コメント書き込みのサブルーチンを実行する。なお、このサブルーチンが終了すると、液晶表示モニタ15には、スルー画像が表示される。
図6は、第1実施形態におけるコメント書き込みのサブルーチンの一例を示す図である。
ステップS21:CPU18は、書込撮影モードが手動書込モードか否かを判定する。手動書込モードに設定されている場合(ステップS21:Yes)、CPU18は、内蔵メモリ13に記録されているコメント(例えば「○○Park」)の自動書き換えを行なわずに、このサブルーチンを終了して、図3のステップS5に戻る。なお、手動書込モードに設定されていない場合(ステップS21:No)の処理については後述する。
再び、図3のフローチャートの説明を続ける。
ステップS5:CPU18は、所定時間内に図1に示すレリーズボタン20aがレリーズ操作(全押し)されたか否かを判定する。所定時間内にレリーズ操作がなされない場合(ステップS5:No)、この処理ルーチンは、ステップS1に戻る。一方、所定時間内にレリーズ操作がなされた場合(ステップS5:Yes)、この処理ルーチンは、ステップS6に移行する。
ステップS6:CPU18は、操作部16からのレリーズ操作を受けて、画像取得のために撮像部11に撮影の指示を出す。撮像部11は、撮影レンズ10からの入射光を光電変換することにより、画像信号(アナログ信号)を生成し、この画像信号のゲイン調整や、画像信号のA/D変換などを行う。この撮像部11が出力する画像データ(デジタル信号)は、画像処理部12へ入力される。画像処理部12は、画像データを内蔵メモリ13に設けられているフレームメモリに一時的に記録する。また、画像処理部12は、フレームメモリに記録されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、階調特性変換などの画像処理を行う。
ステップS7:CPU18は、画像処理がなされた後の画像データをフレームメモリから読み出す。続いて、CPU18の第1情報付加部18aは、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)を画像データに付加する。さらに、第2情報付加部18bは、内蔵メモリ13に記録されているコメントを画像データに付加する。なお、コメント等が無い場合、画像データには、コメント等は付加されないこととする。
ステップS8:CPU18は、画像データを記録媒体17又は内蔵メモリ13のデータ保存領域にデータベース化して記録する。
ステップS9:CPU18は、電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされない場合(ステップS9:No)、再び、ステップS1に戻る。一方、電源がオフされた場合(ステップS9:Yes)、この処理ルーチンは終了する。
次に、書込撮影モードが自動追記モード又は自動書換モードに設定されている場合について説明する。
ステップS1からS3については上述と同様なため説明を省略する。
ステップS4:CPU18は、図6に示すコメント書き込みのサブルーチンを実行する。
ステップS21:CPU18は、手動書込モードか否かを判定する。手動書込モードでない場合(つまり、自動追記モード又は自動書換モードに設定されている場合を意味する。ステップS21:No)、このサブルーチンは、ステップS22に移行する。
ステップS22:CPU18は、GPS14が検出した位置情報に基づいて、内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データを参照する。位置情報が記録されている画像データが無い場合(ステップS22:No)、このサブルーチンは終了して図3のステップS5に戻る。一方、位置情報が記録されている画像データがある場合(ステップS22:Yes)は、ステップS23へ移行する。この際、CPU18は、GPS14が検出した位置情報(現在の位置)を中心に距離条件の閾値として設定されている距離以内に位置する位置情報を有する画像データを内蔵メモリ13又は記録媒体17から抽出する。
ステップS23:CPU18の位置情報判定部18eは、GPS14により検出された現在の位置情報と、内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データの位置情報との一致度を判定する。具体的には、位置情報判定部18eは、現在の位置情報と内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データの位置情報とに基づいて互いの相対距離を算出する。そして、位置情報判定部18eは、その相対距離の値が、予め設定した閾値以下であるか否かを判定する。その相対距離の値が、予め設定した閾値以下の画像データが無い場合(ステップS23:No)、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。一方、その相対距離の値が、予め設定した閾値以下の画像データがある場合(ステップS23:Yes)、このサブルーチンは、ステップS24に移行する。
ステップS24:CPU18は、書込撮影モードが自動書換モードであるか否かを判定する。自動書換モードである場合はステップS25へ移行し、自動書換モードでない(自動追記モードである)場合はステップS26へ移行する。
ステップS25:CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントを、更新して内蔵メモリ13に記録する。そして、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。
ステップS26:CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントを、内蔵メモリ13に記録されている既存のコメントに追記し、その追記後のコメントを撮像時に画像データに付加するコメントとして内蔵メモリ13に記録し更新する。そして、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。
なお、コメントは1ワードごとにスペース又はカンマにより区切られ、1ワードごとに識別可能なフォーマットで記録されている。ここで、上記コメントの追記は、内蔵メモリ13からコメントを読み出し、そのコメントの最後にスペース又はカンマを加えた後に、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントを追加して撮像時に画像データに付加されるコメントとして内蔵メモリ13に記録する。また、上述の追記においては、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメント内のワードの内、既に内蔵メモリ13に記録されているコメント内に存在しないもののみを追記するとしても良い。
再び、図3のフローチャートの説明を続ける。
ステップS5、ステップS6の処理は、上記と同様であるため説明を省略する。
ステップS7:CPU18は、画像処理がなされた後の画像データを内蔵メモリ13に設けられているフレームメモリから読み出す。続いて、CPU18の第1情報付加部18aは、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)を画像データに付加する。さらに、第3情報付加部18cは、内蔵メモリ13に記録されているコメントを画像データに付加する(自動書換)。又は、第4情報付加部18dは、画像データに既に付加されているコメントに対して、上書き若しくは追記する(自動追記)。
ステップS8:CPU18は、位置情報とコメントとが付加された画像データを内蔵メモリ13又は記録媒体17のデータ保存領域にデータベース化して記録する。
ステップS9:CPU18は、電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされない場合(ステップS9:No)、再び、ステップS1に戻る。一方、電源がオフされた場合(ステップS9:Yes)、この処理ルーチンは終了する。
次に、内蔵メモリ13又は記録媒体17のデータベースを検索して、画像を液晶表示モニタ15に表示する一例について説明する。
図7は、画像検索の一例を表すフローチャートである。このフローチャートは、ユーザが、図1に示すマルチセレクタ・実行キー20fにて、画像検索を選択すると開始する。
ステップS11:CPU18は、ユーザ入力により、ユーザが入力したコメントを受け付ける。
ステップS12:CPU18の画像検索部18fは、内蔵メモリ13又は記録媒体17を参照し、ユーザが入力したコメントに基づいて、そのコメントに関連付けられた画像ファイルを検索する。
ステップS13:CPU18は、画像検索部18fが画像を抽出できたか否かの判定を行う。画像検索部18fが画像を抽出できなかった場合(ステップS13:No)、この処理ルーチンを終了する。一方、画像検索部18fが画像を抽出できた場合(ステップS13:Yes)、ステップS14に移行する。
ステップS14:CPU18は、画像を液晶表示モニタ15に表示する。そして、この処理ルーチンは終了する。
以上、第1実施形態の電子カメラ1によれば、一旦、位置情報とコメントとを有する画像データをデータベースとして、その後の撮影時において、ユーザが手入力しなくても現在の撮影位置に最も近い位置情報に基づいて、コメントを自動的に画像データに付加するか、又は、コメントを自動的に上書き若しくは追記する。
したがって、第1実施形態の電子カメラ1は、ユーザの手を煩わすことなく、位置情報に基づいて、位置情報とコメントとを有する画像データをデータベース化することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本発明の第1実施形態と本発明の第2実施形態とでは、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、Exifの画像ファイルを採用する。さらに、コメントについても、場所を表す場所コメントと撮影画像に関するユーザコメントとの2種類のコメントを区別して入力することができる。
第2実施形態の電子カメラ1のブロック構成は、図2に示す第1実施形態の電子カメラと同様であるので、説明は省略する。
図8は、Exifの画像ファイルを模式的に表した図である。第2実施形態では、画像ファイルは、Exif(Exchangeable Image File Format)のファイルフォーマットに準拠している。このExifは、電子カメラの代表的なファイルフォーマットである。Exifには、TIFFファイル(Tagged Image File Format)形式の非圧縮画像ファイルとJPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイル形式の圧縮画像ファイルとの2種類のフォーマットが規定されている。図8では、従来から公知のTIFFファイルの構造を表している。
TIFFファイルは、TIFFヘッダで始まる階層的な構造となっている。TIFFファイルでは、TIFFヘッダに続いてイメージファイルディレクトリ(IFD:Image File Directory)が配置されている。また、画像データは、ストリップやタイルと呼ばれるブロック状に分割されて記録される。そして、「Value of IFD領域」には、分割された各画像データに対応するポインタ値がストリップやタイルの数だけ格納されている。
IFD領域には、データブロック(IFD Entry)が複数含まれている。ここで、「IFDEntry」の先頭2バイトは、個々の付加情報を表す識別番号が配置されている。そして、この識別番号は、具体的な付加情報(イメージの大きさ、圧縮法の種類、解像度等)に対応付けされている。なお、Exifでは、通常のTIFFでは定義されていない付加情報が定義できる。本実施例では、位置情報やコメントを表す識別番号を追加する。これにより、位置情報やコメントの付加情報は、識別番号に対応付けて記録することができる。
次に、第2実施形態における電子カメラ1の動作の一例を説明する。なお、第2実施形態における電子カメラ1の動作は、図3のフローチャートを流用して説明する。第2実施形態でも、この図3のフローチャートは、ユーザによりコメントを書き込むための書込撮影モードが選択された後に開始される。
ステップS1:CPU18は、GPS14から、現在の位置情報(経度、緯度)を取得する。
ステップS2:CPU18は、書込撮影モードの設定メニュー(設定モード)に切り替えられたか否かを判定する。書込撮影モードの設定メニューに切り替えられた場合は、ステップS3へ移行し、書込撮影モードの設定メニューに切り替えられていない場合は、ステップS4へ移行する。なお、書込撮影モードの設定メニューへの切り替えは、メニュー画面等から書込撮影モードの設定モードを選択することにより切り替わる。
ステップS3:CPU18は、ユーザからの入力操作に応じて、書込撮影モードの選択、コメントの手動入力及び距離条件の閾値の設定が行なわれる。
図9は、書込撮影モードの選択、ユーザコメント及び場所コメント入力のための設定画面の一例を示す図である。図9に示すように、選択されている書込撮影モードには選択枠100が表示される。
ここで、ユーザがマルチセレクタ・実行キー20fにて、選択枠100を所望の書込撮影モードに移動させ選択すると、その書込撮影モードに設定変更される。コメント入力については、公知の技術を用いてユーザがマルチセレクタ・実行キー20fを操作することにより行うことができる。例えば、図9に示すように、ユーザが○○公園で「Tree」というコメントを付けて撮影する場合、ユーザコメント欄に「Tree」、場所コメント欄に「○○Park」と入力して実行キー205を押下することにより撮像された画像データに書き込む場所コメントを決定し、ユーザコメント及び場所コメントがそれぞれ内蔵メモリ13に記録される。
なお、書込撮影モードが、自動追記モード又は自動書換モードに設定された場合に、コメントの自動検索時に参照される距離条件の閾値の閾値設定入力については、第1実施形態と同様なため説明を省略する。
ステップS4:CPU18は、コメント書き込みのサブルーチンを実行する。なお、このサブルーチンが終了すると、液晶表示モニタ15には、スルー画像が表示される。
ステップS21:CPU18は、書込撮影モードが手動書込モードか否かを判定する。手動書込モードに設定されている場合(ステップS21:Yes)、CPU18は、内蔵メモリ13に記録されているコメント(例えばユーザコメントが「Tree」、場所コメントが「○○Park」)の自動更新を行なわずにこのサブルーチンを、終了して図3のステップS5に戻る。なお、手動書込モードに設定されていない場合(ステップS21:No)の処理については後述する。
再び、図3のフローチャートの説明を続ける。ここで、手動書込モード時におけるステップS5、S6の処理は、第1実施形態の電子カメラ1と同様であるので、説明は省略する。
ステップS7:CPU18は、画像処理がなされた後の画像データを、フレームメモリから読み出す。続いて、CPU18の第1情報付加部18aは、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)をExifのファイルにおけるTIFFヘッダ内のイメージファイルディレクトリの所定の領域に付加する。さらに、第2情報付加部18bは、内蔵メモリ13に記録されているユーザコメント及び場所コメントをそのイメージファイルディレクトリのユーザコメント領域及び場所コメント領域に付加する。続いて、上述したステップS8、ステップS9の処理が実行されて、この処理ルーチンは終了する。
次に、書込撮影モードが自動追記モード又は自動書換モードに設定されている場合について説明する。
ステップS1からS3については上述と同様なため説明を省略する。
ステップS4:CPU18は、図10に示すコメント書き込みのサブルーチンを実行する。
ステップS21:CPU18は、書込撮影モードが手動書込モードか否かを判定する。手動書込モードでない場合(つまり、自動追記モード又は自動書換モードに設定されている場合を意味する。ステップS21:No)、このサブルーチンは、ステップS22に移行する。
ステップS22:CPU18は、GPS14が検出した位置情報に基づいて、内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データを参照する。位置情報が記録されている画像データがない場合(ステップS22:No)、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。一方、位置情報が記録されている画像データがある場合(ステップS22:Yes)はステップS23へ移行する。この際、CPU18は、GPS14が検出した位置情報(現在の位置)を中心に距離条件の閾値として設定されている距離以内に位置する位置情報を有する画像データを内蔵メモリ13又は記録媒体17から抽出する。
ステップS23:CPU18の位置情報判定部18eは、GPS14により検出された現在の位置情報と、内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データの位置情報との一致度を判定する。そして、位置情報判定部18eは、現在の位置情報と内蔵メモリ13又は記録媒体17に記録されている画像データの位置情報とに基づいて互いの相対距離を算出する。そして、位置情報判定部18eは、その相対距離の値が、予め設定した閾値以下であるか否かを判定する。その相対距離の値が、予め設定した閾値以下でない場合(ステップS23:No)、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。一方、その相対距離の値が、予め設定した閾値以下の画像データがある場合(ステップS23:Yes)、このサブルーチンは、ステップS24に移行する。
ステップS24:CPU18は、書込撮影モードが自動書換モードであるか否かを判定する。自動書換モードである場合はステップS25へ移行し、自動書換モードでない(自動追記モードである)場合はステップS26へ移行する。
ステップS25:CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたユーザコメント及び場所コメントを更新して内蔵メモリ13に記録する。そして、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。
一方、ステップS24において、自動書換モードでない場合(つまり自動追記モードであった場合を意味する。ステップS24:No)、この処理ルーチンは、ステップS26に移行する。
ステップS26:CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントを、内蔵メモリ13に記録されている既存のユーザコメント及び場所コメントに追記し、その追記後のコメントを撮像時に画像データに付加するコメントとして内蔵メモリ13に記録し更新する。
そして、このサブルーチンは、終了して図3のステップS5に戻る。なお、コメントは1ワードごとにスペース又はカンマにより区切られ、1ワードごとに識別可能なフォーマットで記録されている。また、上記コメントの追記は、内蔵メモリ13からユーザコメント及び場所コメントを読み出し、そのコメントの最後にスペース又はカンマを加えた後に、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントを追加して撮像時に画像データに付加されるユーザコメント及び場所コメントとして内蔵メモリ13に記録する。
また、上述の追記においては、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたユーザコメント及び場所コメント内のワードの内、既に内蔵メモリ13に記録されているユーザコメント及び場所コメント内に存在しないもののみを追記するとしても良い。例えば、内蔵メモリ13にユーザコメントとして「Tree」、場所コメントとして「○○Park」とがそれぞれ記録されている場合において、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたユーザコメントが「Tree、Green」、場所コメントが「○○Park、EAST」であると、CPU18は、それぞれユーザコメントとして、「Tree、Tree、Green」、「Tree、Green」、「○○Park、○○Park、EAST」ではなく「○○Park、EAST」として更新して内蔵メモリ13に記録する。
再び、図3のフローチャートの説明を続ける。ここで、ステップS5、S6の処理は、既に説明した第2実施形態の電子カメラ1と同様であるので、説明は省略する。
ステップS7:CPU18は、画像処理がなされた後の画像データを内蔵メモリ13のフレームメモリから読み出す。続いて、CPU18の第1情報付加部18aは、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)をExifのファイルにおけるTIFFヘッダ内のイメージファイルディレクトリの所定の領域に付加する。さらに、第3情報付加部18cは、内蔵メモリ13に記録されたユーザコメント及び場所コメントをそのイメージファイルディレクトリのユーザコメント領域及び場所コメント領域に付加する。又は、第4情報付加部18dは、内蔵メモリ13に記録されたユーザコメント及び場所コメントをそのイメージファイルディレクトリのユーザコメント領域及び場所コメント領域に上書き若しくは追記する。続いて、上述したステップS8、ステップS9の処理が実行されて、この処理ルーチンは終了する。
次に、第2実施形態における画像検索について説明する。ここでは、第1実施形態で説明した図7のフローチャートを流用して説明する。
図10は、撮影画像の一例を示す図である。この図10は、本願の発明の本質を理解しやすくするために用いた図である。ユーザが、○○公園に植えられている木について、1年の季節の移り変わりを定点観察して、春(図10(a))、夏(図10(b))、秋(図10(c))、冬(図10(d))に撮影した画像である。従来、電子カメラで撮影すると、日付単位のフォルダ等に画像ファイルが記録される例が多い。この場合、ユーザが、1年を通じて多くの撮影をしたとすると、膨大な画像ファイルから、図10に示す画像を探すのは手間がかかる。特に撮影日時を覚えていないとさらに手間がかかる。そこで、以下の画像検索をすることにより、容易に図10に示す画像を抽出することができる。
このフローチャートは、ユーザが、マルチセレクタ・実行キー20fにて、画像検索を選択すると開始する。
ステップS11:CPU18は、ユーザ入力により、ユーザが入力した場所コメントを受け付ける。この場合、コメントは、「○○Park」とする。
ステップS12:CPU18の画像検索部18fは、内蔵メモリ13又は記録媒体17の画像データを参照し、ユーザが入力した場所コメント(○○Park)に基づいて、そのコメントに関連付けられた画像ファイルを検索する。なお、位置情報と場所コメントとが画像データに付加された画像ファイルは、内蔵メモリ13又は記録媒体17に保存されているものとする。
ステップS13:CPU18は、画像検索部18fが画像を抽出できたか否かの判定を行う。画像検索部18fが画像を抽出できなかった場合(ステップS13:No)、この処理ルーチンを終了する。一方、画像検索部18fが画像を抽出できた場合(ステップS13:Yes)、ステップS14に移行する。
ステップS14:CPU18は、画像を液晶表示モニタ15に表示する。そして、この処理ルーチンは終了する。
図11は、図10の画像をサムネイル表示した図である。このようにして、第2実施形態の電子カメラ1によれば、撮影時に毎回コメントを入力することなく、画像を記録することができると共に、コメントに基づいて、多くの画像ファイルから画像を検索し、容易に撮影場所に関連付けられた画像を抽出することができる。そのため、ユーザの手を煩わすことなく、撮影画像ファイルを管理することができる。
また、第2実施形態では、画像ファイルとしてExifのファイルフォーマットに準拠しているので、汎用性を高めることができる。なお、位置情報やコメントを付加する領域は、特に限定するわけではなく、例えば、Exifのファイルの内、カメラメーカが独自に情報を書き込める領域であっても良い。
<実施形態の変形例>
(第1変形例)
上述した第2実施形態においては、ユーザコメント及び場所コメントをExifファイルのヘッダ領域にそれぞれ別々に記録する場合について記載したが、これは、一例に過ぎず、例えば、ユーザコメントと場所コメントを合算し、Exifファイルの一つのコメント領域(例えば、ユーザコメント領域)に記録するとしても良い。
しかし、ユーザコメントと場所コメントとを合算すると、どの単語がユーザコメントで、どの単語が場所コメントなのかが不明となるため、コメントのフォーマットとして以下の第1又は第2フォーマットを用いる。第1フォーマットとしては、コメントの先頭の単語をユーザコメントとし、それ以降の単語を場所コメントとする。
例えば、ステップS3において図9に示すごとく、ユーザコメントとして「Tree」、場所コメントとして「○○Park」を入力する場合、CPU18は、「ユーザコメント、場所コメント1、場所コメント2、・・・」として、つまり「Tree、○○Park」として合算し、内蔵メモリ13にコメントとして記録する。なお、もし、ユーザコメントが無い場合は、コメントは「、○○Park」となる。
第2フォーマットとしては、最後のコメントをユーザコメントとし、それより前の単語を場所コメントとする。例えば、ステップS3において図9に示すごとく、ユーザコメントとして「Tree」、場所コメントとして「○○Park」を入力する場合、CPU18は、「場所コメント1、場所コメント2、・・・、ユーザコメント」を合算コメントとして「○○Park、Tree」として合算し、内蔵メモリ13にコメントとして記録する。なお、もし、ユーザコメントが無い場合は、コメントは「○○Park、」となる。
なお、上述の場合、ステップS25では、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたユーザコメント及び場所コメントを上記の第1又は第2のフォーマットに従い合算したコメントを内蔵メモリ13に記録する。
また、ステップS26では、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられた場所コメントを、内蔵メモリ13に第1又は第2フォーマットで記録されているコメントに追記し、その追記後のコメントを撮像時に画像データに付加するコメントとして内蔵メモリ13に記録し更新する。
上記第1及び第2フォーマットでは、ユーザコメントを一つのみしか入れられないため、自動追記モードでユーザコメントは追記せず、場所コメントのみ追記する。例えば、第1フォーマットの場合、内蔵メモリ13にコメントとして「Tree、○○Park」(ユーザコメントが「Tree」、場所コメントが「○○Park」)と記録されているとする。この場合、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントが「Green、EAST」(ユーザコメントが「Green」、場所コメントが「EAST」)であると、CPU18は、それぞれユーザコメントとして「Tree、○○Park、EAST」として更新して内蔵メモリ13に記録する。
なお、自動追記モードにおいて、ユーザコメントを更新するとしても良い。例えば、第1フォーマットの場合、内蔵メモリ13にコメントとして「Tree、○○Park」(ユーザコメントが「Tree」、場所コメントが「○○Park」)と記録されているとする。この場合、現在の位置情報に最も近い位置情報を有する画像データに関連付けられたコメントが「Green、EAST」(ユーザコメントが「Green」、場所コメントが「EAST」)であると、CPU18は、それぞれユーザコメントとして「Green、○○Park、EAST」として更新して内蔵メモリ13に記録する。
また、本変形例においては、上述のごとく画像検索を行う場合は、検索対象の画像データに記録されているコメントの内、第1又は第2のフォーマットのルールに従い、場所の単語のみを検索対象として検索すれば良い。
(第2変形例)
上述した第1、第2実施形態では、GPS14から緯度と経度との位置情報を検出したが、さらに高度も検出することにより、同じ建物の中で場所のコメントとして、例えば、1F、2F、3Fと位置情報を使い分けても良い。また、方位を検出することで、電子地図情報から撮影対象の場所を特定するようにしても良い。
(第3変形例)
電子カメラ1で撮影された画像(位置情報とコメントが付加されている)ファイルをカメラ内で検索する場合について記載したが、位置情報とコメントとが付加された画像データが記録された記録媒体17をコンピュータに差し込む又はコンピュータ内の記録媒体に記録し、その画像データの検索をコンピュータ内で行うとしても良い。この場合、コンピュータに本実施形態の画像検索部18fのプログラムを使用することで、撮影場所に関連付けられた画像をモニタ上に表示させることができる。
(第4変形例)
なお、上述の実施形態では、位置情報とコメント(第2実施形態においては場所コメント)とを有する画像データをデータベースとして用いたが、位置情報とそれに対応するコメントとを内蔵メモリ13(又は記録媒体17)に記録してデータベース化しても良い。
この場合、ステップS7において、GPS14が検出した位置情報(経度、緯度)及び内蔵メモリ13に記録されているコメントを画像データに付加すると共に、これら位置情報とコメントを関連付けて内蔵メモリ13(又は記録媒体17)にデータベースとして登録することによって作成する。
また、ステップS3の設定処理において、入力されたコメント(第2実施形態においては場所コメント)を撮像時に画像に付加されるコメントとして内蔵メモリ13に記録すると共に、そのコメントとその際のGPS14が検出した位置情報(経度、緯度)とを関連付けて内蔵メモリ13(又は記録媒体17)に登録することによりデータベースを作成するとしても良い。
そして、ステップS22、S23において、検索対象を内蔵メモリ13(又は記録媒体17)のデータベースとし、また、ステップS25において、CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する位置情報とコメントのセットを内蔵メモリ13(又は記録媒体17)のデータベース内から読み出し、当該コメントを更新して内蔵メモリ13に記録する。また、ステップS26において、CPU18は、閾値以下の画像データの内のGPS14が検出した位置情報に最も近い位置情報を有する位置情報とコメントのセットを内蔵メモリ13(又は記録媒体17)のデータベース内から読み出し、当該コメントを、内蔵メモリ13に記録されている既存のコメントに追記し、その追記後のコメントを撮像時に画像データに付加するコメントとして内蔵メモリ13に記録し更新するとすれば良い。
上述のごとく本発明の実施形態の一例として第1実施形態、第2実施形態及び変形例について記載したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、例えば、これらの実施形態を適宜組み合わせても良い。
第1実施形態の電子カメラ1の背面図 第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図 電子カメラ1の動作の一例を表すフローチャート 書込撮影モードの選択及びコメント入力のための設定画面の一例を示す図 閾値設定入力画面の一例を示す図 第1実施形態におけるコメント書き込みのサブルーチンの一例を示す図 画像検索の一例を表すフローチャート Exifの画像ファイルを模式的に表した図 書込撮影モードの選択、ユーザコメント及び場所コメント入力のための設定画面の一例を示す図 撮影画像の一例を示す図 図10の画像をサムネイル表示した図
符号の説明
1・・・電子カメラ、11・・・撮像部、14・・・GPS、16・・・操作部、18・・・CPU、18a・・・第1情報付加部、18b・・・第2情報付加部、18c・・・第3情報付加部、18d・・・第4情報付加部、18e・・・位置情報判定部、18f・・・画像検索部

Claims (9)

  1. 光電変換により被写体の画像データを生成する撮像部と、
    撮影時の現在位置を表す位置情報を検出する位置情報検出部と、
    前記位置情報を前記画像データに付加する第1情報付加部と、
    前記位置情報に関連付けられた付加情報を入力する入力部と、
    前記入力部により入力された前記付加情報を前記画像データに付加する第2情報付加部と、
    前記位置情報及び前記付加情報、若しくは、前記位置情報及び前記付加情報が付加された画像データをメモリに記録する記録部と、
    前記撮影時の画像データに対し、前記位置情報検出部により検出された現在の位置情報と、前記メモリに記録されている位置情報との一致度を判定する位置情報判定部と、
    前記一致度が予め設定した閾値以下である場合には、前記メモリに記録されている、前記閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報を、前記撮像時の画像データに付加する第3情報付加部と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記入力部により入力された付加情報を、前記閾値以下の条件を満たした位置情報に関連付けられている付加情報に上書き若しくは追記する第4情報付加部をさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1又は2に記載の電子カメラにおいて、
    前記閾値は、前記撮影時の位置情報と前記メモリに記録されている位置情報とに基づいて算出される相対距離の上限値であることを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記付加情報は、撮影場所の名称を表す名称情報と撮影画像に関するコメント情報とからなること特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記位置情報検出部は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波によって前記位置情報を検出することを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記画像データは、Exif(Exchangeable Image File Format)形式であり、
    前記位置情報及び前記付加情報は、前記画像データの所定のヘッダファイルに書き込まれることを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記メモリは、前記画像データが記録される着脱可能な記録媒体であり、
    前記記録部は、前記位置情報及び前記付加情報が付加された画像データを前記記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラ。
  8. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記メモリは、前記画像データが記録される内蔵メモリであり、
    前記記録部は、前記位置情報及び前記付加情報を前記内蔵メモリに記録することを特徴とする電子カメラ。
  9. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記付加情報に基づいて、前記付加情報に関連付けられた画像を抽出する画像検索部と、
    前記画像検索部にて抽出された画像を表示する表示部と、をさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011071737A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
JP2015106803A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社ニコン デジタルカメラ及びコメント作成プログラム

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