JP2010130175A - 送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッダ伸張処理を効率的に行なう。
【解決手段】ヘッダ圧縮されたデータを復元するための情報を保持している第1の受信装置100−1,100−2に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置100−3に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なう。
【選択図】図1

Description

本件は、送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法に関する。本件は、例えば、パケットヘッダを圧縮、復元する技術に用いられる場合がある。
ある送信端(送信装置)から、他の受信端(受信装置)へパケットデータを転送する際の技術として、例えば、ヘッダ圧縮技術がある。
これは、例えば、パケットデータのヘッダのうち、静的な(変化しない)部分は転送せず、動的な(変化する)部分を転送することにより、パケットデータ転送量の削減を図るものである。
上記ヘッダ圧縮技術の1つとして、例えば、Robust Header Compression(RoHC、ロバストヘッダ圧縮)技術がある。RoHCでは、図15に例示するように、所定の周期でヘッダ非圧縮のデータを送信する一方、前記所定の周期よりも短い周期でヘッダ圧縮済みのデータを送信する。また、受信端でのヘッダ伸張(復元)処理の結果に応じて、送信端でのヘッダ圧縮効率を適応的に変更(制御)する。
このようなヘッダ圧縮技術は、送信端と受信端との間に、転送容量の制約が多い無線リンクを含む場合に有効である。このため、例えば、3rd Generation Partnership Project(3GPP)で規格化が進む次世代セルラアクセス技術のLong Term Evolution(LTE)においても、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤの構成要素として採用されている。
一方、セルラネットワークでは、複数の受信端(例えば、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)端末)に対して、コンテンツを同報(マルチキャスト)するための技術として、Multimedia Broadband and Multicast Service(MBMS)が定義されている。MBMSでは、一対多の接続により、複数の受信端に対して同一のデータを転送(同報)する。
MBMSに関する既存の技術としては、例えば、マルチキャスト通信システムが、あるセッションの終了後、端末で正しく受信していないデータに関する情報をUMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)に通知し、UTRANから再伝送されたデータを受信する方法が知られている。
特表2007−518307号公報
上記のようなヘッダ圧縮技術(例えば、RoHC)を用いた通信システムにおいては、パケットデータの送信端は、圧縮状態、例えばヘッダのどの部分を圧縮しているか、あるいはその圧縮率などに関する情報(コンテクスト)を保持する。
また、パケットデータの受信端は、送信端から予め受信した上記コンテクストを基に、送信端から受信した圧縮済みのパケットヘッダを適切に伸張(展開)できる。
ここで、送信端における圧縮状態には、例えば、圧縮せずに全てのヘッダ情報を送信するIR(Initialization and Refresh)状態がある。このとき送信されるヘッダ非圧縮のパケットには、上記コンテクストが含まれる。また、他にも、ヘッダ情報のうち動的に変化する部分(シーケンス番号など)を送信するFO(First Order)状態,ヘッダ情報のうち動的に変化する部分をエンコードし最小フィールドのみを送信するSO(Second Order)状態がある。さらに、RoHCには3つの転送モードとして、U(Unidirectional)モード,O(Optimistic)モード,R(Reliable)モードが定義されており、通信中にそれぞれのモードへの遷移が可能である。
一方、受信端における伸張状態には、例えば、デコードするためのヘッダ情報が全く無いNC(No Context)状態,静的なヘッダ情報(アドレスやポート番号など)を有する(つまり、動的なフィールドの受信、更新が必要である)SC(Static Context)状態,動的に変化するヘッダ値の差分情報をデコード可能(つまり、フィールド情報を正しく復号可能)なFC(Full Context)状態がある。
ここで、上記のコンテクストは、例えば、Uモードにおいては、定期的(所定時間の経過時もしくは一定数量のパケットデータが通過した時)に更新され、受信端に通知される。これにより、受信端では、送信端から定期的に更新、通知されるコンテクストを基に、ヘッダ圧縮済みデータを復元することができる。
ところで、上記ヘッダ圧縮技術と前述のMBMSとを併用する無線通信システムを考える。
このような無線通信システムでは、例えば、コンテクストを有する受信装置と送信装置との間でヘッダ圧縮済みデータを通信中、コンテクストを有さない受信装置(新規ブランチ)が無線通信システムに参加(マルチキャストサービスに接続)する場合がある。
しかしながら、従来技術では、上記新規ブランチは、コンテクストを保持していないため、送信端からヘッダ圧縮済みパケットデータを受信しても、どのようにヘッダ圧縮されているかを知ることができない。
結果、新規ブランチは、送信装置から定期的に更新、通知されるコンテクストを受信するまで、ヘッダ圧縮済みデータを伸張(展開)できないおそれがある。
そこで、ヘッダ伸張処理を効率的に行ないたい。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置であって、ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を前記受信装置へ送信する送信部と、前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なうように前記送信部を制御する制御部と、をそなえた送信装置を用いることができる。
(2)また、複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する前記受信装置であって、ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する復元部と、をそなえた受信装置を用いることができる。
(3)さらに、複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信方法であって、前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なう、送信方法を用いることができる。
(4)また、複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する受信方法であって、ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信し、前記受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する、受信方法を用いることができる。
ヘッダ伸張処理を効率的に行なうことが可能となる。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態及び各変形例は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕一実施形態
(1.1)本実施形態に係る通信制御方法
図1は、一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
この図1に示す無線通信システムは、例示的に、Multicast Broadcast and Multicast Service Gateway(MBMS−GW)300と、MBMS−GW300の上位ノード(例えば、Broadcast Multicast-Service Center(BM−SC))400とをそなえる。BM−SC400は、例えば、所定の有線インタフェースを介してMBMS−GW300と通信することができる。また、図1に示す無線通信システムは、例示的に、複数の無線基地局(例えば、e-Node B、eNB)200−1,200−2及び200−3をそなえる。各eNB200−1,200−2及び200−3は、例えば、所定の有線インタフェースを介してMBMS−GW300と通信することができる。さらに、図1に示す無線通信システムは、例示的に、いずれかのeNB200−1,200−2及び200−3と無線通信しうるユーザ装置(User Equipment、UE、例えば、移動局)100−1,100−2及び100−3をそなえる。
なお、以下において、eNB200−1,200−2及び200−3を区別しない場合は、eNB200と総称し、UE100−1,100−2及び100−3を区別しない場合は、UE100と総称する。また、BM−SC400からMBMS−GW300への通信方向,MBMS−GW300からeNB200への通信方向及びeNB200からUE100への通信方向を下りと称し、逆方向を上りと称する。さらに、eNB200及びUE100の数は、図1に例示する数に限定されない。
BM−SC400は、インターネットなどのコアネットワーク(図示省略)と接続され、例えば、マルチキャストサービス(MBMS)をMBMS−GW300に提供する機能を有する。これにより、BM−SC400は、MBMSを享受するユーザの管理を行なったり、MBMSデータを送出したりすることができる。
MBMS−GW300は、例えば、MBMSについての各種制御を行なう。このため、MBMS−GW300は、例えば、MBMSについての制御情報を処理するコントロールプレーン(C-Plane)と、ユーザデータを処理するユーザプレーン(U-plane)とを有する。C-Planeは、制御情報を処理するブロック(機能部)であり、例えば、UE100あるいはBM−SC400と、MBMSの開始及び終了などの制御メッセージの送受を行なう機能を具備する。また、U-planeは、ユーザデータを処理するブロックであり、例えば、BM−SC400からのユーザデータ(MBMSデータ)をUE100に分配(同報)する機能を具備する。また、U-planeは、例えば、ヘッダ圧縮状態に基づく圧縮パラメータ(コンテクスト)を用いてMBMSデータのヘッダの圧縮状態を制御する機能を有する。
本例のMBMS−GW300は、例えば、上記MBMSデータのヘッダ部分を所定の規則(例えば、RoHCに基づく方法)に従って圧縮又は非圧縮に制御する。つまり、MBMS−GW300は、複数のUE100宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置の一例として機能する。
eNB200は、少なくとも一つの無線ゾーン(例えば、セル又はセクタ)を提供し、当該無線ゾーン内に位置するUE100と無線通信することができる。例えば、eNB200は、MBMS−GW300から受信したマルチキャストサービスデータをUE100へ送信する一方、UE100から受信したデータ(例えば、制御データなど)をMBMS−GW300へ送信することができる。
UE100は、MBMS−GW300からの下りデータ(MBMSデータ)を受信する。MBMS−GW300から受信したMBMSデータがヘッダ非圧縮のデータである場合は、UE100は、これに含まれるコンテクストを抽出して保持することができる。一方、MBMS−GW300から受信したMBMSデータがヘッダ圧縮済みのデータである場合は、UE100は、上記保持するコンテクストを基に、ヘッダ圧縮済みのデータのヘッダを復元することができる。ただし、UE100は、上記コンテクストを有さない場合、ヘッダ圧縮済みデータのヘッダを復元することができない。図1に示す例では、UE100−1及びUE100−2はコンテクストを保持し、UE100−3はコンテクストを有さない。
MBMS−GW300による圧縮制御シーケンスでは、例えば、所定の周期でヘッダ非圧縮データがUE100宛に送信され、それ以外のタイミングでヘッダ圧縮済みデータが送信される。これにより、UE100は、前記所定の周期で受信されるヘッダ非圧縮データに含まれるコンテクストを抽出、更新し、これを用いてヘッダ圧縮済みデータのヘッダを復元することができる。
しかしながら、MBMS−GW300がヘッダ圧縮済みデータをUE100宛に送信する期間(ヘッダ非圧縮データの送信周期の谷間の期間)に、コンテクストを有さないUE100−3(新規ブランチ)がMBMSネットワークに参加(接続)する場合がある。
このような場合、UE100−3は、eNB200からヘッダ圧縮済みデータを受信しても、コンテクストを有さないため、ヘッダ圧縮済みデータのヘッダを適切に復元(展開)することができない。
したがって、UE100−3は、MBMSネットワークに参加してからヘッダ非圧縮データの次の受信(更新)タイミングでコンテクストを受信するまで、圧縮済みパケットデータを展開することができない。結果、システムのデータ通信効率が低下する場合がある。
そこで、本例では、例えば、MBMS−GW300が、コンテクストを保持しているUE100−1及び100−2に対しては、ヘッダ非圧縮データの送信周期でコンテクストの送信を行なう。一方、MBMS−GW300は、コンテクストを保持しないUE100−3に対しては、上記ヘッダ非圧縮データの所定の送信周期に依存しないタイミングでコンテクストの送信を行なう。
これにより、UE100−3は、コンテクストを受信するまでの時間を短縮することができ、ヘッダ伸張処理を効率的に行なうことが可能となる。
(1.2)MBMS−GW300
図2は一実施形態に係るMBMS−GW300の構成の一例を示すブロック図である。この図2に示すMBMS−GW300は、例示的に、ネットワークインタフェース部301と、ヘッダ圧縮部302と、パケット分配部303と、アクセスインタフェース部304とをそなえる。さらに、MBMS−GW300は、例示的に、コンテクストメモリ306を有するヘッダ圧縮コンテクスト処理部305と、メッセージ処理部307とをそなえる。
ここで、ネットワークインタフェース部301は、BM−SC400との間のインタフェース機能を具備する。ネットワークインタフェース部301で受信されたBM−SC400からのデータ(MBMSデータなど)は、例えば、物理レイヤやデータリンクレイヤでの終端処理を施される。
BM−SC400から受信したデータのうち、U-planeパケット(UE100宛のユーザデータ)は、ヘッダ圧縮部302に渡される。また、C-planeパケット(MBMSの開始、終了などを示す制御データ)は、ネットワークインタフェース部301とメッセージ処理部307との間で送受される。
ヘッダ圧縮部302は、ネットワークインタフェース部301からのユーザデータに含まれるヘッダ部について、ヘッダ圧縮コンテクスト処理部305から通知されるコンテクストの内容に基づいて、圧縮処理を施す(元のヘッダを圧縮ヘッダに付け替える)。なお、ユーザデータ(パケットデータ)は、例えば、ヘッダ部とペイロード部とを有していてもよい。
ここで、上記圧縮処理方法について図5を用いて説明する。
上記ユーザデータのヘッダ部は、図5に示すように、例えば、バージョン,ヘッダ長,サービス種別,全長,識別子,フラグ,断片位置,生存時間,プロトコル,チェックサム,送信元アドレス,送信先アドレスなどの各フィールドを有する。なお、図5においては、オプションフィールドの図示を省略する。
ここで、バージョン(version)フィールドには、Internet Protocol(IP)のバージョンが格納される。例えば、IPv4の場合には、versionフィールドに値「4」が格納される。
ヘッダ長(Internet Header Length、IHL)フィールドには、当該IPヘッダの長さが格納される。この値は、4オクテット単位で表され、パケットデータ中のペイロード部の位置を知るのに用いられる。
サービス種別(Type Of Service、TOS)フィールドには、パケットデータが転送される際に重視されるサービスを示す情報が格納される。
全長(Total Length、TL)フィールドには、IPヘッダ部を含むパケットデータの全長を示す情報が格納される。
識別子(Identification)フィールドには、パケットデータの送信元を一意に示す値が格納される。この値は、例えば、断片化したパケットデータの復元に用いられることがある。
フラグ(Various Control Flags)フィールドには、パケットデータの断片化の制御に関する情報が格納される。例えば、2ビット目に「1」が格納されると、断片化の禁止を意味し、3ビット目に「0」が格納されると、当該パケットデータが最終データであることを意味する。なお、1ビット目を、予備として使用しないようにしてもよい。
断片位置(Fragment Offset、FO)フィールドには、ルータなどがパケットデータを断片化した際の位置に関する情報が、例えば、8オクテット単位で格納される。
生存時間(Time to Live、TTL)フィールドには、パケットデータの生存期間を示す情報が格納される。例えば、最初は、パケットデータの送信元により設定された経由可能ルータの上限数が格納されるが、この値は、ルータを経由する毎に、1ずつ減少し、値が「0」になると、当該パケットデータは破棄される。これにより、パケットデータがネットワーク上で無限に巡回するのを防ぐことができる。
プロトコル(Protocol)フィールドには、TCPなどの上位プロトコルを示す値が格納される。パケットデータの送信先である装置がパケットを受信すると、この値を用いて上位プロトコルを識別し、その実装部分へペイロード部を渡す。
チェックサム(Header Checksum)フィールドには、IPヘッダの誤り検査に用いられる情報が格納される。
送信元アドレス(Source Address)には、パケットデータの送信元アドレスが格納され、送信先アドレス(Destination Address)には、パケットデータの送信先アドレスが格納される。
図5に例示するヘッダ部中の網掛け部分は、固定的に使用され変化しないフィールドである。そこで、例えば、当該網掛け部分のフィールドを繰り返し送信しないようにしてもよい。これにより、当該網掛け部分以外のフィールドを送信することで、送信ヘッダ量を圧縮することができる。
ヘッダ圧縮コンテクスト処理部305は、ユーザデータの送信に用いられるコネクション毎のヘッダ圧縮状態(ヘッダ非圧縮あるいはヘッダ圧縮及びその圧縮状態)を管理、制御する。例えば、RoCH方式の圧縮制御では、ヘッダの圧縮状態を遷移させたり、当該圧縮状態に関する情報(コンテクスト)をコンテクストメモリ306に格納したりすることができる。また、ユーザデータのヘッダを圧縮制御する際は、ヘッダ圧縮状態を復元するための情報(コンテクスト)がコンテクストメモリ306に保持(格納)される。
コンテクストメモリ306は、コンテクストを格納する。このコンテクストは、ヘッダ圧縮状態が遷移する毎に更新(あるいは蓄積)するようにしてもよい。
パケット分配部303は、ヘッダ圧縮部302でヘッダ圧縮されたユーザデータを、通信中のeNB200の数だけ複製する。複製されたヘッダ圧縮済みデータは、eNB200を介して各UE100に分配される。
以上のように、ヘッダ圧縮部302,ヘッダ圧縮コンテクスト処理部305及びパケット分配部303は、MBMS−GW300におけるU-planeとしての機能を具備する。
メッセージ処理部307は、制御データ(制御メッセージ)の解析及び生成を行なう。他ノードから受信した制御メッセージは、メッセージ処理部307により、その内容が解析されて、各種の制御(応答メッセージの送出、装置内パラメータの設定など)が実施される。また、生成した制御メッセージにより、他ノードの通信制御や、MBMS−GW300内の各部の機能を制御することもできる。つまり、メッセージ処理部307は、MBMS−GW300におけるC-planeとしての機能を具備する。
本例のメッセージ処理部307は、UE100−3(新規ブランチ)からMBMSネットワークへの参加を示す制御メッセージを受けると、コンテクストメモリ306に格納されるコンテクストを読み取る。そして、アクセスインタフェース部304及びeNB200−3を介して、UE100−3に対して、コンテクストメモリ306から読み取ったコンテクスト(あるいはコンテクスト作成のための情報)を通知する。つまり、メッセージ処理部307は、UE100−3からMBMSデータの受信要求を受信したタイミングに応じて定まるタイミングで、UE100−3に対して、ヘッダ圧縮済みデータを復元するための情報を通知することができる。また、この通知タイミングは、コンテクストを有する他のUE100−1及び100−2に対するコンテクスト通知周期(ヘッダ非圧縮データの送信周期)と異なるタイミングとすることができる。
アクセスインタフェース部304は、eNB200とのインタフェース機能を具備し、パケット分配部303で複製したユーザデータや、メッセージ処理部307で生成した制御メッセージをeNB200宛に送信する。ユーザデータは、ヘッダ圧縮済みデータの場合もあれば、コンテクストを含むヘッダ非圧縮データの場合もある。また、制御メッセージには、新規ブランチに対するコンテクストが含まれうる。即ち、本例のアクセスインタフェース部304は、コンテクストをUE100へ送信する送信部の一例として機能する。
また、本例のメッセージ処理部307は、コンテクストを保持しているUE100−1及び100−2に対しては、所定の周期でコンテクストの送信を行ない、コンテクストを保持しないUE100−3に対しては、前記周期に依存しないタイミングでコンテクストの送信を行なうようにアクセスインタフェース部304を制御する制御部の一例として機能する。
(1.3)eNB200
eNB200は、例えば、MBMS−GW300からのデータ(MBMSユーザデータ、コンテクストなど)を、自局200が展開する無線ゾーンに位置する少なくとも1つのUE100宛に送信(中継)することができる。また、UE100から受信したマルチキャストサービスへの参加要求メッセージをMBMS−GW300へ通知することにより、UE100のMBMSへの参加を制御することもできる。
(1.4)UE100
一方、UE100は、図3に例示するように、無線インタフェース部101と、ヘッダ伸張部102と、アプリケーション処理部103と、をそなえる。さらに、UE100は、例示的に、コンテクストメモリ105を有するヘッダ伸張コンテクスト処理部104と、メッセージ処理部106と、をそなえる。
ここで、無線インタフェース部101は、eNB200との間のインタフェース機能を具備する。無線インタフェース部101で受信されたeNB200からのデータ(MBMSデータ、制御データなど)は、例えば、物理レイヤやデータリンクレイヤでの終端処理を施される。
eNB200から受信した上記データのうち、U-planeパケット(UE100宛のユーザデータ)は、ヘッダ伸張部102に渡される。また、C-planeパケット(MBMSの開始、終了などを示す制御データ)は、無線インタフェース部101とメッセージ処理部106との間で送受される。
ここで、本例のMBMS−GW300は、予めコンテクストを保持する(MBMSに参加済みの)UE100−1,100−2に対しては、コンテクストを有するヘッダ非圧縮データを所定の周期で送信する。一方、本例のMBMS−GW300は、コンテクストを保持していない(MBMSに参加してきた)UE100−3に対しては、コンテクストを有する制御メッセージを上記所定の周期とは異なるタイミングで送信する。
即ち、本例の無線インタフェース部101は、コンテクストを保持している他のUE100−1,100−2に対してコンテクストが送信される所定の周期に依存しないタイミングでコンテクストを受信する受信部の一例として機能する。
ヘッダ伸張部102は、無線インタフェース部101からのユーザデータに含まれるヘッダ部について、ヘッダ伸張コンテクスト処理部104から通知されるコンテクストの内容に基づいて、伸張(復元、展開)処理を施す。
ヘッダ伸張コンテクスト処理部104は、ユーザデータのヘッダ部のヘッダ伸張処理状態をコネクション毎に管理、制御する。例えば、MBMS−GW300から受信したヘッダ非圧縮データからコンテクストを抽出して、コンテクストメモリ105に格納することができる。また、MBMS−GW300から受信したコンテクストを含む制御メッセージからコンテクストを抽出して、コンテクストメモリ105に格納することができる。
コンテクストメモリ105は、コンテクストを格納する。このコンテクストは、MBMS−GW300から新たなコンテクストを受信する毎に更新(あるいは蓄積)するようにしてもよい。
即ち、ヘッダ伸張部102は、無線インタフェース部101で受信したコンテクストを基に、ヘッダ圧縮されたユーザデータ(MBMSデータ)を復元する復元部の一例として機能する。
メッセージ処理部106は、制御データ(制御メッセージ)の解析及び生成を行なう。他ノードから受信した制御メッセージは、メッセージ処理部106により、その内容が解析されて、各種の制御(応答メッセージの送出、装置内パラメータの設定など)が実施される。また、メッセージ処理部106は、生成した制御メッセージにより、他ノードの通信制御や、MBMS−GW300内の各部の機能を制御することもできる。この制御メッセージには、例えば、MBMSへの参加要求メッセージなどが含まれる。
アプリケーション処理部103は、ヘッダ伸張部102によりヘッダ展開されたユーザデータ(MBMSデータ)を各アプリケーションに引き渡して所定の処理を行なう。例えば、受信したユーザデータが動画である場合、アプリケーション処理部103によりユーザデータが動画再生用のアプリケーションなどに渡されて、動画を再生が可能となる。
(1.5)無線通信システムの動作例
ここで、上記の無線通信システムの動作の一例について、図4を用いて説明する。
まず、MBMSに参加する(コンテクストを保持していない)UE100−3が、MBMS−GW300(主にC-Plane)との間で、Packet Data Protocol(PDP)コンテクスト起動手順を用いて、PDPコンテクストを確立する。このPDPコンテクスト確立により、UE100−3とMBMS−GW300との間でデータ転送が可能となる。
PDPコンテクストを確立したUE100−3は、IPマルチキャストプロトコルをMBMS−GW300に発行して、これにより、MBMSを要求する。なお、IPマルチキャストプロトコルは、IPv4の場合、Internet Group Management Protocol(IGMP)Joinメッセージであり、IPv6の場合、Multicast Listener Discovery(MLD)Joinメッセージである。
UE100−3からIPマルチキャストプロトコルを受信したMBMS−GW300は、BM−SC400宛にMBMS許可要求メッセージ(MBMS Authorization Request)を送信する。そして、MBMS−GW300からMBMS許可要求メッセージを受けたBM−SC400は、MBMSを許可する場合、MBMS許可応答メッセージ(MBMS Authorization Response)をMBMS−GW300に対して通知する。これにより、UE100−3のMBMSネットワークへの参加が認められる。
次いで、MBMS−GW300は、MBMS起動許可メッセージ(Request MBMS Context Activation)を送信し、これを受けたUE100−3は、MBMS−GW300に対して、MBMS起動メッセージを送信する。これにより、UE100−3は、MBMSデータ(マルチキャストデータ)を受信することが可能となる。
このとき、MBMS−GW300側(図4中の丸付き符号A参照)では、MBMSデータのヘッダ圧縮状態を管理しており、図6に例示するように、ヘッダ圧縮済みデータには含まれない、固定的な情報フィールドの値を保持している。図6に示す例では、例示的に、インデックスが「1」、バージョンが「4」、プロトコルが「17(UDP)」、送信元アドレスが「10.11.12.13」、送信先(UE100)アドレスが「13.12.11.10」である。インデックスは、圧縮対象のデータ種別を示すインデックス番号である。
一方、MBMSに参加したUE100−3側(図4中の丸付き符号B参照)では、コンテクストを保持していないため、図7に例示するように、インデックスが「1」であること以外については、何ら情報を保持していない。したがって、このままでは、UE100−3がヘッダ非圧縮データを所定の周期で受信して、そこからコンテクストを抽出するまでの間、ヘッダ圧縮済みデータを正常に伸張することができない。
そこで、MBMS−GW300は、自局300のU-Planeに対して現在のヘッダ圧縮状態についての情報収集を依頼する。
この依頼を受けたMBMS−GW300のU-Planeは、ヘッダ圧縮処理に関する情報(ヘッダ圧縮状態、コンテクストなど)を収集し、MBMS−GW300のC-Planeに通知する。
そして、この通知を受けたMBMS−GW300は、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを含む、制御メッセージを作成、編集して、UE100−3宛に送信する。なお、このとき、MBMS−GW300は、UE100−3に対して、MBMSへの参加を認める旨の応答メッセージ(Activate MBMS Context Accept)とともに、コンテクストを通知するようにしてもよい。
MBMS−GW300から上記メッセージを受信したUE100−3は、当該メッセージに含まれる情報を基に、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを作成することができる。あるいは、当該メッセージに含まれるコンテクストを抽出することもできる。
これにより、UE100−3側(図4中の丸付き符号C参照)では、図6に例示するように、コンテクストに基づき、ヘッダ圧縮済みデータには含まれない、固定的な情報フィールドの値を保持することができる。図6に示す例では、例示的に、インデックスが「1」、バージョンが「4」、プロトコルが「17(UDP)」、送信元アドレスが「10.11.12.13」、送信先(UE100)アドレスが「13.12.11.10」である。
この結果、UE100−3は、BM−SC400,MBMS−GW300から受信したヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。つまり、ヘッダ圧縮済みデータには含まれないヘッダ情報の一部を復元することにより、MBMSデータを正常に受信処理することができる。
以上のように、本例の通信制御方法は、MBMSに参加した、コンテクストを有さないUE100−3に対して、コンテクストを個別に通知する。これにより、UE100−3が、所定の周期でヘッダ非圧縮データを送信されるまでの間でも、ヘッダ伸張処理を効率的に行なうことが可能となる。
〔2〕第1変形例
上述した例では、MBMS−GW300が、ヘッダ非圧縮データの送信周期とは異なるタイミングで、コンテクストを有さない新規ブランチ100−3に対して個別にコンテクストを通知した。ところが、UE100のMBMSへの参加が多くなればなるほど、個別にコンテクストを通知していては、MBMS−GW300での通知処理量が増大するほか、ネットワークへのデータ通信量も増大する場合がある。
そこで、本例では、MBMSへの新規ブランチ100−3の参加時に、MBMSデータのヘッダ圧縮状態を非圧縮状態に戻して(リセットして)、各UE100にマルチキャストするようにしてもよい。
ここで、本例の無線システムの動作例について図8を用いて説明する。なお、既に説明した動作と同様の部分(図8中、破線で囲んだ手順(a)の部分)については、説明を省略する。
新規ブランチ100−3のMBMSへの参加を検出したMBMS−GW300は、現在のヘッダ圧縮状態をヘッダ非圧縮状態に戻す(初期化する)よう、自局300のU-Planeに対して依頼する。
この依頼を受けたMBMS−GW300のU-Planeは、ヘッダ圧縮処理状態をヘッダ非圧縮状態に戻す。そして、その旨が完了したことを示すリセット(初期化)完了報告を自局300のC-Planeに対して通知する。
即ち、本例では、非圧縮データを送信する所定の周期以外のタイミングで、コンテクストを有さないUE100−3のほか、コンテクストを保持しているUE100−1,100−2に対してもコンテクスト(ヘッダ非圧縮データ)が送信される。
これにより、新規ブランチ100−3は、MBMSへの参加後、ヘッダ非圧縮データを最初に受信するので、直ちにコンテクストを保持することが可能となる。
この結果、UE100−3は、BM−SC400,MBMS−GW300から受信するヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。
以上のように、本例では、MBMS−GW300により、コンテクストを有さないUE100−3がMBMSに参加したことが検出されると、ヘッダ圧縮状態をリセットして、マルチキャスト対象のUE100宛にヘッダ非圧縮データを送信する。これにより、上述の実施形態と同様の効果を得られるほか、UE100及びMBMS−GW300での制御を単純化することが可能となる。
〔3〕第2変形例
本例では、UE100のMBMSへの参加状況(例えば、参加頻度)に応じて、参加UE100宛にコンテクストを個別通知するか、それとも、ヘッダ圧縮状態を初期化して各UE100宛にマルチキャストするかを切り替えるようにしてもよい。
例えば、所定の時間内にMBMSに参加するUE100の数が所定数未満であれば、参加UE100宛にコンテクストを個別に通知することで、無線システム全体の通信量を低減しつつ、参加UE100にヘッダ伸張処理を効率的に行なわせることができる。
一方、所定の時間内にMBMSに参加するUE100の数が所定数以上であれば、ヘッダ圧縮状態をリセットして、各UE100宛にヘッダ非圧縮データのマルチキャストを行なうことで、UE100及びMBMS−GW300での処理を単純化することができる。
即ち、本例では、所定の時間内に所定数未満のUE100からMBMSデータの受信要求を受信した場合、MBMS−GW300は、コンテクストを新規参加のUE100に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングでコンテクストを送信する。
一方、所定の時間内に所定数以上のUE100から前記受信要求を受信した場合、MBMS−GW300は、MBMSに接続済みのUE100に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングでコンテクスト(ヘッダ非圧縮データ)を送信する。
図9及び図10を用いて本例の無線システムの動作例を説明する。なお、既に説明した動作と同様の部分(図9及び図10中、破線で囲んだ手順(a)の部分)については、説明を省略する。
まず、UE100−1からMBMSへの参加要求(MBMSデータ要求)があると、MBMS−GW300は、C-Planeなどが具備するタイマ機能により、所定の時間の計測を開始する。そして、C-Planeなどが具備するカウンタ機能により、前記参加要求の数を計数する(CNT=1)。
また、他のUE100−2からMBMSへの参加要求(MBMSデータ要求)があると、上記カウンタ機能のカウンタ値をインクリメントする(CNT=2)。
この計数処理は、上記所定の時間が経過するまで行なわれる。
図9に示す例では、UE100−3からのMBMSデータ要求により、カウンタ値が3(CNT=3)となった後、所定の時間が経過し、タイマ機能が停止する。
ここで、MBMS−GW300は、カウンタ値が所定の閾値(図9に示す例では、所定の閾値=3)未満かどうかを判定する。
図9に示す例では、MBMS−GW300により、所定の時間内に計測したMBMSへの参加UE100数(=3)が、所定の閾値(=3)以上であると判定される。
このとき、MBMS−GW300は、現在のヘッダ圧縮状態をヘッダ非圧縮状態に戻す(初期化する)よう、自局300のU-Planeに対して依頼する。
この依頼を受けたMBMS−GW300のU-Planeは、ヘッダ圧縮処理状態をヘッダ非圧縮状態に戻す。そして、その旨が完了したことを示すリセット(初期化)完了報告を自局300のC-Planeに対して通知する。
これにより、各UE100−1〜100−3は、MBMSへの参加後、ヘッダ非圧縮データを最初に受信するので、直ちにコンテクストを保持することが可能となる。
この結果、各UE100−1〜100−3は、BM−SC400,MBMS−GW300から受信するヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。
なお、上記の例では、所定の時間の経過後にタイマを停止するようにしたが、MBMSへのUE100の参加数が所定の閾値と等しくなった場合にタイマを停止するようにしてもよい。このようにすれば、UE100宛のヘッダ非圧縮データの送信を早期に行なうことが可能となる。なお、上記所定の閾値及び所定の時間は、適宜変更することが可能である。
一方、図10に示す例では、まず、UE100−1からMBMSへの参加要求(MBMSデータ要求)があると、MBMS−GW300は、C-Planeなどが具備するタイマ機能により、所定の時間の計測を開始する。そして、C-Planeなどが具備するカウンタ機能により、前記参加要求の数を計数する(CNT=1)。
また、他のUE100−2からMBMSへの参加要求(MBMSデータ要求)があると、上記カウンタ機能のカウンタ値をインクリメントする(CNT=2)。
この計数処理は、上記所定の時間が経過するまで行なわれるが、UE100−2からの参加要求を受信後、所定の時間が満了する。
ここで、MBMS−GW300は、カウンタ値が所定の閾値(図10に示す例では、所定の閾値=3)未満かどうかを判定する。
図10に示す例では、MBMS−GW300により、所定の時間内に計測したMBMSへの参加UE100数(=2)が、所定の閾値(=3)未満であると判定される。
すると、MBMS−GW300は、自局300のU-Planeに対して現在のヘッダ圧縮状態についての情報収集を依頼する。
この依頼を受けたMBMS−GW300のU-Planeは、ヘッダ圧縮処理に関する情報(ヘッダ圧縮状態、コンテクストなど)を収集し、MBMS−GW300のC-Planeに通知する。
そして、この通知を受けたMBMS−GW300は、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを含む、制御メッセージを作成、編集して、上記所定の時間内にMBMSへの参加を要求してきたUE100−1,100−2宛に送信する。なお、このとき、MBMS−GW300は、UE100−3に対して、MBMSへの参加を認める旨の応答メッセージ(Activate MBMS Context Accept)とともに、コンテクストを通知するようにしてもよい。
MBMS−GW300から上記メッセージを受信したUE100−1,100−2は、当該メッセージに含まれる情報を基に、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを作成することができる。あるいは、当該メッセージに含まれるコンテクストを抽出することもできる。
この結果、UE100−1,100−2は、BM−SC400,MBMS−GW300から受信したヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。
以上のように、本例では、UE100のMBMSへの参加状況(例えば、参加頻度)に応じて、参加UE100宛にコンテクストを個別に通知するか、それとも、ヘッダ圧縮状態を初期化して各UE100宛にマルチキャストするかを切り替える。
これにより、図10に例示するようにMBMS−GW300のC-planeの処理負荷が少ない場合は、ヘッダの圧縮効率を高める一方、図9に例示するようにC-plane処理負荷が大きい場合は、C-planeの処理負荷を掛けないような単純な制御が可能となる。
〔4〕第3変形例
上述した例では、MBMS−GW300が、MBMSデータのヘッダを圧縮する場合について説明したが、例えば、eNB200がヘッダ圧縮機能を具備していてもよい。
図11は、本例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
この図11に示す無線通信システムは、例示的に、MBMS−GW300´と、MBMS−GW300´の上位ノードであるBM−SC400とをそなえる。また、例示的に、複数の無線基地局(例えば、eNB)200´−1,200´−2とユーザ装置(UE)100−1,100−2及び100−3をそなえる。なお、MBMS−GW300´は、ヘッダ圧縮状態の制御以外は、既述のMBMS−GW300と同様の機能を具備する。また、eNB200´−1及び200´−2は、既述のeNB200と同様の機能に加えて、ヘッダ圧縮状態を制御する機能を具備する。
図12及び図13を用いて本例の無線システムの動作例を説明する。なお、既に説明した動作と同様の部分(図12及び図13中、破線で囲んだ手順(a)の部分)については、説明を省略する。
まず、図12に例示するように、MBMS−GW300´は、UE100−3からMBMSデータの要求を受信すると、eNB200´−2に対して現在のヘッダ圧縮状態についての情報収集を依頼する。
この依頼を受けたeNB200´−2は、ヘッダ圧縮処理に関する情報(ヘッダ圧縮状態、コンテクストなど)を収集し、MBMS−GW300´に通知する。
そして、この通知を受けたMBMS−GW300´は、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを含む、制御メッセージを作成、編集して、UE100−3宛に送信する。なお、このとき、MBMS−GW300´は、UE100−3に対して、MBMSへの参加を認める旨の応答メッセージ(Activate MBMS Context Accept)とともに、コンテクストを通知するようにしてもよい。あるいは、eNB200´−2がUE100−3宛にコンテクストを通知するようにしてもよい。
MBMS−GW300´から上記メッセージを受信したUE100−3は、当該メッセージに含まれる情報を基に、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを作成することができる。あるいは、当該メッセージに含まれるコンテクストを抽出することもできる。
この結果、UE100−3は、BM−SC400,MBMS−GW300´から受信したヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。つまり、ヘッダ圧縮済みデータには含まれないヘッダ情報の一部を復元することにより、MBMSデータを正常に受信処理することができる。
一方、図13に例示するように、UE100−3のMBMSへの参加を検出したMBMS−GW300´は、現在のヘッダ圧縮状態をヘッダ非圧縮状態に戻す(初期化する)よう、eNB200´−2に対して依頼する。
この依頼を受けたeNB200´−2は、ヘッダ圧縮処理状態をヘッダ非圧縮状態に戻す。そして、その旨が完了したことを示すリセット(初期化)完了報告をMBMS−GW300´に対して通知する。
即ち、本例では、非圧縮データを送信する所定の周期以外のタイミングで、コンテクストを有さないUE100−3のほか、コンテクストを保持しているUE100−1,100−2に対してもコンテクスト(ヘッダ非圧縮データ)が送信される。
これにより、新規ブランチ100−3は、MBMSへの参加後、ヘッダ非圧縮データを最初に受信するので、直ちにコンテクストを保持することが可能となる。
この結果、UE100−3は、BM−SC400,MBMS−GW300´から受信するヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。
また、上述した第2変形例と同様の方法を用いて、UE100のMBMSへの参加状況に応じて、参加UE100宛にコンテクストを個別通知するか、それとも、ヘッダ圧縮状態を初期化して各UE100宛にマルチキャストするかを切り替えるようにしてもよい。
以上のようにすれば、MBMSに参加した、コンテクストを有さないUE100−3は、所定の周期でヘッダ非圧縮データを送信されるまでの間であっても、MBMSデータを復元することができるので、ヘッダ伸張処理を効率化することが可能となる。
〔5〕第4変形例
また、MBMS−GW300は、UE100のMBMSへの参加タイミングに応じて、上記の通信制御方法(新規ブランチへのコンテクストの個別通知、あるいは、ヘッダ圧縮状態のリセット制御)を行なうかどうかを決定するようにしてもよい。
図14に本例に係る無線通信システムの動作例を示す。この図14に示す例では、例えば、UE100−2がMBMSに新規参加する。なお、UE100−1はMBMSに参加済みのUEである。
MBMS−GW300のU-Planeは、定期的〔図14では、例えば時間T毎(Tは自然数)〕にヘッダ圧縮状態をリセットしてヘッダを非圧縮状態にする。例えば、MBMS−GW300のU-Planeは、ヘッダ圧縮状態のリセット完了時からタイマを起動し、時間Tを計測し、時間Tが経過後、ヘッダ圧縮状態を再びリセットする。
ここで、上記タイマ計測中に、新規ブランチ(UE100−2)から手順(a)(図8に示す手順(a)と同様の手順)によりMBMSへの接続要求があると、本例のMBMS−GW300のC-Planeは、自局300のU-Planeに対して現在の(UE100−2の参加タイミングにおける)タイマ値についての情報収集を依頼する。また、このとき現在のヘッダ圧縮状態についての情報収集を依頼するようにしてもよい。
上記依頼を受けたMBMS−GW300のU-Planeは、上記タイマ値に関する情報を収集し、MBMS−GW300のC-Planeに通知する。なお、このとき、ヘッダ圧縮処理に関する情報(ヘッダ圧縮状態、コンテクストなど)を収集し、MBMS−GW300のC-Planeに通知するようにしてもよい。
そして、上記通知を受けたMBMS−GW300のC-Planeは、タイマ値と所定の閾値〔例えば、T1(T1は、T1<Tを満たす自然数)〕を比較する。
MBMS−GW300のC-Planeは、タイマ値が所定の閾値T1よりも小さいと判定すると、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを含む、制御メッセージを作成、編集して、UE100−2宛に送信する。なお、このとき、MBMS−GW300は、UE100−2に対して、MBMSへの参加を認める旨の応答メッセージ(Activate MBMS Context Accept)とともに、コンテクストを通知するようにしてもよい。
MBMS−GW300から上記メッセージを受信したUE100−2は、当該メッセージに含まれる情報を基に、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストを作成することができる。あるいは、当該メッセージに含まれるコンテクストを抽出することもできる。
結果、UE100−2は、BM−SC400,MBMS−GW300から受信したヘッダ圧縮済みデータ(MBMSデータ)を正常に伸張(復元、展開)することが可能となる。つまり、ヘッダ圧縮済みデータには含まれないヘッダ情報の一部を復元することにより、MBMSデータを正常に受信処理することができる。
一方、タイマ値が所定の閾値T1以上であると判定すると、MBMS−GW300のC-Planeは、UE100−2のMBMSへの参加要求を認めるメッセージ(Activate MBMS Context Accept)を送信するが、ヘッダ圧縮済みデータを復元するためのコンテクストは送信しない。この場合、UE100−2は、タイマ満了後のヘッダ圧縮状態のリセットタイミングにおいて、MBMS−GW300からコンテクストを通知される。
以上のように、本例では、例えば、UE100のMBMSへの参加タイミングが、ヘッダ圧縮状態のリセットタイミングに近い(例えば、タイマ値≧T1)場合は、UE100にコンテクストを通知せず、次回のリセットタイミングまで待たせることができる。一方、UE100のMBMSへの参加タイミングが、ヘッダ圧縮状態のリセットタイミングから遠い(例えば、タイマ値<T1)場合は、上述した通信制御方法を用いて、UE100宛にコンテクストを通知することができる。
このようにすれば、各装置の処理負荷を大幅に低減することが可能となる。
なお、上述した例では、タイマ満了を契機としてヘッダ圧縮状態をリセットする例について説明したが、例えば、通過パケット数に基づき、リセットすることも可能である。この場合、タイマを通過パケット数カウンタ、タイマ値を通過パケット数カウンタ値、T、T1を、それぞれ定期的にヘッダ圧縮リセットを行なうカウンタ値、MBMS−GW300のC-planeに予め設定された比較値と読みかえればよい。
〔6〕その他
なお、上述したUE100,eNB200及び200´,MBMS−GW300,300´,BM−SC400の各構成及び各機能は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせてもよい。
また、上記の例で説明した、送信部及び制御部は、eNB200及び200´,MBMS−GW300,300´以外の他のエンティティがそなえていてもよいし、それぞれ、異なる装置に配置してもよい。
さらに、上記の例で説明した、受信部及び復元部は、UE100以外の他のエンティティがそなえていてもよいし、それぞれ、異なる装置に配置してもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔7〕付記
(付記1)
複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置であって、
ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を前記受信装置へ送信する送信部と、
前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なうように前記送信部を制御する制御部と、
をそなえたことを特徴とする、送信装置。
(付記2)
前記情報は、
前記タイミングで前記第1の受信装置に対しても送信される、
ことを特徴とする、付記1記載の送信装置。
(付記3)
前記タイミングは、前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信したタイミングに応じて定まる、
ことを特徴とする、付記1又は付記2に記載の送信装置。
(付記4)
前記制御は、
所定の時間内に所定数未満の前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信した場合に実施され、
前記情報は、前記第2の受信装置に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングで送信される、
ことを特徴とする、付記1記載の送信装置。
(付記5)
前記制御は、
所定の時間内に所定数以上の前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信した場合に実施され、
前記情報は、前記第1及び第2の受信装置に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングで送信される、
ことを特徴とする、付記1記載の送信装置。
(付記6)
前記制御は、
前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信したタイミングに応じて中止される、
ことを特徴とする、付記1記載の送信装置。
(付記7)
複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する前記受信装置であって、
ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する復元部と、
をそなえたことを特徴とする、受信装置。
(付記8)
複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信方法であって、
前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、
前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なう、
ことを特徴とする、送信方法。
(付記9)
複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する受信方法であって、
ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信し、
前記受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する、
ことを特徴とする、受信方法。
(付記10)
複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置と、
ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を前記受信装置へ送信する送信部と、
前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なうように前記送信部を制御する制御部と、
前記送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する前記受信装置と、
前記タイミングで前記情報を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する復元部と、
をそなえたことを特徴とする、通信システム。
一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 図1に示すMBMS−GWの構成例を示すブロック図である。 図1に示すUEの構成例を示すブロック図である。 図1に示す無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 ヘッダの構成例を示す図である。 コンテクスト情報の一例を示す図である。 コンテクスト情報の一例を示す図である。 第1変形例に係る無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 第2変形例に係る無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 第2変形例に係る無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 第3変形例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 図11に示す無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 図11に示す無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 第4変形例に係る無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 RoCHでのヘッダ圧縮状態を示す図である。
符号の説明
100−1,100−2,100−3 ユーザ装置(UE)
101 無線インタフェース部
102 ヘッダ伸長部
103 アプリケーション処理部
104 ヘッダ伸長コンテクスト処理部
105 コンテクストメモリ
106 メッセージ処理部
200−1,200−2,200−3,200´−1,200´−2 基地局装置(eNB)
300,300´ ゲートウェイ装置(MBMS−GW)
301 ネットワークインタフェース部
302 ヘッダ圧縮部
303 パケット分配部
304 アクセスインタフェース部
305 ヘッダ圧縮コンテクスト処理部
306 コンテクストメモリ
307 メッセージ処理部
400 サービスセンタ(BM−SC)

Claims (8)

  1. 複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置であって、
    ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を前記受信装置へ送信する送信部と、
    前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なうように前記送信部を制御する制御部と、
    をそなえたことを特徴とする、送信装置。
  2. 前記情報は、
    前記タイミングで前記第1の受信装置に対しても送信される、
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信装置。
  3. 前記タイミングは、前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信したタイミングに応じて定まる、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記制御は、
    所定の時間内に所定数未満の前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信した場合に実施され、
    前記情報は、前記第2の受信装置に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングで送信される、
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信装置。
  5. 前記制御は、
    所定の時間内に所定数以上の前記第2の受信装置から前記データの受信要求を受信した場合に実施され、
    前記情報は、前記第1及び第2の受信装置に対して、前記所定の時間の経過により定まるタイミングで送信される、
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信装置。
  6. 複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する前記受信装置であって、
    ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する復元部と、
    をそなえたことを特徴とする、受信装置。
  7. 複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信方法であって、
    前記情報を保持している第1の受信装置に対しては、所定の周期で前記情報の送信を行ない、
    前記情報を保持しない第2の受信装置に対しては、前記周期に依存しないタイミングで前記情報の送信を行なう、
    ことを特徴とする、送信方法。
  8. 複数の受信装置宛のデータのヘッダ圧縮状態を圧縮又は非圧縮に制御して前記データを送信する送信装置から、ヘッダ圧縮された前記データを受信する受信方法であって、
    ヘッダ圧縮された前記データを復元するための情報を保持している他の受信装置に対して前記情報が送信される所定の周期に依存しないタイミングで前記情報を受信し、
    前記受信した前記情報を基に、ヘッダ圧縮された前記データを復元する、
    ことを特徴とする、受信方法。
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