JP2010122827A - パラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラム - Google Patents

パラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置のパラメータの操作による省エネ効率の低下を適切に防止することのできるパラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】ネットワークを介して接続される画像形成装置の省エネモードへの移行の開始を検知する移行検知手段と、前記移行の開始の検知に応じ、前記画像形成装置より該画像形成装置のパラメータ情報を取得し、記憶手段に記録するパラメータ情報取得手段と、前記パラメータ情報の参照要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を出力するパラメータ情報出力手段とを有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、パラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラムに関し、特に省エネモードを有する画像形成装置のパラメータを操作するパラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置に設定可能な各種のパラメータをネットワークを介したPC(Personal Computer)等(以下、「クライアント」という。)より参照又は更新可能とされている。通常、クライアントに接続される表示装置(CRTディスプレイ又は液晶ディスプレイ)は、表示領域が大きく表示能力が高い。したがって、ユーザは、斯かる表示装置に表示される操作性に優れた画面を介して画像形成装置のパラメータの参照又は更新を行うことができる。
また、複数のクライアントを利用することにより、複数のユーザが並行してパラメータの参照又は更新を行うことができるといった利点もある。
ところで、一般的に画像形成装置には省エネモードと呼ばれる状態が存在する。省エネモードとは、省エネを目的として、無操作状態が一定時間継続した場合に画像形成装置の一部に対する電源の供給が停止される状態をいう。
特開2004−185635号公報
しかしながら、省エネ状態の画像形成装置において、ネットワークを介して何らかの要求が受信されると、当該画像形成装置は省エネ状態から復帰してしまう。したがって、パラメータの参照要求又は更新要求が頻繁に受信されると、画像形成装置の省エネ効率が低下してしまうという問題がある。特に、複数のクライアントが存在する場合、パラメータの参照要求又は更新要求の頻度は高まり、それに伴って省エネ効率はより低下するものと考えられる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、画像形成装置のパラメータの操作による省エネ効率の低下を適切に防止することのできるパラメータ操作装置、パラメータ操作方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、ネットワークを介して接続される画像形成装置の省エネモードへの移行の開始を検知する移行検知手段と、前記移行の開始の検知に応じ、前記画像形成装置より該画像形成装置のパラメータ情報を取得し、記憶手段に記録するパラメータ情報取得手段と、前記パラメータ情報の参照要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を出力するパラメータ情報出力手段とを有する。
このようなパラメータ操作装置では、画像形成装置のパラメータの操作による省エネ効率の低下を適切に防止することができる。
本発明によれば、画像形成装置のパラメータの操作による省エネ効率の低下を適切に防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。同図の情報処理システム1において、画像形成装置10と、アプリケーションサーバ20a及び20b(以下、総称する場合「アプリケーションサーバ20」という。)と、ユーザPC30と、管理サーバ40とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)によって接続されている。
アプリケーションサーバ20は、画像形成装置10又はユーザPC等よりネットワークを介して利用可能なアプリケーション(以下、「ネットアプリ」という。)を有するコンピュータである。換言すれば、本実施の形態では、ネットアプリが配置されたコンピュータをアプリケーションサーバ20という。すなわち、ネットアプリは、ネットワーク上の任意のコンピュータに配置することが可能である。
アプリケーションサーバ20aには機器パラメータ操作アプリ21が配置されている。機器パラメータ操作アプリ21は、画像形成装置10(機器)に関する各種パラメータ情報の参照又は更新等の機能をユーザPC30に対して提供するネットアプリであり、起動通知部211、連携部212、アプリ情報管理ファイル213、機器状態遷移検知部214、パラメータ取得部215、パラメータ提供部216、パラメータ更新部217、及びパラメータ管理部218等を有する。
起動通知部211は、機器パラメータ操作アプリ21が起動されたときに、機器パラメータ操作アプリ21が起動されたことを管理サーバ40に通知する。連携部212は、機器パラメータ操作アプリ21の利用者側(本実施の形態ではユーザPC30)とのコミュニケーション(情報のやりとり等)を制御する。アプリ情報管理ファイル213は、機器パラメータ操作アプリ21に対するアプリ情報を格納するファイルである。アプリ情報とは、ネットアプリの属性情報をいう。
機器状態遷移検知部214は、画像形成装置10の状態の遷移を検知する。本実施の形態において検知の対象となるのは、省エネモードへの移行と省エネモードからの復帰である。省エネモードとは、省エネを目的として、画像形成装置10の無操作状態が一定時間継続したときに画像形成装置10の一部(大部分)への電源の供給が停止される状態をいう。パラメータ取得部215は、画像形成装置10のパラメータ情報(パラメータ名及びパラメータ値)を画像形成装置10より取得する。取得されたパラメータ情報は、パラメータ管理部218へ保存される。パラメータ管理部218は、パラメータ情報を管理するための記憶領域である。パラメータ提供部216は、取得されたパラメータ情報をユーザPC30に提供する。パラメータ更新部217は、ユーザPC30からの要求に応じ画像形成装置10のパラメー情報(パラメータ値)の更新を行う。
なお、機器状態遷移検知部214、パラメータ取得部215、パラメータ提供部216、パラメータ更新部217、及びパラメータ管理部218は、ロジック部に含まれる。ロジック部とは、ネットアプリごとに実装内容が異なる部分であり、各ネットアプリの特徴的な機能が実装される部分である。すなわち、ロジック部の実装により各ネットアプリの機能が異なる。
一方、アプリケーションサーバ20bにはOCRアプリ22が配置されている。OCRアプリ22は、画像形成装置10においてスキャンされた画像データに対してOCR(Optical Character Reader)を実行し、その実行結果としてのテキストデータを所定の保存場所に保存するネットアプリである。OCRアプリ21は、起動通知部221、連携部222、設定情報ファイル223、及びOCR部224等を有する。
起動通知部221は、OCRアプリ22が起動されたときに、OCRアプリ22が起動されたことを管理サーバ40に通知する。連携部222は、OCRアプリ22の利用者側(本実施の形態では画像形成装置10)とのコミュニケーション(情報のやりとり等)を制御する。アプリ情報管理ファイル223は、OCRアプリ22に対する設定情報を格納するファイルである。OCR部224は、OCRアプリ22のロジック部であり、画像データに対するOCRの実行等を行う。
なお、図1では、各アプリケーションサーバ20にネットアプリは一つずつしか配置されていないが、一つのアプリケーションサーバ20に複数のネットアプリが配置されていてもよい。例えば、機器パラメータ操作アプリ21とOCRアプリ22とが同一のコンピュータに配置されていてもよい。
管理サーバ40は、広告部41及び仲介部42等を有するコンピュータである。広告部41は、ネットアプリからの起動の通知(起動通知)に応じ、当該ネットアプリが起動されたことを示す広告をネットワーク上に発行(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する。仲介部42は、ネットアプリとその利用者(ユーザPC30又は画像形成装置10)とのコミュニケーションを仲介する。
画像形成装置10は、印刷、スキャン、コピー、及びFAX送受信等の機能を一台の筐体によって実現する複合機である。但し、いずれか一つの機能を実現する装置(プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ等)を画像形成装置10として用いてもよい。画像形成装置10は、ネットアプリ検知部121、UI制御部122、ネットアプリ連携部123、機器制御部124、ネットアプリ管理テーブル125、状態遷移制御部126、及びパラメータ管理部127等を有する。
ネットアプリ検知部121は、管理サーバ40より発行される広告に基づいて、ネットアプリの存在を検知し、広告に含まれているアプリ情報をネットアプリ管理テーブル125に登録する。ネットアプリ管理テーブル125は、アプリ情報を管理するためのテーブルである。UI制御部122は、ユーザよりネットアプリの起動指示等の入力を受け付ける。ネットアプリ連携部123は、ネットアプリとのコミュニケーションを制御する。機器制御部124は、ネットアプリからの要求に応じ画像形成装置10のハードウェアを制御する。例えば、機器制御部124の制御により、スキャン又は印刷等が実行される。状態遷移制御部126は、画像形成装置10の状態の遷移(省エネモードへの移行又は省エネモードからの復帰)を制御する。例えば、状態遷移制御部126は、画像形成装置10の状態の遷移をネットワーク上に通知する。パラメータ管理部127は、画像形成装置10のパラメータ情報の管理を行う。
ユーザPC30は、画像形成装置10と並んでネットアプリをユーザに利用させる装置であり、ネットアプリ31、UI制御部32、ネットアプリ管理テーブル33、及びネットアプリ連携部34等を有する。これら各部の機能は、画像形成装置10におけるネットアプリ検知部121、UI制御部122、ネットアプリ連携部123、ネットアプリ管理テーブル125と同様である。
なお、ネットアプリの機能に応じてユーザPC30より利用可能なネットアプリと、画像形成装置10より利用可能なネットアプリとは異なりうる。
続いて、各装置のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図2において、画像形成装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、ネットワークインタフェース15、及び操作パネル16等のハードウェアを有する。
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、及びHDD114等より構成される。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記録されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等(例えば、例えば、ネットアプリ管理テーブル125)や画像形成装置10のパラメータ情報等が記録される。
スキャナ12は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェアである。プリンタは13、画像データを印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。ネットワークインタフェース15は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。操作パネル16は、ユーザからの入力の受け付けや、ユーザに対する情報の通知等を行うめのボタン、液晶パネル等を備えたハードウェアである。
図3は、本発明の実施の形態におけるアプリケーションサーバのハードウェア構成例を示す図である。図2のアプリケーションサーバ20は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置200と、補助記憶装置202と、メモリ装置203と、CPU204と、インタフェース装置205とを有するように構成される。
アプリケーションサーバ20での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体201によって提供される。プログラムを記録した記録媒体201がドライブ装置200にセットされると、プログラムが記録媒体201からドライブ装置200を介して補助記憶装置202にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体201より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置202は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。例えば、補助記憶装置202にはアプリ情報管理ファイル213又は223が記録される。また、補助記憶装置202の一部の記憶領域は、パラメータ管理部218として利用される。
メモリ装置203は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置202からプログラムを読み出して格納する。CPU204は、メモリ装置203に格納されたプログラムに従ってアプリケーションサーバ20に係る機能を実行する。インタフェース装置205は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、管理サーバ40やユーザPC30も図3と同様のハードウェア構成でよい。但し、ユーザPC30には、ユーザとのインタフェースである表示装置や入力装置(キーボード、マウス等)が接続される。
以下、情報処理システム1の処理手順について説明する。図4は、機器パラメータ操作アプリ起動時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
アプリケーションサーバ20aにおいて機器パラメータ操作アプリ21が起動されると、機器パラメータ操作アプリ21の起動通知部211は、アプリ情報管理ファイル213に格納されているアプリ情報を管理サーバ40の広告部41に送信することにより、機器パラメータ操作アプリ21の起動を通知する(S101)。
図5は、アプリ情報の構成例を示す図である。同図に示されるように、アプリ情報は、アプリID、連携機能識別子、ネットアプリアドレス、表示名、アイコンデータ、及び設定情報等を含む。
アプリIDは、各ネットアプリに一意に割り当てられた識別情報である。連携機能識別子は、ネットアプリの利用者側の装置(ネットアプリと連携する装置)が有している必要のある機能を識別するための情報である。連携機能識別子の一例として、「pc」、「scan」、「print」等がある。「pc」は、いわゆるPC(Personal Computer)を示す。本実施の形態においてユーザPC30はPCである。したがって、ユーザPCは当該連携機能識別子(pc)を満たす。「scan」は、スキャン機能を示す。本実施の形態において画像形成装置10はスキャン機能を有する。したがって、画像形成装置10は、当該連携機能識別子(scan)を満たす。「print」は、印刷機能を示す。本実施の形態において画像形成装置10は印刷機能を有する。したがって、画像形成装置10は、当該連携機能識別子(print)を満たす。
ネットアプリアドレスは、ネットワーク通信において各ネットアプリを一意に識別するための識別情報(例えば、URL等)である。表示名は、ネットアプリの名前の表示用の文字列である。アイコンデータは、ネットアプリの表示用のアイコンデータである。設定情報は、ネットアプリの実行条件に対する設定値を含む情報である。すなわち、設定情報を変更することにより、ネットアプリの振る舞いを変更することができる。
例えば、図6は、機器パラメータ操作アプリのアプリ情報の具体例を示す図である。図6に示されるように、機器パラメータ操作アプリ21のアプリ情報51の連携機能識別子は、「pc」である。したがって、機器パラメータ操作アプリ21の利用者側の装置は、PCである必要があることが分かる。また、表示名は「アプリA」である。なお、設定情報には、例えば、画像形成装置10のパラメータのうち操作(参照又は更新等)の対象とするパラメータのパラメータ名の一覧や、画像形成装置10の識別情報(IPアドレス又はホスト名等)が含まれる。すなわち、アプリ情報管理ファイル213を編集することにより、機器パラメータ操作アプリ21によって操作の対象とするパラメータを変更する(カスタマイズ)ことができる。
続いて、アプリ情報51の受信に応じ、管理サーバ40の広告部41は、アプリ情報51をネットワーク上に広告(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する。広告されたアプリ情報51は、画像形成装置10のネットアプリ検知部121とユーザPC30のネットアプリ検知部31とによって受信される(S102、S103)。以下、ネットアプリ検知部121及びネットアプリ検知部31を総称する場合、単に「ネットアプリ検知部」という。
各ネットアプリ検知部は、アプリ情報51に含まれている連携機能識別子(pc)に基づいて、当該ネットアプリ検知部が属する装置(画像形成装置10又はユーザPC30)がアプリ情報51に係るネットアプリ(機器パラメータ操作アプリ21)と連携可能であるか否かを判定する。画像形成装置10はPCではない。したがって、画像形成装置10のネットアプリ検知部121は、当該ネットアプリとは連携不可能であると判定し、受信されたアプリ情報を無視(破棄)する。一方、ユーザPC30は、PCである。したがって、ユーザPC30のネットアプリ検知部31は、当該ネットアプリとは連携可能であると判定し、受信されたアプリ情報をネットアプリ管理テーブル33に登録する。
以上によって、機器パラメータ操作アプリ21は、ユーザPC30に登録されたことになる。すなわち、機器パラメータ操作アプリ21の存在がユーザPC30に認識されたことになる。
ところで、アプリケーションサーバ20bにおいてOCRアプリ22が起動された際も、OCRアプリ22を対象として図4と同様の処理手順が実行される。この際、例えば図7に示されるアプリ情報52が、OCRアプリ22のアプリ情報として起動通知221より管理サーバ40の広告部41に送信され、広告部41によって広告される。
図7に示されるように、アプリ情報52の連携機能識別子は、「scan」である。画像形成装置10は、スキャン機能を有する。従って、アプリ情報52を受信した画像形成装置10のネットアプリ検知部121は、アプリ情報52をネットアプリ管理テーブル125に登録する。
一方、ユーザPC30は、スキャン機能を有さない。しかし、ユーザPC30のネットアプリ検知部31は、アプリ情報52についてもネットアプリ管理テーブル33に登録する。但し、アプリ検知部31は、連携不可能であることを示す情報(以下、「連携不可フラグ」という。)をアプリ情報52に関連付けてネットアプリ管理テーブル33に登録しておく。すなわち、ネットアプリ検知部31は、受信されたすべてのアプリ情報をネットアプリ管理テーブル33に登録し、連携不可能なネットアプリに係るアプリ情報に対しては、連携不可フラグを関連付けておく。
なお、各ネットアプリ検知部によるネットアプリとの連携の可否の判定方法の具体例としては、各装置(画像形成装置10、ユーザPC30)が提供可能な機能を示す情報を連携機能識別子と同一の識別子(以下、「提供機能識別子」という。)によって各装置の記憶装置に記録しておけばよい。例えば、画像形成装置10のHDD114には提供機能識別子として「print」、「scan」が記録されている。また、ユーザPC30には提供機能識別子として「pc」が記録されている。ネットアプリ検知部は、アプリ情報に含まれている連携機能識別子と一致する提供機能識別子があれば連携可能であると判定し、連携機能識別子と一致する提供機能識別子が無ければ連携不可能であると判定する。
続いて、ユーザPC30又は画像形成装置10よりネットアプリが利用される際の処理手順について説明する。図8は、ユーザPCより機器パラメータ操作アプリが利用される際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
ユーザPC30のユーザによりネットアプリの利用指示がユーザPC30に対して入力されると、UI制御部32は、ネットアプリ管理テーブル33に登録されている全てのアプリ情報に基づいて、ネットアプリ一覧画面をユーザPC30に接続されている表示装置に表示させる(S201)。
図9は、ネットアプリ一覧画面の表示例を示す図である。同図に示されるようにネットアプリ一覧画面510には、ネットアプリ管理テーブル33に登録されているネットアプリごとにアイコン511a及び511bと設定ボタン512a及び512bとが配置されている。
アイコンは、ネットアプリの実行指示を受け付けるためのボタンであり、アプリ情報に含まれているアイコンデータに基づいて表示される。但し、表示名を表示させるようにしてもよい。
設定ボタンは、ネットアプリの設定情報(アプリ情報の一部である設定情報)の表示指示を受け付けるためのボタンである。
なお、同図において、アイコン511a及び設定ボタン512aは、機器パラメータ操作アプリ21に対応するボタンである。アイコン511b及び設定ボタン512bは、OCRアプリ22に対応するボタンである。
ネットアプリ一覧画面510においてアイコン511aがユーザによって選択されると、ネットアプリ連携部34は、アイコン511aに対応するネットアプリ(機器パラメータ操作アプリ21)の利用要求を管理サーバ40の仲介部42に送信する(S202)。当該利用要求には、アイコン511aに対応するアプリ情報に含まれているネットアプリアドレスが指定される。
ネットアプリの利用要求に応じ、仲介部42は、指定されたネットアプリアドレスに対応する機器パラメータ操作アプリ21に対して利用要求を通知する(S203)。機器パラメータ操作アプリ21の連携部212は、当該利用要求を受信すると、パラメータ取得部215にパラメータ情報の取得を指示する。パラメータ取得部215は、当該指示に応じ、画像形成装置10に対しパラメータ情報の取得を要求する(S204)。なお、パラメータ情報の取得先の画像形成装置10の識別情報や、値の取得対象とするパラメータのパラメータ名等は、例えば、アプリ情報管理ファイル213に格納されているアプリ情報に含まれている設定情報において設定されている。
画像形成装置10のパラメータ管理部127は、パラメータ情報の取得要求に応じ、HDD114等に記録されているパラメータ情報を取得し、パラメータ取得部215に返信する(S205)。パラメータ取得部215は、取得されたパラメータ情報をパラメータ管理部218に保存する。
パラメータ情報の保存が完了すると、連携部222は、機器パラメータ操作アプリ21の利用準備の完了通知を管理サーバ40の仲介部42に送信する(S206)。仲介部42は、当該利用準備の完了通知をユーザPC30のネットアプリ連携部34に転送する(S207)。
利用準備の完了通知に応じ、ネットアプリ連携部34は、ネットアプリアドレスに基づいて機器パラメータ操作アプリ21に対してパラメータ情報の取得を要求する(S208)。当該要求に応じ、機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ提供部216は、パラメータ管理部218よりパラメータ情報を取得し、当該パラメータ情報をネットアプリ連携部34に返信する(S209)。続いて、UI制御部32は、ネットアプリ連携部34によって受信されたパラメータ情報の表示画面(パラメータ表示画面)を表示装置に表示させる(S210)。
図10は、パラメータ表示画面の表示例を示す図である。同図に示されるパラメータ表示画面520は、画像形成装置10のステータス情報、トナー情報、及び給紙トレイ情報等が表示対象とされた例に対応する。
続いて、パラメータ表示画面520に表示されたパラメータのうち、編集可能な(値の変更の可能な)パラメータの値がユーザによって変更され、OKボタン521が押下されると、ネットアプリ連携部34は、変更されたパラメータ情報を機器パラメータ操作アプリ21に対して送信する(S211)。続いて、機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ更新部217は、連携部212によって受信されたパラメータ情報の更新要求を画像形成装置10のパラメータ管理部127に送信する(S212)。パラメータ管理部127は、当該パラメータ情報に基づいて画像形成装置10のパラメータ情報を更新する。
なお、パラメータ管理部218に保存されているパラメータ情報は、更新してもよいししなくてもよい。パラメータ情報の参照の際には、ステップS204及びS205により画像形成装置10より最新のパラメータ情報が取得されるからである。
ところで、ネットアプリ一覧画面510において設定ボタンが選択されると、UI制御部32は、選択された設定ボタンに対応するアプリ情報に含まれている設定情報をネットアプリ管理テーブル33より取得し、当該設定情報を表示させる画面(設定情報表示画面)を表示装置に表示させる。したがって、例えば、設定ボタン512bが選択されると、OCRアプリ22に対する設定情報が表示される。
図11は、設定情報表示画面の表示例を示す図である。同図に示される設定情報表示画面530には、OCRアプリ22に対する設定情報として、OCRの対象とする文字の種類(ひらがな、カタカナ、漢字)や、OCRの対象とする画像の解像度等が表示されている。
設定情報表示画面530において設定情報が編集され、OKボタン531が押下されると、UI制御部32は、編集内容に基づいてネットアプリ管理テーブル33に保存されているOCRアプリ22の設定情報を更新する。また、ネットアプリ連携部34は、編集内容をOCRアプリ22に送信する。OCRアプリ22の連携部222は、受信された編集内容に基づいてアプリ情報管理ファイル223に含まれている設定情報を更新する。
なお、設定情報の表示及び更新は、機器パラメータ操作アプリ21についても同様に行える。すなわち、ユーザは、ユーザPC30によって、ネットワーク上に散在している各ネットアプリに対する設定情報の参照及び編集を一元的に行うことができる。
続いて、画像形成装置10が省エネモードに移行する際の処理手順について説明する。図12は、画像形成装置が省エネモードに移行する際に実行される処理手順を説明するためのシーケンス図である。
画像形成装置10の無操作状態が所定時間継続し、省エネモードへの移行が決定されると、状態遷移制御部126は、省エネモードへ移行することの通知(省エネモード移行通知)をネットワーク上に発行(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する(S301)。機器パラメータ操作アプリ21の機器状態遷移検知部214は、省エネモード移行通知の受信に基づいて画像形成装置10が省エネモードへ移行することを検知し、画像形成装置10が省エネモードであることを示す情報(以下、「省エネモード移行フラグ」という。)をRAM112に記録する。
省エネモード移行通知の送信元である画像形成装置10の識別情報がパラメータの操作対象の画像形成装置の識別情報としてアプリ情報管理ファイル213内の設定情報に登録されている場合、パラメータ取得部215は、図8のS204及びS205と同様の手順により画像形成装置10よりパラメータ情報を取得し、パラメータ管理部218に保存する(S302、S303)。
その後、画像形成装置10は省エネモードへ移行する。この状態において、ユーザPC30においてネットアプリ一覧画面510を介して機器パラメータ操作アプリ21の利用指示がユーザによって入力されたとする(すなわち、アイコン511aが選択されたとする)。その結果、図8のステップS202及びS203と同様の手順により、利用要求が機器パラメータ操作アプリ21の連携部212に伝達される(S304、S305)。
ここで、図8によれば、パラメータ取得部215による画像形成装置10からのパラメータ情報の取得処理が実行される。しかし、図12では、省エネモード移行フラグがRAM112に記録されている。そこで、機器パラメータ操作アプリ21は、パラメータ取得部215による画像形成装置10からのパラメータ情報の取得処理は実行せずに、連携部212によって利用準備の完了通知を管理サーバ40の仲介部42に送信する(S306)。仲介部42は、当該利用準備の完了通知をユーザPC30のネットアプリ連携部34に転送する(S307)。
続いて、図8のステップS208〜S210と同様の処理手順が実行され、パラメータ表示画面520がユーザPC30の表示装置に表示される(S308〜S310)。
続いて、パラメータ表示画面520に表示されたパラメータのうち編集可能なパラメータの値がユーザによって変更され、OKボタン521が押下されると、ネットアプリ連携部34は、変更されたパラメータ情報を機器パラメータ操作アプリ21に対して送信する(S311)。続いて、機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ更新部217は、連携部212によって受信されたパラメータ情報の更新要求を画像形成装置10のパラメータ管理部127に送信する(S312)。当該設定要求の受信に応じ、画像形成装置10は省エネモードから復帰する。省エネモードからの復帰後、パラメータ管理部127は、受信されたパラメータ情報に基づいて画像形成装置10のパラメータ情報を更新する。
図12の処理手順によれば、画像形成装置10が省エネモードへ移行した後は、パラメータ情報が更新されるまで画像形成装置10に対するアクセス(通信)は行われない。すなわち、パラメータ情報の参照(表示)においては、省エネモードへ移行する直前に画像形成装置10より取得され、パラメータ管理部218に保持されているパラメータ情報が利用されるため、画像形成装置10へのアクセスは行われない。したがって、パラメータ情報を表示させるために画像形成装置10が省エネモードから復帰してしまうことを回避することができ、省エネ効率を高めることができる。
続いて、省エネモードへ移行する際に画像形成装置10が実行する処理(省エネモード移行処理)の詳細について説明する。図13は、画像形成装置による省エネモード移行処理を説明するためのフローチャートである。
無操作状態の継続により省エネモードへの移行が決定されると、状態遷移制御部126は、省エネモード移行通知をネットワーク上に発行(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する(S351)。当該ステップは、図12のステップS301に対応する。続いて、状態遷移制御部126は、パラメータ情報の取得要求が受信されているか否かをパラメータ管理部127に問い合わせる(S352)。当該パラメータ情報の取得要求は、図12のステップS302に対応する。
パラメータ情報の取得要求が受信されている場合(S352でYES)、状態遷移制御部126は、パラメータ管理部127によるパラメータ情報の送信が完了するまで待機する(S353)。当該パラメータ情報の送信は、図12のステップS303に対応する。パラメータ管理部127によるパラメータ情報の送信が完了すると、状態遷移制御部126は、省エネモード移行通知の発行から所定時間が経過しているか否かを判定する(S354)。所定時間が経過していない場合(S354でNO)、状態遷移制御部126は、一定間隔を置いた後、ステップS352移行の処理を繰り返す。所定時間が経過している場合(S354でYES)、状態遷移制御部126は、画像形成装置10を省エネモードへ移行させる(S356)。
続いて、省エネモード中にパラメータ情報の更新要求が受信された際(図12のステップS312)に画像形成装置10によって実行される処理の詳細について説明する。図14は、省エネモード中にパラメータ情報の更新要求が受信された際に画像形成装置によって実行される処理手順を説明するためのフローチャートである。
パラメータ情報の更新要求が受信されると、状態遷移制御部126は、画像形成装置10を省エネモードから復帰させる(S371)。省エネモードからの復帰が完了すると、パラメータ管理部127は、受信されたパラメータ情報によって画像形成装置10のパラメータ情報を更新する(S372)。
なお、機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ更新部217は、画像形成装置10へのパラメータ情報の更新要求の送信を画像形成装置10が他の要因(例えば、ユーザによる操作パネル16の操作等、更新要求の受信以外の要因。)で省エネモードから復帰するまで待機するようにしてもよい。この場合、パラメータ更新部217は、ステップS311において受信されたパラメータ情報に基づいてパラメータ管理部218に保持されているパラメータ情報を更新する。その後、画像形成装置10が省エネモードから復帰すると、画像形成装置10の状態遷移通知部126は、省エネモードからの復帰通知(省エネモード復帰通知)をネットワーク上にブロードキャスト又はマルチキャスト等する。機器状態遷移検知部214によって当該省エネモード復帰通知が受信されると、パラメータ更新部217は、パラメータ管理部218に保持されているパラメータ情報を画像形成装置10に送信する。画像形成装置10のパラメータ管理部127は、受信されたパラメータ情報に基づいて画像形成装置10のパラメータ情報を更新する。
画像形成装置10へのパラメータ情報の更新要求の送信を画像形成装置10が省エネモードから復帰するまで待機するようにすることで、画像形成装置10が省エネモードから復帰する機会を更に減少させることができ、省エネ効率をより高めることができる。
続いて、画像形成装置10よりネットアプリが利用される際の処理手順について説明する。図15は、画像形成装置よりOCRアプリが利用される際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
画像形成装置10のユーザによりネットアプリの利用指示が画像形成装置10に対して入力されると、UI制御部122は、ネットアプリ管理テーブル125に登録されているアプリ情報に含まれているアイコンデータに基づいて、ネットアプリ一覧画面を操作パネル16に表示させる(S401)。当該ネットアプリ一覧画面には、ネットアプリ管理テーブル125に登録されているネットアプリのアイコンの一覧が表示される。なお、本実施の形態において、ネットアプリ管理テーブル125に登録されているアプリ情報は、OCRアプリ22に係るものだけである。したがって、本実施の形態におけるネットアプリ一覧画面には、OCRアプリ22に対応するアイコンが表示される。
ネットアプリ一覧画面においてOCRアプリ22に対応するアイコンがユーザによって選択され、操作パネル16上のスタートキーが押下されると、ネットアプリ連携部123は、OCRアプリ22の利用要求を管理サーバ40の仲介部42に送信する(S402)。当該利用要求には、OCRアプリ22のアプリ情報に含まれているネットアプリアドレスが指定される。
ネットアプリの利用要求に応じ、仲介部42は、指定されたネットアプリアドレスに係るOCRアプリ22に対して利用要求を通知する(S403)。OCRアプリ22の連携部222は、当該利用要求を受信すると、必要な初期処理をOCR部224に実行させる。初期処理が完了すると、連携部222は、OCRアプリ22の利用準備の完了通知を管理サーバ40の仲介部42に送信する(S404)。仲介部42は、当該利用準備の完了通知を画像形成装置10のネットアプリ連携部123に転送する(S405)。
利用準備の完了通知に応じ、ネットアプリ連携部123は、設定情報の送信要求をOCRアプリ22に送信する(S406)。ここで、OCRアプリ22の設定情報は、ネットアプリ管理テーブル125に登録されているOCRアプリ22のアプリ情報に含まれている。それにも拘わらずOCRアプリ22に対して設定情報の送信を要求するのは、ユーザPC30によってOCRアプリ22のアプリ情報ファイル223における設定情報が更新されている可能性があるからである。すなわち、ユーザPC30において表示されるネットアプリ一覧画面510では、OCRアプリ22の設定情報の編集が可能とされている。
なお、ユーザPC30によってOCRアプリ22の設定情報が更新された際に、ユーザPC30又はOCRアプリ22より画像形成装置10に対して設定情報が更新されたことを通知することで画像形成装置10のネットアプリ管理テーブル125において管理されている設定情報の整合性を図ることも考えられる。しかし、そのようにすると画像形成装置10に対するアクセス頻度が増加してしまう。その結果、画像形成装置10が省エネモードから復帰する機会が増加してしまい、省エネ効率が低下してしまうという問題がある。そこで、本実施の形態では、画像形成装置10に対する通知が行われることなく各ネットアプリの設定情報の更新が可能とされているのである。
すなわち、ユーザPC30によれば、画像形成装置10のパラメータ情報と、ネットワーク上に散在しているネットアプリの設定情報とを、一元的に、かつ、画像形成装置10の省エネ効率を低下させることなくユーザに操作させることができる。
続いて、OCRアプリ22の連携部222は、設定情報の送信要求を受信すると、アプリ情報管理ファイル223より設定情報を取得し、当該設定情報をネットアプリ連携部123に返信する(S407)。
画像形成装置10のネットアプリ連携部123は、設定情報を受信すると、OCRアプリ22の連携機能識別子(scan)と当該設定情報を指定して機器制御部124を呼び出す。呼び出された機能制御部175は、連携機能識別子によって識別されるスキャン機能を当該設定情報に基づいて実行する(S408)。すなわち、機能制御部175は、ユーザによって画像形成装置10にセットされた原稿に対するスキャンをスキャナ12に実行させ、その結果得られる画像データを機能の実行結果としてネットアプリ連携部123に出力する。
ネットアプリ連携部123は、機能の実行結果としての画像データをOCRアプリ22の連携部222に送信する(S409)。連携部222は、画像データを受信すると、当該画像データを利用した処理の実行をロジック部であるOCR部224に指示する。OCR部224は、当該画像データに対してOCRを実行し、画像データより抽出されたテキストデータを所定の保存場所に保存する(S410)。または、当該テキストデータが所定のメールアドレス宛に転送されてもよい。
OCR部224による処理が完了すると、連携部222は、OCRアプリ22の処理の終了通知を画像形成装置10のネットアプリ連携部123に送信する(S411)。ネットアプリ連携部123によって当該終了通知が受信されると、UI制御部122は、OCRアプリ22による処理の終了通知を操作パネル16に表示させる(S412)。
上述したように、第一の実施の形態の機器パラメータ操作アプリ21(アプリケーションサーバ20a)は、画像形成装置10が省エネモードへ移行する際にパラメータ情報を画像形成装置10より取得し保持しておく。その後にユーザPC30よりパラメータ情報の取得要求を受信した際は、保持しているパラメータ情報をユーザPCに返信する。したがって、ユーザによってパラメータ情報が参照されるたびに画像形成装置10の省エネモードが解除されてしまうのを防止することができ、省エネ効率を向上させることができる。
なお、機器パラメータ操作アプリ21は、必ずしもネットワークを介して利用されなくてもよい。例えば、機器パラメータ操作アプリ21はユーザPC30に配置されてもよい。この場合、機器パラメータ操作アプリ21は、ユーザによって直接操作されるユーザPC30上において上述した処理を実行することになる。
次に、第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では、第一の実施の形態と異なる点について説明する。したがって、特に言及しない点については第一の実施の形態と同様でよい。
図16は、第二の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。図16中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。同図では、各装置又は各ネットアプリの機能構成は省略されているが、当該機能構成は第一の実施の形態(図1)と同様でよい。
図16における情報処理システム2では、アプリケーションサーバ20cが追加されている。アプリケーションサーバ20cは、機器パラメータ操作アプリ21cを有する。機器パラメータ操作アプリ21cは、機器パラメータ操作アプリ21aと同一の機能を実行するネットアプリである。但し、機器パラメータ操作アプリ21cの設定情報(すなわち、操作対象とする画像形成装置10のパラメータ)は、機器パラメータ操作アプリ21aの設定情報と異なっていてもよい。なお、機器パラメータ操作アプリ21aは、第一の実施の機器パラメータ操作アプリ21であり、機器パラメータ操作アプリ21cとの混同を避けるため接尾子「a」を参照番号に付加している。以下、機器パラメータ操作アプリ21a及び21cを総称する場合、「機器パラメータ操作アプリ21」という。
図16より明らかなように、第二の実施の形態では、同一ネットワーク上に機器パラメータ操作アプリ21が少なくとも二つ存在する点が第一の実施の形態と異なる。ネットワーク上に複数の機器操作アプリ21が存在する場合、画像形成装置10が省エネモードへ移行する際には、機器操作アプリ21ごとに図12のステップS301〜S303が実行される。その結果、各機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ管理部218には、画像形成装置10のパラメータ情報が保持される。したがって、いずれか一つの機器操作アプリ21が画像形成装置10に対してパラメータ情報の更新要求(図12のステップS312)を送信した場合、画像形成装置10は、図14に示される処理の代わりに図17に示される処理を実行する。
図17は、第二の実施の形態において省エネモード中にパラメータ情報の更新要求が受信された際に画像形成装置によって実行される処理手順を説明するためのフローチャートである。図17中、図14と同一ステップには同一ステップ番号を付し、その説明は適宜省略する。
図17に示されるように、第二の実施の形態の画像形成装置10の状態遷移制御部126は、パラメータ管理部127によってパラメータ情報の更新が完了すると、パラメータ情報の更新通知をネットワーク上にブロードキャスト又はマルチキャスト等する(S373)。これにより、各機器パラメータ操作アプリ21に対して、パラメータ情報が更新されたことが通知される。当該パラメータの更新通知には、値が更新されたパラメータのパラメータ名が含まれていている。但し、パラメータ値は含まれていなくてもよい。また、当該パラメータ更新通知に、更新要求元の機器パラメータ操作アプリ21の識別情報(例えば、アプリID)が含まれていてもよい。
続いて、画像形成装置10からのパラメータの更新通知を受信した機器パラメータ操作アプリ21によって実行される処理を説明する。図18は、パラメータの更新通知に応じた機器パラメータ操作アプリが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
連携部212は、パラメータの更新通知を受信すると(S501)、更新されたパラメータが操作対象であるか否かを判定する(S502)。当該判定は、更新通知に含まれているパラメータ名と、アプリ情報管理ファイル213内に含まれている設定情報において操作対象として設定されているパラメータのパラメータ名とを比較することにより行えばよい。
更新されたパラメータが操作対象である場合(S502でYES)、パラメータ更新部217は、更新されたパラメータ情報によってパラメータ管理部218に保持されているパラメータ情報を更新する(S503)。この際、更新されたパラメータ情報が更新通知に含まれている場合は当該パラメータ情報によってパラメータ管理部218に対する更新を行えばよい。更新されたパラメータ情報が更新通知に含まれていない場合は、パラメータ取得部215が更新されたパラメータのうち、当該機器パラメータ操作アプリ21が操作対象とするパラメータのパラメータ情報を画像形成装置10のパラメータ管理部127より取得すればよい。
一方、更新されたパラメータが操作対象でない場合(S502でNO)、パラメータ更新部217は、当該更新通知を無視する。
なお、更新通知にアプリIDが含まれている場合、連携部212は、更新通知の受信に応じて当該アプリIDと、当該機器パラメータ操作アプリ21のアプリIDとを比較し、一致した場合は(すなわち、当該機器パラメータ操作アプリ21が更新要求元であった場合は)当該更新通知を無視するようにしてもよい。
なお、機器パラメータ操作アプリ21のパラメータ更新部217は、画像形成装置10へのパラメータ情報の更新要求の送信を画像形成装置10が他の要因(例えば、ユーザによる操作パネル16の操作等、更新要求の受信以外の要因。)で省エネモードから復帰するまで待機するようにしてもよいのは第二の実施の形態でも同様である。但し、この場合、画像形成装置10は、パラメータ情報の更新を適時に検知することができない。したがって、ユーザPC30からパラメータ情報の更新要求を受けた機器パラメータ操作アプリ21が、パラメータの更新通知をブロードキャスト又はマルチキャスト等するようにするとよい。そうすることで、他の機器パラメータ操作アプリ21において保持されているパラメータ情報の整合性を図ることができる。
上述したように、第二の実施の形態によれば、複数の機器パラメータ操作アプリ21が存在する場合であっても、各機器パラメータ操作アプリ21において保持されているパラメータ情報の整合性を適切に図ることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
第一の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアプリケーションサーバのハードウェア構成例を示す図である。 機器パラメータ操作アプリ起動時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 アプリ情報の構成例を示す図である。 機器パラメータ操作アプリのアプリ情報の具体例を示す図である。 OCRアプリのアプリ情報の具体例を示す図である。 ユーザPCより機器パラメータ操作アプリが利用される際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 ネットアプリ一覧画面の表示例を示す図である。 パラメータ表示画面の表示例を示す図である。 設定情報表示画面の表示例を示す図である。 画像形成装置が省エネモードに移行する際に実行される処理手順を説明するためのシーケンス図である。 画像形成装置による省エネモード移行処理を説明するためのフローチャートである。 省エネモード中にパラメータ情報の更新要求が受信された際に画像形成装置によって実行される処理手順を説明するためのフローチャートである。 画像形成装置よりOCRアプリが利用される際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 第二の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。 第二の実施の形態において省エネモード中にパラメータ情報の更新要求が受信された際に画像形成装置によって実行される処理手順を説明するためのフローチャートである。 パラメータの更新通知に応じた機器パラメータ操作アプリが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理システム
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 スキャナ
13 プリンタ
14 モデム
15 ネットワークインタフェース
16 操作パネル
20a、20b、20c アプリケーションサーバ
21 機器パラメータ操作アプリ
22 OCRアプリ
30 ユーザPC
31 ネットアプリ
32 UI制御部
33 ネットアプリ管理テーブル
34 ネットアプリ連携部
40 管理サーバ
41 広告部
42 仲介部
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 HDD
121 ネットアプリ検知部
122 UI制御部
123 ネットアプリ連携部
124 機器制御部
125 ネットアプリ管理テーブル
126 状態遷移制御部
127 パラメータ管理部
200 ドライブ装置
201 記録媒体
202 補助記憶装置
203 メモリ装置
204 CPU
205 インタフェース装置
211 起動通知部
212 連携部
213 アプリ情報管理ファイル
214 機器状態遷移検知部
215 パラメータ取得部
216 パラメータ提供部
217 パラメータ更新部
218 パラメータ管理部
221 起動通知部
222 連携部
223 設定情報ファイル
224 OCR部
B バス

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続される画像形成装置の省エネモードへの移行の開始を検知する移行検知手段と、
    前記移行の開始の検知に応じ、前記画像形成装置より該画像形成装置のパラメータ情報を取得し、記憶手段に記録するパラメータ情報取得手段と、
    前記パラメータ情報の参照要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を出力するパラメータ情報出力手段とを有するパラメータ操作装置。
  2. 前記パラメータ情報の更新要求の入力に応じ、前記パラメータ情報の更新要求を前記画像形成装置に送信する更新要求手段を有する請求項1記載のパラメータ操作装置。
  3. 前記パラメータ情報の更新要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を更新する更新手段と、
    前記画像形成装置の省エネモードからの復帰を検知する復帰検知手段と、
    前記復帰の検知に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報の更新要求を前記画像形成装置に送信する更新要求手段とを有する請求項1記載のパラメータ操作装置。
  4. 前記パラメータ情報の更新要求の入力に応じ、前記画像形成装置より前記パラメータ情報を取得している他のパラメータ操作装置に更新されたパラメータ情報を送信する通知手段を有する請求項2又は3記載のパラメータ操作装置。
  5. 他のパラメータ操作装置の前記更新要求手段によるパラメータ情報の更新要求に応じ前記画像形成装置より送信されるパラメータ情報の更新通知に基づいて、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を更新する手段を有する請求項2又は3記載のパラメータ操作装置。
  6. 前記画像形成装置にパラメータ情報の更新要求を送信した他のパラメータ操作装置からのパラメータ情報の更新通知に基づいて、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を更新する手段を有する請求項2乃至4いずれか一項記載のパラメータ操作装置。
  7. コンピュータが実行するパラメータ操作方法であって、
    ネットワークを介して接続される画像形成装置の省エネモードへの移行の開始を検知する移行検知手順と、
    前記移行の開始の検知に応じ、前記画像形成装置より該画像形成装置のパラメータ情報を取得し、記憶手段に記録するパラメータ情報取得手順と、
    前記パラメータ情報の参照要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を出力するパラメータ情報出力手順とを有するパラメータ操作方法。
  8. 前記パラメータ情報の更新要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を更新する更新手順と、
    前記画像形成装置の省エネモードからの復帰を検知する復帰検知手順と、
    前記復帰の検知に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報の更新要求を前記画像形成装置に送信する更新要求手順とを有する請求項7記載のパラメータ操作方法。
  9. 前記パラメータ情報の更新要求の入力に応じ、前記画像形成装置より前記パラメータ情報を取得している他のパラメータ操作装置に更新されたパラメータ情報を送信する請求項8記載の通知手順を有するパラメータ操作方法。
  10. コンピュータに、
    ネットワークを介して接続される画像形成装置の省エネモードへの移行の開始を検知する移行検知手順と、
    前記移行の開始の検知に応じ、前記画像形成装置より該画像形成装置のパラメータ情報を取得し、記憶手段に記録するパラメータ情報取得手順と、
    前記パラメータ情報の参照要求の入力に応じ、前記記憶手段に記録されているパラメータ情報を出力するパラメータ情報出力手順とを実行させるためのプログラム。
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