JP2006114999A - パケット通信システムおよび移動通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 IPヘッダの復元失敗を回避し、伝送効率を改善する。
【解決手段】 移動体端末10は、IPヘッダ圧縮機能を有し、無線ネットワーク制御装置30との無線接続を制御する無線制御部12と、無線ネットワーク制御装置30との通信状態を監視し、通信エラーを検知すると、無線制御部12への送信パケットの供給を停止するパケット通信管理部13と、通信エラーによる無線ネットワーク制御装置30へのパケット不到達が発生すると、無線制御部12に対し、無線ネットワーク制御装置30との間で、圧縮されたIPヘッダを復元するための情報の同期を取るよう命令するIPヘッダ圧縮制御部14を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パケット通信システムおよび移動通信端末装置に関するものである。
IP(Internet Protocol)ネットワークのトラフィックの増大により、限られた無線資源の効率化が必要になっている。第3世代移動体通信技術であるW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)に代表される無線アクセス技術においても、TCP、UDPなどを含むIPパケットの冗長な部分であるヘッダ部分を圧縮する技術を適用することが3GPP(3rd Generation Partnership Project)などの標準化団体により規定されている。
IPヘッダ圧縮が行われる従来のW−CDMAネットワークでは、移動体端末が、無線基地局、無線ネットワーク制御装置RNC(Radio Network Control)、加入者交換機CN(Core Network)を介してIPネットワーク網に接続する際、移動体端末とRNCの間で、無線レイヤ2のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)においてIPヘッダ圧縮が行われる(例えば、非特許文献4参照)。この時、IETF(Internet Engineering Task Force)で規定されるRFC2507などのIPヘッダ圧縮技術が採用される(例えば、非特許文献2参照)。
また、従来のIPヘッダ圧縮技術の例として、特許文献1に記載されたヘッダ圧縮装置では、パケット圧縮部は信頼性保証手法または圧縮効率優先手法のいずれかのモードで動作する。モード判定部は、単位時間あたりに受信したACKパケットまたはNACKパケットの個数を求め、NACKパケットの個数が所定数を超えた場合には、パケット圧縮部の動作モードを信頼性保証手法に切り替える。また、モード判定部は、ACKパケットの個数が所定数を超えた場合には、パケット圧縮部の動作モードを圧縮効率優先手法に切り替える。これにより、ヘッダ圧縮を用いたデータ伝送方式において、送信側と受信側との参照情報が不一致であるために発生するヘッダ復元エラーを削減し、伝送効率の向上を実現している。
特開2002−135362号公報 社団法人電波産業会、IMT−2000 DS−CDMA System ARIB Technical Report MT−TA Interface Description(ARIB TR−T12.27.A02.v3.4.0)、[online]、[2004年2月22日検索]、インターネット<URL:http://www.arib.or.jp/IMT−2000/V360Feb04/3_T12/0_T12coverV360.pdf> M.Degermark,B.Nordgren,S.Pink、"RFC2507,IP Header Compression"、[online]、February 1999、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2507.txt> 3rd Generation Partnership Project、"3GPP TS25.322 Radio Link Control(RLC) protocol specification(Release1999)"、[online]、December 2003、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/2003−12/R1999/25_series/25322−3h0.zip> 3rd Generation Partnership Project、"3GPP TS25.323 Packet Data Convergence Protocol(PDCP) Specification(Release1999)"、[online]、September 2002、インターネット<URL: http://www.3gpp.org/ftp/Specs/2003−12/R1999/25_series/25323−3a0.zip>
上述したように、特許文献1に記載のIPヘッダ圧縮技術では、IPヘッダ圧縮方式はデータパケットの送受信状態に基づいて制御されるという特徴がある。
しかし、無線通信システムの環境下では、パケットの伝送エラーが発生する確率が高い。IPヘッダ圧縮パケットの不到達が発生すると、以降、IPヘッダの復元が出来なくなるという問題がある。
一般に、IPヘッダを圧縮して通信を行う場合、最初にIPヘッダを圧縮していないIPパケットを送信する。そのヘッダ情報には、IPヘッダ復元のための情報であるIPヘッダ圧縮コンテキストが含まれる。受信側は、このIPヘッダ圧縮コンテキストを用いて以後送信されてくるIPヘッダ圧縮パケットの復元を行う。しかし、IPヘッダ圧縮パケットの不到達が発生すると、IPヘッダ圧縮側とIPヘッダ復元側で送受信パケットのシーケンス番号のずれが生じるため、IPヘッダ圧縮コンテキストに基づくIPヘッダの復元ができなくなる。この状態は、IPヘッダ圧縮コンテキストが復元されるまで回復せず、伝送効率が低下するという問題がある。
すなわち、IPヘッダ圧縮を使用したパケット通信を行っている最中に無線通信状態が悪化し、パケット伝送エラーによりIPヘッダ圧縮パケットが欠落すると、その後、IPヘッダ圧縮パケットが到達しても、それ以前のIPヘッダ圧縮パケットが欠落しているためRNCのIPヘッダ圧縮コンテキストの正常な更新ができず、移動体端末のIPヘッダ圧縮コンテキストとRNCのIPヘッダ圧縮コンテキストの状態が不一致となり、IPヘッダ復元が失敗する。そのため、IPヘッダ圧縮コンテキストが復元されるまではIPヘッダの復元が出来ない。
すなわち、RFC2507のようにIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュ(再同期)を定期的に行う場合、移動体端末(或いはRNC)は、一定時間が経過すると非IPヘッダ圧縮パケットを送信する。これにより、送信先のIPヘッダ復元部に全てのIPヘッダ情報が通知され、IPヘッダ圧縮コンテキストがリフレッシュされる。このように時間周期によりIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュまたは復元を行う場合、IPヘッダ圧縮パケットの不到達が発生してから次の周期が始まるまでの間は、IPヘッダ圧縮パケットの不到達が回復されず、無線の伝送効率を悪化させる原因となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、IPヘッダの復元失敗を回避し、伝送効率を改善することが可能なパケット通信システムおよび移動通信端末装置を得ることを目的とする。
この発明に係るパケット通信システムは、移動体端末が無線ネットワークを介してパケット通信する際に、無線ネットワーク上を伝送されるIPパケットのヘッダ圧縮が行われるパケット通信システムであって、移動体端末は、IPヘッダ圧縮機能を有し、無線ネットワークとの無線接続を制御する無線制御部と、無線ネットワークとの通信状態を監視し、通信エラーを検知すると、無線制御部への送信パケットの供給を停止するパケット通信管理部と、通信エラーによる無線ネットワークへのパケット不到達が発生すると、無線制御部に対し、無線ネットワークとの間で、圧縮されたIPヘッダを復元するための情報の同期を取るよう命令するIPヘッダ圧縮制御部を備えたものである。
この発明に係る移動通信端末装置は、無線基地局を介して無線ネットワーク制御装置と、ヘッダ部分とデータ部分を含むIPパケットを送受信する移動通信端末装置であって、IPパケットのヘッダ圧縮を行う無線制御部と、無線制御部によりヘッダ圧縮処理がなされたIPヘッダ圧縮パケットを無線ネットワーク制御装置に送信する無線部と、無線ネットワーク制御装置とのパケット通信を監視するとともに、IPヘッダ圧縮パケットが無線ネットワーク制御装置に到達しなかったことを検出した場合、IPヘッダ圧縮パケットの送信を停止するとともに、無線制御部に、IPヘッダ圧縮パケットのヘッダ部分に含まれる、IPヘッダ復元のためのヘッダ情報をリフレッシュする処理を行い、リフレッシュされたヘッダ情報を含むIPパケットをヘッダ圧縮せずに無線ネットワーク制御装置に送信するパケット通信管理部を備えたものである。
この発明によれば、無線通信状態を監視し、通信エラーが発生するとパケットデータ送信を停止し、IPヘッダ圧縮コンテキストの同期回復を行うようにしたので、IPヘッダの復元失敗を回避し、伝送効率を改善することができる。
以下、この発明の実施の様々な形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による、パケット通信システム100の構成を示すブロック図である。図に示すように、パケット通信システム100は、移動体端末(移動通信端末装置)10、無線基地局20、無線ネットワーク制御装置(RNC)30、加入者交換機(Core Network)40、IPネットワーク網50を備えている。
移動体端末10は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)規格であるMT−TA Interface Description(ARIB TR−T12.27、非特許文献1)で既定される通信プロトコルを有している。
移動体端末10は、無線部11、無線制御部(MTF:Mobile Terminal Function)12、パケット通信管理部13、IPヘッダ圧縮制御部14、TE(Terminal Equipment)15、記憶装置16、及び外部TE17を備えている。
TE15及び外部TE17は入力インタフェース、表示インタフェースを有する。外部TE17は、例えばコンピュータ等の外部端末装置である。
記憶装置16には、IPヘッダ圧縮状態などの情報が格納されている。
また、パケット通信管理部13及びIPヘッダ圧縮制御部14は、TAF(Terminal Adapter Function)の一部を構成している。
移動体端末10は、無線基地局20、無線ネットワーク制御装置30、加入者交換機40を介してIPネットワーク網50に接続し、IPネットワーク上で提供されるサービスを利用することができる。
次に、動作について説明する。
図2は、実施の形態1による、移動体端末10と無線ネットワーク制御装置30の間での通信手順を示すシーケンス図である。
TE15または外部TE17からパケット発信要求(SQ110)が出力されると、TAFを介して、無線制御部12に対して無線リンク設定が要求され、無線ネットワーク制御装置30と無線リンクの確立を行う(SQ111)。この時、無線制御部12は、無線リンク設定手順であるRRC Connection手順を開始し、RRC Connection Setup CompleteメッセージにてIPヘッダ圧縮のサポート情報(ここでは、RFC2507のサポート情報とする。)を無線ネットワーク制御装置30に通知する。IPヘッダ圧縮のサポート情報を受信した無線ネットワーク制御装置30は、IPヘッダ圧縮サポート情報に基づいて、Radio Bearer Setup手順(ユーザプレーンの設定)によってIPヘッダ圧縮の起動を通知し、移動体端末10との間でIPヘッダ圧縮を使用したパケット通信を開始する。
なお、IPヘッダ圧縮方式としては、RFC2507で規定されるものに限らず、例えば、RFC3095等で規定される圧縮方式であってもよい。
IPヘッダ圧縮が起動されている状態において、無線品質の劣化により無線上でIPパケットが欠落するような無線エラー状態が発生すると(SQ112)、パケット通信管理部13は、パケット通信を実行不可と判断し、TAFにデータ通信状態(再接続または無線通信停止)を通知する。データ通信状態を受信したTAFは、IPパケットの通信を保留状態(Suspend)にして無線ネットワーク制御装置30へのデータ送信を停止し、無線品質の劣化による無線上でのIPパケット欠落の発生検出後、さらにIPパケット欠落が発生することによるIPパケットの不到達を回避する(SQ113)。なお、IPパケット通信を保留する機能は、無線制御部12に保有させるようにしても良い。
次に、無線エラーにより無線リンクの再接続手順が開始される(SQ114)。この場合、再接続手順のCell Update ConfirmにおいてRLC(Radio Link Control、非特許文献3)−Uの再設定要求がされると、無線エラーが発生した時に送信しようとしていたIPヘッダ圧縮パケットの中でRLC−UにキューイングされているIPヘッダ圧縮パケットが破棄されてしまい、無線ネットワーク制御装置30への不到達パケットが発生する。
この時、パケット通信を監視しているパケット通信管理部13は、IPヘッダ圧縮制御部14にIPヘッダ圧縮パケットが破棄されたことを通知する。IPヘッダ圧縮制御部14は、IPヘッダ圧縮を行っている無線制御部12のPDCPに対して、IPヘッダ圧縮コンテキスト(圧縮されたIPヘッダを復元するための情報)のリフレッシュを行うよう要求する(SQ115)。
ここで、IPヘッダ圧縮コンテキストとは、非IPヘッダ圧縮パケットのヘッダ情報に含まれる、以後送信されるIPヘッダ圧縮パケットの復元のための情報である。
また、IPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュとは、最新の完全IPヘッダを使用してIPヘッダ圧縮コンテキストを再構成(再同期)することを示す。IPヘッダ圧縮コンテキストの再構成を実現するため、送信側は送信するIPパケットの完全IPヘッダ情報からIPヘッダ圧縮コンテキストを再構成し、IPヘッダを圧縮せずに受信側装置に対して完全なIPヘッダ情報を含む非IPヘッダ圧縮パケットを送信する。これにより受信側は受信した完全IPヘッダ情報からIPヘッダ圧縮コンテキストを再構成することが可能となる。これをIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュ手順とする。
RFC2507では、一定時間が経過すると非IPヘッダ圧縮パケットを送信し、定期的にIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュ(再同期)を行う。
IPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュが行われると(SQ116)、無線制御部12のPDCPは、次に送信要求されるユーザプレーンデータのIPヘッダ圧縮コンテキストがリフレッシュされたため、無線ネットワーク制御装置30に非IPヘッダ圧縮パケットを送信する。無線ネットワーク制御装置30上のPDCPでは、非IPヘッダ圧縮パケットを受信すると、IPヘッダ復元を行わず、保持しているIPヘッダ圧縮コンテキストを非IPヘッダ圧縮パケットの情報に基づいてリフレッシュする(SQ117)。IPヘッダ圧縮コンテキストをリフレッシュしたためIPヘッダ圧縮コンテキストの再同期が実行され、次に受信するIPヘッダ圧縮パケットのIPヘッダを正常に復元することが可能となる(SQ118)。
このように、無線エラーによるIPヘッダ圧縮パケットの不到達を検出した後に送信されるIPパケットのIPヘッダ圧縮状態を制御することにより、移動体端末10と無線ネットワーク制御装置30で保持しているIPヘッダ圧縮コンテキストの同期を取ることが可能となる。
ここで、パケット通信管理部13及びIPヘッダ圧縮制御部14の動作について、図3に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。
パケット通信管理部13は、TE15または外部TE17からのパケット発信要求を受信すると(ステップST120)、無線制御部12に対して無線接続設定を実行する(ステップST121)。次に、パケット通信管理部13は、無線制御部12から無線接続設定によるIPヘッダ圧縮設定情報を取得する(ステップST122)。この時、パケット通信管理部13は、IPヘッダ圧縮の起動状態をチェックし(ステップST123)、IPヘッダ圧縮が未起動である場合には、非IPヘッダ圧縮パケットによる通信を継続する(ステップST124)。IPヘッダ圧縮が起動されている場合には、パケット通信管理部13はIPヘッダ圧縮制御部14を起動し、パケット通信状態の監視を開始する(ステップST125)。
パケット通信状態を監視している際に(ステップST126)、無線の再接続または無線におけるパケット通信の停止が無線制御部12よりパケット通信管理部13に通知されると、以降に送信するIPパケットの欠落を回避するため、無線制御部12のPDCPに対するデータ送信を一時停止する(ステップST127)。パケット通信管理部13は、パケット通信の状況をチェックし(ステップST130)、パケット通信が継続している場合には、ステップST125に戻って再度パケット通信状態の監視処理を行う。
また、無線制御部12において無線ネットワーク制御装置30へのパケット不到達が発生したことが検出され、パケット通信管理部13に通知されると、IPヘッダ圧縮制御部14は、IPヘッダ圧縮コンテキストをリフレッシュするため、無線制御部12のPDCPに対してIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュ要求を通知する(ステップST128)。パケット通信管理部13は、無線制御部12のPDCPのIPヘッダ圧縮コンテキストがリフレッシュされたことを確認後、停止していたPDCPに対するデータ送信停止を解除する(ステップST129)。
以上のように、実施の形態1によれば、パケット通信管理部13が通信状態を監視し、通信エラーが発生すると無線制御部12へのデータ供給が停止されると共に、IPヘッダ圧縮制御部14は、無線制御部12に対してIPヘッダ圧縮コンテキストのリフレッシュを要求し、IPヘッダ圧縮コンテキストがリフレッシュされた後に、無線制御部12へのデータ供給停止を解除するようにした。これにより、無線通信システムにおいて、通信エラーにより移動体端末10と無線ネットワーク制御装置30の間でのIPヘッダ圧縮コンテキストの状態不一致が発生し、IPヘッダ圧縮パケットの復元ができなくなることを回避することができる。
これにより、IPヘッダ圧縮パケットの復元ができなくなることによるIPヘッダ圧縮パケットの破棄が回避され、無線通信の伝送効率を改善することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、パケット通信管理部13及びIPヘッダ圧縮制御部14は、移動体端末10に備えられていたが、ARIB MT−TA Interface Description(ARIB TR−T12.27)においては、MT−TA Interfaceを介して接続されるTAFとして、移動体端末の外部のTAFが定義されている。
実施の形態2では、パケット通信管理部13及びIPヘッダ圧縮制御部14は移動体端末10の外部に接続されるTAFの構成要素とする。この場合にも、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、パケット通信管理部13は、無線の再接続など、無線リンクに異常が発生したことを契機として、データ送信を制御している。
実施の形態3では、パケット通信管理部13がIPヘッダ圧縮パケットの不到達発生を判断する契機として、無線レイヤ2での再送回数満了等、RLC−Uの再送制御に関わる情報を利用する。この場合にも、実施の形態1、2と同様にデータ通信状態の管理及びIPヘッダ圧縮の制御を行うことが可能である。
実施の形態4.
実施の形態4では、パケット通信管理部13がIPヘッダ圧縮パケットの不到達発生を判断する契機として、無線ネットワーク制御装置30から受信したIPヘッダ圧縮パケットのエラー確認(CRCチェック)を利用する。この場合にも、実施の形態1〜3と同様にデータ通信状態の管理及びIPヘッダ圧縮の制御を行うことが可能である。
実施の形態5.
実施の形態5では、パケット通信管理部13及びIPヘッダ圧縮制御部14によるデータ通信状態の管理及びIPヘッダ圧縮制御機能を、ユーザがTE15または外部TE17(設定入力手段)を介して設定する。図4は、実施の形態5によるTE15のIPヘッダ圧縮機能の設定画面の例を示す図である。ユーザは、TE15を操作して、図に示すようなIPヘッダ圧縮機能の設定画面を起動し、入力ボタン等を操作することでIPヘッダ圧縮機能の起動または停止を行うことができる。
IPヘッダ圧縮を行うと、通信に使用する無線リソースを削減することができるが、無線状態が悪く、パケットの不到達が頻繁に発生するような状況では、むしろIPヘッダ圧縮を行わずに、常に非IPヘッダ圧縮パケットを送信した方がスループットが向上する場合がある。実施の形態5によれば、ユーザが通信状態に応じてIPヘッダ圧縮を行うかどうかを選択することができる。
この発明の実施の形態1による、移動体端末と、移動体端末が含まれる通信システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による、移動体端末と無線ネットワーク制御装置の間での通信手順を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1による、IPヘッダ圧縮制御処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態5による、TEのIPヘッダ圧縮機能の設定画面の例を示す図である
符号の説明
10 移動体端末(移動通信端末装置)、11 無線部、12 無線制御部、13 パケット通信管理部、14 IPヘッダ圧縮制御部、15 TE、16 記憶装置、17 外部TE、20 無線基地局、30 無線ネットワーク制御装置、40 加入者交換機、50 IPネットワーク網、100 パケット通信システム。

Claims (4)

  1. 移動通信端末装置が無線ネットワークを介してパケット通信する際に、上記無線ネットワーク上を伝送されるIPパケットのヘッダ圧縮が行われるパケット通信システムにおいて、
    上記移動通信端末装置は、
    IPヘッダ圧縮機能を有し、上記無線ネットワークとの無線接続を制御する無線制御部と、
    上記無線ネットワークとの通信状態を監視し、通信エラーを検知すると、上記無線制御部への送信パケットの供給を停止するパケット通信管理部と、
    上記通信エラーによる上記無線ネットワークへのパケット不到達が発生すると、上記無線制御部に対し、上記無線ネットワークとの間で、圧縮されたIPヘッダを復元するための情報の同期を取るよう命令するIPヘッダ圧縮制御部を備えたことを特徴とするパケット通信システム。
  2. 移動通信端末装置は、MT−TA Interface Descriptionで規定される通信プロトコルを利用することを特徴とする請求項1記載のパケット通信システム。
  3. 移動通信端末装置は、無線ネットワークとの通信においてIPパケットの圧縮を行うか否かを選択するための設定入力手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパケット通信システム。
  4. 無線基地局を介して無線ネットワーク制御装置と、ヘッダ部分とデータ部分を含むIPパケットを送受信する移動通信端末装置において、
    上記IPパケットのヘッダ圧縮を行う無線制御部と、
    上記無線制御部によりヘッダ圧縮処理がなされたIPヘッダ圧縮パケットを上記無線ネットワーク制御装置に送信する無線部と、
    上記無線ネットワーク制御装置とのパケット通信を監視するとともに、上記IPヘッダ圧縮パケットが上記無線ネットワーク制御装置に到達しなかったことを検出した場合、上記IPヘッダ圧縮パケットの送信を停止するとともに、上記無線制御部に、上記IPヘッダ圧縮パケットのヘッダ部分に含まれる、IPヘッダ復元のためのヘッダ情報をリフレッシュする処理を行い、リフレッシュされたヘッダ情報を含むIPパケットをヘッダ圧縮せずに上記無線ネットワーク制御装置に送信するパケット通信管理部を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010130175A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Fujitsu Ltd 送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法

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