JP2010128680A - パラメータ入力装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 複数のパラメータデータを入力する際に、そのパラメータの意味を視覚的に把握できるパラメータ入力装置を実現する。
【解決手段】 プロセス制御システムにおけるエンジニアリングツールのユーザインタフェースであるパラメータ入力装置において、
現在入力中のパラメータを中心に、既に入力済みのパラメータと以後に入力するパラメータの相対関係を画面表示装置にイメージ表示すると共に、現在入力中のパラメータのイメージをハイライト表示させる入力ガイド表示手段を備える。
【選択図】 図１

Description

本発明は、プロセス制御システムにおけるエンジニアリングツールのユーザインタフェースであるパラメータ入力装置に関するものである。

図４は、階層型制御システムのエンジニアリング環境を示す機能ブロック図である。制御バス１に制御装置２が接続され、同じく制御バス１に接続された操作監視装置３と通信する。制御装置２は、Ｉ／Ｏ装置４を介してＩ／Ｏバス５に接続された複数の機器と通信して制御を行う。

ワークステーションやＰＣで構成されるエンジニアリングツール７は、制御バス１に接続されている。エンジニアリングツール７は、ビルダ７１を備え、入力装置７１や画面装置７２のユーザインタフェースを介してプログラムやグラフィック等のエンジニアリングデータを生成し、エンジニアリングデータベース７４に登録する。

登録されたエンジニアリングデータは、例えば、操作監視装置３の操作監視プログラム８として、制御装置２に制御プログラムとしてダウンロードされる。このようなエンジニアリングでは、制御ループの作成や、グラフィック等を除いては、パラメータ等の文字入力による定義のユーザインタフェースが中心である。

図５は、従来のパラメータ入力画面例である。画面装置７３の表示画面７３ａでは、入力すべきパラメータ名に対応する入力ダイアログのボックスのみが表示されており、ユーザは各パラメータの意味を理解して作業する必要がある。

特開２００３−１８６５３６号公報

エンジニアリングにおける各種パラメータを入力するユーザインタフェースにおいて、現在入力中のパラメータ意味がわかりづらいという問題がある。

本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数のパラメータデータを入力する際に、そのパラメータの意味を視覚的に把握できるパラメータ入力装置の実現を目的としている。

このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
（１）プロセス制御システムにおけるエンジニアリングツールのユーザインタフェースであるパラメータ入力装置において、
現在入力中のパラメータを中心に、既に入力済みのパラメータと以後に入力するパラメータの相対関係を画面表示装置にイメージ表示すると共に、現在入力中のパラメータのイメージをハイライト表示させる入力ガイド表示手段を備えることを特徴とするパラメータ入力装置。

（２）前記入力ガイド表示手段は、入力パラメータイメージ図画像ファイルを読み取り前記画面装置にイメージ図を表示すると共に、現在入力中のパラメータのデータ名とデータ値並びに入力ガイド情報定義手段より前記イメージ図におけるハイライト表示対象の相対座標及びその範囲情報を取得し、現在入力中のパラメータのイメージをハイライト表示することを特徴とする（１）に記載のパラメータ入力装置。

（３）前記入力ガイド表示手段は、既に入力済みのパラメータのイメージに、取得したデータ値を表記することを特徴とする（１）または（２）に記載のパラメータ入力装置。

（４）前記入力ガイド表示手段は、パラメータの入力ダイアログ画面と前記イメージ図とを前記画面表示装置の同一画面に並列表示させることを特徴とする（１）乃至（３）のいずれかに記載のパラメータ入力装置。

本発明の構成によれば、複雑なパラメータを設定する場合において、視覚的にその意味が理解でき、入力ミスを軽減することができる。

以下、本発明を図面により詳細に説明する。図１は、本発明を適用したパラメータ入力装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。図４で説明した従来構成と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。

従来構成に追加された本発明の構成上の特徴部は、入力ガイド表示手段１００、入力パラメータイメージ図画像ファイル２００、入力ガイド情報定義ファイル３００を備える構成にある。更に、入力ガイド表示手段１００は、イメージ処理手段１０１、ハイライト処理手段１０２を具備している。

パラメータ入力処理がスタートすると、入力ガイド表示手段１００のイメージ処理手段１０１は、入力パラメータイメージ図画像ファイル２００を読み取り、ＣＲＴ等画面装置７３にグラフィカルなイメージ図を表示する。

入力ガイド情報定義ファイル３００は、入力パラメータイメージ図における現在入力中のパラメータ名をハイライト表示するため、入力パラメータイメージ図における、相対の位置座標と、その範囲を定義したファイルである。

パラメータデータ管理手段４００は、キーボード等の入力装置７２から入力されたパラメータのデータ名とデータを受け取り、入力データ保存メモリ５００に記憶する。と同時に、入力ガイド表示手段１００に、現在入力中のパラメータ名とデータを通知する。

入力ガード表示手段１００のハイライト処理手段１０２は、入力ガイド情報定義ファイル３００に定義されている座標情報と、パラメータデータ管理手段４００から取得したパラメータ名とデータを元に、すでに表示している入力パラメータイメージ図の上に、該当する箇所をハイライトする。

入力データ保存メモリ５００に記憶されているパラメータは、パラメータの入力完了信号Ｓにより、入力確定手段６００によりパラメータファイル７００に記入されて保存される。

入力ガイド表示手段１００は、既に入力済みのパラメータのイメージに、パラメータデータ管理手段４００より取得したデータ値を表記する。入力データ保存メモリ５００に記憶されているパラメータは、パラメータの入力完了信号Ｓにより、入力確定手段６００によりパラメータファイル７００に記入されて保存される。

図２は、本発明を適用したパラメータ入力画面例である。画面装置７３の表示画面７３ａの領域Ａには、図５に示した従来のパラメータ入力画面と同一のダイヤログが表示されているが、同一画面の隣接する領域Ｂには、複数の入力パラメータの相対位置関係を示す入力パラメータイメージ図が表示されている。

この力パラメータイメージ図において、現在入力作業中のパラメータＣの領域がハイライト表示される。ユーザはこのイメージ図及びハイライト表示により、現在入力中のパラメータの意味を視覚的に把握することが容易となり、ユーザのストレスと入力ミスを軽減させることができる。

図３は、本発明を適用した他のパラメータ入力画面例である。この実施形態では、領域Ｂにイメージ図としてシーケンス制御のフローがグラフィックに表示されており、現在入力中のパラメータとしてタグリストがハイライト表示されている。

以上説明した実施形態では、プロセス制御システムのエンジニアツールのユーザインタフェースに本発明を適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、複数のパラメータを入力する入力装置に汎用的に適用することができる。

本発明を適用したパラメータ入力装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明を適用したパラメータ入力画面例である。 本発明を適用した他のパラメータ入力画面例である。 階層型制御システムのエンジニアリング環境を示す機能ブロック図である。 従来のパラメータ入力画面例である。

符号の説明

７２ 入力装置
７３ 画面表示装置
１００ 入力ガイド表示手段
１０１ イメージ処理手段
１０２ ハイライト処理手段
２００ 入力パラメータイメージ図画像ファイル
３００ 入力ガイド情報定義ファイル
４００ パラメータ管理手段
５００ 入力データ保存メモリ
６００ 入力確定処理手段
７００ パラメータファイル

Claims (4)

1. プロセス制御システムにおけるエンジニアリングツールのユーザインタフェースであるパラメータ入力装置において、
   現在入力中のパラメータを中心に、既に入力済みのパラメータと以後に入力するパラメータの相対関係を画面表示装置にイメージ表示すると共に、現在入力中のパラメータのイメージをハイライト表示させる入力ガイド表示手段を備えることを特徴とするパラメータ入力装置。
2. 前記入力ガイド表示手段は、入力パラメータイメージ図画像ファイルを読み取り前記画面装置にイメージ図を表示すると共に、現在入力中のパラメータのデータ名とデータ値並びに入力ガイド情報定義手段より前記イメージ図におけるハイライト表示対象の相対座標及びその範囲情報を取得し、現在入力中のパラメータのイメージをハイライト表示することを特徴とする請求項１に記載のパラメータ入力装置。
3. 前記入力ガイド表示手段は、既に入力済みのパラメータのイメージに、取得したデータ値を表記することを特徴とする請求項１または２に記載のパラメータ入力装置。
4. 前記入力ガイド表示手段は、パラメータの入力ダイアログ画面と前記イメージ図とを前記画面表示装置の同一画面に並列表示させることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のパラメータ入力装置。