JP2010139567A - 携帯情報機器の液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、輝度ムラを抑制しつつ強外光下での視認性を確保でき、且つ電力消費の低減を図ることが可能なバックライト制御を行うことができる携帯情報機器の液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】照度センサ116で検出されるLCD112の明るさが所定値以上である場合に、CPU121はLCD112のバックライトの輝度を上げるべくバックライトドライバ114を制御するとともに、バックライトの中央部の輝度が周辺部に比べて相対的に上がるように液体レンズを制御すべく液体レンズドライバ115を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】照度センサ116で検出されるLCD112の明るさが所定値以上である場合に、CPU121はLCD112のバックライトの輝度を上げるべくバックライトドライバ114を制御するとともに、バックライトの中央部の輝度が周辺部に比べて相対的に上がるように液体レンズを制御すべく液体レンズドライバ115を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラや携帯電話機等の携帯情報機器の液晶表示装置に関する。
従来、デジタルカメラや携帯電話機等の携帯情報機器における表示装置には、液晶表示装置が用いられることが多い。近年の液晶表示装置は、液晶表示パネルの背面にバックライトを配し、バックライトによって液晶表示パネルを照明することで表示を行う透過型の液晶表示装置が多く用いられている。
ここで、液晶表示装置における電力消費の大部分はバックライトによるものであるとされている。このため、バックライトによる消費電力を低減させようとする提案が各種なされている。このバックライトによる消費電力を低減するための提案として、液晶表示パネルの明るさを部分的に変更する提案が、例えば特許文献1や特許文献2においてなされている。特許文献1に記載されている液晶表示装置は、液晶表示パネルの中央部と周辺部とで独立してバックライトの輝度制御を行えるようにしておき、中央の領域よりも周辺の領域におけるバックライトの輝度を低くすることによって電力消費の低減を図るものである。また、特許文献2は、液晶表示装置のバックライト装置内部のLEDの輝度制御を中央部と、周辺部とで独立して行えるようにしておき、液晶表示パネル上の必要箇所に対応したLEDの輝度を任意に制御するようにして電力消費の低減を図るものである。
特開2003−195835号公報
特開2007−219234号公報
ここで、特許文献1の手法では、中央部と周辺部とで独立してバックライトの輝度制御を行えるようにするため、中央部と周辺部とで輝度ムラが発生する可能性がある。輝度ムラについては輝度制御を行える領域数を増やすことで対応可能であるが、この場合、導光板やLEDの数が領域の数に応じて必要になるため、コストが増加しやすい。また、特許文献2においても領域毎にLEDの輝度を調整するため輝度ムラが発生する可能性があり、輝度ムラを低減させようとするとコスト増に繋がりやすい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、輝度ムラを抑制しつつ強外光下での視認性を確保でき、且つ電力消費の低減を図ることが可能なバックライト制御を行うことができる携帯情報機器の液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の携帯情報機器の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを照明するための光を出射する照明部と、前記照明部からの光の出射位置に設置され、前記照明部から出射された光の方向を変えるべく屈折力が変化する液体レンズと、前記液晶表示パネルと前記液体レンズとの間に設置され、前記液体レンズから出射された光を拡散して前記液晶表示パネルに入射させる拡散部と、前記液体レンズの屈折力を制御して前記液晶表示パネルの明るさ分布を制御する液体レンズ制御部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で、輝度ムラを抑制しつつ強外光下での視認性を確保でき、且つ電力消費の低減を図ることが可能なバックライト制御を行うことができる携帯情報機器の液晶表示装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を備える携帯情報機器の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。図1に示すデジタルカメラ100は、光学系101と、撮像素子102と、撮像素子ドライバ103と、CDS/AGC回路104と、A/D変換回路105と、TG106と、DSP107と、AE/AF回路108と、RAM109と、圧縮/伸張回路110と、記録媒体111と、LCD112と、表示パネルドライバ113と、バックライトドライバ114と、液体レンズドライバ115と、照度センサ116と、ROM117と、電源118と、電源電圧判定回路119と、操作ボタン120と、CPU121とを有している。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を備える携帯情報機器の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。図1に示すデジタルカメラ100は、光学系101と、撮像素子102と、撮像素子ドライバ103と、CDS/AGC回路104と、A/D変換回路105と、TG106と、DSP107と、AE/AF回路108と、RAM109と、圧縮/伸張回路110と、記録媒体111と、LCD112と、表示パネルドライバ113と、バックライトドライバ114と、液体レンズドライバ115と、照度センサ116と、ROM117と、電源118と、電源電圧判定回路119と、操作ボタン120と、CPU121とを有している。
光学系101は、レンズや光学ローパスフィルタ(LPF)等を有している。レンズは、被写体200からの光束を集光して撮像素子102の受光面上に結像させるための光学系である。光学LPFは、レンズを通過した光束における高周波ノイズを除去するためのものである。
撮像素子102は、光学系101を通過した光束を受光するための受光面を有し、該受光面で受光された光束を、その受光量に応じたアナログの電気信号に変換する。撮像素子ドライバ103は、タイミングジェネレータ(TG)106からのタイミング信号に同期して撮像素子102を動作させる。
CDS/AGC回路104は、撮像素子102から出力されたアナログ信号に含まれるリセットノイズを除去する相関二重サンプリング処理(CDS)と、撮像素子102から出力されたアナログ信号のレベルを調節するためのオートゲインコントロール処理(AGC)とをそれぞれTG106からのタイミング信号に同期して行う。アナログ/デジタル(A/D)変換回路105は、CDS/AGC回路104から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理をTG106からのタイミング信号に同期して行う。
TG106は、CPU121の制御に従って、撮像素子102、CDS/AGC回路104、A/D変換回路105の動作タイミングを設定するためのタイミング信号を生成して撮像素子102、CDS/AGC回路104、A/D変換回路105にそれぞれ出力する。
デジタル信号処理回路(DSP)107は、A/D変換回路105において得られたデジタル信号に対して各種のデジタル処理を施す。このデジタル処理としては、例えばA/D変換回路105で得られたデジタル信号からAE処理のための評価データを生成する処理、AF処理のための評価データを生成する処理、記録媒体111への記録用の画像データを生成するための画像処理、LCD112に表示させるための画像データを生成するための画像処理等が含まれる。
AE/AF回路108は、DSP107で得られたAE処理用の評価データから、撮像素子102を用いた本撮影時における適正露出量を演算する。この適正露出量に従って本撮影時における撮像素子102の露出量を制御することにより、撮像素子102を介して得られる画像の露出が適正なものとなる。また、AE/AF回路108は、DSP107で得られたAF処理用の評価データから、光学系101のレンズの焦点状態を評価する。この評価を行いつつ光学系101のレンズの駆動を行うことでレンズを合焦位置とすることが可能である。
RAM109は、DSP107やCPU121で処理されたデータを一時格納しておくためのメモリである。
圧縮/伸張回路110は、DSP107で得られ、RAM109に記憶された記録用の画像データをJPEG方式等の所定の圧縮方式に従って圧縮する。また、圧縮/伸張回路110は、記録媒体111に圧縮されて記録された画像を伸張することも行う。
液晶ディスプレイ(LCD)112は、DSP107で得られ、RAM109に記憶された表示用の画像データに基づく画像を表示する。LCD112についての詳細は後述する。表示パネルドライバ113は、CPU121の制御に従ってLCD112の液晶表示パネルを駆動する。バックライトドライバ114は、CPU121の制御に従って、LCD112のバックライトモジュールを駆動する。液体レンズ制御部としての機能を有する液体レンズドライバ115は、CPU121の制御に従って、LCD112の液体レンズを駆動する。測光部としての機能を有する照度センサ116は、LCD112の近傍に配置され、LCD112の周辺の照度を検出する。
ROM117は、CPU121によって制御される各種のプログラムや、デジタルカメラ100の各種の動作制御に用いられる各種の設定値等を記憶しておくためのメモリである。
電源118は、例えば電池等の、デジタルカメラ100の電源である。電源電圧判定回路119は、電源118の電圧が所定値を超えているか否かを判定する回路である。電源118の電圧が所定値に満たなくなった場合には、電源118が消耗していると考えられるので、電源電圧判定回路119は、電源118が消耗している旨をCPU121に通知する。CPU121は電源118が消耗している旨の通知を受けた場合には、電源118が消耗していることを示す情報を例えばLCD112に表示させるよう、表示パネルドライバ113を制御する。
操作ボタン120は、ユーザがデジタルカメラ100の各種の操作を行うための各種の操作ボタンである。CPU121は、ユーザによって操作ボタン120が操作された場合等に、ROM117に記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラ100の各種の動作を制御する。
次に、LCD112について詳述する。図2は、LCD112の構成を示す分解斜視図である。LCD112は、液晶表示パネル301と、バックライト部302と、フレーム303とを有している。
液晶表示パネル301は、互いに対向して配置される2枚の基板の間に液晶が封入されて構成されている。この液晶表示パネル301は、表示パネルドライバ113に接続されており、表示パネルドライバ113からの電圧印加を受けて内部の液晶の配向を変化させるように駆動される。
バックライト部302は、液晶表示パネル301に光照射を行うための光源である。このバックライト部302は、バックライトモジュール302aと、導光板302bと、下拡散シート302cと、X方向集光レンズシート302dと、Y方向集光レンズシート302eと、上拡散シート302fとを有している。
バックライトモジュール302aは、液晶表示パネル301に光照射を行うための光源としてのLEDとLEDから出射される光の方向を変化させる液体レンズとを含むモジュールである。このバックライトモジュール302aの詳細については後述する。
導光板302bは、バックライトモジュール302aの液体レンズから出射される光の方向を液晶表示パネル301に向かう方向に変換する。拡散部としての機能を有する下拡散シート302cは、導光板302bからの光が液晶表示パネル301に対して面均一光となるように拡散する。X方向集光レンズシート302d及びY方向集光レンズシート302eは、それぞれ、レンズとして機能する溝が形成されたシートであり、導光板302bから出射される光を集光して上拡散シート302fに入射させる。なお、X方向集光レンズシート302dは、導光板302bからの光を横方向(図面左右方向)に集光させ、Y方向集光レンズシート302eは、導光板302bからの光を縦方向(図面手前から奥方向)に集光させる。上拡散シート302fは、レンズシートに形成されるレンズとしての溝と液晶表示パネル301との干渉縞とレンズシート同士の凹凸により液晶表示パネル301から認識されるニュートンリング等のムラを無くすために設けられている。
フレーム303は、液晶表示パネル301、バックライト部302を収納するためのケースである。このフレーム303には、バックライトモジュール302aのLEDからの光のうちでLCD112の背面方向に向かう光を導光板302bの方向に反射させるための反射フィルムが貼り付けられている。
次に、バックライトモジュール302aについて詳述する。図3は、本発明の第1の実施形態におけるバックライトモジュール302aの構成を示す図である。ここで、図3(a)はバックライトモジュール302aの正面図を示し、図3(b)はバックライトモジュール302aの側面図を示している。
本実施形態におけるバックライトモジュール302aは、LED401と、液体レンズ402とを有している。
照明部としての機能を有するLED401は、液晶表示パネル301を背面から照明するための光源である。LED401は、バックライトドライバ114に接続されており、バックライトドライバ114から供給される電流に従って発光する。ここで、図3(a)においては、液晶表示パネル301の表示画面を3つの領域に分け、それぞれの領域に対応した3つのLEDが設けられている例を示している。これら3つのLEDは共通の配線に接続されている例を示している。このような構成においては、3つのLEDは同一の発光制御がなされる。なお、LEDの数は3つに限定されるものではない。
液体レンズ402は、図3(a)に示すように、LED401の光の出射位置に配置され且つ図3(b)に示すようにLED401と略同一の高さを有するように構成されている。この液体レンズ402は、オイルと水溶液とを容器に封止しておき、該オイルと水溶液との界面の形状を電圧に印加によって変えることで、レンズとしての屈折力を可変としたものである。本実施形態では、液体レンズドライバ115によって液体レンズ402に印加する電圧を制御して液体レンズ402の屈折力を変化させることによって、液晶表示パネル301の表示面の明るさ制御を行う。
なお、液体レンズの構成及び動作の詳細については、例えば“Bruno Berge、「機構部品ゼロ量産近づく液体レンズの実力」、NIKKEI ELECTRONICS、2005年10月24日、p129−135”に開示があるので、ここでは簡単に説明する。
図4は液体レンズの構成及び動作の概略を示す図である。ここで、図4(a)は液体レンズに電圧を印加していないときの状態を示し、図4(b)は液体レンズに電圧を印加したときの状態を示している。
図4(a)、図4(b)に示すように、液体レンズは、表面と裏面とにそれぞれ透明な窓501を有してなる容器内に金属電極502を設け、該容器に水溶液504とオイル505とを封止して構成されている。さらに、金属電極502間は絶縁部503によって絶縁している。このような構成において、金属電極502に電圧が印加されていない状態では、水溶液504とオイル505とがほぼ平らな界面を形成している。この状態の液体レンズに光が入射した場合には、図4(a)に示したようにして、入射した光が発散するように出射される。一方、金属電極502に電圧が印加された状態では、絶縁部503の周辺に電荷が集まり、その結果、水溶液504とオイル505との界面の形状が光を収束させるように変形する。この状態の液体レンズに光が入射した場合には、図4(b)に示したように光が収束される。
次に、本実施形態におけるデジタルカメラにおけるLCD112の表示動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラの表示動作について示すフローチャートである。図5の処理が開始されるに先立って、ユーザはLCD112の表示明るさ(輝度)を任意の明るさに調整することが可能である。この調整は、例えばLCD112の液晶表示パネル301に表示されるメニュー画面上でユーザが操作ボタン120を操作して所望の明るさを設定することで行われる。明るさの調整がなされると、ユーザによって設定された明るさ調整値USRBRTが例えばROM117に記憶される。
電源投入等によって図5の処理が開始される。図5の処理が開始されると、CPU121は、ROM117に予め記憶された明るさ調整値USRBRTを読み取る(ステップS1)。続いて、CPU121は、照度センサ116の出力値Senslxを読み取る(ステップS2)。その後、CPU121は、Senslxと強外光の明るさを示す所定値(約10万lx)とを比較してSenslxが所定値未満であるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3の判定において、Senslxが所定値未満である場合には、液晶表示パネル301の明るさをユーザの調整値USRBRTとしても視認性(液晶表示パネル301に表示される画像の確認のし易さ)の劣化は生じないと考えられる。また、LED401に供給する電流が強外光の場合に比べて小さいので、液晶表示パネル301の明るさ分布を表示面に対して均一としても電力消費の面で問題がないと考えられる。逆に、液晶表示パネル301の明るさ分布を表示面に対して不均一とすると輝度ムラが認知され易くなる。このような考え方に基づき、CPU121は、各LED401の明るさ(輝度)をユーザ調整値USRBRTとするようにバックライトドライバ114に指示を送るとともに、液体レンズ402への電圧印加を実行しないように液体レンズドライバ115に指示を送る(ステップS4)。この指示を受けてバックライトドライバ114は、各LED401の輝度をユーザ調整値USRBRTとするために必要な電流を生成して各LED401に供給する。これにより、図6(a)に示すようにして、LED401からの光は、液体レンズ402で発散された後、導光板302bや下拡散シート302c等の働きによって液晶表示パネル301の表示面に対してほぼ均一に拡散されて照射される。この結果、液晶表示パネル301の明るさ(輝度)分布は、図6(b)に示すようにして表示面に対してほぼ均一となる。
また、ステップS3の判定において、Senslxが所定値以上である場合には、液晶表示パネル301の周囲が明るく、液晶表示パネル301に表示される画像が殆ど視認できない状態である。この場合には、液晶表示パネル301の明るさを十分明るくする必要がある。一般に、強外光下では液晶表示パネル301の中央部に対して周辺部の輝度を落としても視認性には殆ど影響しないことが知られている。このため、CPU121は、各LED401の輝度を最大値MAXとするようにバックライトドライバ114に指示を送るとともに、液体レンズ402への電圧印加を実行するように液体レンズドライバ115に指示を送る(ステップS5)。これにより、図7(a)に示すようにして、LED401からの光は、液体レンズ402の働きにより、液晶表示パネル301の中央部に集光される。この結果、液晶表示パネル301の明るさ(輝度)分布は、図7(b)に示すようにして中央部で大きくなり、周辺部で小さくなる。ここで、中央部の輝度は最大値MAXよりも大きくすることが可能である。このため、最大値MAXを、従来のバックライトよりも小さくしたとしても強外光下における視認性が劣化することがない。また、液体レンズ402による制御によって、図7(b)に示すように、液晶表示パネル301の明るさを表示画面内で連続的に変化させることが可能であるので、輝度ムラは殆ど発生しない。
ステップS5又はステップS6において、バックライトドライバ114及び液体レンズドライバ115の設定の後、CPU121は、表示パネルドライバ113を制御してLCD112による画像の表示を実行する(ステップS6)。LCD112による画像の表示の実行後、CPU121は、デジタルカメラ100の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7の判定において、デジタルカメラ100の電源がオフされていない場合には、処理がステップS1に戻る。この場合には、表示が継続される。一方、ステップS7の判定において、デジタルカメラ100の電源がオフされた場合には、図5の処理が終了される。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、バックライトモジュール302aを構成するLED401からの光の向きを液体レンズ402によって制御することで、液晶表示パネル301の明るさを表示画面内で連続的に変化させることが可能である。これによって、特に、強外光下において視認性の劣化及び輝度ムラを発生させず、且つLED401の点灯による電力消費も少なくすることが可能である。
さらに、液体レンズ402によってLED401からの光の向きを変化させるようにすることで、通常の光学レンズを用いた場合のような機械的な駆動部が不要となり、その結果、バックライトモジュール302aを小型に作製することが可能となる。また、光学レンズを駆動するよりも少ない電力消費での動作が可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、強外光下においては液晶表示パネル301の中央部の明るさを周辺部に対して明るくするようにしている。しかしながら、デジタルカメラの場合には、単に中央部の視認性を向上させるのではなく、ユーザが特に見たいと考えている表示画面内の特徴部(例えば主要被写体の存在している部分)の視認性を向上させたほうが良い。第2の実施形態は、表示画面内の特徴部の存在している部分の視認性を特に向上させるものである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、強外光下においては液晶表示パネル301の中央部の明るさを周辺部に対して明るくするようにしている。しかしながら、デジタルカメラの場合には、単に中央部の視認性を向上させるのではなく、ユーザが特に見たいと考えている表示画面内の特徴部(例えば主要被写体の存在している部分)の視認性を向上させたほうが良い。第2の実施形態は、表示画面内の特徴部の存在している部分の視認性を特に向上させるものである。
ここで、第2の実施形態としてのデジタルカメラの基本的な構成及び動作は第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分のみを説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態におけるバックライトモジュール302aの構成を示す図である。図8に示すように、第2の実施形態のバックライトは、複数のLED401のそれぞれに対応して複数の液体レンズ402が設けられている。第2の実施形態においては、各LED401はそれぞれが異なる配線に接続されており(図示省略)、それぞれ独立した発光制御がなされる。同様に、各液体レンズ402もそれぞれが異なる配線に接続されており(図示省略)、それぞれ独立した制御がなされる。
図9は、第2の実施形態におけるバックライトドライバ114の構成を示す図である。図9に示すように、バックライトドライバ114は電源と、それぞれのLED401に接続されたトランジスタスイッチとを有して構成されている。各トランジスタスイッチはCPU121からの制御信号に従ってオン又はオフするように構成されている。各トランジスタスイッチがオンすることにより、対応するLED401への電流供給がなされ、LED401が発光する。CPU121はバックライトドライバ114を構成する各トランジスタスイッチに供給する電圧を制御することにより、LED401の輝度を制御する。即ち、トランジスタスイッチに供給する電圧を大きくすることにより、LED401に流れる電流、即ちLED401の輝度を増加させることが可能である。
図10は、本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラの表示動作について示すフローチャートである。なお、図10の処理は、特にデジタルカメラにおけるスルー画表示時に好適な処理である。スルー画表示とは、撮像素子102を連続動作させて得られる画像をLCD112に逐次表示させる機能である。このスルー画表示によって、光学ファインダを用いなくとも被写体の観察を行うことが可能である。
まず、図10の処理が開始されると、CPU121は、各LED401の明るさ(輝度)を全て同じく(例えばユーザ調整値USRBRT)するようにバックライトドライバ114に指示を送るとともに、液体レンズ402への電圧印加を実行しないように液体レンズドライバ115に指示を送る(ステップS11)。この場合、液晶表示パネル301の明るさ分布は図6(b)に示すような均一な分布となる。
次に、CPU121は、撮像素子102の動作を開始させ、撮像素子102を介して逐次得られる画像に対して主要被写体の検出処理を実行する。主要被写体の検出処理は例えばDSP107が顔認識処理を行うことで実行できる。顔認識処理は、例えば画像内の略円形の肌色領域を検出する等の手法を用いることができる。主要被写体の検出処理の後、CPU121は、画像内で主要被写体が発見できたか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定において、主要被写体が発見できなかった場合には処理がステップS15に移行する。
一方、ステップS12の判定において、主要被写体が発見できた場合に、CPU121は、主要被写体に最も近いLED401の輝度を最も高く(例えばMAXとする)するようにバックライトドライバ114に指示を送る(ステップS12)。例えば、図11では主要被写体が液晶表示パネル301における表示画面の左端に存在しているため、左端のLED401の輝度を最も高くする。続いて、CPU121は、主要被写体に最も近い部分に光を集光すべく液体レンズドライバ115に指示を送る(ステップS13)。例えば、図11では主要被写体が液晶表示パネル301における表示画面の左端に存在しているため、左端の液体レンズ402のみを集光とすべく電圧印加を行い、その他の液体レンズ402を拡散とすべく電圧印加を行わない。このようにして液晶表示パネル301の明るさ(輝度)分布において、主要被写体の部分をその他の部分よりも明るくすることが可能である。
バックライトドライバ114及び液体レンズドライバ115の制御の後、CPU121は、デジタルカメラ100の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15の判定において、デジタルカメラ100の電源がオフされていない場合には、処理がステップS11に戻る。この場合には、表示が継続される。一方、ステップS15の判定において、デジタルカメラ100の電源がオフされた場合には、図10の処理が終了される。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、液晶表示パネル301の表示画面における特徴部の明るさを特に明るくすることが可能である。これにより、ユーザが実際に見たい部分の視認性を確保しつつ、液体レンズを用いることによる電力消費の低減も図ることが可能である。
ここで、第2の実施形態については強外光下であるか否かの判定を行っていないが、第2の実施形態においても、強外光下では、強外光下でない場合に比べてLED401の輝度を上げる等の制御を行っても良いことは言うまでもない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上述の各実施形態では携帯情報機器の例としてデジタルカメラを例示している。しかしながら、上述の実施形態の手法はデジタルカメラ以外の各種の携帯情報機器、例えば液晶表示装置を備える携帯電話機等についても適用することが可能である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
100…デジタルカメラ、101…光学系、102…撮像素子、103…撮像素子ドライバ、104…CDS/AGC回路、105…アナログ/デジタル(A/D)変換回路、106…タイミングジェネレータ(TG)、107…デジタル信号処理回路(DSP)、108…AF回路、109…RAM、110…圧縮/伸張回路、111…記録媒体、112…液晶ディスプレイ(LCD)、113…表示パネルドライバ、114…バックライトドライバ、115…液体レンズドライバ、116…照度センサ、117…ROM、118…電源、119…電源電圧判定回路、120…操作ボタン、121…CPU、301…液晶表示パネル、302…バックライト部、303…フレーム、401…LED、402…液体レンズ
Claims (3)
- 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルを照明するための光を出射する照明部と、
前記照明部からの光の出射位置に設置され、前記照明部から出射された光の方向を変えるべく屈折力が変化する液体レンズと、
前記液晶表示パネルと前記液体レンズとの間に設置され、前記液体レンズから出射された光を拡散して前記液晶表示パネルに入射させる拡散部と、
前記液体レンズの屈折力を制御して前記液晶表示パネルの明るさ分布を制御する液体レンズ制御部と、
を具備することを特徴とする携帯情報機器の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルの周囲の明るさを検出する測光部をさらに具備し、
前記液体レンズ制御部は、前記液晶表示パネルの周囲の明るさが所定の明るさより明るいときは、前記液晶表示パネルの中央部の明るさと周辺部の明るさとの比が、前記液晶表示パネルの周囲の明るさが前記所定の明るさより暗いときに比べて相対的に大きくなるように前記液体レンズに印加する電圧を制御することで前記明るさ分布を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルに表示された画像の中の特徴部を検出する特徴検出部をさらに具備し、
前記液体レンズは前記液晶表示パネルの複数の領域にそれぞれ対応して複数設けられ、
液体レンズ制御部は、前記液晶表示パネルに表示された画像の中の特徴部に対応した領域の明るさを、特徴部以外の領域よりも明るくするように前記複数の液体レンズのそれぞれに印加する電圧を制御することで前記明るさ分布を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器の液晶表示装置。
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JP2008313570A JP2010139567A (ja) | 2008-12-09 | 2008-12-09 | 携帯情報機器の液晶表示装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012020636A1 (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | シャープ株式会社 | 調光素子、表示装置および照明装置 |
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WO2021077497A1 (zh) * | 2019-10-21 | 2021-04-29 | 武汉华星光电技术有限公司 | 一种显示面板及显示装置 |
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2008
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