JP2010133552A - 油圧制御装置および変速機装置 - Google Patents

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Akihito Iwata
昭仁 岩田
Yuhei Yoshioka
裕平 吉岡
Kazuyuki Noda
和幸 野田
Masato Matsubara
正人 松原
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

【課題】電気的な接続性を向上させると共によりコンパクトな構成とする。
【解決手段】リニアソレノイド25のコネクタ27やオンオフソレノイド35のコネクタ37と油圧スイッチ52の端子とECU42の端子とが略同一平面上となるようバルブボディ20にリニアソレノイド25およびオンオフソレノイド35と油圧スイッチ52が取り付けられたスイッチ台とECU42が取り付けられたユニット台とを取り付け、コネクタ27,37と油圧スイッチ52の端子とをプリント配線基板60によりECU42の端子に電気的に接続するから、各端子やコネクタの高さが不揃いとなるのを防止してプリント配線基板60の形状を複雑なものとする必要がなくなると共に高さ方向に無駄なスペースを減らしてバルブボディ20にリニアソレノイド25やオンオフソレノイド35とスイッチ台とユニット台とを最低限の高さに納めて取り付けることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、油圧制御装置および変速機装置に関し、詳しくは、所定の変速段を達成させる自動変速機の油圧制御装置および自動変速機と油圧制御装置とを搭載する変速機装置に関する。
従来、自動変速機を油圧駆動により制御する油圧制御装置としては、電子制御ユニットや油圧センサが搭載されると共にソレノイドバルブ用のコネクタが複数形成された平板状のユニット台をバルブボディに組み付けるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、ソレノイドバルブ用のコネクタと油圧センサとをそれぞれワイヤ配線によって電子制御ユニットに接続するものとしている。
特開2001−271918号公報
しかしながら、上述した装置では、複数のワイヤ配線が交差することになるため接続ミスのないよう一つ一つ確認しながら接続しなければならず、煩雑な作業を強いられていた。また、ワイヤ配線を這わせるためのスペースが必要となるため、十分にコンパクト化を図ることができなかった。ここで、このような油圧制御装置が用いられる自動変速機において、特に車両に搭載されるものにおいては、コンパクト化が必須の課題とされていることから、よりコンパクトな油圧制御装置が求められていた。
本発明の油圧制御装置および変速機装置は、電気的な接続性を向上させると共によりコンパクトな構成とすることを主目的とする。
本発明の油圧制御装置および変速機装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の油圧制御装置は、
所定の変速段を達成させる自動変速機の油圧制御装置であって、
バルブボディと、
該バルブボディに組み込まれ、前記所定の変速段を達成させるための油圧の給排を制御するソレノイドバルブと、
前記バルブボディに装着され、該バルブボディに形成された油路内の油圧を検出する油圧センサと、
前記ソレノイドバルブを制御する電子制御ユニットと、
を備え、
前記バルブボディに、前記油圧センサと前記電子制御ユニットとが隣接して配置され、前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子と前記電子制御ユニットの端子とが略同一平面上となるように取り付けられると共に前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子とを前記電子制御ユニットの端子に電気的に接続する配線板が取り付けられる
ことを特徴とする。
この本発明の油圧制御装置では、バルブボディに、油路内の油圧を検出する油圧センサとソレノイドバルブを制御する電子制御ユニットとが隣接して配置され、ソレノイドバルブのコネクタ部と油圧センサの端子と電子制御ユニットの端子とが略同一平面上となるように取り付けられると共にソレノイドバルブのコネクタ部と油圧センサの端子とを電子制御ユニットの端子に電気的に接続する配線板が取り付けられる。これにより、コネクタ部や端子の高さが不揃いとなるのを防止して配線板の形状を複雑なものとする必要をなくすと共に高さ方向に無駄なスペースを減らしてバルブボディにソレノイドバルブと油圧センサと電子制御ユニットとを最低限必要な高さに納めて取り付けることができる。この結果、電気的な接続性を向上させると共によりコンパクトな構成とすることができる。ここで、「配線板」は、フレキシブルプリント配線基板が含まれる他、リジッド配線基板やバスバーユニットも含まれる。
こうした本発明の油圧制御装置において、前記油圧センサは、前記ソレノイドバルブの吐出圧を検出するためのセンサとして、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記油圧センサの順に重なるよう配置されてなり、前記ソレノイドバルブのコネクタ部は、前記油圧センサの端子と略同一平面上となるよう高さ方向に突出させて配設させることを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、油圧センサがソレノイドバルブの吐出圧を精度よく且つ応答性よく検出できるようソレノイドバルブに油圧センサを重ねて配置してもソレノイドバルブのコネクタ部と油圧センサの端子とを略同一平面上とすることができるので、コンパクト性が損なわれることがない。
また、本発明の油圧制御装置において、車両に搭載される上述した各態様のいずれかの油圧制御装置であって、前記ソレノイドバルブと前記油圧センサと前記電子制御ユニットとが取り付けられた前記バルブボディの空きスペースに駐車用ブレーキを作動させるための駐車用シリンダが取り付けられてなるものとすることもできる。ここで、車載される自動変速機の油圧制御装置は、特にコンパクト化の要求が厳しいため、本発明を適用する意義が高く、また、空きスペースに駐車用シリンダを取り付けることにより、スペースの有効利用を図ることができ全体としてさらにコンパクト化することができる。この態様の本発明の油圧制御装置において、前記ソレノイドバルブとして、略円筒状の複数の第1ソレノイドと該第1ソレノイドよりも全長の短い略円筒状の複数の第2ソレノイドとを用い、前記駐車用シリンダとして、前記第1ソレノイドよりも全長の長いシリンダを用い、前記バルブボディに、前記複数の第1ソレノイドがその長手方向に対して直交する方向を配列方向としてまとめて組み込まれ、前記複数の第2ソレノイドがその長手方向に対して直交する方向を前記配列方向とすると共に該複数の第1ソレノイドと対向するようまとめて組み込まれ、前記駐車用シリンダのストロークの方向が前記配列方向となるよう取り付けられてなることを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、長さの異なる第1ソレノイドや第2ソレノイドがまとめられることなくバルブボディに混在して組み込まれるものに比して、バルブボディ上にスペースを確保しやすくなり、バルブボディが必要以上に大きくなるのを防止して効率よく駐車用シリンダを配置することができる。また、この態様の本発明の油圧制御装置において、前記駐車用シリンダの作動状態を検出するパーキングセンサを備え、前記パーキングセンサは、端子が前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子と前記電子制御ユニットの端子と略同一平面上となるよう前記バルブボディに配設されると共に該端子が前記配線板に電気的に接続されてなることを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、パーキングセンサを備えるものとしてもコネクタ部や端子の高さが不揃いとなることがなく、コンパクトな構成を維持することができる。さらに、この態様の本発明の油圧制御装置において、前記パーキングセンサは、前記作動状態として前記駐車用シリンダのピストンロッドのストロークの位置を検出するよう該駐車用シリンダと該ピストンロッドとの外径差によりストロークの方向に沿って生じるスペースに配設されてなることを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、パーキングセンサを効率よく配置することができる。
さらに、本発明の油圧制御装置において、前記電子制御ユニットは、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記電子制御ユニットの順に重なるよう配置されてなり、前記バルブボディには、前記ソレノイドバルブが組み込まれた状態で前記バルブボディにピン留めするためのピン孔が高さ方向に形成され、前記ピン孔へのピンの挿入を伴って前記バルブボディに前記ソレノイドバルブが取り付けられると共に前記電子制御ユニットが前記バルブボディに取り付けられたときに該電子制御ユニットの固定台がピン受けとして機能するよう該固定台が形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、電子制御ユニットの固定台がピン受けを兼ねることができるので、ピンを受けるために専用の部品を用いるものに比して、軽量化やコンパクト化を図ることができる。また、この態様の本発明の油圧制御装置において、前記油圧センサは、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記油圧センサの順に重なるよう配置されてなり、前記ピン孔へのピンの挿入を伴って前記バルブボディに前記ソレノイドバルブが取り付けられると共に前記油圧センサが前記バルブボディに取り付けられたときに該油圧センサの固定台がピン受けとして機能するよう該固定台が形成されてなるものとすることもできる。ここで、油圧センサの固定台は、油圧を受けるために剛性の高いものを使用されることが多く変形などのおそれが少ないため、ピン受けとしてより確実に機能させることができる。
本発明の変速機装置は、
自動変速機と、該自動変速機を制御する上述した態様のいずれかの油圧制御装置、即ち、基本的には、所定の変速段を達成させる自動変速機の油圧制御装置であって、バルブボディと、該バルブボディに組み込まれ、前記所定の変速段を達成させるための油圧の給排を制御するソレノイドバルブと、前記バルブボディに装着され、該バルブボディに形成された油路内の油圧を検出する油圧センサと、前記ソレノイドバルブを制御する電子制御ユニットと、を備え、前記バルブボディに、前記油圧センサと前記電子制御ユニットとが隣接して配置され、前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子と前記電子制御ユニットの端子とが略同一平面上となるように取り付けられると共に前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子とを前記電子制御ユニットの端子に電気的に接続する配線板が取り付けられることを特徴とする油圧制御装置を搭載することを要旨とする。
この本発明の変速機装置では、上述のいずれかの態様の本発明の油圧制御装置を搭載することから、本発明の油圧制御装置が有する効果、例えば、電気的な接続性を向上させると共によりコンパクトな構成とすることができる効果などと同等の効果を奏することができる。
本発明の一実施例としての油圧制御装置が組み込まれたオートマチックトランスミッション10の分解斜視図である。 バルブボディ20を下面側から見た外観の一部を示す外観斜視図である。 バルブボディ20にユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられる様子を示す説明図である。 バルブボディ20に形成されるバルブ挿入部23にリニアソレノイド25を挿入する様子を示す外観斜視図である。 ユニット台40を上面側から見た外観を示す外観斜視図である。 スイッチ台50を上面側から見た外観を示す外観斜視図である。 スイッチ台50を下面側から見た外観を示す外観斜視図である。 バルブボディ20にユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられた外観を示す外観斜視図である。 ユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられたバルブボディ20にフレキシブルプリント配線基板60が取り付けられた様子を下面側から見た外観図である。 図9のA−A断面を示すA−A断面図である。 第2実施例のバルブボディ200を下面側から見た外観の一部を示す外観斜視図である。 フレキシブルプリント配線基板600にパーキングセンサ90が取り付けられた外観を示す外観斜視図である。 ユニット台40とスイッチ台50とパーキングセンサ90とが組み付けられたバルブボディ200にフレキシブルプリント配線基板600が取り付けられた様子を下面側から見た外観図である。 図13のB−B断面を示すB−B断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての油圧制御装置が組み込まれたオートマチックトランスミッション10の分解斜視図であり、図2は、バルブボディ20を下面側から見た外観の一部を示す外観斜視図であり、図3は、バルブボディ20にユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられる様子を示す説明図であり、図4は、バルブボディ20に形成されるバルブ挿入部23にリニアソレノイド25を挿入する様子を示す説明図であり、図5は、ユニット台40を上面側から見た外観を示す外観斜視図であり、図6は、スイッチ台50を上面側から見た外観を示す外観斜視図であり、図7は、スイッチ台50を下面側から見た外観を示す外観斜視図である。
オートマチックトランスミッション10は、自動車が備えるエンジンからの動力を車軸側に伝達する車載用の自動変速機として構成されており、遊星歯車機構やクラッチ、ブレーキなどからなる図示しない動力伝達機構と、ライン圧を入力し調圧してクラッチに供給するリニアソレノイド25とクラッチやブレーキへの出力を選択的に切り換える図示しないリレーバルブに駆動用の信号を出力するオンオフソレノイド35とによりクラッチやブレーキの油圧を制御する油圧回路を構成するバルブボディ20と、リニアソレノイド25やオンオフソレノイド35などに対して変速段を切り替えるための指令を出力するオートマチックトランスミッション用電子制御ユニット(以下、ATECUという)42とシフト操作を電気的に検知してシフト操作に応じた指令を出力するためのシフトバイワイヤ用電子制御ユニット(以下、SBWECUという)44とが取り付けられバルブボディ20に組み付けられるユニット台40と、油圧スイッチ52が取り付けられバルブボディ20に組み付けられるスイッチ台50と、ATECU42やSBWECU44とリニアソレノイド25やオンオフソレノイド35,油圧スイッチ52とを電気的に接続するプリント配線基板60と、AT用オイルを貯留するオイルパン80と、図示しないオイルポンプの駆動によりオイルパン80内のオイルを吸引すると共にこれを濾過して吐出口72からバルブボディ20に供給したり遊星歯車機構や回転軸を支持するベアリングなどの潤滑部分に供給したりするストレーナ70と、を備え、これらは、底部にオイルパン80が取り付けられた状態でトランスミッションケース12に収容されている。
バルブボディ20には、図2および図3,図4に示すように、略円筒状の複数のリニアソレノイド25と、略円筒状の複数のオンオフソレノイド35と、略円筒状のパーキング用シリンダ39とが組み付けられており、ユニット台40やスイッチ台50が載置される複数の固定台座に形成されたボルト穴21a〜21f,22a〜22gと、リニアソレノイド25の電磁部25aを外部に露出させると共に弁部25bとバルブボディ20内に形成された油路と連通させて油圧回路が構成されるようリニアソレノイド25が挿入される複数のバルブ挿入部23と、油圧スイッチ52がシールされた状態で取り付けられる複数の油圧導入孔28と、オンオフソレノイド35の電磁部を外部に露出させると共に弁部と油路とを連通させるようオンオフソレノイド35が挿入される複数のバルブ挿入部33と、ピストンロッド39aに連結される図示しないピストンが挿入され油路と連通する油室が内部に区画されてなるパーキング用シリンダ39とが形成されている。なお、パーキング用シリンダ39は、ピストンロッド39aが図示しないパーキング機構のパーキングロッドおよびスプリングとに接続されている。そして、シフト操作がパーキングレンジ以外のレンジに切り換えられたときには油室に作動油が入力され油圧の作用によりスプリングの付勢力に抗してピストンロッド39aがパーキング用シリンダ39に格納される方向に移動することによりパーキングロッドを移動させてパーキング解除状態とし、パーキングレンジに切り換えられたときには油室の作動油が排出されスプリングの付勢力によりピストンロッド39aがパーキング用シリンダ39から伸長される方向に移動することによりパーキングロッドを移動させてパーキング状態とするものである。また、油圧導入孔28は、バルブ挿入部23に形成される他、油路の監視が必要な位置に形成されている。ここで、リニアソレノイド25とオンオフソレノイド35とパーキング用シリンダ39の配置について説明する。バルブボディ20には、図2中の手前から奥にかけて略中央部分を境にして、主に手前側の領域にバルブ挿入部23が手前側に開口して左右方向に並列に形成されると共に奥側の領域にバルブ挿入部33が奥側に開口して左右方向に並列に形成されている。このため、リニアソレノイド25が主にバルブボディ20の手前側の領域に軸方向が手前から奥に向かう方向に沿って並列に配置され、オンオフソレノイド35がバルブボディ20の奥側の領域に軸方向がリニアソレノイド25の軸方向と同方向に並列に配置される。即ち、略中央部分を境にしてリニアソレノイド25とオンオフソレノイド35とが対向するよう配置される。ここで、オンオフソレノイド35は、リニアソレノイド25よりも全長が短く構成されている。このため、バルブボディ20の奥側の領域のうちオンオフソレノイド35が配置される領域よりもさらに奥側に、左右方向に長い空きスペースが生じることになる。この空きスペースに、パーキング用シリンダ39をそのストロークの方向が左右方向、即ちリニアソレノイド25およびオンオフソレノイド35の軸方向と直交するよう配置される。ここで、バルブボディ20は、オートマチックトランスミッション10の制御に必要な油圧を確保できるようリニアソレノイド25とオンオフソレノイド35の能力や形成すべき油路からその大きさが設計されるものであるが、空きスペースにパーキング用シリンダ39を配置することにより、バルブボディ20が必要以上に大きくなることがない。これにより、バルブボディ20上のスペースを効率よく利用して、リニアソレノイド25とオンオフソレノイド35とパーキング用シリンダ39とを配置することができる。
リニアソレノイド25には、図4に示すように、電磁部25aに高さ方向(図4中上下方向)に突出したコネクタ27が形成されており、オンオフソレノイド35にも同様にコネクタ37が形成されている。このコネクタ27,37は、リニアソレノイド25とオンオフソレノイド35とがバルブボディ20に組み付けられた状態で略同じ高さとなるよう形成されているが、詳細については後述する。バルブ挿入部23には、図4中上方に開口したピン孔24a〜24gが形成され、リニアソレノイド25は、弁部25bに図4中上下方向に沿ってピン溝26が形成されている。ここで、リニアソレノイド25のバルブボディ20への組み込みは、バルブ挿入部23にリニアソレノイド25を挿入し(図4(1))、ピン溝26がピン孔24a〜24gと連通する回転位置となるようリニアソレノイド25の姿勢を調整し、ピン孔24a〜24gにピン29a〜29gをそれぞれ挿入することにより行われる(図4(2))。このピン29a〜29gの挿入により、バルブ挿入部23からのリニアソレノイド25の抜けが防止される。なお、ピン孔24a〜24gは、内径がピン29a〜29gの外径よりも大きくなるよう形成され、ピン溝26は、溝深さがピン29a〜29gの外径よりも深くなるように形成されている。このため、ピン29a〜29gはピン孔24a〜24gとピン溝26とにクリアランスをもって挿入され、製造公差や組み込み位置の誤差などによりピン孔24a〜24gとピン溝26との連通に多少のずれがあっても容易にピン29a〜29gを挿入することができる。ただし、挿入後のピン29a〜29gが抜けやすいものとなるため、これを支持する必要がある。
ユニット台40は、図1および図5に示すように、金属プレート41にATECU42とSBWECU44とが固定されると共にボルト64a〜64fを通す複数のボルト穴40a〜40fが形成されている。金属プレート41は、略長方形状として形成されると共にその一部が延伸したピン受け部41aが形成されているが、この理由については後述する。この金属プレート41は、熱伝導性に優れた材料(例えば、銅や銅合金など)により形成されており、ATECU42やSBWECU44で生じた熱を放熱するヒートシンクとしての機能を有している。ユニット台40に配置されるATECU42およびSBWECU44は、詳細には図示しないが、それぞれCPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備え、これらを構成する電子部品が実装された回路基板が樹脂によりパッケージ化されている。また、プリント配線基板60と電気的に接続するための図示しない端子が露出している。
スイッチ台50は、図1および図6,図7に示すように、金属プレート51の図1中の上面側に複数の油圧スイッチ52が固定されると共にボルト65a〜65gを通す複数のボルト穴50a〜50gが形成され、また、図1中の下面側に油圧スイッチ52の端子54が各油圧スイッチ52につき2つずつ形成されている。油圧スイッチ52は、スイッチ台50がバルブボディ20に組み付けられたときに、バルブボディ20に形成された複数の油圧導入孔28とそれぞれ対応する位置となるよう金属プレート51に固定されており、油圧導入孔28から導入される油圧が所定の閾値を超えたことを検出したときにオン信号を出力するものである。ここで、バルブボディ20のバルブ挿入部23に形成された油圧導入孔28は(図2参照)、詳細については省略するがリニアソレノイド25の弁部25bの出力ポートと連通するよう形成されている。このため、油圧スイッチ52にリニアソレノイド25から吐出された直後の油圧を導入して精度よく且つ応答性よく油圧を検出することができるようになっている。また、金属プレート51は、剛性に優れた材料(例えば、鉄板など)により形成されており、油圧導入孔28からの油圧が油圧スイッチ52内に導入されたときに確実にシールすることができる。
プリント配線基板60は、例えば、厚みが0.05mm程度のフィルム状の絶縁体(例えば、ポリイミドフィルム)の層と厚みが0.05mm程度の導体(例えば、銅箔)の層とを接着剤を用いて幾層にも重ねた多層板のフレキシブルプリント基板(FPC(Flexible Printed Circuits))として構成されており、銅箔によって図示しない配線パターンが形成されている。この配線パターンに、リニアソレノイド25のコネクタ27やオンオフソレノイド35のコネクタ37、ATECU42およびSBWECU44の端子、油圧スイッチ52の端子54がそれぞれハンダ付けされる。これにより、リニアソレノイド25のコネクタ27とオンオフソレノイド35のコネクタ37と油圧スイッチ52の端子54とをATECU42およびSBWECU44の端子に電気的に接続する。また、このプリント配線基板60の厚みは、例えば、0.4〜1.2mm程度となっており、配線基板自体を薄くすることができる
ここで、バルブボディ20とユニット台40とスイッチ台50の組み付けについて図3に基づいて説明する。まず、バルブボディ20のピン孔24a〜24gにピン29a〜29gを挿入してから、ATECU42とSBWECU44とが固定されたユニット台40と複数の油圧スイッチ52が固定されたスイッチ台50とをバルブボディ20に組み付ける。ユニット台40の組み付けは、ボルト穴40a〜40fとボルト穴21a〜21fとが互いに連通するよう重ね、ボルト64a〜64fを対応するボルト穴40a〜40f,21a〜21fに通してバルブボディ20に締め付けることにより行うことができる。また、スイッチ台50の組み付けは、ボルト穴50a〜50gとボルト穴22a〜22gとが互いに連通するよう重ね、ボルト65a〜65gを対応するボルト穴50a〜50g,22a〜22gに通してバルブボディ20に締め付けることにより行うことができる。なお、バルブボディ20は、同様にボルト67などの締め付けによりストレーナ70と共にトランスミッションケース12に固定される(図1参照)。これにより、バルブボディ20とユニット台40とスイッチ台50の組み付けが完了する。図8は、バルブボディ20にユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられた外観を示す外観斜視図である。ここで、ユニット台40は、上述したように、金属プレート41の一部にピン受け部41aが形成されているため、金属プレート41のピン受け部41aの図8中下面側でピン孔24gに挿入されたピン29gを受けることができる。また、スイッチ台50の金属プレート51の図8中下面側でピン孔24a〜24fに挿入されたピン29a〜29fを受けることができる。このように、バルブボディ20に組み付けられるユニット台40とスイッチ台50とによってピン孔24a〜24gに挿入されたピン29a〜29gを受けることができるから、ピン29a〜29gを支持するために専用の部品を用いる必要がない。このため、ピン29a〜29gを支持するために専用の部品を用いる場合に比して、軽量化を図ることができると共に高さ方向に厚みが増すのを防止することができ、簡易かつコンパクトな構成でピン29a〜29gを支持することができる。
次に、こうしてユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられたバルブボディ20にプリント配線基板60を取り付けた状態について説明する。図9は、ユニット台40とスイッチ台50とが組み付けられたバルブボディ20にフレキシブルプリント配線基板60が取り付けられた様子を下面側から見た外観図であり、図10は、図9のA−A断面を示すA−A断面図である。ここで、図10に示すように、リニアソレノイド25のコネクタ27とオンオフソレノイド35のコネクタ37と油圧スイッチ52の端子54(図10においては図示省略)の高さが略同じ高さとなっている。これは、各部品の相互の寸法関係やレイアウト制約などを十分に考慮したレイアウト設計をすることにより達成できるものである。例えば、リニアソレノイド25の軸心とオンオフソレノイド35の軸心とが同一平面上にはなく高さ方向に差があるが、この差は、リニアソレノイド25とオンオフソレノイド35との外径差や各コネクタ27,37の高さの差、油圧スイッチ52の高さなどに基づいて所定の寸法差として決定されるものである。なお、この所定の寸法差をもった組み付けを可能とするため、バルブボディ20の油路のレイアウト設計やバルブ挿入部23,33の寸法設計も必要となる。また、ATECU42(SBWECU44)をコネクタ37と油圧スイッチ52との間の空間に配置しており、各ECUの図示しない端子についてもその高さが各コネクタ27,37や油圧スイッチ52の端子54の高さと略同じ高さとなるよう配置している。これについても、コネクタ37と油圧スイッチ52との間に各ECUが入るスペースを確保するようコネクタ37や油圧スイッチ52のレイアウトを設計する必要がある。さらに、これらの設計は、各部品のレイアウト上の制約、例えば、上述したように、油圧スイッチ52においてはより精度よく且つ応答性よく油圧を検出できる位置にレイアウトしたいなどの制約があるから、それらも考慮しなければならない。このように、各部品のレイアウト上の制約を考慮すると共に形状や寸法がより適切な部品を選択して適切なレイアウト設計を行った結果、コネクタ27とコネクタ37、ATECU42(SBWECU44)の端子、油圧スイッチ52の端子54を略同一平面上に配置することが可能となるのである。これにより、各端子やコネクタの高さが不揃いとなるのを防止してプリント配線基板60の形状を複雑なものとする必要をなくすと共に高さ方向に無駄なスペースを減らしてバルブボディ20に各ソレノイドとユニット台40とスイッチ台50とを最低限の高さに納めて取り付けることができる。この結果、油圧制御装置が組み込まれたオートマチックトランスミッション10をよりコンパクトな構成とすることができる。
以上説明した実施例の油圧制御装置によれば、リニアソレノイド25のコネクタ27やオンオフソレノイド35のコネクタ37と油圧スイッチ52の端子54とATECU42とSBWECU44の端子とが略同一平面上となるようバルブボディ20にリニアソレノイド25およびオンオフソレノイド35と油圧スイッチ52が取り付けられたスイッチ台50とATECU42とSBWECU44とが取り付けられたユニット台40とを取り付け、コネクタ27,37と油圧スイッチ52の端子54とをプリント配線基板60によりATECU42とSBWECU44の端子に電気的に接続するから、各端子やコネクタの高さが不揃いとなるのを防止してプリント配線基板60の形状を複雑なものとする必要をなくすと共に高さ方向に無駄なスペースを減らしてバルブボディ20にリニアソレノイド25やオンオフソレノイド35とユニット台40とスイッチ台50とを最低限の高さに納めて取り付けることができる。この結果、電気的な接続性を向上させると共によりコンパクトな構成とすることができる。また、バルブボディ20に組み付けられるユニット台40とスイッチ台50とによってピン孔24a〜24gに挿入されたピン29a〜29gを受けることができるから、ピン29a〜29gを支持するために専用の部品を用いる場合に比して、軽量化を図ると共に高さ方向に厚みが増すのを防止して、簡易かつコンパクトな構成でピン29a〜29gを支持することができる。
第1実施例の油圧制御装置では、パーキング用シリンダ39を備えるものとしたが、これを備えないものとしてもよく、この場合、パーキング用シリンダ39の替わりに他のバルブ、例えば、マニュアルバルブやソレノイドバルブなどをバルブボディ20に組み込むものとしてもよい。
次に、第2実施例の油圧制御装置が組み込まれたオートマチックトランスミッション100について説明する。図11は、第2実施例のバルブボディ200を下面側から見た外観の一部を示す外観斜視図であり、図12は、フレキシブルプリント配線基板600にパーキングセンサ90の端子92が接続された外観を示す外観斜視図である。このオートマチックトランスミッション100は、パーキング用シリンダ39の作動を検出するパーキングセンサ90が取り付けられる点を除いて第1実施例のオートマチックトランスミッション10と同一の構成をしている。したがって、第2実施例のオートマチックトランスミッション100の構成のうち第1実施例のオートマチックトランスミッション10と同一の構成については、同一の符号を付すこととし、その説明は重複するから省略し、一部を除いて図示を省略する。
パーキングセンサ90は、パーキング用シリンダ39のピストンロッド39aのストローク位置に伴う磁界の変化を検出することにより、パーキング用シリンダ39の作動状態を検出可能な磁気センサとして構成されている。このパーキングセンサ90は、略直方形状に形成された筐体から図11中上方に突出した端子92を備え、この端子92がフレキシブルプリント配線基板600にハンダ付けにより接続される(図12参照)。このフレキシブルプリント配線基板600はフレキシブルプリント配線基板60と同様にATECU42およびSBWECU44の端子などがハンダ付けされるから、端子92をATECU42およびSBWECU44の端子に電気的に接続することができる。ここで、パーキングセンサ90の配置について説明する。まず、パーキング用シリンダ39の設置スペースについて説明する。パーキング用シリンダ39の設置スペースとしては、図11中の上下方向にパーキング用シリンダ39の外径を収めることができる幅と、左右方向にパーキング用シリンダ39を確実に固定できると共にそのストローク量を考慮した長さとからなる領域を確保する必要がある。もとよりピストンロッド39aはパーキング用シリンダ39よりも外径が小さいため、パーキング用シリンダ39の設置スペースとして確保される領域には、ストロークの方向に沿って、パーキング用シリンダ39とピストンロッド39aとの外径差とストローク量とに基づく空きスペースが生じることになる。この空きスペースに、筐体が略直方形状に形成されたパーキングセンサ90をその長手方向がストロークの方向に沿うよう配置する。これにより、パーキング用シリンダ39の設置スペースを効率よく利用して、パーキングセンサ90を配置することができる。
次に、パーキングセンサ90を含む各部品のバルブボディ200への組み付けについて説明する。パーキングセンサ90の組み付けは、図11に示すようにパーキングセンサ90をボルト穴90aがバルブボディ200に形成された図示しないボルト穴と連通するよう重ね、図示しないボルトによりパーキングセンサ90をバルブボディ200に締め付けることにより行うことができる。ここで、このようにパーキングセンサ90を組み付けると共に図3に示すようにユニット台40とスイッチ台50とを組み付けてからフレキシブルプリント配線基板600を取り付けるものとしてもよいし、あるいは、パーキングセンサ90やユニット台40,スイッチ台50を予めフレキシブルプリント配線基板600に接続してからフレキシブルプリント配線基板600とバルブボディ200に組み付けるものとしてもよい。なお、後者の場合、予めフレキシブルプリント配線基板600に接続してからバルブボディ200に組み付けるため、パーキングセンサ90などの電気的な接続信頼性を向上させることができる。図13は、ユニット台40とスイッチ台50とパーキングセンサ90とが組み付けられたバルブボディ200にフレキシブルプリント配線基板600が取り付けられた様子を下面側から見た外観図であり、図14は、図13のB−B断面を示すB−B断面図である。図13に示すように、パーキングセンサ90の端子92の高さは、リニアソレノイド25のコネクタ27とオンオフソレノイド35のコネクタ37と油圧スイッチ52の端子54(図示省略)と略同じ高さとなっている。これは、パーキングセンサ90をピストンロッド39aのストロークに伴う磁界の変化を精度よく検出したいという要求の下でパーキングセンサ90と端子92の形状や寸法を適切化することにより達成できるものである。これにより、各端子やコネクタの高さが不揃いとなるのを防止してプリント配線基板600の形状を複雑なものとする必要をなくすと共に高さ方向に無駄なスペースを減らしてバルブボディ200に各ソレノイドとユニット台40とスイッチ台50とパーキングセンサ90とを最低限の高さに納めて取り付けることができる。この結果、パーキングセンサ90を備えるものとしても、油圧制御装置が組み込まれたオートマチックトランスミッション100のコンパクトな構成を維持することができる。
第1実施例および第2実施例の油圧制御装置では、電気的な接続にフレキシブルプリント基板として構成されたプリント配線基板60,600を用いるものとしたが、これに限られず、リジッド基板として構成されたプリント配線基板を用いるものとしてもよい。また、プリント配線基板60,600は、絶縁体の層と導体の層とを幾層にも重ねた多層板としたが、これに限られず、絶縁体の層と導体の層とを一層ずつ重ねた片面板や絶縁体の層の両面に導体の層を重ねた両面板などとしてもよい。なお、上述した各層の厚みや全体の厚みは一例を示したものであり、これに限られるものではない。さらに、プリント配線基板に限られず、バスバーユニットを用いて電気的に接続するものとしてもよい。
第1実施例および第2実施例の油圧制御装置では、ユニット台40とスイッチ台50とを別個のものとして構成しそれぞれにATECU42やSBWECU44、油圧スイッチ52を固定するものとしたが、1つの台にATECU42やSBWECU44、油圧スイッチ52を固定するものとしてもよい。また、ユニット台40とスイッチ台50とがそれぞれピン29a〜29gを受けるピン受けとして機能するものとしたが、いずれか一方のみがピン受けとして機能してすべてのピン29a〜29gを受けるものとしてもよい。
第1実施例および第2実施例の油圧制御装置では、ピン29a〜29gがピン孔24a〜24gおよびピン溝26にクリアランスをもって挿入されるものとしたが、クリアランスなく挿入されるものとしてもよい。
第1実施例および第2実施例の油圧制御装置では、自動車に搭載されるオートマチックトランスミッション10に適用して説明したが、自動車以外の車両に搭載されるオートマチックトランスミッションに適用するものとしてもよいし、車両以外の機器に搭載されるオートマチックトランスミッションに適用するものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、バルブボディ20,200が「バルブボディ」に相当し、ATECU42やSBWECU44が「電子制御ユニット」に相当し、油圧スイッチ52が「油圧センサ」に相当する。また、ユニット台40やスイッチ台50が「固定台」に相当する。さらに、パーキング用シリンダ39が「駐車用シリンダ」に相当し、パーキングセンサ90が「パーキングセンサ」に相当し、リニアソレノイド25が「第1ソレノイド」に相当し、オンオフソレノイド35が「第2ソレノイド」に相当する。ここで、「電子制御ユニット」としては、ATECU42とSBWECU44の2つの電子制御ユニットに限定されるものではなく、ATECU42とSBWECU44以外の電子制御ユニットを用いるものや、オートマチックトランスミッション10の制御を単一の電子制御ユニットにより行うものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動変速機の製造産業に利用可能である。
10,100 オートマチックトランスミッション、12 トランスミッションケース、20,200 バルブボディ、21a〜21f,22a〜22g ボルト穴、23,33 バルブ挿入部、24a〜24g ピン孔、25 リニアソレノイド、25a 電磁部、25b 弁部、26 ピン溝、27,37 コネクタ、28 油圧導入孔、29a〜29g ピン、35 オンオフソレノイド、39 パーキング用シリンダ、39a ピストンロッド、40 ユニット台、40a〜40f ボルト穴、41 金属プレート、41a ピン受け部、42 オートマチックトランスミッション用電子制御ユニット(ATECU)、44 シフトバイワイヤ用電子制御ユニット(SBWECU)、50 スイッチ台、50a〜50g ボルト穴、51 金属プレート、52 油圧スイッチ、54 端子、60,600 プリント配線基板、64a〜64f,65a〜65g,67 ボルト、70 ストレーナ、72 吐出口、80 オイルパン、90 パーキングセンサ、90a ボルト穴、92 端子。

Claims (10)

  1. 所定の変速段を達成させる自動変速機の油圧制御装置であって、
    バルブボディと、
    該バルブボディに組み込まれ、前記所定の変速段を達成させるための油圧の給排を制御するソレノイドバルブと、
    前記バルブボディに装着され、該バルブボディに形成された油路内の油圧を検出する油圧センサと、
    前記ソレノイドバルブを制御する電子制御ユニットと、
    を備え、
    前記バルブボディに、前記油圧センサと前記電子制御ユニットとが隣接して配置され、前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子と前記電子制御ユニットの端子とが略同一平面上となるように取り付けられると共に前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子とを前記電子制御ユニットの端子に電気的に接続する配線板が取り付けられる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  2. 前記配線板は、フレキシブルプリント配線基板である請求項1記載の油圧制御装置。
  3. 請求項1または2記載の油圧制御装置であって、
    前記油圧センサは、前記ソレノイドバルブの吐出圧を検出するためのセンサとして、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記油圧センサの順に重なるよう配置されてなり、
    前記ソレノイドバルブのコネクタ部は、前記油圧センサの端子と略同一平面上となるよう高さ方向に突出させて配設される
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  4. 車両に搭載される請求項1ないし3いずれか1項に記載の油圧制御装置であって、
    前記ソレノイドバルブと前記油圧センサと前記電子制御ユニットとが取り付けられた前記バルブボディの空きスペースに駐車用ブレーキを作動させるための駐車用シリンダが取り付けられてなる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  5. 請求項4記載の油圧制御装置であって、
    前記ソレノイドバルブとして、略円筒状の複数の第1ソレノイドと該第1ソレノイドよりも全長の短い略円筒状の複数の第2ソレノイドとを用い、
    前記駐車用シリンダとして、前記第1ソレノイドよりも全長の長いシリンダを用い、
    前記バルブボディに、前記複数の第1ソレノイドがその長手方向に対して直交する方向を配列方向としてまとめて組み込まれ、前記複数の第2ソレノイドがその長手方向に対して直交する方向を前記配列方向とすると共に該複数の第1ソレノイドと対向するようまとめて組み込まれ、前記駐車用シリンダのストロークの方向が前記配列方向となるよう取り付けられてなる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  6. 請求項4または5記載の油圧制御装置であって、
    前記駐車用シリンダの作動状態を検出するパーキングセンサを備え、
    前記パーキングセンサは、端子が前記ソレノイドバルブのコネクタ部と前記油圧センサの端子と前記電子制御ユニットの端子と略同一平面上となるよう前記バルブボディに配設されると共に該端子が前記配線板に電気的に接続されてなる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  7. 前記パーキングセンサは、前記作動状態として前記駐車用シリンダのピストンロッドのストロークの位置を検出するよう該駐車用シリンダと該ピストンロッドとの外径差によりストロークの方向に沿って生じるスペースに配設されてなることを特徴とする請求項6記載の油圧制御装置。
  8. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の油圧制御装置であって、
    前記電子制御ユニットは、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記電子制御ユニットの順に重なるよう配置されてなり、
    前記バルブボディには、前記ソレノイドバルブが組み込まれた状態で前記バルブボディにピン留めするためのピン孔が高さ方向に形成され、
    前記ピン孔へのピンの挿入を伴って前記バルブボディに前記ソレノイドバルブが取り付けられると共に前記電子制御ユニットが前記バルブボディに取り付けられたときに該電子制御ユニットの固定台がピン受けとして機能するよう該固定台が形成されてなる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  9. 請求項5記載の油圧制御装置であって、
    前記油圧センサは、高さ方向に前記バルブボディから前記ソレノイドバルブ,前記油圧センサの順に重なるよう配置されてなり、
    前記ピン孔へのピンの挿入を伴って前記バルブボディに前記ソレノイドバルブが取り付けられると共に前記油圧センサが前記バルブボディに取り付けられたときに該油圧センサの固定台がピン受けとして機能するよう該固定台が形成されてなる
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  10. 自動変速機と、該自動変速機を制御する請求項1ないし9いずれか1項に記載の油圧制御装置と、を搭載する変速機装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075214A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社デンソー 自動変速機用油圧制御装置、及び、その製造方法
JP2017061975A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 矢崎総業株式会社 自動変速機用の電気配索材

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