JP2010140220A - ソフトウェア更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトウェアの更新を効果的に行うように改良されたソフトウェア更新方法を提供する。
【解決手段】ファイルサーバに、所定のバージョンのソフトウェアをバージョンアップさせるためのファイルを記憶するステップと、前記ファイルサーバに無線通信を介して接続され、所定のバージョンのソフトウェアがインストールされている無線通信端末に、前記ファイルサーバからバージョンアップのための複数のファイルを一括してダウンロードするステップと、前記無線通信端末に、前記インストールされているソフトウェアと、前記ダウンロードした複数のファイルとにより、前記インストールされている所定のバージョンのソフトウェアの更新を行わせるステップとを実行させる。
【選択図】図1
【解決手段】ファイルサーバに、所定のバージョンのソフトウェアをバージョンアップさせるためのファイルを記憶するステップと、前記ファイルサーバに無線通信を介して接続され、所定のバージョンのソフトウェアがインストールされている無線通信端末に、前記ファイルサーバからバージョンアップのための複数のファイルを一括してダウンロードするステップと、前記無線通信端末に、前記インストールされているソフトウェアと、前記ダウンロードした複数のファイルとにより、前記インストールされている所定のバージョンのソフトウェアの更新を行わせるステップとを実行させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ソフトウェア更新方法に関する。
例えば、特許文献1は、リモートメンテナンス方式を開示する。
特開2004−110610
本発明は、上述した背景からなされたものであって、ソフトウェアの更新を効果的に行うように改良されたソフトウェア更新方法を提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明にかかるソフトウェア更新方法は、ファイルサーバ(10)に、所定のバージョンのソフトウェアをバージョンアップさせるためのファイル(16)を記憶するステップ(106)と、前記ファイルサーバ(10)に無線通信を介して接続され、所定のバージョンのソフトウェアがインストールされている無線通信端末(20)に、前記ファイルサーバ(10)からバージョンアップのための複数のファイル(16)を一括してダウンロードするステップ(220)と、前記無線通信端末(20)に、前記インストールされているソフトウェアと、前記ダウンロードした複数のファイル(16)とにより、前記インストールされている所定のバージョンのソフトウェアの更新を行わせるステップ(228)とを有する。
なお、この部分の記載において付された符号は、本願発明の技術的範囲の限定を意図していない。
なお、この部分の記載において付された符号は、本願発明の技術的範囲の限定を意図していない。
本発明にかかるソフトウェア更新方法によれば、ソフトウェアの更新を効果的に行うことができる。
[本発明の背景]
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
一般に、携帯電話や組み込み機器端末などの通信装置では、限られたメモリ資源を使用して、ソフトウェアのバージョンアップを行う必要がある。
大幅なソフトウェア変更や機能追加などが発生した場合、バージョンアップのためのファイルのサイズも大きくなるため、更新処理時にメモリ資源が不足する場合がある。
特に、屋外に設置された組み込み機器端末で、上記のようなメモリ資源不足が発生した場合、ユーザは、現地に赴いて、改修作業を行う必要がある。
本発明に係るソフトウェア更新方法は、このような不具合を解決できるように改良がなされている。
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
一般に、携帯電話や組み込み機器端末などの通信装置では、限られたメモリ資源を使用して、ソフトウェアのバージョンアップを行う必要がある。
大幅なソフトウェア変更や機能追加などが発生した場合、バージョンアップのためのファイルのサイズも大きくなるため、更新処理時にメモリ資源が不足する場合がある。
特に、屋外に設置された組み込み機器端末で、上記のようなメモリ資源不足が発生した場合、ユーザは、現地に赴いて、改修作業を行う必要がある。
本発明に係るソフトウェア更新方法は、このような不具合を解決できるように改良がなされている。
[ソフトウェア更新システム1]
図1(A)は、本発明にかかるソフトウェア更新システム1の構成を示す図である。
図1(A)に示すように、ソフトウェア更新システム1は、データ通信が可能な無線通信回線網100に接続されたダウンロードサーバ10と、n台の無線通信端末20−1〜20−nとから構成される。
なお、nは1以上の整数を示し、全てのnが同数であるとは限らない。
また、以下、無線通信端末20−1〜20−nなど、複数ある構成部分のいずれかを示すときには、単に、無線通信端末20と記載することがある。
また、以下の各図において、実質的に同じ構成部分・処理には、同じ符号が付される。
ソフトウェア更新システム1は、これらの構成により、無線通信端末20にインストールされているソフトウェアの更新を行う。
図1(A)は、本発明にかかるソフトウェア更新システム1の構成を示す図である。
図1(A)に示すように、ソフトウェア更新システム1は、データ通信が可能な無線通信回線網100に接続されたダウンロードサーバ10と、n台の無線通信端末20−1〜20−nとから構成される。
なお、nは1以上の整数を示し、全てのnが同数であるとは限らない。
また、以下、無線通信端末20−1〜20−nなど、複数ある構成部分のいずれかを示すときには、単に、無線通信端末20と記載することがある。
また、以下の各図において、実質的に同じ構成部分・処理には、同じ符号が付される。
ソフトウェア更新システム1は、これらの構成により、無線通信端末20にインストールされているソフトウェアの更新を行う。
[ハードウェア構成]
図1(B)は、図1(A)に示したダウンロードサーバ10のハードウェア構成を例示する図である。
図1(B)に示すように、ダウンロードサーバ10は、CPU102、メモリ104、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置106、LANなどのネットワークに接続された外部のコンピュータ(図示せず)などとデータの送信および受信を行う有線通信装置108、無線通信回線網100を介して無線通信端末20とデータの送信および受信を行う無線通信装置110、および、キーボードおよび表示装置などを含む入出力装置112から構成される。
これらの構成要素は、システムバス114を介して互いに接続されている。
つまり、ダウンロードサーバ10は、無線通信回線網100を介して無線通信端末20とデータ通信が可能なコンピュータとしての構成部分を有している。
図1(B)は、図1(A)に示したダウンロードサーバ10のハードウェア構成を例示する図である。
図1(B)に示すように、ダウンロードサーバ10は、CPU102、メモリ104、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置106、LANなどのネットワークに接続された外部のコンピュータ(図示せず)などとデータの送信および受信を行う有線通信装置108、無線通信回線網100を介して無線通信端末20とデータの送信および受信を行う無線通信装置110、および、キーボードおよび表示装置などを含む入出力装置112から構成される。
これらの構成要素は、システムバス114を介して互いに接続されている。
つまり、ダウンロードサーバ10は、無線通信回線網100を介して無線通信端末20とデータ通信が可能なコンピュータとしての構成部分を有している。
図1(C)は、図1(A)に示した無線通信端末20のハードウェア構成例示する図である。
図1(C)に示すように、無線通信端末20は、ダウンロードサーバ10の構成に、RTC(Real Time Clock)200および端末機能部202を加えた構成を採る。
RTC200は、例えば、計時専用の半導体チップであり、時刻を他の構成部分に通知する。
端末機能部202は、例えば無線通信端末20が携帯電話である場合には、携帯電話としての機能を実行するためのスピーカー、マイクなどを含む(図示せず)。
図1(C)に示すように、無線通信端末20は、ダウンロードサーバ10の構成に、RTC(Real Time Clock)200および端末機能部202を加えた構成を採る。
RTC200は、例えば、計時専用の半導体チップであり、時刻を他の構成部分に通知する。
端末機能部202は、例えば無線通信端末20が携帯電話である場合には、携帯電話としての機能を実行するためのスピーカー、マイクなどを含む(図示せず)。
[ダウンロードサーバ10のソフトウェア構成]
図2(A)は、図1(A)に示したダウンロードサーバ10において実行されるファイル提供プログラム14の構成、および、ダウンロードサーバ10の記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を示す図である。
図2(A)に示すように、ファイル提供プログラム14は、ダウンロード部140および入出力部142から構成される。
図2(A)は、図1(A)に示したダウンロードサーバ10において実行されるファイル提供プログラム14の構成、および、ダウンロードサーバ10の記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を示す図である。
図2(A)に示すように、ファイル提供プログラム14は、ダウンロード部140および入出力部142から構成される。
ファイル提供プログラム14は、例えば、記憶装置106(図1(B))などを介してメモリ104にロードされ、ダウンロードサーバ10にインストールされたOS(図示せず)上で、ダウンロードサーバ10のハードウェア資源を具体的に利用して実行される。
ファイル提供プログラム14は、これらの構成部分により、記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を、無線通信端末20に対して提供する。
ファイル提供プログラム14は、これらの構成部分により、記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を、無線通信端末20に対して提供する。
ダウンロード部140は、無線通信端末20または入出力部142から、差分ファイル16のダウンロード開始の要求を受け入れ、記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を取得し、無線通信装置110を介して、無線通信端末20に送信する。
入出力部142は、ユーザにより入出力装置112を介して入力されたダウンロード開始の要求を、ダウンロード部140に対して出力する。
また、入出力部142は、ユーザにより入出力装置112を介して入力されたダウンロードにおける設定を受け入れ、ダウンロード部140の動作設定を行う。
具体的には、上記差分ファイル16のダウンロード時に、一定の時間が経過した場合は処理を終了するタイムアウトなどの設定が行われる。
また、入出力部142は、ダウンロード部140による差分ファイル16のダウンロードの進行状況を、入出力装置112を介してユーザに表示する。
また、入出力部142は、ユーザにより入出力装置112を介して入力されたダウンロードにおける設定を受け入れ、ダウンロード部140の動作設定を行う。
具体的には、上記差分ファイル16のダウンロード時に、一定の時間が経過した場合は処理を終了するタイムアウトなどの設定が行われる。
また、入出力部142は、ダウンロード部140による差分ファイル16のダウンロードの進行状況を、入出力装置112を介してユーザに表示する。
差分ファイル16は、ソフトウェアのバージョンを更新するためのファイルであり、複数のファイルから構成され、記憶装置106に記憶されている。
例えば、ソフトウェアをバージョン「001」から「005」にバージョンアップするためのファイルは、バージョン「001」から「003」にバージョンアップするためのファイル、および、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルなど、複数のファイルから構成される。
例えば、ソフトウェアをバージョン「001」から「005」にバージョンアップするためのファイルは、バージョン「001」から「003」にバージョンアップするためのファイル、および、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルなど、複数のファイルから構成される。
図2(B)は、差分ファイル16の各ファイルに含まれているファイルの属性情報を示す図である。
図2(B)に示した具体例では、差分ファイル16が、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルと、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルとから構成されている。
また、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルは、3つの分割ファイルから構成されており、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルは、2つの分割ファイルから構成されている。
なお、以下、バージョン「001」から「003」へバージョンアップし、さらに、バージョン「003」から「005」へアップすることなどを、ジャンプアップ更新と記述する。
各ファイル1〜5には、「ファイル番号」、「ファイル名」、「差分情報」、「ファイル枝番号」、「ジャンプアップ更新順序」、「ファイルサイズ」などの属性情報が含まれており、例えば、各ファイルのヘッダ情報に含まれている。
図2(B)に示した具体例では、差分ファイル16が、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルと、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルとから構成されている。
また、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルは、3つの分割ファイルから構成されており、バージョン「003」から「005」にバージョンアップするためのファイルは、2つの分割ファイルから構成されている。
なお、以下、バージョン「001」から「003」へバージョンアップし、さらに、バージョン「003」から「005」へアップすることなどを、ジャンプアップ更新と記述する。
各ファイル1〜5には、「ファイル番号」、「ファイル名」、「差分情報」、「ファイル枝番号」、「ジャンプアップ更新順序」、「ファイルサイズ」などの属性情報が含まれており、例えば、各ファイルのヘッダ情報に含まれている。
[無線通信端末20のソフトウェア構成]
図3は、図1(A)に示した無線通信端末20において実行される更新プログラム22の構成、および、無線通信端末20の記憶装置106に記憶されている差分ファイル16、進捗情報ファイル300および更新対象ソフトウェア302を示す図である。
図3に示すように、更新プログラム22は、ダウンロード部220、進捗情報管理部222、差分ファイル取得部224、記憶部226、更新部228および適用判断部230から構成される。
更新プログラム22は、これらの構成部分により、記憶装置106に記憶されている更新対象ソフトウェア302の更新を行う。
図3は、図1(A)に示した無線通信端末20において実行される更新プログラム22の構成、および、無線通信端末20の記憶装置106に記憶されている差分ファイル16、進捗情報ファイル300および更新対象ソフトウェア302を示す図である。
図3に示すように、更新プログラム22は、ダウンロード部220、進捗情報管理部222、差分ファイル取得部224、記憶部226、更新部228および適用判断部230から構成される。
更新プログラム22は、これらの構成部分により、記憶装置106に記憶されている更新対象ソフトウェア302の更新を行う。
ダウンロード部220は、無線通信端末20の入出力装置112(図1(C))を介して、ダウンロード開始の要求を受け入れ、無線通信装置110を介して、ダウンロードサーバ10に対して送信する。
また、ダウンロード部220は、ダウンロードサーバ10から送信された差分ファイル16を、無線通信装置110を介して受信し、記憶装置106に格納する。
また、ダウンロード部220は、上記ダウンロード完了後、進捗情報管理部222に対して、完了した旨を通知する。
進捗情報管理部222は、ダウンロード部220から、ダウンロード完了通知を受け入れると、記憶装置106(図1(C))に格納されている進捗情報ファイル300を取得する。
また、ダウンロード部220は、ダウンロードサーバ10から送信された差分ファイル16を、無線通信装置110を介して受信し、記憶装置106に格納する。
また、ダウンロード部220は、上記ダウンロード完了後、進捗情報管理部222に対して、完了した旨を通知する。
進捗情報管理部222は、ダウンロード部220から、ダウンロード完了通知を受け入れると、記憶装置106(図1(C))に格納されている進捗情報ファイル300を取得する。
図2(C)は、記憶装置106に格納されている進捗情報ファイル300に含まれている進捗情報を示す図である。
図2(C)に示すように、進捗情報ファイル300は「進捗番号」、「状態」、「進捗」、「ジャンプアップ更新状況」および「ファイル取得状況」などの進捗情報を含む。
なお、初めてバージョンアップが開始される場合は、これらの情報はクリアされているが、バージョンアップの最中に、電源遮断等で処理が中断された後の場合は、既にこれらの情報は書き込まれている。
図2(C)に示すように、進捗情報ファイル300は「進捗番号」、「状態」、「進捗」、「ジャンプアップ更新状況」および「ファイル取得状況」などの進捗情報を含む。
なお、初めてバージョンアップが開始される場合は、これらの情報はクリアされているが、バージョンアップの最中に、電源遮断等で処理が中断された後の場合は、既にこれらの情報は書き込まれている。
また、進捗情報管理部222(図3)は、進捗情報ファイル300に含まれている進捗情報を、差分ファイル取得部224、更新部228および適用判断部230に出力する。
また、進捗情報管理部222は、差分ファイル取得部224および更新部228から入力された情報に基づいて、進捗情報ファイル300を更新し、記憶装置106に書き込む。
また、進捗情報管理部222は、差分ファイル取得部224および更新部228から入力された情報に基づいて、進捗情報ファイル300を更新し、記憶装置106に書き込む。
差分ファイル取得部224は、進捗情報管理部222から入力された進捗情報に応じて、差分ファイル16から取得すべきファイル(以下、有効なファイル)を検索し、取得する。
また、差分ファイル取得部224は、ファイル取得状況を、進捗情報管理部222に通知する。
また、差分ファイル取得部224は、差分ファイル16を検索することにより、必要なジャンプアップ更新の回数を取得し、進捗情報管理部222に対して通知する。
また、差分ファイル取得部224は、ファイル取得状況を、進捗情報管理部222に通知する。
また、差分ファイル取得部224は、差分ファイル16を検索することにより、必要なジャンプアップ更新の回数を取得し、進捗情報管理部222に対して通知する。
具体的には、進捗情報ファイル300の情報が未だ書き込まれていない場合は、差分ファイル取得部224は、差分ファイル16から、「ジャンプアップ更新順序」が「1番目」であるファイルを全て取得し、枝番号(図2(B))を用いて復元し、記憶部226に出力する。
また、進捗情報ファイル300の情報において、「ジャンプアップ更新順序」の「1番目」の更新が完了していた場合は、差分ファイル取得部224は、「ジャンプアップ更新順序」が「2番目」であるファイルを全て取得し、枝番号を用いて復元し、記憶部226に記憶する。
また、例えば、記憶部226に既に取得済みのファイルがある場合は、未取得のファイルのみ取得してもよい。
また、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルまたはバージョン「003」から「005」へアップするためのファイルそれぞれが、分割されていない場合には、上記復元処理は行われない。
また、進捗情報ファイル300の情報において、「ジャンプアップ更新順序」の「1番目」の更新が完了していた場合は、差分ファイル取得部224は、「ジャンプアップ更新順序」が「2番目」であるファイルを全て取得し、枝番号を用いて復元し、記憶部226に記憶する。
また、例えば、記憶部226に既に取得済みのファイルがある場合は、未取得のファイルのみ取得してもよい。
また、バージョン「001」から「003」へアップするためのファイルまたはバージョン「003」から「005」へアップするためのファイルそれぞれが、分割されていない場合には、上記復元処理は行われない。
記憶装置106は、差分ファイル取得部224から入力されたファイルを記憶する。
適用判断部230は、進捗情報管理部222から入力された進捗情報における「ファイル取得状況」を参照し、差分ファイル取得部224が上述した有効なファイルを取得し終えたか否かを判断する。
適用判断部230は、差分ファイル取得部224が上述した有効なファイルを取得し終えたと判断したときには、記憶部226に記憶されたファイルと、更新対象ソフトウェア302とを用いて、新バージョンへの更新が可能(適用可能)か否(適用不可)かを、適用前に判断する(適用判断)。
適用判断部230は、適用判断の結果、適用可能であると判断したときには、更新部228に対して適用可を通知する。
また、上記適用判断において、記憶部226に記憶されたファイルが、正当なファイルでないなどの理由で、適用不可であると判断したときには、更新部228に対して適用不可を通知する。
適用判断部230は、進捗情報管理部222から入力された進捗情報における「ファイル取得状況」を参照し、差分ファイル取得部224が上述した有効なファイルを取得し終えたか否かを判断する。
適用判断部230は、差分ファイル取得部224が上述した有効なファイルを取得し終えたと判断したときには、記憶部226に記憶されたファイルと、更新対象ソフトウェア302とを用いて、新バージョンへの更新が可能(適用可能)か否(適用不可)かを、適用前に判断する(適用判断)。
適用判断部230は、適用判断の結果、適用可能であると判断したときには、更新部228に対して適用可を通知する。
また、上記適用判断において、記憶部226に記憶されたファイルが、正当なファイルでないなどの理由で、適用不可であると判断したときには、更新部228に対して適用不可を通知する。
更新部228は、適用判断部230から適用可を示す情報が入力されると、進捗情報管理部222から入力された進捗情報に応じて、更新対象ソフトウェア302(旧イメージ)と、記憶部226に記憶されているファイルとを読み込み、新たなバージョンのソフトウェア(新イメージ)を作成する。
また、更新部228は、作成した新イメージを記憶装置106の更新対象領域に書込み、更新対象ソフトウェア302を更新する。
また、更新部228は、図2(C)に示した「状態」、「進捗」および「ジャンプアップ更新状況」などの進捗状況を進捗情報管理部222に出力する。
また、更新部228は、更新処理中に異常が発生した場合には、入出力装置112(図1(C))を介して、ユーザにエラーを表示してもよい。
また、更新部228は、更新処理中に異常が発生した場合には、更新処理を行った対象領域に旧イメージを上書きすることにより、バックアップを行ってもよい。
また、更新部228は、適用判断部230から適用不可を示す情報が入力されると、入出力装置112(図1(C))を介して、ユーザにエラーを表示し、更新処理を行わずに処理を終了する。
また、更新部228は、作成した新イメージを記憶装置106の更新対象領域に書込み、更新対象ソフトウェア302を更新する。
また、更新部228は、図2(C)に示した「状態」、「進捗」および「ジャンプアップ更新状況」などの進捗状況を進捗情報管理部222に出力する。
また、更新部228は、更新処理中に異常が発生した場合には、入出力装置112(図1(C))を介して、ユーザにエラーを表示してもよい。
また、更新部228は、更新処理中に異常が発生した場合には、更新処理を行った対象領域に旧イメージを上書きすることにより、バックアップを行ってもよい。
また、更新部228は、適用判断部230から適用不可を示す情報が入力されると、入出力装置112(図1(C))を介して、ユーザにエラーを表示し、更新処理を行わずに処理を終了する。
[システム全体動作]
図4は、図1(A)に示したソフトウェア更新システム1の全体動作(S10)を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップ100(S100)において、無線通信端末20において実行される更新プログラム22のダウンロード部220は、ダウンロード開始の要求をダウンロードサーバ10に送信し、ダウンロードサーバ10において実行されるファイル提供プログラム14のダウンロード部140は、要求に従って、差分ファイル16を、無線通信端末20に送信する。
なお、上述したように、ダウンロード部140は、ダウンロード開始の要求を、ファイル提供プログラム14の入出力部142から受け入れてもよい。
また、ダウンロード部220は、ダウンロードした差分ファイル16を、記憶装置106に格納する。
ステップ102(S102)において、進捗情報管理部222は、記憶装置106から進捗情報ファイル300を取得する。
図4は、図1(A)に示したソフトウェア更新システム1の全体動作(S10)を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップ100(S100)において、無線通信端末20において実行される更新プログラム22のダウンロード部220は、ダウンロード開始の要求をダウンロードサーバ10に送信し、ダウンロードサーバ10において実行されるファイル提供プログラム14のダウンロード部140は、要求に従って、差分ファイル16を、無線通信端末20に送信する。
なお、上述したように、ダウンロード部140は、ダウンロード開始の要求を、ファイル提供プログラム14の入出力部142から受け入れてもよい。
また、ダウンロード部220は、ダウンロードした差分ファイル16を、記憶装置106に格納する。
ステップ102(S102)において、進捗情報管理部222は、記憶装置106から進捗情報ファイル300を取得する。
ステップ104(S104)において、差分ファイル取得部224は、記憶装置106に記憶されている差分ファイル16を検索する。
ステップ106(S106)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルがあるか否かを判断する。
有効なファイルがあるときには、更新プログラム22は、S108の処理に進み、これ以外のときには、S114の処理に進む。
ステップ106(S106)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルがあるか否かを判断する。
有効なファイルがあるときには、更新プログラム22は、S108の処理に進み、これ以外のときには、S114の処理に進む。
ステップ108(S108)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルを、差分ファイル16から取得する。
ステップ110(S110)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルが、分割ファイルであるか否かを判断する。
有効なファイルが、分割ファイルであるときには、更新プログラム22は、S130の処理に進み、これ以外のときには、S112の処理に進む。
ステップ112(S112)において、記憶部226は、取得したファイルを記憶する。
ステップ114(S114)において、適用判断部230は、取得したファイルと、更新対象ソフトウェア302とを用いて、新バージョンへの更新が可能か否かを、判断する。
新バージョンへの更新が可能である場合には、更新プログラム22は、S116の処理に進み、これ以外のときには、処理を終了する。
ステップ110(S110)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルが、分割ファイルであるか否かを判断する。
有効なファイルが、分割ファイルであるときには、更新プログラム22は、S130の処理に進み、これ以外のときには、S112の処理に進む。
ステップ112(S112)において、記憶部226は、取得したファイルを記憶する。
ステップ114(S114)において、適用判断部230は、取得したファイルと、更新対象ソフトウェア302とを用いて、新バージョンへの更新が可能か否かを、判断する。
新バージョンへの更新が可能である場合には、更新プログラム22は、S116の処理に進み、これ以外のときには、処理を終了する。
ステップ116(S116)において、更新部228は、新イメージを作成する。
ステップ118(S118)において、更新部228は、新イメージを記憶装置106の更新対象の領域に書込み、進捗情報管理部222は、進捗情報ファイル300を更新する。
ステップ120(S120)において、更新部228は、更新対象領域の全セクタに書込みが終了したか否かを判断する。
更新対象領域の全セクタに書込みが終了したときには、更新プログラム22は、S122の処理に進み、これ以外のときには、S116の処理に戻る。
ステップ118(S118)において、更新部228は、新イメージを記憶装置106の更新対象の領域に書込み、進捗情報管理部222は、進捗情報ファイル300を更新する。
ステップ120(S120)において、更新部228は、更新対象領域の全セクタに書込みが終了したか否かを判断する。
更新対象領域の全セクタに書込みが終了したときには、更新プログラム22は、S122の処理に進み、これ以外のときには、S116の処理に戻る。
ステップ122(S122)において、進捗情報管理部222は、ジャンプアップ更新が必要か否かを判断する。
ジャンプアップ更新が必要であるときには、更新プログラム22は、S104の処理に戻り、これ以外のときには、処理を終了する。
ステップ130(S130)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルを全て取得したか否かを判断する。
有効なファイルを全て取得したときには、S132の処理に進み、これ以外のときには、S104の処理に戻る。
ステップ132(S132)において、差分ファイル取得部224は、分割ファイルを結合して、復元する。
ジャンプアップ更新が必要であるときには、更新プログラム22は、S104の処理に戻り、これ以外のときには、処理を終了する。
ステップ130(S130)において、差分ファイル取得部224は、有効なファイルを全て取得したか否かを判断する。
有効なファイルを全て取得したときには、S132の処理に進み、これ以外のときには、S104の処理に戻る。
ステップ132(S132)において、差分ファイル取得部224は、分割ファイルを結合して、復元する。
以上説明したように、本発明に係るソフトウェア更新システム1によれば、例えば無線通信端末20にインストールされているソフトウェアのバージョンを「001」から「005」にバージョンアップする場合に、ファイルサイズの大きいファイルを一度に適用することがメモリ資源の制約上困難な場合でも、ファイルサイズの小さい複数のファイルを順次適用することにより、バージョンアップが可能となる。
また、バージョンアップに必要な複数のファイルを1度に全てダウンロードすることにより、通信費を削減することができる。
また、バージョンアップに必要な複数のファイルを1度に全てダウンロードすることにより、通信費を削減することができる。
1・・・ソフトウェア更新システム、10・・・ダウンロードサーバ、100・・・無線通信回線網、102・・・CPU、104・・・メモリ、106・・・記憶装置、108・・・有線通信装置、110・・・無線通信装置、112・・・入出力装置、114・・・システムバス、14・・・ファイル提供プログラム、140・・・ダウンロード部、142・・・入出力部、16・・・差分ファイル、20・・・無線通信端末、200・・・RTC、202・・・端末機能部、22・・・更新プログラム、220・・・ダウンロード部、222・・・進捗情報管理部、224・・・差分ファイル取得部、226・・・記憶部、228・・・更新部、230・・・適用判断部、300・・・進捗情報ファイル、302・・・更新対象ソフトウェア
Claims (1)
- ファイルサーバに、所定のバージョンのソフトウェアをバージョンアップさせるためのファイルを記憶するステップと、
前記ファイルサーバに無線通信を介して接続され、所定のバージョンのソフトウェアがインストールされている無線通信端末に、前記ファイルサーバからバージョンアップのための複数のファイルを一括してダウンロードするステップと、
前記無線通信端末に、前記インストールされているソフトウェアと、前記ダウンロードした複数のファイルとにより、前記インストールされている所定のバージョンのソフトウェアの更新を行わせるステップと
をコンピュータに実行させるソフトウェア更新方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008315301A JP2010140220A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | ソフトウェア更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016532986A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-10-20 | シャオミ・インコーポレイテッド | アップグレード方法、装置、デバイス、プログラム及び記録媒体 |
US9619244B2 (en) | 2014-09-05 | 2017-04-11 | Xiaomi Inc. | Method and system for upgrading an electronic device |
CN108829418A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-16 | 联想(北京)有限公司 | 一种处理方法及电子设备 |
-
2008
- 2008-12-11 JP JP2008315301A patent/JP2010140220A/ja active Pending
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