JP2010127956A - クリーニング装置、像坦持体ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、像坦持体ユニット及び画像形成装置 Download PDF

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JP2010127956A JP2008299157A JP2008299157A JP2010127956A JP 2010127956 A JP2010127956 A JP 2010127956A JP 2008299157 A JP2008299157 A JP 2008299157A JP 2008299157 A JP2008299157 A JP 2008299157A JP 2010127956 A JP2010127956 A JP 2010127956A
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Abstract

【課題】液体現像剤を徒に溜め難くしたクリーニング装置と、このようなクリーニング装置を備える像坦持体ユニット及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置92はトナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤を保持しつつ回転若しくは循環動する被クリーニング体(2次転写ローラ91等)に対して、第1の面92Aと第2の面92Bとで構成する第1の角部92K、若しくは第1の面92Aを当接して液体現像剤を除去するクリーニングブレード92aと、クリーニングブレード92aを支持する支持部材92bとを備える。クリーニングブレードは第1の面92Aに設けた接着部を介して支持部材92bに接着されてい。
【選択図】図11

Description

本発明はクリーニング装置、像坦持体ユニット及び画像形成装置に関し、トナー粒子と
キャリア液とを含む液体現像剤を用いる画像形成装置に対して好適に適用できる。
液体現像剤を用いる画像形成装置としては、例えば、潜像が形成される像担持体(感光
体ドラム)と、この潜像を液体現像剤で現像して像担持体に像を形成する現像装置と、像
担持体の像を循環動する中間転写ベルトの像担持面に一次転写する一次転写部材と、記録
媒体を挟んだ状態で像担持面に当接して像担持体の像担持面に転写された像を記録媒体に
転写する二次転写ローラと、を備えるものが開示されている(特許文献1の図1等を参照
)。この種の画像形成装置においては、像担持体や二次転写ローラ等の被クリーニング体
から液体現像剤を除去するためのクリーニング装置を備えている。
かかるクリーニング装置200は、図15に示すように、クリーニングブレード210
と、クリーニングブレード210を支持するための支持部材220とを有しているのが一
般的である。そして、このクリーニングブレード210は、平面形状が略矩形の板状に構
成され、「第1の面210aと第2の面210bとで構成する第1の角部(当接角部)2
10K」若しくは「第1の面210aにおいて第2の面210bの近傍に位置する部位」
を被クリーニング体250に当接して液体現像剤の除去を行う。また、クリーニングブレ
ード210において第1の面210aと対向する第3の面210cのうちで、第2の面2
10bに離間する側の部位が接着面210dとされ、この接着面210dに支持部材22
0が接着されている。尚、以下の説明において、第3の面210cの接着に関与しない部
(残部)を非接着面210eと称する。
特開2001−166611号公報。
このクリーニング装置200では、「支持部材220において被クリーニング体250
に近接する端面(以下、「近接端面」という。)220aが、接着面210d及び非接着
面210eの境界において、第3の面210cから離間する方向に立ち上がりつつ、被ク
リーニング体250の方向を指向する。このため、被クリーニング体250から除去され
て非接着面210eを通過した液体現像剤280が、近接端面220aで堰き止められ、
「非接着面210e上」と、「第3の面210c及び被クリーニング体250の外周面と
の間の部位」とに溜まる可能性がある。
かかる場合、溜まった液体現像剤がクリーニングブレード210の幅方向に沿った側縁
部から落下して画像形成装置内を汚染する可能性がある。また、溜まった液体現像剤(特
に、キャリア液)が接着面210dと支持部材220との間に浸入し、接着面210d及
び支持部材220の間の接着強度を低下させる可能性がある。
本発明の目的は、液体現像剤を溜め難くしたクリーニング装置と、このようなクリーニ
ング装置を備える像坦持体ユニット及び画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の態様に係るクリーニング装置は、トナー粒子とキャリア液とを含む液体
現像剤を保持しつつ回転若しくは循環動する被クリーニング体に対して、第1の面と第2
の面とで構成する第1の角部、若しくは前記第1の面を当接して前記液体現像剤を除去す
るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを支持する支持部材と、を備え、
前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
されていることを特徴とする。
本発明の「被クリーニング体」としては、像担持体(感光体ドラム)、二次転写ローラ
、スクイーズローラ、クリーニングローラ等のローラ部材の他に、中間転写ベルト等のベ
ルト部材等を例示できる。
このクリーニング装置において、前記クリーニングブレードの前記第1の面に対向する
第3の面は、撥油性コーティング層を有してもよい。また、前記撥油性コーティング層は
フッ素樹脂コーティング層であってもよい。更に、前記クリーニングブレードの前記第2
の面に対向する第4の面に接着材で構成される接着材部を設け、前記接着部の前記第4の
面側の端部を封止してもよい。
また、前記第1の面の前記接着部が設けられる接着面は、前記接着面が設けられていな
い非接着面よりも面積が大きくてもよい。また、前記支持部材の前記クリーニングブレー
ドとの前記接着面との反対方向に屈曲する屈曲部を有してもよい。
本発明の第2の態様に係る像坦持体ユニットは、潜像が形成される像坦持体と、前記潜
像をトナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤で現像する現像部と、前記像坦持体の前
記液体現像剤をスクイーズするスクイーズ部と、第1の面と第2の面とで構成する第1の
角部、若しくは前記第1の面を前記像坦持体に当接して前記液体現像剤を除去するクリー
ニングブレード、及び前記クリーニングブレードを支持する支持部材を有するクリーニン
グ部と、を備え、
前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る画像形成装置は、潜像が形成される像坦持体と、前記潜像を
トナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤で現像する現像部と、前記像坦持体の前記液
体現像剤をスクイーズするスクイーズ部と、前記現像部で前記像坦持体に現像された像が
転写される転写媒体と、前記転写媒体に転写された前記像を記録媒体に転写する転写部と
、第1の面と第2の面とで構成する第1の角部、若しくは前記第1の面を前記転写媒体に
当接して前記液体現像剤を除去するクリーニングブレード、及び前記クリーニングブレー
ドを支持する支持部材を有する転写媒体クリーニング部と、を備え、
前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
されていることを特徴とする。
本発明によると、液体現像剤を溜め難くしたクリーニング装置と、このようなクリーニ
ング装置を備える像坦持体ユニット及び画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
A.実施例1
先ず、図1及び2を用いて実施例1の画像形成装置Aの基本構成について簡単に説明す
る。この画像形成装置Aは、図1に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)及びブラック(K)の計4個の作像部5Y、5M、5C、5Kと、中間転写ベル
ト80と、第1のローラ81と、第2のローラ82、二次転写ユニット90とを備えてい
る。また、各作像部5Y、5M、5C、5Kは、第1のローラ81と第2のローラ82と
の間において水平方向にこの順で並べられている。
図2に示すように、各作像部5Y、5M、5C、5Kは、感光体ドラム10と、帯電部
材11と、露光ユニット12と、現像ユニット30と、感光ドラムスクイーズ装置70と
、一次転写ローラ51と、除電装置6と、感光ドラムクリーニング装置8と、を備えてい
る。尚、各作像部5Y、5M、5C、5Kにおいて、その構成部材から一次転写ローラ5
1を除いたもの(感光体ドラム10、帯電部材11、露光ユニット12、現像ユニット3
0、感光ドラムスクイーズ装置70、除電装置6及び感光ドラムクリーニング装置8を備
える構成部分)によって、感光ドラムユニット(像坦持体ユニット)の具体例が構成され
る。
各感光体ドラム10は外周面に感光層が形成された略円筒形状に構成され、何れも同一
の外径(80mm)を有している。また、その外周面の周囲に、帯電部材11、露光ユニ
ット12、現像ユニット30、感光体ドラムスクイーズ装置70、一次転写ローラ51、
除電装置6及びドラムクリーニング装置8が、この順に(感光体ドラム10の回転方向に
沿ってこの順に)配置されている。更に、感光体ドラム10の感光層はアモルファスシリ
コン像担持体によって構成されている。尚、感光体ドラム10は像坦持体の具体例を構成
する。また、実施例1の画像形成装置Aは、感光ドラムクリーニング装置8の他に多数の
クリーニング装置を備えるが、それらの主要な構成は共通であるため、後述する。
各帯電部材11はコロナ帯電器を用いて構成され、図示しない電源装置から液体現像剤
の帯電極性と同極性のバイアスが印加される。そして、各帯電部材11は、それぞれ、対
応する感光体ドラム10を帯電する。尚、各帯電部材11を帯電ローラによって構成する
こともできる。また、露光ユニット12は、それぞれ対応する感光体ドラム10上にLE
Dヘッドやレーザ走査光学系等から光像を照射することによって潜像を形成する。
各現像ユニット30は、現像ローラ20と、現像ローラクリーニング装置28と、各色
(Y、M、C、K)の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器31と、液体現像剤を現像剤容器
31から現像ローラ20に供給するための現像剤供給ローラ32と、現像剤供給ローラ3
2に塗布された液体現像剤の量を規制するための規制ブレード38と、を備えている。そ
して、現像ユニット30によって、感光体ドラム10に形成された潜像が現像される。尚
、本実施の形態においては、このように各現像剤容器31に収容される現像剤として、ト
ナー粒子およびキャリア液(不揮発性液体キャリア)からなる液体現像剤を用いている。
より具体的には、「Isopar(商標:エクソン社製)をキャリア液とした低濃度(
1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤」ではなく、
「高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤」である。すなわち
、本実施の形態における液体現像剤は、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平
均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中
へ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約25%とした高粘度(30〜10000
mPa・S程度)の液体現像剤である。尚、現像ユニット30によって「現像部」の具体
例が構成される。
感光ドラムスクイーズ装置70は現像ユニット30よりも感光体ドラム10の回転方向
に沿った下流側に配設され、感光体ドラム10上の現像剤のうちの余剰分を回収する。こ
の感光ドラムスクイーズ装置70は2個の感光体スクイーズローラ71と、各スクイーズ
ローラ71毎に配設されたスクイーズローラクリーニング装置72と、回収容器(図示を
省略)とを備えている。
感光体スクイーズローラ(直径;20mm)71は金属製の基体部と、略円筒状とされ
つつ基体部の外周部に(例えば、ウレタンゴム)に装着された略円筒状の弾性部(肉厚2
.5mm、硬度;JIS−30°電気抵抗;250V印加時の体積抵抗値が10Ωcm
)とを備える。また、このスクイーズローラ71は感光体ドラム10と摺接しつつ感光体
ドラム10の回転方向と逆方向に回転されて、感光体ドラム10上からのキャリア液の除
去を行う。また、各クリーニングブレード装置72を構成するクリーニングブレードはゴ
ム等の弾性体を用いて構成され、対応するスクイーズローラ71に押圧状態で当接され、
スクイーズローラ71に残留するキャリア液を掻き落として除去する。更に、回収部材と
しての回収容器(図示を省略)は各クリーニングブレードが掻き落とした現像剤の回収を
行う。
図1に示すように、第1のローラ81と第2のローラ82は水平方向に所定の間隔をお
きつつ、転写ベルトユニットに支持されている。また、中間転写ベルト80は無端状に構
成され、第1のローラ81と第2のローラ82との間に張架され、駆動ローラを構成する
第2のローラ82によって回転駆動されつつ第1のローラ81及び第2のローラ82の間
を循環移動する。また、第1のローラ81の近傍には、中間転写ベルト80の外周面に保
持された液体現像剤の除去を行うための中間転写ベルトクリーニング装置85が配設され
ている。尚、第1のローラ81は中間転写ベルト80に張力を付与するためのテンション
ローラである。また、中間転写ベルト80は中間転写部材の具体例を構成する。
中間転写ベルト80は導電性ポリイミドを用いて構成されるベルト(ベルト幅;324
mm、肉厚;0.08mm、電気抵抗;250V印加時の体積抵抗値が1010Ωcm、
表面抵抗が1011Ω/□)であり、その外周面によって像担持面(保持面でもある。)
80A(図2を参照)を構成する。但し、この中間転写ベルト80の代わりに、導電性ポ
リイミドを用いて構成される基材層(肉厚;80μm)と、ウレタンゴムを用いて構成さ
れる弾性層(肉厚;200μm、JIS−A30度)と、フッ素系樹脂(PFA等)若し
くはフッ素系ゴム等で構成されるコート層(肉厚;10um)と、をこの順に積層した弾
性中間転写ベルト(ベルト幅;324mm、肉厚;290um、全層の電気抵抗;体積抵
抗で1010Ωcm)を用いることもできる。
各一次転写ローラ(外径;30mm)51は所謂「バイアスローラ」であり、中間転写
ベルト80を挟んだ状態で感光体ドラム10に当接している。また、一次転写ローラ51
は金属製の基体部と、略円筒状とされつつ基体部の外周部に装着された略円筒状の表層部
(肉厚5.0mm、素材;ウレタンゴム、硬度;JIS−30°、電気抵抗;250V印
加時の体積抵抗値で10Ωcm)とを備える。この一次転写ローラ51は付勢手段(バ
ネ等)を用いて対応する感光体ドラム10の回転軸の方向に押圧され、中間転写ベルト8
0に向かって一定の荷重(一次転写荷重;5kgf)を負荷している。そして、各一次転
写ローラ51にバイアスを印可すると、現像された感光体ドラムに付着した各色のトナー
像が、中間転写ベルト80の像担持面80Aに転写され、中間転写ベルト80の像担持面
80Aにフルカラーのトナー像(フルカラーのトナー像や単色のトナー像)が形成される
。尚、「1次転写を行う部材」としては転写ローラのみでなく、略円弧状に形成される電
極板を備える部材を例示することもできる。
除電装置6と、クリーニング装置8は、1次転写部位置の下流において、この順に配設
されている。また、クリーニング装置8は、「一次転写工程の際に中間転写ベルト80に
移動せず感光体ドラム10に残存する現像剤」を感光体ドラムから除去するためのもので
ある。
二次転写ユニット90は、中間転写ベルト80の像担持面80Aに当接可能な状態に配
設された二次転写ローラ91と、二次転写ローラクリーニング装置92とを備えている。
また、二次転写ローラクリーニング装置92の鉛直下方にはクリーニング装置92から落
下する液体現像剤を貯留するための貯留容器92Dが配設されている(図1を参照)。そ
して、図3及び4に示すように、二次転写ローラ91及びクリーニング装置92は二次転
写フレーム110に支持されて揺動可能とされつつ、揺動中心軸100Cを揺動軸心とし
て揺動可能とされている。また、二次転写フレーム110の側方には、二次転写ローラ9
1の回転軸91Aをダイレクト駆動するためのモータ91Mが装着されている。尚、二次
転写フレーム110は、転写フレーム100を構成する一対の側板100A、100Bに
よって揺動可能に支持されているため、二次転写ローラ91及びクリーニング装置92は
一体にて揺動可能とされている。
二次転写フレーム110を、揺動中心軸100Cを基準に一方の回転方向(図において
反時計回り方向)に回転させると、図4(a)及び(b)に示すように、二次転写ローラ
91を中間転写ベルト80を挟んだ状態で第2のローラ82に当接する。これにより、二
次転写フレーム110の一方の回転方向への回転量を更に増加させることが禁止される。
尚、以下の説明においては、二次転写ローラ91の「この位置」を「転写位置」若しくは
「当接位置」という。また、二次転写ローラ91の位置を「転写位置」としている二次転
写フレーム110を、揺動中心軸100Cを基準に他方の回転方向(図において時計回り
方向)に回転させると、図5に示すように、二次転写ローラ91が、中間転写ベルト80
から離間する(二次転写ローラ91のこの位置を、「離間位置」という。)。
二次転写ローラ91は、中間転写ベルト80の像担持面80Aに形成された像を、記録
媒体(用紙、フィルム、布等)88に転写するためのものである(図1を参照)。つまり
、二次転写ローラ91の位置を「転写位置(図3及び図4を参照)」としたところで、記
録媒体搬送経路Vにて搬送される記録媒体(用紙、フィルム、布等)が、二次転写ローラ
91と像担持面80Aとの間に搬送され、この記録媒体に像担持面80Aの像が転写され
る。また、この二次転写が複数枚の記録媒体に連続して行われる場合には、二次転写ロー
ラ91は、この中間転写ベルト80と記録媒体を介して常時当接する状態となる。但し、
連続搬送される記録媒体を隙間無く並べることができないため、連続搬送される記録媒体
間の隙間において、二次転写ローラ91と中間転写ベルト80とが直接当接し、像担持面
80Aの液体現像剤(像)が二次転写ローラ91に移行することになる。尚、記録媒体に
転写された像は、定着ユニット(図示を省略)により記録媒体に定着させることになる。
二次転写を行わない場合は、二次転写フレーム110を前述の「他方の回転方向」に回
転させる。これにより、二次転写ローラ91の位置が「離間位置(図5を参照)」となり
、二次転写ローラ91は中間転写ベルト80から離間する状態となる。
次に、実施例1の画像形成装置Aが備えるクリーニング装置について説明する。ここで
、実施例1の画像形成装置Aは、感光ドラムクリーニング装置8、現像ローラクリーニン
グ装置28、スクイーズローラクリーニング装置72、中間転写ベルトクリーニング装置
85、二次転写ローラクリーニング装置92とを備えているが、何れも同様な基本構成を
備えるため、二次転写ローラクリーニング装置(以下、単に「クリーニング装置」という
。)92を例にとり、その基本構成を説明する。
クリーニング装置92は、図6及び図7に示すように、クリーニングブレード92aと
、ブレード支持体92sと、押圧部材92y(図3等を参照)と、シール部材95A、9
5Bとを備えている。また、ブレード支持体92sは、クリーニングブレード支持板金9
2bと、クリーニングフレーム92d、92dとを備えている。尚、クリーニングブレー
ド支持板金92bは「支持部材」の具体例を構成する。
クリーニングブレード92aは、ウレタンゴム(たとえばポリエチレンアジペート、f
−カプラクトンエステルポリオール、プチレンアジペートなどのポリエステルポリオール
とポリイソシアネートとの反応によって製造されているウレタンゴム)を用いて構成され
る長尺な板状体を用いて構成されている。尚、このクリーニングブレード92aの構成素
材としては、フッ素ゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム等も例示で
きるが、ウレタンゴム(ポリウレタンゴム)が特に耐摩耗性に優れているため、クリーニ
ングブレード92aの構成素材としてはより好適である。
このクリーニングブレード92aを、例えば、以下のように作製することができる。所
定の成形型にウレタンの形成材料(ポリイソシアネートおよびポリオールを含有するポリ
ウレタン組成物)を注入し、所謂「遠心成形」を施して長尺な帯状の基材(ウレタンゴム
)を成形する。そして、カッター等を用いて基材を所定幅に切断すると、クリーニングブ
レード92aの作製を完了する。尚、このクリーニングブレード92aにおいては、図8
(a)に示すように、基材(ウレタンゴム)が成形される際に成形型の内壁面に当接して
いた面(以下、「型当接面」という。)92eと、基材をカットすることで生じた端面(
以下、「カット面」という。)92f、92gを備えている。また、型当接面92eは、
後述するクリーニングブレード支持板金92bと平行な面であって、カット面92f、9
2gは型当接面92eと交わる面である。
ここで、型当接面92eとカット面92f、92gとの各々に純水「0.5uL」を滴
下したときの接触角を、測定器(商品名;DROPMASTER、協和界面科学社製)を
用いて「θ/2」法で測定すると、型当接面92eにおいて110°であり、カット面9
2f、92gで80°である。このため、クリーニングブレード92aにおいては、カッ
ト面92f、92gで液体現像剤で濡れ易く(親油性)、型当接面92eでは液体現像剤
で濡れ難く(撥油性)されている。また、クリーニングブレード92aの「表面粗さ」は
以下の通りである。つまり、型当接面92eの「中心線平均粗さRa」は「0.01un
」とされ、「十点平均粗さRz」は「0.07un」とされている。また、カット面92
f、92gの「中心線平均粗さRa」は「0.32un」とされ、「十点平均粗さRz」
は「1.85un」とされている。このため、カット面92f、92gが液体を保持する
能力は、型当接面92eが液体を保持する能力よりも高くなっている。従って、この「表
面粗さ」や「θ/2」法による測定を考慮すると、このクリーニングブレード92aの型
当接面92eでは液体現像剤を流し易くされている。
図8(a)に示すように、このクリーニングブレード92aにおいては、型当接面92
eが第3の面92Cの具体例を構成し、この型当接面92eと対向する面(表裏の関係に
ある面であって、以下、「対向面」と称する。)92hが「第1の面92A」の具体例を
構成している。また、一方のカット面92f{図11(a)において上方に図示されるカ
ット面92f}が「第2の面92B」の具体例を構成し、他方のカット面92gが第4の
面92Dの具体例を構成している。そして、第1の面92Aと第2の面92Bとが交差し
て形成される角部(2面が接合される部分)によって当接角部92Kが構成されている。
尚、図9(b)に示すように、クリーニングブレード92aにおいて、当接角部92Kの
一端側及び他端側に位置する面を第5の面92E、第6の面92Fと称することとする。
更に、本実施例では第1の面92Aと第2の面92Bとが略直交する状態とされている。
ここで、図9(a)及び(b)に示すように、このクリーニングブレード92aの第1
の面92Aを、便宜上、クリーニングブレード支持板金92bとの接着に関与する接着面
921Aと、関与しない非接着面922Aとに分けることとする。そして、本実施例では
、接着面921Aの面積が非接着面922Aの面積よりも広くされている。つまり、この
第1の面92Aは略矩形状に構成され、長手方向(当接角部92Kの方向)に沿った寸法
Mは短手方向(当接角部92Kの直交する方向)に沿って一定とされ、短手方向に沿った
寸法Lは長手方向に沿って一定とされている。そして、第1の面92Aは当接角部92K
に平行な仮想直線Nによって接着面921Aと非接着面922Aとに区画されるが、「仮
想直線Nと第4の面92DとのL2」が「仮想直線Nと第2の面92Bとの距離L1」よ
りも大きくされている。
このため、クリーニングブレード92aにおいては、クリーニングブレード支持板金9
2bから突出する自由長(つまり、距離L1)が、クリーニングブレード支持板金92b
に支持されている支持長(つまり、距離L2)よりも短くされている。従って、図11に
示すように、クリーニングブレード92aの自由端側(第2の面92Bに近接する側)に
「外力P」が加わったとしても、クリーニングブレード92aは、後述するクリーニング
ブレード支持板金92bから剥がれ難くされている。
クリーニングブレード支持板金92bは、図10に示すように、縦断面が略L字状の板
金である。このクリーニングブレード支持板金92bは、長尺な板状体で構成される支持
本体部92iと、支持本体部92iの短手方向に沿った一端部(図10において、上端)
に設けられて、二次転写ローラ91(つまり、被クリーニング体)の側に向けられる端面
(近接端面)92Hと、支持本体部92iの短手方向に沿った他端部(図10において、
下端)において屈曲状に突出する返し部92jと、を備えている。そして、支持本体部9
2iにおいて返し部92jの突出方向と反対側を向いた面がクリーニングブレード92a
の支持面92mとされている。尚、以下の説明では、クリーニングブレード支持板金92
bにおいて、支持面92mと対向する面(表裏の関係にある面)を被保持面92Gと称す
る。
ここで、図8(a)及び(b)に示すように、「支持面92m」と、「第2の面92B
を上方に配した第1の面92A」とをその長手方向を横方向に向けつつ対向させた場合に
、支持面92mの上端側に位置する部位922mと、接着面921Aとが接着材922S
を介して接着されて、クリーニングブレード92a及びクリーニングブレード支持板金9
2bが一体化されている。この一体品を、クリーニングブレード92aの正面前方より目
視すると、当接角部92K及び第2の面92Bが上方に配置され、クリーニングブレード
支持板金92bがクリーニングブレード92aの後方に配置された状態となる。尚、第4
の面92Dと、「支持面92mの第4の面92Dの下方側近傍部分」とを充填するように
、接着材部923Sを配設している。これにより、「接着材922Sで構成される接着部
」の「第4の面92D」側の端部が封止された状態となる。
クリーニングフレーム92d、92dは、図6及び図7に示すように、クリーニングブ
レード92a及びクリーニングブレード支持板金92bの一体品の長手方向に沿った各両
端部を支持するものである。つまり、両クリーニングフレーム92d、92dは、クリー
ニングブレード92aが二次転写ローラ91に対して、「図4(a)の当接する状態とな
ったり、図4(b)の離間する状態となるように、クリーニングブレード92a及びクリ
ーニングブレード支持板金92bの一体品を揺動させる際に揺動アーム」を構成するもの
である。尚、本実施の形態では、クリーニングブレード92a及びクリーニングブレード
支持板金92bは長手方向は横方向に配設され、クリーニングフレーム92d、92dの
長手方向は上下方向に配設される。
図6に示すように、クリーニングフレーム92d、92dの長手方向に沿った一端側(
腕先側)が、クリーニングブレード支持板金92bを保持する機能を有している。つまり
、各クリーニングフレーム92d、92dは、フレーム本体92e、92eと、各フレー
ム本体92e、92eの長手方向に沿った一端側から他方のフレーム本体92e、92e
の方向に突出する保持部92p、92pとを備えている。そして、図6に示すように、ク
リーニングブレード支持板金92bの被保持面92Gの長手方向に沿った一端部921b
には、一方のクリーニングフレーム92dの保持部92pが当接状態に装着され、被保持
面92Gの長手方向に沿った他端部921cには、他方のクリーニングフレーム92dの
保持部92pが当接状態に装着されている。
そして、クリーニングブレード支持板金92bの長手方向に沿った各端部921b、9
21cにおいて、クリーニングブレード支持板金92bと、対応するクリーニングフレー
ム92d、92dとがビス止め固定されている。つまり、図10に示すように、保持部9
2p、92pには貫通孔921p、921pが設けられ、各端部921b、921cにお
いて貫通孔921p、921pと位置合わせされる部位にはネジ孔922c、922cが
設けられている。そして、ビス923の軸部923aを貫通孔921pを通じてネジ孔9
22cに螺合し、ビス923の頭部923bを保持部92pに当接することで、クリーニ
ングフレーム92d、92dがクリーニングブレード支持板金92bを保持している。
ここで、ネジ孔922c内では接着剤が注入され、硬化しているため、「ビス923の
緩みを生じずること(クリーニングブレード92aの第3の面92Cを伝わり、クリーニ
ングブレード支持板金92bの支持面92mに到達したキャリア液がネジ孔922cに浸
入してビス923の緩みを生じずること)」を防止できる。尚、本実施例と異なり、各端
部921b、921cに貫通孔921p、921pを設け、保持部92p、92pにネジ
孔922c、922cを設けるとともに、ビス923の頭部923bを支持面92mに当
接させることで、クリーニングフレーム92d、92dによってクリーニングブレード支
持板金92bを保持してもよい。
クリーニングフレーム92d、92dの長手方向に沿った中間部には、前述の貫通孔9
2Xが設けられている。そして、両クリーニングフレーム92d、92dの貫通孔92X
、92Xには、「二次転写フレーム110を構成する側板110A、110B間に両端部
が回転不能に支持された揺動中心軸110D(図3を参照)」が挿入されている。このた
め、図4(a)及び(b)に示すように、クリーニング装置92は二次転写フレーム11
0によって揺動可能に支持されている。また、図6に示すように、クリーニングフレーム
92d、92dの長手方向に沿った他端側にも、貫通孔92Yが設けられている。そして
、両クリーニングフレーム92d、92dの貫通孔92Y、92Yは支持軸92rの各端
部を回転不能な状態に支持している。
シール部材95A、95Bは、図6及び図7に示すように、クリーニングブレード92
aの長手方向に沿った両端部に装着されている。このシール部材95A、95Bは樹脂若
しくはゴムを用いて作成した一体成形品であり、クリーニングブレード92aにおいて当
接角部92Kの両端に位置する部位のシールを行うものである。
押圧部材92yはコイルバネによって構成され、その一端部を支持軸92rの軸方向に
沿った略中央部に係止し、他端部を「二次転写フレーム110を構成する側板110A、
110B間に保持された支持軸110Eの軸方向に沿った略中央部」に係止している(図
3等を参照)。そして、この押圧部材92yによって、両支持軸92r、110Eの間隔
を縮める方向への付勢力が負荷されるため、クリーニングフレーム92d、92dには長
手方向に沿った一端側を、二次転写ローラ91に近接させる方向への回転力が負荷される
。よって、画像形成装置Aにおいては、クリーニングブレード92aの当接角部92Kが
押圧部材92yの付勢力を受けつつ、二次転写ローラ91の外周面に当接する状態を維持
する。
以上のクリーニング装置92においては、被クリーニング体(二次転写ローラ91等)
に対して、クリーニングブレード92a及びクリーニングブレード支持板金92bが、図
11に示すように配置されている。つまり、クリーニングブレード92aの当接角部92
Kは、第1の面92A及び第2の面95Bの接合部によって構成されつつ、第1の方向(
矢印Wを参照)に回転する被クリーニング体(二次転写ローラ91等)に当接している。
そして、第1の面92A及び第2の面95Bのうちで、当接角部92Kを基準とする第1
の方向(矢印Wを参照)に位置する第1の面92Aに、クリーニングブレード支持板金9
2bが接着されている。尚、本実施例では、被クリーニング体(二次転写ローラ91等)
に当接するクリーニングブレード92aのクリーニング角(θ)は20°以下とされてい
る。
本実施例では、二次転写ローラ91を被クリーニング体とする二次転写ローラクリーニ
ング装置92の基本構成を説明したが、(a)感光体10ドラムを被クリーニング体とす
る感光ドラムクリーニング装置8、(b)現像ローラ20を被クリーニング体とする現像
ローラクリーニング装置28、(c)感光体スクイーズローラ71を被クリーニング体と
するスクイーズローラクリーニング装置72、(d)中間転写ベルト80を被クリーニン
グ体とする中間転写ベルトクリーニング装置85においても、被クリーニング体に対して
、クリーニングブレード及びクリーニングブレード支持板金が同様に配置されている。
つまり、本画像形成装置Aを構成する各クリーニング装置は、「液体現像剤を保持しつ
つ第1の方向に回転若しくは循環動する被クリーニング体」に対して、「第1の方向側に
配置される第1の面」と、「第1の方向と反対側に配置される第2の面」とで構成する第
1の角部(当接角部)、若しくは、第1の面(第1の面における第2面近傍)を当接して
液体現像剤を除去するクリーニングブレード」を備える。そして、支持部材を第1の面に
接着している。
本画像形成装置Aを構成するクリーニング装置92では、クリーニングブレード92a
の第3の面92Cの下端部(第4の面92D)に対して、クリーニングブレード支持板金
92bの支持面92mが段差状に低くなった状態で配設されている。つまり、第3の面9
2Cから支持面92mに至る「液体現像剤のルート」において、液体現像剤の流れをせき
止めるように障壁(例えば、前述の近接端面220aの如き障壁)が存在しない。
このため、当接角部92Kで被クリーニング体(二次転写ローラ91等)から掻き取ら
れ、第2の面92Bから第3の面92Cに移行する液体現像剤は第3の面92Cを伝わり
、クリーニングブレード92aの下端方向(第4の面92Dの方向)に移行した後、支持
面92mに円滑に到達する(図11中の矢印Bを参照)。すなわち、クリーニング装置9
2では、被クリーニング体(二次転写ローラ91等)から掻き取られた液体現像剤の流通
性が高く、この液体現像剤が第2の面92Bに徒に溜まることがない。
しかも、本クリーニング装置92では、「第3の面92Cが面粗度が低く、滑らかな型
当接面92e」で構成される点からも、液体現像剤の流通性が更に高められている。加え
て、クリーニングブレード支持板金92bの下端部側を構成する返し部92jが下方に向
かって屈曲するため、クリーニングブレード支持板金92bの下端部の下方に向かって円
滑に落下させることができる。従って、本画像形成装置Aにおいては、その内部を液体現
像剤で汚染する可能性を低くすることができる。
また、本クリーニング装置92では、クリーニングブレード92a及びクリーニングブ
レード支持板金92bを接着するための接着材(接着部)922Sが、液体現像剤の流通
経路の下方(クリーニングブレード92a)の下方に配設されるため、この接着材(接着
部)922Sには液体現像剤(特に、キャリア液)が到達し難くなっている。しかも、本
クリーニング装置92では、第4の面92Dと、「支持面92mの第4の面92Dの下方
側近傍部分」とを充填するように、接着材部923Sを配設している。従って、本クリー
ニング装置92では、クリーニングブレード92a及びクリーニングブレード支持板金9
2b間の接着強度を確保することが容易である。
B.実施例2
実施例2の画像形成装置は以下の点を除いて実施例1の画像形成装置Aと同様である。
この画像形成装置では、図12に示すように、クリーニングブレード92aの第3の面9
2Cに「フッ素樹脂コーティング」を施して、撥油性コーティング層921Cを形成した
点が、実施例1の画像形成装置Aと異なっている。
実施例2によると、実施例1の効果に加えて以下の効果を得ることができる。つまり、
被クリーニング体(二次転写ローラ91等)から掻き取られた液体現像剤が通過する第3
の面92Cに対して、撥油性コーティング層921Cを設けているため、液体現像剤の流
通性を更に高くできる。また、実施例2においては、このような撥油性コーティング層9
21Cを設けつつも、クリーニング装置92の製造上の手間を多くすることない。
蓋し、第3の面92Cは接着面を構成しないため、第3の面92C全体に対して、フッ
素樹脂コーティングを施させば足りるからである。すなわち、液体現像剤が通過するとと
もに接着面を構成する面に、撥油性コーティングを施す態様では、このコーティングを接
着面を避けて行うか、面全体にコーティングを施した後、接着面を構成する部分からコー
ティングを剥離する等の面倒な作業が必要となる。これに対して、実施例2では、液体現
像剤が通過する第3の面92Cが接着面を構成しないため、第3の面92Cに対して撥油
性コーティング層921Cを一様に形成するれば足りるからである。
尚、実施例2においては、クリーニングブレード92aの第2の面92Bにも、「フッ
素樹脂コーティング」を施して、撥油性コーティング層921Bを形成している。このた
め、第2の面92Bと被クリーニング体(二次転写ローラ91等)との間においても、液
体現像剤が徒に溜まることを防止できる。
C.実施例3
実施例3の画像形成装置は以下の点を除いて実施例1の画像形成装置Aと同様である。
この画像形成装置では、図13に示すように、クリーニングブレード92aの第3の面9
2Cに、金属の薄板(ステンレス板等)で構成される補助板92Vを貼り付けた点が、実
施例1の画像形成装置Aと異なっている。但し、第3の面92Cにおける「第2面92B
の近傍部分(クリーニングブレード92aの先端部側)」には補助板92Vが存在しない
状態とされ、弾性が確保されている。
実施例3によると、実施例1の効果に加えて以下の効果を得ることができる。つまり、
クリーニングブレード92aに補助板92Vが積層されるため、クリーニングブレード9
2aの薄肉化を図っても、クリーニングブレード92a及び補助板92Vの積層体の剛性
を確保できる。従って、実施例3によると、クリーニングブレード92aの薄肉を図り、
第2面92Bの面積(肉厚方向に沿った幅)を小さくできる。このため、第2の面92B
と被クリーニング体(二次転写ローラ91等)との間においても、液体現像剤が徒に溜ま
ることをより確実に防止できる。
尚、各実施例の変形例として図14に示すクリーニング装置92を例示できる。この変
形例では、仮想鉛直面K1から鉛直方向下方の第2の面92Bまでの角度をθ2とすると
、90°<θ2とするため、第2の面92Bと被クリーニング体(二次転写ローラ91等
)との間において、液体現像剤が徒に溜まることを更により確実に防止できる。また、変
形例では、各実施例の二次転写ローラ91の如く、被クリーニング体(二次転写ローラ9
1等)が「液体現像剤を保持する他の部材(中間転写ベルト80等)」に当接・離間する
。この際、クリーニング装置92が被クリーニング体(二次転写ローラ91等)と一体で
当接・離間を行う。
この変形例では、被クリーニング体(二次転写ローラ91等)が「液体現像剤を保持す
る他の部材(中間転写ベルト80等)」から離間したときに、仮想鉛直面K1から鉛直方
向下方の第2の面92Bまでの角度をθ1とすると、90°<θ1とするため、被クリー
ニング体(二次転写ローラ91等)の離間時においても、第2の面92Bと被クリーニン
グ体(二次転写ローラ91等)との間に液体現像剤が徒に溜まることを更により確実に防
止できる。
本発明は、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ機の販売、施工、加工等を行
う分野で利用可能である。
実施例1の画像形成装置を構成する主要構成要素を示す説明図である。 図1の一部拡大図である。 転写フレーム、二次転写フレーム、二次転写ローラ及びクリーニング装置の関係を説明するための斜視図である。 (a)及び(b)は転写フレーム、二次転写フレーム、二次転写ローラ及びクリーニング装置の関係を説明するための側面図(二次転写ローラの位置は当接位置)である。 転写フレーム、二次転写フレーム、二次転写ローラ及びクリーニング装置の関係を説明するための側面図(二次転写ローラの位置は離間位置)である。 クリーニング装置を正面から見た状態(被クリーニング体の側から見た状態)を示す斜視図である。 (a)はクリーニング装置の正面図(被クリーニング体の側から見た図)であり、(b)はクリーニング装置の背面図(被クリーニング体とは反対側から見た図)である。 (a)はクリーニング装置の主要部を示す縦断面図であり、(b)は図8(a)の一部拡大図である。 (a)はクリーニングブレードの側面図であり、(b)はクリーニングブレードの正面図である。 図7(a)のa−a断面図である。 クリーニング装置の使用状態を説明するための説明図である。 実施例2においてクリーニング装置の主要部を示す縦断面図である。 実施例3においてクリーニング装置の主要部を示す縦断面図である。 変形例を説明するための説明図である。 従来例を説明するための説明図である。
符号の説明
10;感光体ドラム(像坦持体)、71;スクイーズローラ(スクイーズ部材)、80
;中間転写ベルト(中間転写部材)、91;二次転写ローラ(転写部材)、92;クリー
ニング装置、92a;クリーニングブレード、92b;クリーニングブレード支持板金(
支持部材)、92A;第1の面、92B;第2の面、92C;第3の面、92D;第4の
面、92K;当接角部。

Claims (8)

  1. トナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤を保持しつつ回転若しくは循環動する被ク
    リーニング体に対して、第1の面と第2の面とで構成する第1の角部、若しくは前記第1
    の面を当接して前記液体現像剤を除去するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードを支持する支持部材と、を備え、
    前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
    されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記クリーニングブレードの前記第1の面に対向する第3の面は、撥油性コーティング
    層を有する請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記撥油性コーティング層はフッ素樹脂コーティング層である請求項2に記載のクリー
    ニング装置。
  4. 前記クリーニングブレードの前記第2の面に対向する第4の面に接着材で構成される接
    着材部を設け、前記接着部の前記第4の面側の端部を封止した請求項1乃至3の何れか1
    項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記第1の面の前記接着部が設けられる接着面は、前記接着面が設けられていない非接
    着面よりも面積が大きい請求項1乃至4の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記支持部材の前記クリーニングブレードとの前記接着面との反対方向に屈曲する屈曲
    部を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 潜像が形成される像坦持体と、
    前記潜像をトナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤で現像する現像部と、
    前記像坦持体の前記液体現像剤をスクイーズするスクイーズ部と、
    第1の面と第2の面とで構成する第1の角部、若しくは前記第1の面を前記像坦持体に
    当接して前記液体現像剤を除去するクリーニングブレード、及び前記クリーニングブレー
    ドを支持する支持部材を有するクリーニング部と、を備え、
    前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
    されていることを特徴とする像坦持体ユニット。
  8. 潜像が形成される像坦持体と、
    前記潜像をトナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤で現像する現像部と、
    前記像坦持体の前記液体現像剤をスクイーズするスクイーズ部と、
    前記現像部で前記像坦持体に現像された像が転写される転写媒体と、
    前記転写媒体に転写された前記像を記録媒体に転写する転写部と、
    第1の面と第2の面とで構成する第1の角部、若しくは前記第1の面を前記転写媒体に
    当接して前記液体現像剤を除去するクリーニングブレード、及び前記クリーニングブレー
    ドを支持する支持部材を有する転写媒体クリーニング部と、
    を備え、
    前記クリーニングブレードは前記第1の面に設けた接着部を介して前記支持部材に接着
    されていることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013140331A (ja) * 2011-12-09 2013-07-18 Canon Inc カートリッジ
JP2014063200A (ja) * 2011-12-09 2014-04-10 Canon Inc カートリッジ
CN114376466A (zh) * 2021-09-01 2022-04-22 北京顺造科技有限公司 表面清洁用柔性环形带制造方法、柔性环形带及清洁基部

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