JP2010128741A - クラスタシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のクラスタシステムでは、現用系のコンピュータと予備系のコンピュータとの系切替処理を簡単に行なうことができない。
【解決手段】クラスタシステム1は第1のコンピュータ11と第2のコンピュータ12と通信処理装置13とを有し、第1のコンピュータ11は第1の電文を通信処理装置13へ送信する第1の実行部102を含み、第2のコンピュータ12は第2の電文を通信処理装置13へ送信する第2の実行部202を含み、通信処理装置13は第1の電文に対する第1の応答と第2の電文に対する第2の応答とを現用系のコンピュータに送信し、第1の実行部102は、第1の応答又は第2の応答を受信した場合、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断し、第2の実行部202は、第1の応答又は第2の応答を受信した場合、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1のコンピュータと第2のコンピュータとを有するクラスタシステムに関する。
現在、第1のコンピュータと第2のコンピュータとを有するとともに、仮想インターネットプロトコル(IP)プログラムが実装された通信処理装置を有するクラスタシステムが使用されている。クラスタシステムでは、第1のコンピュータにも第2のコンピュータにも実質上同一のプログラムが実装されており、2個のコンピュータのうちの一方が使用されていて、他方が待機している。使用されているコンピュータを現用系のコンピュータといい、待機しているコンピュータを予備系のコンピュータという。
クラスタシステムには、現用系のコンピュータに電源異常又はメモリエラー等のハードウェアに関する障害が発生した場合のその障害を検出するためのハートビート(死活監視)機能が実装されている。ハートビート機能により障害が検出された場合、その機能により、使用されているコンピュータが現用系のコンピュータから予備系のコンピュータに切り替えられる。これにより、クラスタシステムの全体の稼働率の向上と安全性とが図られる。
なお、本願に関し、出願人は先行技術文献に関する情報を持たない。
ところで、第1のコンピュータ及び第2のコンピュータに実装されるプログラムにクラスタシステムに実装されているハートビート機能を組み込んで現用系のコンピュータと予備系のコンピュータとの系切替処理を実現しようとする場合、以下に示す問題が生じる。
すなわち、クラスタシステムがA社により製造されており、B社によって製造されたプログラムにハートビート機能を組み込む場合、クラスタシステムへのアクセスが制限されたり、B社のプログラムへの影響を避けることを要求されることがある。つまり、クラスタシステムの製造会社と第1のコンピュータ及び第2のコンピュータに実装されるプログラムの製造会社とが異なる場合、そのプログラムにハートビート機能を組み込むことは困難であり、又は有効な手段ではない。
また、第1のコンピュータ及び第2のコンピュータに実装されるプログラムにハートビート機能を組み込んで系切替処理を実現しようとする場合、クラスタシステムに実装されているハートビート機能を製造会社毎に解析し、理解しなければならない。かつ、ハートビート機能を上記プログラムに組み込む方法を検討しなければならない。クラスタシステムによっては、第1のコンピュータ及び第2のコンピュータに実装されるプログラムにハートビート機能を組み込む際に多くの工数がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題を考慮し、ハートビート機能によらない簡易な手段により、現用系のデータ処理手段と予備系のデータ処理手段との系切替処理を行なうクラスタシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のクラスタシステムは、データを処理する機能及び電文を送受信する機能をそれぞれ有する第1及び第2のデータ処理手段と、前記第1及び前記第2のデータ処理手段からそれぞれ送信された電文の少なくとも一方に対する応答を前記第1及び前記第2のデータ処理手段のいずれか一方にのみ送信する通信処理手段とを備え、前記第1及び前記第2のデータ処理手段が、それぞれ、前記応答を受信した場合に自らを現用系であると判断し、前記応答を受信しなかった場合に自らを予備系であると判断する。
このように、本発明のクラスタシステムでは、前記第1及び前記第2のデータ処理手段が、それぞれ、前記応答を受信した場合に自らを現用系であると判断し、前記応答を受信しなかった場合に自らを予備系であると判断する。すなわち、本発明のクラスタシステムでは、従来のクラスタシステムに実装されているハートビート機能によらない簡易な手段により、現用系のデータ処理手段と予備系のデータ処理手段との系切替処理を行なうことができる。
本発明は、ハートビート機能によらない簡易な手段により、現用系のデータ処理手段と予備系のデータ処理手段との系切替処理を行なうクラスタシステムを提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(構成)
先ず、本実施の形態のクラスタシステム1の構成を説明する。
図1は、本実施の形態のクラスタシステム1の構成図である。クラスタシステム1は、第1のコンピュータ11と、第2のコンピュータ12と、通信処理装置13とを有する。第1のコンピュータ11と通信処理装置13とは、Local Area Network(LAN)14により接続されており、第2のコンピュータ12と通信処理装置13とはLAN15により接続されている。
第1のコンピュータ11及び第2のコンピュータ12は、データを処理する装置であり、通信処理装置13は、第1のコンピュータ11及び第2のコンピュータ12と通信する装置である。
第1のコンピュータ11は、第1のプログラムAが格納される第1の記憶部101と、第1のプログラムAを実行する第1の実行部102とを有する。
第1の記憶部101は、ハードディスクドライブや半導体メモリ等により実現される。第1のプログラムAは、第1の電文を通信処理装置13へ定期的に送信させることを第1の実行部102に実行させるとともに、第1のコンピュータ11が使用されている(つまり現用系の)コンピュータであるか否かを第1の実行部102に判断させるプログラムである。
第1の実行部102は、第1の電文を通信処理装置13へ定期的に送信するとともに、通信処理装置13からの情報を受信する機能を有し、更に、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであるか否かを判断する。第1の実行部102は、Central Processing Unit(CPU)等により実現される。
第2のコンピュータ12は、第2のプログラムBが格納される第2の記憶部201と、第2のプログラムBを実行する第2の実行部202とを有する。
第2の記憶部201は、ハードディスクドライブや半導体メモリ等により実現される。第2のプログラムBは、第1のプログラムAと同様のプログラムであって、第2の電文を通信処理装置13へ定期的に送信させることを第2の実行部202に実行させるとともに、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであるか否かを第2の実行部202に判断させるプログラムである。
第2の実行部202は、第2の電文を通信処理装置13へ定期的に送信するとともに、通信処理装置13からの情報を受信する機能を有し、更に、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであるか否かを判断する。第2の実行部202はCPU等により実現される。
通信処理装置13は、クラスタシステム1に割り当てられたIPアドレス(以下、「仮想IPアドレス」という。)を有する装置であって、第1のコンピュータ11からの第1の電文と第2のコンピュータ12からの第2の電文とを受信する。仮想IPアドレスは、物理的インターフェースに通常割り当てられるIPアドレスとは異なる。通信処理装置13は、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータである場合、第1の電文に対する第1の応答と第2の電文に対する第2の応答とを第1のコンピュータ11の第1の実行部102にのみ送信する。第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータである場合、通信処理装置13は、第1の応答及び第2の応答を第2の実行部202にのみ送信する。
なお、第1の実行部102は、通信処理装置13から第1の応答及び第2の応答を受信した場合、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断し、第1の電文を通信処理装置13へ送信してから所定の期間が経過しても第1の応答及び第2の応答を受信しなかった場合、第1のコンピュータ11が待機している予備のコンピュータであると判断する。
同様に、第2の実行部202は、通信処理装置13から第1の応答及び第2の応答を受信した場合、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断し、第2の電文を通信処理装置13へ送信してから所定の期間が経過しても第1の応答及び第2の応答を受信しなかった場合、第2のコンピュータ12が待機している予備のコンピュータであると判断する。
また、図1には、クラスタシステム1と接続されている第3のコンピュータ2も示されている。クラスタシステム1と第3のコンピュータ2とはLAN3により接続されている。第3のコンピュータ2から見た場合、クラスタシステム1は、仮想IPアドレスが割り当てられた1個の機器として理解される。クラスタシステム1と通信する場合、第3のコンピュータ2は、LAN3を通してクラスタシステム1の通信処理装置13にアクセスするのみである。
(フローチャートを用いた動作の説明)
次に、本実施の形態のクラスタシステム1の動作を説明する。
動作を説明する前に以下のことを前提とする。すなわち、クラスタシステム1の内部では、第1のコンピュータ11と第2のコンピュータ12とのうちの一方が使用されている現用系のコンピュータであり、他方が待機している予備系のコンピュータである。現用系のコンピュータと通信処理装置13とがリンクしており、予備系のコンピュータと通信処理装置13とはリンクされていない。
そのため、現用系のコンピュータが第1のコンピュータ11である場合、LAN14を通して通信処理装置13と第1のコンピュータ11とが通信し、LAN3を通して第1のコンピュータ11と第3のコンピュータ2とが通信する。通信処理装置13と第2のコンピュータ12とは通信せず、第2のコンピュータ12と第3のコンピュータ2とは通信しない。
他方、現用系のコンピュータが第2のコンピュータ12である場合、LAN15を通して通信処理装置13と第2のコンピュータ12とが通信し、LAN3を通して第2のコンピュータ12と第3のコンピュータ2とが通信する。通信処理装置13と第1のコンピュータ11とは通信せず、第1のコンピュータ11と第3のコンピュータ2とは通信しない。
次に、第1のコンピュータ11と第2のコンピュータ12とのうちのいずれが現用系のコンピュータであるのかを判断するクラスタシステム1の動作を説明する。つまり、2個のコンピュータのいずれが現用系のコンピュータであるのかを判断するための第1のプログラムAに基づく第1の実行部102の動作と、それと同じ目的を有する第2のプログラムBに基づく第2の実行部202の動作とを説明する。
第1の実行部102の動作と第2の実行部202の動作とは実質上同一であるので、図2を用いてそれらを説明する。図2は、第1の実行部102の動作と第2の実行部202の動作とを示すフローチャートである。
第1の実行部102は、受信ポートを開設するとともに、第1の電文を通信処理装置13に送信し(S1)、第2の実行部202は、受信ポートを開設するとともに、第2の電文を通信処理装置13に送信する(S1)。通信処理装置13は、第1のコンピュータ11の第1の実行部102からの第1の電文を受信するとともに、第2のコンピュータ12の第2の実行部202からの第2の電文を受信する。そして、通信処理装置13は、第1の電文に対する第1の応答と、第2の電文に対する第2の応答とを現用系のコンピュータのみに送信する。仮に、現用系のコンピュータが第1のコンピュータ11である場合、通信処理装置13は、第1の応答と第2の応答とを第1のコンピュータ11の受信ポートのみに送信する。
第1の実行部102は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信したか否かを判断する(S2)。第1の応答と第2の応答とを受信した場合(S2でYes)、第1の実行部102は、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断する(S3)。そして、第1の実行部102の動作はステップS6へ移行する。同様に、第2の実行部202は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信したか否かを判断する(S2)。そして、第2の実行部202は、第1の応答と第2の応答とを受信した場合(S2でYes)、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断し(S3)、第2の実行部202の動作はステップS6へ移行する。
他方、第1の実行部102は、第1の応答も第2の応答も受信しなかった場合(S2でNo)、第1の電文を通信処理装置13に送信してから所定の期間内にそれらを受信しなかったかどうかを判断する(S4)。所定の期間内に第1の応答及び第2の応答を受信しなかった場合(S4でYes)。第1の実行部102は、自らが設けられている第1のコンピュータ11が予備系のコンピュータであると判断し(S5)、第1の実行部102の動作はステップS6へ移行する。
同様に、第2の実行部202は、第1の応答も第2の応答も受信しなかった場合(S2でNo)、第2の電文を通信処理装置13に送信してから所定の期間内にそれらを受信しなかったかどうかを判断する(S4)。所定の期間内に第1の応答及び第2の応答を受信しなかった場合(S4でYes)。第2の実行部202は、自らが設けられている第2のコンピュータ12が予備系のコンピュータであると判断し(S5)、第2の実行部202の動作はステップS6へ移行する。
なお、第1のコンピュータ11の第1の記憶部101に第1のプログラムAとは異なるプログラムCが記憶されていた場合、第1の実行部102は、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断したとき(S3)、プログラムCの実行を開始する、又はプログラムCを有効化する。他方、第1のコンピュータ11が予備系のコンピュータであると判断した場合(S5)、第1の実行部102は、プログラムCの実行を停止する、又はプログラムCを無効化する。
同様に、第2のコンピュータ12の第2の記憶部201に第2のプログラムBとは異なるプログラムDが記憶されていた場合、第2の実行部202は、第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断したとき(S3)、プログラムDの実行を開始する、又はプログラムDを有効化する。他方、第2のコンピュータ12が予備系のコンピュータであると判断した場合(S5)、第2の実行部202は、プログラムDの実行を停止する、又はプログラムDを無効化する。
ステップS6では、第1の実行部102及び第2の実行部202は、ユーザによって停止を指示されたか否かを判断し、停止が指示された場合(S6でYes)、動作を終了する。他方、停止が指示されなければ(S6でNo)、動作はステップS1に移行する。
(シーケンス図を用いた動作の説明)
以上に説明した動作を、シーケンス図を用いて別の視点で説明する。
図3及び図4は、クラスタシステム1の動作を示すシーケンス図である。なお、図3はその動作の前半部を示し、図4はその動作の後半部を示す。また、説明の便宜上、動作の開始時では、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると仮定する。更に、第1の記憶部101にプログラムCが記憶されており、第2の記憶部201にプログラムDが記憶されていることを想定する。初めに図3のシーケンス図を用いてクラスタシステム1の動作を説明する。
先ず、第1の実行部102は第1の電文を通信処理装置13に送信し(S11)、第2の実行部202は第2の電文を通信処理装置13に送信する(S12)。通信処理装置13は、第1の電文及び第2の電文を受信し(S11,S12)、第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであるので、第1の電文に対する第1の応答を第1のコンピュータ11のみに送信するとともに(S13)、第2の電文に対する第2の応答を第1のコンピュータ11のみに送信する(S14)。
第1のコンピュータ11の第1の実行部102は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信すると(S13,S14)、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断する(S15)。そして、第1の実行部102は、プログラムCの実行を開始する、又はプログラムCを有効化する(S16)。
ステップS11の内容が実行されてから所定の第1の期間が経過した後、第1の実行部102は第1の電文を通信処理装置13に送信し(S17)、ステップS12の内容が実行されてから所定の第1の期間が経過した後、第2の実行部202は第2の電文を通信処理装置13に送信する(S18)。通信処理装置13は、第1の電文及び第2の電文を受信し(S17,S18)、現用系のコンピュータがまだ第1のコンピュータ11であるので、第1の電文に対する第1の応答を第1のコンピュータ11のみに送信するとともに(S19)、第2の電文に対する第2の応答を第1のコンピュータ11のみに送信する(S20)。
第1のコンピュータ11の第1の実行部102は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信し(S19,S20)、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断し(S21)、プログラムCの実行を開始する、又はプログラムCを有効化する(S22)。
ステップS12の内容が実行されてから所定の第1の期間より長い所定の第2の期間が経過しても、第2のコンピュータ12の第2の実行部202は第1の応答及び第2の応答を受信していない。そのため、ステップS12の内容が実行されてから所定の第2の期間が経過したとき、第2の実行部202は、第2のコンピュータ12が予備系のコンピュータであると判断し(S23)、プログラムDの実行を停止する、又はプログラムDを無効化する(S24)。
第3のコンピュータ2は、制御電文をクラスタシステム1に送信する(S25)。クラスタシステム1では、通信処理装置13が第3のコンピュータ2からの制御電文を受信する(S25)。第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであるので、通信処理装置13は、制御電文を第1のコンピュータ11の第1の実行部102に送信し(S26)、それにより、第1の実行部102は、プログラムCを利用して制御電文に対応する処理を実行する。
ここで、第1のコンピュータ11に電源異常又はメモリエラー等のハードウェアに関する障害が発生し、現用系のコンピュータが第1のコンピュータ11から第2のコンピュータ12に切り替えられたと仮定する。その場合、通信処理装置13と第1のコンピュータ11とのリンクは切断され、通信処理装置13と第2のコンピュータ12とが接続される。以下のクラスタシステム1の動作を図4を用いて説明する。
第1の実行部102は第1の電文を通信処理装置13に送信し(S27)、第2の実行部202は第2の電文を通信処理装置13に送信する(S28)。通信処理装置13は、第1の電文及び第2の電文を受信し(S27,S28)、第2のコンピュータ11が現用系のコンピュータであるので、第1の電文に対する第1の応答を第2のコンピュータ12のみに送信するとともに(S29)、第2の電文に対する第2の応答を第2のコンピュータ12のみに送信する(S30)。
第2のコンピュータ12の第2の実行部202は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信すると(S29,S30)、自らが設けられている第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断する(S31)。そして、第2の実行部202は、プログラムDの実行を開始する、又はプログラムDを有効化する(S32)。
ステップS27の内容が実行されてから所定の第1の期間が経過した後、第1の実行部102は第1の電文を通信処理装置13に送信し(S33)、ステップS28の内容が実行されてから所定の第2の期間が経過した後、第2の実行部202は第2の電文を通信処理装置13に送信する(S34)。通信処理装置13は、第1の電文及び第2の電文を受信し(S33,S34)、現用系のコンピュータが第2のコンピュータ12であるので、第1の電文に対する第1の応答を第2のコンピュータ12のみに送信するとともに(S35)、第2の電文に対する第2の応答を第2のコンピュータ12のみに送信する(S36)。
ステップS27の内容が実行されてから所定の第2の期間が経過しても、第1のコンピュータ11の第1の実行部102は、第1の応答及び第2の応答を受信していない。そのため、ステップS27の内容が実行されてから所定の第2の期間が経過したとき、第1の実行部102は、第1のコンピュータ11が予備系のコンピュータであると判断し(S37)、プログラムCの実行を停止する、又はプログラムCを無効化する(S38)。
第2のコンピュータ12の第2の実行部202は、通信処理装置13からの第1の応答と第2の応答とを受信すると(S35,S36)、自らが設けられている第2のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断し(S39)、プログラムDの実行を開始する、又はプログラムDを有効化する(S40)。
第3のコンピュータ2は、制御電文をクラスタシステム1に送信する(S41)。クラスタシステム1では、通信処理装置13が第3のコンピュータ2からの制御電文を受信する(S41)。第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであるので、通信処理装置13は、制御電文を第2のコンピュータ12の第2の実行部202に送信し(S42)、それにより、第2の実行部202は、プログラムDを利用して制御電文に対応する処理を実行する。
その後は、上述した動作が繰り返される。
上述したように、本実施の形態のクラスタシステム1では、第1のコンピュータ11の第1の実行部102は、第1の電文を定期的に通信処理装置13に送信し、第2のコンピュータ12の第2の実行部202は、第2の電文を定期的に通信処理装置13に送信する。そして、第1の実行部102は、第1の電文を送信した後に第1の応答及び第2の応答を受信すると、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断する。他方、第1の電文を送信してから所定の期間が経過しても第1の応答及び第2の応答を受信しなければ、第1の実行部102は、自らが設けられている第1のコンピュータ11は予備系のコンピュータであると判断する。
同様に、第2のコンピュータ12の第2の実行部202は、第2の電文を送信した後に第1の応答及び第2の応答を受信すると、自らが設けられている第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断する。他方、第2の電文を送信してから所定の期間が経過しても第1の応答及び第2の応答を受信しなければ、第2の実行部202は、自らが設けられている第2のコンピュータ12は予備系のコンピュータであると判断する。
このように、本実施の形態のクラスタシステム1では、従来のクラスタシステムに実装されているハートビート機能によらない簡易な手段により、現用系のコンピュータと予備系のコンピュータとの系切替処理を行なうことができる。これにより、クラスタシステム1の製造会社と第1のプログラムA及び第2のプログラムBの製造会社とが異なっても、クラスタシステム1に実装されているハートビート機能を使用することなく、現用系のコンピュータと予備系のコンピュータとの系切替判断を行なうことができる。すなわち、系切替処理を可能にするためのクラスタシステム1に施す工数(手段)及びコストを従来よりも少なくすることができる。
更にいうと、クラスタシステム1に実装されているハートビート機能を使用しないので、その機能と独立して第1のプログラムA及び第2のプログラムBを第1のコンピュータ11及び第2のコンピュータ12それぞれに組み込むことができる。つまり、他のクラスタシステムへ与える影響を少なくすることができる。また、クラスタシステム1で用意されている機能を使用しないため、別のクラスタシステムへの対応をより簡単に行なうことができる。更に、系切替処理に使用されるアルゴリズムが簡単なため、比較的簡易なプログラムにおいても、機能の追加を簡単に行なうことができ、機能の追加に伴なうコストを抑えることができる。
なお、上述した実施の形態では、第1の実行部102は、第1の応答及び第2の応答を受信した場合、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断する。しかしながら、第1の実行部102は、第1の応答と第2の応答とのうちの一方を受信した場合、自らが設けられている第1のコンピュータ11が現用系のコンピュータであると判断してもよい。例えば、第2のコンピュータ12に障害が発生すると、第1の実行部102は、第1の応答を受信することはできるが、第2の応答を受信することができないからである。
同様に、第2の実行部202は、第1の応答及び第2の応答を受信した場合、自らが設けられている第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断する。しかしながら、第2の実行部202は、第1の応答と第2の応答とのうちの一方を受信した場合、自らが設けられている第2のコンピュータ12が現用系のコンピュータであると判断してもよい。例えば、第1のコンピュータ11に障害が発生すると、第2の実行部202は、第2の応答を受信することはできるが、第1の応答を受信することができないからである。
また、上述した実施の形態では、第1のコンピュータ11は、本発明のクラスタシステムの第1のデータ処理手段の一例であり、第2のコンピュータ12は、本発明のクラスタシステムの第2のデータ処理手段の一例である。また、通信処理装置13は、本発明のクラスタシステムの通信処理手段の一例である。
更に、上述した説明から明らかなように、本発明のクラスタシステムの第1及び第2のデータ処理手段の機能は、その機能の内容を有するプログラムがCPU等の実行手段によって実行されることにより実現されてもよい。
クラスタシステム1の構成図 クラスタシステム1の動作を示すフローチャート クラスタシステム1の動作の前半部を示すシーケンス図 クラスタシステム1の動作の前半部を示すシーケンス図
符号の説明
1 クラスタシステム
11 第1のコンピュータ
12 第2のコンピュータ
13 通信処理装置
101 第1の記憶部
102 第1の実行部
201 第2の記憶部
202 第2の実行部
A 第1のプログラム
B 第2のプログラム

Claims (1)

  1. データを処理する機能及び電文を送受信する機能をそれぞれ有する第1及び第2のデータ処理手段と、前記第1及び前記第2のデータ処理手段からそれぞれ送信された電文の少なくとも一方に対する応答を前記第1及び前記第2のデータ処理手段のいずれか一方にのみ送信する通信処理手段とを備え、
    前記第1及び前記第2のデータ処理手段は、それぞれ、前記応答を受信した場合に自らを現用系であると判断し、前記応答を受信しなかった場合に自らを予備系であると判断する
    ことを特徴とするクラスタシステム。
JP2008302116A 2008-11-27 2008-11-27 クラスタシステム Active JP5433219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008302116A JP5433219B2 (ja) 2008-11-27 2008-11-27 クラスタシステム

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JPH03172950A (ja) * 1989-12-01 1991-07-26 Fujitsu Ltd 管理ホスト切り替え制御方法

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