JP2010137335A - 表面被覆切削工具 - Google Patents

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Takashi Koyama
孝 小山
Kazunori Sato
和則 佐藤
Daisuke Kazami
大介 風見
Shinichi Shikada
信一 鹿田
Takahito Tabuchi
貴仁 田渕
Yusuke Tanaka
裕介 田中
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Abstract

【課題】Ni基合金、Co基合金などの耐熱合金を、高熱発生を伴う高速条件下で切削加工した場合にも、長期の使用に亘って硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性、耐チッピング性、耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。
【解決手段】工具基体表面に、少なくとも、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層を形成した表面被覆切削工具において、薄層Aは、組成式[AlCrSi]Nで表されるAlとCrとSiの複合窒化物層、薄層Bは、組成式[AlTiSi]Nで表されるAlとTiとSiの複合窒化物層であり、上記薄層Aと薄層Bは、それぞれ、0.005〜0.05μmの一層平均層厚を有し、また、上記薄層Aと薄層Bとの合計層厚は1〜5μmである。
【選択図】 なし

Description

この発明は、Ni基合金、Co基合金等の耐熱合金の切削加工を、高い発熱を伴う高速切削条件で行った場合にも、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性、耐チッピング性、耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。
一般に、被覆工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイチップ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリルやミニチュアドリル、さらに前記被削材の面削加工や溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルなどがあり、また前記スローアウエイチップを着脱自在に取り付けて前記ソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うスローアウエイエンドミル工具などが知られている。
また、具体的な被覆工具としては、例えば、炭化タングステン(以下、WCで示す)基超硬合金で構成された工具基体の表面に、
組成式:[AlCrSi]Nで表した場合、
0.20≦Y≦0.75、0.01≦Z≦0.30、X=1−(Y+Z)(ただし、X、Y、Zはいずれも原子比)を満足するAlとCrとSiの複合窒化物層(以下、(Al,Cr,Si)N層で示す)からなるa層と、
組成式:[AlTi]Nで表した場合、
0.25≦U≦0.75、0.25≦V≦0.75(ただし、U、Vはいずれも原子比)を満足するAlとTiの複合窒化物層(以下、(Al,Ti)N層で示す)からなるb層とを、
交互に積層して形成することにより、耐高温酸化性、高硬度を有し、かつ、耐摩耗性にすぐれた硬質被覆層を備えた被覆工具(以下、従来被覆工具という)が得られることが知られている。
そして、上記の従来被覆工具は、例えば、図2に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に上記の工具基体を装入し、装置内を、例えば500℃の温度に加熱した状態で、蒸着形成する硬質被覆層の種類に応じた成分組成を有するカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間に、例えば電流:90Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2Paの反応雰囲気とし、一方、上記工具基体には、例えば−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、前記工具基体の表面に、上記硬質被覆層を蒸着形成することにより製造されることも知られている。
特開2003−321764号公報
近年の切削加工装置の高性能化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削加工はますます高速化の傾向にあるが、上記の従来被覆工具においては、これを鋼や鋳鉄などの通常の切削条件での切削加工に用いた場合には、特段の問題は生じないが、これを、例えば、Ni基合金、Co基合金等の耐熱合金の高熱発生を伴う高速切削加工に用いた場合には、切削加工時の硬質被覆層の酸化に基づく耐摩耗性の低下を主たる要因として、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、Ni基合金、Co基合金等の耐熱合金の、高熱発生を伴う高速切削加工に用いたような場合にも、硬質被覆層が特にすぐれた耐酸化性を備え、長期間の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮する被覆工具を開発すべく、鋭意研究を行った結果、以下のような知見を得た。
(a)上記の従来被覆工具の硬質被覆層のa層を構成する(Al,Cr,Si)N層におけるAl成分には高温硬さ、同Cr成分には高温靭性、高温強度を向上させると共に、AlおよびCrが共存含有した状態で高温耐酸化性を向上させ、さらに同Si成分には結晶粒の微細化によって高温硬さを向上させると同時に、耐熱塑性変形性を向上させる作用があるが、高熱発生を伴う耐熱合金の高速切削加工においては、高温靭性、高温強度が充分であるとはいえないため、これがチッピング、欠損等の発生原因となりやすく、例え、Cr含有割合の増加により高温靭性、高温強度の改善を図ろうとしても、相対的なAl含有割合の減少によって、耐摩耗性が劣化してしまうため、(Al,Cr,Si)N層からなる硬質被覆層における耐チッピング性、耐欠損性の向上には限界があること。
(b)一方、上記の従来被覆工具の硬質被覆層のb層を構成する(Al,Ti)N層におけるAl成分には前記と同様な作用があり、また、Ti成分には、高温靭性、高温強度を一段と向上させる作用があることから、上記a層とb層との交互積層を構成した場合には、b層がa層に不足する高温靭性、高温強度を補い、又、交互積層構造による結晶粒の微細化によって、さらに膜の強度が向上し、その結果、層全体としての耐チッピング性、耐欠損性の向上が図られることになるが、このb層は耐酸化性が十分でないため、例えば、高熱発生を伴う耐熱合金の高速切削加工においてはb層に酸化損耗が生じやすく、さらに、上記a層とb層との薄層の交互積層が形成されている場合には、切削加工時の高熱によりa層自体も酸化されやすくなり、その結果、a層とb層の薄層の交互積層からなる硬質被覆層は、硬度の低下が生じるため、耐摩耗性も劣化しやすくなること。
(c)そこで、上記b層において、その構成成分として微量のSi成分を添加含有させ、これを(Al,Ti,Si)N層(以下、薄層Bという)で構成したところ、Al成分、Ti成分には前記と同様な作用があるとともに、Si成分によって、薄層Bの耐酸化性が向上するため、酸化による層の硬度低下が抑えられ、また、薄層Bには、上記(Al,Cr,Si)N層(以下、薄層Aという)との交互積層において層間密着性を高める作用もあるため、層全体としての強度が向上すること。
特に、上記薄層A[(Al,Cr,Si)N層]と上記薄層B[(Al,Ti,Si)N層]の交互積層を上部層とし、該上部層と工具基体表面との間に、上記薄層Bと同様の組成を有し、相対的に層厚の大きな下地層(層厚0.05μmを超え2μm以下)を介在形成すると、該下地層が上部層と工具基体間の密着強度を高めるために、硬質被覆層全体としての強度がより一段と向上すること。
(d)したがって、所定組成かつ所定層厚の薄層A[(Al,Cr,Si)N層]と薄層B[(Al,Ti,Si)N層]とを交互に積層して硬質被覆層を構成したところ、あるいはさらに、薄層Aと薄層Bの交互積層を上部層とし、該上部層と工具基体表面との間に、薄層Bと同様の組成を有する下地層を介在形成して硬質被覆層を構成したところ、硬質被覆層全体として、すぐれた耐酸化性、層間密着性及び強度を相兼ね備えるようになるため、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層を形成した被覆工具は、高熱発生を伴うNi基合金、Co基合金等の耐熱合金の高速切削加工に用いた場合であっても、チッピング、欠損等を生じることなく長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮すること。
この発明は、上記の知見に基づいてなされたものであって、
「(1) 工具基体表面に、少なくとも薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、
(a)上記薄層Aは、
組成式:[AlCrSi]N
で表した場合、Al,Cr,Siそれぞれの含有割合を示すX,Y,Z(いずれも原子比)は、0.45≦X≦0.70、0.25≦Y≦0.50、0.02≦Z≦0.15、X+Y+Z=1を満足するAlとCrとSiの複合窒化物層、
(b)上記薄層Bは、
組成式:[AlTiSi]N
で表した場合、Al,Ti,Siそれぞれの含有割合を示すU,V,W(いずれも原子比)は、0.40≦U≦0.65、0.30≦V≦0.55、0.02≦W≦0.15、U+V+W=1を満足するAlとTiとSiの複合窒化物層、
(c)上記薄層Aと薄層Bは、それぞれ、0.005〜0.05μmの一層平均層厚を有し、また、上記薄層Aと薄層Bとの合計層厚は、1〜5μmである、
ことを特徴とする表面被覆切削工具。
(2) 硬質被覆層は、上記薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる上部層と、該上部層と工具基体表面との間に介在形成された下地層とからなり、該下地層は、0.05μmを超え2μm以下の層厚を有し、かつ、上記薄層Bの組成式を満足する組成を有することを特徴とする前記(1)に記載の表面被覆切削工具。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の被覆工具の硬質被覆層に関し、より詳細に説明する。
(a)薄層A
(Al,Cr,Si)N層からなる薄層AにおけるAl成分には高温硬さ、同Cr成分には高温靭性、高温強度を向上させると共に、AlおよびCrが共存含有した状態で耐酸化性を向上させ、さらに同Si成分には高温硬さと耐熱塑性変形性を向上させる作用がある。そして、Alの含有割合を示すX値(原子比)がCrとSiの合量に占める割合で0.45未満では、最低限の高温硬さおよび耐酸化性を確保することができず、摩耗促進の原因となり、一方同X値が0.70を超えると、高温靭性、高温強度が低下するようになり、チッピング・欠損発生の原因となることから、X値を0.45〜0.70と定めた。また、Crの含有割合を示すY値(原子比)がAlとSiの合量に占める割合で0.25未満では、最低限必要とされる高温靭性、高温強度を確保することができないため、チッピング・欠損の発生を抑制することができず、一方同Y値が0.50を超えると、相対的なAl含有割合の減少により、摩耗進行が促進することから、Y値を0.25〜0.50と定めた。さらに、Siの含有割合を示すZ値(原子比)がAlとCrの合量に占める割合で0.02未満では、高温硬さと耐熱塑性変形性の改善による耐摩耗性向上を期待することはできず、一方同Z値が0.15を越えると、耐摩耗性向上効果に低下傾向がみられるようになることから、Z値を0.02〜0.15と定めた。
なお、上記X、Y、Zについて、特に望ましい範囲は、0.55≦X≦0.65、0.25≦Y≦0.35、0.03≦Z≦0.10である。
(b)薄層B
薄層Aとの交互積層構造を構成する(Al,Ti,Si)N層からなる薄層Bは、云わば、薄層Aに不足する特性(特に、耐チッピング性、耐欠損性)を補完するために設けた層である。
すでに述べたように、薄層Aは、特に、Al成分、Si成分を含有することによりすぐれた耐摩耗性を備え、さらに、Cr成分を含有することに所定の耐チッピング性、耐欠損性を保持しているが、高熱発生を伴うNi基合金、Co基合金等の耐熱合金の高速切削条件下での使用に耐えるためには、薄層Aにはさらに一段とすぐれた耐酸化性、高温靭性、高温強度が求められ、これを確保するためには薄層Aにより多くのCrを含有させる必要があるが、そうすると、薄層AにおけるAl、Siの含有割合は、少なくならざるを得ず、その場合には、薄層Aは高温硬さおよび耐熱塑性変形性が不十分となり、ひいては、耐摩耗性の低下につながることから、薄層AにおいてCr含有割合の更なる増加を図ることは不可能である。
そこで、この発明では、(Al,Ti,Si)N層からなる薄層Bを、上記薄層Aと交互に積層し、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層を形成することにより、薄層Aの有するすぐれた高温硬さ、耐熱塑性変形性を損なうことなしに、薄層Aに不足する高温靭性、高温強度を、隣接する薄層Bの備えるすぐれた高温靭性、高温強度によって補い、また、交互積層構造による結晶粒の微細化によってさらに膜強度の向上を図り、もって、硬質被覆層全体として、すぐれた耐酸化性、耐チッピング性、耐欠損性、耐摩耗性を発揮せしめるのである。
薄層Bの組成式におけるAl成分の作用効果は、薄層Aの場合と同様であり、また、Ti成分には高温靭性、高温強度を一段と向上させる作用があるが、Alの含有割合を示すU値(原子比)が0.40未満、或いは、Tiの割合を示すV値(原子比)が0.55を超えると、最低限必要とされる所定の高温硬さを確保することができなくなるため、耐摩耗性低下の原因となり、またU値が0.65を超えた場合、或いは、V値が0.30未満であると、Ti成分添加による高温靭性、高温強度改善効果が期待できず、チッピング、欠損の発生を抑えることが困難となる。
したがって、Alの含有割合示すU値は、0.40〜0.65、また、Tiの含有割合を示すV値は、0.30〜0.55と定めた。
また、Siの含有割合を示すW値(原子比)が0.02未満の場合には、耐酸化性の向上を期待できず、一方、W値が0.15を超えるような場合には、高温硬さが低下することから、Si成分の含有割合を示すW値を、0.02〜0.15と定めた。
なお、上記U、V、Wについて、特に望ましい範囲は、0.45≦U≦0.60、0.4≦V≦0.5、0.03≦W≦0.07である。
(c)層厚
薄層A、薄層Bそれぞれの一層平均層厚が0.005μm未満では、それぞれの薄層を所定組成のものとして明確に形成することが困難であるばかりか、結晶粒の微細化による膜質向上の効果が十分発揮されず、一方、薄層A、薄層Bそれぞれの層厚が0.05μmを超えた場合には、膜強度に低下傾向がみられると同時にそれぞれの薄層がもつ欠点、すなわち薄層Aであれば靭性不足、強度不足が、また、薄層Bであれば硬度不足が層内に局部的に現れ、硬質被覆層全体としての特性低下を招く恐れがあるので、薄層A、薄層Bそれぞれの一層平均層厚を0.005〜0.05μmと定めた。
すなわち、薄層Bは、薄層Aの有する特性のうちの不十分な特性を補うために設けたものであるが、薄層A、薄層Bそれぞれの層厚が0.005〜0.05μmの範囲内であれば、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層は、すぐれた高温硬さ、高温靭性、高温強度、耐熱塑性変形性を損なうことなく、すぐれた耐酸化性を具備したあたかも一つの層であるかのように作用するが、薄層A、薄層Bの層厚が0.05μmを超えると、薄層Aの靭性不足、強度不足が、また、薄層Bの硬度不足が顕在化する。
また、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる層(上部層)は、その合計層厚が1μm未満ではすぐれた特性を発揮することはできず、また、合計層厚が5μmを超えると、チッピング、 欠損を発生しやすくなるので、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる層(上部層)の合計層厚は、1〜5μmと定めた。
(d)下地層
工具基体表面上に直接、薄層A、薄層Bを交互に、例えば、物理蒸着で積層形成すると、層内には残留圧縮応力が発生し、このような硬質被覆層を設けた被覆工具を一段と厳しい切削加工条件下で使用すると、この圧縮残留応力によって、工具基体−硬質被覆層間の密着力が不安定になる。そこで、このような場合には、工具基体表面と、交互積層構造の硬質被覆層との間の付着強度をより高めておく必要があるが、そのための手段としては、工具基体表面に下地層を形成し、付着強度を高めることが有効である。特に、この発明では、硬質被覆層を、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる上部層と、該上部層と工具基体表面との間に下地層を介在形成し、しかも、薄層Bに比して比較的層厚の大きい(0.05μmを超え2μm以下の層厚)もの、かつ、薄層Bと同様な組成のものとして下地層を介在形成することによって、工具基体−硬質被覆層間の密着強度が改善され、一段と厳しい切削条件下で使用された場合であっても、硬質被覆層の剥離、欠落を生じることなく、より安定した切削を行うことができる。
なお、下地層の層厚が0.05μm以下では、下地層を設けることによる効果を期待できず、一方、層厚が2μmを超えると、残留圧縮応力の蓄積により、クラックが発生しやすくなり安定した密着力を確保できなくなることから、下地層の層厚は、0.05μmを超え2μm以下と定めた。
この発明の表面被覆切削工具は、硬質被覆層が、少なくとも、(Al,Cr,Si)N層からなる薄層Aと、(Al,Ti,Si)N層からなる薄層Bの交互積層構造として構成されていることによって、すぐれた高温硬さ、高温靭性、高温強度、耐熱塑性変形性および耐酸化性を備え、あるいは、下部層として、薄層Bと同様な組成の下地層をさらに設けることによって、工具基体に対する硬質被覆層の密着強度も向上することから、特に高熱発生を伴うNi基合金、Co基合金等の耐熱合金の高速切削加工でも、硬質被覆層がすぐれた高温硬さ、高温靭性、高温強度、耐熱塑性変形性に加えて、すぐれた耐酸化性およびすぐれた層間密着性を発揮し、この結果、チッピング、欠損、偏摩耗、剥離の発生もなく、すぐれた耐摩耗性を長期に亘って発揮するものである。
つぎに、この発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、ZrC粉末、TaC粉末、NbC粉末、Cr粉末およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MPa の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6Paの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.02のホーニング加工を施してISO規格・CNMG120408のチップ形状をもったWC基超硬合金製の工具基体A−1〜A−5を形成した。
(a)ついで、上記の工具基体A−1〜A−5のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部にそって装着し、一方側のカソード電極(蒸発源)として、それぞれ表2に示される目標組成に対応した成分組成をもった薄層A形成用Al−Cr−Si合金、他方側のカソード電極(蒸発源)として、同じくそれぞれ表2に示される目標組成に対応した成分組成をもった下地層及び薄層B形成用Al−Ti−Si合金を前記回転テーブルを挟んで対向配置する。
なお、図1では、薄層B形成用カソード電極と下地層形成用カソード電極を兼用しているが、薄層B形成用カソード電極と下地層形成用カソード電極とをそれぞれ別個のものとして設けることも勿論可能である。
(b)まず、装置内を排気して0.5Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加して、例えば、薄層B形成用Al−Ti−Si合金カソード電極とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄する。
(c)ついで、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ前記薄層B形成用Al−Ti−Si合金とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体の表面に、表3に示される目標組成および目標層厚の下地層を蒸着形成する。
なお、下地層を形成しない場合には、上記(c)の工程は当然不要となる。
(d)ついで、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加した状態で、薄層A形成用Al−Cr−Si合金のカソード電極とアノード電極との間に50〜200Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、前記工具基体(の下地層)上に所定層厚の薄層Aを形成し、その後、前記薄層B形成用Al−Ti−Si合金のカソード電極とアノード電極間に同じく50〜200Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、所定層厚の薄層Bを形成した後(下地層を形成しない場合には、薄層A、薄層Bのいずれから蒸着を開始しても良い)、更に、薄層Aと薄層Bの形成を交互に繰り返し行う。
上記(a)〜(d)の手順により、前記工具基体の表面に、表2に示される目標組成および目標層厚の下地層および同じく表2に示される目標組成および目標層厚の薄層Aと薄層Bの交互積層からなる上部層を蒸着形成することにより、ISO・CNMG120408に規定するスローアウエイチップ形状の本発明被覆工具としての本発明被覆チップ1〜10をそれぞれ製造した。
なお、本発明被覆チップ1〜5については、下地層は設けていない。
また、比較の目的で、これら工具基体A−1〜A−5を、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、それぞれ図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、カソード電極(蒸発源)として、それぞれ表3に示される目標組成に対応した成分組成をもったAl−Cr−Si合金及びAl−Ti合金を装着し、例えば、
まず、装置内を排気して0.5Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつカソード電極の前記Al−Cr−Si合金(あるいはAl−Ti合金)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面を前記Al−Cr−Si合金(あるいはAl−Ti合金)でボンバード洗浄し、
ついで、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2Paの反応雰囲気とすると共に、前記工具基体に印加するバイアス電圧を−100Vに下げて、前記Al−Cr−Si合金(あるいはAl−Ti合金)のカソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって前記工具基体の表面に、表3に示される目標組成および目標層厚の(Al,Cr,Si)N層(或いは、表3に示される目標組成および目標層厚の(Al,Ti)N層)を蒸着形成し、
ついで、前記Al−Ti合金(あるいはAl−Cr−Si合金)のカソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって前記工具基体の表面に、表3に示される目標組成および目標層厚の(Al,Ti)N層(或いは、表3に示される目標組成および目標層厚の(Al,Cr,Si)N層)を蒸着形成し、
上記の(Al,Cr,Si)N層と(Al,Ti)N層の蒸着形成を交互に繰り返すことにより、表3に示される目標組成および目標層厚の交互積層からなる硬質被覆層を有し、ISO・CNMG120408に規定するスローアウエイチップ形状の比較被覆工具としての比較被覆チップ1〜10をそれぞれ製造した。
つぎに、上記の各種の被覆チップを、いずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆チップ1〜10および従来被覆チップ1〜10について、
被削材:質量%で、Ni−19%Cr−18.5%Fe−5.2%Cd−5%Ta−3%Mo−0.9%Ti−0.5%Al−0.3%Si−0.2%Mn−0.05%Cu−0.04%Cの組成を有するNi基合金の長さ方向等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度: 80 m/min.、
切り込み: 2.0 mm、
送り: 0.3 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件A)でのNi基合金の乾式高速断続切削加工試験(通常の切削速度は、30m/min.)、
被削材:質量%で、Co−23%Cr−6%Mo−2%Ni−1%Fe−0.6%Si−0.4%Cの組成を有するCo基合金の長さ方向等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度: 60 m/min.、
切り込み: 1.5 mm、
送り: 0.20 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件B)でのCo基合金の乾式高速断続切削加工試験(通常の切削速度は、25m/min.)、
を行い、いずれの切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表4に示した。
Figure 2010137335
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Figure 2010137335
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原料粉末として、平均粒径0.8μmのWC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μmのNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μmのCr粉末、同1.5μmのVC粉末および同1.8μmのCo粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表5に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体にプレス成形し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、工具基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の丸棒焼結体から、研削加工にて、表5に示される、切刃部の直径×長さが10mm×22mmの寸法、並びにねじれ角45度の4枚刃スクエア形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)C−1〜C−4をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(エンドミル)C−1〜C−4の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、層厚方向に沿って表6に示される目標組成および目標層厚の下地層および同じく表6に示される目標組成および目標層厚の薄層Aと薄層Bの交互積層からなる上部層を蒸着形成することにより、本発明被覆工具としての本発明被覆エンドミル1〜8をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、上記の工具基体(エンドミル)C−1〜C−4の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、工具基体(エンドミル)C−1〜C−4の表面に、表7に示される目標組成および目標層厚の(Al,Cr,Si)N層と(Al,Ti)N層との交互積層からなる硬質被覆層を蒸着することにより、比較被覆工具としての比較被覆エンドミル1〜8をそれぞれ製造した。
つぎに、上記本発明被覆エンドミル1〜8および比較被覆エンドミル1〜8について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの、質量%で、Ni−19%Cr−14%Co−4.5%Mo−2.5%Ti−2%Fe−1.2%Al−0.7%Mn−0.4%Siの組成を有するNi基合金の板材、
切削速度: 55 m/min.、
溝深さ(切り込み): 3 mm、
テーブル送り: 300 mm/分、
の条件でのNi基合金の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度および溝深さは、それぞれ、25m/min.および1.2mm)、
を行い、切刃部の外周刃の逃げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至るまでの切削溝長を測定した。この測定結果を表6、7にそれぞれ示した。
Figure 2010137335
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上記の実施例2で製造した丸棒焼結体を用い、この丸棒焼結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さが8mm×48mmの寸法、並びにねじれ角30度の2枚刃形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(ドリル)D−1〜D−4をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(ドリル)D−1〜D−4の切刃に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、層厚方向に沿って表8に示される目標組成および目標層厚の下地層および同じく表8に示される目標組成および目標層厚の薄層Aと薄層Bの交互積層からなる上部層を蒸着形成することにより、本発明被覆工具としての本発明被覆ドリル1〜8をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、上記の工具基体(ドリル)D−1〜D−4の表面に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、工具基体(ドリル)D−1〜D−4の表面に、表9に示される目標組成および目標層厚の(Al,Cr,Si)N層と(Al,Ti)N層との交互積層構造からなる硬質被覆層を蒸着することにより、比較被覆工具としての比較被覆ドリル1〜8をそれぞれ製造した。
つぎに、上記本発明被覆ドリル1〜8および比較被覆ドリル1〜8について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの、質量%で、Ni−19%Cr−18.5%Fe−5.2%Cd−5%Ta−3%Mo−0.9%Ti−0.5%Al−0.3%Si−0.2%Mn−0.05%Cu−0.04%Cの組成を有するNi基合金の板材、
切削速度: 45 m/min.、
送り: 0.30 mm/rev、
穴深さ: 20 mm、
の条件でのNi基合金の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、25m/min.および0.12mm/rev)、
を行い(水溶性切削油使用)、先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結果を表8、9にそれぞれ示した。
Figure 2010137335
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この結果得られた本発明被覆工具としての本発明被覆チップ1〜10、本発明被覆エンドミル1〜8および本発明被覆ドリル1〜8の硬質被覆層を構成する薄層Aおよび薄層Bの交互積層構造からなる上部層(と下地層)、さらに、比較被覆チップ1〜10、比較被覆エンドミル1〜8および比較被覆ドリル1〜8の交互積層からなる硬質被覆層を構成する(Al,Cr,Si)N層及び(Al,Ti)N層の組成を、透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散X線分析法により測定したところ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示した。
また、上記の硬質被覆層の平均層厚を走査型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均値(5ヶ所の平均値)を示した。
表4、6〜9に示される結果から、本発明被覆工具は、その硬質被覆層が薄層Aと薄層Bの交互積層構造あるいはさらに下地層とで構成され、硬質被覆層がすぐれた高温硬さ、高温靭性、高温強度、耐熱塑性変形性とともに、すぐれた耐酸化性と層間密着強度を兼ね備えたものであるので、Ni基合金、Co基合金等の耐熱合金の高熱発生を伴う高速条件下での切削加工に用いた場合であっても、チッピング・欠損の発生なく、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、硬質被覆層が(Al,Cr,Si)N層と(Al,Ti)N層との交互積層で構成された比較被覆工具においては、Ni基合金、Co基合金等の耐熱合金の高速切削加工では、特に耐チッピング性、耐欠損性の不足により、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
上述のように、この発明の被覆工具は、一般鋼や普通鋳鉄などの切削加工は勿論のこと、高い発熱を伴うNi基合金、Co基合金等の耐熱合金の高速切削加工に用いた場合でも、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮し、すぐれた切削性能を示すものであるから、切削加工装置のFA化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。
この発明の被覆工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。 比較被覆工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。

Claims (2)

  1. 工具基体表面に、少なくとも薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、
    (a)上記薄層Aは、
    組成式:[AlCrSi]N
    で表した場合、Al,Cr,Siそれぞれの含有割合を示すX,Y,Z(いずれも原子比)は、0.45≦X≦0.70、0.25≦Y≦0.50、0.02≦Z≦0.15、X+Y+Z=1を満足するAlとCrとSiの複合窒化物層、
    (b)上記薄層Bは、
    組成式:[AlTiSi]N
    で表した場合、Al,Ti,Siそれぞれの含有割合を示すU,V,W(いずれも原子比)は、0.40≦U≦0.65、0.30≦V≦0.55、0.02≦W≦0.15、U+V+W=1を満足するAlとTiとSiの複合窒化物層、
    (c)上記薄層Aと薄層Bは、それぞれ、0.005〜0.05μmの一層平均層厚を有し、また、上記薄層Aと薄層Bとの合計層厚は、1〜5μmである、
    ことを特徴とする表面被覆切削工具。
  2. 硬質被覆層は、上記薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる上部層と、該上部層と工具基体表面との間に介在形成された下地層とからなり、該下地層は、0.05μmを超え2μm以下の層厚を有し、かつ、上記薄層Bの組成式を満足する組成を有することを特徴とする請求項1に記載の表面被覆切削工具。
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