JP2010124089A - Speaker manufacturing method and speaker manufactured by the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はスピーカの製造方法、及びこの製造方法により製造されたスピーカに関するものである。 The present invention relates to a speaker manufacturing method and a speaker manufactured by the manufacturing method.
従来、スピーカを製造する際の各構成部品の組み立てにおいては、機械による作業は一般に困難であり、熟練を要する手作業に依存していた。 Conventionally, in assembling each component when manufacturing a speaker, the work by a machine is generally difficult and relies on manual work requiring skill.
しかしながら、近年の小型化、薄型化されたスピーカに対しては、手作業による部品の位置ずれの影響が大きくなり、歩留まりが低くなっていた。 However, the recent miniaturization and thinning of the loudspeaker has a large influence of component displacement due to manual work, resulting in a low yield.
特に、スピーカ本体の小型化、薄型化に伴って、スピーカの構成部品の一つであるマグネットを小型化した場合、歩留まりの低下は顕著に現れる。 In particular, when the magnet, which is one of the speaker components, is miniaturized as the speaker body becomes smaller and thinner, the yield decreases significantly.
すなわち、マグネットを小型化した場合、これに伴う性能の低下を補うためにプレートとヨークとの間の狭ギャップ化が要求されるが、手作業ではスピーカの磁気回路体を構成するプレート、ヨーク、及びマグネットの各磁気回路部品を正確に配置することが難しく、ボイスコイルがプレートやヨークに接触してしまう恐れが生じ、この結果歩留まりが低下するのであった。 In other words, when the magnet is downsized, a narrow gap between the plate and the yoke is required to compensate for the performance degradation accompanying this, but in the manual operation, the plate, yoke, In addition, it is difficult to accurately arrange the magnetic circuit components of the magnet and the voice coil may come into contact with the plate or the yoke, resulting in a decrease in yield.
この課題に対して、治具を用いて各磁気回路部品を正確に配置し、狭ギャップ化を可能とするスピーカの製造方法が特許文献1に記載されている。
In order to solve this problem,
この特許文献1に記載の製造方法では、図16に示すように、第1の治具101及び第2の治具102を用いてプレート103、マグネット104、及びヨーク105を順次積み上げてスピーカの磁気回路体を製造していた。この結果、マグネット104をヨーク105の中央に、さらにマグネット104の中心軸とプレート103の中心軸とが同軸上になるように正確に配置することを可能としていた。
確かに特許文献1に記載の製造方法によると、各磁気回路部品を正確に配置することは可能であったが、生産効率の面で課題を残していた。
Certainly, according to the manufacturing method described in
これは、図16に示されるように、特許文献1に記載の製造方法では第1の治具101及び第2の治具102の2つの異なる治具を用いることに起因する。
As shown in FIG. 16, this is because the manufacturing method described in
すなわち、特許文献1に記載の製造方法では、プレート103配置工程の後に第1の治具101の上に第2の治具102を載置し、さらに第2の治具102を用いてマグネットを配置した後、第2の治具102を取り出す作業が必要であり、特許文献1に記載の製造方法はその製造工程において必要に応じて第2の治具102の着脱作業を行わねばならず、手間のかかるものであった。
That is, in the manufacturing method described in
また、特許文献1には磁気回路体以外の組み立てについては何ら開示されてはいない。
本発明ではこのような課題を解決し、生産効率の優れたスピーカの製造方法を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to solve such problems and to provide a method for manufacturing a speaker with excellent production efficiency.
そして、この目的を達成するために本発明によるスピーカの製造方法は、直線状のガイド部分を有するガイド部材を備えた治具が用いられるスピーカの製造方法であり、フレームが前記治具に載置される工程と、ヨークに設けられたヨーク切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ヨークが前記フレームに結合される工程と、マグネットを接合したプレートに設けられたプレート切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記マグネットが前記ヨークに結合される工程とを備えることを特徴とする。 In order to achieve this object, a speaker manufacturing method according to the present invention is a speaker manufacturing method in which a jig provided with a guide member having a linear guide portion is used, and a frame is placed on the jig. A part of the yoke notch provided in the yoke is guided by the guide member of the jig, the yoke is coupled to the frame, and the magnet is joined to the plate. A part of the plate notch is guided by the guide member of the jig, and the magnet is coupled to the yoke.
本発明によると、生産効率の優れたスピーカの製造方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the manufacturing method of the speaker excellent in production efficiency can be provided.
これは、治具に設けられたガイド部材の直線状のガイド部分に各磁気回路部品の切り欠き部の一部をガイドさせ、各磁気回路部品を順次積載させることでスピーカの磁気回路体部分を製造することによる。 This is because a part of the notch of each magnetic circuit component is guided by the linear guide portion of the guide member provided on the jig, and the magnetic circuit body portion of the speaker is placed by sequentially loading each magnetic circuit component. By manufacturing.
すなわち、本発明によるスピーカの製造方法では、上記の治具以外の治具を用いる必要はなく、1つの治具のみで、かつ手間をかけずにスピーカの磁気回路体部分を製造することが可能であり、この結果生産効率の優れたスピーカの製造方法を提供することが可能となるのである。 That is, in the speaker manufacturing method according to the present invention, it is not necessary to use a jig other than the jig described above, and it is possible to manufacture the magnetic circuit body portion of the speaker with only one jig and without taking time and effort. As a result, it is possible to provide a method for manufacturing a speaker with excellent production efficiency.
(実施の形態1)
以下、本実施の形態におけるスピーカ1と治具2との全体構成について、図1を用いて説明する。
(Embodiment 1)
Hereinafter, the overall configuration of the
図1は、スピーカ1が備える各部品と、治具2とが示された分解斜視図である。本実施の形態において、図1において示す上下の関係が、実際にスピーカ1を製造する際の上下の関係である。
FIG. 1 is an exploded perspective view showing each component included in the
スピーカ1は、図1に示されるように、フレーム3と、ヨーク4と、マグネット5と、プレート6と、ボイスコイル7と、振動板8と、プロテクタ9とを備える。このうちヨーク4及びプレート6は周縁部に切り欠き部を有しており、これらヨーク4、プレート6及びマグネット5によって磁気回路が形成される。
As shown in FIG. 1, the
また、このスピーカ1を製造する際に用いる治具2は、4つのガイド部材10を備える。
The
本実施の形態においては、この治具のガイド部材10にスピーカ1の各構成部品を図1の矢印Aの向きにガイドし、順次積載することでスピーカ1を製造する。
In the present embodiment, the
次に、スピーカ1の各構成部品について説明する。
Next, each component of the
まず、フレーム3について図2を用いて説明する。図2はフレーム3の外観を示す図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は底面図、図2(c)は正面図、図2(d)は側面図である。
First, the
フレーム3は、樹脂からなり、図2に示されるように、略直方体の形状を有する。フレーム3の上面は、図2(a)に示されるように、長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっており、外周の各コーナー部は面取りされている。
The
さらに、図2(a)、(b)に示されるように、フレーム3の中央部には略矩形状の開口部11が設けられており、この開口部11の各コーナー部はR形状となっている。開口部11はスピーカ1の製造の際にヨーク4が挿入される部分である。なお、フレーム3は開口部11と外周部の間に載置部13を有している。この載置部13はスピーカ1の製造の際に、振動板8が載置、結合される部分である。
Further, as shown in FIGS. 2A and 2B, a substantially
また、図2(b)、(c)に示されるようにフレーム3の底面かつ長辺側の部分に、フレーム3の一部を切り欠いたロック爪係止部12が4点設けられている。ロック爪係止部12はスピーカ1の製造の際に、後に説明するプロテクタ9のロック爪26を嵌合させ、プロテクタ9をフレーム3に固定する部分である。
Further, as shown in FIGS. 2B and 2C, four lock
次に、ヨーク4について、図3を用いて説明する。図3はヨーク4の外観を示す図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は底面図、図3(c)は正面図、図3(d)は側面図である。
Next, the
ヨーク4は、磁性材である鉄等からなり、底面14は、図3(a)(b)に示されるように、長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。底面14は各コーナー部にヨーク切り欠き部15を有する。このヨーク切り欠き部15は底面14に4点設けられ、切り欠いた部分の最も内側、すなわちヨーク4の底面の中心に最も近い部分の形状はR形状となっている。
The
また、底面14は、図3(c)に示されるように長辺側には長辺側側面16が有し、さらに図3(d)に示されるように短辺側には短辺側側面17を有している。すなわち、ヨーク4はこれら長辺側側面16及び短辺側側面17を備えることで、図1に示したようにコーナー部を切り欠いた略箱型形状となっている。
Further, the
長辺側側面16は、図3(c)に示されるように長辺側の両端に横方向に突出した突出部16aを有している。また、短辺側側面17は、長辺側の両端に横方向に突出した突出部16bを有している。このように、長辺側側面16、短辺側側面17にそれぞれ突出部16a、突出部16bを設けることで、マグネット5及びプレート6からの磁束を受ける部分の面積を大きくしている。この結果、ボイスコイル7が磁気回路体から受ける磁束の数が多くなり、スピーカ1を駆動させた際にボイスコイル7は十分に上下振動できるようになる。
As shown in FIG. 3C, the
次に、マグネット5について図4を用いて説明する。図4はマグネット5の上面図である。なお、マグネット5は上面及び下面が同じ形状となっている。
Next, the
マグネット5は、図4に示されるように長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。マグネット5の各コーナー部分は切り欠かれた構成になっており、マグネット5はマグネット切り欠き部18を4点有する。
As shown in FIG. 4, the
次に、プレート6について図5を用いて説明する。図5はプレート6の外観を示す図であり、図5(a)は上面図、図5(b)は底面図である。
Next, the
プレート6は略直方体の形状を有しており、図5(a)に示されるように、プレート6の上面は長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。プレート6の各コーナー部分は切り欠かれた構成になっており、プレート6はプレート切り欠き部19を4点有する。このプレート切り欠き部19は切り欠いた部分の最も内側、すなわちプレート6の中心に最も近い部分の形状はR形状となっている。
The
プレート6の下面は、図5(b)に示されるようにプレート6の上面と同一の形状となっている。ただし、プレート6の下面には周縁に沿ってトラック状の溝20が設けられている。この溝20はプレート6とマグネット5を接着剤にて接着する際に、余分な接着剤がプレート6の側方に溢れ出ることを防止する。
The lower surface of the
なお、プレート6の長辺及び短辺はそれぞれマグネット5の長辺及び短辺よりも長く、さらにプレート6のプレート切り欠き部19はマグネット5のマグネット切り欠き部18よりも小さい。したがって、プレート6とマグネット5を重ね合わせ、接着した際には、マグネット5の周縁部はプレート6の周縁よりも内側に配置させることができる。
The long side and the short side of the
また、プレート6の長辺側のプレート切り欠き部19同士の距離(図5(a)のL3)はヨーク4の長辺側のヨーク切り欠き部15同士の距離(図3(a)のL1)と等しく、プレート6の短辺側のプレート切り欠き部19同士の距離(図5(a)のL4)はヨーク4の短辺側のヨーク切り欠き部15同士の距離(図3(a)のL2)と等しい。したがって、プレート6とヨーク4とは、プレート切り欠き部19の一部とヨーク切り欠き部15の一部が同一直線上となるように重ね合わせることができ、上面視においてこれらプレート切り欠き部19とヨーク切り欠き部15とは同位置で重なり合っている。
The distance between the
次に、ボイスコイル7について図6を用いて説明する。図6はボイスコイル7の外観を示す図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は正面図である。
Next, the
ボイスコイル7は1本の配線を巻回し、図6(a)に示すように中央に中空部21を有する略矩形状となるように形成される。中空部21の長辺側の長さはプレート6やマグネット5の長辺よりも長く、短辺側の長さはプレート6やマグネット5の短辺よりも長いため、スピーカ1を組み立てる際にはプレート6やマグネット5をこの中空部21内に挿入することが可能である。
The
なお、ボイスコイル7の各コーナー部はR形状とし、スピーカ1を駆動させた際に応力負荷がかかり過ぎないようにしている。さらに、ボイスコイル7からは図6(a)、図6(b)に示すように金糸線22が設けられている。スピーカ1を駆動させる際には、この金糸線22を介して音声信号を付加した交流電流を外部からボイスコイル7に流す。
Each corner portion of the
次に、振動板8について図7を用いて説明する。図7は振動板8の外観を示す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は底面図である。
Next, the
振動板8は、図7(a)、図7(b)に示されるように略矩形状の形状を有しており、各コーナー部はR状になっている。振動板8の外周縁部にはフレーム3に設けられた載置部13と同じ形状をなす外側結合部23が設けられており、さらにその内側にはボイスコイル7の略矩形状と同じ形状の内側結合部24が設けられている。これら外側結合部23と内側結合部24は、スピーカ1製造時にそれぞれフレーム3の載置部13とボイスコイル7の上端部に結合される部分である。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the
次に、プロテクタ9について図8を用いて説明する。図8はプロテクタ9の外観を示す図であり、図8(a)は上面図、図8(b)は正面図である。
Next, the
プロテクタ9は磁気回路体や振動板8等のスピーカ1の構成部品を外部から保護する部品であり、図8(a)に示すようにプロテクタ9の上面は長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。このプロテクタ9の外周部の形状は、振動板8の外周部の形状と略同一(相似)形状に形成されている。
The
また、プロテクタ9には、図8(a)に示すように円形状の放音孔25が3点設けられている。スピーカ1を駆動させた際には、振動板8から再生される音はこの放音孔25を通って外部に放射される。なお、本実施の形態においてはこの放音孔25を3点設ける構成としたが、この構成に限られることなく、さらに多くの放音孔25を設ける構成としてもよいし、あるいはその配置の仕方を変えてもよい。
Further, the
さらに、図8(b)に示すように、プロテクタ9の各長辺側にはロック爪26が2本ずつ設けられている。このロック爪26は、スピーカ1製造時にフレーム3のロック爪係止部12と嵌合される。
Further, as shown in FIG. 8B, two
次に、治具2について図9を用いて説明する。図9は治具2の外観を示す図であり、図9(a)は上面図、図9(b)は正面図、図9(c)は治具2に設けられたガイド部材10の拡大図である。
Next, the
図9(a)、図9(b)に示されるように、治具2は載置面27の中央部付近に棒状のガイド部材10が4つ植設されている。このガイド部材10はスピーカ1製造時に前述の各構成部品をガイドする。
As shown in FIGS. 9A and 9B, the
ガイド部材10は、図9(b)(c)に示されるように、載置面27に対して垂直であり、下端部から上端部付近にかけて一直線となった直線状の内側ガイド部分28及び外側ガイド部分29を有する。これら2つのガイド部分のうち、内側ガイド部分28はヨーク4及びプレート6をガイドする部分であり、下端部は載置面27に結合されている。また、外側ガイド部分29はボイスコイル7をガイドする部分であり、中央部付近でボイスコイル7を載置するための保持部30と結合されている。なお、本実施の形態においてはガイド部材10の形状を棒状としたが、これに限らずに例えば角柱状など、その下端部から上端部付近にかけて載置面27に対して垂直な直線部分を有する形状であればよい。ただし、本実施の形態のごとく棒状とした場合、スピーカ1の各構成部品を傷つける可能性を低減できるため、ガイド部材10は棒状であることが望ましい。なお、ガイド部材10の先端部は各構成部品挿入時に傷つけることのないように径を小さくしている。
As shown in FIGS. 9B and 9C, the
さらに、治具2は図9(c)に示されるように保持部30を備える。この保持部30はスピーカ1を製造する際に、ボイスコイル7をその上面に載置し、ボイスコイル7を所定の高さで保持する部分である。
Furthermore, the jig |
なお、本実施の形態では、保持部30はガイド部材10と一体としている。
In the present embodiment, the holding
以下、スピーカ1の製造工程について説明する。
Hereinafter, the manufacturing process of the
第1の工程は、治具2にフレーム3が載置される工程である。
The first step is a step in which the
この工程においては、図10に示すように開口部11に治具2のガイド部材10及び保持部30が位置するようにフレーム3を治具2の載置面27に載置する。ここで、図10〜図15においてはガイド部材10及び保持部30を点線で示し、製造工程におけるスピーカ1の各構成部品とガイド部材10及び保持部30の概ねの位置関係を示す。
In this step, the
図10において示されるように、フレーム3を治具2に載置した際には4つのガイド部材10及び保持部30は開口部11の各コーナー部付近に位置することになる。
As shown in FIG. 10, when the
なお、この工程においてフレーム3を載置面27に対して正確に位置決めする必要はなくある程度の精度にて載置すればよい。例えばフレーム3とガイド部材10及び保持部30が接触した状態で次の工程に進んだとしても問題はない。これは、後の工程でフレーム3とヨーク4を結合する際に、ヨーク4をフレーム3の開口部11に嵌め込むことでフレーム3が自動的にヨーク4及びガイド部材10に対して位置決めされるからである。
In this step, it is not necessary to accurately position the
第2の工程は、ヨーク4がガイド部材10にてガイドされ、ヨーク4がフレーム3と結合される工程である。
The second step is a step in which the
この工程においては、まず図11に示すように各ガイド部材10の内側ガイド部分28をヨーク4の各ヨーク切り欠き部15に接触させる。この状態で、内側ガイド部分28に沿いながらヨーク4を図1にて示した矢印方向にガイドさせ、第1の工程において治具2の載置面27に載置したフレーム3の開口部11に嵌め込む。この結果、ヨーク4がフレーム3と結合される。なお、前述したようにこの工程により、フレーム3がヨーク4及びガイド部材10に対して位置決めされる。
In this step, first, as shown in FIG. 11, the
第3の工程は、マグネット5が接合されたプレート6がガイド部材10にてガイドされ、マグネット5とヨーク4が結合される工程である。
The third step is a step in which the
この工程を行うにあたって、予めマグネット5の上面とプレート6の下面を接着剤によって接着しておく。この際、マグネット5の一部がプレート6のプレート切り欠き部19からはみ出していると、プレート切り欠き部19をガイド部材10にてガイドすることが不可能となるため、接着の際にはマグネット5がプレート切り欠き部19からはみ出ないように接着する。なお、このことからわかるようにマグネット5はプレート6よりも長辺及び短辺が短い、あるいはマグネット切り欠き部18がプレート切り欠き部19よりも大きいなど、マグネット5がプレート切り欠き部19からはみ出ないよう設計されている。
In performing this process, the upper surface of the
また、マグネット5の下面にはヨーク4と結合するための接着剤を予め塗布しておく。
In addition, an adhesive for bonding with the
そして、図12に示されるようにマグネット5が接合されたプレート6の各プレート切り欠き部19を各ガイド部材10の内側ガイド部分28に接触した状態にする。ここで、図12に示されるようにガイド部材10の外側ガイド部分29は、プレート6の外周よりも外側に位置した状態となっている。これは、後述する第4の工程にてボイスコイル7を挿入した場合に、ボイスコイル7がプレート6に接触することを防ぐためである。
Then, as shown in FIG. 12, each
この状態で、第2の工程におけるヨーク4と同様に、内側ガイド部分28に沿いながらプレート6を図1にて示した矢印方向にガイドさせ、プレート6の下面に接合したマグネット5の下面をヨーク4と接触させ、接着する。ここで、内側ガイド部分28は治具2の載置面27に対して垂直な直線状となっているため、ヨーク切り欠き部15及びプレート切り欠き部19の一部は載置面27に対して垂直な同一直線上に位置することになる。
In this state, like the
このように第1の工程から第3の工程により、ヨーク4とプレート6との間に磁気ギャップを有する磁気回路体が製造されることになる。
Thus, a magnetic circuit body having a magnetic gap between the
第4の工程は、ボイスコイル7がガイド部材10にてガイドされ、磁気ギャップに挿入される工程である。
The fourth step is a step in which the
この工程においては、まず図13に示すように、ボイスコイル7の内側のコーナー部分を各ガイド部材10の外側ガイド部分29に接触させる。この状態で、外側ガイド部分29に沿いながらボイスコイル7を図1にて示した矢印方向にガイドさせる。ここで、治具2には保持部30が設けられているため、ボイスコイル7は保持部30に載置される。したがって、ボイスコイル7はそれ以上載置面27側に移動することはなく、ボイスコイル7を所定の位置に保持することができる。なお、この際ボイスコイル7の上端は、後に振動板8と結合するためにガイド部材10の上端よりも上側(載置面27とは逆側)に突出している。
In this step, first, as shown in FIG. 13, the inner corner portion of the
そして、この工程によりボイスコイル7は第3の工程にて形成した磁気回路体の磁気ギャップに挿入されることになる。さらに、保持部30にてボイスコイル7を保持するため、ボイスコイル7が必要以上に深く磁気ギャップに挿入されてしまうことはない。
In this process, the
第5の工程は、振動板8がボイスコイル7及びフレーム3と結合される工程である。
The fifth step is a step in which the
この工程ではまず、フレーム3の載置部13及び振動板8の内側結合部24に接着剤が塗布される。そして、フレーム3の載置部13と振動板8の外側結合部23とが接着剤によって接着され、固定されるとともに、ボイスコイル7の上端部と振動板8の内側結合部24とが接着剤によって接着され、固定される。
In this step, first, an adhesive is applied to the mounting
第6の工程は、プロテクタ9がフレーム3に結合される工程である。
The sixth step is a step in which the
この工程ではプロテクタ9が備える4本のロック爪26を、それぞれ対応するロック爪係止部12に引っかける。これにより、プロテクタ9がフレーム3に装着される。さらに、フレーム3とプロテクタ9が接着剤によって接合され、固定される。
In this step, the four
第7の工程は、第6の工程までの状態のスピーカ1を治具2から抜き取る工程である。
The seventh step is a step of extracting the
この工程では、第6の工程までの状態のスピーカ1を図1の矢印とは逆の方向に移動させる。この結果、スピーカ1を治具2から抜き取ることができる。
In this step, the
以上の工程を経ることにより、図14に示すようなスピーカ1が完成する。ここで図14(a)はスピーカ1の斜視図、図14(b)はスピーカ1の上面図、(c)は図14(b)の一点鎖線BC部分におけるスピーカ1の断面図である。図14(c)に示されるようにボイスコイル7は他の構成部品に接触することなく、ヨーク4とプレート6の間の磁気ギャップに挿入された状態となっており、またスピーカ1駆動時においてもボイスコイル7が磁気回路体に接触することはない。したがって、スピーカ1は信頼性に優れたものとなっている。
Through the above steps, the
以下、本実施の形態の製造方法の効果を説明する。 Hereinafter, effects of the manufacturing method of the present embodiment will be described.
まず、本実施の形態における製造方法は生産効率の優れたものとなっている。 First, the manufacturing method in the present embodiment is excellent in production efficiency.
これは、本実施の形態における製造方法では治具2以外の治具を用いる必要はなく、1つの治具のみでスピーカ1の磁気回路体部分を製造することが可能なためである。すなわち、従来の製造方法では、2つの治具、あるいはそれ以上の数の治具を用いる必要があり、手間がかかるものであったが、本実施の形態の製造方法によるとこのような手間をかけることなくスピーカ1の磁気回路体部分を製造できるのである。さらに、本実施の形態の製造方法は順次スピーカ1の構成部品を積載するのみでスピーカ1を製造できるため、工程に無駄が少ないものである。
This is because it is not necessary to use a jig other than the
このように本実施の形態における製造方法は生産効率の優れたものとなっている。 Thus, the manufacturing method in the present embodiment is excellent in production efficiency.
また、ヨーク4は少なくとも2点のヨーク切り欠き部15を有し、プレート6は少なくとも2点のプレート切り欠き部19を有していることが望ましい。
Further, it is desirable that the
このようにヨーク4及びプレート6に切り欠き部を複数個設けると、ヨーク4、プレート6同士をより正確に位置決めすることができ、ヨーク4とプレート6の間の隙間の小さい磁気ギャップを確実に形成することが可能となる。この結果、磁気ギャップの磁束密度を高くすることができ、スピーカの性能を向上することが可能となる。
By providing a plurality of notches in the
なお、ヨーク切り欠き部15及びプレート切り欠き部19はそれぞれヨーク4及びプレート6の各コーナー部に設けられていることが望ましい。
The
これは、ヨーク4及びプレート6同士の位置決めがさらに正確になるとともに、他の位置に切り欠き部を設ける場合に比べ、ヨーク4やプレート6を形成する際の加工が容易となるからである。
This is because the positioning between the
さらに、本実施の形態においてはガイド部材10の外側ガイド部分29を用いて、ボイスコイル7を磁気ギャップに挿入している。
Furthermore, in this embodiment, the
このようにガイド部材10の外側ガイド部分29を用いてボイスコイル7を磁気ギャップに挿入すると、ボイスコイル7を磁気回路体に接触することなく、磁気回路体に対して正確にセンタリングすることができる。
When the
したがって、スピーカ1駆動時にボイスコイル7が磁気回路体に接触する可能性を低減することができ、信頼性の高いスピーカ1を製造することができる。
Therefore, the possibility that the
なお、本実施の形態においてはヨーク切り欠き部15及びプレート切り欠き部19をR形状としたが、これに限られることはなく、例えば角状の切り欠き部としても同様の効果を得ることが可能である。
In this embodiment, the
(実施の形態2)
以下、本実施の形態における製造方法について説明する。本実施の形態におけるスピーカ1の構成部品および治具2の構成は、マグネット5以外は実施の形態1と同じである。したがって、マグネット5以外の構成部品および治具2に関する説明は省略する。また、製造方法に関しても実施の形態1と同様の工程については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
(Embodiment 2)
Hereinafter, the manufacturing method in the present embodiment will be described. The components of the
本実施の形態と実施の形態1の製造方法において異なるのは第3の工程である。
A difference between the present embodiment and the manufacturing method of
実施の形態1では、第3の工程においてマグネット5を予めプレート6に接着した状態としたが、本実施の形態においてはマグネット5をプレート6には予め接着しなくともよい。
In the first embodiment, the
すなわち、本実施の形態では実施の形態1における第2の工程の後、図15に示すように予めヨーク4との接着用の接着剤を塗布したマグネット5のマグネット切り欠き部18をガイド部材10の内側ガイド部分28に接触させ、この状態からマグネット5を図1の矢印の方向へと移動させる。
That is, in the present embodiment, after the second step in the first embodiment, as shown in FIG. 15, the
そして、マグネット5をヨーク4と接触させ、これらを接着した後に、プレート6を実施の形態1と同様にガイド部材10を用いて図1の矢印方向に移動させ、マグネット5と接着する。
Then, after bringing the
これらの工程を経た後は、実施の形態1における第4、第5、第6の工程を順次経ることによってスピーカ1を完成させることができる。
After these steps, the
このように本実施の形態によると、マグネット5を予めプレート6に接着する必要はなく、マグネット5を一連の製造工程の中でプレート6と接着させることができる。したがって、本実施の形態における製造方法はさらに生産効率の優れたものとなっている。
Thus, according to the present embodiment, it is not necessary to bond the
なお、上述のごとくマグネット5のマグネット切り欠き部18はそれぞれ内側ガイド部分28に接触させなければならないので、マグネット5の大きさも各マグネット切り欠き部18を内側ガイド部分28に接触させることができるように設計されている。
Since the
また、本実施の形態における製造方法により、製造されたスピーカ1は、マグネット切り欠き部18、ヨーク切り欠き部15、及びプレート切り欠き部19の一部が同一直線上に配置された構成となっており、上面視において同位置で重なり合っている。そして、実施の形態1の製造方法により製造されたスピーカ1と同様に、本実施の形態における製造方法により製造されたスピーカ1も駆動時にボイスコイル7が磁気回路体に接触する可能性が低減されており、信頼性の高いものとなっている。
In addition, the
本発明に係るスピーカの製造方法は生産効率に優れたものであり、またこの製造方法によって製造されるスピーカは小型でありながら信頼性に優れたものであるので、携帯電話などの小型の音響機器や電子機器に用いられるスピーカに好適に採用し得る。 The speaker manufacturing method according to the present invention is excellent in production efficiency, and the speaker manufactured by this manufacturing method is small but excellent in reliability. And can be suitably used for speakers used in electronic devices.
1 スピーカ
2 治具
3 フレーム
4 ヨーク
5 マグネット
6 プレート
7 ボイスコイル
8 振動板
9 プロテクタ
10 ガイド部材
11 開口部
12 ロック爪係止部
13 載置部
14 底面
15 ヨーク切り欠き部
16 長辺側側面
16a 突出部
16b 突出部
17 短辺側側面
18 マグネット切り欠き部
19 プレート切り欠き部
20 溝
21 中空部
22 金糸線
23 外側結合部
24 内側結合部
25 放音孔
26 ロック爪
27 載置面
28 内側ガイド部分
29 外側ガイド部分
30 保持部
DESCRIPTION OF
Claims (15)
フレームが前記治具に載置される工程と、
ヨークに設けられたヨーク切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ヨークが前記フレームに結合される工程と、
マグネットを接合したプレートに設けられたプレート切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記マグネットが前記ヨークに結合される工程とを少なくとも備えたスピーカの製造方法。 A method of manufacturing a speaker in which a jig provided with a guide member having a linear guide portion is used,
A step of placing a frame on the jig;
A part of a yoke notch provided in the yoke is guided by the guide member of the jig, and the yoke is coupled to the frame;
A speaker manufacturing method comprising at least a step of guiding a part of a plate notch provided in a plate to which a magnet is joined to the guide member of the jig and coupling the magnet to the yoke.
前記プレートは少なくとも2点のプレート切り欠き部を有し、
前記ガイド部はこれら前記ヨーク切り欠き部及び前記プレート切り欠き部をガイドする請求項1に記載のスピーカの製造方法。 The yoke has at least two yoke cutouts;
The plate has at least two plate notches,
The speaker manufacturing method according to claim 1, wherein the guide portion guides the yoke notch and the plate notch.
前記プレートは略矩形状であり、
前記ガイド部は前記ヨーク及び前記プレートの各コーナー部に設けられた前記ヨーク切り欠き部及び前記プレート切り欠き部をガイドする請求項2に記載のスピーカの製造方法。 The bottom surface of the yoke is substantially rectangular,
The plate is substantially rectangular;
The speaker manufacturing method according to claim 2, wherein the guide part guides the yoke notch part and the plate notch part provided at each corner part of the yoke and the plate.
前記マグネットが前記ヨークに結合される工程の後に、
ボイスコイルの内周部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ボイスコイルが前記保持部に載置される工程と、
振動板が前記フレーム及び前記ボイスコイルに結合される工程と、
前記治具から前記スピーカの構成部品が抜き取られる工程とをさらに備えた請求項1に記載のスピーカの製造方法。 The jig further includes a holding portion,
After the step of coupling the magnet to the yoke,
An inner peripheral portion of the voice coil is guided by the guide member of the jig, and the voice coil is placed on the holding portion;
A diaphragm is coupled to the frame and the voice coil;
The speaker manufacturing method according to claim 1, further comprising a step of extracting a component of the speaker from the jig.
フレームが前記治具に載置される工程と、
ヨークに設けられたヨーク切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ヨークが前記フレームに結合される工程と、
マグネットに設けられたマグネット切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記マグネットが前記ヨークに結合される工程と、
プレートに設けられたプレート切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記プレートが前記マグネットに結合される工程とを少なくとも備えたスピーカの製造方法。 A method of manufacturing a speaker in which a jig provided with a guide member having a linear guide portion is used,
A step of placing a frame on the jig;
A part of a yoke notch provided in the yoke is guided by the guide member of the jig, and the yoke is coupled to the frame;
A part of a magnet notch provided in the magnet is guided by the guide member of the jig, and the magnet is coupled to the yoke;
A method of manufacturing a speaker, comprising: a step in which a part of a plate notch provided in a plate is guided by the guide member of the jig, and the plate is coupled to the magnet.
前記マグネットは少なくとも2点のマグネット切り欠き部を有し、
前記プレートは少なくとも2点のプレート切り欠き部を有し、
前記ガイド部材はこれら前記ヨーク切り欠き部、前記マグネット切り欠き部、及び前記プレート切り欠き部をガイドする請求項5に記載のスピーカの製造方法。 The yoke has at least two yoke cutouts;
The magnet has at least two magnet cutouts;
The plate has at least two plate notches,
The speaker manufacturing method according to claim 5, wherein the guide member guides the yoke notch, the magnet notch, and the plate notch.
前記マグネットは略矩形状であり、
前記プレートは略矩形状であり、
前記ガイド部材は前記ヨーク、前記マグネット、及び前記プレートの各コーナー部に設けられた前記ヨーク切り欠き部、前記マグネット切り欠き部、及び前記プレート切り欠き部をガイドする請求項6に記載のスピーカの製造方法。 The bottom surface of the yoke is substantially rectangular,
The magnet is substantially rectangular,
The plate is substantially rectangular;
The speaker according to claim 6, wherein the guide member guides the yoke notch, the magnet notch, and the plate notch provided at each corner of the yoke, the magnet, and the plate. Production method.
前記プレートが前記ヨークに結合される工程の後に、
ボイスコイルの内周部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ボイスコイルが前記ガイド部の保持部に載置される工程と、
振動板が前記フレーム及び前記ボイスコイルに結合される工程と、
前記治具から前記スピーカの構成部品が抜き取られる工程とをさらに備えた請求項5に記載のスピーカの製造方法。 The jig further includes a holding portion,
After the step of joining the plate to the yoke,
An inner peripheral portion of the voice coil is guided by the guide member of the jig, and the voice coil is placed on a holding portion of the guide portion;
A diaphragm is coupled to the frame and the voice coil;
The method for manufacturing a speaker according to claim 5, further comprising a step of extracting a component of the speaker from the jig.
前記ボイスコイルの少なくとも2点のコーナー部が前記ガイド部にガイドされる請求項4または請求項8に記載のスピーカの製造方法。 The voice coil has a substantially rectangular shape,
The speaker manufacturing method according to claim 4 or 8, wherein at least two corner portions of the voice coil are guided by the guide portion.
前記フレームの内周部に結合され、底面が略矩形状のヨークと、
前記ヨークの底部中央に結合された略矩形状のマグネットと、
前記マグネットの前記ヨークとの結合面とは逆側の面に結合された略矩形状のプレートと、
前記フレームにその外周部が結合された振動板と、
前記振動板の底面に結合されるとともにその一部が前記ヨークと前記プレートとの間の磁気ギャップ内に配置されたボイスコイルとを備え、
前記ヨークは周縁部にヨーク切り欠き部を有し、
前記プレートは周縁部にプレート切り欠き部を有し、
これらヨーク切り欠き部及びプレート切り欠き部の一部は前記ヨークの底面と垂直な同一直線上に配置されたスピーカ。 A frame having an opening;
A yoke coupled to the inner periphery of the frame and having a substantially rectangular bottom surface;
A substantially rectangular magnet coupled to the center of the bottom of the yoke;
A substantially rectangular plate coupled to a surface opposite to the coupling surface of the magnet with the yoke;
A diaphragm having an outer peripheral portion coupled to the frame;
A voice coil coupled to the bottom surface of the diaphragm and part of which is disposed in a magnetic gap between the yoke and the plate;
The yoke has a yoke notch at the periphery,
The plate has a plate cutout at the periphery,
A speaker in which a part of the yoke notch and the plate notch is arranged on the same straight line perpendicular to the bottom surface of the yoke.
前記プレートは前記プレート切り欠き部を少なくとも2点有する請求項10に記載のスピーカ。 The yoke has at least two yoke cutout portions,
The speaker according to claim 10, wherein the plate has at least two plate notches.
前記プレート切り欠き部は前記プレートの各コーナー部に配置された請求項11に記載のスピーカ。 The yoke notch is disposed at each corner of the yoke,
The speaker according to claim 11, wherein the plate notch is disposed at each corner of the plate.
前記マグネット切り欠き部の一部は、前記ヨーク切り欠き部及び前記プレート切り欠き部の一部と同一直線上に配置された請求項10に記載のスピーカ。 The magnet has a magnet cutout at the periphery,
The speaker according to claim 10, wherein a part of the magnet cutout part is arranged on the same straight line as a part of the yoke cutout part and the plate cutout part.
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