JP2010125071A - テニス練習装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テニスの正しい打撃フォームの習得に加え、習熟した場合にはより高度な練習を行い得る新規なテニス練習装置の開発を試みたものである。
【解決手段】 本発明のテニス練習装置Aは、シート支持フレーム2と、打球受けシート3と、この打球受けシート3上端に手前側に向かって側面視で湾曲した庇状に設けられる反転案内部4とを具え、プレーヤーPの打った打ち込み打球b1は、打球受けシート3に受け止められた後、反転案内部4によって反転し、戻り打球b2となって打球受けシート3に沿って下降して打球受けシート3から飛び出し、練習場所の基面Bでバウンドして再度プレーヤーPの近くに戻り、この戻り打球b2を再度プレーヤーPが打ち返して打球練習を継続する装置において、前記打球受けシート3は、プレーヤーがいくつかの好適な打ち返し位置を選択できる戻り打球誘導構造33を具えていることを特徴として成るものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、テニス練習装置に関するものであって、特に実際の打撃スキルの向上に顕著な効果を発揮する新規な構造に係るものである。
一般にテニスの打撃練習を一人で行う場合、垂直壁面を利用してボールを打ち込み、戻り打球を再び打ち返して練習したり、あるいは伸縮性を具えた紐に取り付けられたボールを打ち込む等の手法が採られている。しかしながらこのような手法は、実際の打ち込み練習の効果を十分に上げにくい上、例えばボールを打ち込むのに適した垂直壁面にあっては身近に存在するものではなく、練習環境も限られてしまう。
このようなことから、適宜の練習場所に設置することができるようにしたテニス練習装置として、例えば打球受けシートを練習するプレーヤーの前に斜めに張設状態に設置し、その上端部に手前に向って側面視で湾曲した庇状の反転案内部を形成することにより、打球受けシートに打ち込まれた打ち込み打球が上部の反転案内部において戻るように案内され、戻り打球として打球受けシートに沿って下降して戻り、その戻ったボールが地面ないしは床面から再度バウンドしたところを打ち返す形態のものが提案されている(特許文献1、2、3)。
しかしながら、これらのものは、実際には戻り打球が打球受けシート上を戻ってくるとき、格別な工夫がされておらず、打球受けシートの基面に対する設定角度を変えない限りは、常に一定の角度で戻り打球が打球受けシートから飛び出し、同じ場所でバウンドすることとなる。その結果常にプレーヤーは、同じ場所で打ち返すこととなり、実際的なスキルアップの効果が必ずしも十分に得られない。
このスキルアップのための条件とは、戻り打球のバリエーションが自由に選択できること、並びに打ち返し時の打球の仰角を適宜試すことができることであって、具体的には球速が速く、高い打点(打ち返し位置)、あるいは低い打点の戻り打球、球速が遅く、高い打点、あるいは低い打点の戻り打球が得られること、更には打ち込み打球の仰角が変わっても、打ち込み打球を捕球し損なうことがないよう充分打球受けシートが展開していること、これらが必要とされている。
しかしながら、前述のとおり、従来手法には、このような効果が期待できる構成は具わっていない。
実開昭58−153871号公報 実開昭58−117667号公報 実開昭58−101674号公報
本発明は、これらの種々の背景を考慮してなされたものであって、正しい打撃フォームの習得に加え、習熟した場合にはより高度な練習を行い得る新規なテニス練習装置の開発を試みたものである。
請求項1記載のテニス練習装置は、適宜の練習場所に設置できるシート支持フレームと、このシート支持フレームに先上り傾斜状態に展開するように支持される打球受けシートと、この打球受けシート上端に手前側に向かって側面視で湾曲した庇状に設けられる反転案内部とを具え、プレーヤーの打った打ち込み打球は、打球受けシートに受け止められた後、反転案内部によって反転し、戻り打球となって打球受けシートに沿って下降して打球受けシートから飛び出し、練習場所の基面でバウンドして再度プレーヤーの近くに戻り、この戻り打球を再度プレーヤーが打ち返して打球練習を継続する装置において、前記打球受けシートは、プレーヤーがいくつかの好適な打ち返し位置を選択できる戻り打球誘導構造を具えていることを特徴として成るものである。
請求項2記載のテニス練習装置は、前記請求項1記載の要件に加えて、戻り打球誘導構造については、打球受けシートの下端部近くの部位の張り面の設定を、打球受け部の張り面に対し谷折り状態に変える第1誘導構造であることを特徴として成るものである。
請求項3記載のテニス練習装置は、前記請求項1または2記載の要件に加えて、前記第1誘導構造については、打球受けシートの下端部近くに設けた一定の剛性を有する案内板であることを特徴として成るものである。
請求項4記載のテニス練習装置は、前記請求項1、2または3記載の要件に加えて、前記戻り打球誘導構造については、打球受けシートの上面を幅方向に覆う上面案内シートを含み、この上面案内シートは、打球受けシートの張り角度より浅い張り角度に設定されるとともに、先端縁は、打球受けシートと接しながら且つ上面案内シート下面を通る打ち込み打球をくぐり抜け状態に通過させ、一方戻り打球は、その上面を通過させる第2誘導構造であることを特徴として成るものである。
請求項5記載のテニス練習装置は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加えて、前記反転案内部については、打球受けシートの上端部が側面視で湾曲した庇状に張設されて構成されていることを特徴として成るものである。
請求項6記載のテニス練習装置は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加えて、前記反転案内部については、反発係数の大きい硬質素材で形成されていることを特徴として成るものである。
請求項7記載のテニス練習装置は、前記請求項5または6記載の要件に加えて、前記反転案内部については、戻り打球の戻り方向を変化させる偏向案内部を具えていることを特徴として成るものである。
請求項8記載のテニス練習装置は、前記請求項7記載の要件に加えて、前記偏向案内部については、幅方向左右の一方また双方の端部近くに設けられていることを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、打球受けシートは、戻り打球誘導構造を具えており、戻り打球は、テニス練習装置から一定距離隔たったプレーヤーの近くに正確にバウンドして返球される。この結果、プレーヤーは、常に正確な打球フォームの会得ができる。
また請求項2記載の発明によれば、打球受けシートの下端部位の張り加減を変更することにより、戻り打球を望ましい方向に誘導することができ、装置構造も簡単で且つ、プレーヤーの望む設定が容易にできる。
また請求項3記載の発明によれば、戻り打球誘導構造は、一定の剛性を有する案内板を用いていることから、戻り打球の速度が減殺される割合が少なく、正確な返球状態が得られる。
また請求項4記載の発明によれば、打球受けシートの上面を幅方向に覆う上面案内シートを用いることから、戻り打球は、この上面案内シートに案内されて、高い位置から落下し、結果的に高くバウンドした戻り打球は、緩やかな速度となり、初心者にとって練習がしやすい状況が得られる。
また請求項5記載の発明によれば、打球受けシートの上端に設けられる反転案内部は、打球受けシートの上端部を庇状に張設することにより形成しているものであるから、簡単な構成のもとにテニス練習装置を提供し得る。
また請求項6記載の発明によれば、反転案内部が反発係数の大きい硬質素材で形成されていることから、打球の勢いが止められがちな反転案内部においても打球の勢いが減殺されず、あたかもそこでバウンドしている状態となって勢いのよい戻り打球となる。従って、上級者にとっても十分満足な練習を行うことができる。
また請求項7記載の発明によれば、反転案内部には、戻り打球の戻り方向を変えるための偏向案内部が具えられており、打ち込み打球は、反転する際に予想外の方向に偏向し、戻り方向が一定とならない。従ってプレーヤーは、それに応じた左右への動きも習得でき、上級者にとっても適切な練習形態が得られる。
また請求項8記載の発明によれば、偏向案内部は、反転案内部の左右両端部に設けられており、プレーヤーは、そのコーナー部を突いた打球スイングをすると、その反転方向が変化して返球がされることが予想され、打ち込みの位置の目標設定と戻り打球の方向が定まりにくいこととが相まって、上級者にとってもより効果的な練習ができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであるとともに、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含むものである。
以下、本発明のテニス練習装置Aを図示の実施例に基づいて具体的に説明する。
このものは、適宜の屋内屋外の練習場所に設置して用いられるものであり、設置されるグランド面、または床面を基面Bとする。このテニス練習装置Aの主要構成は、図1、2、3に示すように一例として適宜の基台1に対して、枠状をなすシート支持フレーム2を斜設状態に取り付け、更にこのシート支持フレーム2に対して打球受けシート3を張設したものであり、この打球受けシート3の上方には、反転案内部4を具え、また前記打球受けシート3の下方に戻り打球誘導構造33を構成する第1誘導構造33Aを具える。
このような構成により、プレーヤーPがラケットRによって打ち込んだ打ち込み打球b1は、打球受けシート3に受け止められ、反転案内部4によってボールの進行方向を変更され、戻り打球b2となって再び打球受けシート3に沿って落下し、第1誘導構造33Aに案内されて打球受けシート3から飛び出し再びプレーヤーPの近くの基面Bでバウンドするものであり、このバウンドした戻り打球b2を再度プレーヤーPが打ち、これを繰り返して練習する。
以下、各部材について詳細に説明する。
まず基台1は、金属パイプ、樹脂パイプ、あるいはこれらの複合素材で構成したパイプ等を用いて構成するものであり、側面視で前後に開脚する脚部10を具える。この脚部10の上端には、枠支持ブラケット11を左右一対具える。そしてこの枠支持ブラケット11は、脚頂部支点12において、一対の脚部10の上端と開閉自在に接続されている。更に、脚部10は、上下方向中段に脚部ブレース13を具えるものであり、この脚部ブレース13は、中央で屈曲自在に構成されている。一方枠支持ブラケット11は、更に枠用固定支点14を上方に突出したように設けるとともに、それよりも段差状に低くなった位置に枠用調整支点15を具える。
このような基台1に対し、シート支持フレーム2が斜設状態に支持される。シート支持フレーム2は、金属パイプ、樹脂パイプ、あるいはこれらの複合素材で構成したパイプ等を用いて構成するものであり、正面視で矩形枠状に形成され、その周辺部位を周枠部20とする。この周枠部20は、その上端側に側面視U字状に反転枠21を具えるとともに、周枠部20のほぼ中間には、前記基台1における枠支持ブラケット11と接続する固定接続部23が下方に向けて突出するように形成されている。更に、この固定接続部23に接近した位置に枠用調整支点15に接続される調整接続部25が設けられる。この調整接続部25は、具体的には接続板250を主要部材として成り、この接続板250は、調整用の長孔251を具えるとともに、その一端は周枠部20に設けられたブラケット252に対して、ピン253において回動自在に接続されている。
更に前記周枠部20の下方には、下面に向かって伸びる誘導ステー26が設けられ、このものは上下に並ぶように複数の調節フック260が形成されている。またこの誘導ステー26より幾分か上方位置における周枠部20には、必要に応じて図7に示すように上面に向かって伸びる案内シート用ステー27が設けられる。なおこれら誘導ステー26及び案内シート用ステー27の作用については後述する。
このようなシート支持フレーム2は、その固定接続部23が基台1の枠支持ブラケット11における枠用固定支点14に適宜ボルトナット等で固定されるとともに、接続板250が長孔251において前記枠用調整支点15に対し、例えば手回し自在の固定ボルト151などにより固定される。この構成から理解できるように長孔251の適宜の位置を選択することにより、シート支持フレーム2の斜設状態を適宜設定し得るものである。もちろんこの斜設状態を設定自在とするにあたっては長孔に限らず、多段に整列させた多数の調節孔であってもよい。
次にシート支持フレーム2に張設される打球受けシート3について説明する。
このものは、合成樹脂繊維等で補強した樹脂シートや、いわゆるキャンバス地等の適宜のシート素材を用いることができる。
まず打球受けシート3は、図3に示すように前記シート支持フレーム2よりやや小さい寸法に断裁されたシート本体30を主要部材とする。そして、このシート本体30は、シート支持フレーム2に対して取り付けるために、取付ループ301ないしはハトメ302を周辺に有するものである。
このシート本体30をシート支持フレーム2に対して取り付けるにあたっては図3(a)〜(c)に示すように、適宜の手法を採り得るものであるが、例えば取付ループ301を形成するにあたり、長さ寸法を調節することができる面ファスナで止めるようにしたり (図3(a))、張設スプリングsを用いたり(図3(b))、更に前記ハトメ302に適宜のストラップ31を編み込み状に捲回させて固定させる手法などが採り得る。
そして、この打球受けシート3は、下方部位を除いた範囲を打球受け部32とするとともに下方部位に戻り打球誘導構造33を設ける。具体的には、戻り打球誘導構造33のうちの第1誘導構造33Aであって、打球受けシート3の下端近くを前記誘導ステー26における調節フック260のうちのいずれかを選択利用して張設スプリングsで更に下方に引くように張設し、シート本体30における下端部位の張り面の設定を打球受け部32の張り面に対し、谷折り状態になるように設定する構造であり、ここを誘導部331とする。もちろんこの部位に、図4に示すように別途誘導板332を重ねるように設けたり(図4(a))、あるいはシート本体30を屈曲はさせず、別途誘導板332を設けるようにしても(図4(b))差し支えない。更にまた図示は省略するが誘導部331を構成するシートをポケット状に構成しておき、ここに誘導板332を差し嵌めるようにして設けてもよい。
なおシート本体30における打球受け部32と、誘導部331との境界は、その左右両端側において誘導ステー26を利用して下方に引くようにするときには、境界部位でシート本体30の上面からみて内曲り状態、即ち谷折り状体となるものの、角張ることがなく、なめらかに湾曲した状態が得られる。
なお打球受けシート3に関して、図2に仮想線で示すように誘導部331の手前側端部に打ち込み打球b1の反発防止フラップ34Aや、受球幕シート34Bを設けることができる。即ち反発防止フラップ34Aは、例えば打球受けシート3を構成する素材を複数枚重ねて、一定のコシの強さを出し、これを周枠部20手前側部位からほぼ水平に張り出すようにして、打ち込み打球b1が周枠部20に直接当たってしまってプレーヤーP側に反発戻りしたりすることを防ぐものである。
また受球幕シート34Bは、打球受けシート3の更に下方に打ち込み打球b1が飛んだとき、前方に飛び出さないように受け止めるためのものである。
次に打球受けシート3の上端部に設けられる反転案内部4について説明する。
もっとも基本的な実施例としては、図5に示すようにシート本体30の上端を更に延長させて、これをシート支持フレーム2に設けた反転枠21の部位で、張設スプリングsを介して支持し、シート自体を手前側に庇状に湾曲した状態に張設する構造である。
もちろん、この反転案内部4は、このような構成に限らず、図6に示すように別体の反転案内トラフ41を用いることも可能である。このものは、十分な反発係数を有する硬質樹脂等の素材により構成するものであり、このものは、その左右両側端部近くを内向させて、偏向案内部42を形成することができる。
これは、反転案内部4に至った打ち込み打球b1がこの反転案内部4によって戻り方向が変えられ、最終的に基面Bにおける戻り位置の変更を発現させるための手法である。もちろん、このような偏向案内部42は、硬質の反転案内トラフ41を用いることが好ましいが、反転案内部4をシート本体30で構成した場合も、その張設状態の調整により偏向案内部42を形成し得ることは言うまでもない。
また硬質で反発係数の大きい反転案内トラフ41を用いた場合、常にあるいは必要に応じて反転案内面に低反発の素材を張り、球速の変化を得るようにすることもできる。
本発明のテニス練習装置Aの最も基本的な構成は以上述べたとおりであり、以下のように用いて打球練習を行う。
まず適宜の練習スペースが確保できる位置に本装置を設置する。設置するにあたっては、基台1の脚部10が折畳み自在の時には、これを拡げて自立状態を得たうえで、シート支持フレーム2を適宜の傾斜角度に先上り状態に設定する。
この状態でプレーヤーPは、ボールを打球受けシート3に向かってラケットRにより打ち込む。この打ち込まれた打ち込み打球b1は、打球受けシート3上の打球受け部32で受け止められるが、打撃の勢いで更に打球受けシート3上を進み、その上部の反転案内部4に至る。ここで反転案内部4の庇状の湾曲形状に案内されて、戻り打球b2として、打球受けシート3上における打球受け部32を落下して戻る。そして、その下端近くで戻り打球誘導構造33における誘導部331により水平近くないしは幾分か上昇するように飛び出し状態を変え、その状態で図1、2に示すように基面Bに落下してプレーヤーPの至近距離でバウンドする。このようにバウンドした戻り打球b2をプレーヤーPは再び打ち返して練習を継続する。本発明にあっては、戻り打球b2が戻り打球誘導構造33の作用により常に正確に基面B上にバウンドし、繰り返しの打ち込み練習ができ、理想的な打撃フォームの習得が図られるのである。また、このとき戻り打球b2の戻り位置を変更させる場合には、前記誘導部331を出現させている調節フック260を利用した引っ張り状態を変え、誘導部331の張設角度を変えたり、戻り打球b2の飛び出し状況を変更させる。
このとき、更にスキルアップしたプレーヤーPは、反転案内部4の左右端部に偏向案内部42が設けられている場合には、装置の両端付近に打球を打ち返すことにより、更に難度の高い練習ができる。即ち偏向案内部42の屈曲により、打ち込み打球b1は、反転しながら戻る方向が逸れた戻り打球b2となり、この戻り打球b2を打ち返すこととなり、あたかも実際のゲームでの相手プレーヤーからの多様な方向からの返球を再現したような状態が得られ、高度な練習を行うことができる。
〔他の実施の形態〕
本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想の実施例とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、図7に示す実施例は、比較的初心者向けの戻り打球b2が得られる実施例である。即ち別途上面案内シート35を第2誘導構造33Bとして用意し、このものをシート本体30の上面幅方向を覆うように前記案内シート用ステー27を利用して張設する。その先端部は、打球受けシート3に接するように重ね合わせ状態とし、且つ張設角度は打球受けシート3の張設角度より浅くないしは更に手前側が上昇するような傾斜に調節するものである。このようにした時には、プレーヤーPの打球は上面案内シート35の上面を抜けた場合には、その上方でシート本体30における打球受け部32に受け止められて、先の基本的な実施例と同様に反転案内部4で反転して戻るものであるが、戻り時には上面案内シート35上を戻り、より高い位置から基面Bに落下してバウンドする。このように戻り打球b2が高くバウンドすることからプレーヤーPにとっては緩めの高さがある戻り打球b2が得られ、初心者のプレーヤーPにとっても、そのスキルに適した練習がなし得る。またプレーヤーPの打ち込み打球b1が上面案内シート35の下面を通った場合であっても、上面案内シート35の先端は、打球受けシート3のシート本体30とは、接着状態にはなく単に重ね合せた状態としてあるから、図7に示すように打ち込み打球b1は、この間をくぐり抜け状態に通過することができ、一方戻り打球b2は、必ず上面案内シート35の上面を通って戻り、緩やかな戻り打球b2となる。
更に全体的な構成として、以下のような形態も採り得る。
まず図8に示すものは、シート支持フレーム2の四隅に直接基台1の脚部10が設けられる実施例であって、プレーヤーP側の脚部10は短く、反転案内部4側の脚部10は長い状態とする。更にそれぞれの脚部10には、その高さを選択できるような調整機構101を具えることが好ましい。
更に他の形態としてはシート支持フレーム2については枠形状でないものも可能である。例えば図9に示すものは、十分な重みを有する基台1から上方に向けて放射状に一例として4本の杆状のシート支持フレーム2が設けられ、この先端に打球受けシート3の四隅部を支持させるように取り付けるとともに、更にシート支持フレーム2の安定的な設定のために、張り網201をそれぞれ設けたものである。更に打球受けシート3の下方には、誘導用張り網261を設けるものであり、これによって誘導部331を設定する。
更にまた図10に示す実施例は、専用形状のシート支持フレーム2すら排除したものであって、シート支持フレーム2を別途用途の捕球ネット装置5を利用して構成したものである。即ち十分な捕球の広さを有する捕球ネット装置5に対し、その装置フレーム51をシート支持フレームとして利用して、打球受けシート3のみを宙吊り状態に設けるような手法であっても構わない。即ち、ネット52で囲まれた内側に、支持ストラップ53を複数本設置して、適宜打球受けシート3を装置フレーム51に対し吊設して打球受けシート3を斜設状態に形成するものである。
更に実際の使用の便を考慮して、シート支持フレーム2についても折畳み可能に構成することができる。図11に示す実施例は、シート支持フレーム2を中間付近でヒンジ28により折り重ね自在に構成しておくものである。このようにするときには、脚部10の折り重ねとともに比較的厚みが少ない状態となり、移動等の便が図れるものである。
もちろんこのような場合、移動の便を更に向上するため脚部10の一方または双方にキャスター等を取り付けておき、いわばキャスターを転動させながら移動させることが可能となる。ちなみに、このような移動自在にコンパクトにする場合、テニスのコーチ等が複数のプレーヤーPを指導するとき、何台かまとめて車輌等で運搬して練習場に赴き、そこでこれらを拡げて、何個所かに練習場所を確保してトレーニングする形態が採り得る。
本願発明のテニス練習装置の使用状態を示す斜視図、並びに誘導ステーと打球受けシートとの接続状態を示す一部拡大図である。 同上側面図、並びに枠用調整支点の接続状態を示す一部断面拡大図である。 同上正面図、並びにシート支持フレームと打球受けシートとの種々の接続状態を示す一部拡大図である。 戻り打球誘導構造を示した側面図であって、(a)は誘導ステーを用いた実施例を示した側面図であり、(b)は、別体式の誘導板を用いた実施例である。 反転案内部の構造を示す斜視図である。 反転案内部の構造を示す斜視図並びに断面平面図である。 打ち込み打球並びに戻り打球の経路を示した側面図である。 基台に関する他の実施例を示した斜視図である。 基台に関する更に他の実施例を示した斜視図である。 シート支持フレームに関する他の実施例を示した斜視図である。 折り畳み可能とした他の実施例を示した側面図である。
符号の説明
1 基台
2 シート支持フレーム
3 打球受けシート
4 反転案内部
5 捕球ネット装置
10 脚部
11 枠支持ブラケット
12 脚頂部支点
13 脚部ブレース
14 枠用固定支点
15 枠用調整支点
151 固定ボルト
101 調整機構
2 シート支持フレーム
20 周枠部
201 張り網
21 反転枠
23 固定接続部
25 調整接続部
250 接続板
251 長孔
252 ブラケット
253 ピン
26 誘導ステー
260 調節フック
261 誘導用張り網
27 案内シート用ステー
28 ヒンジ
3 打球受けシート
30 シート本体
301 取付ループ
302 ハトメ
31 ストラップ
32 打球受け部
33 戻り打球誘導構造
33A 第1誘導構造
33B 第2誘導構造
331 誘導部
332 誘導板
34A 反発防止フラップ
34B 受球幕シート
35 上面案内シート
4 反転案内部
41 反転案内トラフ
42 偏向案内部
5 捕球ネット装置
51 装置フレーム
52 ネット
53 支持ストラップ
A テニス練習装置
B 基面
b1 打ち込み打球
b2 戻り打球
P プレーヤー
R ラケット
s 張設スプリング

Claims (8)

  1. 適宜の練習場所に設置できるシート支持フレームと、
    このシート支持フレームに先上り傾斜状態に展開するように支持される打球受けシートと、
    この打球受けシート上端に手前側に向かって側面視で湾曲した庇状に設けられる反転案内部とを具え、
    プレーヤーの打った打ち込み打球は、打球受けシートに受け止められた後、反転案内部によって反転し、戻り打球となって打球受けシートに沿って下降して打球受けシートから飛び出し、練習場所の基面でバウンドして再度プレーヤーの近くに戻り、この戻り打球を再度プレーヤーが打ち返して打球練習を継続する装置において、
    前記打球受けシートは、プレーヤーがいくつかの好適な打ち返し位置を選択できる戻り打球誘導構造を具えていることを特徴とするテニス練習装置。
  2. 前記戻り打球誘導構造は、打球受けシートの下端部近くの部位の張り面の設定を、打球受け部の張り面に対し谷折り状態に変える第1誘導構造であることを特徴とする請求項1記載のテニス練習装置。
  3. 前記第1誘導構造は、打球受けシートの下端部近くに設けた一定の剛性を有する案内板であることを特徴とする請求項1または2記載のテニス練習装置。
  4. 前記戻り打球誘導構造は、打球受けシートの上面を幅方向に覆う上面案内シートを含み、この上面案内シートは、打球受けシートの張り角度より浅い張り角度に設定されるとともに、先端縁は、打球受けシートと接しながら且つ上面案内シート下面を通る打ち込み打球をくぐり抜け状態に通過させ、一方戻り打球は、その上面を通過させる第2誘導構造であることを特徴とする請求項1、2または3記載のテニス練習装置。
  5. 前記反転案内部は、打球受けシートの上端部が側面視で湾曲した庇状に張設されて構成されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のテニス練習装置。
  6. 前記反転案内部は、反発係数の大きい硬質素材で形成されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のテニス練習装置。
  7. 前記反転案内部は、戻り打球の戻り方向を変化させる偏向案内部を具えていることを特徴とする請求項5または6記載のテニス練習装置。
  8. 前記偏向案内部は、幅方向左右の一方また双方の端部近くに設けられていることを特徴とする請求項7記載のテニス練習装置。
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