JP2010123339A - リチウム二次電池用活物質、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用活物質の製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池用活物質、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用活物質の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウム二次電池の負荷特性を良好にする。
【解決手段】リチウム二次電池20は、カップ形状の電池ケース21と、この電池ケース21の内部に設けられた負極22と、負極22に対してセパレータ24を介して対向する位置に設けられた正極23と、支持塩を含む非水電解液27と、絶縁材により形成されたガスケット25と、電池ケース21の開口部に配設されガスケット25を介して電池ケース21を密封する封口板26と、を備えている。この正極23は、活物質として、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物であって、遷移金属はFe、Mn、Ni、Coから選ばれた1種以上であり、リンの一部はB、Alから選ばれた1種以上であるXに所定の割合で置換されている複合酸化物を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウム二次電池用活物質、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用活物質の製造方法に関する。
従来、主にリチウムイオン二次電池の正極に用いられる活物質として、LiFePO4オリビン型構造を基本骨格とした材料を含有した活物質の研究が行われている。この材料は鉄やリンなどの安価な元素を主成分とするため、電池材料の低コスト化に寄与する材料として期待されている。また、温度を上げても酸素を放出しにくい性質のために、高温で電解液との反応性が低く、電池の信頼性向上に寄与する材料としても期待されている。
また、特許文献1では、電池性能をさらに向上させるため、オリビン型構造のLiFePO4のFe元素の少なくとも一部が金属元素Mで置換された一般式LixFe1-yyPO4で表される化合物を活物質として用いることが提案されている。
特開2002−170567号公報
ところで、LiFePO4やLixFe1-yyPO4からなる活物質を用いてリチウム二次電池を構成した場合には、活物質中のFeの溶出などにより電池の内部抵抗が増加するため、負荷特性が低下するという問題があった
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、負荷特性がより良好なリチウム二次電池用活物質、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用活物質の製造方法を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明者らは、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物について、リンの一部をB、Alから選ばれた1種以上により所定の置換量で置換した組成となるようにリチウム二次電池用活物質を作製し、さらに、これを活物質とするリチウム二次電池を作製したところ、負荷特性が良好となることを見いだし、本発明を完成するに至った
即ち、本発明のリチウム二次電池用活物質は、
オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物を含むリチウム二次電池用活物質であって、
前記遷移金属はFe、Mn、Ni及びCoから選ばれた1種以上であり、前記リンの一部はB及びAlから選ばれた1種以上であるXに置換されており、XとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときX/(X+P)は0.01以上0.2以下、XがAlのときX/(X+P)は0.01以上0.15以下であるものである。
また、本発明のリチウム二次電池は、
正極活物質を含む正極と、
負極活物質を含む負極と、
前記正極と前記負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
を備え、前記正極活物質又は前記負極活物質が上述のリチウム二次電池用活物質であるものである。
さらに、本発明のリチウム二次電池用活物質の製造方法は、
オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物を含むリチウム二次電池用活物質の製造方法であって、
リチウム源と、遷移金属源(遷移金属はFe、Mn、Ni及びCoから選ばれた1種以上)と、リン源と、X源(Xはリンの一部と置換される元素であり、B及びAlから選ばれた1種以上)と、をXとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときX/(X+P)が0.01以上0.2以下、XがAlのときX/(X+P)が0.01以上0.15以下、となるように混合して混合原料を作製する原料準備工程と、
前記混合原料を焼成してオリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物となるように反応させる焼成工程と、を含むものである。
このリチウム二次電池用活物質、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用活物質の製造方法では、負荷特性をより良好にできる。このような効果が得られる理由は定かではないが、BやAlがオリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物のリンの一部と置き換わったり、活物質粒子表面に析出したりすることにより、活物質間の界面抵抗が低下するなどして、負荷特性が良好になると考えられる。BやAlは、リンと比較して電子伝導性に優れる元素であるため、活物質間の界面抵抗などを低下させ、負荷特性の向上に寄与すると考えられる。また、これらはリンと比較して原子番号が小さいため、上述のように、リンの一部と置き換わったり、活物質表面に析出したりしやすく、負荷特性の向上に寄与していると考えられる。
本発明のリチウム二次電池用活物質は、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物であって、リンの一部がB、Alから選ばれた1種以上であるXに置換された複合酸化物を含むものである。このリチウム二次電池用活物質は、リチウムイオン二次電池や、リチウム空気電池、リチウム金属電池などの活物質として利用することができる。また、正極活物質としても、負極活物質としても使用できるが、リチウムの吸蔵電位や放出電位が高いため、正極活物質として使用するのが好ましい。
本発明のリチウム二次電池用活物質において、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物は、例えば、基本式LiMeP1-nn4(Meは遷移金属)などで表すことができる。そして、この基本式LiMeP1-nn4で表される複合酸化物は、以下のような結晶構造を有していると考えられる。即ち、酸素イオンはhcp構造をとり、Li及びMeはそれぞれ八面体サイトの1/4ずつを占め、八面体サイトの半分は空孔として残る。一方、P1-nnは四面体サイトを占める。充放電に伴うLiの拡散はP1-nnのサイトを避けて二次元的に起こる。なお、本発明は上述した基本式や結晶構造により特定されるものに限定されない。LiやMeの一部が他の元素に置換されていてもよいし、欠損していてもよい。
本発明のリチウム二次電池用活物質において、上述の遷移金属はFe、Mn、Ni、Coから選ばれた1種以上であればよいが、Feであることが好ましい。Feは資源として豊富であり、安価でもあるためである。また、リンの一部と置換されるXはB、Alから選ばれた1種以上であればよい。ここで、「リンの一部と置換」とは、LiMe1-mmPO4(Meは遷移金属)などではなく、LiMeP1-nn4(Meは遷移金属)などの原料組成として作製されているものをいう。よって、X/(X+P)が原料組成において所定の値であれば、結果物は、リチウム−遷移金属−リン複合酸化物粒子(一次粒子/二次粒子)の表面にXが何らかの化合物の状態で析出したものであってもよい。もちろん、オリビン型構造中の四面体サイトを占めるリンの一部がXと置き換わっていてもよいし、この両方であってもよい。このように置換されている結果、活物質間の界面抵抗が低下したり、結晶構造が安定化したりして良好なサイクル後の負荷特性が得られると考えられる。B、Alがリンよりも原子番号が小さいことが、オリビン型構造中の四面体サイトを占めるリンの一部をXに置き換えることを容易にすると考えられる。また、これらが電子伝導性に優れる元素であることが、活物質間の界面抵抗の低下に寄与し、上記の優れた特性向上に影響を与えているのではないかと推察される。さらに、XはBであることが好ましい。BはAlと比較して上述の置換が容易であったり、置換の形態が良好であると推察される。このとき、置換量としてはX/(X+P)が0.01以上0.2以下であればよい。X/(X+P)が0.01以上であれば上述の置換の効果が得られる。またX/(X+P)が0.2以下であれば置換量が過剰にならないと考えられる。また、XがAlのときX/(X+P)が0.01以上0.15以下であればよい。この範囲であれば、上述の置換の効果が得られ、また、置換量が過剰にならないと考えられる。さらに、XがBのときにはX/(X+P)は0.01以上0.1以下であることが好ましい。この範囲であれば、初期の容量も良好にすることができる。
本発明のリチウム二次電池用活物質において、上述のリチウム−遷移金属−リン複合酸化物は、リン酸リチウムを含有していることが好ましい。これにより、サイクル後の負荷特性がより良好になる。
本発明のリチウム二次電池は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、
前記正極と前記負極の間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、を備え、前記正極活物質又は前記負極活物質が、上述の活物質である、リチウム二次電池である。上述の活物質は、正極活物質として用いてもよいし、負極活物質として用いてもよいが、リチウムの吸蔵電位、放出電位が高いため、正極活物質として用いることが好ましい。以下、正極活物質として用いる場合について述べる。
本発明のリチウム二次電池において、正極としては、例えば上述の正極活物質に導電材及びバインダーを混合して正極合材としたものをペレット状に形成したものを用いることができる。また、例えば正極活物質に導電材及びバインダーを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、正極集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成したものを用いることができる。
導電材としては、導電性を有する材料であれば特に限定されない。例えば、ケッチェンブラックやアセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック類でもよいし、鱗片状黒鉛のような天然黒鉛や人造黒鉛、膨張黒鉛などのグラファイト類でもよいし、炭素繊維や金属繊維などの導電性繊維類でもよいし、銅や銀、ニッケル、アルミニウムなどの金属粉末類でもよいし、ポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料でもよい。また、これらを単体で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。バインダーとしては、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などが挙げられる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンゴム、フッ素ゴム、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE樹脂)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、フッ化ビニリデン−ペンタフルオロプロピレン共重合体、プロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などが挙げられる。これらの材料は単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。正極集電体としては、導電性材料で形成されたものであれば特に限定されないが、例えば、アルミニウムや銅、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼などの金属で形成されている箔やメッシュを用いることができる。
本発明のリチウム二次電池において、負極は、リチウムイオンを吸蔵放出する材料を負極活物質として含んでいるものであれば、特に限定されるものではない。ここで、リチウムイオンを吸蔵放出する材料としては、例えば金属リチウムやリチウム合金のほか、金属酸化物、金属硫化物、リチウムイオンを吸蔵放出する炭素質物質などが挙げられる。リチウム合金としては、例えば、アルミニウムやシリコン、スズ、マグネシウム、インジウム、カルシウムなどとリチウムとの合金が挙げられる。金属酸化物としては、例えばスズ酸化物、ケイ素酸化物、リチウムチタン酸化物、ニオブ酸化物、タングステン酸化物などが挙げられる。金属硫化物としては、例えばスズ硫化物やチタン硫化物などが挙げられる。リチウムイオンを吸蔵放出する炭素質物質としては、例えばハードカーボン、ソフトカーボンを用いることができ、あるいはこれらと、天然又は人造の黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、メソフェーズピッチ系炭素繊維、気相法炭素化繊維、フェノール樹脂等の有機化合物焼成体、コークス等とを混合したものを用いることができる。
本発明のリチウム二次電池において、イオン伝導媒体は、支持塩を有機溶媒に溶かした非水電解液やイオン性液体、ゲル電解質、固体電解質などを用いることができる。このうち、非水電解液を用いることが好ましい。支持塩としては、例えば、LiPF6,LiClO4,LiAsF6,LiBF4,Li(CF3SO22N,Li(CF3SO3),LiN(C25SO2)などの公知の支持塩を用いることができる。支持塩の濃度としては、0.1〜2.0Mであることが好ましく、0.8〜1.2Mであることがより好ましい。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)など従来の二次電池やキャパシタに使われる有機溶媒が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。また、イオン性液体としては、特に限定されるものではないが、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムビス(トリフルオロスルホニル)イミドや1−エチル−3−ブチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートなどを用いることができる。ゲル電解質としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリフッ化ビニリデンやポリエチレングリコール、ポリアクリロニトリルなどの高分子類又はアミノ酸誘導体やソルビトール誘導体などの糖類に、支持塩を含む電解液を含ませてなるゲル電解質が挙げられる。固体電解質としては、無機固体電解質や有機固体電解質などが挙げられる。無機固体電解質としては、例えば、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩などがよく知られている。なかでも、Li4SiO4、Li4SiO4−LiI−LiOH、xLi3PO4−(1−x)Li4SiO4、Li2SiS3、Li3PO4−Li2S−SiS2、硫化リン化合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。有機固体電解質としては、例えば、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリフッ化ビニリデン、ポリホスファゼン、ポリエチレンスルフィド、ポリヘキサフルオロプロピレンなどやこれらの誘導体が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウム二次電池は、負極と正極との間にセパレータを備えていてもよい。セパレータとしては、リチウム二次電池の使用範囲に耐え得る組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の薄い微多孔膜が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウム二次電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。このリチウム二次電池の一例を図1に示す。図1はコイン型電池20の構成の概略を表す断面図である。このコイン型電池20は、カップ形状の電池ケース21と、この電池ケース21の内部に設けられた負極22と、負極22に対してセパレータ24を介して対向する位置に設けられた正極23と、支持塩を含む非水電解液27と、絶縁材により形成されたガスケット25と、電池ケース21の開口部に配設されガスケット25を介して電池ケース21を密封する封口板26と、を備えている。この正極23は、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物であって、遷移金属はFe、Mn、Ni、Coから選ばれた1種以上であり、リンの一部はB、Alから選ばれた1種以上であるXに置換されており、XとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときX/(X+P)は0.01以上0.2以下、XがAlのときX/(X+P)は0.01以上0.15以下である、リチウム−遷移金属−リン複合酸化物、を含む活物質を含んでいる。
本発明のリチウム二次電池用活物質の製造方法は、(1)リチウム源と、遷移金属源と、リン源と、X源と、を混合して混合原料を作製する原料準備工程と、(2)上述の混合原料を焼成してオリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物となるように反応させる焼成工程と、(3)上述の焼成工程で得られた焼成物を解砕する解砕工程と、を含むものとしてもよい。
(1)原料準備工程
本発明のリチウム二次電池用活物質の製造方法により得られるリチウム−遷移金属−リン複合酸化物において、遷移金属はFe、Mn、Ni及びCoから1種以上を選択すればよいが、Feを選択することが好ましい。Feは資源として豊富であり、安価でもあるためである。また、XはB及びAlから1種以上を選択すればよく、Bを選択することが好ましい。XとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときには、X/(X+P)が0.01以上0.2以下となるようにすればよい。また、XがAlのときには、X/(X+P)が0.01以上0.15以下となるように配合すればよい。このような原料組成とすることで、サイクル後の負荷特性が向上する。さらに、XをBとするときにはX/(X+P)が0.01以上0.1以下となるようにすることが好ましい。このような原料組成とすることで、初期の容量も向上する。さらに、原料の配合は、後述する焼成工程で、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物のほかに、リン酸リチウムが形成されるような原料組成とすることが好ましい。これにより、サイクル後の負荷特性をより良好にできる。
リチウム源としては、例えば、炭酸リチウム(Li2CO3)や水酸化リチウム一水和物(LiOH・H2O)などの公知のリチウム化合物を用いることができる。リン源としては、例えば、リン酸二水素アンモニウム(NH42PO4)やリン酸水素二アンモニウム((NH42HPO4)などの公知のリン酸塩を用いることができる。このようにLi成分とPO4成分とをそれぞれ個別に含む化合物を用いてもよいが、Li成分とPO4成分との両方を含む化合物を用いることが秤量の回数を減らすことができるため好ましい。このような化合物としては、例えば、リン酸二水素リチウム(LiH2PO4)などが挙げられる。遷移金属源としては、遷移金属がFeを含む場合には、例えば、シュウ酸鉄(II)(FeC24)やフマル酸鉄(II)(FeC424)、塩化鉄(II)(FeCl2)などの公知の2価の鉄化合物を用いることができる。このうち、シュウ酸鉄(II)及びフマル酸鉄(II)がより好ましい。シュウ酸鉄(II)やフマル酸鉄(II)は塩化鉄(II)に比べて、焼成時に発生するガスの腐食性が低いためである。また、遷移金属がMnを含む場合には、例えば、炭酸マンガン(MnCO3)や塩化マンガン四水和物(MnCl2・4H2O)などの公知の2価のマンガン化合物を用いることができる。また、遷移金属がNiを含む場合には、例えば、酸化ニッケル(NiO)や水酸化ニッケル(Ni(OH)2)などの公知の2価のニッケル化合物を用いることができる。また、遷移金属がCoを含む場合には、例えば、酸化コバルト(CoO)や塩化コバルト(CoCl2)などの公知の2価のコバルト化合物を用いることができる。X源としては、XがBを含むときはホウ酸(H3BO3)などを用いることができる。XがAlのときは塩基性炭酸アルミニウムや水酸化アルミニウム(AL(OH)3)、酸化アルミニウムな(AL23)どを用いることができる。なお、各源は、ここに列記したものに限定されるものではない。
これらはいずれも粉末状のものを用いることができ、混合には通常の粉末の混合に用いられる方法を用いることができる。具体的には、特に限定されるものではないが、例えば、ボールミルやミキサ、乳鉢等を用いて混合する方法が挙げられる。また、乾式であっても湿式であってもよい。
(2)焼成工程
次に、得られた混合原料を焼成して、オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物となるように反応させる。混合原料は粉末状のものを使用してもよいが、固形物、例えば加圧によりペレット状に成型したものなどを用いてもよい。焼成条件は、特に限定されるものではないが、例えば、焼成温度は400℃以上であることが好ましく、600℃以上800℃以下であることがより好ましい。焼成温度が400℃以上では、反応が十分に進行し、結晶性が良好となる。また、800℃以下で焼成すると、過剰な粒成長を抑制できる。焼成時間は、混合物の焼成が完了するために十分な時間であれば特に限定されるものではないが、例えば、12時間程度であることが好ましい。焼成は、不活性雰囲気下など、酸素が存在しない環境下で行うことが好ましい。酸素が存在しない環境下で焼成を行うと、放電容量の低下につながる遷移金属の酸化を抑制できる。具体的には、特に限定されるものではないが、例えば、ヘリウムガスやネオンガス、アルゴンガスなどの希ガス属元素ガス気流下や、窒素ガスなどの不活性ガス気流下などが挙げられる。このとき、アルゴンガスは酸素より重いため、アルゴンガス気流下で行うことがより好ましい。
(3)解砕工程
これらの成分を含む焼成物は、一次粒子および二次粒子の集合体として得られると考えられるが、二次電池用活物質として用いるためには、導電材と混合し電子伝導性が高めることが好ましい。このため、焼成物を解砕することが好ましい。焼成物を解砕する方法としては、後述する導電材等と十分に混合できる程度に解砕することができる方法であれば特に限定されるものではないが、例えば、ボールミルやミキサ、乳鉢等を用いる方法が挙げられる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、リチウム二次電池は、本発明の活物質を正極活物質としているが、負極活物質としてもよい。この場合、正極としては、上述のリチウム二次電池用活物質よりもリチウムの吸蔵電位、放出電位が高い活物質を使用できる。例えば、LiCoO2やLiNiO2などを使用することができる。
上述した実施形態においては、製造方法は解砕工程を含んでいるが、この工程は省略してもよい。
[実験例1]
リチウム二次電池用活物質を以下のようにして作製した。まず、Li源としてLiOH・H2Oを、Li源及びリン源としてLiH2PO4を、Fe源としてFeC424を、X源(XはB)としてH3BO3を準備した。これらを、Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.99:0.01となるように秤量した(このときX/(X+P)は0.01)。次に、これらをエタノール中に分散させてボールミルで72時間混合した。混合後、真空中でエタノールを蒸発させ、粉末状の混合原料を得た。この混合原料2gをペレット状に成型し、焼成用試料とした。この焼成用試料を焼成炉中に配置し、Ar雰囲気下650℃で12時間焼成した。その後、乳鉢により粉末状にして、実験例1の粉末試料を得た。
このようにして得られた粉末試料のXRDプロファイルをX線回折装置(リガク製,RINT−2200)により測定した。その結果、ほぼオリビン型構造単相のLiFePO4に帰属するピークだけが観測された。後述する実験例2〜13においても、ほぼ同様の結果であった。代表例として、図2に実験例2、3、13のXRDプロファイルを示す。
このようにして得られた粉末試料を正極活物質として用い、これとカーボンブラック(東海カーボン株式会社製,#TB−5500)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とを重量パーセントが70:25:5になるように混合し、得られた混合粉末14.3mgをφ10mmのペレットに加圧成型した。そして、このペレットを用いてコイン型電池20を組み立てた。図1はコイン型電池20の構成の概略を示す断面図である。このコイン型電池20は以下の手順で組み立てた。SUS304製の電池ケース21を準備し、この電池ケース21の内部に負極22としてφ16mm、厚さ0.4mmのリチウム金属を配置し、ポリプロピレン製のセパレータ24を介して対向する位置に正極23を配置した。一方、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比が3:7となるように混合した混合有機溶媒に、電解質としてLiPF6を1Mの濃度となるように溶解させた溶液を調製し、これを電解液とした。そして、電池ケース21内にPTFE製のガスケット25を配置し、電解液を適量注入して含浸させた。最後に、電池ケース21の開口部にSUS304製の封口板26を配置し、電池ケース21の端部をかしめ加工することにより、電池ケース21を密封して、コイン型電池20を作製した(図1参照)。
次に、以下のようにして充放電試験を実施した。まず、作製したコイン型電池20を用いて、温度20℃の条件下で、0.2mAの電流で上限電圧4.2Vまで充電し、その後0.2mAの電流で下限電圧2.0Vまで放電し、0.2mAの電流値での放電容量を測定した。続いて、同条件で20サイクル充放電試験を行った後に、2mAの電流で上限電圧4.2Vまで充電し、その後、2mAの電流での放電容量を測定した。そして、放電容量を電池内の正極活物質重量で除することにより、放電容量密度を算出した。結果を表1に示す。なお、表1には後述する実験例2〜13のデータも示した。
Figure 2010123339
[実験例2〜6]
Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.97:0.03となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例2の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.03)。また、Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.9:0.1となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例3の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.1)。また、Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.85:0.15となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例4の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.15)。また、Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.8:0.2となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例5の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.2)。また、Li:Fe:P:Bのモル比が1:1:0.5:0.5となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例6の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.5)。これらの粉末試料を用いて、実験例1と同様にコイン型電池を作製し、充放電試験を行った。
[実験例7]
X源(XはAl)として、塩基性炭酸アルミニウム(和光純薬工業株式会社製)を用い、Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.99:0.01となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例7の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.01)。この粉末試料を用いて、実験例1と同様にコイン型電池を作製し、充放電試験を行った。
[実験例8〜12]
Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.97:0.03となるように秤量したこと以外は実験例7と同様に実験例8の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.03)。また、Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.9:0.1となるように秤量したこと以外は実験例7と同様に実験例9の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.1)。また、Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.85:0.15となるように秤量したこと以外は実験例7と同様に実験例10の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.15)。また、Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.8:0.2となるように秤量したこと以外は実験例7と同様に実験例11の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.2)。また、Li:Fe:P:Alのモル比が1:1:0.5:0.5となるように秤量したこと以外は実験例7と同様に実験例12の粉末試料を作製した(このときX/(X+P)は0.5)。これらの粉末試料を用いて、実験例1と同様にコイン型電池を作製し、充放電試験を行った。
[実験例13]
Li源及びP源としてLiH2PO4を、Fe源としてFeC424を、Li:Fe:Pのモル比が1:1:1となるように秤量したこと以外は実験例1と同様に実験例13の粉末試料を作製した。この粉末試料をX線回折装置により測定した。また、この粉末試料を用いて、実験例1と同様にコイン型電池を作製し、充放電試験を行った。
[実験結果]
図2に示すように、実験例2、3、13の粉末試料のXRDプロファイルからは、ほぼ、オリビン型構造のLiFePO4に帰属するピークだけが確認できた。リン量を減らしてB量を増やした実験例1〜6、P量を減らしてAl量を増やした実験例7〜12のいずれも同様の結果を得た。このことから、これらはいずれも、ほぼオリビン型構造単相であると考えられる。さらに詳細にXRDプロファイルを観察すると、実験例3において、リンを置換していない場合(実験例13)や、リンをBで置換しているがB量が少ない場合(実験例2)には見られなかったピークが確認された。これは、リン酸リチウムに帰属するピークである。このことから、B量を増やすと微量のリン酸リチウム が含まれることがわかった。特に、X/(X+P)が0.1以上であればリン酸リチウムが含まれやすかった。XがAlである場合にも同様の結果が得られると考えられる。
実験例1〜13の充放電試験の結果によると、XをBとしたとき、X/(X+P)が0.01以上0.2以下で20サイクル後の2mA放電容量密度が良好となった(実験例1〜5)。このうち、X/(X+P)が0.01以上0.1以下で初期の0.2mA放電容量密度も良好となった(実験例1〜3)。また、XをAlとしたとき、X/(X+P)が0.01以上0.15以下で20サイクル後の2mA放電容量密度が良好となった(実験例7〜10)。これは、上述したような適量のB、Alがリチウム−遷移金属−リン複合酸化物のリンの一部を置換したり、粒子の表面に析出していることによる効果であると考えられる。即ち、これにより、活物質間の界面抵抗が低下するなどして、優れた負荷特性が得られたと考えられる。
また、実験例3において20サイクル後2mA放電容量密度がもっとも良好となっている。実験例3の粉末試料には上述の通り、リン酸リチウムが含まれている。通常、リン酸リチウムはリチウムイオンの吸蔵放出に関与しないため、リン酸リチウムが観察された実験例3において放電容量密度が低下すると考えられる。それにもかかわらず良好な結果が得られたことから、リン酸リチウムが活物質中に存在し、又は活物質中に存在するように活物質を製造することで、サイクル後の負荷特性を向上させる効果があるものと考えられる。なお、XがAlである場合にも、同様の効果が得られると推察される。
なお、本実験においてはオリビン型構造のリチウム−鉄−リン複合酸化物を含む活物質について検討を行ったが、リチウム−マンガン−リン複合酸化物などのように基本骨格がオリビン型構造であるリチウム−遷移金属−リン複合酸化物を含む活物質であっても、同様の効果が得られると考えられる。
コイン型電池20の一例を示す構成の概略を表す断面図である。 XRDプロファイルを示すグラフである。
符号の説明
20 コイン型電池、21 電池ケース、22 負極、23 正極、24 セパレータ、25 ガスケット、26 封口板、27 非水電解液。

Claims (7)

  1. オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物を含むリチウム二次電池用活物質であって、
    前記遷移金属はFe、Mn、Ni及びCoから選ばれた1種以上であり、前記リンの一部はB及びAlから選ばれた1種以上であるXに置換されており、XとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときX/(X+P)は0.01以上0.2以下、XがAlのときX/(X+P)は0.01以上0.15以下である、
    リチウム二次電池用活物質。
  2. 前記リンの一部と置換された前記XはBであり、X/(X+P)は0.01以上0.1以下である、請求項1に記載のリチウム二次電池用活物質。
  3. 前記リチウム−遷移金属−リン複合酸化物は、リン酸リチウムを含有している、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用活物質。
  4. 正極活物質を含む正極と、
    負極活物質を含む負極と、
    前記正極と前記負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
    を備え、前記正極活物質又は前記負極活物質が、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウム二次電池用活物質である、リチウム二次電池。
  5. オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物を含むリチウム二次電池用活物質の製造方法であって、
    リチウム源と、遷移金属源(遷移金属はFe、Mn、Ni及びCoから選ばれた1種以上)と、リン源と、X源(Xはリンの一部と置換される元素であり、B及びAlから選ばれた1種以上)と、をXとPの総モル数に対するXのモル数の原料組成における比をX/(X+P)とすると、XがBのときX/(X+P)が0.01以上0.2以下、XがAlのときX/(X+P)が0.01以上0.15以下、となるように混合して混合原料を作製する原料準備工程と、
    前記混合原料を焼成してオリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物となるように反応させる焼成工程と、
    を含むリチウム二次電池用活物質の製造方法。
  6. 前記原料準備工程では、前記XがBのときX/(X+P)が0.01以上0.1以下、となるように混合して混合原料を作製する、請求項5に記載のリチウム二次電池用活物質の製造方法。
  7. 前記原料準備工程では、前記焼成工程で前記オリビン型構造を有するリチウム−遷移金属−リン複合酸化物のほかに、リン酸リチウムが形成されるような原料組成で混合原料を作製する、請求項5又は6に記載のリチウム二次電池用活物質の製造方法。
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