JP2010127108A - 燃費報知装置 - Google Patents

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【課題】簡単な構成で車両への操作量に応じた燃費の良否判定を実現する燃費報知装置の提供。
【解決手段】車両の速度に関する情報および燃費に関する情報を速度値Snowおよび燃費値Anowとして取得し、燃費値Anowの良否判定の基準となる判定燃費値Ajudgeを算出するとともに、この判定燃費値Ajudgeと燃費値Anowとを比較することで燃費の良否を判定して判定結果を生成する表示制御回路部20と、判定結果を報知するエコランプ13eと、を備えるエコドライブインジケータ100あって、表示制御回路部20は、予め設定された複数の基準速度値および基準燃費値を記憶する外部記憶装置21cを有し、複数の基準速度値から速度値Snowを含む区間を形成する基準速度値を選び、この基準速度値に対応する基準燃費値を線形補間することによって速度値Snowに対応する判定燃費値Ajudgeを算出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両における燃費の良否を判定して運転者に報知する燃費報知装置に関するものである。
従来、車両の燃費の良否を判定し判定結果を生成する判定手段と、当該判定結果を運転者に報知する報知手段とを備えた燃費報知装置が知られている。例えば、特許文献1には、判定手段が燃費の良否の判定をする判定燃費値を、運転者の操作量であるアクセルペダル開度と、車両の走行速度、ならびに内燃機関の回転速度および吸入空気量に関する情報に基づいて算出する燃費報知装置が開示されている。
また近年では、環境に優しい運転が推奨されている。例えば、日本自動車工業会が提案する『eスタート』などが挙げられる。このような環境に優しい運転を推奨する装置として、燃費報知装置の広い普及が望まれているのである。しかし、特許文献1のように、複数の情報に基づいて燃費の良否を判定する判定燃費値が算出される構成では、判定の過程が複雑となり、車種の仕様毎のソフトウェア開発が大きな負担となっていた。この負担が、特に低価格の小型車への燃費報知装置の普及の妨げとなっていたのである。
特開2007−138926号公報
そこで、燃費報知装置を簡素化すべく、判定手段の判定燃費値の算出に要する情報を低減する試みがなされている。その結果、車両の走行速度を特定の速度域に分割し、当該速度域に対して、燃費の良否の判定基準となる一定の判定燃費値を設定する構成が想到されている(図10参照)。ここで、走行速度を特定の速度域に分割するのは、車両の走行速度によって当該車両に作用する抵抗が増減するためである。この構成によれば、燃費報知装置は、車両の走行速度および実際の車両の燃費に関する情報を取得して、当該走行速度から判定燃費値を読み込む。そして燃費報知装置は、実際の燃費と判定燃費値を比較して当該燃費の良否を判定するのである。
しかし、本発明者らが鋭意開発を進めた結果、車両の特定の速度域に対して一定の判定燃費値が設定される構成では、運転者の操作と燃費の良否の判定とが対応しない場合が生じることが判明した。例えば、運転者が一定のアクセル開度で車両を加速させる場合において、設定された速度域が遷移することに起因して、判定手段による燃費の良否判定が複数回反転してしまう現象が生じるのである(図10矢示参照)。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で車両への操作量に応じた燃費の良否判定を実現する燃費報知装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両の走行する速度に関する情報を速度値として取得する走行速度取得手段と、当該車両の燃費に関する情報を燃費値として取得する燃費情報取得手段と、燃費値の良否判定の基準となる判定燃費値を速度値に対応して算出する判定値算出手段と、判定燃費値と燃費値とを比較して、燃費値の良否を判定し判定結果を生成する判定手段と、判定結果を報知する報知手段と、を備える燃費報知装置であって、判定値算出手段は、速度値のうち予め設定された複数の基準速度値、および複数の基準速度値に対応して設定される複数の基準燃費値を記憶する記憶部と、複数の基準速度値から速度値を含む区間を形成する二つの基準速度値を選び、この二つの基準速度値に対応する基準燃費値を線形補間することによって速度値に対応する判定燃費値を算出する算出部と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、車両の走行する速度に関する情報を速度値として取得する走行速度取得手段と、当該車両の燃費に関する情報を燃費値として取得する燃費情報取得手段と、燃費値の良否判定の基準となる判定燃費値を速度値に対応して算出する判定値算出手段と、判定燃費値と燃費値とを比較して、燃費値の良否を判定し判定結果を生成する判定手段と、判定結果を報知する報知手段と、を備える燃費報知装置であって、判定値算出手段は、速度値のうち予め設定された複数の基準速度値、および複数の基準速度値に対応して設定される複数の基準燃費値を記憶する記憶部と、複数の基準速度値から速度値を含む区間を形成する基準速度値を選び、この選ばれた基準速度値に対応する基準燃費値を多項式補間することによって前記速度値に対応する判定燃費値を算出する算出部と、を有することを特徴とする。
これらの発明によれば、燃費報知装置は、走行速度取得手段および燃費情報取得手段によって、車両の走行する速度に関する速度値と車両の燃費に関する燃費値とを取得する。燃費報知装置は、取得した速度値および燃費値に基づいて、判定値算出手段によって、速度値に対する燃費値の良否判定の基準となる判定燃費値を算出する。具体的に判定値算出手段では、記憶部に記憶されている予め設定された複数の基準速度値から、算出部が取得された速度値を含む区間を形成する基準速度値を選ぶ。加えて算出部は、選んだ基準速度値に対する基準燃費値を線形補間、又は多項式補間することによって、取得された速度値に対する判定燃費値を算出する。判定手段は、この判定燃費値と取得された燃費値とを比較することによって、燃費値の良否を判定する。判定手段によって生成された判定結果は、報知手段によって運転者に報知されるのである。
以上のような作動によれば、判定値算出手段の算出部が、取得された速度値を含む区間を形成する基準速度値に対応する基準燃費値を線形補間し、当該速度値に対する基準燃費値を算出することによれば、基準燃費値は速度値に対して連続的な値として算出される。故に、速度値が含まれる区間が遷移する場合においても、基準燃費値が乖離するような急激な変化を生じ得ない。よって、例えば運転者によるアクセル開度一定の操作で車両が加速している状態において、判定結果が反転するといった、運転者の車両への操作に関連しない燃費報知装置の作動を抑制できるのである。したがって、簡単な構成で車両への操作量に応じた燃費の良否判定を実現する燃費報知装置を提供することができるのである。
請求項3に記載の発明では、基準速度値および基準燃費値は、車両の走行により予め取得される単位時間当たりの平均速度と燃費との相関を示す相関曲線に基づいて設定されることを特徴とする。この発明によれば、車両を予め走行させることにより、当該車両における単位時間当たりの平均速度と燃費との相関を示す相関曲線を取得することができる。この実走行に即した相関曲線は、車両の仕様および運転者の操作を加味した曲線として形成されるものである。基準速度値および基準燃費値がこの相関曲線に基づいて設定されることによれば、各基準値の設定が容易である。加えて、燃費報知装置は、運転者の車両への操作量を加味した燃費の良否判定をすることができるのである。
ここで、一般的に相関曲線は、燃費の良好な側に凸をなす曲線として形成される。特に、相関曲線の極大値から低速側の区間においては、運転者の操作量に起因して増減する加速抵抗が燃費の良否に影響を与え易い。そこで請求項4に記載の発明では、相関曲線は、燃費の良好な側に凸の曲線であって、記憶部は、基準速度値および基準燃費値として、相関曲線が極大値を示す平均速度および燃費に基づいた第一基準速度値および第一基準燃費値、ならびに第一基準速度値よりも低速側の第二基準速度値および第二基準燃費値を記憶することを特徴とする。この発明によれば、判定値算出手段の算出部は、相関曲線の極大値に基づいて設定される第一基準速度値および第一基準燃費値と、相関曲線の極大値よりも低速側の相関曲線に基づいて設定された第二基準速度値および第二基準燃費値を線形補間する。故に、記憶部の記憶領域を抑制しつつ、相関曲線の極大値から低速側の速度と燃費との相関を再現した判定燃費値の算出ができる。このように、相関曲線の極大値から低速側を再現した判定燃費値を用いて燃費値の良否を判定することによれば、運転者が車両を加速させる操作量を評価する燃費報知装置を実現することができるのである。
加えて、車両の走行速度がごく低速である場合、走行速度取得手段が取得する速度値に計測誤差が生じ易い。故に、運転者の操作が一定であっても、この計測誤差に起因した判定結果の反転が生じるおそれがあった。そこで、請求項5に記載の発明では、速度値が第二基準速度値よりも低い値である場合、判定値算出手段の算出部は、第二基準燃費値を判定燃費値として算出する。このように、車両のごく低速時に一定の判定燃費値を算出する算出部によれば、判定手段に「否」判定をさせることできる。故に、構成を複雑化することなく、運転者の車両への操作に対応しない判定結果の反転が抑制され、速度値の計測誤差を許容することができるのである。
また、請求項6に記載の発明では、記憶部が記憶する第二基準速度値は、車両の走行する速度がゼロである場合の速度値に設定され、第二基準燃費値は、相関曲線よりも高い燃費値に設定される。このように、車両の走行する速度がゼロである値に第二基準速度値を設定し、当該第二基準速度値に対して相関曲線よりも高い燃費値に第二基準燃費値を設定することによれば、構成を複雑化することなく、ごく低速時の判定燃費値を高く設定することができる。これにより、車両の走行速度がごく低速である場合に、判定手段に「否」判定をさせることできる。故に、運転者の車両への操作に対応しない判定結果の反転が抑制され、速度値の計測誤差を許容することができるのである。
さらに、相関曲線の極大値よりも高速側は、車両に作用する空気抵抗の増加に起因して燃費が悪化する。この空気抵抗は、運転者の操作量には直接的には関連しないものである。そこで、請求項7に記載の発明では、記憶部は、第一基準速度値よりも高速側の第三基準速度値および第三基準燃費値を記憶することを特徴とする。この発明によれば、第一基準速度値よりも高速側に第三基準速度値と、相関曲線に基づいた第三基準燃費値と、が設定され、第一基準速度値から第三基準速度値までの区間で判定燃費値の線形補間が行われる。故に、外部記憶装置の記憶領域を抑制しつつ、相関曲線の極大値よりも高速側の相関を再現する判定燃費値の算出が可能となる。このように、相関曲線の極大値から高速側を再現した判定燃費値を用いて燃費値の良否を判定することによれば、運転者の操作量に直接的に起因しない良否判定の変化を抑制する燃費報知装置を実現することができるのである。
ここで、運転者の操作によって設定される車両の巡航速度が高速である場合、空気抵抗の増加に起因して燃費は確実に悪化する。この運転者の操作は、環境に優しい運転であるとは言い難い。そこで、請求項8に記載の発明では、速度値が第三基準速度値よりも高い値である場合、前記判定値算出手段の算出部は、第三基準燃費値を判定燃費値として算出する。この発明によれば、判定値算出手段の算出部が、第三基準速度値よりも高い速度値に対して、第三基準燃費値を判定燃費値として算出することで、燃費の良否判定の基準は厳しくなる。このような判定燃費値の算出によれば、燃費報知装置は、車両の巡航速度の設定という間接的な運転者の操作を加味した燃費の良否判定を行うことができるのである。
ところで、車両の実走行において取得された相関曲線において極大値を示す平均速度は、当該相関曲線の取得時に走行した交通環境によって主に定まる値である。故に、極大値を示す平均速度は、車両が使用される交通環境によってばらつきを生じると考えられる。そこで、請求項9に記載の発明では、記憶部は、第一基準速度値として、第一基準速度値よりも低速側に設定される低速側第一基準速度値、および第一基準速度値よりも高速側に設定される高速側第一基準速度値を記憶するとともに、低速側第一基準速度値および高速側第一基準速度値に対応して第一基準燃費値を記憶することを特徴とする。この発明によれば、記憶部には、第一基準速度値を跨いで設定された低速側第一基準速度値と高速側第一基準速度値に対応して、同一の第一基準燃費値が記憶されている。故に、算出部が低速側第一基準速度値と高速側第一基準速度値を補間して算出する判定基準値は、第一基準燃費値に近い値を示す。このように第一基準燃費値に近い値が算出される速度域を設けることに拠れば、上述したような、交通環境ばらつきに起因した第一基準速度値の誤差を許容することができるのである。したがって、記憶部における僅かな記憶領域の増加だけで、さらに正確な燃費の良否判定を実現する燃費報知装置を提供することができるのである。
請求項10に記載の発明では、記憶部は、第一基準速度値と第二基準速度値との間に設定される少なくとも一つ以上の補助基準速度値、および補助基準速度に対応する補助基準燃費値を記憶することを特徴とする。この発明によれば、記憶部に第一基準速度値と第二基準速度値との間に少なくとも一つ以上の補助基準速度値および補助基準燃費値が記憶されることで、第二基準速度値から第一基準速度値までの区間において算出部によって算出される判定燃費値の値は、相関曲線の形状を正確に再現することとなる。したがって、記憶部における僅かな記憶領域の増加だけで、さらに正確な燃費の良否判定を実現する燃費報知装置を提供することができるのである。
請求項11に記載の発明では、記憶部は、前記車両に応じた前記基準速度値および前記基準燃費値を記憶する不揮発性メモリであることを特徴とする。この発明によれば、記憶部である不揮発性メモリに車両に応じた基準速度値および基準燃費値を記憶させることで、当該車両の仕様や仕向け地の交通環境にしたがって、記憶させる基準速度値および基準燃費値を適宜変更することが容易となる。故に、自車両の仕様および仕向け地に対応する基準速度値および基準燃費値を記憶させればよいので、記憶部の記憶領域の増加を抑制できるのである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるエコドライブインジケータ100が設けられているコンビネーションメータ10を示している。コンビネーションメータ10は、車両の車室内に表示方向前側が運転席側に向けて配置されている。
(基本構成)
コンビネーションメータ10の表示は、指針表示部11、マルチ表示部12、インジケータ表示部13等により構成されている。指針表示部11の表示は、指針、文字板、目盛り等によって形成されている。この指針表示部11は、コンビネーションメータ10のよって取得される燃料の残量に関する情報や、エンジンの冷却水温度に関する情報等を表示する。マルチ表示部12は、セグメント方式の液晶パネルにより構成され、指針表示部11の文字板に設けられる開口部を通して正面側から視認可能となっている。マルチ表示部12は、予め形成された複数のセグメントに電圧を印加することで、当該セグメントの光の透過率を変化させて所望の表示を形成する。マルチ表示部12には、シフトインジケータ、オド/トリップメータ、および車両のドアが開いている際のウォーニング等が表示される。インジケータ表示部13は、発光ダイオード(LED)を点灯、又は点滅させることにより、車両に関する種々の情報を運転者に報知する。インジケータ表示部13には、例えば、エアバッグウォーニングランプ、フォグランプインジケータランプ、ABSウォーニングランプ、オイルプレッシャウォーニングランプ、およびエコランプ13eが含まれている。
コンビネーションメータ10に設けられているエコドライブインジケータ100は、車両における燃費の良否を判定して運転者に報知する燃費報知装置である。ここで一般に、燃費の「良」の判定方法としては、単位燃料量あたりの走行距離が特定の距離よりも長い、又は単位距離あたりの走行で消費する燃料量が特定の量よりも少ない、の2つの方法がある。このエコドライブインジケータ100は、単位燃料量あたりの走行距離で燃費を判定する構成とされている。加えて、エコドライブインジケータ100は、運転者に判定結果を報知する報知手段として、インジケータ表示部13にエコランプ13eを備えている。このエコランプ13eは、車両の燃費が良好である際に点灯し、車両の燃費が悪化すると消灯する。このようなエコドライブインジケータ100は、エコランプ13eによって燃費の良否を運転者に報知することで、当該運転者に環境に優しい運転を推奨することを期待されて設けられている。
図2は、コンビネーションメータ10の電気回路構成を示している。まずコンビネーションメータ10と外部との接続構成について説明する。コンビネーションメータ10は、車載されているLocal Area Network(車内LAN)34、バッテリー37、およびイグニッションスイッチ36と接続されている。車内LAN34には、エンジン制御装置38およびABS制御装置39が接続されている。エンジン制御装置38は、特定の期間(0.5s程度)内に消費された燃料量に関する情報を車内LAN34上に供給する。ABS制御装置は、特定の期間内に車両が走行した走行距離に関する情報を車内LAN34上に供給する。バッテリー37は、コンビネーションメータ10を作動させるための電力を供給している。バッテリー37からコンビネーションメータ10までは、二系統の電力供給路が形成されている。この一方の電力供給路は、バッテリー37からコンビネーションメータ10へ常時電力を供給している。また、他方の電力供給路にはイグニッションスイッチ36が設けられている。このイグニッションスイッチ36の通電操作を運転者が行うことによって、バッテリー37からコンビネーションメータ10への電力の供給が開始される。
続いて、コンビネーションメータ10内の電気構成について説明する。このコンビネーションメータ10は、エコドライブインジケータ100としての機能を含んでいる。コンビネーションメータ10は、マイクロコンピュータからなる表示制御回路部20を中心に、当該回路部20に接続された多重通信インターフェース22、エコランプLED23e、電源インターフェース25、および内部電源24を備えている。表示制御回路部20は、マイクロコンピュータからなり、燃費の良否判定を行うための各種の演算処理を実行する演算装置(CPU)21、その演算処理を実行するためのプログラム等が記憶された補助記憶装置(ROM)21b、演算処理に必要な情報を一時記憶する主記憶装置(RAM)21a、ROM21bとは別の外部に接続される外部記憶装置21c、および内部クロック(図示しない)を有している。
ROM21bには、燃費値Anowを演算する燃費値演算プログラム、速度値Snowを演算する速度値演算プログラム、燃費値Anowの良否を判定するための判定燃費値Ajudgeを算出する判定燃費値算出プログラム、および燃費値Anowと判定燃費値Ajudgeとを比較する比較プログラムが記憶されている。具体的には、燃費値演算プログラムは、特定の期間内に消費された燃料量ΔVmおよび走行距離Δdmを参照し、消費した燃料量ΔVmを車両の走行距離Δdmで除した値を燃費値Anowとして演算する。また、速度値演算プログラムは、特定の期間内の走行距離Δdmと、特定の期間の長さを内部クロックでカウントした時間Δhとを参照し、走行距離Δdmを時間Δhで除した値を速度値Snowとして演算する。
外部記憶装置21cには、車両の仕様にしたがった固有の基準値が記憶されている。この外部記憶装置21cに記憶された情報は、表示制御回路部20に参照され、燃費値Anowの良否判定に用いられる。多重通信インターフェース22は、車内LAN34に接続され、車内LAN34に供給される消費された燃料量ΔVmおよび車両の走行距離Δdmに関する情報が伝達される。この多重通信インターフェース22を介して、表示制御回路部20は、燃料量ΔVmおよび走行距離Δdmに関する情報を取得する。エコランプLED23eは、電圧の印加によって、例えば緑色の光を放射する発光ダイオードである。このエコランプLED23eには、燃費が良好であると判定している表示制御回路部20によって電圧が印加される。
電源インターフェース25は、イグニッションスイッチ36が通電状態である場合、バッテリー37から電力の供給をうける。電源インターフェース25は、表示制御回路部20等の各回路部に電力を供給する。この各回路部への電力供給のため、電源インターフェース25は、供給される電力に対して変圧や平滑化等の処置を行い、各回路部に適した電力を生成する。内部電源24には、バッテリー37から常時電力が供給されている。内部電源24は、例えばマルチ表示部12に表示される車両のドアが開いている際のウォーニング等、イグニッションスイッチ36が通電状態でない場合でも必要な表示を行うために必要な電力を各回路部に供給する。
(特徴部分)
以下、本発明の第一実施形態によるエコドライブインジケータ100の特徴部分について説明する。
まず、本発明の第一実施形態における燃費値Anowの良否判定に用いる判定燃費値Ajudgeの設定方法について、図3に基づいて説明する。図3は、車両の実際の走行により取得される情報であって、単位時間(約1〜2分)当たりの平均速度とそのときの燃費との相関を示す相関曲線である。この相関曲線は、燃費の良好な側に凸の曲線となる。相関曲線CCの極大値mvは、車両が使用される交通環境において、定常走行の頻度が高い速度域(60〜80km/h)に形成される傾向がある。相関曲線CCの極大値mvから低速側に向うにつれて、定常走行する速度域に至るまで車両を加速させるための加速抵抗の増加に起因して、燃費は悪化している。また相関曲線CCの極大値mvから高速側に向うにつれて、車両に作用する空気抵抗の増加に起因して、燃費は悪化している。
本発明の第一実施形態における燃費値Anowの良否判定に用いる判定燃費値Ajudgeは、この予め取得された相関曲線CCに基づいて設定される。図4には、表示制御回路部20が判定燃費値算出プログラムを実行することによって算出される判定燃費値Ajudgeの速度値Snowに対する相関が示されている。この判定燃費値Ajudgeは、複数の基準速度値および当該基準速度値に対応して設定されている複数の基準燃費値を、線形補間することによって、上述した相関曲線CCを再現するよう算出される。この複数の基準速度値は、具体的には、第一基準速度値、第二基準速度値S1、第三基準速度値S5、および補助基準速度値S2である。そして、これらの基準速度値に対応する基準燃費値が、第一基準燃費値A3、第二基準燃費値A1、補助基準燃費値A2、および第三基準燃費値A5である。
第一基準速度値は、相関曲線CCが極大値mvを示す平均速度に基づいて設定されており、極大値mvよりも低速側に設定される低速側第一基準速度値S3、および極大値mvよりも高速側に設定される高速側第一基準速度値S4を具備している。低速側第一基準速度値S3および高速側第一基準速度値S4は、極大値mv周辺の相関曲線CCが実質的に一定値を示す領域内に設定される。そして、この低速側第一基準速度値S3および高速側第一基準速度値S4に対応し、極大値mvにおける燃費に基づいた同一の第一基準燃費値A3が設定されている。第一実施形態においては、例えば、低速側第一基準速度値S3は60km/h、高速側第一基準速度値S4は80km/h、第一基準燃費値A3は20km/Lに設定されている。
第二基準速度値S1は、低速側第一基準速度値S3よりも低速側に設定される基準速度値である。この第二基準速度値S1に対応して、第二基準燃費値A1が設定されている。加えて、第二基準速度値S1と低速側第一基準速度値S3との中間には、補助基準速度値S2と、当該補助基準速度値S2に対応した補助基準燃費値A2が設定されている。さらに、速度値Snowが第二基準速度値S1よりも低い値である場合には、判定燃費値Ajudgeには第二基準燃費値A1が用いられる。以上、第一実施形態においては、例えば第二基準速度値S1は10km/h、第二基準燃費値A1は4km/L、補助基準速度値S2は30km/h、補助基準燃費値A2は11km/L、にそれぞれ設定されている。
第三基準速度値S5は、高速側第一基準速度値S4よりも高速側に設定される基準速度値である。この第三基準速度値S5に対応して、第三基準燃費値A5が設定されている。加えて、速度値Snowが第三基準速度値S5よりも高い値である場合には、判定燃費値Ajudgeには第三基準燃費値A5が用いられる。以上、第一実施形態においては、例えば第三基準速度値S5は110km/h、第三基準燃費値A5は13km/Lにそれぞれ設定されている。
これまで説明した各基準速度値および各基準燃費値は、外部記憶装置21cに記憶されている。この外部記憶装置21cは、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリであって、工場出荷時等にエンジンおよび変速機の仕様や仕向け値等によって設定された車両の類別にしたがって各基準速度値および各基準燃費値を記憶する。外部記憶装置21cに記憶された各基準速度値および各基準燃費値は、表示制御回路部20に取得されて判定燃費値Ajudgeの算出に用いられるのである。
以上によれば、エコドライブインジケータ100は、外部記憶装置21cに記憶された各基準速度値および各基準燃費値を線形補間することによって、運転者の操作に対応した燃費値Anowの良否判定を行うことができる。以下に、第一実施形態において、エコドライブインジケータ100が、エコランプ13eを点灯または消灯するための制御フローについて、図5を参照しつつ説明する。
まず、ステップS101では、イグニッションスイッチ36の通電状態を判定する。イグニッションスイッチ36の通電状態であれば、エコドライブインジケータ100を構成する各回路部にバッテリー37からの電力が供給され、制御フローはステップS102に移行する。ステップS101で、イグニッションスイッチ36が通電が解除されている場合、制御フローは終了となる。ステップS102では、表示制御回路部20は、RAM21aに記憶されている情報を消去することで初期化を行う。ステップS103では、表示制御回路部20は、エンジン制御装置38によって配信される特定期間内に消費された燃料量ΔVmを、多重通信インターフェース22を介して取得する。ステップS104では、表示制御回路部20は、ABS制御装置39によって配信される特定期間内での車両の走行距離Δdmを、多重通信インターフェース22を介して取得する。ステップS105では、内部クロックによってカウントされた特定期間の時間Δhを取得する。ステップS106では、表示制御回路部20は、燃費値演算プログラムを実行することによって、燃料量ΔVmおよび走行距離Δdmから特定期間内の燃費値Anowを演算する。ステップS107では、表示制御回路部20は、速度値演算プログラムを実行することによって、走行距離Δdmおよび時間Δhから特定期間内の速度値Snowを演算する。ステップS108からは、表示制御回路部20によって判定燃費値算出プログラムが実行される。これによりステップS108では、表示制御回路部20は、速度値Snowを跨ぎ、当該速度値Snowが含まれる区間を形成する二つの基準速度値Sn−1およびSnを選ぶ。そして、表示制御回路部20は、この基準速度値Sn−1およびSnと、基準速度値Sn−1およびSnに対応する基準燃費値An−1およびAnと、を外部記憶装置21cから取得する。ステップS109では、表示制御回路部20は、ステップS108で取得した二点(Sn−1,An−1),(Sn,An)を線形補間して、速度値Snowに対応する判定燃費値Ajudgeを算出する。ステップS110では、表示制御回路部20は、比較プログラムを実行することにより、ステップS106で演算された燃費値Anowと、ステップS109で算出された判定燃費値Ajudgeと、を比較する。ステップS110において、燃費値Anowが判定燃費値Ajudge以上であるという判定がなされると、制御フローはステップS111に移行する。ステップS111では、表示制御回路部20は、エコランプLED23eに電圧を印加することにより、エコランプ13eを点灯させる。対して、ステップS110において、燃費値Anowが判定燃費値Ajudge未満であるという判定がなされると、制御フローはステップS112に移行する。ステップS112では、表示制御回路部20は、エコランプLED23eに電圧を印加しないことにより、エコランプ13eを消灯させる。ステップS111又はステップS112が終了すると、制御フローは再びステップS101に戻り、上述した制御を繰り返す。ステップS101において、イグニッションスイッチ36の通電状態が解除されると、本制御フローは終了となる。
ここまで説明した第一実施形態では、表示制御回路部20が二点(Sn−1,An−1),(Sn,An)を線形補間し、当該速度値Snowに対する判定燃費値Ajudgeを算出することによれば、判定燃費値Ajudgeは速度値Snowに対して連続的な値として算出される。故に、速度値Snowが含まれる区間が遷移する場合においても、判定燃費値Ajudgeが乖離するような急激な変化を生じ得ない。よって、例えば運転者によるアクセル開度一定の操作で車両が加速している状態において、判定結果の反転の繰り返しによりエコランプ13eが点滅するといった、運転者の車両への操作に関連しない作動が抑制される。したがって、簡素化されたエコドライブインジケータ100であっても、車両への操作量に応じた燃費の良否判定を実現することができるのである。
加えて、第一実施形態では、予め取得される相関曲線CCに基づいて基準速度値および基準燃費値の設定がなされるので、当該基準速度値および基準燃費値の設定が容易である。さらに、この相関曲線CCは車両の仕様および運転者の操作量を加味した曲線として形成されることによれば、エコドライブインジケータ100は、運転者の車両への操作量を加味した燃費値Anowの良否判定をすることができるのである。
具体的には、相関曲線CCの極大値mvから低速側の区間において、運転者の操作量に起因して増減する加速抵抗が燃費の良否に影響を与え易い。そこで、第一実施形態では、低速側第一基準速度値S3および第一基準燃費値A3を相関曲線CCの極大値mvに基づいて設定するとともに、第二基準速度値S1および第二基準燃費値A1を相関曲線CCの極大値mvよりも低速側の相関曲線CCに基づいて設定する。そして、第二基準速度値S1から低速側第一基準速度値S3までの区間において線形補間を行うことによれば、外部記憶装置21cの記憶領域を抑制しつつ、相関曲線CCの相関を再現する判定燃費値Ajudgeの算出が可能となる。加えて、低速側第一基準速度値S3と第二基準速度値S1との間に補助基準速度値S2が設定されていることによれば、第二基準速度値S1から低速側第一基準速度値S3までの区間において相関曲線CCの相関を正確に再現することができる。このように、相関曲線CCの極大値mvから低速側を再現した判定燃費値Ajudgeを用いて燃費値Anowの良否を判定することによれば、運転者が車両を加速させる操作量を評価するエコドライブインジケータ100を実現することができるのである。
また、相関曲線CCの極大値mvよりも高速側は、車両に作用する空気抵抗の増加に起因して燃費が悪化する。この空気抵抗は、運転者の操作量には直接的には関連しないものである。そこで、第一実施形態では、高速側第一基準速度値S4よりも高速側に第三基準速度値S5を設定するとともに、相関曲線CCの極大値mvよりも高速側の相関曲線CCに基づいて第三基準燃費値A5を設定する。そして、高速側第一基準速度値S4から第三基準速度値S5までの区間において線形補間を行うことによれば、外部記憶装置21cの記憶領域を抑制しつつ、相関曲線CCの相関を再現する判定燃費値Ajudgeの算出が可能となる。このように、相関曲線CCの極大値mvから高速側を再現した判定燃費値Ajudgeを用いて燃費値Anowの良否を判定することによれば、運転者の操作量に直接的に起因しない良否判定の変化を抑制するエコドライブインジケータ100を実現することができるのである。
しかし、運転者の操作によって設定される車両の巡航速度が高速である場合、空気抵抗の増加に起因して燃費は確実に悪化する。このような運転者の操作は、環境に優しい運転であるとは言い難い。そこで、第一実施形態では、表示制御回路部20は、速度値Snowが第三基準速度値S5よりも高い値である場合、第三基準燃費値A5を判定燃費値Ajudgeとして算出することで、燃費値Anowの良否判定の基準を厳しくしている。この判定燃費値Ajudgeの算出によれば、エコドライブインジケータ100は、車両の巡航速度の設定という間接的な運転者の操作を加味した燃費値Anowの良否判定を行うことができるのである。
さらに、車両の走行速度がごく低速である場合、ABS制御装置39が計測する特定期間内の走行距離Δdmの値が小さくなることで、速度値Snowの誤差が大きくなり易い。故に、運転者の操作量が一定であっても、この誤差に起因した判定結果の反転が生じるおそれがあった。そこで、第一実施形態では、速度値Snowが第二基準速度値S1よりも低い値である場合、表示制御回路部20は、第二基準燃費値A1を判定燃費値Ajudgeとして算出する。これにより、ごく低速での燃費値Anowの良否判定の基準が厳しくなる。したがって、ごく低速においてエコランプ13eは消灯することとなるので、構成を複雑化することなく運転者の車両への操作に対応しない判定結果の反転を抑制できるエコドライブインジケータ100が実現し得るのである。
また加えて、車両の実走行により取得された相関曲線CCにおいて、極大値mvを示す平均速度は、当該相関曲線CCの取得時に走行した交通環境によって主に定まる値である。故に、極大値mvを示す平均速度は、車両が実際に使用される交通環境によってばらつきを生じると考えられる。そこで、第一実施形態では、相関曲線CCの極大値mvを跨いで低速側第一基準速度値S3と高速側第一基準速度値S4とが設定され、これらの基準速度値に対して同一の値である第一基準燃費値A3がされている。故に、速度値Snowが低速側第一基準速度値S3から高速側第一基準速度値S4の間の区間にある場合、表示制御回路部20は判定燃費値Ajudgeとして第一基準燃費値A3を算出する。このように、一定の第一基準燃費値A3が判定燃費値Ajudgeとして算出される速度域を設けることによれば、上述したような交通環境ばらつきに起因した極大値mvをとる平均速度の誤差を許容することができるのである。したがって、外部記憶装置21cの僅かな記憶容量の増加だけで、さらに正確に燃費値Anowの良否判定を実現するエコドライブインジケータ100を提供することができるのである。
さらに加えて第一実施形態では、基準速度値および基準燃費値を記憶させる請求項に記載の「記憶部」として、不揮発性メモリの一種であるEEPROMよりなる外部記憶装置21cを用いている。この構成によれば、基準速度値および基準燃費値を適宜変更することが容易にできる。故に、例えば工場出荷時に、車載されたエコドライブインジケータ100の外部記憶装置21cに、車両の仕様や仕向け地の交通環境にしたがった値を記憶させることで、外部記憶装置21cに必要な値だけを記憶させることができる。このように、外部記憶装置21cの記憶容量を削減することができるので、より簡素な構成のエコドライブインジケータ100の提供が実現されるのである。
尚、本実施形態では、多重通信インターフェース22および表示制御回路部20が請求項に記載の「走行速度取得手段」および「燃費情報取得手段」に、表示制御回路部20が請求項に記載の「判定値算出手段」、「判定手段」、および「算出部」に、外部記憶装置21cが請求項に記載の「記憶部」に、エコランプ13eが請求項に記載の「報知手段」に、それぞれ相当する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。図6に示すように、第二実施形態における第一基準速度値S203は、相関曲線CCの極大値mvと一致するよう設定されている。加えて、第二実施形態における第三基準燃費値A205は、相関曲線CCよりも高い値であって、第一基準燃費値A3よりも高い値に設定されている。この第二実施形態では、例えば第一基準速度値S203は70km/hに、第三基準燃費値A205は22km/Lにそれぞれ設定されている。
相関曲線CCの極大値mvに基づいて設定される第一基準速度値S203であれば、第一実施形態の低速側第一基準速度値S3および高速側第一基準速度値S4のように複数設定される必要はない。このように、一つの第一基準速度値S203を設定するに留めることによれば、外部記憶装置21cの記憶容量を削減することができるのである。加えて、第三基準速度値S5に対応する第三基準燃費値A205を第一基準燃費値A3よりも高く設定することによれば、第一基準速度値S203よりも高速側で表示制御回路部20によって算出され判定燃費値Ajudgeは非常に高い値となる。このように判定燃費値Ajudgeを算出することによれば、エコドライブインジケータは、燃費を悪化させる高速な車両巡航に対して、確実に「否」判定を行うことができるのである。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。図7に示すように、第三実施形態における第二基準速度値S301は0km/hに設定されている。また、第三実施形態における第三基準速度値S305は、車両の速度リミッターが作動する180km/hに設定されている。このように第二基準速度値S301を0km/hに設定し、当該第二基準速度値S301に対応する第二基準燃費値A1を相関曲線CCよりも高い燃費値に設定することによれば、構成を複雑化することなく、ごく低速時の判定燃費値Ajudgeを高く設定することができる。故に、ごく低速における速度値Snowの誤差に起因した反転を抑制するための、一定の第二基準燃費値A1を判定燃費値Ajudgeとして算出する領域を設けなくてもよい。これにより、表示制御回路部20による燃費値Anowの良否判定の基準はさらに厳しくなるので、車両の走行速度がごく低速である場合にエコランプ13eは消灯することとなる。故に、運転者の車両への操作に対応しない判定結果の反転が抑制され、速度値の計測誤差を許容することができるのである。加えて、第三基準速度値S305を、高速側第一基準速度値S4(80km/h)と比較して非常に高い値とすることによれば、一定の第三基準燃費値A5を判定燃費値Ajudgeとして算出する領域を設けなくても、同様の作用を獲得し得る。具体的には、この第三基準速度値S305の設定方法においては、判定燃費値Ajudgeは相関曲線CCと比較して常に高い値をとることとなるので、エコドライブインジケータは、燃費を悪化させる高速な車両巡航に対して、確実に「否」判定を行うことができるのである。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。図8に示すように、第四実施形態における第一基準速度値S403は、第二実施形態における第一基準速度値S203と同様に、相関曲線CCの極大値mvと一致するよう設定されている。加えて、第四実施形態における第二基準速度値S401は、第三実施形態のS301と同様、0km/hに設定されている。また、第四実施形態では、第三基準速度値S5よりも高速側において、エコドライブインジケータは、常に「否」判定を行う。故に、エコランプ13eは消灯することとなる。
この第四実施形態では、判定値算出プログラム内に、第二基準速度値S401は0km/hであると記載されている。そして、第一基準燃費値A1、補助基準速度値および補助基準燃費値(S2,A2)、第一基準速度値および第一基準燃費値(S403,A3)、第三基準速度値および第三基準燃費値(S5,A5)が外部記憶装置21cに記憶されている。尚、第四実施形態では、例えば、第二基準燃費値A1は4km/Lに、補助基準速度値S2は50km/hに、補助基準燃費値A2は14km/Lに、第一基準速度値S403は70km/hに、第一基準燃費値A3は20km/Lに、第三基準速度値S5は120km/h、第三基準燃費値A5は12km/Lに、それぞれ設定されている。
以上のように第四実施形態では、相関曲線CCの極大値mvに基づいて設定される一つの第一基準速度値S403を設定するに留めることによれば、外部記憶装置21cの記憶容量を削減することができる。加えて、0km/hに設定された第二基準速度値S401によれば、表示制御回路部20による燃費値Anowの良否判定の基準は厳しくなるので、車両の走行速度がごく低速である場合にエコランプ13eは消灯することとなる。故に、外部記憶装置21cの記憶容量を削減しつつ、運転者の車両への操作に対応しない判定結果の反転が抑制され、速度値の計測誤差を許容することができる。さらに、第三基準速度値S5よりも高速側においてエコランプ13eを消灯させることによれば、燃費を悪化させる高速な車両巡航を確実に抑制することができるのである。したがって、簡素化を実現するとともに、正確な燃費値Anowの良否判定をも実現するエコドライブインジケータを提供することができるのである。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。図9に示すように第五実施形態における第一基準速度値S503は、相関曲線CCの極大値mvと一致するよう設定されている。加えて、第五実施形態における第二基準速度値S501は0km/hに設定されている。そして、速度値Snowが第二基準速度値S501から第三基準速度値S5までの区間において、判定燃費値Ajudgeは速度値Snowの2次関数による多項式、Ajudge=L・(Snow)^2+M・(Snow)+N…(式1)によって算出される。
外部記憶装置21cには、第二基準速度値および第二基準燃費値(0,A1)、第一基準速度値および第一基準燃費値(S503,A3)、第三基準速度値および第三基準燃費値(S5,A5)を通過するよう予め算出された、式1の係数L,M,Nが記憶されている。表示制御回路部20は、判定値算出プログラムを実行することによって、この式1の係数L,M,Nを外部記憶装置21cから取得する。そして、表示制御回路部20は速度値Snowを式1に代入し、判定燃費値Ajudgeを算出する。
以上のように第四実施形態では、外部記憶装置21cに式1の係数L,M,Nを記憶させることにより、さらなる記憶領域の低減を実現しつつ、相関曲線CCに近似した判定燃費値Ajudgeの算出が実現される。故に、簡素化を実現するとともに、正確な燃費値Anowの良否判定をも実現するエコドライブインジケータを提供することができるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
上記実施形態では、判定燃費値Ajudgeは、速度値Snowを含む区間を形成する二つの基準速度値、および当該基準速度値に対応する基準燃費値を線形補間又は2次関数補間して算出されていたが、判定燃費値Ajudgeの補間方法はこれらの補間方法に限定するものではない。判定燃費値Ajudgeは、他の多項式補間によって算出されてもよい。例えば、速度値Snowを含む区間を形成する二つの基準速度値、および当該基準速度値に対応する基準燃費値に加えて、これら二点における曲線の傾きおよび曲率によって判定燃費値Ajudgeが補間して算出される、所謂スプライン補間であってもよい。あるいは、3次関数や5次関数等で補間する多項式補間によって算出される判定燃費値Ajudgeであってもよい。
上記実施形態では、基準速度値および基準燃費値は、車両を実走行させることにより予め取得される相関曲線CCに基づいて設定されていたが、これらの基準速度値および基準燃費値は相関曲線CCに基づかなくてもよい。例えば、図10に示すように、エンジンの効率を基準に燃費値の良否判定を行う従来の設定方法に則って、各区間の中間の燃費値をつなげるよう線形補間し、判定燃費値Ajudgeが算出されるようにしてもよい(図10破線参照)。
上記実施形態では、第二基準速度値S1と第一基準速度値との間の区間に設けられた一つの補助基準速度値S2によって、算出される判定燃費値Ajudgeは相関曲線CCの相関をより正確に再現することができた。しかし、補助基準速度値S2は設定されなくてもよい。又は、補助基準速度値S2は複数箇所に設定されてもよく、さらには、設定される位置も第二基準速度値S1と第一基準速度値との間の区間に限定するものではない。
上記実施形態では、外部記憶装置21cに記憶された基準速度値および基準燃費値から、表示制御回路部20が必要な値を取得する構成であった。しかし、基準速度値又は各基準燃費値のいずれか、あるいは両方が、表示制御回路部20のROM21bに記憶されていてもよい。具体的には、判定値算出プログラム内に、これら基準速度値および各基準燃費値が記載されていてもよい。これにより、外部記憶装置21cが記憶すべき情報量を削減することができるので、当該装置21cの記憶容量も削減され、エコドライブインジケータ100の簡素化に貢献できるのである。尚、基準速度値および各基準燃費値がプログラムに記載される場合、ROM21bが請求項に記載の「記憶部」に相当することとなる。
上記実施形態では、エコドライブインジケータは、コンビネーションメータの一部として設けられる構成であったが、コンビネーションメータとは別に単独で車両に搭載されていてもよい。加えて、エコドライブインジケータは、「良」判定が行われた場合にエコランプを点灯させて運転者に判定結果を報知していたが、運転者への判定結果の報知方法は限定しない。例えば、エコランプは、「否」判定で点灯や点滅してもよい。又は、マルチ表示部12に判定結果を報知するための画像が表示されてもよい。さらには、音声等で判定結果を運転者に報知する「報知手段」を用いてもよい。
そして上記実施形態では、本発明によるエコドライブインジケータは、エンジンを搭載した車両に設置され、当該エンジンが消費する燃料量ΔVmを演算することによって燃費値を取得していた。このエコドライブインジケータは燃費値Anowを取得できればよく、当然エンジンが消費する燃料の種類は限定しない。エコドライブインジケータは、例えばガソリンや軽油を始め、CNG、LPG、および水素など種々の燃料について燃費値Anowの良否判定を行うことができる。加えて、燃料電池自動者を含む電気自動車に設置され、モーターが消費する電力量を演算することで燃費値Anowを取得するエコドライブインジケータに本発明を適用してもよい。さらには、エンジンとモーターとを併用して走行する所謂ハイブリッド自動車に設置され、エンジンが消費する燃料量と、モーターが消費する電力量とを演算することで燃費値Anowを取得するエコドライブインジケータに本発明を適用してもよいのである。
本発明の第一実施形態によるエコドライブインジケータを備えるコンビネーションメータの正面図である。 本発明の第一実施形態によるエコドライブインジケータを備えるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 車両の実走行により取得される単位時間当たりの平均速度と燃費との相関をしめす相関曲線を説明するための図である。 本発明の第一実施形態による車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。 本発明の第一実施形態による制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態による車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。 本発明の第三実施形態による車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。 本発明の第四実施形態による車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。 本発明の第五実施形態による車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。 主に従来の車速値と判定燃費値との対応を説明する図である。
符号の説明
10 コンビネーションメータ、11 指針表示部、12 マルチ表示部、13 インジケータ表示部、13e エコランプ(報知手段)、20 表示制御回路部(走行速度取得手段、燃費情報取得手段、判定値算出手段、判定手段、算出部)、21 演算装置、21a 主記憶装置、21b 補助記憶装置(記憶部)、21c 外部位記憶装置(記憶部)、22 多重通信インターフェース(走行速度取得手段、燃費情報取得手段)、23e エコランプ用LED、24 内部電源、25 電源インターフェース、34 車内LAN、36 イグニッションスイッチ、37 バッテリー、38 エンジン制御装置、39 ABS制御装置、100 エコドライブインジケータ(燃費報知装置)、CC 相関曲線、mv 極大値

Claims (11)

  1. 車両の走行する速度に関する情報を速度値として取得する走行速度取得手段と、
    前記車両の燃費に関する情報を燃費値として取得する燃費情報取得手段と、
    前記燃費値の良否判定の基準となる判定燃費値を前記速度値に対応して算出する判定値算出手段と、
    前記判定燃費値と前記燃費値とを比較して、前記燃費値の良否を判定し判定結果を生成する判定手段と、
    前記判定結果を報知する報知手段と、を備える燃費報知装置において、
    前記判定値算出手段は、前記速度値のうち予め設定された複数の基準速度値、および前記複数の基準速度値に対応して設定される複数の基準燃費値を記憶する記憶部と、複数の前記基準速度値から前記速度値を含む区間を形成する二つの前記基準速度値を選び、この二つの前記基準速度値に対応する前記基準燃費値を線形補間することによって前記速度値に対応する前記判定燃費値を算出する算出部と、を有することを特徴とする燃費報知装置。
  2. 車両の走行する速度に関する情報を速度値として取得する走行速度取得手段と、
    前記車両の燃費に関する情報を燃費値として取得する燃費情報取得手段と、
    前記燃費値の良否判定の基準となる判定燃費値を前記速度値に対応して算出する判定値算出手段と、
    前記判定燃費値と前記燃費値とを比較して、前記燃費値の良否を判定し判定結果を生成する判定手段と、
    前記判定結果を報知する報知手段と、を備える燃費報知装置において、
    前記判定値算出手段は、前記速度値のうち予め設定された複数の基準速度値、および前記複数の基準速度値に対応して設定される複数の基準燃費値を記憶する記憶部と、複数の前記基準速度値から前記速度値を含む区間を形成する前記基準速度値を選び、この選ばれた前記基準速度値に対応する前記基準燃費値を多項式補間することによって前記速度値に対応する前記判定燃費値を算出する算出部と、を有することを特徴とする燃費報知装置。
  3. 前記基準速度値および前記基準燃費値は、前記車両の走行により予め取得される単位時間当たりの平均速度と前記燃費との相関を示す相関曲線に基づいて設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃費報知装置。
  4. 前記相関曲線は、前記燃費の良好な側に凸の曲線であって、
    前記記憶部は、前記基準速度値および前記基準燃費値として、前記相関曲線が極大値を示す前記平均速度および前記燃費に基づいた第一基準速度値および第一基準燃費値、ならびに前記第一基準速度値よりも低速側の第二基準速度値および第二基準燃費値を記憶することを特徴とする請求項3に記載の燃費報知装置。
  5. 前記算出部は、前記速度値が前記第二基準速度値よりも低い値である場合に、前記第二基準燃費値を前記判定燃費値として算出することを特徴とする請求項4に記載の燃費報知装置。
  6. 前記記憶部が記憶する第二基準速度値は、前記車両の走行する速度がゼロである場合の前記速度値に設定され、
    第二基準燃費値は、前記相関曲線よりも高い燃費値に設定されることを特徴とする請求項4に記載の燃費報知装置。
  7. 前記記憶部は、前記第一基準速度値よりも高速側の第三基準速度値および第三基準燃費値を記憶することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃費報知装置。
  8. 前記算出部は、前記速度値が前記第三基準速度値よりも高い値である場合に、前記第三基準燃費値を前記判定燃費値として算出することを特徴とする請求項7に記載の燃費報知装置。
  9. 前記記憶部は、前記第一基準速度値として、前記第一基準速度値よりも低速側に設定される低速側第一基準速度値、および前記第一基準速度値よりも高速側に設定される高速側第一基準速度値を記憶するとともに、前記低速側第一基準速度値および前記高速側第一基準速度値に対応して前記第一基準燃費値を記憶することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の燃費報知装置。
  10. 前記記憶部は、前記第一基準速度値と前記第二基準速度値との間に設定される少なくとも一つ以上の補助基準速度値、および前記補助基準速度に対応する補助基準燃費値を記憶することを特徴とする請求項4〜9のいずれか一項に記載の燃費報知装置。
  11. 前記記憶部は、前記車両に応じた前記基準速度値および前記基準燃費値を記憶する不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の燃費報知装置。
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KR101536419B1 (ko) * 2013-10-02 2015-07-13 교통안전공단 승용 차량용 연비 배출계수 산출식 단일화 방법
KR101536417B1 (ko) * 2013-10-02 2015-07-14 교통안전공단 상용 차량용 연비 배출계수 산출식 단일화 방법

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