JP2010282727A - 燃料電池発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部系統電源の停電時の補助電源としての利用が可能であるとともに、小容量・小重量かつメンテナンスコストの低い燃料電池発電システムを提供する。
【解決手段】燃料電池発電システム100は、水素ガス供給配管L1を通じて供給される水素ガスと酸化剤ガス供給配管L2を通じて供給される酸化剤ガスとの電気化学反応に基づいて、発電する燃料電池スタック1と、水素ガス供給配管L1に設けられた水素ガス開閉弁7と、酸化剤ガス供給配管L2に設けられた酸化剤ガス開閉弁9と、水素ガス開閉弁7を介して、水素ガス供給配管L1に水素ガスを供給する水素ガス供給源6と、酸化剤ガス開閉弁9を介して、酸化剤ガス供給配管L2に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給源8とを具備する。水素ガス開閉弁7及び酸化剤ガス開閉弁9は、外部系統電源からの通電が停止すると弁開状態になる。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池発電システム100は、水素ガス供給配管L1を通じて供給される水素ガスと酸化剤ガス供給配管L2を通じて供給される酸化剤ガスとの電気化学反応に基づいて、発電する燃料電池スタック1と、水素ガス供給配管L1に設けられた水素ガス開閉弁7と、酸化剤ガス供給配管L2に設けられた酸化剤ガス開閉弁9と、水素ガス開閉弁7を介して、水素ガス供給配管L1に水素ガスを供給する水素ガス供給源6と、酸化剤ガス開閉弁9を介して、酸化剤ガス供給配管L2に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給源8とを具備する。水素ガス開閉弁7及び酸化剤ガス開閉弁9は、外部系統電源からの通電が停止すると弁開状態になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池発電システムに関する。
近年、燃料電池発電システムは、発電効率が高い発電システムとして注目を集めており、停電時の補助電源としての利用も検討されている。
図3は、従来の燃料電池発電システムの概略構成図である。図3に示すように、従来の燃料電池発電システム200では、燃料電池スタック1の燃料極1aに供給される水素ガスと空気極1bに供給される空気との電気化学反応に基づいて、発電が行われる。燃料電池スタック1において発電した電力は、電圧調整器2により電圧が調整された後で、外部負荷に供給されるとともにバッテリー11に蓄積される(例えば、特許文献1)。
このような燃料電池発電システム200において発電を開始する際には、バッテリー11に蓄積された電力により、水素ガス開閉弁7を弁開状態にするとともに、空気ブロワ3を起動する。そうすると、水素ガス供給源6から燃料極1aへの水素ガスの供給と、空気ブロワ3から空気極1bへの空気の供給とが開始され、上述の電気化学反応に基づく発電が開始される。また、燃料電池発電システム200では、バッテリー11に蓄積された電力により、ラジエター4及び冷却水ポンプ5を起動し、発電に伴う発熱を除去する。
このように、燃料電池発電システム200では、空気ブロワ3、水素ガス開閉弁7等の補機の起動電源としてバッテリー11を用いている。ところで、バッテリー11は、一般に、容量や重量が大きく、定期的なメンテナンスが必要である。このため、上述のように補機の起動電源としてバッテリー11を用いる燃料電池発電システム200では、システム全体の容量や重量が大きくなってしまい、かつ、メンテナンスコストも高くなってしまうという問題点があった。
そこで、補機の起動電源として、バッテリー11の代わりに外部系統電源を用いる燃料電池発電システムも検討されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、補機の起動電源として外部系統電源を用いる燃料電池発電システムでは、外部系統電源の停電時には、補機を起動できず、発電の開始や発電環境の維持が不可能となってしまう。したがって、補機の起動電源として外部系統電源を用いる燃料電池発電システムは、バッテリーを用いる燃料電池発電システムと比較して小容量・小重量かつ小メンテナンスコストではあるが、外部系統電源の停電時の補助電源として利用することができないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、外部系統電源の停電時の補助電源としての利用が可能であるとともに、小容量・小重量かつメンテナンスコストの低い燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池発電システムは、水素ガス供給配管を通じて供給される水素ガスと酸化剤ガス供給配管を通じて供給される酸化剤ガスとの電気化学反応に基づいて、発電する燃料電池スタックと、前記水素ガス供給配管に設けられた水素ガス開閉弁と、前記酸化剤ガス供給配管に設けられた酸化剤ガス開閉弁と、前記水素ガス開閉弁を介して、前記水素ガス供給配管に前記水素ガスを供給する水素ガス供給源と、前記酸化剤ガス開閉弁を介して、前記酸化剤ガス供給配管に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給源と、を具備し、前記水素ガス開閉弁及び前記酸化剤ガス開閉弁は、外部系統電源からの通電が停止すると弁開状態になることを特徴とする。
この構成によれば、水素ガス開閉弁及び酸化剤ガス開閉弁が、外部系統電源からの通電停止に伴い弁開状態になる。この結果、水素ガス及び酸化剤ガスの燃料電池スタックへの供給が開始されて、燃料電池スタックにおける発電が開始される。このように、この燃料電池発電システムは、外部系統電源からの通電停止に伴い、自動的に発電を開始するため、外部系統電源の停電時の補助電源としての利用が可能である。さらに、水素ガス開閉弁及び酸化剤ガス開閉弁の起動電源としてバッテリーを燃料電池発電システム内部に設ける必要がないため、燃料電池発電システムの容量及び重量を小さくできるとともに、メンテナンスコストを低くすることができる。
また、本発明は、上記燃料電池発電システムにおいて、前記酸化剤ガス開閉弁よりも下流側に第2の酸化剤ガス開閉弁と、前記第2酸化剤ガス開閉弁の下流側の前記酸化剤ガス供給配管へ空気を供給する空気ブロワとを具備し、前記水素ガス開閉弁及び前記酸化剤ガス開閉弁は、前記外部系統電源からの通電中は弁閉状態を保持し、前記外部系統電源からの通電停止中は弁開状態を保持するものであり、前記空気ブロワは、前記燃料電池スタックにおいて発電した電力により起動し、前記第2の酸化剤ガス開閉弁は、前記空気ブロワの起動前は弁閉状態、前記空気ブロワが起動したら弁開状態に制御されるものであることを特徴とする。
また、本発明は、上記燃料電池発電システムにおいて、前記水素ガス供給源は、水素吸蔵合金を有する水素ガス供給源で構成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記燃料電池発電システムにおいて、前記水素ガス供給源は、前記水素ガスを圧縮して貯蔵する水素圧縮ボンベで構成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記燃料電池発電システムにおいて、前記酸化剤ガス供給源は、酸素濃度10%以上の酸化剤ガスを圧縮して貯蔵する酸化剤圧縮ガスボンベで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、外部系統電源の停電時の補助電源としての利用が可能であるとともに、小容量・小重量かつメンテナンスコストの低い燃料電池発電システムを提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池発電システム100の概略構成図である。図1に示すように、燃料電池発電システム100は、燃料電池スタック1、電圧調整器2、空気ブロワ3、ラジエター4、冷却水ポンプ5、水素ガス供給源6、水素ガス開閉弁7、酸化剤ガス供給源8、酸化剤ガス開閉弁9,酸化剤ガス開閉弁10等から構成されている。各種機器は、水素ガス供給配管L1、酸化剤ガス供給配管L2、冷却水循環配管L3等により接続されている。また、各種機器には、後述するように、発電電力供給系L4又は外部系統電力供給系L5のいずれかを通じて、起動電力が供給される。なお、図1において、図3に示す従来の燃料電池発電システム200の機器及び配管と同じ機器及び配管については同じ符号を付している。
燃料電池スタック1は、燃料極1a、空気極1b、冷却部1cとから構成される。燃料極1aは、水素ガス供給配管L1に接続されており、空気極1bは、酸化剤ガス供給配管L2に接続されており、冷却部1cは、冷却水循環配管L3に接続されている。
燃料電池スタック1は、水素ガス供給配管L1を通じて供給された水素ガスと、酸化剤ガス供給配管L2を通じて供給された酸化剤ガスとの電気化学反応に基づいて発電する。発電に伴い発熱した燃料電池スタック1は、冷却部1cに組み込まれた冷却水循環配管L3を通流する冷却水により冷却される。燃料電池スタック1は、例えば、固体高分子電解質形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)である。
電圧調整器2は、発電電力供給系L4に接続されたDC/DCコンバータであり、燃料電池スタック1から供給された発電電力の電圧を変換する。具体的には、電圧調整器2は、燃料電池スタック1から供給された発電電力の電圧を、外部負荷、空気ブロワ3、ラジエター4、冷却水ポンプ5に適合した電圧(例えば、24V)に変換する。電圧調整器2は、電圧変換した発電電力を、外部負荷に供給するとともに、空気ブロワ3、ラジエター4、冷却水ポンプ5、酸化剤ガス開閉弁10に供給する。
空気ブロワ3は、後述する酸化剤ガス開閉弁10より下流側から酸化剤ガス供給配管L2に接続されており、酸化剤ガス供給配管L2から空気極1bに酸化剤ガスとして空気を供給する。また、空気ブロワ3は、発電電力供給系L4に接続されており、発電電力供給系L4を通じた発電電力の供給が開始されると、起動する。例えば、空気ブロワ3は、最大流量60NL/min、24V駆動である。
ラジエター4は、冷却水循環配管L3に接続されており、冷却水循環配管L3を通流する冷却水を冷却する。また、ラジエター4は、発電電力供給系L4に接続されており、発電電力供給系L4を通じた発電電力の供給が開始されると、起動する。例えば、ラジエター4は、冷却能力2kW、24V駆動のアルミ製ラジエターである。
冷却水ポンプ5は、冷却水循環配管L3に接続されており、ラジエター4で冷却された冷却水を燃料電池スタック1の冷却部1cに供給する。また、冷却水ポンプ5は、発電電力供給系L4に接続されており、発電電力供給系L4を通じた発電電力の供給が開始されると、起動する。例えば、冷却水ポンプ5は、最大流量60NL/min、24V駆動のポンプである。
水素ガス供給源6は、後述する水素ガス開閉弁7を介して水素ガス供給配管L1に接続されており、水素ガス供給配管L1から燃料極1aに供給される水素ガスを貯蔵する。例えば、水素ガス供給源6は、水素吸蔵合金を有する水素ガス供給源で構成されてもよい。また、水素ガス供給源6は、水素ガスを圧縮して貯蔵する水素圧縮ガスボンベで構成されてもよく、例えば、容量47L、圧力18MPaである。
水素ガス開閉弁7は、水素ガス供給配管L1に設けられた開閉電磁弁である。水素ガス開閉弁7が弁開状態になると、水素ガス供給源6から燃料極1aに水素ガスが供給される。一方、水素ガス開閉弁7が弁閉状態になると、水素ガス供給源6から燃料極1aへの水素ガスの供給が停止する。
また、水素ガス開閉弁7は、外部系統電力供給系L5に接続されており、外部系統電力供給系L5を通じて外部系統電源から供給される電力により制御される。具体的には、水素ガス開閉弁7は、通電時閉タイプであり、外部系統電源からの通電中は弁閉状態を保持する。水素ガス開閉弁7は、外部系統電源からの通電が停止されたときに弁開状態となり、外部系統電源からの通電停止中は弁開状態を保持する。
酸化剤ガス供給源8は、後述する酸化剤ガス開閉弁9および酸化剤ガス開閉弁10を介して酸化剤ガス供給配管L2に接続されており、酸化剤ガス供給配管L2から空気極1bに供給する酸化剤ガスを貯蔵する。例えば、酸化剤ガス供給源8は、酸素濃度10%以上の酸化剤ガスを圧縮して貯蔵する酸化剤圧縮ガスボンベで構成されてもよく、例えば、容量47L、圧力18MPaである。
酸化剤ガス開閉弁9は、酸化剤ガス供給配管L2に設けられた開閉電磁弁である。酸化剤ガス開閉弁9が弁開状態になると、酸化剤ガス供給源8から空気極1bに酸化剤ガスが供給される。一方、酸化剤ガス開閉弁9が弁閉状態になると、空気極1bへの酸化剤ガスの供給が停止する。
また、酸化剤ガス開閉弁9は、外部系統電力供給系L5に接続されており、外部系統電力供給系L5を通じて外部系統電源から供給される電力により制御される。具体的には、酸化剤ガス開閉弁9は、通電時閉タイプであり、外部系統電源からの通電中は弁閉状態を保持する。酸化剤ガス開閉弁9は、外部系統電源からの通電が停止されたときに弁開状態となり、外部系統電源からの通電停止中は弁開状態を保持する。
酸化剤ガス開閉弁10は,酸化剤ガス供給配管L2に設けられた開閉電磁弁である。酸化剤ガス開閉弁10は、空気ブロワ3が駆動されていないときは弁開状態であり、酸化剤ガス開閉弁9が弁開状態になると、酸化剤ガス供給源8から空気極1bに酸化剤ガスが供給される。
また、酸化剤ガス開閉弁10は、電圧調整器2に接続されており、発電電力供給系L4を通じて燃料電池スタック1から供給される発電電力により制御される。具体的には、酸化剤ガス開閉弁10は、燃料電池スタック1における発電が開始されて、燃料電池スタック1からの通電が開始されると、弁閉状態となり、燃料電池スタック1からの通電中は弁閉状態を保持する。このとき、酸化剤ガス開閉弁10は、燃料電池スタック1からの通電に伴い空気ブロワ3が起動されると同時または駆動された後、弁閉状態とされることが好ましい。例えば、電圧調整器2から酸化剤ガス開閉弁10への通電経路上に遅延回路を設けることにより、空気ブロワ3が駆動された後に、酸化剤ガス開閉弁10を弁閉状態とすることができる。また、酸化剤ガス開閉弁10は、燃料電池スタック1からの発電電力の供給が停止されたとき、すなわち、空気ブロワ3が駆動を停止したときに弁開状態となり、燃料電池スタック1からの発電電力の供給停止中は弁開状態を保持する。
次に、以上のように構成された第1の実施形態に係る燃料電池発電システム100の起動動作について説明する。ここで、燃料電池発電システム100は、外部系統電源の停電時の補助電源として利用される。したがって、燃料電池発電システム100は、外部系統電源の稼働時には、発電動作を停止しており、外部系統電源の停電時に起動される。
図2は、燃料電池発電システム100の起動動作を示すフローチャートである。図2のフローチャートの開始時においては、外部系統電力供給系L5を通じた外部系統電源からの通電があるため、水素ガス開閉弁7と酸化剤ガス開閉弁9とは弁閉状態である。また、酸化剤ガス開閉弁10は、電圧調整器2からの燃料電池スタック1における発電電力の供給がないため、弁開状態である。また、空気ブロワ3、ラジエター4及び冷却水ポンプ5は、燃料電池スタック1からの発電電力の供給がないため、停止状態である。
外部系統電源の停電等により、外部系統電力供給系L5を通じた外部系統電源からの通電が停止する(ステップS1)。
外部系統電源からの通電が停止すると、水素ガス供給配管L1に設けられた水素ガス開閉弁7と酸化剤ガス供給配管L2に設けられた酸化剤ガス開閉弁9とが弁開状態になる(ステップS2)。
水素ガス開閉弁7が弁開状態になると、水素ガス供給源6から燃料極1aへの水素ガスの供給が開始される。また、酸化剤ガス開閉弁9が弁開状態になると、酸化剤ガス開閉弁10は弁開状態なので、酸化剤ガス供給源8から空気極1bへの酸化剤ガスの供給が開始される。この結果、燃料電池スタック1において、燃料極1aの水素ガスと空気極1bの酸化剤ガスとの電気化学反応に基づく発電が開始される(ステップS3)。
燃料電池スタック1における発電開始に伴い、発電電力供給系L4への発電電力の供給が開始される。発電電力供給系L4を通じて供給される発電電力により、空気ブロワ3、ラジエター4、冷却水ポンプ5が起動される(ステップS4)。
空気ブロワ3の起動に伴い、空気ブロワ3から空気極1bへ酸化剤ガスとしての空気の供給が開始される。この結果、酸化剤ガス供給源8から空気極1bへの酸化剤ガスの供給が不要となるため、発電電力供給系4を通じて供給される発電出力により酸化剤ガス開閉弁10が弁閉状態になる(ステップS5)。
第1の実施形態に係る燃料電池発電システム100によれば、水素ガス開閉弁7及び酸化剤ガス開閉弁9が、外部系統電源からの通電停止に伴い弁開状態になる。この結果、水素ガス及び酸化剤ガスの燃料電池スタック1への供給が開始されて、燃料電池スタック1における発電が開始される。このように、この燃料電池発電システム100は、外部系統電源からの通電停止に伴い、自動的に発電を開始するため、外部系統電源の停電時の補助電源としての利用が可能である。さらに、水素ガス開閉弁7及び酸化剤ガス開閉弁9の起動電源としてバッテリーを燃料電池発電システム100内部に設ける必要がないため、燃料電池発電システム100の容量及び重量を小さくできるとともに、メンテナンスコストを低くすることができる。
また、第1の実施形態に係る燃料電池発電システム100によれば、燃料電池スタック1における発電電力により、空気ブロワ3、ラジエター4、冷却水ポンプ5を起動することができるため、これら補機の起動電源としてバッテリーを100内部に設ける必要がない。したがって、燃料電池発電システム100の容量及び重量を小さくできるとともに、メンテナンスコストを低くすることができる。さらに、燃料電池スタック1の起動と空気ブロワ3の起動に伴い、酸化剤ガス開閉弁10が弁閉状態になるため、酸化剤ガス供給源8に貯蔵された酸化剤ガスの消耗を防ぐことができる。
100、200…燃料電池発電システム、1…燃料電池スタック、1a…燃料極、1b…空気極、1c…冷却部、2…電圧調整器、3…空気ブロワ、4…ラジエター、5…冷却水ポンプ、6…水素ガス供給源、7…水素ガス開閉弁、8…酸化剤ガス供給源、9…酸化剤ガス開閉弁、10…酸化剤ガス開閉弁,11…バッテリー、L1…水素ガス供給配管、L2…酸化剤ガス供給配管、L3…冷却水循環系、L4…発電電力供給系、L5…外部系統電力供給系、
Claims (5)
- 水素ガス供給配管を通じて供給される水素ガスと酸化剤ガス供給配管を通じて供給される酸化剤ガスとの電気化学反応に基づいて、発電する燃料電池スタックと、
前記水素ガス供給配管に設けられた水素ガス開閉弁と、
前記酸化剤ガス供給配管に設けられた酸化剤ガス開閉弁と、
前記水素ガス開閉弁を介して、前記水素ガス供給配管に前記水素ガスを供給する水素ガス供給源と、
前記酸化剤ガス開閉弁を介して、前記酸化剤ガス供給配管に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給源と、を具備し、
前記水素ガス開閉弁及び前記酸化剤ガス開閉弁は、外部系統電源からの通電が停止すると弁開状態になることを特徴とする燃料電池発電システム。 - 前記酸化剤ガス開閉弁よりも下流側に第2の酸化剤ガス開閉弁と、前記第2酸化剤ガス開閉弁の下流側の前記酸化剤ガス供給配管へ空気を供給する空気ブロワとを具備し、
前記水素ガス開閉弁及び前記酸化剤ガス開閉弁は、前記外部系統電源からの通電中は弁閉状態を保持し、前記外部系統電源からの通電停止中は弁開状態を保持し、
前記空気ブロワは、前記燃料電池スタックにおいて発電した電力により起動し、
前記第2の酸化剤ガス開閉弁は、前記空気ブロワの起動前は弁閉状態、前記空気ブロワが起動したら弁開状態に制御されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記水素ガス供給源は、水素吸蔵合金を有する水素ガス供給源で構成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電システム。
- 前記水素ガス供給源は、前記水素ガスを圧縮して貯蔵する水素圧縮ボンベで構成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電システム。
- 前記酸化剤ガス供給源は、酸素濃度10%以上の酸化剤ガスを圧縮して貯蔵する酸化剤圧縮ガスボンベで構成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電システム。
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