JP2010139396A - 電池寿命検出装置、蓄電装置、及び電池寿命検出方法 - Google Patents

電池寿命検出装置、蓄電装置、及び電池寿命検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の寿命検出精度を向上することができる電池寿命検出装置、蓄電装置、及び電池寿命検出方法を提供する。
【解決手段】環境温度に対応する寿命値を期待寿命値として取得する期待寿命値取得部41と、蓄電池3の充電電流に基づいて充電された電荷量の積算値である総充電電気量を算出する充電電気量算出部42と、経過時間を計時するタイマ回路10と、蓄電池温度を計測する温度センサ8と、蓄電池温度の平均値を算出する平均値算出部43と、総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量を取得する第1寿命短縮量取得部44と、平均値と環境温度と経過時間とに基づいて第2寿命短縮量を取得する第2寿命短縮量取得部45と、期待寿命値から第1寿命短縮量と第2寿命短縮量とを減算して蓄電池の残存寿命値を算出する残寿命値算出部46とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、無停電電源装置などに用いる蓄電池の寿命を検出する電池寿命検出装置、これを備えた蓄電装置、及び電池寿命検出方法に関するものである。
無停電電源装置(UPS)などのように、バックアップ用の蓄電池を内蔵した装置においては、蓄電池の寿命を検知することが保守点検の上から重要である。
従来、蓄電池の容量や寿命を判定するため、寿命末期の内部抵抗増加や、放電時の電圧変化を、寿命を判定するパラメータとして用いることが提案されている。例えば、特許文献1の装置は、複数の放電電流値に対応する放電電圧値の分布に基づいてその勾配を演算して劣化判定を行っている。また、特許文献2の装置は、内部抵抗や電池電圧を蓄電池の放電中に測定し、これらの値を劣化前の初期値と相対比較して劣化判定を行っている。
このような寿命判定方法は、蓄電池の内部抵抗と、これによりもたらされる電圧変化及び蓄電池の寿命との相関関係に着目したもので、短期間にある程度の寿命を予測することができるという点では効果がある。
一方、放電負荷電力値から期待寿命値を算出し、この期待寿命値と放電回数を変数とする一次関数として算出した寿命低下量との差を残存寿命値として算出することで、蓄電池の寿命を判定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この方法は、蓄電池を強制的に放電させることなく、精度の高い期待寿命値を適切に補正しつつ活用できるので、鉛蓄電池などでは効果がある。
特開平8−138759号公報 特開2000−215923号公報 特開2000−243459号公報
しかしながら、特許文献1及び2の方法では、内部抵抗がある程度上昇しないと寿命の検出ができない上に、寿命劣化の要因となる蓄電池の温度などが考慮されていないため、寿命検出の精度が低下するという問題があった。
さらに、特許文献3の方法では、寿命劣化の要因となる蓄電池の累積的な充電量が考慮されていないため、寿命検出の精度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、蓄電池の寿命検出精度を向上することができる電池寿命検出装置、蓄電装置、及び電池寿命検出方法を提供することである。
本発明に係る電池寿命検出装置は、蓄電池の設置環境における環境温度を測定する環境温度測定部と、前記蓄電池を所定の温度で使用した場合に期待される寿命値を、当該温度に対応付けて記憶する寿命データ記憶部と、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と対応付けて前記寿命データ記憶部により記憶されている寿命値を期待寿命値として取得する期待寿命値取得部と、前記蓄電池の充電電流を測定する充電電流測定部と、前記充電電流測定部によって測定された充電電流に基づいて、前記蓄電池に充電された電荷量の積算値である総充電電気量を算出する充電電気量算出部と、前記蓄電池がまだ劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングとして予め設定された基準タイミングからの経過時間を計時する経過時間計時部と、前記蓄電池の温度である蓄電池温度を計測する蓄電池温度計測部と、前記蓄電池温度計測部で計測された蓄電池温度の平均値を算出する平均値算出部と、前記充電電気量算出部によって算出された総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量を取得する第1寿命短縮量取得部と、前記平均値算出部によって算出された平均値と、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間とに基づいて、当該経過時間が長いほど、かつ前記平均値と前記環境温度との差が大きいほど増大するように値が設定される第2寿命短縮量を取得する第2寿命短縮量取得部と、前記期待寿命値取得部によって取得された期待寿命値から、前記第1寿命短縮量取得部により取得された第1寿命短縮量と前記第2寿命短縮量取得部により取得された第2寿命短縮量とを減算することによって、前記蓄電池の残存寿命値を算出する残寿命値算出部とを備える。
また、本発明に係る電池寿命検出方法は、環境温度測定部が、蓄電池の設置環境における環境温度を測定する工程と、寿命データ記憶部が、前記蓄電池を所定の温度で使用した場合に期待される期待寿命値を、当該温度に対応付けて記憶する工程と、期待寿命値取得部が、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と対応付けて前記寿命データ記憶部により記憶されている期待寿命値を取得する工程と、充電電流測定部が、前記蓄電池の充電電流を測定する工程と、充電電気量算出部が、前記充電電流測定部によって測定された充電電流に基づいて、前記蓄電池に充電された電荷量の積算値である総充電電気量を取得する工程と、経過時間計時部が、前記蓄電池がまだ劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングとして予め設定された基準タイミングからの経過時間を計時する工程と、蓄電池温度計測部が、前記蓄電池の温度である蓄電池温度を計測する工程と、平均値算出部が、前記蓄電池温度計測部で計測された蓄電池温度の平均値を算出する工程と、第1寿命短縮量取得部が、前記充電電気量算出部によって取得された総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量を取得する工程と、第2寿命短縮量取得部が、前記平均値算出部によって算出された平均値と、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間とに基づいて、当該経過時間が長いほど、かつ前記平均値と前記環境温度との差が大きいほど増大するように値が設定される第2寿命短縮量を取得する工程と、残寿命値算出部が、前記期待寿命値取得部によって取得された期待寿命値から、前記第1寿命短縮量取得部により取得された第1寿命短縮量と前記第2寿命短縮量取得部により取得された第2寿命短縮量とを減算することによって、前記蓄電池の残存寿命値を算出する工程とを含む。
この構成によれば、充電電気量算出部によって、蓄電池に充電された電荷量の積算値である総充電電気量が算出され、第1寿命短縮量取得部によって、総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量が取得される。また、第2寿命短縮量取得部によって、基準タイミングからの経過時間が長いほど、かつ蓄電池温度の平均値と環境温度との差が大きいほど増大するように値が設定された第2寿命短縮量が取得される。そして、残寿命値算出部によって、期待寿命値から、第1寿命短縮量と第2寿命短縮量とが減算されて、蓄電池の残存寿命値が算出される。この場合、第1寿命短縮量には寿命劣化の要因となる蓄電池の累積的な充電量が反映され、第2寿命短縮量には寿命劣化の要因となる蓄電池の温度が反映されているので、残寿命値算出部によって算出される蓄電池の残存寿命値には、累積的な充電量と蓄電池の温度とが共に反映される結果、背景技術よりも寿命検出の精度を向上させることができる。
また、前記第1寿命短縮量取得部は、前記総充電電気量と、予め設定された第1係数とを乗算することにより、前記第1寿命短縮量を算出することが好ましい。
また、前記第1寿命短縮量取得部は、前記総充電電気量をCn、前記第1係数をaとすると、下記の式(1)に基づき前記第1寿命短縮量Lを算出することが好ましい。
=a×Cn ・・・(1)
この構成によれば、適宜、例えば実験的に求めた第1係数を、総充電電気量に乗算するだけで、総充電電気量が寿命に及ぼす影響を時間に変換して第1寿命短縮量を算出することができるので、第1寿命短縮量の算出工程を簡素化することができる。
また、前記第2寿命短縮量取得部は、前記平均値算出部によって算出された平均値と前記環境温度測定部によって測定された環境温度との差に基づく値を指数とする指数関数の値と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間との乗算値とに基づいて、前記第2寿命短縮量を算出することが好ましい。
蓄電池の寿命は、温度の上昇に対して指数関数的に短くなる。また、期待寿命値取得部によって取得される期待寿命値は、環境温度における蓄電池の寿命である。そこで、蓄電池の温度の平均値と環境温度との差に基づく値を指数とする指数関数の値と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間との乗算値を第2寿命短縮量として算出し、これを残寿命値算出部が期待寿命値から減算して残存寿命値を算出することで、温度による寿命短縮の影響を反映させて、残存寿命値の算出精度を向上させることができる。
また、前記第2寿命短縮量取得部は、前記平均値をTm、前記環境温度をT0、前記経過時間をDa、予め設定された第2係数をdとすると、下記の式(2)に基づき前記第2寿命短縮量Lを算出することが好ましい。
=d×Da×2{(Tm−T0)/10} ・・・(2)
この構成によれば、適宜、例えば実験的に求めた第2係数dによって、第2寿命短縮量Lの値を調節することで、第2寿命短縮量Lの精度を微調節してさらに精度を向上することが容易となる。
また、前記残寿命値算出部は、前記期待寿命値をL、前記第1寿命短縮量をL、前記第2寿命短縮量をL、単位時間あたりの前記第1寿命短縮量の変化量を△L、単位時間あたりの前記第2寿命短縮量の変化量を△Lとすると、下記の式(3)に基づき前記蓄電池の残存寿命値Lを算出することが好ましい。
L={L−(L+L)}/(△L+△L) ・・・(3)
本願発明者らは、式(3)に基づき前記蓄電池の残存寿命値Lを算出することで、L={L−(L+L)}として残存寿命値Lを算出する場合よりも残存寿命値Lの精度が向上することを、実験的に見出した。
また、前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことを検知する蓄電池検知部をさらに備え、前記充電電気量算出部は、前記蓄電池検知部によって、前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことが検知されたとき、ゼロから新たに前記総充電電気量の積算を開始し、前記経過時間計時部は、前記蓄電池検知部によって、前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことが検知されたタイミングを、前記基準タイミングとして用いることが好ましい。
この構成によれば、蓄電池が新しい蓄電池に取り替えられた場合、蓄電池検知部によって蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことが検知され、充電電気量算出部によってゼロから新たに総充電電気量の積算が開始され、経過時間計時部によって新たに経過時間の計時が開始されるので、残寿命算出部が、交換された新たな蓄電池の残存寿命値を算出することが可能となる。
また、本発明に係る蓄電装置は、上述の電池寿命検出装置と、前記蓄電池とを備える。
この構成によれば、電池寿命検出装置と蓄電池とを備えた蓄電装置において、背景技術よりも蓄電池の寿命検出の精度を向上させることができる。
このような構成の電池寿命検出装置及び電池寿命検出方法によれば、算出される蓄電池の残存寿命値には、累積的な充電量と蓄電池の温度とが共に反映される結果、背景技術よりも寿命検出の精度を向上させることができる。
そして、このような構成の蓄電装置は、電池寿命検出装置と蓄電池とを備えた蓄電装置において、背景技術よりも蓄電池の寿命検出の精度を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明はその要点を変更しない範囲において適宜変更して実施することができる。
図1は、本発明の一実施形態における電池寿命検出方法を用いる電池寿命検出装置を備えた蓄電装置の構成を示すブロック図である。図1において、蓄電装置1は、電池寿命検出装置2と、蓄電池3とを備えている。そして、蓄電装置1の外部に例えば無停電電源装置本体100等、蓄電池3からの電力供給を受けて動作する負荷装置や、蓄電池3に電力を充電させる発電装置等の種々の機器が接続されている。蓄電池3は、無停電電源装置に内蔵されていてもよい。
電池寿命検出装置2は、制御部4、充電制御部5、通信部6、温度センサ7(環境温度測定部)、温度センサ8(蓄電池温度計測部)、電流測定部9(充電電流測定部)、タイマ回路10(経過時間計時部)、寿命データ記憶部11、残存寿命表示部12、及び配線13,14,15,16を備えている。
そして、例えば蓄電池3の一端、例えば正極が配線13、電流測定部9、及び配線14を介して無停電電源装置本体100と接続され、蓄電池3の他端、例えば負極が配線15を介して無停電電源装置本体100と接続されている。また、充電用の配線16の一端が無停電電源装置本体100に接続され、配線16の他端が充電制御部5、及びダイオードDを介して配線14に接続されている。
これにより、蓄電池3の放電電流は、配線13、電流測定部9、及び配線14を介して無停電電源装置本体100へ供給されるようになっている。また、無停電電源装置本体100から配線16を介して充電制御部5へ供給された電力から、充電制御部5によって、制御部4からの制御信号に応じた充電電流が生成される。そして、その充電電流が、充電制御部5から、ダイオードD、電流測定部9、及び配線13を介して蓄電池3へ供給されるようになっている。
電流測定部9は、例えばシャント抵抗や電流変成器等を用いて構成された電流センサである。そして、電流測定部9は、蓄電池3の充放電電流を測定し、その測定値を、例えば充電電流をプラス、放電電流をマイナスの値で示す信号によって、制御部4へ送信する。なお、電流測定部9は、充電電流の測定値のみを制御部4へ送信する構成であってもよい。
温度センサ7は、例えば外部雰囲気中に露出するように配設されており、蓄電装置1の設置環境における環境温度T0を測定し、当該環境温度T0を示す信号を制御部4へ出力する。無停電電源装置に用いられる蓄電装置1は、無停電電源装置を使用するサーバー装置が設置されているサーバールームに設置されるのが一般的である。このようなサーバールームでは、環境温度が一定に管理されているので、環境温度T0はほぼ一定に保たれている。
温度センサ8は、例えば蓄電池3と密着するように配設されており、予め設定された一定の時間間隔で蓄電池3の温度を測定し、当該蓄電池3の温度を示す信号を制御部4へ出力する。
タイマ回路10は、蓄電池3がまだ劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングとして予め設定された基準タイミングからの経過時間Daを、継続的に計時する。基準タイミングとしては、例えば工場で電池寿命検出装置2に蓄電池3が取り付けられたタイミングや、例えば無停電電源装置を使用するサーバー装置が設置されているサーバールームに蓄電装置1が設置されたタイミング等、蓄電装置1がまだ新品に近く、劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングが用いられる。
タイマ回路10は、例えば電池寿命検出装置2に蓄電池3が取り付けられて、蓄電池3からの動作用電源電圧の供給が開始されたタイミングから、経過時間の計時を開始するようにしてもよく、例えばサーバールーム等蓄電装置1が使用される設置環境に蓄電装置1が設置された場合にユーザが図略の操作スイッチや設定ピンを操作することによって、経過時間の計時を開始するようにしてもよい。
寿命データ記憶部11は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを用いて構成されている。寿命データ記憶部11には、蓄電池3を所定の温度で使用した場合に期待される期待寿命値が、当該温度に対応付けて、例えば環境温度−蓄電池寿命テーブルとして予め記憶されている。具体的には、予め、一定間隔の環境温度毎の、蓄電池寿命との関係を求め、このデータが寿命データ記憶部11に環境温度−蓄電池寿命テーブルとして記憶されている。つまり、寿命データ記憶部11は、環境温度毎に蓄電池寿命テーブルを記憶している。
制御部4は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、その周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部4は、例えばROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、期待寿命値取得部41、充電電気量算出部42、平均値算出部43、第1寿命短縮量取得部44、第2寿命短縮量取得部45、残寿命値算出部46、及び寿命判定部47として機能する。
期待寿命値取得部41は、温度センサ7によって測定された環境温度T0と対応付けて寿命データ記憶部11により記憶されている期待寿命値Lを取得する。
充電電気量算出部42は、電流測定部9によって測定された電流値のうちプラスの値のみ、すなわち充電電流のみを予め設定された一定時間毎、例えば単位時間毎に、前記基準タイミングから累積的に積算することで、その積算値を総充電電気量Cnとして算出する。
平均値算出部43は、温度センサ8によって、一定の時間間隔で測定された充放電時又は休止時の蓄電池温度の和を測定回数で除算することによって、蓄電池温度の平均値Tmを算出する。
第1寿命短縮量取得部44は、例えば予め設定された時間間隔Db毎に、充電電気量算出部42によって算出された総充電電気量を時間に変換して第1寿命短縮量Lに換算する。第1寿命短縮量取得部44は、充電電気量算出部42によって取得された総充電電気量Cnが増大するほど増大するように、第1寿命短縮量値Lを算出、設定する。
第2寿命短縮量取得部45は、平均値算出部43によって算出された蓄電池温度の平均値Tmと、タイマ回路10によって計時された経過時間Daとを第2寿命短縮量Lに換算する。具体的には、第2寿命短縮量取得部45は、平均値Tmと環境温度T0との差に基づく値を指数とする指数関数の値と、経過時間Daとの乗算値に基づいて、経過時間Daが長いほど、かつ平均値Tmと環境温度T0との差が大きいほど増大するように、第2寿命短縮量Lを設定する。
残寿命値算出部46は、期待寿命値取得部41によって取得された期待寿命値Lから、第1寿命短縮量取得部44により取得された第1寿命短縮量Lと第2寿命短縮量取得部45により取得された第2寿命短縮量Lとを減算することによって、蓄電池3の残存寿命値Lを算出する。そして、残寿命値算出部46は、残存寿命値Lを示す信号を、充電制御部5、残存寿命表示部12、及び通信部6へ出力する。
詳細には、期待寿命値をL、基準タイミング例えば蓄電池3を設置してからの総充電電気量をCn、第1寿命短縮量をL、基準タイミング例えば蓄電池3を設置してからの経過時間をDa、一定の時間間隔で測定した充放電時又は休止時の蓄電池温度の平均値をT、期待寿命値算出時の環境温度をT、第1寿命短縮量をL、第2寿命短縮量をL、単位時間あたりの第1寿命短縮量Lの変化量を△L、単位時間あたりの第2寿命短縮量Lの変化量を△L、残存寿命値をLとした場合、以下に示すように、第1寿命短縮量Lは下記の(1)式で、第2寿命短縮量Lは下記の(2)式で、残存寿命値Lは下記の(3)式でそれぞれ表される。
=a×Cn・・・(1)
=d×Da×2〔(Tm−T0)/10〕 ・・・・・・・(2)
L={L−(L+L)}/(△L+△L) ・・・(3)
ここで、a及びdは定数である。a及びdは、例えば実験的に適宜その値を取得することができる。
また、単位時間あたりの第1寿命短縮量Lの変化量△L、及び単位時間あたりの第2寿命短縮量Lの変化量△Lは、第1寿命短縮量取得部44による第1寿命短縮量Lの算出間隔を時間間隔Db、今回の第1寿命短縮量Lの算出値をL1n(=L)、前回の(時間間隔Db前の)第1寿命短縮量Lの算出値をL1(n−1)とすると、下記の式(4)、(5)で表される。
△L=(L1n−L1(n−1))/Db ・・・(4)
△L=L/Da ・・・・・・・(5)
第2寿命短縮量Lは、蓄電池温度の平均値Tに応じて変動する。そのため、電池の構成条件を変更して発熱を抑制したり放熱性を向上したりした場合、第2寿命短縮量L2は小さくなる。なお、定数dは蓄電池の種類に応じてほぼ一定の値となる。
寿命判定部47は、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値Lが予め設定された規定値以下になった場合、蓄電池3は寿命が尽きたものと判定し、その寿命判定結果を充電制御部5、残存寿命表示部12、及び通信部6へ出力する。
充電制御部5は、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値Lに基づいて、例えば充電電流を調節したり、寿命判定部47によって蓄電池3は寿命が尽きた旨の寿命判定結果が通知された場合に充電を禁止したりする等、蓄電池3の充電を制御する。
通信部6は、無停電電源装置本体100と通信を行う通信インターフェイス回路である。通信部6は、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値L、及び寿命判定部47の寿命判定結果を無停電電源装置本体100へ送信する。残存寿命表示部12は、例えば液晶ディスプレイなどで構成され、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値Lを表示する。
なお、蓄電池3は、電池寿命検出装置2の各部と一体に設けられている。これにより、蓄電池3が、電池寿命検出装置2の各部と一体に設けられているので、取り扱いが容易となる。また、一体に構成することにより、蓄電池3と電池寿命検出装置2の各部との距離が短くなるので、配線13,14,15,16や、温度センサ8と制御部4との間の配線等、各部の配線を短くすることができる。
なお、本実施の形態において、蓄電池3は、電池寿命検出装置2の各部と一体に設けられているが、本発明は特にこれに限定されず、蓄電池を入れ替え(着脱)可能に構成してもよい。
図2は、蓄電池3を入れ替え(着脱)可能に構成した場合の蓄電装置1aの構成の一例を示すブロック図である。図2に示す電池寿命検出装置2aは、さらに蓄電池検知部17を備え、制御部4aがさらにリセット部48としても機能する。
蓄電池検知部17は、例えば電池寿命検出装置2aから蓄電池3が取り外された場合にオフし、電池寿命検出装置2aに蓄電池3が取り付けられた場合にオンするレバースイッチ等を用いて構成されている。そして、蓄電池検知部17は、例えばレバースイッチがオフからオンに変化することで、蓄電池3が入れ替えられたことを検知する。
リセット部48は、蓄電池検知部17によって蓄電池3が入れ替えられたことが検知された場合、総充電電気量Cn及び経過時間Daをリセットする。そして、充電電気量算出部42a及びタイマ回路10aは、総充電電気量Cn及び経過時間Daがリセットされると、新たに総充電電気量Cnの積算及び経過時間Daの計時をそれぞれ実行する。
この場合、蓄電池3が入れ替えられたタイミングが、基準タイミングの一例に相当している。
これにより、蓄電池検知部17により、新たな蓄電池3が取り付けられたことが検知され、総充電電気量Cn及び経過時間Daがリセットされて、新たに総充電電気量Cnの積算と経過時間Daの計時とが実行されるので、蓄電池3の残存寿命値Lが規定値に達し、寿命と判定されたとしても、蓄電池を入れ替えて、新たな蓄電池の寿命検出を行うことができる。
次に、図1に示す電池寿命検出装置を用いた電池寿命検出方法について、フローチャートに基づいて具体的に説明する。図3は、図1に示す電池寿命検出装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
電池寿命検出装置2が作動を開始すると、期待寿命値Lを求める動作(ステップS1〜S3)、第1寿命短縮量Lを求める動作(ステップS4〜S6)、第2寿命短縮量Lを求める動作(ステップS7〜S10)及び残存寿命値Lを求める動作(ステップS11〜S15)が行われる。なお、本実施の形態では、期待寿命値Lを求める動作、第1寿命短縮量Lを求める動作及び第2寿命短縮量Lを求める動作を時系列的に行っているが、実行順序は特にこれに限定されず、各動作の順番を入れ替えてもよく、また、各動作を並列的に行ってもよい。
まず、温度センサ7は、蓄電池3が設置されている場所の環境温度Tを測定する(ステップS1)。
次に、期待寿命値取得部41は、温度センサ7によって測定された環境温度T0を、寿命データ記憶部11の環境温度−蓄電池寿命テーブルと照合する(ステップS2)。
次に、期待寿命値取得部41は、環境温度−蓄電池寿命テーブルにおいて温度センサ7によって測定された環境温度T0と最も近い環境温度と対応付けられた期待寿命値Lを選択し、制御部4へ出力する(ステップS3)。
次に、電流測定部9は、蓄電池3の充電電流を測定する(ステップS4)。次に、充電電気量算出部42は、一定時間間隔毎に総充電電気量Cnを算出する(ステップS5)。次に、第1寿命短縮量取得部44は、充電電気量算出部42によって算出された、一定間隔毎の総充電電気量Cnを元に、第1寿命短縮量Lを算出する。(ステップS6)。
次に、平均値算出部43は、一定の時間間隔毎に測定された蓄電池3の温度(蓄電池温度)を温度センサ8から取得する(ステップS7)。温度センサ8は、一定の時間間隔毎に蓄電池3の温度を測定している。
次に、平均値算出部43は、温度センサ8によって測定された蓄電池温度と測定回数とに基づいて平均値Tを算出する(ステップS8)。次に、タイマ回路10は、例えば蓄電池3をサーバールーム等に設置してからの経過時間Daを計時する(ステップS9)。
次に、第2寿命短縮量取得部45は、タイマ回路10によって計数された経過時間Daと、平均値算出部43によって算出された蓄電池温度の平均値Tと、温度センサ7によって測定された期待寿命値取得時の環境温度Tとを式(2)に代入することにより第2寿命短縮量Lを算出する(ステップS10)。
次に、残寿命値算出部46は、時間間隔Dbが経過したと判断された場合(ステップS11でYES)、式(4)、式(5)に基づいて、直近の時間間隔Dbの期間中における単位時間あたりの第1寿命短縮量Lの変化量△L、及び単位時間あたりの第2寿命短縮量Lの変化量△Lを算出する(ステップS12)。
次に、残寿命値算出部46は、式(3)に基づいて残存寿命値Lを算出する。すなわち、残寿命値算出部46は、期待寿命値取得部41によって選択された期待寿命値Lから、第1寿命短縮量取得部44によって算出された第1寿命短縮量L及び第2寿命短縮量取得部45によって算出された第2寿命短縮量Lを減算した値を、直近の時間間隔Dbの期間中における単位時間あたりの第1寿命短縮量Lの変化量△Lと単位時間あたりの第2寿命短縮量Lの変化量△Lの加算値で除算することにより残存寿命値Lを算出する(ステップS13)。
式(4)から得られる変化量△Lは、直近の時間間隔Dbの期間中における単位時間(例えば1日)あたりの第1寿命短縮量Lの変化量、すなわち充放電により生じる最新の単位時間あたりの劣化量を示している。また、式(5)から得られる変化量△Lは、最新の単位時間あたりの経年劣化量を示している。従って、変化量△Lと変化量△Lとの加算値は、最新の単位時間あたりの総劣化量を示している。
ここで、もし前回残存寿命値Lを算出したときと今回とで、単位時間あたりの総劣化量が等しければ、単位時間毎に単位時間分の総劣化量が生じることになるから、変化量△Lと変化量△Lとの加算値は「1」となって、式(3)から、残存寿命値LはL−(L+L)として得られる。そして、前回より単位時間あたりの総劣化量が増大していれば、変化量△Lと変化量△Lとの加算値は「1」より大きくなって、式(3)により残存寿命値Lが小さくなる方向に補正され、前回より単位時間あたりの総劣化量が減少していれば、変化量△Lと変化量△Lとの加算値は「1」より小さくなって、式(3)により残存寿命値Lが大きくなる方向に補正される。
式(3)によれは、このように単位時間あたりの総劣化量の変化に基づいて残存寿命値Lが補正されるので、残存寿命値Lの算出精度が向上する。このようにして、最新の充電電気量を元に、最新の残存寿命値Lを求めることができる。このようにして求めた残存寿命値Lは、制御部4から残存寿命表示部12に出力される。
次に、制御部4は、残存寿命値の算出回数Xをインクリメントする(ステップS14)。次に、残存寿命表示部12は、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値Lを画面上に表示する(ステップS15)。
なお、本実施の形態では、残存寿命値を表示することにより、ユーザに残存寿命値を報知しているが、本発明は特にこれに限定されず、LED(Light Emitting Diode)などの点灯あるいは音などにより使用者に寿命を告知してもよい。
例えば、LEDを用いて残存寿命値をユーザに報知する場合、制御部4は、残存寿命値に応じた色でLEDを発光させたり、寿命判定部47によって蓄電池3の寿命が尽きたと判定された場合にLEDを点灯させたりする。例えば、制御部4は、残存寿命値が0に達した場合にLEDを点灯させる。
また、例えば、音声などにより残存寿命値をユーザに報知する場合、制御部4は、残寿命値算出部46によって算出された残存寿命値に応じた音声をスピーカから出力したり、寿命判定部47によって蓄電池3の寿命が尽きたと判定された場合に予め決められている音声をスピーカから出力させたりする。例えば、制御部4は、残存寿命値が0に達した場合に予め決められている音声をスピーカから出力させる。
また、残存寿命値Lは、通信部6を介して無停電電源装置本体100に送信される。無停電電源装置本体100は、通信部6によって送信された残存寿命値Lを受信する。無停電電源装置本体100は、残存寿命表示部を備えており、受信した残存寿命値Lを残存寿命表示部に表示する。
本実施の形態では、電池寿命検出装置2が残存寿命表示部12を備えている。しかしながら、電池寿命検出装置2が残存寿命表示部を備えておらず、無停電電源装置本体100が残存寿命表示部を備えていてもよい。この場合、無停電電源装置本体100の残存寿命表示部は、通信部6によって送信された残存寿命値Lを表示する。
なお、一般に蓄電池は使用者の目に触れ難い場所に設置されているので、無停電電源装置本体の制御部のように、使用者の目に触れ易い部分に残存寿命表示部12を設けるのが効果的である。
次に、各実施の形態の電池寿命判定方法において、上述した各式に基づき、様々な条件下で残存寿命値Lを算出した実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、球状水酸化ニッケル粉末を3次元多孔体ニッケルに充填した正極と、水素吸蔵合金粉末をニッケルメッキしたパンチングメタルに塗布した負極とを、それらの理論容量比が1/2(正極に対して負極が2倍)となるように組み合わせ、スルホン化ポリプロピレン不織布からなるセパレータを介して捲回し、電極群を構成した。この電極群を鉄製でニッケルめっきされた円筒缶に挿入し、KOHとNaOHの水溶液からなる電解液を注入した後、封口板及びガスケットにより缶の開口部を密封した。こうして直径17mm、高さ50mm、セパレータの厚み0.18mm、及び公称容量1800mAhの円筒型ニッケル・水素蓄電池Aを作製した。
この蓄電池Aを図1の電池寿命検出装置2に蓄電池3として組み込み、電池寿命検出装置2と一体化させた。そして、このニッケル・水素蓄電池に対して、十分に初期活性化サイクルを経させた後に、40℃雰囲気下で下記の充放電試験を行った。期待寿命値(初期期待寿命値)Lは、環境温度から予め抽出した蓄電池の寿命情報と比較して算出した。
電池寿命検出装置に組込み後、0〜970日までは、下記の充電1〜休止2を行い、971日以降は、下記の充電2〜休止4を行った。
・充電1:充電電流900mAにて充電し、蓄電池3の端子電圧が最高到達電圧から5mV電圧低下したときに充電停止(いわゆる−△V制御方式)
・休止1:64時間
・放電1:放電電流1800mAにて放電し、1.0Vで放電停止
・休止2:0.5時間
・充電2:充電電流900mAにて充電し、最高到達電圧から5mV電圧低下したときに充電停止
・休止3:1時間
・放電2:放電電流1800mAにて放電し、蓄電池3の端子電圧が1.0Vで放電停止
・休止4:0.5時間
以上の充放電を500日及び1000日繰り返した時点で、図3のフローチャートに基づいて残存寿命値Lを算出した。電池寿命検出装置は、ニッケル・水素蓄電池の残存容量が1080mAh(公称容量の60%)に達した時点をもって寿命と判断した。
期待寿命値L、それを算出する際の環境温度T0、寿命判定に用いた式(1)及び式(2)の定数a,dの値、及び残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.1に示す。
(比較例1)
比較例1は、実施例1に対する比較例である。比較例1では、実施例1の電池寿命検出装置及び蓄電池Aを用い、実施例1と同様の条件下で、式(3)の代わりに下記の式(6)を用いて残存寿命値Lを算出した。
L=L−(L1+L2)・・・(6)
式(1)、式(2)は同様の式を用いた。期待寿命値L、算出の条件、残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.4に示す。
(実施例2)
実施例2では、実施例1の電池寿命検出装置及び蓄電池Aを用い、充放電条件の休止3を720時間に変えた以外は実施例1と同様の条件で残存寿命値Lを算出した。期待寿命値L、算出の条件、及び定数a,dの値、残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.2に示す。
(比較例2)
比較例2は、実施例2に対する比較例である。比較例2では、実施例2の電池寿命検出装置及び蓄電池Aを用い、実施例2と同様の条件下で、式(3)の代わりに上述の式(6)を用いて残存寿命値Lを算出した。(1)、(2)式は同様の式を用いた。期待寿命値L、算出の条件、残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.5に示す。
(実施例3)
実施例3では、実施例1の電池寿命検出装置及び蓄電池Aを用い、蓄電池温度の平均値Tmを41℃に変えた以外は実施例1と同様の条件で残存寿命値Lを算出した。期待寿命値L、算出の条件、及び定数a,dの値、残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.3に示す。
(比較例3)
比較例3は、実施例3に対する比較例である。比較例3では、実施例3の電池寿命検出装置及び蓄電池Aを用い、実施例3と同様の条件下で、式(3)の代わりに上述の式(6)を用いて残存寿命値Lを算出した。(1)、(2)式は同様の式を用いた。期待寿命値L、算出の条件、残存寿命値Lの算出結果を下記の表1のNo.6に示す。
Figure 2010139396
表1は、上記各実施例1〜3、比較例1〜3で求めた残存寿命値Lの値と実測値との乖離を経過時間(日数)毎に示している。乖離日数は、残存寿命値Lに経過日数を加算した値から実測値を減算することにより算出される。例えば、No.1において、1000日後の残存寿命値Lは308日であり、実測値は1500日であるので、残存寿命値Lに1000日を加算した日数から実測値を減算し、乖離日数は−192日となる。
表1より、No.4に示した比較例1は実測値との乖離が顕著であるのに対し、No.1に示した実施例1は実測値との乖離が比較例1より僅かであることが分かる。この傾向は500日経過後ではあまり現れないが、1000日経過後で顕著である。この理由は、上記充電1〜休止2を実行する経過時間970日までと比べ、上記充電2〜休止4を実行する経過時間971日後は、充放電サイクルが増えたことにより充電電気量の増加量が増大し、変化量△Lが増大するため、この増大した最新の充放電電気量に基づき残寿命推定を行った結果と考えられる。
表1より、No.5に示した比較例2は実測値との乖離が顕著であるのに対し、No.2に示した実施例2は実測値との乖離が比較例2より僅かであることが分かる。この傾向は500日経過後では現れないが、1000日経過後で顕著である。この理由は、上記充電1〜休止2を実行する経過時間970日までと比べ、上記充電2〜休止4において休止3の時間を720時間に延ばして実行する経過時間971日後は、充放電サイクルが少なくなったことにより充電電気量の増加量が減少し、変化量△Lが減少するため、この減少した最新の充放電電気量に基づき残寿命推定を行った結果と考えられる。
なお、本実施例1〜3では、ニッケル・水素蓄電池を用いたが、鉛蓄電池やリチウムイオン電池など、他の二次電池を用いても、ほぼ同様な結果が得られる。
さらに、本実施例1〜3では、電池の充電方法として−ΔV制御方式の間欠充電を選択したが、温度制御方式であるdT/dt制御方式やタイマー制御方式などの間欠充電、もしくはトリクル充電を行う場合でもほぼ同様な結果が得られる。
本発明に係る電池寿命検出装置、蓄電装置、及び電池寿命検出方法は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わせた電源システム、無停電電源装置等、種々の電池搭載装置、システムにおいて、好適に利用することができる。
本発明の一実施形態における電池寿命検出方法を用いる電池寿命検出装置を備えた蓄電装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す蓄電装置の変形例を示すブロック図である。 図3は、図1に示す電池寿命検出装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,1a 蓄電装置
2,2a 電池寿命検出装置
3 蓄電池
4,4a 制御部
5 充電制御部
6 通信部
7,8 温度センサ
9 電流測定部
10,10a タイマ回路
11 寿命データ記憶部
12 残存寿命表示部
13,14,15,16 配線
17 蓄電池検知部
41 期待寿命値取得部
42,42a 充電電気量算出部
43 平均値算出部
44 第1寿命短縮量取得部
45 第2寿命短縮量取得部
46 残寿命値算出部
47 寿命判定部
48 リセット部
100 無停電電源装置本体
Cn 総充電電気量
Da 経過時間
Db 時間間隔

Claims (9)

  1. 蓄電池の設置環境における環境温度を測定する環境温度測定部と、
    前記蓄電池を所定の温度で使用した場合に期待される寿命値を、当該温度に対応付けて記憶する寿命データ記憶部と、
    前記環境温度測定部によって測定された環境温度と対応付けて前記寿命データ記憶部により記憶されている寿命値を期待寿命値として取得する期待寿命値取得部と、
    前記蓄電池の充電電流を測定する充電電流測定部と、
    前記充電電流測定部によって測定された充電電流に基づいて、前記蓄電池に充電された電荷量の積算値である総充電電気量を算出する充電電気量算出部と、
    前記蓄電池がまだ劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングとして予め設定された基準タイミングからの経過時間を計時する経過時間計時部と、
    前記蓄電池の温度である蓄電池温度を計測する蓄電池温度計測部と、
    前記蓄電池温度計測部で計測された蓄電池温度の平均値を算出する平均値算出部と、
    前記充電電気量算出部によって算出された総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量を取得する第1寿命短縮量取得部と、
    前記平均値算出部によって算出された平均値と、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間とに基づいて、当該経過時間が長いほど、かつ前記平均値と前記環境温度との差が大きいほど増大するように値が設定される第2寿命短縮量を取得する第2寿命短縮量取得部と、
    前記期待寿命値取得部によって取得された期待寿命値から、前記第1寿命短縮量取得部により取得された第1寿命短縮量と前記第2寿命短縮量取得部により取得された第2寿命短縮量とを減算することによって、前記蓄電池の残存寿命値を算出する残寿命値算出部と
    を備えることを特徴とする電池寿命検出装置。
  2. 前記第1寿命短縮量取得部は、
    前記総充電電気量と、予め設定された第1係数とを乗算することにより、前記第1寿命短縮量を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の電池寿命検出装置。
  3. 前記第1寿命短縮量取得部は、
    前記総充電電気量をCn、前記第1係数をaとすると、下記の式(1)に基づき前記第1寿命短縮量Lを算出すること
    =a×Cn ・・・(1)
    を特徴とする請求項2記載の電池寿命検出装置。
  4. 前記第2寿命短縮量取得部は、
    前記平均値算出部によって算出された平均値と前記環境温度測定部によって測定された環境温度との差に基づく値を指数とする指数関数の値と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間との乗算値とに基づいて、前記第2寿命短縮量を算出すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池寿命検出装置。
  5. 前記第2寿命短縮量取得部は、
    前記平均値をTm、前記環境温度をT0、前記経過時間をDa、予め設定された第2係数をdとすると、下記の式(2)に基づき前記第2寿命短縮量Lを算出すること
    =d×Da×2{(Tm−T0)/10} ・・・(2)
    を特徴とする請求項4記載の電池寿命検出装置。
  6. 前記残寿命値算出部は、
    前記期待寿命値をL、前記第1寿命短縮量をL、前記第2寿命短縮量をL、単位時間あたりの前記第1寿命短縮量の変化量を△L、単位時間あたりの前記第2寿命短縮量の変化量を△Lとすると、下記の式(3)に基づき前記蓄電池の残存寿命値Lを算出すること
    L={L−(L+L)}/(△L+△L) ・・・(3)
    を特徴とする請求項5記載の電池寿命検出装置。
  7. 前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことを検知する蓄電池検知部をさらに備え、
    前記充電電気量算出部は、
    前記蓄電池検知部によって、前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことが検知されたとき、ゼロから新たに前記総充電電気量の積算を開始し、
    前記経過時間計時部は、
    前記蓄電池検知部によって、前記蓄電池が電池寿命検出装置に取り付けられたことが検知されたタイミングを、前記基準タイミングとして用いること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池寿命検出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の電池寿命検出装置と、
    前記蓄電池と
    を備えることを特徴とする蓄電装置。
  9. 環境温度測定部が、蓄電池の設置環境における環境温度を測定する工程と、
    寿命データ記憶部が、前記蓄電池を所定の温度で使用した場合に期待される期待寿命値を、当該温度に対応付けて記憶する工程と、
    期待寿命値取得部が、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と対応付けて前記寿命データ記憶部により記憶されている期待寿命値を取得する工程と、
    充電電流測定部が、前記蓄電池の充電電流を測定する工程と、
    充電電気量算出部が、前記充電電流測定部によって測定された充電電流に基づいて、前記蓄電池に充電された電荷量の積算値である総充電電気量を取得する工程と、
    経過時間計時部が、前記蓄電池がまだ劣化していない初期状態にあると考えられるタイミングとして予め設定された基準タイミングからの経過時間を計時する工程と、
    蓄電池温度計測部が、前記蓄電池の温度である蓄電池温度を計測する工程と、
    平均値算出部が、前記蓄電池温度計測部で計測された蓄電池温度の平均値を算出する工程と、
    第1寿命短縮量取得部が、前記充電電気量算出部によって取得された総充電電気量が増大するほど増大するように値が設定される第1寿命短縮量を取得する工程と、
    第2寿命短縮量取得部が、前記平均値算出部によって算出された平均値と、前記環境温度測定部によって測定された環境温度と、前記経過時間計時部によって計時された経過時間とに基づいて、当該経過時間が長いほど、かつ前記平均値と前記環境温度との差が大きいほど増大するように値が設定される第2寿命短縮量を取得する工程と、
    残寿命値算出部が、前記期待寿命値取得部によって取得された期待寿命値から、前記第1寿命短縮量取得部により取得された第1寿命短縮量と前記第2寿命短縮量取得部により取得された第2寿命短縮量とを減算することによって、前記蓄電池の残存寿命値を算出する工程と
    を含むことを特徴とする電池寿命検出方法。
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