JP2010131156A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きなエネルギー消費の追加なしに、収納される食器類全体の乾燥効率の向上、乾燥仕上がりの向上が図れる食器洗い機を提供する。
【解決手段】食器類5を収納する洗浄槽1と、洗浄槽1内に配した洗浄ノズル4と、洗浄ノズル4に洗浄水を圧送する洗浄ポンプ8と、洗浄水の加熱及び食器類5の乾燥を行うためのヒータ7と、洗浄槽1内の蒸気を機外に排出するための送風ファン10と、水等の液体を超音波振動子21により霧化する霧化発生装置12と、洗浄、すすぎ、乾燥の各行程とを備え、食器類5のすすぎを行うすすぎ行程終了後、乾燥行程に入る前に霧化発生装置12を動作させ、食器類5に霧を付着させるようにしたことにより、小さなエネルギーで食器類5の乾燥効率の向上、乾燥仕上がりの向上をはかることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は食器類の洗浄及び乾燥を行う食器洗い機に関するものである。
食器類の乾燥効率を上げるため、また、ガラス製食器等に水滴跡が残るのを防ぐためには、すすぎ行程が終了して乾燥行程に入る時に、食器類の表面に付着する水滴の高さをなるべく低くすることが必要だが、その手段として蒸気発生装置を有したものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、上記特許文献1に記載されている食器洗い機を示したもので、以下その構成について説明する。洗浄槽101は、底部に所定量の洗浄水を貯める貯水部102を設け、この貯水部102に連通し、モータによって駆動される洗浄ポンプ103を取り付け、この洗浄ポンプ103により洗浄水を洗浄槽101の内部で循環させるよう構成している。
また、洗浄槽101の内底部に設けた洗浄ノズル104と洗浄槽101の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ105を装備し、洗浄ノズル104の上方には、被洗浄物106を整然と配置でき、洗浄水を効果的に被洗浄物106に噴射するように構成した食器かご107を設置して効率的に洗浄を行っている。また、給水弁、水位検知手段、モータ等の電装部品類は制御手段108によって制御され、食器洗い機の洗浄、すすぎ、乾燥等の各行程の動作を行っている。
さらにこの食器洗い機は、洗浄槽101内の一部の空間に設けた部屋109内に充満させる蒸気を発生する蒸気発生装置110を備えている。この蒸気発生装置110は、内部に貯水部とヒータを専用に備えており、洗浄ポンプ103によって循環される洗浄水が供給されるように配管、連結されている。
以上のように構成された食器洗い機について、その動作を以下に説明する。まず、洗浄行程では、洗浄槽101内に給水が行われ、貯水部102に所定量の水が貯留される。貯留された洗浄水は、ヒータ105によって加熱され、洗浄ポンプ103により加圧されて洗浄ノズル104に送られ、洗浄ノズル104から被洗浄物106に向けて噴射される。噴射された洗浄水は、被洗浄物106を洗浄した後、再び貯水部102に戻るという経路で循環する。この動作が所定時間行われた後、洗浄水が機外に排出されて洗浄行程が終了する。
次に、洗浄行程と同様の動作のすすぎ行程が数回行われる。続いて、一般の食器洗い機で行われる乾燥行程に移る前に、蒸気発生行程が行われる。この蒸気発生行程では、蒸気発生装置110内のヒータを作動させ、専用の貯水部に貯留された水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気が部屋109内に充満し、部屋109内に配置した被洗浄物106aに接触して結露し、すすぎ行程によって被洗浄物106aに付着した水滴を流し落とすことで、被洗浄物106aの表面に水滴跡の原因となる成分がない状態にして、次の乾燥行程を行うようにしている。
この蒸気発生行程の後、ヒータ105を加熱して乾燥行程を行い、一連の食器洗い動作を終了する。
特開2008−142230号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている食器洗い機では、結露量を増加させるために蒸気を充満させる部屋109のスペースが限定されることから、蒸気をあてる食器類(被洗浄物106a)が収納食器類の一部に限定され、残りの食器類には効果が出ないという問題があり、且つ、蒸気発生時はヒータでかなり高温になるまで水を加熱するため、安全性確保及び、大きなエネルギーの消費が必要になるという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、大きなネルギーの追加なしに、収納される食器類全体の乾燥効率の向上、乾燥仕上がりの向上が図れる食器洗い機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、水等の液体を超音波振動子により霧化する霧化発生装置を備え、すすぎ行程終了後乾燥行程に入る前に霧化発生装置を動作し、食器類に霧を付着させる水霧化行程を設定した食器洗い機である。
これにより、ヒータを動作させるというような大きなエネルギーを費やすことなく、乾燥行程に入る時の食器類の表面に付着する水滴の高さを低くし、食器類の乾燥効率を上げ、また、ガラス製食器等の表面の乾燥仕上がりをよくすることができる。
本発明の食器洗い機は、大きなエネルギーを費やすことなく、収納される食器類全体の乾燥効率の向上、乾燥仕上がりの向上が得られる食器洗い機を実現することができる。
第1の発明は、食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内に配され前記食器類に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、洗浄水の温水化及び前記食器類の乾燥を行うためのヒータと、前記洗浄槽内の蒸気を機外に排出するための送風ファンと、水等の液体を超音波振動子により霧化する霧化発生装置と、洗浄、すすぎ、乾燥の各行程とを備え、前記食器類のすすぎを行うすすぎ行程終了後、乾燥行程に入る前に、前記霧化発生装置を動作することにより前記食器類に霧を付着させる水霧化行程を設けたことにより、超音波振動子の動作という小さなエネルギーで安全に乾燥行程に入る時の食器類の表面に付着する水滴の高さを低くし、食器類の乾燥効率及び仕上がりの向上を実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、洗浄行程に先立って、霧化発生装置を動作することにより洗剤を洗浄水に溶け込ませた高濃度洗剤液を霧化し、食器類に高濃度洗剤液の霧を付着させて所定時間放置する高濃度洗剤液霧化行程を設けたことにより、洗浄行程の前行程として、すべての食器類の表面に高濃度洗剤液ミストを付着させ、汚れを化学的に分解するとともに膨潤させて、食器類の表面からはがれやすくして、洗浄行程での洗浄効果向上、洗浄時間の短縮および省エネルギーを実現することができる。また、水霧化行程を行うことによって、高濃度洗剤液霧化行程で超音波振動子に堆積あるいは付着した洗剤成分を振動面から取り除くことができるので、霧化性能を常に安定した最良の状態に保つことができ、また、超音波振動子の損壊も防止することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、洗剤投入口を有する洗剤入れを備え、霧化発生装置の超音波振動子を洗浄槽内に露出させて設けるとともに、前記洗剤入れを前記洗剤投入口が前記超音波振動子の直上近傍に位置するよう配設したことにより、洗剤投入口より投入した洗剤が超音波振動子の直上近傍の洗浄水中に落下して、超音波振動子の直上近傍の高濃度洗剤液の濃度を極力高くすることができるので、洗浄行程の前行程として、す
べての食器類の表面に高濃度洗剤液ミストを付着させ、汚れを化学的に分解するとともに膨潤させて、食器類の表面からはがれやすくして、洗浄行程での洗浄効果向上、洗浄時間の短縮および省エネルギーを実現することができる。
第4の発明は、上記第1〜第3の発明において、すすぎ行程の最後にヒータに通電しつつすすぎを行う加熱すすぎを行い、その加熱すすぎ時のすすぎ水を機外に排出せずに水霧化行程を行うことにより、霧化する水温が高いため霧化しやすく、また、乾燥行程に入る時の食器類の表面に付着する水滴の高さをより低くでき、食器類の乾燥効率及び仕上がりの向上という点でより大きい効果が得られるとともに、この後に行われる乾燥行程の効果を向上でき、また、乾燥行程の時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における食器洗い機の断面図、図2は同食器洗い機の要部断面図である。図1において、洗浄槽1は上方に開口部2を有し、この開口部2を内ブタ3により開閉するとともに、内部に洗浄水等を噴射する洗浄ノズル4が回転自在に設けられており、洗浄槽1内に食器類5を収納する食器かご6が配置されている。食器類5を食器かご6にセットし、洗剤を投入し運転を開始すると、所定の水位まで洗浄水が洗浄槽1内に給水され、所定水位に達すると給水が停止し、洗浄ポンプ8、ヒータ7に通電され、洗浄水は加熱されながら洗浄ノズル4から食器類5に向け噴射され、食器類5の洗浄を行う構成である。
洗浄槽1には、外底部に洗浄水を機外に排出する排水ポンプ9が設けられ、前側面に洗浄槽1内に外気を取り込むとともに洗浄槽1内の空気を排気口11より機外に排出する送風ファン10が設けられている。また、ヒータ7、洗浄ポンプ8、排水ポンプ9、送風ファン10、霧化発生装置12等の制御等を行って、洗浄行程、すすぎ行程、水霧化行程、乾燥行程等の各行程を実行させる制御装置13が備えられている。
また、洗浄槽1の前方底部には、洗浄槽1内に貯留された高濃度洗剤液を含む洗浄水あるいは水を微細な粒子に霧化し洗浄槽1内に飛散させる霧化発生装置12が設けられている。
図2を用いて、霧化発生装置12周辺の構成について詳しく述べる。洗浄槽1は前方底部に超音波振動子21を取り付ける開口部1aを設けており、洗浄槽1の外側下方から、この開口部1aに臨ませて防水パッキング22を介して超音波振動子21を取り付ける構成としている。
また洗浄槽1内に露出している超音波振動子21の振動面の周辺は洗剤入れ23によって覆われており、超音波振動子21の振動面に直接触れたり、箸やフォーク等が接触して傷が付かないよう保護されている。この洗剤入れ23の上部で超音波振動子21の振動面の直上近傍には、格子状に開口された、洗剤を投入する洗剤投入口24が設けられ、洗剤入れ23の下部には、洗浄槽1内の洗浄水が一定量だけ流入する流入部25が設けられている。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。食器類5を洗浄槽1の開口部2から食器かご6にセットし、洗剤を洗剤入れ23の洗剤投入口24に投入して運転を開始すると、まず、洗浄槽1内に給水が行われ、所定水位に達すると給水が停止し、洗浄槽1内に所定量の水が貯留されると、洗浄行程が実行される。
洗浄槽1内の洗浄水は、ヒータ7によって加熱され、洗浄ポンプ8により加圧されて洗浄ノズル4に送られ、洗浄ノズル4から食器類5に向けて噴射される。噴射された洗浄水は、食器類5を洗浄した後、再び洗浄槽1内に戻るという経路で循環する。この動作を所定時間行って洗浄行程が終了する。洗浄行程が終了すると排水ポンプ9に通電され、洗浄水を機外に排出する。
次に新たに洗浄水が給水され、洗浄行程と同様の動作で食器類5のすすぎを行うすすぎ行程が行われる。冷水によるすすぎと排水を3回程度繰り返した後、ヒータ7に通電しつつすすぎを行う加熱すすぎを行い、すすぎ行程を終了する。
すすぎ行程が終了すると、乾燥行程に移行する前に、水霧化行程を実行する。この水霧化行程では、洗浄槽1の底部に設けられた霧化発生装置12が動作し、超音波振動子21によりすすぎ水を霧化し食器類5の表面に付着させる。
図3は本発明の食器類の表面に付着した水滴の高さが低くなることを示す説明図である。図3(a)はすすぎ後の食器類に水滴が付着した状態を示す説明図、図3(b)は微細な粒子である霧が食器類の表面全体に付着することで水滴の重量を増加させ、あるいは、水滴どうしがつながり落下したり広がったりし、結果として丸い大きな水滴は減少した状態を示す説明図である。このように水霧化行程で発生した霧は、すすぎ行程終了後においては図3(a)のような状態である食器類5の表面を図3(b)のような状態に変化させ、食器類5の表面を全体的に濡らし、高さの高い粒の大きな水滴を減らすため、後の乾燥行程時に食器類5が乾きやすく、また乾燥後の水滴跡もつきにくくすることができる。
この水霧化行程が終了すると排水ポンプ9に通電され、すすぎ水が機外に排出される。なお、水霧化行程の開始前にすすぎ水を排出し、新たな洗浄水を給水して水霧化行程を行った場合も、上記のすすぎ水霧化による効果は得られるが、加熱すすぎ後の加熱された洗浄水で行った方が、霧化する水温が高いため霧化しやすく、より大きい効果が得られるとともに、この後に行われる乾燥行程の効果を向上でき、また、乾燥行程の時間を短縮することができる。
次に送風ファン10を運転しながらヒータ7を断続通電し、洗浄槽1内の湿気を含んだ空気を排気口11より機外に排出し食器類5の乾燥が行われ、食器洗いを完了する。
(実施の形態2)
本発明は、制御装置13によって、霧化発生装置12による高濃度洗剤液霧化行程が、洗浄行程に先立って行われるように構成したものである。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。本実施の形態では、超音波振動子21を備えた霧化発生装置12による高濃度洗剤液霧化行程が、洗浄行程に先立って行われる。食器類5を洗浄槽1の開口部2から食器かご6にセットし、洗剤を洗剤入れ23の洗剤投入口24に投入して運転を開始すると、まず、洗浄槽1内に給水が行われ、所定水位に達すると給水が停止し、洗浄槽1内に所定量の水が貯留される。この時、貯留された水のうち一定量は洗剤入れ23の流入部25から流入し、洗剤投入口24から投入された洗剤を溶かし込み、高濃度洗剤液を生成する。
次に、霧化発生装置12に通電され、超音波振動子21が振動し、洗剤がその近傍の洗浄水に溶け込んだ高濃度洗剤液を霧化し、微細な粒子(ミスト)として飛散させ、洗浄槽1内にくまなく充満させる。この状態で所定時間放置することにより、すべての食器類5
の表面に高濃度洗剤液ミストを付着させ、食器類5の表面に付着した汚れを化学的に分解するとともに膨潤させて、食器類5の表面からはがれやすくする。
なお、この際に、洗浄ポンプ8は駆動せず、洗浄ノズル4からは洗浄水は噴出されない。また、ヒータ7に通電しておくと、食器類5の表面に付着した汚れに対する分解、膨潤効果が向上するとともに、洗浄水を余熱しておくことができるので、この後の洗浄行程の効果を向上でき、また、洗浄行程の時間を短縮することができる。
高濃度洗剤液霧化行程が終了すると、従来の食器洗い機と同様の洗浄行程に移行する。洗浄槽1内の洗浄水は、ヒータ7によって加熱され、洗浄ポンプ8により加圧されて洗浄ノズル4に送られ、洗浄ノズル4から食器類5に向けて噴射される。噴射された洗浄水は、食器類5を洗浄した後、再び洗浄槽1内に戻るという経路で循環する。この動作を所定時間行って洗浄行程が終了する。洗浄行程が終了すると排水ポンプ9に通電され、洗浄水を機外に排出する。
次に新たに洗浄水が給水され、洗浄行程と同様の動作で食器類5のすすぎを行うすすぎ行程が行われる。冷水によるすすぎと排水を3回程度繰り返した後、ヒータ7に通電しつつすすぎを行う加熱すすぎを行い、すすぎ行程を終了する。
すすぎ行程が終了すると、乾燥行程に移行する前に、水霧化行程を実行する。この水霧化行程では、洗浄槽1の底部に設けられた霧化発生装置12が動作し、超音波振動子21によりすすぎ水を霧化し食器類5の表面に付着させる。
この水霧化行程を行うことによって、図3(b)に示すように、微細な粒子である霧が食器類5の表面全体に付着することで水滴の重量を増加させ、あるいは、水滴どうしがつながり落下したり広がったりし、結果として丸い大きな水滴は減少した状態となる。このように水霧化行程で発生した霧は食器類5の表面を全体的に濡らし、高さの高い粒の大きな水滴を減らすため、後の乾燥行程時に食器類5が乾きやすく、また乾燥後の水滴跡もつきにくくすることができる。
また、霧化発生装置12の超音波振動子21の振動面は、洗浄槽1内に露出しており、しかも高濃度洗剤液霧化行程における濃度確保のため、洗剤入れ23の洗剤投入口24の直下の近傍に位置させてあるので、その振動面に洗剤が堆積あるいは付着しがちであり、使用するに従って霧化性能の低下や最悪の場合自己発熱による超音波振動子21の損壊を招くおそれがある。しかし、この水霧化行程を行うことにより、洗剤を含まない洗浄水に浸漬された状態で超音波振動子21を振動させて堆積や付着した洗剤成分を振動面から取り除くことができるので、霧化性能を常に安定した最良の状態に保つことができ、超音波振動子21の損壊も防止することができる。
この水霧化行程が終了すると排水ポンプ9に通電され、すすぎ水が機外に排出される。なお、水霧化行程の開始前にすすぎ水を排出し、新たな洗浄水を給水して水霧化行程を行った場合も、上記のすすぎ水霧化による効果は得られるが、加熱すすぎ後の加熱された洗浄水で行った方が、霧化する水温が高いため霧化しやすく、食器類5の乾燥効率及び仕上がりの向上という点でより大きい効果が得られるとともに、この後に行われる乾燥行程の効果を向上でき、また、乾燥行程の時間を短縮することができる。
次に送風ファン10を運転しながらヒータ7を断続通電し、洗浄槽1内の湿気を含んだ空気を排気口11より機外に排出し食器類5の乾燥が行われ、食器洗いを完了する。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、大きなエネルギーを費やすことなく、安全に乾燥行程に入る時の食器類の表面に付着する水滴の高さを低くすることにより、食器類の乾燥効率を上げ、また、ガラス製食器等の表面の乾燥仕上がりをよくすることができるので、乾燥機能を有する食器洗い機等として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の要部断面図 (a)同食器洗い機のすすぎ行程後の食器類に水滴が付着した状態を示す説明図(b)同食器洗い機の水霧化行程終了後の食器類の表面の状態を示す説明図 従来の食器洗い機の断面図
符号の説明
1 洗浄槽
4 洗浄ノズル
5 食器類
7 ヒータ
8 洗浄ポンプ
10 送風ファン
11 排気口
12 霧化発生装置
13 制御装置
21 超音波振動子
23 洗剤入れ
24 洗剤投入口

Claims (4)

  1. 食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内に配され前記食器類に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、洗浄水の温水化及び前記食器類の乾燥を行うためのヒータと、前記洗浄槽内の蒸気を機外に排出するための送風ファンと、水等の液体を超音波振動子により霧化する霧化発生装置と、洗浄、すすぎ、乾燥の各行程とを備え、前記食器類のすすぎを行うすすぎ行程終了後、乾燥行程に入る前に、前記霧化発生装置を動作することにより前記食器類に霧を付着させる水霧化行程が設けられた食器洗い機。
  2. 洗浄行程に先立って、霧化発生装置を動作することにより洗剤を洗浄水に溶け込ませた高濃度洗剤液を霧化し、食器類に高濃度洗剤液の霧を付着させて所定時間放置する高濃度洗剤液霧化行程が設けられた請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗剤投入口を有する洗剤入れを備え、霧化発生装置の超音波振動子を洗浄槽内に露出させて設けるとともに、前記洗剤入れを前記洗剤投入口が前記超音波振動子の直上近傍に位置するよう配設した請求項2記載の食器洗い機。
  4. すすぎ行程の最後にヒータに通電しつつすすぎを行う加熱すすぎを行い、その加熱すすぎ時のすすぎ水を機外に排出せずに水霧化行程を行う請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗い機。
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