JP2010133658A - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010133658A JP2010133658A JP2008311089A JP2008311089A JP2010133658A JP 2010133658 A JP2010133658 A JP 2010133658A JP 2008311089 A JP2008311089 A JP 2008311089A JP 2008311089 A JP2008311089 A JP 2008311089A JP 2010133658 A JP2010133658 A JP 2010133658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- cooling
- heat
- conditioning system
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
【解決手段】水冷媒冷凍機3が天井放射パネル2よりも高い位置に設置されている。蒸発器10の下部と天井放射パネル2の入口側とを接続する往き配管50には、鉛直配管部50aと水平配管部50bの連結部分から分岐し、この分岐位置K1から鉛直下方に延びる補助配管52が設けられている。補助配管52は、その下端部が外気に開放されている。補助配管52の下端部近傍位置には、第1の緊急開放弁V1が設けられている。分岐位置K1と第1の緊急開放弁V1の設置位置K2との間隔Lは10m以上に設定されている。通常運転時には第1の緊急開放弁V1は閉止状態であり、天井放射パネル2の熱媒体流通管4内の圧力が異常に上昇した時には第1の緊急開放弁V1を開放状態とする。
【選択図】 図1
Description
図1は実施の形態1に係る空調システムの系統図、図2は放射パネルの敷設状態を示す斜視図である。以下の説明においては、放射パネルを天井面に配設した放射空調システムを、冷凍機を用いて冷房時に使用する例を示す。図1に示すように、放射空調システム1は、被空調室Rの天井面R1に配設される冷房負荷としての放射パネル(以下、天井放射パネルと称する)2と、天井放射パネル2に熱媒体である冷水を供給する水冷媒冷凍機3(熱源手段に相当)とを含んで構成される。この水冷媒冷凍機3並びに後述する熱交換器14及び冷却塔15は、屋上に設置されている。従って、水冷媒冷凍機3等は天井放射パネル2の設置位置よりも高い位置に設置されている。
上記(1)のように構成されていると、継手の緩み若しくは貫通部が生じても、天井部接続配管部が負圧状態となっていることから、室内Rの空気が貫通部等から浸入することなる。従って、当該貫通部等から漏水することが防がれる。
本実施の形態における放射空調システムにおいては、天井部接続配管部での継手の緩み若しくは腐食により貫通部が生じた場合、循環流路内の圧力が上昇する。そうすると、そのことが圧力計Pで検出される。そして、測定値N1が予め定めた基準圧力値Nに達した時は、貫通部等の形成による圧力上昇か若しくは通常の漏れによる圧力上昇かを判断し、それに応じた処理を行うようになっている。
上記の補助配管52に関する配管構造の変形例は、後述する実施の形態2〜4における補助配管に関する配管構造についても適用できる。
図9は実施の形態2に係る空調システムの系統図である。以下の説明においては、上記実施の形態1と同様に、放射パネルを天井面に配設した放射空調システムを冷房時に使用する例を示す。この実施の形態2は、補助配管52Aに冷水を収納できる真空タンク60を接続したことを特徴とするものである。具体的に説明すると、分岐位置K1から鉛直下方に延びる補助配管52Aの下端部に、真空ポンプ61を備えた真空タンク60を接続するとともに、分岐位置K1と真空タンク60との間の配管部分に緊急開放弁Vを設けている。真空タンク60は、少なくとも空調システムの系全体で使用する冷水の全てを収納可能な大きさのものが用いられている。真空タンク60の設置位置は、天井放射パネル2より下側であれば充分であり、実施の形態1のように分岐位置K1から10m以上の配管長さを必要としない。従って、配管部分の長さを10m以上設けることが、立地条件等で困難な場合等において天井放射パネル2からの漏水防止構造として好適に使用できる。
なお、通常運転時には、緊急開放弁Vは閉止状態とし、且つ、真空ポンプ61は駆動しておく。これにより、通常運転時には真空タンク60が真空に近い負圧状態に維持されている。
図10は実施の形態3に係る空調システムの系統図である。以下の説明においては、上記実施の形態1と同様に、放射パネルを天井面に配設した放射空調システムを冷房時に使用する例を示す。この実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせた構造を特徴とするものである。具体的に説明すると、実施の形態1における補助配管52における分岐位置K1と第1の緊急開放弁V1との間の配管部分には、分岐位置K1から第1の緊急開放弁V1側に向けて、第2の緊急開放弁V2と、真空ホンプ70を備えた真空タンク71とがこの順序で設けられている。なお、真空ホンプ70の上部は、補助配管52の上部配管部52bと連通しており、真空ホンプ70の下部は、補助配管52の下部配管部52cと連通している。
図11は実施の形態4に係る空調システムの系統図である。上記実施の形態1〜3では、主として1つの部屋のみに着目した空調システムについて説明した。本実施の形態4では、多層ビルディングの各階を空調する全体的な空調システムの例を示す。多層ビルディングの各階を空調する場合は、各階に対応した冷凍機がそれぞれ屋上に設置されている。1階用の冷凍機をA1、2階用の冷凍機をA2、3階用の冷凍機をA3で示す。冷却塔15及び熱交換器14は各階毎に設ける構成であってもよく、また、共用する構成であってもよい。2階及び3階の天井放射パネル2には、実施の形態1と同様の水漏れ防止構造が備えられており、1階の天井放射パネル2には、実施の形態2と同様の水漏れ防止構造が備えられている。なお、図11中において、V10は水漏れ防止処理後に真空タンク60内の冷水を排出するために使用される開閉弁である。
上記の構成により、多層ビルディングの各階を空調する空調システムにおいて、各階毎に個別に水漏れの防止を図ることができる。
(1)上記実施の形態1〜3では熱源手段として水冷媒冷凍機を使用した例を示したが、地域冷暖房を利用した空調システムにおいても、本発明は適用することができる。具体的には、水冷媒冷凍機3及び冷却塔15に代えて、図12に示すように、真空ポンプ90を備えた真空容器91と、熱交換器92とを設ける構成とする。そして、熱交換器92において、地域冷暖房システムで使用される熱源装置(図示せず)からの冷却水(又は温熱水)と、放射パネル2からの冷水(又は温水)とを熱交換することで、冷房時には放射パネル2の通過により昇温された冷水から熱を回収して所定温度の冷水に調製し、暖房時には放射パネル2の通過により降温された温水に熱を付与して所定温度の温水に調製することが可能となる。
3:水冷媒冷凍機 4:熱媒体流通管
5:放射板 10:蒸発器(第1の真空容器に相当)
11:凝縮器(第2の真空容器に相当) 12:圧縮機
13:連通管 16,61,71,90:真空ポンプ
21:循環ポンプ 26:冷却水供給ポンプ
30:コントローラ 31:制御部
32:ROM 33:RAM
50:往き配管 51:戻り配管
50a,51b:鉛直配管部 50b,51a:水平配管部
52,52A:補助配管 60,70:真空タンク
P:圧力計 R:室内
R1:天井面 V1:第1の緊急開放弁
V2:第2の緊急開放弁 V:緊急開放弁
K1:分岐位置
Claims (6)
- 冷水又は温水が流れる熱媒体流路を有する冷暖房負荷を、被空調室に配設し、被空調室を冷房する際に前記熱媒体流路に冷水を流し、前記被空調室を暖房する際に前記熱媒体流路に温水を流すように構成された空調システムにおいて、
冷水又は温水を貯留する真空容器を有し、冷房時には冷暖房負荷の通過により昇温された冷水から熱を回収して所定温度の冷水に調製し、暖房時には冷暖房負荷の通過により降温された温水に熱を付与して所定温度の温水に調製する熱源手段であって、前記冷暖房負荷よりも高い位置に設置された、そのような熱源手段と、
前記熱源手段に接続され、空調システムの系全体を負圧に維持する真空ホンプと、
前記真空容器の下部と前記冷暖房負荷の入口側とを接続し、所定温度に調製された冷水又は温水を前記冷暖房負荷に供給する往き配管と、
前記冷暖房負荷の出口側と前記真空容器の上部とを接続し、該冷暖房負荷の通過により、冷房時には昇温された冷水を、暖房時には降温された温水を前記真空容器に戻す戻り配管と、
前記往き配管及び前記戻り配管のうちの、前記冷暖房負荷の高さ位置と同等か若しくは低い配管部分から分岐し、分岐位置から下方に延びるとともに、下端が大気に開放された補助配管と、
前記補助配管に設けられた第1の緊急開放弁であって、その設置位置と前記冷暖房負荷の設置位置との高さ方向に関する間隔が10m以上とされる、そのような第1の緊急開放弁と、
前記往き配管に設けられ、前記真空容器に貯留される冷水又は温水を前記冷暖房負荷に流送する循環ポンプと、
を備え、
通常運転時には前記第1の緊急開放弁は閉止状態であり、前記冷暖房負荷の熱媒体流路内の圧力が異常に上昇した時には前記第1の緊急開放弁を開放状態とすることを特徴とする空調システム。 - 前記補助配管における前記分岐位置と前記第1の緊急開放弁との間の配管部分には、前記分岐位置から前記第1の緊急開放弁側に向けて、第2の緊急開放弁と、真空ホンプを備えた真空タンクとがこの順序で設けられており、
通常運転時には前記第1の緊急開放弁及び前記第2の緊急開放弁は共に閉止状態であり、前記冷暖房負荷の熱媒体流路内の圧力が異常に上昇した時には前記第2の緊急開放弁を開放状態とし、第2の緊急開放弁の開放時から所定時間経過後に前記第1の緊急開放弁を開放状態とすることを特徴とする請求項1記載の空調システム。 - 前記冷暖房負荷は、被空調室の天井面に配設されることを特徴とする請求項1又は2記載の空調システム。
- 前記真空容器は、連通管を介して互いに連通された第1の真空容器と第2の真空容器とで構成され、
前記熱源手段は、これら第1の真空容器と第2の真空容器とを含むと共に、第1の真空容器と第2の真空容器とを接続する配管ラインの間に介在される圧縮機を備え、第1の真空容器は冷房時には蒸発器として機能し暖房時には凝縮器として機能し、第2の真空容器は冷房時に凝縮器として機能し暖房時には蒸発器として機能するように構成された蒸気圧縮冷凍機を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空調システム。 - 前記熱源手段は、
前記戻り配管に熱交換器を設け、該熱交換器により該戻り配管を流れる冷水又は温水が別の熱源手段から供給される冷却水又は温熱水と熱交換されて、冷房時には冷暖房負荷の通過により昇温された冷水から熱を回収して所定温度の冷水に調製され、暖房時には冷暖房負荷の通過により降温された温水に熱を付与して所定温度の温水に調製されるように構成されている請求項1〜3の何れかに記載の空調システム。 - 前記冷暖房負荷は、冷水又は温水が流れる熱媒体流路を構成する熱媒体流通管と、熱媒体流通管を流れる冷水又は温水から受熱してその熱を放射する放射板とを備えた放射パネルであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311089A JP2010133658A (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311089A JP2010133658A (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010133658A true JP2010133658A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42345110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008311089A Pending JP2010133658A (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010133658A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03117853A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯器 |
JPH06159831A (ja) * | 1992-11-19 | 1994-06-07 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2003088864A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-25 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JP2003322364A (ja) * | 2002-05-02 | 2003-11-14 | Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd | 吸着冷凍機又は吸収冷凍機による水冷媒自然循環冷房システム |
JP2006038333A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd | 水蒸気圧縮冷凍機による冷暖房システム |
JP2007024488A (ja) * | 2005-06-16 | 2007-02-01 | Hitachi Metals Ltd | 冷却装置 |
JP2007155315A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-06-21 | Toyo Eng Works Ltd | 自然冷媒冷却システム |
JP2008215653A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Sasakura Engineering Co Ltd | 空調システム |
-
2008
- 2008-12-05 JP JP2008311089A patent/JP2010133658A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03117853A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯器 |
JPH06159831A (ja) * | 1992-11-19 | 1994-06-07 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2003088864A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-25 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JP2003322364A (ja) * | 2002-05-02 | 2003-11-14 | Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd | 吸着冷凍機又は吸収冷凍機による水冷媒自然循環冷房システム |
JP2006038333A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd | 水蒸気圧縮冷凍機による冷暖房システム |
JP2007024488A (ja) * | 2005-06-16 | 2007-02-01 | Hitachi Metals Ltd | 冷却装置 |
JP2007155315A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-06-21 | Toyo Eng Works Ltd | 自然冷媒冷却システム |
JP2008215653A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Sasakura Engineering Co Ltd | 空調システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103874893B (zh) | 空气调节装置 | |
US20120031130A1 (en) | Relay unit and air conditioning apparatus | |
JP2008209111A (ja) | アンモニア/co2冷凍システムと、該システムに使用されるco2ブライン生成装置 | |
JP5570618B2 (ja) | 空気調和装置 | |
US9797608B2 (en) | Air-conditioning apparatus | |
JP2009079813A (ja) | 熱源側ユニット、空気調和装置、および、空気調和システム | |
US20110138839A1 (en) | Water circulation apparatus associated with refrigerant system | |
JP2010007998A (ja) | 空気調和機の室内ユニットおよびそれを備えた空気調和機 | |
JP2009293839A (ja) | 冷凍装置の排熱利用システム | |
JP2008215653A (ja) | 空調システム | |
WO2016157481A1 (ja) | 空気調和装置 | |
KR101930760B1 (ko) | 건축물 구조를 이용한 외기 냉방 시스템 | |
JP6847224B2 (ja) | 空調システムおよび熱媒体封入方法 | |
JP2007085686A (ja) | 空気調和システム及びその運転方法 | |
EP3594588B1 (en) | Geothermal heat pump device | |
JP2010133658A (ja) | 空調システム | |
JP2008281319A (ja) | 空調室外機接続型冷温水式床冷暖房ユニット | |
JP4850224B2 (ja) | 空気調和システム及びその運転方法 | |
JP2007010297A (ja) | 給湯装置 | |
JP5611676B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯装置 | |
JP2010181036A (ja) | 空気調和機 | |
KR102581418B1 (ko) | 결빙 두께 제어가 용이한 냉난방 시스템용 빙축열조 | |
KR20200119676A (ko) | 냉난방 및 실내공기제어를 위한 열원 일체형 시스템 공기조화장치 | |
JP7097755B2 (ja) | 給湯暖房装置 | |
JP2834517B2 (ja) | 冷媒自然循環式空気調和システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130703 |