JP2010123469A - プロトン伝導構造体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】100℃以上の温度域において良好なプロトン伝導度を示すプロトン伝導構造体の製造方法を提供すること。
【解決手段】Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩とリン酸を混合する混合工程20と、前記工程20で混合された混合物を、80℃から150℃の温度で加熱保持する第1熱処理工程21と、前記第1熱処理工程で熱処理された混合物を、200℃から400℃の温度で加熱保持する第2熱処理工程22と、を具備するプロトン伝導体の製造方法。
【選択図】図1
【解決手段】Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩とリン酸を混合する混合工程20と、前記工程20で混合された混合物を、80℃から150℃の温度で加熱保持する第1熱処理工程21と、前記第1熱処理工程で熱処理された混合物を、200℃から400℃の温度で加熱保持する第2熱処理工程22と、を具備するプロトン伝導体の製造方法。
【選択図】図1
Description
本発明は金属リン酸塩を基材としたプロトン伝導性に優れるプロトン伝導構造体の製造方法に関する。
プロトン伝導体は、プロトンのみが伝導し、電気的性質は絶縁体であるため、燃料電池等の電解質として用いられている。そのプロトン伝導体の中でも、固体高分子(例えば商品名 Nafion)やペロブスカイト型の固体酸化物から構成される固体電解質があり、定置型燃料電池、小型可般型燃料電池等に用いられている。
プロトン伝導体の性能はプロトン伝導度(ジーメンス毎センチメートル:S/cm)で評価される。プロトン伝導度は単位体積および単位時間あたりのプロトンの伝導数を示すものであり、プロトン伝導体の使用温度域でのプロトン伝導度がプロトン伝導体の性能の良否を決定する基準となる。
現在、プロトン伝導体として実用化されている固体高分子から構成されるプロトン伝導体は、固体高分子中のオキソニウムイオン(H3O+)によるプロトン伝導である。そのため、固体高分子中に水が多量に含んだ状態で、プロトン伝導性を示し、水が蒸発しない100℃以下の温度で固体電解質として用いられる。
一方、ペロブスカイト型の固体酸化物から構成されるプロトン伝導体は、固体酸化物を構成する酸素上をプロトンがホッピングしながら伝導するため、600℃以上の高温においてプロトン伝導性を示す。そのため600℃以上の温度で固体電解質として用いられている。この固体酸化物のプロトン伝導体は温度をより高温にすることで、プロトン伝導度が上昇するが、低温になると急激にプロトン伝導度が低下する。
特に燃料電池は、動作温度を上昇させると触媒の反応効率が上昇し、発電効率を上げることができるが、前述のように高分子の固体電解質は100℃以上で使用することができない。
一方で、600℃といったような高温で動作させるには、燃料電池システムの信頼性や耐久性などの制約が多く、100℃以上から400℃程度の良好なプロトン伝導体の実現が望まれている。
このような状況下で、100℃以上から600℃以下での温度である中温領域において、特許文献1に開示されているようなプロトン伝導度を有する固体電解質の研究がなされてきた。
特許文献1によれば、SnO2にH3PO4を加え、加熱することで得られるSnP2O7(ピロリン酸スズ)が高いプロトン伝導性を示すと開示されている。
特開2005−294245号公報
しかしながら同様の方法にてピロリン酸スズの合成を行ったところ、ピロリン酸スズが合成されるものの原料であるSnO2が残存し、単相のピロリン酸スズを得ることが非常に困難であった。また別の方法によって作製した単相のピロリン酸スズのプロトン伝導度を測定したところ、10−7S/cmから10−5S/cm程度とプロトン伝導度が実用に用いられているものと比較して、1/1000以下であった。そのため、プロトン伝導度が実用に充分でなく、良好なプロトン伝導度を再現できない。
そこで本発明者等は100℃以上の温度域において良好なプロトン伝導度を示すプロトン伝導体に関して鋭意研究を重ねた結果、次のような知見を見出した。それは、ピロリン酸スズの表面にSnに対するOの配位数を6より多く制御させた層を有する構造体において、ピロリン酸スズ単独と比較して、プロトン伝導度が大幅に向上するという意外な知見である。この知見に基づいて本プロトン伝導構造体の発明に至った。
このように、本発明は、100℃以上の温度域において良好なプロトン伝導度を示すプロトン伝導構造体の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明の製造方法は、Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩とリン酸を混合する混合工程と、前記工程で混合された混合物を、80℃から150℃の温度で加熱保持する第1熱処理工程と、前記第1熱処理工程で熱処理された混合物を、200℃から400℃の温度で加熱保持する第2熱処理工程と、を具備する。
100℃以上の温度域において、ピロリン酸塩単独の性能を大きく超えるプロトン伝導度が得られる。これにより従来、プロトン伝導体が存在しなかった100℃以上の温度域で良好なプロトン伝導度を有する実用的なプロトン伝導構造体が実現する。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるプロトン伝導構造体の構成を示した図である。
図1は、本発明の実施の形態におけるプロトン伝導構造体の構成を示した図である。
図1において、Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩11の表面に、金属元素に対するOの配位数が6より多い形成層12が少なくとも一部形成された構成要素から構成されている。
本発明における形成層12は、構成元素として含まれる金属元素とOが、金属元素に対するOの配位数が6より多い範囲にあれば良い。
図2は本発明の実施の形態におけるプロトン伝導構造体の作製方法を示したフロー図である。
プロトン伝導構造体は、例えば、図2に示したような方法で作成される。具体的には、処理工程20で、Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩11の粉末とリン酸(H3PO4)を混合する。この配合したものに対して、熱処理工程21で、80℃から150℃の温度で加熱保持する熱処理を行う。前記熱処理工程21の後、熱処理工程22で、200℃から400℃の温度で加熱保持する熱処理工程22を行うことでプロトン伝導構造体を作製することができる。
以下、本発明をより具体的に実施例を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない限りにおいて作成方法などを変更して実施することが可能である。
形成層12の金属元素に対するOの配位数の制御は下記の方法により実施した。
Snを金属元素として含む粉末状(1μm程度)のピロリン酸塩11としてピロリン酸スズとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をSn:Pのモル比率が1:0.5となるようピロリン酸スズを0.9807g、H3PO4を0.1931g秤量した。そして、メノウ乳鉢を用いて30分攪拌・混合した。
さらに金型に充填し、100kg/cm2の圧力で一軸加圧成型し、ペレット状に成形した後、電気炉中で120℃の温度で1時間加熱保持し、さらに400℃の温度で1時間加熱保持することでプロトン伝導構造体を作製した。
形成層12の金属元素であるSn対するOの配位数を確認するため下記の方法より実施した。またピロリン酸スズは、通常、SnO6の八面体を有しており、Snに対するOの配位数は6である。
プロトン伝導構造体のピロリン酸塩11の表面に形成された形成層12における金属元素であるSnに対するOの配位数を、試料表面から100nm程度までのSnに対するOの配位数が観測可能である転換電子収量法を用いて測定した。具体的には、X線吸収分光法の一手法である転換電子収量法を用いて、SnL1殻吸収端のエネルギーである4467eVを含む4290eVから5400eVでのX線吸収分光量を測定することで配位数を観測した。その結果、Snに対するOの配位数は8.5で、Snに対するOの配位数が6より多いことが確認された。同様の手法を用いてピロリン酸スズを測定した結果、Snに対するOの配位数が5.2であることから、形成層12におけるSnに対するOの配位数が6より多く制御されていることが確認された。
またプロトン伝導構造体を構成するピロリン酸塩11が熱処理工程21と熱処理工程22を経た後、構造が変化するかどうかを確認するため、X線回折測定を行った結果を図3に示す。その結果、ピロリン酸スズと同一の結晶構造を有していることが確認された。
転換電子収量法でのX線吸収分光法とX線回折測定の結果から、プロトン伝導構造体はピロリン酸塩11表面に、金属であるSnに対するOの配位数が6より多い形成層12が少なくとも一部形成されていることが判った。
このようにして得られたプロトン伝導構造体に対して、プロトン伝導度の評価を、四端子伝導度測定装置を用いてインピーダンス測定を行った。プロトン伝導構造体をペレット状に成形した後、両面に白金・パラジウムを蒸着し電極を形成した。形成された電極に銀ペーストを用いて金線を接着し、測定周波数0.1Hzから10MHz、電圧振幅2Vの実験条件下で、温度を室温から250℃の温度域で測定を実施した。図4のCにプロトン伝導構造体と図4のDに同様の手法を用いて測定したピロリン酸スズのプロトン伝導度の温度依存性の結果を示す。
以上の結果から、ピロリン酸塩11の表面に、金属元素であるSnに対するOの配位が6より多い形成層12が少なくとも一部形成されたプロトン伝導構造体において、ピロリン酸スズと比較して大幅なプロトン伝導性の向上が確認された。また再現性の確認を行うため、同様の手法を用いて、プロトン伝導構造体を作製し、プロトン伝導度の測定を行ったところ、100℃において0.15S/cm、200℃において0.23S/cmの結果が得られた。
以上の結果から、プロトン伝導構造体は100℃以上の温度において優れたプロトン伝導度と高い再現性を有することが確認された。
プロトン伝導構造体を作製する条件を明らかにするために示差熱測定(DTA測定)をおこなった。
図5に、30.8mgのピロリン酸スズとH3PO4との混合物を用いてDTA測定を行った結果を示す。この混合物は、粉末状(1μm程度)のピロリン酸スズとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をSn:Pのモル比率が1:0.5となるようにしたものである。前述のモル比率にするために、ピロリン酸スズを0.9807g、H3PO4を0.1931g秤量し、メノウ乳鉢を用いて30分攪拌・混合した。DTA測定結果より、80℃まで吸熱反応が起こり、H3PO4の水分の蒸発が起こっていることがわかる。80℃以上の温度では発熱反応にともなってDTAの値は増加し、合成反応が起こっていることがわかる。
より違いを明らかにするため、DTA測定結果の一次微分を図6に示す。
図6が示すように80℃から150℃の範囲においてピークを持ち、それ以上の温度では、200℃と630℃にピークを持つことがわかる。この結果から、80℃から150℃の範囲において合成反応がはじまり、200℃において再度、合成反応が始まっていることがわかる。
以上の結果より、80℃から150℃の範囲と、200℃以上の温度範囲において二つの反応過程があることがわかる。
これに対して図7のAに、従来例のSnO2とH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をモル比でSn:Pの比率が1:3となるようの秤量・混合した混合物のDTA測定結果を示す。また、図7のBに粉末状(1μm程度)のピロリン酸スズとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をモル比でSn:Pの比率が1:0.5となるよう秤量・混合した混合物に対するDTA測定結果である。図7のBの混合物に対しては、熱処理工程21を行わず、熱処理工程22のみを400℃で行った試料のDTA測定結果を示す。DTA測定の結果より、SnO2とH3PO4の混合体では200℃付近にピークを有するものの、全温度領域において吸熱反応であることが確認された。また熱処理工程21を行なわず、熱処理工程22を行った試料においても、全温度領域において吸熱反応であることが確認された。
以上の結果より、原材料にピロリン酸スズとリン酸を用いた場合とSnO2とリン酸を用いた場合では、同じ温度条件においても反応過程が異なることが確認された。また原材料にピロリン酸スズとリン酸を用いた場合においても、熱処理工程21が無い場合では、反応過程が異なることが確認された。
熱処理工程22の温度の上限を検討するため、熱処理工程22の温度を200℃、300℃、400℃、500℃、600℃とし、作製した試料を同様の手法でプロトン伝導度を測定した。それら試料における100℃および200℃でのプロトン伝導度を表1に示す。
以上の結果から、熱処理工程22を200℃から400℃で行なった場合、良好なプロトン伝導度を示すことが確認された。
以上の結果より、原材料にSnを金属元素として含むピロリン酸塩11として粉末状のピロリン酸スズとリン酸を混合し、80℃から150℃の温度で加熱する熱処理工程21と、その後、熱処理工程21の後、200℃から400℃の温度で加熱する熱処理工程22を行なうことでプロトン伝導構造体を確認できた。具体的には、ピロリン酸スズの表面に、金属元素であるSnに対するOの配位数が6より多い形成層12が、少なくとも一部形成された構成要素からなるプロトン伝導構造体が作製できることを確認した。
以上の結果から、本発明のプロトン伝導構造体は100℃以上の中温領域において、燃料電池に用いる固体電解質として最適である。
Zrを金属元素として含む粉末状(1μm程度)のピロリン酸塩11として、ピロリン酸ジルコニウムとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をZr:Pのモル比率が1:0.5となるようピロリン酸ジルコニウムを0.980g、H3PO4を0.197gとした以外は、実施例1と同様の手法でプロトン伝導構造体を作製し、プロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.007S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.008S/cmであった。
同様の手法を用いて、ピロリン酸ジルコニウム単独のプロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.00006S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.00008S/cmであった。
Tiを金属元素として含む粉末状(1μm程度)のピロリン酸塩11としてピロリン酸チタンとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をTi:Pのモル比率が1:0.5となるようピロリン酸チタンを0.977g、H3PO4を0.234gとした以外は、実施例1と同様の手法でプロトン伝導構造体を作製し、プロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.006S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.011S/cmであった。
同様の手法を用いて、ピロリン酸チタン単独のプロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.00007S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.00008S/cmであった。
Siを金属元素として含む粉末状(1μm程度)のピロリン酸塩11としてピロリン酸シリコンとH3PO4(和光純薬製、85%の濃リン酸水溶液)をSi:Pのモル比率が1:0.5となるようピロリン酸シリコンを0.974g、H3PO4を0.0.257gとした以外は、実施例1と同様の手法でプロトン伝導構造体を作製し、プロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.018S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.017S/cmであった。
同様の手法を用いて、ピロリン酸シリコン単独のプロトン伝導度を測定した。100℃におけるプロトン伝導度は0.00006S/cm、200℃におけるプロトン伝導度は0.00007S/cmであった。
本発明にかかるプロトン伝導構造体は、優れたプロトン伝導度を有しており、燃料電池や水素センサー等に用いる固体電解質として利用可能である。
11 Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩
12 形成層
21 熱処理工程
22 熱処理工程
A SnO2とH3PO4の混合体のDTA測定結果
B ピロリン酸スズとH3PO4の混合体における熱処理工程21を行なっていない混合体DTA測定結果
C プロトン伝導構造体のプロトン伝導度
D ピロリン酸スズのプロトン伝導度
12 形成層
21 熱処理工程
22 熱処理工程
A SnO2とH3PO4の混合体のDTA測定結果
B ピロリン酸スズとH3PO4の混合体における熱処理工程21を行なっていない混合体DTA測定結果
C プロトン伝導構造体のプロトン伝導度
D ピロリン酸スズのプロトン伝導度
Claims (2)
- Sn、Zr、Ti、Siのいずれか一種類以上の金属元素を含むピロリン酸塩とリン酸を混合する混合工程と、
前記工程で混合された混合物を、80℃から150℃の温度で加熱保持する第1熱処理工程と、
前記第1熱処理工程で熱処理された混合物を、200℃から400℃の温度で加熱保持する第2熱処理工程と、
を具備するプロトン伝導体の製造方法。 - 前記混合工程と前記第1熱処理工程と前記第2熱処理工程とを行うことで、
ピロリン酸スズと、
前記ピロリン酸スズの表面の少なくとも一部に形成された、Snに対するOの配位数が6より多い形成層と、
を具備する、プロトン伝導構造体を製造する、請求項1記載の製造方法。
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JP2008297542A JP2010123469A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | プロトン伝導構造体の製造方法 |
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JP2012224490A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hyogo Prefecture | 伝導性材料 |
JP2020055735A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 日本化学工業株式会社 | ピロリン酸チタンの製造方法、リン酸チタンの製造方法及びプロトン伝導体の製造方法 |
-
2008
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JP7303039B2 (ja) | 2018-09-28 | 2023-07-04 | 日本化学工業株式会社 | ピロリン酸チタンの製造方法、リン酸チタンの製造方法及びプロトン伝導体の製造方法 |
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