JP2010136218A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子ズーム機能を使用する際の利便性を向上させる。
【解決手段】撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段、読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段、出力された画像を逐次表示する表示手段、ユーザからの指示を受け付ける操作手段、操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率を指定する指示に応じて読出手段の読出モード及び読出領域と、出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し指定された電子ズーム倍率に対応した画像を前記表示手段から逐次表示させる制御手段とを備え、単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来、撮像素子の撮像領域の中から所望の領域の信号のみを読み出した画像を拡大して、電子的にズームを行うようにした電子ズーム機能を有するデジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置がある。
特許文献1には、電子ズーム機能に関する技術として、ズーム停止中に読み出す画素数を出力画素数と同一にする読出モードで読み出し、読み出された画像に電子的な変倍を加えないようにして、解像度劣化を抑えることが開示されている。
例えば1280×960の画素数を持つ撮像素子で2倍電子ズームの機能を持たせる場合、望遠時(2倍電子ズーム時)の読出モードは中央にある640×480の領域から全画素を読み出すモードとする。また、広角時(1倍電子ズーム時)の読出モードは1280×960の全領域を2×2画素加算するなどして640×480に縮小したものを読み出すモードとする。これにより、望遠時において画素の補間が行われることをなくし、解像度を低下させないようにしている。さらにそれら1倍、2倍などあらかじめ用意された複数の所定倍率(ズーム停止倍率)を用いるとともに、その間の倍率については線形補間や3次補間等の補間処理による変倍処理を施すことによって滑らかなズーミング画像を得られるようにしている。
特開2005−191867号公報
しかしながら、上記従来技術では、ズーム停止倍率時における電子ビューファインダ表示に関するものであり、読み出された画像の一領域をマニュアルフォーカス(MF)用の高解像度で表示するMF小画面表示について考慮されていない。ズーム停止倍率時の読出モードは、電子ビューファインダ表示の解像度を低下させないために選択されたものである。したがって、ズーム停止倍率時において、電子ビューファインダ表示の解像度を更に高くした高解像度のMF小画面表示を表示することができなかった。
また、上記従来技術は、1倍、2倍などのあらかじめ用意されたズーム停止倍率に限られたものであり、電子ズーム倍率が任意であるような場合については考慮されていない。したがって、電子ズーム倍率を任意に操作した際に、読出モードが遷移するズーム停止倍率付近において、そのズーム停止倍率を跨ぐ操作が繰り返された場合、読出モードの遷移が頻繁に行われることとなる。
また、上記従来技術は、フレームレートを高くすることについては考慮されていない。したがって、ハードウエア上の制約などにより、フレームレートを高くした際の読出モードが制限される場合、その読出モードの制限に伴って電子ズーム倍率も制限されることとなる。
本発明は、このような従来技術の課題を少なくとも1つ解決することを目的としてなされたものである。本発明の目的は、電子ズーム機能を有する撮像装置、その制御方法及びプログラムにおいて、その機能を使用する際の利便性を向上させることである。
上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、前記出力された画像を逐次表示する表示手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、前記操作手段により受け付けられた、電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に対応した画像を前記表示手段から逐次表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記制御情報に従った制御における前記単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を、画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に行うことを特徴とする本発明による撮像装置によって達成される。
また、上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率の増加又は減少の指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、連続的に電子ズーム倍率を変動させた画像を前記出力手段から逐次出力させる制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記増加の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を増加させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を高倍率側にシフトさせ、前記減少の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を減少させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を低倍率側にシフトさせることを特徴とする本発明による撮像装置によって達成される。
また、上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に応じた画像を前記出力手段から所定のフレームレートで逐次出力させる制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記所定のフレームレートより速いフレームレートへ変更する指示が前記操作手段により受け付けられた際に、前記第1の制御情報に従った制御から、前記単位領域の大きさが大きい読出モードでの読み出しが行われる電子ズーム倍率の範囲が前記第1の制御情報よりも広く予め設定された第2の制御情報に従った制御へ切り替えることを特徴とする本発明による撮像装置によって達成される。
また、上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、前記出力された画像を逐次表示する表示手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、前記操作手段により受け付けられた、電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に対応した画像を前記表示手段から逐次表示させる制御工程を含み、前記制御工程が、前記制御情報に従った制御における前記単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を、画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に行うことを特徴とする本発明による撮像装置の制御方法によっても達成される。
また、上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率の増加又は減少の指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、連続的に電子ズーム倍率を変動させた画像を前記出力手段から逐次出力させる制御工程を含み、前記制御工程が、前記増加の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を増加させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を高倍率側にシフトさせ、前記減少の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を減少させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を低倍率側にシフトさせることを特徴とする本発明による撮像装置の制御方法によっても達成される。
また、上記目的は、撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に応じた画像を前記出力手段から所定のフレームレートで逐次出力させる制御工程を含み、前記制御工程が、前記所定のフレームレートより速いフレームレートへ変更する指示が前記操作手段により受け付けられた際に、前記第1の制御情報に従った制御から、前記単位領域の大きさが大きい読出モードでの読み出しが行われる電子ズーム倍率の範囲が前記第1の制御情報よりも広く予め設定された第2の制御情報に従った制御へ切り替えることを特徴とする本発明による撮像装置の制御方法によっても達成される。
本発明によれば、電子ズーム機能を利用する際の利便性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置1のブロック図である。図1に示すように、撮像装置1において、撮像レンズ等からなる撮像光学系101を通った光線は、エリアセンサ102(固体撮像素子)の撮像面に導かれる。これにより、エリアセンサ102の撮像面を構成する複数のフォトダイオード(画素)には光電変換により被写体像に対応した画像信号が発生する。
エリアセンサ102は、読出手段としてのTG109(タイミング・ジェネレータ)から供給されるクロック信号によって逐次駆動される。TG109により駆動されたエリアセンサ102からは、フォトダイオードにより発生した画像信号が逐次読み出されてA/D変換器104へ出力される。なお、画像信号の読み出しの詳細については後述する。A/D変換器104は、TG109から供給されるクロック信号に応じてA/D(Analog-To-Digital)変換を行う。
A/D変換器104においてデジタル信号に変換された画像信号は、信号処理回路105に入力され、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正処理等を施されてYCrCbの輝度と色差信号に変換される。信号処理回路105の出力は変倍処理回路106に入力される。
変倍処理回路106は、入力された画像信号に対し、電子ズーム倍率に応じて表示と記録の画像サイズ(800×600画素)に合わせた変倍処理を行う。変倍処理回路106の出力は、記録回路107又は表示回路110に入力される。
記録回路107は、変倍処理回路106から入力された画像信号に対して圧縮等の処理を施した後に所定のフォーマットへ変換し、その変換後のデータを着脱可能な記録媒体108に記録する。例えば、記録媒体108には、エリアセンサ102において所定のフレームレートで逐次読み出した動画像などが逐次記録(逐次出力)される。
表示回路110は、変倍処理回路106から入力された画像信号に対して、スーパーインポーズ等の処理を施した後に、例えばNTSC方式のアナログ画像信号に変換する。変換されたアナログが像信号は、表示手段としてのディスプレイ111に出力されてディスプレイ111の画面上に表示される。例えば、ディスプレイ111の画面上には、エリアセンサ102において所定のフレームレートで逐次読み出した画像が逐次表示される(電子ビューファインダ表示)。
制御手段としてのマイコン112は、いわゆるマイクロコントローラであり、操作手段としての操作部113により受け付けられたユーザの指示に応じて撮像装置1の各部を中央制御する。具体的には、マイコン112は、操作部113のモードダイアル(図示しない)の状態を監視する。そして、マイコン112は、モードダイアルの指示に応じて指定された電子ズーム倍率に応じて、エリアセンサ102の加算間引きモード、信号処理回路105の処理画像サイズ、変倍処理回路106での変倍率などを変更する。
ここで、マイコン112の制御の下で変更されるエリアセンサ102の加算間引きモード(以下、読出モード)について説明する。図2〜図4は、エリアセンサ102の読出モードを説明するための図である。具体的には、図2は、エリアセンサ102の複数の読出モードを説明するための図である。図3は、エリアセンサ102の読み出し画角を説明するための図である。図4は、変倍処理回路106の変倍率と電子ズーム倍率を説明するための図である。
なお、以下の説明において、エリアセンサ102は、総画素数が4800×3600画素であるものとする。また、TG109によるエリアセンサ102の画素を読み出す複数の読出モードとして、6×6加算モード、3×3加算モード、2×2加算モード、1×1非加算モードを有するものとする。各読出モードは、エリアセンサ102の撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎にその単位領域に含まれる画素を加算して読み出す。なお、各読出モードは、互いに単位領域の大きさが異なっている。また、記録媒体108に記録される動画像や、ディスプレイ111において電子ビューファインダ表示される画像の画像サイズは、800×600画素とする。
6×6加算モードは、図2に示すように周辺同色6×6画素(単位領域)を加算することにより1画素値を得る読出モードである。6×6加算モードでは、図3に示すように4800×3600の全画素を読み出す(電子ズーム1倍相当)と800×600画素の画像サイズ(電子ビューファインダ表示と記録される動画像の画像サイズと同サイズ)の画像を出力する。すなわち、6×6加算モードでは、4800×3600画素が読出領域であり、電子ズーム1倍の時が画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる。
3×3加算モードは、図2に示すように周辺同色3×3画素を加算することにより1画素値を得る読出モードである。3×3加算モードでは、図3に示すように4800×3600画素の全画素を読み出すと1600×1200画素の画像サイズの画像を出力する。
3×3加算モードでは、電子ビューファインダ表示や記録される動画像の画像サイズ(800×600画素)よりも余分に周辺の画像を取得している。したがって、3×3加算モード時の画像を用いる場合、図4に示すように電子ズーム1倍から電子ズーム2倍までの間の電子ズーム倍率に対応するフレームを、画質劣化を招くことなく変倍により生成することができる。すなわち、3×3加算モードでは、4800×3600画素が読出領域であり、電子ズーム2倍の時が画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる。
2×2加算モードは、図2に示すように周辺同色2×2画素を加算することにより1画素値を得る読出モードである。2×2加算モードでは、図3に示すように4800×3600画素の全画素から中央の3200×2400画素分を読み出す(電子ズーム1.50倍相当)と、1600×1200画素の画像サイズの画像を出力する。
2×2加算モードでは、電子ズーム1.50倍相当で画素の読み出しを行った際でも、電子ビューファインダ表示や記録される動画像の画像サイズ(800×600画素)よりも余分に周辺の画像を取得している。したがって、2×2加算モード時の画像を用いる場合、図4に示すように電子ズーム1.5倍(=1.50×1.00)から電子ズーム3倍(=1.50×2.00)までの間の電子ズーム倍率に対応するフレームを、画質劣化を招くことなく変倍により生成する。すなわち、2×2加算モードでは、中央の3200×2400画素が読出領域であり、電子ズーム3倍の時が画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる。
1×1非加算モードは、画素を加算することなく1画素から1画素値を得る読出モードである。1×1非加算モードでは、図3に示すように4800×3600画素の全画素から中央の1600×1200画素分を読み出す(電子ズーム3.00倍相当)と1600×1200画素の画像サイズの画像を出力する。
1×1非加算モードでは、電子ズーム3.00倍相当で画素の読み出しを行った際でも、電子ビューファインダ表示や記録される動画像の画像サイズ(800×600画素)よりも余分に周辺の画像を取得している。そして、1×1非加算モードでは、図4に示すように電子ズーム3倍(=3.00×1.00)から電子ズーム6倍(=3.00×2.00)までの間の電子ズーム倍率に対応するフレームを、画質劣化を招くことなく変倍により生成する。すなわち、1×1非加算モードでは、中央の1600×1200画素が読出領域である。
次に、図5、図6を参照して、第1の実施形態に係る静止画像撮像用の電子ビューファインダ表示とMF小画面表示とについて説明する。図5は、静止画像撮像用の電子ビューファインダ表示時におけるエリアセンサ102の読出モードの遷移を示す線図(制御情報)である。マイコン112には、上記線図が予めROM(図示しない)などに記憶されている。
なお、電子ビューファインダ表示は、マイコン112の制御の下、エリアセンサ102で逐次撮像された画像を、上述したいずれかの読出モードで読み出し、変倍処理回路106で変倍処理した後に表示回路110に出力して行われる。また、MF(マニュアル・フォーカス)小画面表示は、手動で焦点調整を行う際に、電子ビューファインダ表示されている所定の領域の解像度を高くした小画面をディスプレイ111に表示することである。すなわち、MF小画面表示では、電子ビューファインダ表示の画像の解像度よりも高い解像度の画像が表示される。
図5において、横軸はトータルの電子ズーム倍率、下のグラフの縦軸は変倍処理回路106による電子ズーム倍率、上のグラフの縦軸はエリアセンサ102の加算間引き読み出しによる電子ズーム倍率である。また、黒丸はその値を含めるものとし、白丸はその値を含めないものとする。また、画質劣化領域とは、前述した各読出モードで読み出された画像を元に電子ズームを行う際に、画素の補間により画質劣化が生じ出す変倍領域である。また、読み出し画素無し領域とは、前述した各読出モードで読み出された画像を元に電子ズームを行う際に、読み出された画像の画角よりも広角となる変倍領域である。
例えば、トータル電子ズーム倍率が×2.00倍の電子ビューファインダ表示を行う時は、3×3加算モードで電子ズーム倍率×1.00相当の画像サイズ(1600×1200画素)の画像を読み出す。そして、中央の800×600画素分を変倍せずに処理(トリミング)することで、トータル電子ズーム倍率である×2.00ズームを実現している。
また、3×3加算モードでトータル電子ズーム倍率が×2.00より大きい場合は、その加算モードで得られる1600×1200画素の画像から800×600画素分をトリミングした後に拡大処理をしなければならない。これは、トータル電子ズーム倍率が×2.00より大きい場合は、3×3加算モードでエリアセンサ102から読み出した後にトリミングした画像の画像サイズが表示の画像サイズを下回るためである。この拡大処理が行われた場合は画質の劣化が生じてしまう。
したがって、トータル電子ズーム倍率が×2.00より大きく(白丸)×3.00以下(黒丸)の間では、2×2加算モードに読出モードを切り替える。このように、読出モードを切り替えることで、エリアセンサ102から読み出した後にトリミングした画像の画像サイズが表示の画像サイズ(800×600画素)を下回ることをなくし、画質劣化を防止する。
また、図5において、破線の丸で囲まれた3箇所は、電子ビューファインダのズーム停止(電子ズーム倍率はフレームが更新されても変化しない)倍率を示す。本実施形態では、このズーム停止倍率(電子ズーム倍率×1.00、×2.00、×3.00)でズーミングを停止するものとし、その間の倍率ではズーミングが停止しないものとする。
更に、電子ズーム倍率×1.00では、全画素を6×6加算モードで読み出して800×600画素の画像を変倍することなく表示回路110に出力して電子ビューファインダ表示を行う。また、電子ズーム倍率×2.00では、全画素を3×3加算モードで読み出して中央の800×600画素の画像をトリミングし、表示回路110に出力して電子ビューファインダ表示を行う。また、電子ズーム倍率×3.00では、3200×2400画素を2×2加算モードで読み出して中央の800×600画素の画像をトリミングし、表示回路110に出力して電子ビューファインダ表示を行う。このように、ズーム停止倍率では、エリアセンサ102から読み出した後にトリミングした画像を変倍することなく表示回路110に出力して電子ビューファインダ表示を行う。
また、図5に示すように、ズーム停止中にMF小画面表示がユーザから操作部113によって指示された場合、マイコン112は、エリアセンサ102の読出モードを現在の読出モードよりも解像度の高い読出モードへ遷移させる。また、マイコン112は、変倍処理回路106の変倍率を所定の倍率に設定し、遷移された読出モードで読み出された画像を設定した倍率で変倍させる。すなわち、マイコン112は、変倍処理回路106の変倍率を、読出モードが遷移したことによる変動分を打ち消すような倍率に設定することで、ズーム停止中の電子ビューファインダ表示に読出モードの遷移による影響が及ばないようにする。
例えば、トータルの電子ズーム倍率が×2.00の時にMF小画面表示が指示された場合、マイコン112は、現在の読出モードである3×3加算モードよりも解像度の高い2×2加算モードに遷移させる。また、この読出モードの遷移によりトータルの電子ズーム倍率が変動することなく×2.00となるように、マイコン112は、変倍処理回路106の変倍率を×1.00から×1.33に変更する。前述したとおり、3×3加算モードでの読み出しが電子ズーム1.00相当であるのに対して、2×2加算モードでの読み出しは電子ズーム1.50倍相当である。したがって、マイコン112は、1.33×1.50=1.995(≒2.00)となる1.33を変倍率として変倍処理回路106に設定する。
なお、上述した図5に示されるようなMF小画面前の読出モードの遷移と変倍処理制御は、特許文献1などで開示されている公知の技術により実現する。ここで、上述したMF小画面表示を指示された場合のマイコン112の動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図6に示すように、処理が開始されると、マイコン112は、S101において、電子ズームが停止中であるか否かを判定し、電子ズームが停止するまで処理を待機する。このS101により、マイコン112は、電子ズーム倍率がズーム停止倍率(×1.00、×2.00、×3.00)となるまで処理を待機する。
電子ズーム倍率がズーム停止倍率である場合、マイコン112は、S102において、操作部113の状態に基づいてMF小画面表示がユーザから指示されているか否かを判定する。
S102においてMF小画面表示の指示がない場合、マイコン112は、S103において、変倍処理回路106により変倍することなくエリアセンサ102から読み出された画像をディスプレイ111に表示させる。
S102においてMF小画面表示の指示がある場合、マイコン112は、S104において、エリアセンサ102の読出モードをより解像度の高い読出モードに遷移させる。また、マイコン112は、その遷移した読出モードでエリアセンサ102から読み出された画像を、上述したとおり変倍処理回路106により変倍して、ディスプレイ111に表示させる。
次いで、マイコン112は、S105において、遷移した読出モードでエリアセンサ102から読み出された画像に基づいたMF小画面を、ディスプレイ111の所定領域(MF窓)に表示する。このMF小画面は、通常のズーム停止倍率時の読出モードより解像度の高い読出モードで読み出された画像に基づいて表示されるため、所定の領域の解像度を高くすることができる。
例えば、電子ズーム倍率が×2.00である場合、S105では、3×3加算モードよりも解像度の高い2×2加算モードで読み出された画像に基づいてMF小画面が表示されることとなる。この場合、電子ズーム3倍まで所定の領域を拡大した画像をMF小画面に表示したとしても、画質劣化を招くことなくがない。
次いで、マイコン112は、S106において、撮像を終了する指示をユーザから操作部113で受け付けたか否かを判定することで、撮像を継続するか否かを判定する。撮像を継続する場合、マイコン112はS101に処理を戻す。また、撮像を継続しない場合、マイコン112は電子ビューファインダモードを終了する。
上述したとおり、本実施形態によれば、電子ビューファインダ表示に影響することなく、解像度の高いMF小画面表示を実現することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置のハードウエア構成は第1の実施形態と同じであるためその説明は省略する。以下、第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる部分についてのみを説明する。
本実施形態においては、電子ビューファインダ表示時におけるエリアセンサ102の読出モードの遷移が第1の実施形態とは異なり、図7の線図に示されるような制御がなされる。
図7に示すように、第2の実施形態においては、ズーム停止倍率時における動作が図5と異なる。例えば、第1の実施形態では、トータル電子ズーム倍率が×2.00より大きく(白丸)×3.00以下(黒丸)の間で2×2加算モードの読み出しを行う。これに対し、第2の実施形態では、トータル電子ズーム倍率が×2.00以上(黒丸)×3.00未満(白丸)の間で2×2加算モードの読み出しを行う。すなわち、第2の実施形態では、単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を、画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に行っている。このため、ズーム停止倍率において変倍処理回路106で変倍処理が行われており、MF小画面表示の指示に応じて読出モードの遷移が行われることなく、解像度の高いMF小画面表示が可能となっている。
具体的には、電子ズーム倍率×1.00ではエリアセンサ102の全画素について3×3加算モードで1600×1200画素の画像サイズの画像を読み出す。また、電子ズーム倍率×2.00では、エリアセンサ102の中央の2400×1800画素について2×2加算モードで1200×900画素の画像サイズの画像を読み出す。また、電子ズーム倍率×3.00では、エリアセンサ102の中央の1600×1200画素について1×1非加算モードで同サイズの画像を読み出す。
次いで、変倍処理回路106において、電子ズーム倍率×1.00では1/2倍、電子ズーム倍率×2.00では2/3倍、電子ズーム倍率×3.00では1/2倍に変倍した後、ディスプレイ111で電子ビューファインダ表示を行う。
以上のような線図に従って読出モードを遷移する場合であっても、第1の実施形態と同様、電子ビューファインダ表示に影響することなく、解像度の高いMF小画面表示を実現することができる。なお、本実施形態では、ズーム停止倍率において解像度の高いMF小画面表示が可能となるように読出モードの遷移が行われていればよい。例えば、図中の点線で示したとおり、ズーム停止倍率に先立って読出モードの遷移が行う構成であってもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置のハードウエア構成は第1の実施形態と同じであるためその説明は省略する。以下、第3の実施形態については、第1、第2の実施形態と異なる部分についてのみを説明する。
本実施形態は、動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時の電子ズームに関する。なお、動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時では、前述したズーム停止倍率でズーミングを停止することなく、操作部113を介したユーザの電子ズーム倍率の増加又は減少の指示により、任意のズーム倍率が選択可能とする。
本実施形態においては、動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時にエリアセンサ102の読出モードを図8の線図に従って遷移させる。図8に示すように、動画像記録時等では、トータル電子ズーム倍率が増加する方向において読出モードが遷移する倍率と、減少する方向において読出モードが遷移する倍率とが異なるように、読出モードの遷移時にヒステリシスを持たせる。
例えば、トータル電子ズーム倍率×2.00〜×3.00では、増加する方向において×2.00を少し超えたところ(高倍率側)で3×3加算モードから2×2加算モードに読出モードが遷移する。逆に、減少する方向では、×2.00を少し下回ったところ(低倍率側)で2×2加算モードから3×3加算モードに読出モードが遷移する。
すなわち、上記ヒステリシスにより、増加の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を増加させる際においては、読出モードを遷移する電子ズーム倍率を高倍率側にシフトさせている。また、減少の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を減少させる際においては、読出モードを遷移する電子ズーム倍率を低倍率側にシフトさせている。
上述した読出モードの遷移時におけるヒステリシスにより、読出モードの遷移が頻繁に発生する状況を低減することができる。例えば、トータル電子ズーム倍率×2.00〜×3.00の間で電子ズーム倍率が繰り返し操作される場合であっても、2×2加算モードから読出モードが遷移することがなくなる。
ここで、ユーザから操作部113を介して静止画像記録と動画像記録のどちらかを指示された時のマイコン112の動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
図9に示すように、処理が開始されると、マイコン112は、S201において、操作部113の状態に基づいて静止画像記録又は動画像記録のいずれがユーザから指示いるかを判定する。
静止画像記録である場合、マイコン112は、S202において、静止画像記録用の読出モードの遷移線図(図5又は図6など)を選択し、その選択した線図に従った読出モードの制御を行う。動画像記録である場合、マイコン112は、S203において、動画像記録用の読出モードの遷移線図(図8など)を選択し、その選択した線図に従った読出モードの制御を行う。
次いで、マイコン112は、S204において、撮像を終了する指示をユーザから操作部113で受け付けたか否かを判定することで、撮像を継続するか否かを判定する。撮像を継続する場合、マイコン112はS201に処理を戻す。また、撮像を継続しない場合、マイコン112は処理を終了する。上述したとおり、本実施形態によれば、エリアセンサ102の読出モードの遷移が頻繁に発生することを防ぐことができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置のハードウエア構成は第1の実施形態と同じであるためその説明は省略する。以下、第4の実施形態については、第1〜第3の実施形態と異なる部分についてのみを説明する。
本実施形態においては、動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時にエリアセンサ102の読出モードを図10の線図に従って遷移させる。図10に示すように、動画像記録時等では、遷移線図(A)又は遷移線図(B)に従ってエリアセンサ102の読出モードを遷移させる。第1の制御情報としての遷移線図(A)は通常のフレームレート時に選択される線図であり、第2の制御情報としての遷移線図(B)は通常時よりも速いフレームレートでエリアセンサ102を駆動させる高速フレームレート時に選択される線図である。
遷移線図(A)に対して遷移線図(B)は、エリアセンサ102から読み出される画素数を少なくする、又は、エリアセンサ102の読み出し対象となる領域を狭くするように、読出モードが遷移するタイミングを高倍率側にシフトしている。本実施形態では、遷移線図(A)の代わりに高倍率側にシフトした遷移線図(B)を用いることで、高速フレームレート時における電子ズーム倍率の範囲を広げることができる。
例えば、6×6加算モードであればエリアセンサ102から読み出される画素は800×600画素であり、3×3加算モードの時(1600×1200画素)と比べて画素数が少なくて済む。つまり、同じ駆動周波数である場合は、3×3加算モード時と比較して6×6加算モード時の方が画素の読み出しに要する時間が短くて済む。
フレーム間で処理が可能な信号処理回路105の処理量などのハードウエア上の制約により、読み出しに要する時間を短くする必要から高速フレームレートが6×6加算モードでの読み出しに制限されているものとする。この場合、遷移線図(A)を用いた読出モードの遷移では、高速フレームレート時の電子ズームが1.00倍に制限される。しかしながら、遷移線図(A)の代わりに遷移線図(B)を用いることで、高速フレームレート時における電子ズーム倍率の範囲が1.00〜1.50倍付近まで広がることとなる。なお、遷移線図(B)の形状(遷移線図(A)に対するシフト量)は、上述したハードウエア上の制約や、画質劣化をどの程度まで許容するか等の設計上の制約に応じて予め設定されるものとする。
ここで、ユーザから操作部113を介して通常のフレームレートと高速フレームレートのどちらかを指示された時のマイコン112の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11に示すように、処理が開始されると、マイコン112は、S301において、操作部113の状態に基づいて通常のフレームレート又は高速フレームレートのいずれがユーザから指示されているかを判定する。
通常のフレームレートである場合、マイコン112は、S302において、遷移線図(A)を選択し、その選択した線図に従った読出モードの制御を行う。高速フレームレートである場合、マイコン112は、S303において、遷移線図(B)を選択し、その選択した線図に従った読出モードの制御を行う。
次いで、マイコン112は、S304において、撮像を終了する指示をユーザから操作部113で受け付けたか否かを判定することで、撮像を継続するか否かを判定する。撮像を継続する場合、マイコン112はS301に処理を戻す。また、撮像を継続しない場合、マイコン112は処理を終了する。上述したとおり、本実施形態によれば、高速フレームレート時において電子ズーム倍率範囲を広げることができる。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態は、システム或は装置のコンピュータ(或いはCPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。従って、上述の実施形態をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
なお、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能であれば、どのような形態であってもよい。例えば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等で構成することができるが、これらに限るものではない。上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、記憶媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、MO、CD、DVD等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたコンピュータプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであっても良い。そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。つまり、上述の実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを暗号化して格納した記憶媒体を配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを許可してもよい。鍵情報は、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用するものであってもよい。さらに、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。
第1の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。 エリアセンサの加算モードを説明するための図である。 エリアセンサの読み出し画角を説明するための図である。 変倍処理回路の変倍率と電子ズーム倍率を説明するための図である。 第1の実施形態に係る静止画像用の電子ビューファインダ表示時におけるエリアセンサの読出モードの遷移を示す線図である。 第1の実施形態に係るマイコンの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る静止画像用の電子ビューファインダ表示時におけるエリアセンサの読出モードの遷移を示す線図である。 第3の実施形態に係る動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時におけるエリアセンサの読出モードの遷移を示す線図である。 第3の実施形態に係るマイコンの動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る動画像記録用の電子ビューファインダ表示時及び動画像記録時におけるエリアセンサの読出モードの遷移を示す線図である。 第4の実施形態に係るマイコンの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
101 レンズ
102 エリアセンサ
104 A/D変換器
105 信号処理回路
106 変倍処理回路
107 記録回路
108 記録媒体
109 TG
110 表示回路
111 ディスプレイ
112 マイコン
113 操作部

Claims (8)

  1. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、
    前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、
    前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、
    前記出力された画像を逐次表示する表示手段と、
    ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段により受け付けられた、電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に対応した画像を前記表示手段から逐次表示させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段が、前記制御情報に従った制御における前記単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を、画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段が、前記表示手段において前記逐次表示する画像の解像度よりも高い解像度の画像を前記出力された画像から表示させる際に、前記遷移を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、
    前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、
    前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、
    ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率の増加又は減少の指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、連続的に電子ズーム倍率を変動させた画像を前記出力手段から逐次出力させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段が、前記増加の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を増加させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を高倍率側にシフトさせ、前記減少の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を減少させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を低倍率側にシフトさせることを特徴とする撮像装置。
  4. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、
    前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、
    前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、
    ユーザからの指示を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に応じた画像を前記出力手段から所定のフレームレートで逐次出力させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段が、前記所定のフレームレートより速いフレームレートへ変更する指示が前記操作手段により受け付けられた際に、前記第1の制御情報に従った制御から、前記単位領域の大きさが大きい読出モードでの読み出しが行われる電子ズーム倍率の範囲が前記第1の制御情報よりも広く予め設定された第2の制御情報に従った制御へ切り替えることを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、前記出力された画像を逐次表示する表示手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記操作手段により受け付けられた、電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に対応した画像を前記表示手段から逐次表示させる制御工程を含み、
    前記制御工程が、前記制御情報に従った制御における前記単位領域の大きさが小さい読出モードへの遷移を、画素の等倍読み出し可能な上限の変倍率となる前に行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率の増加又は減少の指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、連続的に電子ズーム倍率を変動させた画像を前記出力手段から逐次出力させる制御工程を含み、
    前記制御工程が、前記増加の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を増加させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を高倍率側にシフトさせ、前記減少の指示に応じて連続的に電子ズーム倍率を減少させる際において、前記制御情報に従って読出モードを遷移する電子ズーム倍率を低倍率側にシフトさせることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 撮像面に複数の画素が配置された撮像手段と、前記撮像面に配置された複数の画素を、所定の単位領域毎に当該単位領域に含まれる画素を加算して読み出すとともに、前記単位領域の大きさが互いに異なる複数の読出モードのうちのいずれかの読出モードで逐次読み出す読出手段と、前記読出手段により逐次読み出された画像を変倍して出力する出力手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記操作手段により受け付けられた電子ズーム倍率を指定する指示に応じて、前記読出手段の読出モード及び読出領域と、前記出力手段における変倍率とを予め設定された制御情報に従って制御し、前記指定された電子ズーム倍率に応じた画像を前記出力手段から所定のフレームレートで逐次出力させる制御工程を含み、
    前記制御工程が、前記所定のフレームレートより速いフレームレートへ変更する指示が前記操作手段により受け付けられた際に、前記第1の制御情報に従った制御から、前記単位領域の大きさが大きい読出モードでの読み出しが行われる電子ズーム倍率の範囲が前記第1の制御情報よりも広く予め設定された第2の制御情報に従った制御へ切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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