JP2010136197A - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】番組の映像情報から静止画データを作成することができ、かつ消費電力を抑えることができる映像表示装置を提供する。
【解決手段】番組の映像情報及び番組配列情報を含む放送信号を受信するチューナ部1を備え、チューナ部1にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示装置に、番組の映像が表示されていない状態で番組配列情報を取得するために、チューナ部1へ間欠的に給電を行うチューナ電源部11と、番組配列情報を取得するために、チューナ部1に給電が行われている場合、チューナ部1にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成する静止画データ作成部7bと、静止画データ作成部7bにて作成した静止画データを記憶する記憶部8と、記憶部8が記憶している静止画データに基づいて静止画を表示する表示部9とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】番組の映像情報及び番組配列情報を含む放送信号を受信するチューナ部1を備え、チューナ部1にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示装置に、番組の映像が表示されていない状態で番組配列情報を取得するために、チューナ部1へ間欠的に給電を行うチューナ電源部11と、番組配列情報を取得するために、チューナ部1に給電が行われている場合、チューナ部1にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成する静止画データ作成部7bと、静止画データ作成部7bにて作成した静止画データを記憶する記憶部8と、記憶部8が記憶している静止画データに基づいて静止画を表示する表示部9とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、放送信号に係る映像を表示する映像表示装置に関し、特に静止画を壁掛け絵画、写真のように表示する機能を備えた映像表示装置及び映像表示方法に関する。
近年、壁掛けタイプの映像表示装置が実用化されている。非特許文献1には、放送信号に基づく映像表示を停止している場合に、予め記憶した静止画、又はUSB(Universal Serial Bus)から取り込んだ静止画を順次表示する機能を備えた映像表示装置が開示されている。非特許文献1によれば、映像表示の停止時に、黒色の大型表示画面で壁面が覆われるようなことはない。このため、部屋の雰囲気が損なわれる虞は無く、絵画、写真等の静止画によって部屋の雰囲気を明るくすることが可能になる。
一方、EPG(Electric Program Guide)情報を利用したスクリーンセイバー機能を有する映像表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る映像表示装置は、一定時間毎にチャンネルを切り替えて各チャンネルのEPG情報を取得し、取得したEPG情報を用いて、スクリーンセイバー用の映像を作成し、表示するように構成されている。
特許文献1によれば、映像表示装置の画面の焼き付きを抑制することができるのみならず、EPG情報を表示することで、使用者に対して現在視聴可能な番組の情報を提供することが可能になる。また、使用者がスクリーンセイバー用の映像データを別途用意しなくても、スクリーンセイバー用の新たな映像を自動で作成することができる。
特開2006−41588号公報
[online]、平成20年4月9日、ソニー株式会社、[平成20年11月26日検索]、インターネット<URL:http://www.sony-europe.com/pressrelease/id/1207064686203>
特許文献1によれば、映像表示装置の画面の焼き付きを抑制することができるのみならず、EPG情報を表示することで、使用者に対して現在視聴可能な番組の情報を提供することが可能になる。また、使用者がスクリーンセイバー用の映像データを別途用意しなくても、スクリーンセイバー用の新たな映像を自動で作成することができる。
しかしながら、非特許文献1に係る映像表示装置においては、使用者の嗜好に応じた任意の静止画のデータをユーザーが用意しなくてはならないという問題があった。映像表示装置を情報端末として考えた場合、放送信号から取得できる新規の情報を十分に活用できていないと言える。
また、特許文献1に係る映像表示装置によれば、スクリーンセイバー機能が起動している間、一定時間毎にチャンネルを切り替え、その都度、チューナ、信号処理回路を動作させなければならず、低消費電力化を図ることができないという問題がある。
また、特許文献1に係る映像表示装置によれば、スクリーンセイバー機能が起動している間、一定時間毎にチャンネルを切り替え、その都度、チューナ、信号処理回路を動作させなければならず、低消費電力化を図ることができないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、放送信号に基づく映像表示を停止している状態で定期的に行われる番組配列情報取得時に、番組の映像情報を受信し、該映像情報に基づいて、静止画データの作成を行うことにより、消費電力を抑えつつ、番組の映像情報から静止画データを作成し、該静止画データに基づく静止画を表示することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供することを目的とする。
本発明に係る映像表示装置は、番組の映像情報及び非映像情報を含む放送信号を受信する受信手段を備え、該受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示装置において、番組の映像が表示されていない状態で前記非映像情報を取得するために、前記受信手段へ間欠的に給電を行う電源手段と、前記非映像情報を取得するために、前記受信手段に給電が行われている場合、前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成する静止画データ作成手段と、該静止画データ作成手段にて作成した静止画データを記憶する記憶手段と、番組の映像の表示を停止している場合、該記憶手段が記憶している静止画データに基づいて静止画を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記静止画データに基づいて、該静止画データを構成する複数の画素夫々の輝度の度数分布を作成する度数分布作成手段と、該度数分布作成手段にて作成された度数分布が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段とを備え、前記記憶手段は、静止画データが前記所定の条件を満たすと判定された場合、該静止画データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記表示手段は、映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、前記記憶手段は、静止画データと共に、前記度数分布作成手段が作成した度数分布を記憶するようにしてあり、更に、前記記憶手段が記憶している度数分布に基づいて、前記バックライトの輝度を決定するバックライト輝度決定手段と、該バックライト輝度決定手段にて決定した輝度で発光するように、前記バックライトの輝度を制御する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記静止画データに基づいて、該静止画データを構成する複数の画素の最大輝度及び最小輝度の輝度差、並びに平均輝度を算出する手段と、算出された輝度差が第1所定値以上であるか否かを判定する手段と、算出された平均輝度が第2所定値以上であるか否かを判定する手段とを備え、前記記憶手段は、静止画データの輝度差が第1所定値以上であり、平均輝度が第2所定値以上であると判定された場合、該静止画データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記表示手段は、映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、前記記憶手段は、静止画データと共に、該静止画データの輝度差及び平均輝度を記憶するようにしてあり、更に、前記記憶手段が記憶している輝度差及び平均輝度に基づいて、前記バックライトの輝度を決定するバックライト輝度決定手段と、該バックライト輝度決定手段にて決定した輝度で発光するように、前記バックライトの輝度を制御する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記バックライト輝度決定手段は、前記輝度差及び平均輝度が大きい程、前記バックライトの輝度が低くなるように、該バックライトの輝度を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記非映像情報は、番組の放送時刻及び種別に関する情報を含む番組配列情報であることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、表示すべき静止画の種別を受け付ける受付手段と、前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる番組の映像情報の種別が、前記受付手段にて受け付けた種別に含まれるか否かを判定する種別判定手段とを備え、前記記憶手段は、映像情報の種別が、前記受付手段にて受け付けた種別に含まれると判定した場合、前記静止画データ作成手段にて作成された静止画データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、前記記憶手段は、前記静止画データ作成手段にて作成された静止画データを複数記憶しており、前記表示手段は、前記記憶手段が記憶している複数の静止画データに基づいて、複数の静止画を順次表示する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る映像表示方法は、番組の映像情報及び非映像情報を含む放送信号を受信する受信手段を備えた映像表示装置を用いて、放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示方法において、番組の映像が表示されていない状態で前記非映像情報を取得するために、前記受信手段へ間欠的に給電を行うステップと、前記非映像情報を取得するために、前記受信手段に給電が行われている場合、前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成するステップと、作成した静止画データを記憶するステップと、番組の映像の表示を停止している場合、記憶している静止画データを表示するステップとを有することを特徴とする。
本発明にあっては、番組の映像が表示されていない状態、いわゆるスタンバイ状態であっても、非映像情報を取得するために、受信手段に給電が行われることがある。静止画データ作成手段は、番組の映像が表示されていない状態で受信手段に給電が行われているときに、放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成する。作成された静止画データは、記憶手段に記憶される。そして、表示手段は、記憶手段が記憶している静止画データに基づいて、静止画を表示する。
従って、静止画データを作成するためにのみ受信手段に給電を行う構成に比べ、省電力化を図ることができる。また、番組の映像情報に基づいて、静止画データを作成することができる。
従って、静止画データを作成するためにのみ受信手段に給電を行う構成に比べ、省電力化を図ることができる。また、番組の映像情報に基づいて、静止画データを作成することができる。
本発明にあっては、静止画データを構成する複数の画素夫々の輝度の度数分布を作成し、作成された度数分布が所定の条件を満たすか否かを判定する。度数分布が所定の条件を満たすか否かを判定することによって、静止画表示時の省電力に寄与する静止画データと、省電力に寄与しない静止画データとを判別することが可能になる。記憶手段は、静止画データが前記所定の条件を満たすと判定された場合、該静止画データを記憶する。従って、省電力化を図ることができる静止画データを記憶し、該静止画データに係る静止画を表示することが可能になる。
本発明にあっては、記憶手段は、静止画データと共に、該静止画データに係る輝度の度数分布を記憶する。そして、輝度の度数分布に基づいて、バックライトの輝度を決定し、決定した輝度でバックライトが発光するように制御する。従って、静止画データを構成する画素の輝度に応じて、バックライトの輝度を高低させることができ、更なる省電力化を図ることが可能になる。
本発明にあっては、静止画データを構成する複数の画素夫々の最大輝度及び最小輝度の輝度差と、平均輝度とを算出する。そして、輝度差が第1所定値以上であるか否かを判定する。同様に平均輝度が第2所定値以上であるか否かを判定する。輝度差が第1所定値以上であり、かつ平均輝度が第2所定値以上である場合、つまり静止画表示時の省電力に寄与する静止画データであると判定した場合、記憶手段は、該静止画データを記憶する。従って、省電力化を図ることができる静止画データを記憶し、該静止画データに係る静止画を表示することが可能になる。
なお、本発明における最大輝度及び最小輝度は、広義の意味で解釈すべきであり、例えば静止画データを構成する全画素の最大階調値側10%タイル値を最大輝度として採用し、最小階調値側10%タイル値を最小輝度として採用しても良い。
なお、本発明における最大輝度及び最小輝度は、広義の意味で解釈すべきであり、例えば静止画データを構成する全画素の最大階調値側10%タイル値を最大輝度として採用し、最小階調値側10%タイル値を最小輝度として採用しても良い。
本発明にあっては、記憶手段は、静止画データと共に、該静止画データに係る前記輝度差及び平均輝度を記憶する。そして、輝度差及び平均輝度に基づいて、バックライトの輝度を決定する。従って、静止画データを構成する画素の輝度に応じて、バックライトの輝度を高低させることができ、更なる省電力化を図ることが可能になる。
本発明にあっては、輝度差及び平均値が大きい程、前記バックライトの輝度が低くなるように、該バックライトの輝度を決定する。輝度差が大きい場合、つまり静止画のコントラストが大きい場合、コントラストが低い場合に比べて、バックライトの輝度を低く設定することが可能になる。また、平均輝度が大きい場合、平均輝度が小さい場合に比べて、バックライトの輝度を低く設定することが可能になる。従って、省電力化を図ることが可能になる。
本発明にあっては、番組の映像が表示されていない状態で、番組配列情報を取得するために、受信手段に給電が行われることがあり、該給電時に静止画データを作成する。
本発明にあっては、表示すべき静止画の種別を受け付ける。つまり、使用者の嗜好に関する種別を受け付ける。静止画データを作成する際に、受信した放送信号に含まれる映像情報の種別が、受け付けた前記種別に含まれる場合、静止画データが記憶手段に記憶される。なお、映像情報の種別は、番組配列情報によって特定される。
従って、使用者の嗜好にあった静止画データを記憶手段に記憶させ、表示することが可能になる。
従って、使用者の嗜好にあった静止画データを記憶手段に記憶させ、表示することが可能になる。
本発明にあっては、記憶手段は複数の静止画データを記憶し、複数の静止画データに基づいて、異なる複数の静止画を順次表示する。
従って、画面の焼き付きを抑制することが可能になる。
従って、画面の焼き付きを抑制することが可能になる。
本発明によれば、消費電力を抑えつつ、番組の映像情報から静止画データを作成し、該静止画データに基づく静止画を表示することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る映像表示装置は、番組非表示状態において、静止画を壁掛け絵画、写真のように表示する機能を備えており、特に消費電力を抑えつつ、番組のビデオデータから静止画データを作成し、該静止画データに基づく静止画を表示することを可能にしたものである。
図中1は、アンテナAで受信した地上デジタル放送、デジタル衛星放送、又はアナログ放送に係るRF信号を増幅し、特定チャンネルの信号を選択するチューナ部(受信手段)であり、チューナ部1は、選択した信号を復調部2に与える。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る映像表示装置は、番組非表示状態において、静止画を壁掛け絵画、写真のように表示する機能を備えており、特に消費電力を抑えつつ、番組のビデオデータから静止画データを作成し、該静止画データに基づく静止画を表示することを可能にしたものである。
図中1は、アンテナAで受信した地上デジタル放送、デジタル衛星放送、又はアナログ放送に係るRF信号を増幅し、特定チャンネルの信号を選択するチューナ部(受信手段)であり、チューナ部1は、選択した信号を復調部2に与える。
チューナ部1から与えられた信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調されており、復調部2は、前記信号を、MPEG2TS(Transport Stream)形式のストリームデータに復調し、復調したストリームデータを分離部3に与える。
TS形式のストリームデータは、複数のパケットから構成されている。パケットは、番組の映像及び音声を構成する時系列順のビデオデータ(映像情報)及び音声データ、並びに番組配列情報等をパケット化したものであり、複数のパケットから、時系列順のビデオデータ及び音声データ、並びに番組配列情報が復元される。該番組配列情報は、番組の放送時刻及び種別に関する情報を含み、いわゆる非映像情報に該当し、実施の形態2においても同様のものである。
分離部3は、ストリームデータから一の番組のビデオデータ及び音声データに係るパケットを選択し、選択したパケットからなるビデオデータ及び音声データを、夫々図示しないビデオバッファ及び音声バッファに与える。ビデオバッファ及び音声バッファは、分離部3から与えられたビデオデータ及び音声データを夫々所定のタイミングでビデオデコーダ4及び音声デコーダ6に与える。また、分離部3は、ストリームデータから、番組配列情報に係るパケットを選択し、選択したパケットからなる番組配列情報をEPGデコーダ5に与える。
ビデオデコーダ4は、ビデオバッファから与えられたビデオデータを、MPEG2の圧縮伸張方式に従って復調し、復調したビデオデータをバッファメモリを介して信号処理部7に与える。
音声デコーダ6は、音声バッファから与えられた音声データを、所定の圧縮伸張方式、例えばAAC(Advanced Audio Coding)の圧縮伸張方式に従って復調し、復調した音声データを、所定のタイミングでスピーカ10に与える。
EPGデコーダ5は、分離部3から与えられた番組配列情報を復調し、復調された番組配列情報を信号処理部7に与える。
信号処理部7は、ビデオデコーダ4からバッファメモリを介して与えられたビデオデータに特定の処理を施し、処理されたビデオデータを表示部(表示手段)9に与える。また信号処理部7は、番組配列情報に基づいて、電子番組表を作成するEPG処理部7aと、ビデオデータに基づいて、静止画データを作成する静止画データ作成部(静止画データ作成手段)7bとを備える。静止画データ作成部7bによって作成される静止画データは、壁掛け絵画、写真のように静止画を表示するために必要なデータである。なお、静止画の内容は特に限定されず、必ずしも絵画、写真映像である必要はない。更に、信号処理部7は、静止画データを構成する複数の画素夫々の輝度の度数分布を作成する度数分布作成部(度数分布作成手段)7cを備える。
信号処理部7には、不揮発性の記憶部(記憶手段)8が設けられている。記憶部8は、静止画データ作成部7bにて作成された静止画データ、度数分布作成部7cにて作成された度数分布を記憶する。
表示部9は、映像を表示する映像表示パネル9a、例えば液晶パネルと、パネル駆動部と、映像表示パネル9aを背面側から照明するバックライト9bとを備えており、信号処理部7から与えられたビデオデータに基づいて、映像を表示する。
スピーカ10は、音声デコーダ6から与えられた音声データに基づいて、音声を出力する。
スピーカ10は、音声デコーダ6から与えられた音声データに基づいて、音声を出力する。
また、映像表示装置は、チューナ電源部(電源手段)11及び主電源部12と、各電源部の動作を制御する電源処理部13とを備える。チューナ電源部11は、破線Bで囲まれた各構成部、即ちチューナ部1、復調部2、分離部3、ビデオデコーダ4、EPGデコーダ5及び音声デコーダ6に電力を供給する。主電源部12は、破線Cで囲まれた各構成部、即ち信号処理部7、記憶部8、表示部9、スピーカ10に電力を供給する。
電源処理部13は、表示部9に番組の映像を表示する場合、破線B及びCで囲まれた各構成部に電力が供給され、番組映像の表示が停止された場合、破線Cで囲まれた各構成部に電力が供給されるように、チューナ電源部11及び主電源部12の動作を処理する。なお、破線Dで囲まれた構成中、破線Cで囲まれた部分を除いた各構成部には、制御用の電力が別途供給されている。
電源処理部13は、表示部9に番組の映像を表示する場合、破線B及びCで囲まれた各構成部に電力が供給され、番組映像の表示が停止された場合、破線Cで囲まれた各構成部に電力が供給されるように、チューナ電源部11及び主電源部12の動作を処理する。なお、破線Dで囲まれた構成中、破線Cで囲まれた部分を除いた各構成部には、制御用の電力が別途供給されている。
更に、映像表示装置は、各構成部の動作を制御する制御部14を備える。制御部14は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータからなり、各種ハードウェアに制御信号を与えて各構成部の動作を制御する。また、制御部14には、計時部17と、静止画の度数分布に応じてバックライト9bの輝度を制御するためのバックライト輝度制御テーブル18とが設けられている。バックライト輝度制御テーブル18の詳細は後述する。更に、制御部14には、遠隔操作装置15(受付手段)から送信される赤外光の遠隔操作信号を受信する遠隔操作信号受信部16(受付手段)が設けられている。遠隔操作装置15は、例えば赤外線方式、Bluetooth(登録商標)又はRF方式であり、電源キー15a、いわゆるスタンバイモードにおいて静止画表示モードを使用するか否かを指定するためのピクチャーキー15b、終了キー15c、送信部(図示せず)等を備え、該送信部は、各キーの操作に応じた遠隔操作信号を送信するように構成してある。
図2は、使用者が所望する静止画のジャンル指定に係る制御部14の処理手順を示すフローチャートである。制御部14は、記憶部8から番組配列情報を読み出し(ステップS1)、読み出した番組配列情報に基づいて、電子番組表を作成する(ステップS2)。そして、制御部14は、作成した電子番組表のデータを表示部9に与えることによって、電子番組表を表示部9に表示させる(ステップS3)。
次いで、制御部14は、使用者が所望する静止画のジャンルを、遠隔操作装置15及び遠隔操作信号受信部16を介して受け付ける(ステップS4)。そして、制御部14は、受け付けたジャンルを記憶部8に記憶させ(ステップS5)、ジャンル指定に係る処理を終える。なお、上述のジャンル指定方法は、一例であり、他の処理手順でジャンルを受け付けるように構成しても良い。
図3乃至図5は、静止画データの作成に係る制御部14の処理手順を示すフローチャートである。番組の映像が表示されていない状態でいわゆるスタンバイ状態に移行した場合、又はスタンバイ状態移行後において定期的に行われる番組配列情報の取得動作時に、制御部14は、チューナ電源部11をオンにし(ステップS11)、主電源部12をオンにする(ステップS12)。
そして、制御部14は、番組配列情報を取得すべく、チューナ部1の動作を制御することによって、一のチャンネルを選局する(ステップS13)。次いで、制御部14は、ステップS13で選局されたチャンネルの信号を受信し(ステップS14)、受信した信号を復調部2にて復調する(ステップS15)。
次いで、制御部14は、復調されたMPEG2TS形式のストリームデータを、分離部3によって、ビデオデータ、番組配列情報及び音声データに分離し、分離された各データをビデオデコーダ4、EPGデコーダ5及び音声デコーダ6によって復号化する(ステップS16)。そして、制御部14は、信号処理部7に番組配列情報を取得させ(ステップS17)、該番組配列情報に基づいて電子番組表データを作成させる(ステップS18)。
次いで、制御部14は、現在選局されている番組のジャンルが、指定ジャンルであるか否かを判定する(ステップS19)。つまり、現在選局されている番組のジャンルが、ステップS1〜5の処理で受け付けて記憶したジャンルに含まれるか否かを判定する。あるいは、ジャンルが一致するか否かを判定するようにしても良い。指定ジャンルであると判定した場合、(ステップS19:YES)、制御部14は、ビデオデータを信号処理部7に取得させ、取得したビデオデータに基づいて静止画データを作成させる(ステップS20)。
ステップS20の処理を終えた制御部14は、信号処理部7の度数分布作成部7cに、ステップS20で作成した静止画データに基づいて、該静止画を構成する各画素の輝度の度数分布を作成させる(ステップS21)。
図6は、静止画を構成する各画素の輝度の度数分布である。横軸は輝度を示し、縦軸は各輝度の度数を示している。該度数分布は、省電力化の可否を判定するための情報として用いられる。
次いで、制御部14は、ステップS21で作成した度数分布に基づいて、静止画データを構成する各画素の最大輝度及び最小輝度の輝度差、並びに平均輝度を算出する(ステップS22)。そして、制御部14は、算出された輝度差が第1所定値以上であるか否かを判定する(ステップS23)。
輝度差は、最大輝度をYmax、最小輝度をYmin、輝度の階調数をNとした場合、下記式(1)で表される。
輝度差(%)= (Ymax−Ymin)/N×100・・・(1)
輝度差(%)= (Ymax−Ymin)/N×100・・・(1)
好ましくは、最大輝度は、静止画を構成する全画素の最大階調値側10%タイル値である。即ち、最大輝度は、輝度の最大階調値から最小階調値に向かって度数を累積し、該累積によって得られる累積度数が所定のしきい値、例えば、静止画データを構成する全画素の10%にあたる値よりも初めて大きくなる階調値とする。
また、好ましくは、最小輝度は、静止画を構成する全画素の最小階調値側10%タイル値である。即ち、輝度の最小階調値から最大階調値に向かって度数を累積し、それによって得られる累積度数が所定のしきい値、例えば、静止画データを構成する全画素数の10%にあたる値よりも初めて大きくなる輝度とする。
また、好ましくは、最小輝度は、静止画を構成する全画素の最小階調値側10%タイル値である。即ち、輝度の最小階調値から最大階調値に向かって度数を累積し、それによって得られる累積度数が所定のしきい値、例えば、静止画データを構成する全画素数の10%にあたる値よりも初めて大きくなる輝度とする。
第1所定値は、例えば60%である。より具体的には、階調数Nが256である場合、最大輝度と、最小輝度との輝度差が154階調以上である場合、第1所定値以上であると判定される。
輝度差が第1所定値未満であると判定した場合(ステップS23:NO)、制御部14は処理をステップS20へ戻す。輝度差が第1所定値以上であると判定した場合(ステップS23:YES)、ステップS22で算出された平均輝度が第2所定値、例えば60%以上であるか否かを判定する(ステップS24)。
平均輝度は、静止画データを構成する画素の輝度の階調値をYi、該階調値を有する画素数をnYiとした場合、下記式(2)で表される。
平均輝度(%)=(Σ(Yi×nYi)/ΣnYi)/階調数× 100・・・(2)
平均輝度(%)=(Σ(Yi×nYi)/ΣnYi)/階調数× 100・・・(2)
第2所定値未満であると判定した場合(ステップS24:NO)、制御部14は処理をステップS20へ戻す。第2所定値以上であると判定した場合(ステップS24:YES)、制御部14は、ステップS20で作成した静止画データ及びステップS21で作成した度数分布を記憶部8に記憶させる(ステップS25)。なお、度数分布に代えて、ステップS22で算出した輝度差及び平均輝度を記憶部8に記憶させても良い。
ステップS25の処理を終えた場合、又はステップS19で指定ジャンルではないと判定した場合(ステップS19:NO)、制御部14は、電子番組表に表示すべき全チャンネルを選択したか否かを判定する(ステップS26)。選択していないチャンネルがあると判定した場合(ステップS26:NO)、制御部14は、処理をステップS13へ戻す。
全チャンネルを選択したと判定した場合(ステップS26:YES)、制御部14は、チューナ電源部11を切状態に制御し(ステップS27)、記憶部8が記憶している静止画データに基づいて、静止画を表示部9に表示させる(ステップS28)。
ステップS28の処理を終えた制御部14は、静止画表示モードを終了するか否かを判定する(ステップS29)。静止画表示モードを終了すると判定した場合(ステップS29:YES)、制御部14は、処理を終える。静止画表示モードを終了しないと判定した場合(ステップS29:NO)、制御部14は、電子番組表を更新するか否かを判定する(ステップS30)。電子番組表を更新すると判定した場合(ステップS30:YES)、制御部14は、処理をステップS11へ戻す。電子番組表を更新しないと判定した場合(ステップS30:NO)、制御部14は、処理をステップS28へ戻す。
図7は、バックライト9bの輝度制御に係る制御部14の処理手順を示すフローチャートである。表示部9に静止画が表示されている場合、制御部14は、バックライト9bの輝度制御に係る以下の処理を実行する。制御部14は、表示部9に表示されている静止画データの度数分布を、記憶部8から読み出し(ステップS51)、読み出した度数分布に基づいて、該静止画データを構成する各画素の平均輝度を算出する(ステップS52)。なお、度数分布に代えて、記憶部8が輝度差及び平均輝度を記憶している場合、ステップS51及びステップS52の処理に代えて、制御部14は、記憶部8から輝度差及び平均値を読み出す処理を実行すれば良い。
次いで、制御部14は、前記静止画データに基づいて、輝度差を算出する(ステップS53)。次いで、制御部14は、バックライト輝度制御テーブル18を読み出す(ステップS54)。
次いで、制御部14は、前記静止画データに基づいて、輝度差を算出する(ステップS53)。次いで、制御部14は、バックライト輝度制御テーブル18を読み出す(ステップS54)。
図8は、平均輝度及び輝度差によるバックライト輝度制御方法を示す図表である。バックライト輝度制御テーブル18の行は、静止画データの最大輝度及び最小輝度の輝度差によって区分され、列は静止画データの平均輝度によって区分されており、輝度差及び平均輝度の組み合わせに応じて制御すべきバックライト9bの輝度が格納されている。
静止画データの平均輝度が高い程、バックライト9bの輝度をより大きく低下させても、使用者は、該静止画データに係る静止画を認識することができる。
また、静止画データの最大輝度及び最小輝度の輝度差が大きい程、つまり、コントラストが高い程、バックライト9bの輝度をより大きく低下させても、使用者は、該静止画データに係る静止画を認識することができる。
従って、静止画データの平均値及び輝度差が大きい程、バックライト9bの輝度を低く設定してある。
静止画データの平均輝度が高い程、バックライト9bの輝度をより大きく低下させても、使用者は、該静止画データに係る静止画を認識することができる。
また、静止画データの最大輝度及び最小輝度の輝度差が大きい程、つまり、コントラストが高い程、バックライト9bの輝度をより大きく低下させても、使用者は、該静止画データに係る静止画を認識することができる。
従って、静止画データの平均値及び輝度差が大きい程、バックライト9bの輝度を低く設定してある。
図8に示すバックライト輝度制御テーブル18によれば、50%までバックライト9bの輝度を低下させることが可能になる。例えば、消費電力200Wの映像表示装置の場合、消費電力は概ねバックライト9bの輝度が100%である場合、消費電力が200W、バックライト9bの輝度が50%である場合、消費電力が150W、バックライト9bの輝度が20%である場合、消費電力は100Wとなる。一日に4時間、映像表示装置の静止画表示モードを使用した場合、バックライト9bの輝度が100%であるとき、200W×4.5時間×365日×22円=328.5kWh×22円=7227円となるが、バックライト9bの輝度が50%になれば、4分の1で済む。
ステップS52で算出した平均輝度及び輝度差、並びにバックライト輝度制御テーブル18に基づいて、バックライト9bの輝度を決定する(ステップS55)。そして、制御部14は、ステップS55で決定した輝度でバックライト9bを発光させ(ステップS56)、処理を終える。
このように構成された実施の形態1に係る映像表示装置にあっては、いわゆるスタンバイ状態において定期的に行われる番組配列情報の取得動作時に、任意のジャンルの静止画データを作成し、記憶するように構成されているため、消費電力を抑えつつ、番組のビデオデータから静止画データを作成し、該静止画データに基づく静止画を表示することができる。つまり、静止画データを作成するためにのみ、チューナ部1、復調部2、及び各種デコーダ4,5,6へ給電を行うようなことがないため、省電力を図ることができる。
なお、実施の形態1では、番組配列情報の取得時に、静止画データを作成するように構成してあるが、番組の視聴に悪影響を与えるおそれがない期間に静止画データを作成する構成であれば、静止画データを作成する時期は、番組配列情報の取得時に限定されない。例えば、映像表示装置のファームフェアのバージョンアップのためのダウンロード時に静止画データを作成し、記憶するように構成しても良い。
なお、実施の形態1では、番組配列情報の取得時に、静止画データを作成するように構成してあるが、番組の視聴に悪影響を与えるおそれがない期間に静止画データを作成する構成であれば、静止画データを作成する時期は、番組配列情報の取得時に限定されない。例えば、映像表示装置のファームフェアのバージョンアップのためのダウンロード時に静止画データを作成し、記憶するように構成しても良い。
また、静止画データの輝度の度数分布が所定の条件、即ち最大輝度及び最小輝度の輝度差、並びに平均輝度が夫々第1所定値及び第2所定値以上である場合にのみ、前記静止画データを記憶するように構成してあるため、静止画表示における更なる省電力化を図ることができる。
なお、輝度差及び平均輝度を用いた静止画データの選別は一例であり、輝度に関する他の統計量に基づいて、記憶すべき静止画データを選択するように構成しても良い。
なお、輝度差及び平均輝度を用いた静止画データの選別は一例であり、輝度に関する他の統計量に基づいて、記憶すべき静止画データを選択するように構成しても良い。
更に、静止画データの輝度差及び平均輝度が高いほど、バックライト9bの輝度を高く、つまり、輝度差及び平均輝度が低いほど、バックライト9bの輝度が低くなるように構成してあるため、静止画表示における更なる省電力化を図ることができる。
なお、輝度差及び平均輝度を用いてバックライト9bの輝度を制御する例を説明したが、静止画を構成する各画素の輝度に関する他の統計量に基づいて、バックライト9bの輝度を制御しても良い。
なお、輝度差及び平均輝度を用いてバックライト9bの輝度を制御する例を説明したが、静止画を構成する各画素の輝度に関する他の統計量に基づいて、バックライト9bの輝度を制御しても良い。
更にまた、静止画データを表示する際、チューナ電源部11を停止させているため、破線Bで囲んだ各構成部、即ち静止画データの表示に関連しないチューナ部1、復調部2、分離部3、各種デコーダ4,5,6の消費電力を削減することができ、更なる省電力化を図ることができる。なお、静止画データを表示する際に、チューナ電源部11を停止させることによって、約3Wの省電力化を図ることができる。
更にまた、ジャンルの指定を受け付け、該ジャンルの指定に一致した番組のビデオデータに基づいて、静止画データを作成し、表示するように構成してあるため、使用者の嗜好にあった静止画データを記憶部8に記憶させ、番組の情報を使用者への提示情報として活用することができる。例えば、ジャンルとしてニュースを指定した場合、ニュース番組に関する静止画が順次表示されるため、使用者は、最新のニュースを自動的に入手することができる。
更にまた、記憶部8は複数の静止画データを記憶し、複数の静止画データに基づいて、静止画を順次表示するため、画面の焼き付きを抑制することが可能になる。なお、厳密には、残留DC成分による電圧保持率の低下に依存する現象を抑制することが可能である。
なお、実施の形態1では、放送信号を受信する受信手段の一例として、テレビジョン放送信号を受信するチューナ部を例示したが、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して外部のサーバコンピュータから配信される放送信号を受信するように構成しても良い。
また、静止画データの作成及び記憶に係る処理と、静止画データの表示に係る処理とを一例の処理として説明したが、言うまでもなく、各処理を独立の処理として構成しても良い。
更に、番組のビデオデータに基づいて作成した静止画データのみを用いて静止画を表示する必要は無く、USBメモリ等に使用者が記録した静止画データを読み込んで、表示する構成を併用しても良い。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示す模式図である。実施の形態2に係る映像表示装置は、映像出力装置201と、通信線203を介して映像出力装置201に接続された映像表示ユニット202と、遠隔操作装置15とを含む。実施の形態2に係る映像表示装置は、映像出力装置201と、映像表示ユニット202とが別体で構成されている点が、実施の形態1に係る映像表示装置と異なるため、以下では主に上記相異点について説明する。
映像出力装置201は、壁204に突設されたラック241上に載置されている。なお、映像出力装置201はラック241上に載置する他、床に設置されるラック上に載置しても良く、また、壁204の凹部に正面を露出させて埋設するようにしても良い。
映像表示ユニット202は、壁204にボルト等により取り付け、又は壁204の凹部に表示面を露出させて埋設されている。以下では、映像表示ユニット202が壁204に取り付けられている例を用いて説明する。
映像出力装置201及び映像表示ユニット202は通信線203を介して接続されており、ビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布、その他各種制御データを送受信する。通信線203は、例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格に準拠したHDMIケーブルであり、映像データ及び音声データを送受信するためのTMDSチャンネルと、各種制御情報を送受信するためのCECチャンネルとを含み構成されている。なお、HDMIケーブルは通信線203の一例であり、他の規格に基づくケーブルの他、60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によりビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布、その他各種制御データを送受信するようにしても良い。
図9は、本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示す模式図である。実施の形態2に係る映像表示装置は、映像出力装置201と、通信線203を介して映像出力装置201に接続された映像表示ユニット202と、遠隔操作装置15とを含む。実施の形態2に係る映像表示装置は、映像出力装置201と、映像表示ユニット202とが別体で構成されている点が、実施の形態1に係る映像表示装置と異なるため、以下では主に上記相異点について説明する。
映像出力装置201は、壁204に突設されたラック241上に載置されている。なお、映像出力装置201はラック241上に載置する他、床に設置されるラック上に載置しても良く、また、壁204の凹部に正面を露出させて埋設するようにしても良い。
映像表示ユニット202は、壁204にボルト等により取り付け、又は壁204の凹部に表示面を露出させて埋設されている。以下では、映像表示ユニット202が壁204に取り付けられている例を用いて説明する。
映像出力装置201及び映像表示ユニット202は通信線203を介して接続されており、ビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布、その他各種制御データを送受信する。通信線203は、例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格に準拠したHDMIケーブルであり、映像データ及び音声データを送受信するためのTMDSチャンネルと、各種制御情報を送受信するためのCECチャンネルとを含み構成されている。なお、HDMIケーブルは通信線203の一例であり、他の規格に基づくケーブルの他、60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によりビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布、その他各種制御データを送受信するようにしても良い。
図10は、映像出力装置201の構成を示すブロック図である。映像出力装置201は、いわゆるセット・トップ・ボックスであり、実施の形態1に係る映像表示装置と同様の、チューナ部1、復調部2、分離部3、ビデオデコーダ4、EPGデコーダ5、音声デコーダ6、第1信号処理部207、第1記憶部208、チューナ電源部11、主電源部12、電源処理部13、第1制御部214、第1遠隔操作信号受信部216、計時部17を備える。なお、第1信号処理部207、第1記憶部208、第1制御部214、第1遠隔操作信号受信部216は、映像表示ユニット202が備える同様の各構成部と区別するために実施の形態1における信号処理部7、記憶部8、制御部14、遠隔操作信号受信部16と異なる名称及び符号を有している。また、映像出力装置201は、映像表示ユニット202との間で、HDMI規格に基づきビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布等の各種情報の送信を行う第1HDMI通信部219を備える。
映像出力装置201の第1制御部214は、実施の形態1と同様、使用者が所望する静止画のジャンル指定に係る処理を実行する。処理手順は、図2に示したフローチャートと同様である。また、第1制御部214は、実施の形態1と同様、静止画データの作成に係る処理を実行する。但し、図5に示すステップS28及びステップS29の処理、つまり静止画表示に係る処理は実行しない。そして、第1制御部214は、映像出力装置201及び映像表示ユニット202の双方が起動している場合、第1記憶部208に蓄積された静止画データ及び度数分布を、第1HDMI通信部219及び通信線203を介して映像表示ユニット202へ送信する処理を実行する。また、第1制御部214は、静止画表示モードへの移行指示を遠隔操作装置15にて受け付けた場合、チューナ電源部11及び主電源部12の動作を停止させる。もちろん、第1制御部214は、遠隔操作装置15にて受け付けた場合、チューナ電源部11及び主電源部12を動作させる。映像出力装置201は、ビデオデータ及び音声データを、映像表示ユニット202へ送信し、番組の映像を表示させる。
映像出力装置201の第1制御部214は、実施の形態1と同様、使用者が所望する静止画のジャンル指定に係る処理を実行する。処理手順は、図2に示したフローチャートと同様である。また、第1制御部214は、実施の形態1と同様、静止画データの作成に係る処理を実行する。但し、図5に示すステップS28及びステップS29の処理、つまり静止画表示に係る処理は実行しない。そして、第1制御部214は、映像出力装置201及び映像表示ユニット202の双方が起動している場合、第1記憶部208に蓄積された静止画データ及び度数分布を、第1HDMI通信部219及び通信線203を介して映像表示ユニット202へ送信する処理を実行する。また、第1制御部214は、静止画表示モードへの移行指示を遠隔操作装置15にて受け付けた場合、チューナ電源部11及び主電源部12の動作を停止させる。もちろん、第1制御部214は、遠隔操作装置15にて受け付けた場合、チューナ電源部11及び主電源部12を動作させる。映像出力装置201は、ビデオデータ及び音声データを、映像表示ユニット202へ送信し、番組の映像を表示させる。
図11は、映像表示ユニット202の構成を示すブロック図である。映像表示ユニット202は、実施の形態1に係る映像表示装置と同様の第2信号処理部221、第2記憶部222、表示部223、スピーカ224、第2遠隔操作信号受信部225、第2制御部226、バックライト輝度制御テーブル227を備える。また、映像表示ユニット202は、映像出力装置201から送信されたビデオデータ、音声データ、静止画データ、度数分布等の各種情報を、HDMI規格に基づき受信する第2HDMI通信部220を備える。なお、第2信号処理部221は、EPG処理部207a、静止画データ作成部207b、度数分布作成部207cが有する機能は有していない。
映像表示ユニット202の第2制御部226は、映像出力装置201から送信された静止画データ及び度数分布を、第2HDMI通信部220を介して受信し、受信した静止画データ及び度数分布を第2記憶部222に記憶させる。そして、第2制御部226は、いわゆるスタンバイ状態にあり、静止画表示モードに移行した場合、第2記憶部222に蓄積された静止画データを読み出して、表示部223に表示させる。また、実施の形態1と同様、バックライト223bの輝度制御に係る処理を実行する。該処理の手順は、図7に示したフローチャートと同様である。
実施の形態2に係る映像表示装置は、実施の形態1と同様の効果を奏する。また、特に、実施の形態2における静止画表示モードでは、映像出力装置201側のEPG処理部207a、静止画データ作成部207b、度数分布作成部207cに対する給電も停止させるように構成されているため、静止画表示モードにおけるより効果的な省電力を図ることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 チューナ部(受信手段)
2 復調部
3 分離部
4 ビデオデコーダ
5 EPGデコーダ
6 音声デコーダ
7 信号処理部
7a EPG処理部
7b 静止画データ作成部(静止画データ作成手段)
7c 度数分布作成部(度数分布作成手段)
8 記憶部(記憶手段)
9 表示部(表示手段)
9a 映像表示パネル
9b バックライト
10 スピーカ
11 チューナ電源部(電源手段)
12 主電源部
13 電源処理部
14 制御部
15 遠隔操作装置
16 遠隔操作信号受信部
17 計時部
18 バックライト輝度制御テーブル
A アンテナ
2 復調部
3 分離部
4 ビデオデコーダ
5 EPGデコーダ
6 音声デコーダ
7 信号処理部
7a EPG処理部
7b 静止画データ作成部(静止画データ作成手段)
7c 度数分布作成部(度数分布作成手段)
8 記憶部(記憶手段)
9 表示部(表示手段)
9a 映像表示パネル
9b バックライト
10 スピーカ
11 チューナ電源部(電源手段)
12 主電源部
13 電源処理部
14 制御部
15 遠隔操作装置
16 遠隔操作信号受信部
17 計時部
18 バックライト輝度制御テーブル
A アンテナ
Claims (10)
- 番組の映像情報及び非映像情報を含む放送信号を受信する受信手段を備え、該受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示装置において、
番組の映像が表示されていない状態で前記非映像情報を取得するために、前記受信手段へ間欠的に給電を行う電源手段と、
前記非映像情報を取得するために、前記受信手段に給電が行われている場合、前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成する静止画データ作成手段と、
該静止画データ作成手段にて作成した静止画データを記憶する記憶手段と、
番組の映像の表示を停止している場合、該記憶手段が記憶している静止画データに基づいて静止画を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 前記静止画データに基づいて、該静止画データを構成する複数の画素夫々の輝度の度数分布を作成する度数分布作成手段と、
該度数分布作成手段にて作成された度数分布が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と
を備え、
前記記憶手段は、
静止画データが前記所定の条件を満たすと判定された場合、該静止画データを記憶するようにしてある
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記表示手段は、映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、
前記記憶手段は、
静止画データと共に、前記度数分布作成手段が作成した度数分布を記憶するようにしてあり、
更に、前記記憶手段が記憶している度数分布に基づいて、前記バックライトの輝度を決定するバックライト輝度決定手段と、
該バックライト輝度決定手段にて決定した輝度で発光するように、前記バックライトの輝度を制御する手段と
を備えることを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。 - 前記静止画データに基づいて、該静止画データを構成する複数の画素の最大輝度及び最小輝度の輝度差、並びに平均輝度を算出する手段と、
算出された輝度差が第1所定値以上であるか否かを判定する手段と、
算出された平均輝度が第2所定値以上であるか否かを判定する手段と
を備え、
前記記憶手段は、
静止画データの輝度差が第1所定値以上であり、平均輝度が第2所定値以上であると判定された場合、該静止画データを記憶するようにしてある
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記表示手段は、映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、
前記記憶手段は、
静止画データと共に、該静止画データの輝度差及び平均輝度を記憶するようにしてあり、
更に、前記記憶手段が記憶している輝度差及び平均輝度に基づいて、前記バックライトの輝度を決定するバックライト輝度決定手段と、
該バックライト輝度決定手段にて決定した輝度で発光するように、前記バックライトの輝度を制御する手段と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。 - 前記バックライト輝度決定手段は、
前記輝度差及び平均輝度が大きい程、前記バックライトの輝度が低くなるように、該バックライトの輝度を決定するようにしてある
ことを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。 - 前記非映像情報は、
番組の放送時刻及び種別に関する情報を含む番組配列情報である
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の映像表示装置。 - 表示すべき静止画の種別を受け付ける受付手段と、
前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる番組の映像情報の種別が、前記受付手段にて受け付けた種別に含まれるか否かを判定する種別判定手段と
を備え、
前記記憶手段は、
映像情報の種別が、前記受付手段にて受け付けた種別に含まれると判定した場合、前記静止画データ作成手段にて作成された静止画データを記憶するようにしてある
ことを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。 - 前記記憶手段は、
前記静止画データ作成手段にて作成された静止画データを複数記憶しており、
前記表示手段は、
前記記憶手段が記憶している複数の静止画データに基づいて、複数の静止画を順次表示する手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の映像表示装置。 - 番組の映像情報及び非映像情報を含む放送信号を受信する受信手段を備えた映像表示装置を用いて、放送信号に含まれる映像情報に基づいて番組の映像を表示する映像表示方法において、
番組の映像が表示されていない状態で前記非映像情報を取得するために、前記受信手段へ間欠的に給電を行うステップと、
前記非映像情報を取得するために、前記受信手段に給電が行われている場合、前記受信手段にて受信した放送信号に含まれる映像情報に基づいて、静止画データを作成するステップと、
作成した静止画データを記憶するステップと、
番組の映像の表示を停止している場合、記憶している静止画データを表示するステップと
を有することを特徴とする映像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311315A JP2010136197A (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 映像表示装置及び映像表示方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010177946A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Sharp Corp | 受像システム、受信装置、表示装置及び受像機 |
JP2012015925A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Daiwa House Industry Co Ltd | 建物用メディア再生システム |
EP2785052B1 (en) * | 2011-11-25 | 2019-03-13 | Panasonic Corporation | Baseband video data transmission device and receiving device, and transceiver system |
-
2008
- 2008-12-05 JP JP2008311315A patent/JP2010136197A/ja active Pending
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