JP2010125889A - 水素用配管を備えた燃料電池車両および水素用配管の取り外し方法 - Google Patents

水素用配管を備えた燃料電池車両および水素用配管の取り外し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管内に残留する水素の圧力を低下させる技術を提供する。
【解決手段】燃料電池車両は、燃料電池100と、燃料電池100に水素を供給する水素供給部200とを備える。水素供給部200は、水素を貯蔵する水素タンク210と、水素タンク210に接続され、燃料電池車両の外部から水素タンク210に水素を充填するための水素充填用配管221と、水素タンク210から水素充填用配管221へと水素が逆流することを阻止するためのバルブ224とを備える。この燃料電池車両では、水素充填用配管221を水素タンク210から取り外す前に、水素充填用配管221に設置された水素吸蔵合金MHによって、水素を吸蔵させることにより、水素充填用配管221内の水素分圧を低下させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池に水素を供給するための水素タンクに接続された水素用配管に関する。
燃料電池は、通常、水素と酸素の供給を受けて、その電気化学反応によって発電する。これまで、燃料電池に供給するための水素を貯蔵する水素タンクへの水素の充填について種々の技術が提案されてきた。例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特開2007−303625号公報
ところで、燃料電池車両は、一般に、水素タンクと、車両外部から水素タンクに水素を充填するための水素充填口と、水素タンクと水素充填口とを結ぶ水素充填用配管とを有している。水素タンクには通常、数十MPa程度の圧力の水素が充填されるが、このとき、当該水素充填用配管内に、水素タンク内と同程度の圧力を有する水素が残留してしまう場合があった。すると、水素充填用配管の点検・メンテナンスなどのために、水素充填用配管を水素タンクから取り外す際に、当該配管内の水素が噴出してしまう可能性があった。従来は、こうした水素の噴出を回避するために、水素タンク内の水素を消費することによって、水素充填用配管内の残留水素を水素タンク内に流入させて、残留水素の圧力を低下させるなどの方法が採られており、水素が浪費されてしまう場合があった。
本発明は、水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管内に残留した水素の圧力を低下させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
燃料電池と、前記燃料電池に水素を供給する水素供給部とを備えた燃料電池車両であって、前記水素供給部は、前記水素を貯蔵する水素タンクと、前記水素タンクに接続され、前記燃料電池車両の外部から前記水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管と、前記水素タンクから前記水素充填用配管へと水素が逆流することを阻止するためのバルブとを備え、前記水素充填用配管を前記水素タンクから取り外す前に、前記水素充填用配管に設置された水素吸蔵合金によって、水素を吸蔵することにより、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させる、燃料電池車両。
この燃料電池車両によれば、水素充填用配管のメンテナンス等において、水素充填用配管を取り外す際に、水素吸蔵合金に水素を吸蔵させることにより、配管内の水素の圧力を低下させることができる。従って、配管内に残留している水素が噴出してしまうことを抑制できる。
[適用例2]
適用例1記載の燃料電池車両であって、前記水素吸蔵合金を加熱することにより、前記水素吸蔵合金から水素を放出させて、前記水素充填用配管内の水素を前記水素タンクへと流入させた後に、前記水素吸蔵合金に水素を吸蔵させて、前記水素充填用配管内の水素分圧を減少させる、燃料電池車両。
この燃料電池車両によれば、予め水素吸蔵合金に水素を放出させた分だけ、水素吸蔵合金が水素充填用配管内から吸蔵する水素の量を増大させることができる。従って、水素充填用配管を取り外す際に、より効率よく、水素充填用配管内の水素分圧を低下させることができる。
[適用例3]
水素タンクに接続され、前記水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管を、前記水素タンクから取り外す方法であって、前記水素充填用配管に設置された水素吸蔵合金によって、水素を吸蔵させることにより、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させた後に、前記水素充填用配管を前記水素タンクから取り外す、方法。
この方法によれば、水素充填用配管を取り外す際に、水素吸蔵合金に水素を吸蔵させることによって、配管内の水素の圧力を低下させることができる。
[適用例4]
適用例3記載の方法であって、前記水素吸蔵合金を加熱することにより、前記水素吸蔵合金に水素を放出させて、前記水素充填用配管内の水素を前記水素タンクへと流入させた後に、前記水素吸蔵合金に水素を吸蔵させて、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させる、方法。
この方法によれば、予め水素吸蔵合金に水素を放出させた分だけ、水素吸蔵合金が水素充填用配管内から吸蔵する水素の量を増大させることができる。従って、水素充填用配管を取り外す際に、より効率よく、水素充填用配管内の水素分圧を低下させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、水素を充填するための配管を備えた水素タンク、その水素タンクを備えた燃料電池システム、その燃料電池システムを搭載した車両等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
図1は本発明の一実施例としての燃料電池システム1000の構成のを示すブロック図である。この燃料電池システム1000は、燃料電池車両に搭載され、図示せざるモータに発電した電気を供給する。燃料電池システム1000は、燃料電池100と、アノードガス供給部200と、カソードガス供給部300と、排ガス排出部400とを備える。
燃料電池100は、燃料ガスとして水素の供給を受けるとともに、酸化ガスとして酸素を含む高圧空気の供給を受けることにより発電する固体高分子型燃料電池である。なお、燃料電池100としては、固体高分子型燃料電池に限られず、任意の種々のタイプの燃料電池に本発明を適用することが可能である。
アノードガス供給部200は、水素を貯蔵するための水素タンク210を備えている。水素タンク210は、水素供給用配管215を介して燃料電池100のアノードに接続されている。水素供給用配管215の上流端は、水素タンク210の容器内に挿入されている。また、水素供給用配管215の水素タンク210内に配置された部位には、水素の遮断弁として電磁弁217が設けられている。さらに、水素供給用配管215の電磁弁217の下流側には、燃料電池100に供給される水素の圧力を調整するためのレギュレータ219が設けられている。
アノードガス供給部200は、さらに、燃料電池車両の外部から水素タンク210に水素を充填するための水素充填部220を備えている。水素充填部220は、燃料電池車両外部に向かって開口した水素充填口229を有している。この水素充填口229の開口部に、例えば水素ステーションにおいて、水素を供給するための水素供給用ノズル2000が挿入される。
水素充填口229は、充填口接続配管226と、水素充填用配管221と、タンク接続配管223とを介して水素タンク210と接続されている。より具体的には、水素充填口229は、充填口接続配管226と接続されており、充填口接続配管226の下流端は、接続部228を介して水素充填用配管221の上流端と接続されている。また、水素充填用配管221の下流端は接続部222を介してタンク接続配管223と接続されている。タンク接続配管223の下流端は、水素タンク210の容器内に挿入されている。なお、タンク接続配管223の水素タンク210の容器内に配置された部位には、水素が水素充填用配管221へと逆流することを阻止するための逆止弁224が設けられている。
水素充填用配管221には、水素が水素充填口229を介して外部へと漏洩してしまうことを阻止するための逆止弁227が設けられている。また、水素充填用配管221には、逆止弁227の下流側に、水素吸蔵合金MHが収容された配管内圧力調整部225が設けられている。配管内圧力調整部225については後述する。
なお、アノードガス供給部200は、この配管内圧力調整部225を加熱可能な加熱部260を備えている。加熱部260は、例えば、電熱ヒータによって構成されても良いし、燃料電池100の排熱を利用して配管内圧力調整部225を加熱する熱交換器として構成されるものとしても良い。
カソードガス供給部300は、酸化ガスとして高圧空気を燃料電池100に供給する。カソードガス供給部300は、カソードガス供給用配管301を介して燃料電池100のカソードと接続されている。排ガス排出部400は、燃料電池100において反応に供されることのなかったガスを含む排ガスを燃料電池100の外部へと排出する。排ガス排出部400は、アノードからの排ガスを排出するためのアノード排ガス配管411と、カソードからの排ガスを排出するためのカソード排ガス配管421とを備えている。なお、アノード排ガス配管411およびカソード排ガス配管421にはそれぞれ、燃料電池100の背圧を調整するための背圧調整弁410,420が設けられている。この構成により、燃料電池システム1000は、燃料電池車両に対して、燃料電池100による発電電力を供給する。
図2(A)は、水素が充填された後の水素タンク210及び水素充填部220の内部を模式的に示す概略断面図である。図2(A)には、接続部222,228がフランジとして図示されており、逆止弁224,227が、水素が流入可能な方向を示す三角矢印(▲)として図示されている。また、図2(A)には、水素が存在する領域を網点によって図示してある。なお、図2(A)は、水素充填口229と、水素供給用配管215の図示が省略されている。
このように、水素タンク210内に水素が充填された場合には、タンク接続配管223及び水素充填用配管221の配管内にも逆止弁227の下流側に水素が存在する。以後、この配管内に残留している水素を「残留水素」と呼ぶ。水素タンク210内の水素が燃料電池100に供給されると、残留水素は、逆止弁224を介して水素タンク210へと流れるため、水素タンク210内の水素圧力と残留水素の圧力とは、ほぼ等しい状態が保たれる。即ち、水素タンク210に、例えば、約70MPa程度の圧力を有する水素が充填されている場合には、残留水素も約70MPa程度の圧力を有することとなる。
ところで、水素充填用配管221は、2つの接続部222,228によって脱着が可能である。水素充填用配管221は、劣化した場合や、点検・メンテナンス時などに取り外される。しかし、上述したように、水素タンク210内に数十MPaの高圧水素が充填された状態で、水素充填用配管221を取り外すと、タンク内の水素と同程度の高圧圧力を有する水素が噴出してしまう。そこで、この燃料電池システム1000では、水素充填用配管221の取り外しに際して、配管内圧力調整部225によって残留水素の圧力を低下させる。
図2(B)は、水素充填用配管221の取り外しのための第1工程を説明するための模式図である。図2(B)には、水素タンク210及び水素充填部220が、図2(A)と同様な模式図によって示してある。なお、図2(B)では、水素の存在する領域を示す網点の濃度を、水素の圧力が高い領域ほど濃く示してある。この工程では、燃料電池システム1000は、加熱部260(図1)によって、配管内圧力調整部225を加熱し、水素吸蔵合金MHに水素を放出させる。この水素の放出に伴い、水素充填用配管221内の水素圧力は増大し、水素充填用配管221から水素タンク210内へと水素が流入する。
図3(A)は、水素充填用配管221の取り外しのための第2工程を説明するための、図2(B)と同様な模式図である。この工程では、燃料電池システム1000は、加熱部260による配管内圧力調整部225の加熱を停止し、配管内圧力調整部225に放熱させる。すると、配管内圧力調整部225に収容された水素吸蔵合金MHは、温度の低下に伴って水素を吸蔵する。従って、水素充填用配管221内の圧力は水素タンク210の容器内よりも低下する。なお、燃料電池システム1000は、配管内圧力調整部225を冷却可能な冷却部を有しており、この工程において配管内圧力調整部225を冷却するものとしても良い。これによって、より短時間で水素吸蔵合金MHに配管内の水素を吸蔵させて、残留水素の圧力を低下させることができる。
図3(B)は、水素充填用配管221の取り外しのための第3工程を説明するための模式図である。この工程では、水素充填用配管221を取り外す。このとき、前工程において水素充填用配管221の配管内の水素圧力は低下しているため、高圧水素が噴出してしまうことが抑制される。
このように、本実施例の燃料電池システム1000を搭載した燃料電池車両であれば、水素充填用配管221の取り外しに際して、残留水素の圧力を水素タンク210内の水素圧力より低下させることができる。従って、水素充填用配管221の取り外し工程において、残留水素が噴出してしまうことを抑制でき、より安全に水素充填用配管221を取り外すことが可能である。また、水素充填用配管221の取り外しに際して、残留水素の圧力を低下させるために、水素タンク210内の水素を消費して残留水素を減少させる工程や、残留水素を大気中に放出して減少させる工程などを省略できる。従って、水素の浪費を抑制できる。
さらに、この燃料電池システム1000の構成によれば、水素充填用配管221の途中に水素を配管外部へと放出するための手動弁を省略可能である。従って、第三者の故意または過失によって、人為的に手動弁が開放されたり、飛石などにより手動弁が緩み、水素が大気中に放出される可能性を低減できる。
B.第2実施例:
図4は、本発明の第2実施例としての燃料電池システム1000Aの構成を示すブロック図である。図4は、配管内圧力調整部225に換えて水素排出配管230が設けられている点と、加熱部260が削除されている点と、外部水素吸蔵タンク3000が追加されている点以外は、図1とほぼ同じである。即ち、この燃料電池システム1000Aの水素充填用配管221Aは、水素吸蔵合金MHを有していない。なお、この燃料電池システム1000Aは、第1実施例の燃料電池システム1000と同様に燃料電池車両に搭載されている。
水素排出配管230は、逆止弁227の下流側において、水素充填用配管221Aから分岐している。水素排出配管230には、水素の流出を阻止するための水素遮断弁231が設けられている。また、水素排出配管230の下流端には、外部水素吸蔵タンク3000と接続するための接続部233が設けられている。外部水素吸蔵タンク3000は、燃料電池車両外部の水素貯蔵タンクであり、容器内に水素吸蔵合金MHが収容されている。
図5(A)は、水素が充填された後の水素タンク210及び水素充填部220Aの内部の状態を示す模式図である。図5(A)は、配管内圧力調整部225に換えて、水素排出配管230が図示されている点以外は、図2(A)とほぼ同じである。なお、図5(A)は、水素遮断弁231によって水素排出配管230が閉じられている状態を模式的に示している。このように、この水素充填用配管221Aにおいても、第1実施例の水素充填用配管221と同様に、水素タンク210内の水素と同程度の圧力を有する残留水素が存在する。そこで、この燃料電池システム1000Aでは、水素充填用配管221Aの取り外しを以下に説明する工程により実行する。
図5(B)は、水素充填用配管221Aの取り外しのための工程を説明するための模式図である。図5(B)は、外部水素吸蔵タンク3000が水素排出配管230に接続されている点と、水素遮断弁231が開かれている点と、水素の存在する領域を示す網点の濃度が水素の圧力に応じて変えられている点以外は、図5(A)とほぼ同じである。この燃料電池システム1000Aでは、水素充填用配管221Aを取り外す前に、水素排出配管230に、接続部233を介して、外部水素吸蔵タンク3000を接続し、水素遮断弁231を開く。すると、残留水素が外部水素吸蔵タンク3000の容器内へと流入し、水素吸蔵合金MHに吸蔵される。これによって、水素充填用配管221Aの残留水素の圧力を水素タンク210内の水素の圧力より低くすることができる。十分に残留水素の圧力を低下させた後に、外部水素吸蔵タンク3000を水素排出配管230から取り外すとともに、水素充填用配管221Aを取り外す。
このように、第2実施例の燃料電池システム1000Aの構成によれば、水素充填用配管221Aの取り外しに際して、燃料電池車両の外部に準備されている外部水素吸蔵タンク3000によって、配管内の残留水素の圧力を低下させることができる。従って、水素充填用配管221Aを第1実施例の水素充填用配管221より簡易な構成とすることができる。また、この第2実施例の構成によれば、第1実施例の第1工程として実行されていた水素吸蔵合金MHに水素を放出させる工程(図2(B))を省略することも可能である。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例において、燃料電池システム1000,1000Aは、燃料電池車両に搭載されていた。しかし、燃料電池システム1000,1000Aは、燃料電池車両に搭載されていなくとも良い。ただし、一般に、燃料電池車両では、水素充填口229が水素タンク210から離れた位置に設けられることが多いため、水素タンク210と水素充填口229とを結ぶ水素充填用配管221,221Aがその分だけ長くなる傾向にある。従って、燃料電池車両に搭載される燃料電池システムに、本発明を適用することが好ましい。
C2.変形例2:
上記実施例において、水素タンク210内に逆止弁224が設けられていた。しかし、逆止弁224に換えて、他の水素の逆流を阻止するためのバルブが設けられていても良い。
C3.変形例3:
上記第1実施例において、燃料電池システム1000は、加熱部260を備えていた。しかし、加熱部260は省略されても良い。この場合には、水素充填用配管221の取り外しの際に、燃料電池車両の外部の熱源によって、配管内圧力調整部225を加熱するものとしても良い。
C4.変形例4:
上記第2実施例において、、外部水素吸蔵タンク3000を水素排出配管230に接続する前に、予め水素吸蔵合金MHを加熱して水素を放出させておくものとしても良い。これによって、外部水素吸蔵タンク3000を水素排出配管230に接続したときに、水素吸蔵合金MHが吸蔵する水素量を増大させることができ、より効率よく、水素充填用配管221Aの残留水素の圧力を低下させることができる。
第1実施例の燃料電池システムの構成を示すブロック図。 第1実施例の水素タンクおよび水素充填部の内部の状態を示す模式図。 第1実施例の水素タンクおよび水素充填部の内部の状態を示す模式図。 第2実施例の燃料電池システムの構成を示すブロック図。 第2実施例の水素タンクおよび水素充填部の内部の状態を示す模式図。
符号の説明
100…燃料電池
200…アノードガス供給部
210…水素タンク
215…水素供給用配管
217…電磁弁
219…レギュレータ
220,220A…水素充填部
221,221A…水素充填用配管
222,228…接続部
223…タンク接続配管
224,227…逆止弁
225…配管内圧力調整部
226…充填口接続配管
229…水素充填口
230…水素排出配管
231…水素遮断弁
233…接続部
260…加熱部
300…カソードガス供給部
301…カソードガス供給用配管
400…排ガス排出部
410,420…背圧調整弁
411…アノード排ガス配管
421…カソード排ガス配管
1000,1000A…燃料電池システム
2000…水素供給用ノズル
3000…外部水素吸蔵タンク
MH…水素吸蔵合金

Claims (4)

  1. 燃料電池と、前記燃料電池に水素を供給する水素供給部とを備えた燃料電池車両であって、
    前記水素供給部は、
    前記水素を貯蔵する水素タンクと、
    前記水素タンクに接続され、前記燃料電池車両の外部から前記水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管と、
    前記水素タンクから前記水素充填用配管へと水素が逆流することを阻止するためのバルブと、
    を備え、
    前記水素充填用配管を前記水素タンクから取り外す前に、前記水素充填用配管に設置された水素吸蔵合金によって、水素を吸蔵することにより、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させる、燃料電池車両。
  2. 請求項1記載の燃料電池車両であって、
    前記水素吸蔵合金を加熱することにより、前記水素吸蔵合金から水素を放出させて、前記水素充填用配管内の水素を前記水素タンクへと流入させた後に、前記水素吸蔵合金に水素を吸蔵させて、前記水素充填用配管内の水素分圧を減少させる、燃料電池車両。
  3. 水素タンクに接続され、前記水素タンクに水素を充填するための水素充填用配管を、前記水素タンクから取り外す方法であって、
    前記水素充填用配管に設置された水素吸蔵合金によって、水素を吸蔵させることにより、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させた後に、前記水素充填用配管を前記水素タンクから取り外す、方法。
  4. 請求項3記載の方法であって、
    前記水素吸蔵合金を加熱することにより、前記水素吸蔵合金に水素を放出させて、前記水素充填用配管内の水素を前記水素タンクへと流入させた後に、前記水素吸蔵合金に水素を吸蔵させて、前記水素充填用配管内の水素分圧を低下させる、方法。
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