JP2010134905A - 動作検出装置 - Google Patents

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徹 田中
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貴志 和田
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Abstract

【課題】 簡易な構成で可動部の動作を容易に検出することができる動作検出装置の提供
【解決手段】 動作検出装置1では、移動量検出センサ11のセンサ当接部133及び第3ワイヤ固定部材19は、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5を挟んで配置される。よって、指の動作をワイヤ13の移動量として検出することができるので、簡易な構成で指の動作を検出することができる。また、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ固定部材19は、手の甲側に配置される。このように、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ固定部材19を指の可動方向とは異なる方向に配置することによって、指の動作する量に対してワイヤ13の移動量を増幅することができる。よって、移動量を確実に検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屈曲部位の動作状態を検出する動作検出装置に関し、特に、簡易な構成で検出するものに関する。
従来の動作検出装置として、三次元入力装置400を図6を用いて説明する。三次元入力装置400は、手に装着した装着部材に三次元検出型のセンサを設け、手の動作に応じた三次元位置データを取得して高精度の三次元入力を行うものである。三次元入力装置500は、手に装着するための装着部材100と、装着部材100に設けられ三次元位置を測定できるセンサ105とからなり、センサ105からの三次元位置データ300を得る。
三次元入力装置500は、装着部100、センサ105、及び曲げセンサ106を有している。装着部材100は、手首部102、手の甲に相当する甲部103及び複数の指部104を有している。装着部100では、ゴム、樹脂、布、皮等の柔軟部材を用いて、手首部102、手の甲に相当する甲部103及び複数の指部104が一体として形成されている。センサ105は、シリコン基板を周知のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製作した三軸加速度計及び三軸ジャイロの何れか又は両者によって構成されている。曲げセンサ106は、各指部104に設けられ、曲げることによって出力電圧が変化するような周知の歪センサ等により構成されている。
このように、手に装着した手袋型の装着部材に三次元検出型のセンサが設けられているため、手の動き自体が正確にかつリアルタイムでセンサによって検出され、三次元位置データを演算することにより、行動に制限のない自由な手と指の動作を三次元の位置及び方向の情報として得ることができる。また、三次元検出型のセンサが手に装着する手袋型の装着部材の甲部に設けられ、この装着部材の各指部に曲げセンサが設けられているため、手の動きが各指の動きを高精度に得ることができると共に、手に対する取付け及び取外しを極めて容易に行うことができる。
特開2006−107024号公報
しかしながら、前述の三次元入力装置400には、以下に示す改善すべき点があった。三次元入力装置400において、センサ105は、三軸加速度計及び三軸ジャイロを用いる特殊なセンサである。また、曲げセンサ106も、特殊なセンサである。このため、三次元入力装置400を容易に製造することは困難である、という改善すべき点がある。また、価格も高くなるという改善すべき点がある。
そこで、本発明は、簡易な構成で可動部の動作を容易に検出することができる動作検出装置を提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段及び本発明の効果を示す。
本発明に係る動作検出装置は、所定の屈曲部位における動作を検出する動作検出装置であって、前記動作検出装置は、線状部材、前記線状部材の一端を係止する係止部材、前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出手段、を有し、前記係止部材及び前記保持部材は、前記屈曲部位を挟んで配置される。
これにより、屈曲部位の動作を線状部材の移動量として検出することができるので、簡易な構成で可動部における動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記移動量検出部材は、前記線状部材の前記他端と接続される可動部、を有し、前記可動部は、前記移動量が発生する方向に沿って可動する。
これにより、線状部材の移動量を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記移動量検出部材は、前記移動量を電圧値、電流値、若しくは抵抗値のいずれかの変化によって検出する。
これにより、線状部材の移動量を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記線状部材は、前記屈曲部位が主に動作する方向とは異なる方向に配置される。
これにより、屈曲部位が主に動作する方向について、屈曲部位の動作する量に対して線状部材の移動量を増幅することができる。よって、移動量を確実に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記動作検出装置は、前記屈曲部位としての人の関節を挟んで配置される。
これにより、人の関節の動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材を有する。
これにより、配置部材を用いることによって、線状部材、係止部材、保持部材、及び移動量検出部材を容易に所定の位置に配置することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記動作検出装置は、可動部として人の指の関節を挟んで配置される。
これにより、人の指の関節の動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検部材を所定の位置に配置する配置部材であって、手袋形状を有する配置部材を有する。
これにより、容易に屈曲部位の動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、前記線状部材の前記他端の移動量を抑制する移動量抑制手段を有する。
これにより、所定の場合に、移動量が発生しないようにすることができる。従って、例えば、本発明に係る動作検出装置をロボットハンドの入力装置として用いる場合、ロボットハンドが対象物を掴んだ際の圧力値に基づき移動量検出部材における線状部材の移動量を抑制することによって、ロボットハンドが対象物を掴んだことを検知させることができる。
本発明に係る動作検出方法は、所定の屈曲部位における動作を検出する動作検出方法であって、前記屈曲部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される線状部材の前記他端の移動量を検出することによって、前記屈曲部位における動作を検出する。
これにより、屈曲部位の動作を線状部材の移動量として検出することができるので、簡易な構成で可動部における動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、所定の複数の屈曲部位における動作を検出する動作検出装置であって、前記動作検出装置は、線状部材、前記線状部材の一端を係止する係止部材、前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出部材、を有する動作検出ユニットを有し、前記動作検出ユニットは、前記屈曲部位毎に対応して配置され、前記動作検出ユニット毎の前記係止部材及び前記保持部材は、対応する前記屈曲部位を挟んで配置されること、を特徴とする。
これにより、屈曲部位のそれぞれについて、当該屈曲部位毎に検出した移動量を用いて、所定の屈曲部位における動作を検出することができる。したがって、検出した複数の屈曲部位の動作から、各屈曲部位の関連した動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、所定の回転部位における動作を検出する動作検出装置であって、前記動作検出装置は、線状部材、前記線状部材の一端を係止する係止部材、前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出部材、を有する動作検出ユニットを有し、前記動作検出ユニットは、前記回転部位に対応して複数配置され、前記動作検出ユニット毎の前記係止部材及び前記保持部材は、対応する前記回転部位を挟んで配置されること、を特徴とする。
これにより、回転部位において検出した複数の移動量を用いて、回転部位における動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記動作検出ユニットは、並列に配置されること、を特徴とする。
これにより、複数の動作検出ユニットを効率よく配置することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記移動量検出部材は、前記線状部材の前記他端と接続される可動部、を有し、前記可動部は、前記移動量が発生する方向に沿って可動すること、を特徴とする。
これにより、線状部材の移動量を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記線状部材と前記可動部とは、上下に配置されること、を特徴とする。
これにより、動作検出装置を配置するための面積を小さくすることができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記動作検出装置は、前記屈曲部位としての人の関節を挟んで配置されること、を特徴とする。
これにより、人の関節の動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材、を有する。
これにより、容易に屈曲部位の動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置では、前記動作検出装置は、前記関節としての人の指の関節を挟んで配置されること、を特徴とする。
これにより、人の指の関節の動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材であって、手袋形状を有する配置部材、を有する。
これにより、容易に屈曲部位の動作を検出することができる。
本発明に係る動作検出装置は、前記線状部材の前記他端の移動量を抑制する移動量抑制手段、を有する。
これにより、所定の場合に、移動量が発生しないようにすることができる。従って、例えば、本発明に係る動作検出装置をロボットハンドの入力装置として用いる場合、ロボットハンドが対象物を掴んだ際の圧力値に基づき移動量検出部材における線状部材の移動量を抑制することによって、ロボットハンドが対象物を掴んだことを検知させることができる。
本発明に係る動作検出方法は、所定の複数の屈曲部位における動作を検出する動作検出方法であって、前記屈曲部位のそれぞれについて、当該屈曲部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される線状部材の前記他端の移動量を検出し、前記屈曲部位毎に検出した移動量を用いて、所定の前記屈曲部位における動作を検出すること、を特徴とする。
これにより、検出した複数の屈曲部位の動作から、各屈曲部位の関連した動作を容易に検出することができる。
本発明に係る動作検出方法は、所定の回転部位における動作を検出する動作検出方法であって、前記回転部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される複数の線状部材のそれぞれの前記他端の移動量を検出し、前記線状部材毎に検出した移動量を用いて、前記回転部位における動作を検出すること、を特徴とする。
これにより、回転部位において検出した複数の移動量を用いて、回転部位における動作を検出することができる。
ここで、本発明に係る動作検出装置の構成要素と実施例における構成要素との対応関係を示す。
動作検出装置は動作検出装置1に、線状部材はワイヤ13に、係止部材は第3ワイヤ固定部材19に、保持部材は移動量検出センサ11のワイヤ当接部111に、移動量検出部材は移動量検出センサ11に、配置部材は手袋25に、それぞれ対応する。また、可動部は、移動量検出センサ11の可動部113に対応する。さらに、所定屈曲部位は、人の指の関節である中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5に対応する。
また、動作検出ユニットは、動作検出ユニットU21、U23、U25に対応する。さらに、回転部位は、中手指節関節J1に対応する。
また、「屈曲部位が主に動作する方向」とは、屈曲部位が複数の方向へ動作する場合、最も時間的、若しくは回数的に動作する若しくは動作すると予想される方向をいい、屈曲部位が一方向にのみ動作するときに動作する方向を含む概念である。
本発明に係る動作検出装置1の外観図である。 動作検出装置1の構成の配置を示す図である。 動作検出装置1の使用状態を示す図である。 簡易的に移動量検出センサ11及びワイヤ13と手との関係を示した図である。 動作検出装置の他の実施例を示す図である。 従来の動作検出装置を説明するための図である。 本発明に係る動作検出装置51の外観図である。 移動量検出センサ11−1の配置の概略を示す図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の屈曲動作の検出を説明するための図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の屈曲動作の検出を説明するための図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の屈曲動作の検出を説明するための図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の屈曲動作の検出を説明するための図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の回転動作の検出を説明するための図である。 動作検出装置51を用いた人の手の関節の回転動作の検出を説明するための図である。
以下に、実施例により、本発明をより具体的に説明する。ただし、以下の実施例は、本発明を具体的に説明のためのものであり、本発明を実施例に限定するものではない。
第一 動作検出装置1の構成
動作検出装置1は、人の手の関節の動作を検出する際に用いるものである。動作検出装置1の外観を図1に示す。また、動作検出装置1を人の右手RHに用いた場合の配置位置の概念図を図2に示す。なお、図1も含め以下の説明においては、簡単のため、第二指についてのみ記載する。動作検出装置1は、移動量検出センサ11、ワイヤ13、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ経路固定部材19、弾性部材21、センサ固定部材23、及び手袋25を有している。
移動量検出センサ11は、ワイヤ13の移動量にあわせて抵抗値を変化させることによって、ワイヤ13を介して人の手の関節の動きにともなうワイヤ13の移動量を検出する。移動量検出センサ11は、所定の制御装置(図示せず)と接続される。制御装置は、移動量検出センサ11によって検出された抵抗値に基づき、人の手の関節の動作を検出する。
移動量検出センサ11は、ワイヤ当接部111及び可動部113を有している。ワイヤ当接部111は、ワイヤ13の一端であるセンサ当接部133と当接する。可動部113は、ワイヤ当接部111に接続されており、ワイヤ当接部111の動きに連動して、手首から指方向(矢印a1方向)若しくは指から手首方向(矢印a3方向)へ可動する。ワイヤ当接部111は、ワイヤ13のセンサ当接部133が当接した後は、当該センサ当接部133を保持する。つまり、ワイヤ当接部111は、センサ当接部133と一体となって移動する。センサ当接部133は、ワイヤ13の移動方向(矢印a1方向、矢印a3方向)沿って移動するように配置されている。
また、移動量検出センサ11は、図2に示すように、中手骨B1と基節骨B3とが形成する中手指節関節J1の手首側、かつ、手の甲側に、つまり、中手骨B1の背側に配置される。
図1に戻って、ワイヤ13は、一端に固定部131、他の一端にセンサ当接部133を有している。固定部131は、第3ワイヤ固定部材19に固定される。センサ当接部133は、所定の位置でワイヤ当接部111と当接する。
第1ワイヤ経路固定部材15は、第1固定部材151及び第1環状部材153を有している。第1固定部材151は、手袋25に固定されている。これにより、第1ワイヤ経路固定部材15は、手袋25に固定される。第1環状部材153は、第1固定部材151に固定されている。第1環状部材153が形成する環状部をワイヤ13が通過する。これにより、第1環状部材153は、ワイヤ13の経路を規定する。第1ワイヤ経路固定部材15は、図2に示すように、中手骨B1と基節骨B3とが形成する中手指節関節J1の指先側、かつ、手の甲側に、つまり、基節骨B3の背側に配置される。
図1に戻って、第2ワイヤ経路固定部材17は、第2固定部材171及び第2環状部材173を有している。第2固定部材171は、手袋25に固定されている。これにより、第2ワイヤ経路固定部材17は、手袋25に固定される。第2環状部材173は、第2固定部材171に固定されている。第2環状部材173が形成する環状部をワイヤ13が通過する。これにより、第2環状部材173は、ワイヤ13の経路を規定する。第2ワイヤ経路固定部材17は、図2に示すように、基節骨B3と中節骨B5とが形成する近位指節間関節J3の指先側、かつ、手の甲側に、つまり中節骨B5の背側に配置される。
図1に戻って、第3ワイヤ経路固定部材19は、第3固定部材191及びワイヤ係止部材193を有している。第3固定部材191は、手袋25に固定されている。これにより、第3ワイヤ経路固定部材19は、手袋25に固定される。ワイヤ係止部材193は、第3固定部材に固定されている。ワイヤ固定部材193は、ワイヤ13の一端を固定する。第3ワイヤ経路固定部材19は、図2に示すように、中節骨B5と末節骨B7とが形成する遠位指節間関節J5の指先側、かつ、手の甲側に、つまり末節骨B7の背側に配置される。
このように、移動量検出センサ11のセンサ当接部133及び第3ワイヤ固定部材19は、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5を挟んで配置される。これにより、指の動作をワイヤ13の移動量として検出することができるので、動作検出装置1は、簡易な構成で指の動作を検出することができる。
また、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ固定部材19は、手の甲側に配置される。つまり、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ固定部材19は、指の主たる動作方向とは異なる方向に配置されている。このように、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ固定部材19を指の動作方向とは異なる方向に配置することによって、指の動作する量に対してワイヤ13の移動量を増幅することができる。よって、ワイヤ13の移動量を確実に検出することができる。
図1に戻って、弾性部材21は、ワイヤ当接部111の移動に対する弾性力を発生する。これにより、ワイヤ当接部111を所定の位置に止めることができるので、ワイヤ当接部111の移動量を正確に取得できる。
センサ固定部材23は、手袋25に固定されている。また、センサ固定部材23は、移動量検出センサ11を手袋25に固定する。センサ固定部材23は、図2に示すように、中手骨B1の甲側に配置される。
手袋25には、移動量検出センサ11、ワイヤ13、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ経路固定部材19、弾性部材21、及びセンサ固定部材23が配置されている。このように手袋25に各種構成を配置することによって、動作検出装置1の使用者は、人の手の関節の動きを容易に検出することができる。
第二 手の関節の動作の検出
動作検出装置1を用いて人の手の関節の動作の検出原理について説明する。図1に示すように手を開いている状態を第1状態、図3に示すように手を閉じている状態を第2状態とする。また、第1状態及び第2状態を親指側から見た側面図を、それぞれ図4A、図4Bに示す。なお、図4A、図4Bにおいては、簡易的に移動量検出センサ11及びワイヤ13と手との関係のみを示している。
第1状態から第2状態への変化にともない、図3に示すようにワイヤ13が矢印a5方向へ移動する。ワイヤ13のセンサ当接部133が、移動量検出センサ11のワイヤ当接部111に当接すると、センサ当接部133は、ワイヤ当接部111を矢印a5方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11の可動部113を矢印a5方向に可動させる。そして、第2状態になると可動部113は、ワイヤ13の移動にともなう所定の量だけ可動する。
図4A、図4Bに示すように、図4Aに示す第1状態から図4B示す第2状態に至るまでのワイヤ13の移動にともない、移動量検出センサ11の可動部113には、当該ワイヤ13の移動量に対応する可動量Lが発生する。したがって、予め、所定の手の状態における可動量を検出し、その時の手の状態と関連づけて可動量データベースとして記憶しておく。そして、動作検出装置1を使用する際、移動量検出センサ11によって検出された可動量を用いて、可動量データベースから手の状態を判断することができる。
前述の実施例1における動作検出装置1では、「中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5」を挟んで、ワイヤ13を配置し、各関節の屈曲によるワイヤ13の延びによって、各関節の屈曲状態を判断していた。一方、本実施例における動作検出装置51は、「中手指節関節J1」を挟んで、「中手指節関節J1及び近位指節間関節J3」を挟んで、また、「中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5」を挟んで、それぞれワイヤ13を配置し、各ワイヤ13の延びに基づき各関節の屈曲状態を判断するものである。
第一 動作検出装置51の構成
本実施例に係る動作検出装置51は、実施例1に係る動作検出装置1と同様、人の手の関節の動作を検出する際に用いるものである。動作検出装置51の外観を図7に示す。なお、以下の説明においては、用いる図面も含めて、簡単のため、第二指についてのみ詳細に記載する。
動作検出装置51は、関節動作検出ユニットU21、U23、U25、センサ固定部材23、及び手袋25を有している。関節動作検出ユニットU21、U23、U25のそれぞれが、実施例1における動作検出装置1に対応する。つまり、動作検出装置51は、第二指において、3つの動作検出装置1が並列に配置されているものと同様である。但し、関節動作検出ユニットU21は中手指節関節J1による指の動作を、関節動作検出ユニットU23は中手指節関節J1及び近位指節間関節J3による指の動作を、関節動作検出ユニットU25は中手指節関節J1、近位指節間関節J3及び遠位指節間関節J5による指の動作を、それぞれワイヤ13の移動量として検出する。以下の説明では、各構成要素において、関節動作検出ユニットU21に関するものについては符号に「−1」を付加して表す。例えば、第1ワイヤ経路固定部材15のうち関節動作検出ユニットU21に関する部分については、第1ワイヤ経路固定部材15−1と表す。関節動作検出ユニットU23、関節動作検出ユニットU25のそれぞれについても、同様に、符号に「−3」、「−5」を付加して表す。
なお、図7においては、第二指が屈曲していないにもかかわらず、関節動作検出ユニットU25のワイヤ当接部111−5(後述)が、弾性部材係止部117−5(後述)側に移動しているが、これは、ワイヤ当接部111−1〜111−5における動作を分かりやすくするために概念的に描いたものであり、ワイヤ当接部111−1〜111−5における実際の動作を示したものではない。
関節動作検出ユニットU21は、移動量検出センサ11−1(図示せず)、ワイヤ13−1、第1ワイヤ経路固定部材15−1(図示せず)、第4ワイヤ経路固定部材31−1(図示せず)及び弾性部材21−1(図示せず)を有している。
ここで、第1ワイヤ経路固定部材15〜第3ワイヤ経路固定部材19、及び第4ワイヤ経路固定部材31の構造について説明する。第1ワイヤ経路固定部材15は基節骨B3の背側に、第2ワイヤ経路固定部材17は中節骨B5の背側に、第3ワイヤ経路固定部材19は末節骨B7の背側に、また、第4ワイヤ経路固定部材31は中手骨B1の甲側に、それぞれ配置される。したがって、手首側から、第4ワイヤ経路固定部材31、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ経路固定部材19の順で配置される。
第1ワイヤ経路固定部材15は、第1固定部材155及び第1ワイヤ通過部材157を有している。第1固定部材155は、はしご形状を有している。第1固定部材155は、手の指に沿って並行に配置される2つの縦部及び縦部を連結する複数の横部を有している。第1ワイヤ通過部材157は、ワイヤ13−1〜13−3を通過させるワイヤ通過孔を有している。第1ワイヤ通過部材157は、第1固定部材155の横部のそれぞれに固定される。第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ経路固定部材19、及び第4ワイヤ経路固定部材31についても同様である。
第1固定部材155〜第4固定部材315は、一体として構成されている。また、第1固定部材155〜第4固定部材315の全体としても、はしご形状を有している。さらに、第1固定部材155〜第4固定部材315は、所定の弾性を有する樹脂により構成されている。このように、第1固定部材155〜第4固定部材315をはしご形状とし、また、弾性を有する樹脂により構成することによって、第1固定部材155〜第4固定部材315が、指の関節の動きに沿って変形することを可能としている。
次に、関節動作検出ユニットU21の各構成要素について、説明する。移動量検出センサ11−1は、ワイヤ13−1の移動量にあわせて抵抗値を変化させることによって、ワイヤ13−1を介して人の手の関節の動きにともなうワイヤ13の移動量を検出する。移動量検出センサ11−1は、センサ固定部材23に配置されている。
図8に、移動量検出センサ11−1の配置の概略を示す。移動量検出センサ11−1は、ワイヤ当接部111−1、可動部113−1、センサ本体部115−1、及び弾性部材係止部117−1を有している。センサ本体部115−1は、ワイヤ13−1のほぼ真下に配置されている。このように、センサ本体部115−1をワイヤ13のほぼ真下に配置することによって、関節動作検出ユニットU21、U23、U25を並列に配置する際の配置面積を小さくすることができる。
可動部113は、ワイヤ当接部111と接続されている。したがって、可動部113は、ワイヤ当接部111の動きに連動して、手首から指方向(矢印a1方向)若しくは指から手首方向(矢印a3方向)へ可動する。可動部113−1の移動によって、本体部115−1の抵抗値が変化する。抵抗値の変化により、可動部113−1の移動量を求めることができる。
ワイヤ13−1が矢印a1方向へ引っ張られると、その一端に設けられているセンサ当接部133−1が、ワイヤ当接部111−1に当接する。ワイヤ当接部111−1は、ワイヤ13−1のセンサ当接部133−1が当接した後は、センサ当接部133−1と一体となって移動する。
なお、移動量検出センサ11−1は、所定の制御装置(図示せず)と接続される。制御装置は、移動量検出センサ11−1によって検出された抵抗値に基づき、人の手の関節の動作を検出する。
弾性部材21−1は、ワイヤ当接部111の移動に対する弾性力を発生する。弾性部材21−1は、図8におけるワイヤ当接部111−1と、弾性部材係止部117−1との間に配置される。また、弾性部材21−1の内部を、ワイヤ13−1が通過する。これにより、ワイヤ当接部111−1を所定の位置に止めることができるので、ワイヤ当接部111−1の移動量を正確に取得できる。
移動量検出センサ11−1及び弾性部材21−1は、図7に示すように、実施例1と同様、中手骨B1と基節骨B3とが形成する中手指節関節J1の手首側、かつ、手の甲側に、つまり、中手骨B1の背側に配置される。
図7に示すように、ワイヤ13−1は、一端に固定部131−1、他の一端にセンサ当接部133−1を有している。固定部131−1は、第1ワイヤ係止部材159−1に当接している。第1ワイヤ係止部材159−1については、後述する。センサ当接部133−1は、所定の位置で移動量検出センサ11−1のワイヤ当接部111−1と当接する。
第1ワイヤ経路固定部材15−1は、第1固定部材155−1及び第1ワイヤ通過部材157−1を有している。第1固定部材151−1は、手袋25に固定されている。また、第1ワイヤ通過部材157−1も、手袋25に固定されている。これにより、第1ワイヤ経路固定部材15−1は、手袋25に固定される。第1ワイヤ通過部材157−1が形成するワイヤ通過孔をワイヤ13が通過する。これにより、第1ワイヤ通過部材157−1は、ワイヤ13−1の経路を規定する。
第1ワイヤ経路固定部材157−1のうち、ワイヤ13−1の一端に設けられている固定部131−1と当接するものを第1ワイヤ係止部材159−1とする。第1ワイヤ係止部材159−1は、ワイヤ13−1の固定部131−1と当接することによって、ワイヤ13−1の一端の位置を固定する。
図7に示すように、第4ワイヤ経路固定部材31−1は、第4固定部材315−1及び第2ワイヤ通過部材317−1を有している。第4固定部材315−1は、手袋25に固定されている。また、第2ワイヤ通過部材317−1は、第4固定部材315−1に固定されている。これにより、第4ワイヤ経路固定部材17は、手袋25に固定される。第4ワイヤ通過部材317が形成するワイヤ通過孔をワイヤ13が通過する。これにより、第4ワイヤ通過部材317は、ワイヤ13の経路を規定する。
次に、関節動作検出ユニットU23について説明する。図7に示すように、関節動作検出ユニットU23は、移動量検出センサ11−3(図示せず)、ワイヤ13−3、第1ワイヤ経路固定部材15−3(図示せず)、第2ワイヤ経路固定部材17−3(図示せず)、第3ワイヤ経路固定部材19−3(図示せず)、第4ワイヤ経路固定部材31−3(図示せず)及び弾性部材21−3(図示せず)を有している。移動量検出センサ11−3、ワイヤ13−3、第1ワイヤ経路固定部材15−3、第4ワイヤ経路固定部材31−3及び弾性部材21−3については、関節動作検出ユニットU21と同様である。したがって、詳細な記載は省略する。
図7に示すように、第2ワイヤ経路固定部材17−3は、第2固定部材175−3及び第2ワイヤ通過部材177−3を有している。第2固定部材175−3は、手袋25に固定されている。また、第2ワイヤ通過部材177−3は、第2固定部材175−3に固定されている。これにより、第2ワイヤ経路固定部材17−3は、手袋25に固定される。第2ワイヤ通過部材177−3が有するワイヤ通過孔をワイヤ13−3が通過する。これにより、第2ワイヤ通過部材177−3は、ワイヤ13−3の経路を規定する。
図7に示すように、第3ワイヤ経路固定部材19−3は、第3固定部材195−3、及び第3ワイヤ経路固定部材197−3を有している。第3固定部材195−3は、手袋25に固定されている。第3ワイヤ経路固定部材197−3は、第3固定部材195−3に固定されている。これにより、第3ワイヤ経路固定部材19−3は、手袋25に固定される。第3ワイヤ経路固定部材197−3が有するワイヤ通過孔をワイヤ13−3が通過する。これにより、第3ワイヤ通過部材197−3は、ワイヤ13−3の経路を規定する。
第3ワイヤ経路固定部材197−3のうち、ワイヤ13−3の一端に設けられている固定部131−3と当接するものを第3ワイヤ係止部材199−3とする。第3ワイヤ係止部材199−3は、ワイヤ13−3の固定部131−3と当接することによって、ワイヤ13−3の一端の位置を固定する。
このように、関節動作検出ユニットU21において、移動量検出センサ11−1のセンサ当接部133−1及び第1ワイヤ固定部材15−1の第1ワイヤ係止部材159−1は、中手指節関節J1を挟んで、つまり中手指節関節J1を跨って、配置される。これにより、中手指節関節J1の屈曲動作に基づく指の動作をワイヤ13−1の移動量として検出することができる。
また、関節動作検出ユニットU25において、移動量検出センサ11−5のセンサ当接部133−5及び第2ワイヤ固定部材17−5の第2ワイヤ係止部材199−5は、中手指節関節J1及び近位指節間関節J3を挟んで、つまり中手指節関節J1及び近位指節間関節J3を跨って、配置される。これにより、中手指節関節J1及び近位指節間関節J3の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−2の移動量として検出することができる。
関節動作検出ユニットU21において検出できる中手指節関節J1の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−1の移動量と、関節動作検出ユニットU25において検出できる中手指節関節J1及び近位指節間関節J3の屈曲動作に基づく指の動作をワイヤ13−2の移動量とから、近位指節間関節J3の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−5の移動量を検出することができる。
さらに、関節動作検出ユニットU23において、移動量検出センサ11−3のセンサ当接部133−3及び第3ワイヤ固定部材19−3の第3ワイヤ係止部材199−3は、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5を挟んで、つまり中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5を跨って、配置される。これにより、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13の移動量として検出することができる。
関節動作検出ユニットU25において検出できる中手指節関節J1及び近位指節間関節J3の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−5の移動量と、関節動作検出ユニットU23において検出できる中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−3の移動量とから、遠位指節間関節J5の動作に基づく指の屈曲動作をワイヤ13−2の移動量を検出することができる。
このように、動作検出装置51では、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5のそれぞれに基づく指の屈曲動作を検出することができる。よって、指の屈曲動作を正確に検出することができる。
また、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ固定部材19、及び第4ワイヤ経路固定部材31は、手の甲側に配置される。つまり、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ固定部材19、及び第4ワイヤ経路固定部材31は、指の主たる動作方向とは異なる方向に配置されている。このように、移動量検出センサ11、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、第3ワイヤ固定部材19、及び第4ワイヤ経路固定部材31を指の屈曲動作方向とは異なる方向に配置することによって、指の屈曲動作する量に対してワイヤ13の移動量を増幅することができる。よって、ワイヤ13の移動量を確実に検出することができる。
さらに、第4固定部材315の最も甲側に位置するものは、固定軸319を介してセンサ固定部材23に固定されている。これにより、第4ワイヤ経路固定部材31、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ経路固定部材19は、一体として、固定軸319を中心に左右に回転可能となる。これにより、指を左右に広げたり、閉じたりする動作に、第4ワイヤ経路固定部材31、第1ワイヤ経路固定部材15、第2ワイヤ経路固定部材17、及び第3ワイヤ経路固定部材19を追従させることが可能となる。
なお、センサ固定部材23は、樹脂で形成され、手袋25に固定されている。また、センサ固定部材23は、移動量検出センサ11−1〜11−5を手袋25に固定する。センサ固定部材23は、図7に示すように、中手骨B1の甲側に配置される。
また、手袋25には、関節動作検出ユニットU21〜U25及びセンサ固定部材23が配置されている。このように手袋25に各種構成を配置することによって、動作検出装置51の使用者は、人の手の関節の動きを容易に検出することができる。
第二 手の関節の動作の検出
動作検出装置51を用いて人の手の関節の動作の検出原理について図9〜図13を用いて説明する。動作検出装置51では、人の手の関節の屈曲動作及び左右への回転動作を検出することができる。
1.屈曲動作の検出
図9〜図12を用いて人の手の関節の屈曲動作の検出を説明する。図9〜図12において、Aは所定の状態におる動作検出装置51を手の甲側から見た上面図を、BはAの状態にある動作検出装置51の側面図を、それぞれ示している。図9に示す状態を基本状態とし、図10に示すように中手指節関節J1を曲げた状態を第11状態、図11に示すように近位手指節関節J3を曲げた状態を第13状態、図12に示すように遠位手指節関節J5を曲げた状態を第15状態とする。なお、図10〜図12における手の状態は、動作検出装置51を用いた指の動作の検出を概念的に説明するために設定したものであり、必ずしも実際に取り得る指の状態と合致するものではない。
基本状態から第11状態への変化にともない、図10に示すようにワイヤ13−1が矢印a10方向へ移動する。ワイヤ13−1のセンサ当接部133−1が、移動量検出センサ11−1のワイヤ当接部111−1に当接すると、センサ当接部133−1は、ワイヤ当接部111−1を矢印a10方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11−1の可動部113−1を矢印a10方向に可動させる。そして、第11状態になるとワイヤ当接部111−1、つまり可動部113−1は、ワイヤ13−1の移動にともない距離L11だけ可動する。ワイヤ当接部111−3(可動部113−3)、ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)についても同様に、それぞれ距離L13、L15だけ可動する。
基本状態から第13状態への変化にともない、図11に示すようにワイヤ13−3が矢印a10方向へ移動する。ワイヤ13−3のセンサ当接部133−3が、移動量検出センサ11−3のワイヤ当接部111−3に当接すると、センサ当接部133−3は、ワイヤ当接部111−3を矢印a10方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11−3の可動部113−3を矢印a10方向に可動させる。そして、第13状態になるとワイヤ当接部111−3、つまり可動部113−3は、ワイヤ13−3の移動にともない距離L23だけ可動する。ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)についても同様に、距離L25だけ可動する。なお、ワイヤ当接部111−1(可動部113−1)については、中手指節関節J1が曲がっていないことから、基本状態からほとんど移動しない。
基本状態から第15状態への変化にともない、図12に示すようにワイヤ13−3が矢印a10方向へ移動する。ワイヤ13−3のセンサ当接部133−3が、移動量検出センサ11−3のワイヤ当接部111−3に当接すると、センサ当接部133−3は、ワイヤ当接部111−3を矢印a10方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11−3の可動部113−3を矢印a10方向に可動させる。そして、第15状態になるとワイヤ当接部111−3、つまり可動部113−3は、ワイヤ13−3の移動にともない距離L33だけ可動する。なお、ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)及びワイヤ当接部111−1(可動部113−1)については、中手指節関節J1及び近位手指節関節J3が曲がっていないことから、両者とも基本状態からほとんど移動しない。
このように、指の曲げ状態に従い、可動部113−1〜113−5には、対応するワイヤ13−1〜13−5の移動量に対応する所定の可動量が発生する。したがって、予め、所定の手の曲げ状態における可動量を検出し、その時の手の曲げ状態と関連づけて可動量データベースとして記憶しておけば、動作検出装置51を使用する際、移動量検出センサ11によって検出された可動量を用いて、可動量データベースから手の状態を判断することができる。
2.左右への回転動作の検出
図13、図14を用いて人の手の関節の左右への回転動作の検出を説明する。図13では、第二指が図9に示す基本状態から左側、つまり親指側に回転した状態である第21状態を示し、図14では、第二指が図9に示す基本状態から右側、つまり中指側に回転した状態である第22状態を示している。
基本状態から第21状態への変化にともない、図13に示すようにワイヤ13−3が矢印a13方向へ移動する。ワイヤ13−3のセンサ当接部133−3が、移動量検出センサ11−3のワイヤ当接部111−3に当接すると、センサ当接部133−3は、ワイヤ当接部111−3を矢印a15方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11−3の可動部113−3を矢印a15方向に可動させる。そして、第21状態になるとワイヤ当接部111−3、つまり可動部113−3は、ワイヤ13−3の移動にともない距離L45だけ可動する。ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)についても同様に、距離L43だけ可動する。なお、ワイヤ当接部111−1(可動部113−1)については、稼働量が発生しない。
また、基本状態から第22状態への変化にともない、図14に示すようにワイヤ13−3が矢印a17方向へ移動する。ワイヤ13−3のセンサ当接部133−3が、移動量検出センサ11−3のワイヤ当接部111−3に当接すると、センサ当接部133−3は、ワイヤ当接部111−3を矢印a19方向へ可動させ、ひいては移動量検出センサ11−3の可動部113−3を矢印a19方向に可動させる。そして、第22状態になるとワイヤ当接部111−3、つまり可動部113−3は、ワイヤ13−3の移動にともない距離L55だけ可動する。ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)についても同様に、距離L53だけ可動する。なお、ワイヤ当接部111−5(可動部113−5)については、稼働量が発生しない。
このように、指の回転状態に従い、可動部113−1〜113−5には、対応するワイヤ13−1〜13−5の移動量に対応する所定の可動量が発生する。したがって、予め、所定の手の回転状態における可動量を検出し、その時の手の回転状態と関連づけて可動量データベースとして記憶しておけば、動作検出装置51を使用する際、移動量検出センサ11によって検出された可動量を用いて、可動量データベースから手の回転状態を判断することができる。

[その他の実施形態]
(1)屈曲部位
前述の実施例1においては、移動量検出センサ11のセンサ当接部133及び第3ワイヤ固定部材19は、指の関節(中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5)を挟んで配置されるとしたが、屈曲部位であれば、例示のものに限定されない。例えば、足の関節、脚の関節、腕の関節等であってもよい。また、人の関節に限らず、動物の関節であってもよい。さらに、屈曲部位であれば生物に限らず、ロボット等の屈曲部位であってもよい。
また、前述の実施例1においては、動量検出センサ11のセンサ当接部133及び第3ワイヤ固定部材19は、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5という複数の関節を挟んで配置されるとしたが、単独の関節に配置するものであってもよい。例えば、図5に示すように、中手指節関節J1、近位指節間関節J3、及び遠位指節間関節J5のそれぞれにワイヤ13−J1、13−J2、13−J3を沿わせるように配置することによって、関節毎に、当該関節における動作を検出することができる。
前述の実施例2についても同様である。
(2)移動量検出部材
前述の実施例1においては、移動量検出部材として抵抗値が変化する移動量検出センサ11を示したが、線状部材の他端の移動量を検出できるものであれば例示のものに限定されない。例えば、電流値、電圧値が変化するものであってもよい。
前述の実施例2についても同様である。
(3)屈曲部位の動作する方向
前述の実施例1においては、動作検出装置1は、指の主たる動作方向と異なる方向に配置したが、例示のものに限定されない。動作検出装置1の配置場所等によっては、屈曲部位の主たる動作の方向に配置するようにしてもよい。
また、屈曲部位の主たる動作の方向とは異なる方向に動作した際に線状部材が移動する移動量を、移動量検出部材によって検出するようにしてもよい。この場合、例えば、実施例1における移動量検出センサ11を用いる場合、可動部113が図1における矢印a1方向、矢印a3方向へ可動できるように配置すればよい。
前述の実施例2についても同様である。
(4)配置部材
前述の実施例1においては、手袋25に他の構成要素を配置することとしたが、他の構成要素を所定の位置に配置できるものであれば例示のものに限定されない。例えば、手袋の手のひらの部分や指先等所定の部分がないものであてもよい。また、サポーターのような円筒形状で弾力性を有するものに配置するようにしてもよい。
前述の実施例2についても同様である。
(5)線状部材
前述の実施例1においては、線状部材としてワイヤ13を示したが、所定の屈曲部位の動作によって移動量が発生するものであれば、例示のものに限定されない。例えば、板状、帯状、シート状のものであってもよい。また、断面が丸形状だけでなく、断面が長方形等であってもよい。
前述の実施例2についても同様である。
(6)動作補助部材
前述の実施例1においては、指の動作の力のみによって、ワイヤ13を移動させることとしたが、ワイヤ13を移動させることができるものであれば例示のものに限定されない。例えば、所定の位置にアクチュエータ等の動力を発生する動作補助部材を設け、ワイヤ13の移動を補助するようにしてもよい。
前述の実施例2についても同様である。
(7)移動量抑制部材
前述の実施例1において、さらに、ワイヤ13の移動量を抑制する移動量抑制部材を設けるようにしてもよい。移動量抑制部材として、例えば、リニアアクチュエータをワイヤ13と接続するようにしてもよい。そして、所定の場合に、ワイヤ13が移動しようとする方向とは反対の方向に力が加わるようにすれば、例えば、ロボットハンドが対象物を掴んだ際の圧力値に基づき移動量検出部材における線状部材の移動量を抑制することによって、ロボットハンドが対象物を掴んだことを検知させることができる。
前述の実施例2についても同様である。
(8)関節動作検出ユニットU21、U23、U25の位置
前述の実施例2においては、関節動作検出ユニットU21、U23、U25を所定の順番で並列に配置したが、配置の順番については各関節の動作を検出できるものであれば、例示のものに限定されない。
(9)屈曲動作の検出と回転動作の検出
前述の実施例2においては、関節動作検出ユニットU21、U23、U25のそれぞれでは、指の関節の屈曲動作と回転動作とを検出できることとしたが、いずれか一つを検出できるようにしてもよい。回転動作のみを検出する場合には、関節動作検出ユニットU21、U23、U25におけるワイヤ13−1〜13−5のそれぞれの固定部131−1〜131−5は、対象とする関節を挟んで配置されていればよい。例えば、各固定部固定部131−1〜131−5を横並びに同じ位置に配置するようにしてもよい。
(10)ワイヤ13−1と移動量検出センサ11−1の可動部113−1との位置関係
前述の実施例2においては、ワイヤ当接部111−1と可動部113−1とが上下に位置するように配置し、ワイヤ13−1とセンサ本体部115−1とを上下に配置することとしたが、ワイヤ当接部111−1と可動部113−1とが並列に位置するように配置し、ワイヤ13−1とセンサ本体部115−1とを左右並列に配置するようにしてもよい。
本発明に係る動作検出装置は、人の関節の動作を検出する際に利用することができる。
1・・・・・動作検出装置
11・・・・移動量検出センサ
13・・・・ワイヤ
15・・・・第1ワイヤ経路固定部材
17・・・・第2ワイヤ経路固定部材
19・・・・第3ワイヤ経路固定部材
21・・・・弾性部材
23・・・・センサ固定部材
25・・・・手袋
111・・・ワイヤ当接部
113・・・可動部
131・・・固定部
133・・・センサ当接部
51・・・・動作検出装置
31・・・・第4ワイヤ経路固定部材
319・・・固定軸
U21・・・関節動作検出ユニット
U23・・・関節動作検出ユニット
U24・・・関節動作検出ユニット

Claims (22)

  1. 所定の屈曲部位における動作を検出する動作検出装置であって、
    前記動作検出装置は、
    線状部材、
    前記線状部材の一端を係止する係止部材、
    前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、
    前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出部材、
    を有し、
    前記係止部材及び前記保持部材は、前記屈曲部位を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  2. 請求項1に係る動作検出装置において、
    前記移動量検出部材は、
    前記線状部材の前記他端と接続される可動部、
    を有し、
    前記可動部は、
    前記移動量が発生する方向に沿って可動すること、
    を特徴とする動作検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記移動量検出部材は、
    前記移動量を電圧値、電流値、若しくは抵抗値のいずれかの変化によって検出すること、
    を特徴とする動作検出装置。
  4. 請求項1〜請求項3に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記線状部材は、
    前記屈曲部位が主に動作する方向とは異なる方向に配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  5. 請求項1〜請求4に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記動作検出装置は、
    前記屈曲部位としての人の関節を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  6. 請求項1〜請求項5に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材、
    を有する動作検出装置。
  7. 請求5に係る動作検出装置において、
    前記動作検出装置は、
    前記関節としての人の指の関節を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  8. 請求項7に係る動作検出装置において、さらに、
    前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材であって、手袋形状を有する配置部材、
    を有する動作検出装置。
  9. 請求項1〜請求項8に係る動作検出装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記線状部材の前記他端の移動量を抑制する移動量抑制手段、
    を有する動作検出装置。
  10. 所定の屈曲部位における動作を検出する動作検出方法であって、
    前記屈曲部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される線状部材の前記他端の移動量を検出することによって、前記屈曲部位における動作を検出すること、
    を特徴とする動作検出方法。
  11. 所定の複数の屈曲部位における動作を検出する動作検出装置であって、
    前記動作検出装置は、
    線状部材、
    前記線状部材の一端を係止する係止部材、
    前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、
    前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出部材、
    を有する動作検出ユニットを有し、
    前記動作検出ユニットは、
    前記屈曲部位毎に対応して配置され、
    前記動作検出ユニット毎の前記係止部材及び前記保持部材は、対応する前記屈曲部位を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  12. 所定の回転部位における動作を検出する動作検出装置であって、
    前記動作検出装置は、
    線状部材、
    前記線状部材の一端を係止する係止部材、
    前記線状部材の一端とは異なる他端を保持する保持部材、
    前記線状部材の前記他端の移動量を検出する移動量検出部材、
    を有する動作検出ユニットを有し、
    前記動作検出ユニットは、
    前記回転部位に対応して複数配置され、
    前記動作検出ユニット毎の前記係止部材及び前記保持部材は、対応する前記回転部位を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  13. 請求項11又は請求項12に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記動作検出ユニットは、
    並列に配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  14. 請求項13に係る動作検出装置において、
    前記移動量検出部材は、
    前記線状部材の前記他端と接続される可動部、
    を有し、
    前記可動部は、
    前記移動量が発生する方向に沿って可動すること、
    を特徴とする動作検出装置。
  15. 請求項14に係る動作検出装置において、
    前記線状部材と前記可動部とは、上下に配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  16. 請求項11〜請求15に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記動作検出装置は、
    前記屈曲部位としての人の関節を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  17. 請求項11〜請求項16に係る動作検出装置のいずれかにおいて、
    前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材、
    を有する動作検出装置。
  18. 請求16に係る動作検出装置において、
    前記動作検出装置は、
    前記関節としての人の指の関節を挟んで配置されること、
    を特徴とする動作検出装置。
  19. 請求項18に係る動作検出装置において、さらに、
    前記線状部材、前記係止部材、前記保持部材、及び前記移動量検出部材を所定の位置に配置する配置部材であって、手袋形状を有する配置部材、
    を有する動作検出装置。
  20. 請求項11〜請求項19に係る動作検出装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記線状部材の前記他端の移動量を抑制する移動量抑制手段、
    を有する動作検出装置。
  21. 所定の複数の屈曲部位における動作を検出する動作検出方法であって、
    前記屈曲部位のそれぞれについて、当該屈曲部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される線状部材の前記他端の移動量を検出し、前記屈曲部位毎に検出した移動量を用いて、所定の前記屈曲部位における動作を検出すること、
    を特徴とする動作検出方法。
  22. 所定の回転部位における動作を検出する動作検出方法であって、
    前記回転部位を挟んで、一端が係止され、前記一端とは異なる他端が移動可能に保持される複数の線状部材のそれぞれの前記他端の移動量を検出し、前記線状部材毎に検出した移動量を用いて、前記回転部位における動作を検出すること、
    を特徴とする動作検出方法。
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